JP2004289307A - 画像記録再生装置 - Google Patents

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Mitsuteru Matsunaga
光輝 松永
Kazuma Ota
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Abstract

【課題】カメラ本体の温度が、記録用メモリの温度範囲を超えた場合で、撮影した画像データを失わないようにする。
【解決手段】被写体の光信号から画像データを形成する画像データ形成手段と、画像データを記録する内部記録手段と、画像データを記録する1又は複数の着脱可能な外部記録媒体記録手段と、複数の記録手段の1つを画像データ記録用記録手段として記録先設定を行う記録先設定手段と、複数の記録手段毎の使用温度範囲を予め記憶している記憶手段と、画像データをネットワークを介して画像受信・記録手段に送信する送信手段と、温度を検知する温度センサとを備えた画像記録再生装置であって、温度センサによって検知された本体内の温度が、記録先設定手段により記録先設定がなされている画像データ記録用記録手段の使用温度範囲を超えた温度が検知されたときは、画像データを他の記録手段に記録する制御を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本願発明は、複数の記録媒体を備えた画像記録再生装置に関し、特に、装置本体の温度状態により、最適の記録媒体を選択できるように制御する携帯型の画像記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型画像記録再生装置、例えば、デジタルスチルカメラは、撮像した画像データをCCDにより電気信号に変換して画像データを生成し、この画像データを制御装置(CPU)により書き込み・保存するために、内蔵形式の内部記録媒体用内部記録装置(SDRAM等)、着脱可能な外部記録媒体用外部記録装置(メモリスティク等)や、無線/有線等の通信手段により、他の電子機器の遠隔記録媒体に記録させるためのインターフェースを備えた遠隔記録制御装置を備えたものがある。
【0003】
これらの記録媒体に記憶される画像データは1つの画像を構成する画像データ量が極めて多く、記憶容量のかなり大きい記憶媒体でないと、保存できる画像数が限られることとなる。
このため、外部記憶媒体用のインターフェースを複数設け、内部の制御装置によって自動、手動で切り替え、多数の画像を記憶できるようにしたものもある。
【0004】
デジタルスチルカメラの内部記録媒体としては、DRAMやSDRAMが用いられている。DRAMは、揮発性のためバックアップ電源が必要であり、画像データの保存用としては記憶容量が少なめであるが、書き込みスピードが高速であるため、撮影直後の画像データの書き込み・保存や、連写時の画像データの一時的確保の用途に適している。
【0005】
デジタルスチルカメラの外部記録媒体としては、一般にメモリーを内蔵した名刺サイズ程度のカード型のメモリーカードと呼ばれるものが普及しており、外部記録装置に挿脱して使用される。
メモリーカードには、メモリースティック、コンパクトフラッシュ(CFカード)、スマートメディア、等がある。
これらのメモリーカードは、不揮発性でバックアップ電源を必要とせず、記憶容量も数百MB程度あり、画像データの一時的保存には適し、交換が可能であるためユーザの個別管理ができる利点はあるが、書き込みスピードが遅く、長時間の撮影には複数個の記録媒体を用意しなければならない。
また、マイクロドライブというコンパクトフラッシュと同サイズの超小型ハードディスクも普及しつつありが、記憶容量がGB単位のものもあり、高容量であるが、温度によって書き込みスピードが変化し、温度状態に敏感なメディアである。
【0006】
遠隔記録媒体としては、インターネット等の無線、ケーブルによる有線によって画像データの転送が可能なものである、パソコン等のハードディスクの大容量の記録媒体があり、長期的保存には適しているが、書き込み速度は遅く、連続撮影等は困難である。また、携帯電話へ画像データを送信し、一時的に記録するという遠隔記録媒体もある。
【0007】
記録媒体は、種類により記録可能温度限界が異なる。
DRAMのような内部記憶媒体は、使用温度範囲が0〜80度Cと範囲が広く、使用環境が悪くても耐性が高いものが多いが、低容量なので、頻繁に残量切れを起こしやすく、撮影枚数が多いと、記憶容量の大きい外部記憶媒体や大容量の遠隔記憶媒体に書き込み・保存しなければならず、画像データの一時的バッファという使用形態にならざるを得ない。
