JP2004293688A - 折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構 - Google Patents

折畳み型電子機器及びそのヒンジ機構 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のヒンジ機構は部品点数が多く、コスト高で、組立分解に手間と時間を要し、これを具備した電子機器にも同様の問題があった。
【解決手段】本発明の折畳み型電子機器では、上筐体1に第一筒状体17および第二筒状体18が設けられ、下筐体2に第一筒状体17に連なる第三筒状体20および第二筒状体18の内側に嵌合するヒンジ軸22が設けられ、連通した第一筒状体17と第三筒状体20とがそれらの内側に嵌合されたヒンジユニット23によって回動可能に連結され、ヒンジ軸22が第二筒状体18の内側に回動可能に嵌合されている。本発明のヒンジ機構は、上筐体1に設けられた第一筒状体17および第二筒状体18と、下筐体2に設けられた第一筒状体17に連なる第三筒状体20および第二筒状体18の内側に嵌合するヒンジ軸22と、連通した第一筒状体17および第三筒状体20の内側に嵌合されるヒンジユニット23とを有する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折畳み型電子機器とそれに用いられるヒンジ機構とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、二以上の筐体をヒンジ機構によって回動可能に連結した折畳み型電子機器が広く普及している。例えば特許文献1には、第1筐体と第2筐体とが、第1ヒンジユニットおよび第2ヒンジユニットを備えたヒンジ部によって回動可能に連結された折畳み型携帯電話機が開示されている。より具体的には、前記第1筐体に同体である第1の筐体側連結部分と、前記第2筐体に同体である第2の筐体側連結部分とが前記第1ヒンジユニットによって同軸に回転自在に連結され、前記第1筐体に同体である第3の筐体側連結部分と、前記第2筐体に同体である第4の筐体側連結部分とが前記第2ヒンジユニットによって同軸に回転自在に連結されている折畳み型携帯電話機が開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、一方の筐体の両側にヒンジ軸を支持するヒンジ軸支持部が設けられ、このヒンジ軸支持部に支持されたヒンジ軸に、他方の筐体およびそのリアカバーに設けられたヒンジカバー部を回動可能に被せた折畳み型携帯通信機が開示されている。
【0004】
さらに、特許文献3には、上筐体の下ヒンジと、下筐体の上ヒンジとの係合によって形成された円柱状空洞に略円筒状のヒンジシャフトを挿入し、前記上筐体と下筐体とを回動可能に連結した折畳み型携帯電話機が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2002−344597号公報([0017]、第1図)
【特許文献2】特開平11−163986号公報([0014]、[0015]00、第2図)
【特許文献3】特開2002−290523号公報([0023]、第12図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に開示されている折畳み型携帯電話機には次のような課題があった。すなわち、前記ヒンジ部が二つのヒンジユニットを備えているため、部品点数が多く、生産コストが高く、組立や分解に時間や手間を要する。また、前記ヒンジ部内の空洞(より具体的には、第1〜第4の筐体側連結部分の内部空間)に、第1および第2筐体内に配置されている電子部品や回路基板同士を接続するための配線やフレキシブル基板を通す必要があるが、その空洞の大部分がヒンジユニットによって占められてしまうので、前記配線やフレキシブル基板を通すためのスペース確保に苦慮する。なお、以上の技術的課題は特許文献1記載の折畳み型携帯電話機に特有のものではなく、二以上の筐体を二以上のヒンジユニットによって回動可能に連結した折畳み型電子機器に共通する課題である。
【0007】
前記特許文献2に開示されている折畳み型携帯電話機には次のような課題があった。すなわち、ヒンジ軸が筐体の幅方向一端から他端まで渡されているので、二つの筐体内に配置されている電子部品や回路基板同士を接続するためのフレキシブル・プリント回路体(前記フレキシブル基板に相当)を、前記ヒンジ軸を避けて実装する必要があり、実装作業に時間と手間を要する。特許文献2には、前記フレキシブル・プリント回路体を前記ヒンジ軸の周囲に掛け回すように実装することが開示されている。しかし、このような実装方法を採用した場合、一度実装されたフレキシブル・プリント回路体を取り外すためには、該回路体と基板コネクタとの接続を解除しなくてはならず手間と時間を要する。さらに、その後の再実装の際には、フレキシブル・プリント回路体を再度ヒンジ軸周りに掛け回さなくてはならず、さらなる手間と時間を要する。かかる技術的課題は、特許文献2記載の折畳み型携帯電話機に特有のものではなく、特許文献2に開示されているヒンジ機構と同様のヒンジ機構を備えた折畳み型電子機器に共通する課題である。
