JP2004322706A - 車体前部構造 - Google Patents

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Gen Nishida
玄 西田
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Abstract

【課題】衝突体の受圧面積を拡大する。
【解決手段】ラジエータサポートサイド20のフランジ20Cとラジエータサポートロアクロス24の下壁部24Aの車幅方向両端部24Bとの間には、エネルギ吸収ブレース30の前部32が固定されており、エネルギ吸収ブレース30の前後方向中間部はパイプ34で構成されている。また、エネルギ吸収ブレース30の後部36はフロントサイドメンバ12の下部に固定されており、エネルギ吸収ブレース30の後部36はスタビライザー60の取付部となっている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車体前部構造に係り、特に、自動車等の車両における車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両における車体前部構造においては、スプリングサポートの剛性を高め、操縦安定性及びNV性能を向上するために、ラジエータサポートアッパにおける上壁部の車幅方向外側端部とサスペンションタワーとを連結するラジエータサポートサイドを配設し、このラジエータサポートサイドの後端部を、エプロンアッパメンバとプレートスプリングサポートとの双方に連結した構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−177636号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この車体前部構造では、車体前部が衝突体に衝突した際に、サイドメンバにおける前端部に配設されたバンパリインフォースメントのみをサスペンションメンバとラジエータサポートサイドより車体後方から支持するようになっている。この結果、衝突体の受圧面がバンパリインフォースメントとの当接面のみとなり衝突体の受圧面積が小さくなる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、衝突体の受圧面積を拡大できる車体前部構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車体前部構造は、車体前部に車体前後方向に沿って配設された左右一対のフロントサイドメンバと、
該左右一対のフロントサイドメンバの前端部に架設されたバンパリインフォースメントと、
前記フロントサイドメンバの前端下方に車幅方向に沿って配設されたラジエータサポートロアクロスと、
前記フロントサイドメンバの下方に車体前後方向に沿って配設され、前端部が前記ラジエータサポートロアクロスに、後端部が前記フロントサイドメンバに連結さた連結部材と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、車体と衝突体とが衝突すると、衝突体からバンパリインフォースメントに作用する荷重を車体後方からフロントサイドメンバで確実に受けることができると共に、衝突体からフロントサイドメンバの前端下方に車幅方向に沿って配設されたラジエータサポートロアクロスに作用する荷重を車体後方から連結部材を介してフロントサイドメンバで確実に受けることができる。この結果、車体に対する衝突体の受圧面がバンパリインフォースメントとの当接面と、ラジエータサポートロアクロスとの当接面との2箇所となり衝突体の受圧面積を拡大できる。
【0008】
また、請求項2記載の本発明は請求項1記載の車体前部構造において、前記エネルギ吸収部材の後端部がスタビライザー取付部となっていることを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、エネルギ吸収部材の後端部をスタビライザー取付部とすることで部品点数を低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の車体前部構造の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示す。
【0012】
図3に示される如く、自動車の車体前部(フロントボデー)10の下部には左右一対のフロントサイドメンバ12が車体前後方向に沿って配置されており(図3では、車体右側のみを示している)、このフロントサイドメンバ12は車体前後方向に沿った閉断面構造とされている。
【0013】
図4に示される如く、左右のフロントサイドメンバ12(図4では、車体右側のみを示している)の前端部12Aには、車幅方向に沿って配設されたフロントバンパリインフォースメント14が架設されており、このフロントバンパリインフォースメント14の前面14Aがバンパカバー(図示省略)を介して衝突体に当接するようになっている。
【0014】
図2に示される如く、フロントサイドメンバ12は前端部近傍の部位において前後に分割されており、分割部に形成された前側の連結フランジ12Bと後側の連結フランジ12Cとがボルト16とナット18とによって接合されている。また、連結フランジ12Bと連結フランジ12Cとの間には、ラジエータサポートサイド20の上下方向中間部20Aが挟持されている。
【0015】
図1に示される如く、ラジエータサポートサイド20の上端部20Bは、車幅方向に沿って配設されたラジエータサポートアッパクロス22に溶着されている。
【0016】
図2に示される如く、ラジエータサポートサイド20の下端部には、車幅方向外側へ向かって水平板状のフランジ20Cが形成されており、フランジ20Cの下面側には、車幅方向に沿って配設されたラジエータサポートロアクロス24の下壁部24Aの車幅方向両端部24Bが、ボルト26とナット28とによって接合されている。なお、ラジエータサポートロアクロス24の下壁部24Aの車体前端縁部には車体上方に向かって縦壁部24Cが形成されており、この縦壁部24Cがバンパカバー(図示省略)を介して衝突体に当接するようになっている。
【0017】
また、ラジエータサポートサイド20のフランジ20Cとラジエータサポートロアクロス24の下壁部24Aの車幅方向両端部24Bとの間には、連結部材としてのエネルギ吸収ブレース30の前部32の基部32Aが挟持されており、エネルギ吸収ブレース30の前部32は平板状とされている。
【0018】
エネルギ吸収ブレース30の前後方向中間部はパイプ34で構成されており、パイプ34の前端部34Aは、エネルギ吸収ブレース30の前部32の後端部32Bに溶着されている。また、パイプ34はフロントサイドメンバ12の下方に車体前後方向に沿って、車体前側下方から車体後側上方に向かって斜めに延設されており、後端部34Bは、エネルギ吸収ブレース30のスタビライザー取付部としての後部36に溶着されている。
【0019】