つまり、内部記憶媒体は、撮影直後の画像データの一時的バッファとして使用し、使用環境の劣化時や外部記録媒体が装着されていない場合の保存用(一時的待避バッファ)として使用することが最適といえる。
【0008】
記憶容量がより大きいとされる外部記録媒体は、書き込みのスピードが遅いことや、DRAM等の通常の内部記録媒体(記憶容量小、書き込み速度大)などと違い、使用環境範囲が狭く、高温などでの使用を行う際、書き込み速度の著しい低下や、寿命の低下などをおこす恐れがある。メモリスティック、コンパクトフラッシュやマイクロドライブは、通常使用温度範囲は、0〜65度Cとされている。つまり、外部記憶媒体は、画像データの最終的保存の前段としての中期的保存用として最適であるといえる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−169162号公報
【特許文献2】
特開平10−210449号公報
【特許文献3】
特開2001−197353号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
通常、デジタルスチルカメラは、行楽、行事等の記録のために長時間の使用、シャッターチャンスを逃さないための連続撮影等が、一般的なユーザの使用形態といえる。
これらの場合、撮影を多く行えるためには、記録媒体は記憶容量の大きいものが望ましく、かつ、連続撮影を考慮すると、書き込み速度大のものが望ましいといえる。
【0011】
また、従来のデジタルスチルカメラは、屋外や屋内での使用でも高温下での携帯、使用が想定されるとともに、ユーザが機器を長時間使用した場合などでは、記録媒体への書き込みや読み込みを行っていると、機器内の温度が上昇する。
また、複数の記録媒体を接続可能な装置においては、記録容量が飛躍的に増大するため、長時間の撮影が可能となるが、反面、装置が長時間起動しつづける状態を生むため、装置の加熱をさらに促す状況が発生する。
この状態での撮影を続けていると、記録媒体への書き込みの部分に劣化が生じ、最終的に記録媒体自体の破損となり、ユーザが撮影した静止画や動画を消失するという問題があった。
【0012】
デジタルスチルカメラの使用状態において、選択されている記録媒体の温度が使用温度範囲を超えた場合、装置の保護のため、ユーザへの警告表示、装置自体の撮影を禁止する方法等がとられている。この場合、選択されていない記録媒体によって、撮影可能であっても、装置自体が撮影不可になるため、結果的に、ユーザの機会損失となる可能性があった。
【0013】
特許文献1には、被写体を撮影するイメージセンサによって撮影された被写体像をリアルタイムで表示する表示手段と、被写体像の記録を指示する記録指示キーが操作されたとき光信号によって被写体像を記録媒体に記録する記録手段と、記録手段の周囲温度を検知する検知手段と、周囲温度に応じて記録手段を不能化する不能化手段備えたディジタルカメラが記載され、記録手段の周囲温度に関係なく表示手段が能動化されるため、高熱状態でもフレーミングが可能となることを効果として記載しているものである。特許文献1に記載されているディジタルカメラは、使用温度が記録媒体の使用温度範囲を超えた場合、記録動作を禁止し、CCD等への電源供給は継続するというもので、前記課題を解決できるものではなかった。
【0014】
特許文献2には、運転時における監視対象の動画像を撮影するカメラと、このカメラで得られた連続する複数の画像フレームから構成される動画像データを、一定時間毎の基準フレームとこの基準フレームからの変化量情報とからなる圧縮画像データに変換する画像圧縮部と、この画像圧縮部から出力された圧縮画像データの変化量情報が予め定められた許容値を越えると監視対象に対する異常警告を出力する手段とを備えた監視装置が記載されている。
監視装置として、温度異常を警告表示することが記載されているのみで、前記のような課題を解決するものではなかった。
【0015】
特許文献3には、デジタルカメラの場合、記録メディアに画像又は画像と音声を記録している最中に内部電源が落ちると、記録メディアに中途半端な記録データが残ってしまうという課題があり、その課題を解決するために、書き換え可能な不揮発性メモリと、カメラの異常を検出する異常検出手段と、異常検出手段によって異常が検出されたときにカメラの動作を停止させるとともに、少なくとも異常停止時のカメラの動作状況を不揮発性メモリに記憶させる制御手段と、カメラの異常が解消されると、前記不揮発性メモリに記憶された内容に基づいて異常停止時のカメラの動作状況を知らせる警告手段とを備えたことを特徴とするデジタルカメラが記載され、異常検出はカメラ内の温度異常が含まれていることが記載されているが、前記のような課題を解決するものではなかった。
【0016】