【0008】
前記特許文献3に開示されている折畳み型携帯電話機には次のような課題があった。すなわち、特許文献3に開示されている折畳み型携帯電話機では、上下の筐体の幅方向一方側にのみ設けられたヒンジによって二つの筐体が連結されており、上下の筐体の幅方向他方側は互いに連結されていない。このため、連結強度が不十分で外力に弱く、二つの筐体間で捩れやガタツキが発生し易い。かかる技術的課題は、特許文献3記載の折畳み型携帯電話機に特有のものではなく、特許文献3に開示されているヒンジ機構と同様のヒンジ機構を備えた折畳み型電子機器に共通する課題である。
【0009】
本発明は上記課題に鑑み、シンプルな構造でありながら十分な連結強度を有し、部品点数も少なく、内部に配線やフレキシブル基板等を通す十分なスペースを確保することもできる折畳み型電子機器用のヒンジ機構とそれを備えた折畳み型電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の折畳み型電子機器は、一方の筐体に第一筒状体および第二筒状体が設けられ、他方の筐体に前記第一筒状体に連なる第三筒状体と、前記第二筒状体の内側に嵌合するヒンジ軸とが設けられ、連通した前記第一筒状体と第三筒状体とがそれらの内側に嵌合されたヒンジユニットによって回動可能に連結され、前記ヒンジ軸が前記第二筒状体の内側に回動可能に嵌合されていることを特徴とする。かかる特徴を有する本発明の折畳み型電子機器では、二以上の筐体が開閉軸上の二ヶ所で連結されているので十分な連結強度が確保される。また、ヒンジユニットは二ヶ所の連結部分の一方にしか用いられておらず、他方の連結部分は筐体と一体成形されたヒンジ軸および第三筒状体によって構成されている。従って、部品点数や生産コストが低減されると共に、前記筒状体の内部に配線やフレキシブル基板を実装するための十分なスペースが確保される。
【0011】
また、上記目的を達成のために、本発明の折畳み型電子機器のヒンジ機構は、一方の筐体に設けられた第一筒状体および第二筒状体と、他方の筐体に設けられた前記第一筒状体に連なる第三筒状体と、他方の筐体に設けられた前記第二筒状体の内側に嵌合するヒンジ軸と、連通した前記第一筒状体および第三筒状体の内側に嵌合されるヒンジユニットとを有することを特徴とする。かかる特徴を有する本発明の折畳み型電子機器のヒンジ機構によれば、二以上の筐体を開閉軸上の二ヶ所で連結できるので十分な連結強度が確保される。また、ヒンジユニットは二ヶ所の連結部分の一方にしか用いられておらず、他方の連結部分は筐体と一体成形されたヒンジ軸および第三筒状体によって構成されている。従って、部品点数や生産コストが低減されると共に、前記筒状体の内部に配線やフレキシブル基板を実装するための十分なスペースが確保される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の折畳み型電子機器の実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態に示す折畳み型電子機器は携帯電話機である。この携帯電話機は、図1、図2に示すように、上筐体1と下筐体2とが本発明のヒンジ機構3によって回動可能に連結されている。ここで、上筐体1は、例えば射出成形法によって成形された上筐体フロントケース4および上筐体リアケース5からなる。下筐体2は同様の製法によって成形された下筐体フロントケース6および下筐体リアケース7からなる。
【0013】
上筐体1は、アンテナ8と、受話部(不図示)と、表示部としてのLCD(Liquid Crystal Display)9とを備えており、上筐体フロントケース4には、前記受話部の一部であるスピーカーに対応して形成された受話音穴10と、LCD9の表示面を露出して外部から目視を可能とする表示窓11とが設けられ、表示窓11にはこれから露出したLCD9の表示面を保護する透明樹脂板12が嵌め込まれている。
【0014】