エネルギ吸収ブレース30の後部36の車体前後方向から見た断面形状は、開口部を車体上方に向けたコ字状とされている。また、エネルギ吸収ブレース30の後部36における下壁部36Aの前端部には、車体後側上方から車体前側下方に向かって斜めに傾斜部36Bが延設されており、この傾斜部36Bの上面にパイプ34の後端部34Bが溶着されている。
【0020】
図5に示される如く、エネルギ吸収ブレース30の後部36の車幅方向内側壁部36Cにおける上部には、前後一対の取付孔40が形成されており、これらの取付孔40と、フロントサイドメンバ12の車幅方向内側壁部12Dに形成された取付孔41とに挿通されたボルト42とフロントサイドメンバ12内に配設したナット44とによって、車幅方向内側壁部36Cはフロントサイドメンバ12の車幅方向内側壁部12Dの下部に固定されている。
【0021】
また、エネルギ吸収ブレース30の後部36の車幅方向外側壁部36Dにおける上端部には車幅方向外側に向かってフランジ36Eが形成されている。このフランジ36Eには、前後一対の取付孔46が形成されており、これらの取付孔46と、フロントサイドメンバ12の下壁部12Eに形成された取付孔48とに挿通されたボルト50とフロントサイドメンバ12内に配設したナット52とによって、フランジ36Eはフロントサイドメンバ12の下壁部12Eの車幅方向外側部に固定されている。
【0022】
また、エネルギ吸収ブレース30の後部36の下壁部36Aには、スタビライザ60の両端部60Aがブラケット62により固定されており、スタビライザ60の両端部60Aとブラケット62との間にはゴムブッシュ64が配設されている。
【0023】
図1に示される如く、ブラケット62の前端上部には車体前方へ向かってフランジ62Aが形成されており、ブラケット62の後端上部には車体後方へ向かってフランジ62Bがそれぞれ形成されている。
【0024】
図2に示される如く、ブラケット62のフランジ62A、62Bには、それぞれ取付孔66が形成されており、これらの取付孔66とエネルギ吸収ブレース30の後部36の下壁部36Aに形成された取付孔68とを挿通したボルト70とナット72とによって、ブラケット62がエネルギ吸収ブレース30の後部36に接合されている。
【0025】
次に本実施形態の作用について説明する。
【0026】
本実施形態では、車体の前端部と衝突体とが衝突した場合に、衝突体からフロントバンパリインフォースメント14に作用する荷重を車体後方からフロントサイドメンバ12で確実に受けることができると共に、衝突体からラジエータサポートロアクロス24に作用する荷重についても、ラジエータサポートロアクロス24を車体後方から支持するエネルギ吸収ブレース30を介してフロントサイドメンバ12で確実に受けることができる。
【0027】
この結果、車体に対する衝突体の受圧面がフロントバンパリインフォースメント14との当接面と、ラジエータサポートロアクロス24との当接面との2箇所になり、衝突体の受圧面積を拡大できる。このため、衝突体が局部的に大きな衝撃荷重を受けるのを防止できる。
【0028】
また、本実施形態では、エネルギ吸収ブレース30の後部36に、ブラケット62を介してスタビライザ60の両端部60Aを取付け、スタビライザー取付部としたため、スタビライザー取付部材を別途配設する必要が無く、部品点数を低減できる。更に、スタビライザ60の両端部60Aの支持剛性が高くなるため操縦安定性も向上する。
【0029】
また、本実施形態では、ラジエータサポートロアクロス24とフロントサイドメンバ12とをエネルギ吸収ブレース30で繋ぐため、車体剛性も向上する。
【0030】
また、本実施形態では、車体前衝突時にフロントサイドメンバ12の変形に加えてエネルギ吸収ブレース30の変形によっても衝突エネルギを吸収できるため、車体の衝突性能も向上する。
【0031】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。
【0032】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車体前部構造は、車体前部に車体前後方向に沿って配設された左右一対のフロントサイドメンバと、左右一対のフロントサイドメンバの前端部に架設されたバンパリインフォースメントと、フロントサイドメンバの前端下方に車幅方向に沿って配設されたラジエータサポートロアクロスと、フロントサイドメンバの下方に車体前後方向に沿って配設され、前端部がラジエータサポートロアクロスに、後端部がフロントサイドメンバに連結さた連結部材と、を有するため、衝突体の受圧面積を拡大できるという優れた効果を有する。
【0033】
また、請求項2記載の本発明は請求項1記載の車体前部構造において、前記エネルギ吸収部材の後端部がスタビライザー取付部となっているため、請求項1記載の効果に加えて、部品点数を低減できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車体前部構造における車体右側を示す車体斜め前方内側から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体前部構造における車体右側を示す車体斜め前方内側から見た分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体前部構造における車体右側を示す側断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車体前部構造における車体右側を示す平面図である。
【図5】図3の5−5線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
12 フロントサイドメンバ
14 フロントバンパリインフォースメント
20 ラジエータサポートサイド
22 ラジエータサポートアッパクロス
24 ラジエータサポートロアクロス
30 エネルギ吸収ブレース(連結部材)
32 エネルギ吸収ブレースの前部
34 エネルギ吸収ブレースのパイプ
36 エネルギ吸収ブレースの後部(スタビライザー取付部)
60 スタビライザ
62 ブラケット

Claims (2)

  1. 車体前部に車体前後方向に沿って配設された左右一対のフロントサイドメンバと、
    該左右一対のフロントサイドメンバの前端部に架設されたバンパリインフォースメントと、
    前記フロントサイドメンバの前端下方に車幅方向に沿って配設されたラジエータサポートロアクロスと、
    前記フロントサイドメンバの下方に車体前後方向に沿って配設され、前端部が前記ラジエータサポートロアクロスに、後端部が前記フロントサイドメンバに連結さた連結部材と、
    を有することを特徴とする車体前部構造。
  2. 前記エネルギ吸収部材の後端部がスタビライザー取付部となっていることを特徴とする請求項1記載の車体前部構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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