また、下筐体2は、入力部としての複数の入力キー13と、電源収容空間(不図示)と、送話部(不図示)とを備えており、下筐体フロントケース6には、前記送話部の一部であるマイクに対応して形成された送話音穴14が設けられ、下筐体リアケース7には、前記電源収容空間を閉塞する蓋15が着脱可能に設けられている。もっとも、上筐体1および下筐体2には、携帯電話機としての諸機能を実現するために必要な上述の部品以外の各種電子部品や回路が個別に、またはアセンブリ(assembly)状態で実装されていることは勿論である。
【0015】
次に、上筐体1と下筐体2とを回動可能に連結しているヒンジ機構3について詳しく説明する。このヒンジ機構3は、図3に示すように、上筐体1の下端側面16に設けられた第一筒状体17および第二筒状体18と、下筐体2の上端側面19に設けられた第三筒状体20と、第四筒状体21およびヒンジ軸22と、両筐体1、2とは別体のヒンジユニット23とから構成されている。
【0016】
第一筒状体17は、上筐体フロントケース下端側面16aに一体成形されている。一方、第二筒状体18は、上筐体フロントケース下端側面16aに一体成形された半筒24と、上筐体リアケース下端側面16bに一体成形された半筒25とによって構成されており、上筐体フロントケース4と上筐体リアケース5とを突き合わせて上筐体1を組み立てると、両半筒24、25も同時に突き合わされて第二筒状体18が形成されるようにしてある。第一筒状体17の内面には、後述するヒンジユニット23の第二凹溝32と係合可能な第二凸条33が突設されている(図6(b)参照)。
【0017】
第三筒状体20は、下筐体フロントケース上端側面19aに一体成形されている。一方、第四筒状体21は、下筐体フロントケース上端側面19aに一体成形された半筒28と、下筐体リアケース下端側面19bに一体成形された半筒29とによって構成されており、下筐体フロントケース6と下筐体リアケース7とを突き合わせて下筐体2を組み立てると、両半筒28、29も同時に突き合わされて第四筒状体21が形成されるようにしてある。さらに、ヒンジ軸22は、下筐体フロントケース上端側面19aに一体成形されており、第二筒状体18と同一の外径を有し、同筒状体18の内側に嵌合不能な大径部30と、大径部30の端面から突設され、第二筒状体18の内側に嵌合可能な外径を有する小径部31とから形成されている。第三筒状体20の内面には、後述するヒンジユニット23の第一凹溝26と係合可能な第一凸条27が突設されている(図6(a)参照)。
【0018】
ヒンジユニット23は、図4に示すように、固定軸36と回転軸37とから構成されており、両軸36、37はその軸回りに相対的に回転可能としてある。また、固定軸36の外周面には、第三筒状体20の第一凸条27と係合可能な第一凹溝26が形成され、回転軸37の外周面には、第一筒状体17の第二凸条33と係合可能な第二凹溝32が形成されている。さらに、回転軸37の先端には、第一筒状体17に形成されている係止受部35に係止および係止解除可能な二対の係止爪34が突設され、固定軸36の後端には、外装用のヒンジキャップ38が装着されている。
【0019】
次に、上述のヒンジ機構3によって上筐体1と下筐体2とを回動可能に連結するための工程(上筐体1および下筐体2の組立工程)を説明する。まず、上筐体フロントケース4および下筐体フロントケース6をひっくり返し、それぞれの開口部を上向きにした状態で、上筐体フロントケース4の第一筒状体17を下筐体フロントケース6の第三筒状体20と半筒28の間に差し入れ、第一筒状体17と第三筒状体20の筒穴同士を連通させる。次に、連通した第一筒状体17と第三筒状体20の筒穴にヒンジユニット23を挿入する。このとき、上筐体フロントケース4と下筐体フロントケース6とを180度開いた状態としておく。かかる状態としておくことで、第三筒状体20の第一凸条27および第一筒状体17の第二凸条33がヒンジユニット23の第一凹溝26および第二凹溝32に嵌合可能となり、ヒンジユニット23が連通した第一筒状体17および第三筒状体20の筒穴内へ挿入される。なお、ヒンジユニット23が挿入されると、ヒンジユニット23の固定軸36に形成されている第一凹溝26に第三筒状体20の第一凸条27が嵌合し、固定軸36と第三筒状体20とが相対回転不能となる。また、ヒンジユニット23の回転軸37に形成されている第二凹溝32に第一筒状体17の第二凸条33が嵌合し、回転軸37と第一筒状体17とが相対回転不能となる。さらに、ヒンジユニット23の係止爪34が係止受部35に係止して抜け止めされる。その後、上筐体フロントケース4および下筐体フロントケース6内に必要な回路基板およびこれら基板同士を接続するフレキシブル基板を落とし込んでから、下筐体フロンケース6の上に下筐体リアケース7を被せて下筐体2を組み立てる。このとき、半筒28、29が突き合わされて第四筒状体21が形成される。次に、上筐体リアケース5を、半筒25をヒンジ軸22の小径部31に被せるようにして上筐体フロントケース4の上に被せ、上筐体1を組み立てる。これによって、半筒24、25が突き合わされて第二筒状体18が形成されると共に、その第二筒状体18の内側にヒンジ軸22の小径部31が嵌合される。なお、小径部31が第二筒状体18の内側に嵌合されたヒンジ軸22の大径部30は、その端面が第二筒状体18の端面に突き合わされ、外周面が二筒状体18の外周面と面一となる。以上によって、上下の筐体1、2がそれらの幅方向他端側において回動可能に連結される。すなわち、上下の筐体1、2は、それらの幅方向中心を通る直線(図5に一点鎖線Z−Zで示す)を挟んで一端側(右側)がヒンジ軸22によって回動可能に連結され、他端側(左側)がヒンジユニット23によって回動可能に連結される。
【0020】
なお、説明は省略したが、前記組立工程の好適な段階において、前記以外の回路基板や電子部品を個別に、またはアセンブリ(assembly)されたこれら電子部品等を上筐体1または下筐体2の内部に実装する場合もある。また、上筐体1内に実装された電子部品や回路と、下筐体2内に実装された電気部品や回路とを接続するフレキシブル基板や配線等は、上筐体1または下筐体2から引き出し、第二筒状体18および第四筒状体21の内部空間39(図5参照)を通して下筐体2または上筐体1に引き込むことができる。
【0021】
ここで、ヒンジユニット23は、上筐体1と下筐体2を閉じたとき(図2に示す状態のとき)に向い合う上筐体1の内面と下筐体2の内面とがなす角度θが0度〜5度の範囲では、上筐体1および下筐体2を閉じる方向へ作用するトルク(回転力)を発生し、155度〜160度の範囲では開く方向へ作用するトルクを発生し、それ以外の範囲では現在の角度θを維持する機能を有する。ヒンジユニット23は前記諸機能を実現するための機構を備える関係上、その小型化には自ずと限界がある。さらに、その直径は第一筒状体17および第三筒状体20との関係で制限を受ける。従って、どうしてもある程度以上の全長を確保しなくてはならない。しかし、ヒンジユニット23の全長が長くなればなる程、内部空間39が狭くなり、前記配線やフレキシブル基板を取り回しに苦慮する結果となる。一方、ヒンジ軸22は単なる回転軸であり、ヒンジユニット23のような複雑な機構を備えている必要はなく、小型化が容易である。そこで、本発明では、ヒンジ軸22の全長をヒンジユニット23の全長よりも短くして、すなわち、第二筒状体18へのヒンジ軸22の嵌合長を第一および第三筒状体17、20へのヒンジユニット23の嵌合長よりも短くして、内部空間39を可及的に広げてある。もっとも、可及的に広い内部空間39を確保するといった観点からは、ヒンジ軸22の全長は短ければ短いほど好都合であるが、所期の連結強度を確保する上で必要最低限の全長を確保する必要があることは勿論である。尚、前記角度θが160度に達すると、上筐体リアケース下端端面16bと、下筐体リアケース上端側面19bとが当接し、上下の筐体1、2はそれ以上開かなくなる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の折畳み型電子機器は、二以上の筐体が回動可能に連結された折畳み型電子機器であって、一方の筐体に第一筒状体および第二筒状体が設けられ、他方の筐体に前記第一筒状体に連なる第三筒状体と、前記第二筒状体の内側に嵌合するヒンジ軸とが設けられ、連通した前記第一筒状体と第三筒状体とがそれらの内側に嵌合されたヒンジユニットによって回動可能に連結され、前記ヒンジ軸が前記第二筒状体の内側に回動可能に嵌合されている。すなわち、二つの筐体が二ヶ所で回動可能に連結されているので、十分な連結強度が確保され、捩れやガタツキが発生し難い。また、二ヶ所の連結部分のうち、一方にのみヒンジユニットを用い、他方には筐体と一体成形されたヒンジ軸を用いているので、部品点数が削減され、生産コストが低減する。さらに、ヒンジ機構の部品点数が少なく、構造も簡易なので、組立分解に要する手間や時間が低減される。加えて、一方の連結部分に小型化が容易なヒンジ軸を用いたので、前記第二筒状内にフレキシブル基板や配線等を通すための十分に広い内部空間を確保可能である。
【0023】
本発明の折畳み型電子機器のヒンジ機構は、電子機器を構成する二以上の筐体を回動可能に連結する折畳み型電子機器のヒンジ機構であって、一方の筐体に設けられた第一筒状体および第二筒状体と、他方の筐体に設けられた、前記第一筒状体に連なる第三筒状体と、他方の筐体に設けられた前記第二筒状体の内側に嵌合するヒンジ軸と、連通した前記第一筒状体および第三筒状体の内側に嵌合されるヒンジユニットとを有する。従って、電子機器の筐体同士が二ヶ所で回動可能に連結し、捩れやガタツキが発生し難い高強度の連結を実現可能である。また、前記二ヶ所の連結部分のうち、一方にのみヒンジユニットを用い、他方には筐体と一体成形されたヒンジ軸を用いているので、ヒンジ機構の部品点数が削減され、生産コストが低減し、引いては電子機器の全体の部品点数削減、生産コスト低減が実現される。さらに、部品点数が少なく、構造も簡易なため、組立分解に要する手間や時間も低減される。加えて、一方の連結部分に小型化が容易なヒンジ軸を用いたので、前記第二筒状内にフレキシブル基板や配線等を通すための十分に広い内部空間を確保可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折畳み型電子機器の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す折畳み型電子機器の上筐体と下筐体とが閉じられた状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す折畳み型電子機器が備えるヒンジ機構を示す模式的分解図である。
【図4】図3に示すヒンジ機構を構成するヒンジユニットを示す模式的平面図である。
【図5】図1に示す折畳み型電子機器が備えるヒンジ機構を示す模式的断面図である。
【図6】(a)は、図5のX−X断面の模式図、(b)は図5のY−Y断面の模式図である。
【符号の説明】
1 上筐体
2 下筐体
3 ヒンジ機構
4 上筐体フロントケース
5 上筐体リアケース
6 下筐体フロントケース
7 下筐体リアケース
17 第一筒状体
18 第二筒状体
19 上端側面
20 第三筒状体
21 第四筒状体
22 ヒンジ軸
23 ヒンジユニット

Claims (7)

  1. 二以上の筐体が回動可能に連結された折畳み型電子機器であって、一方の筐体に第一筒状体および第二筒状体が設けられ、他方の筐体に前記第一筒状体に連なる第三筒状体と、前記第二筒状体の内側に嵌合するヒンジ軸とが設けられ、連通した前記第一筒状体と第三筒状体とがそれらの内側に嵌合されたヒンジユニットによって回動可能に連結され、前記ヒンジ軸が前記第二筒状体の内側に回動可能に嵌合されていることを特徴とする折畳み型電子機器。
  2. 前記第二筒状体への前記ヒンジ軸の嵌合長は、前記第一および第三筒状体への前記ヒンジユニットの嵌合長よりも短いことを特徴とする請求項1記載の折畳み型電子機器。
  3. 前記ヒンジ軸は、大径部と、この大径部の端面から突出する小径部とによって形成され、前記小径部は前記第二筒状体の内側に嵌合されており、前記大径部の端面は前記第二筒状体の端面に突き合わされており、同大径部の外周面と同二筒状体の外周面とは面一とされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の折畳み型電子機器。
  4. 二以上の筐体の一つには、受話部と表示部とが設けられ、他の一つの筐体には、送話部と入力部とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の折畳み型電子機器。
  5. 電子機器を構成する二以上の筐体を回動可能に連結する折畳み型電子機器のヒンジ機構であって、一方の筐体に設けられた第一筒状体および第二筒状体と、他方の筐体に設けられた前記第一筒状体に連なる第三筒状体と、他方の筐体に設けられた前記第二筒状体の内側に嵌合するヒンジ軸と、連通した前記第一筒状体および第三筒状体の内側に嵌合されるヒンジユニットとを有することを特徴とする折畳み型電子機器のヒンジ機構。
  6. 前記第二筒状体への前記ヒンジ軸の嵌合長は、前記第一および第三筒状体への前記ヒンジユニットの嵌合長よりも短いことを特徴とする請求項5記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構。
  7. 前記ヒンジ軸は、大径部と、この大径部の端面から突出する小径部とによって形成され、前記大径部は前記第二筒状体の内側に嵌合不能な外径を有し、前記小径部は前記第二筒状体の内側に嵌合可能な外径を有し、前記小径部を前記第二筒状体の内側に嵌合させると、前記大径部の外周面と前記第二筒状体の外周面とが面一になることを特徴とする請求項または請求項5または請求項6記載の折畳み型電子機器のヒンジ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007183018A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Daikin Ind Ltd 空気調和機

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