本発明は、通常は使用温度範囲が狭くても、大容量記憶媒体を設定記憶媒体として用い、使用環境範囲外になった場合ときに、使用環境範囲の広い他の記録媒体に切り替えて使用するか、他の記録装置に送信して記録するようにしたことにより、長時間撮影を行うことができる画像記録再生装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、光学系からの被写体の光信号を電気信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段からの電気信号をデジタル画像信号に変換するデータ変換手段と、前記デジタル画像信号を処理して、画像データを形成する画像データ形成手段と、前記画像データを記録する内部記録手段と、前記画像データを記録する1又は複数の着脱可能な外部記録媒体記録手段と、複数の記録手段の1つを画像データ記録用記録手段として記録先設定を行う記録先設定手段と、複数の記録手段毎の使用温度範囲を予め記憶している記憶手段と、前記画像データをネットワークを介して画像受信・記録手段に送信する送信手段と、温度を検知する温度センサとを備えた画像記録再生装置であって、前記温度センサによって検知された前記装置本体内の温度が、前記記録先設定手段により記録先設定がなされている画像データ記録用記録手段の使用温度範囲を超えた温度が検知されたときは、画像データを他の記録手段に記録する制御を行う制御手段とを備えた
【0018】
さらに、前記制御手段は、前記温度センサーによって検知された温度がいずれの記録手段の使用温度範囲を超えたときは、前記画像データを前記画像受信・記録手段に送信するように前記送信手段を制御する。
また、前記画像データを表示する表示装置を備え、前記画像データ記録用記録手段が設定変更された場合、その結果を表示装置に表示する。
【0019】
また、前記制御手段は、前記温度センサによって検知された前記装置本体内の温度が、前記内部記録手段及び前記1又は複数の外部記録手段の使用温度範囲を超えていた場合は、前記画像データの記録を禁止する制御を行う。
そして、前記制御手段は、前記他の記録手段に記録された画像データを保持し、前記画像データ記録用記録手段が記録可能になった時点で、該画像データを該画像データ記録用記録手段に記録しなおす制御を行う。
そして、前記制御手段は、画像データを画像データ記録用記録手段に記録しなおす制御を、前記温度センサの検知温度が該画像データ記録用記録手段の使用温度範囲になったこと及び該画像データ記録用記録手段の前記外部記録媒体の識別情報の一致に基づいて行い、異なった場合は、前記記録し直す制御を行わない制御を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る画像記録再生装置をデジタルスチルカメラに適用した実施例の要部を示すブロック図である。
【0021】
デジタルスチルカメラ10は、レンズ、絞り、シャッタからなる光学系111及び光学系レンズ制御部112からなるレンズ部11、被写体からの光をレンズ部11を通して撮像素子121に結像させるための駆動回路122、同期回路122からなるCCD部12、結像された被写体の光信号をデジタル信号に変換して画像信号を出力するフロントエンド部13、フロントエンド部から出力された画像信号の処理を行い画像データを形成する、画質処理部141、圧縮/伸長回路142、SDRAMコントローラ143からなる画像データ形成部14、画像データを記録する内部記録媒体であるSDRAM15、デジタルスチルカメラ10の全体制御を行う、CPU161、記録媒体制御部162、RAM163、デジタルスチルカメラ10を制御するための制御用プログラムが記憶されているROM164から構成される制御部16、画像データの表示、OSD表示(on screen display)を制御する表示制御部17、表示部18、外部記録媒体20を制御するメモリインタフェース部19、画像データの送受信を行うネットワークインタフェース部21、カメラ10内の温度を検知する温度センサ部23、電源制御部24、各種操作ボタン等を備えた外部操作部25から構成されている。なお、温度センサ部23は、カメラ10の本体内に設けられるが、メモリインターフェイス19の近傍に設けるようにすれば、より正確に外部記録媒体の温度を検知することができる。
【0022】
デジタルスチルカメラ10の操作によって、撮像された画像信号は、デジタル画像信号に変換されて、画像データ形成部14に出力さる。該画像信号は、一旦SDRAM15に書き込まれてから、画像データ形成部14によって、画像データ、及び該画像データのインデックス(識別情報)となるサムネイル画像情報等が形成され、SDRAM15に書き込まれる。
【0023】
以下に、本発明の特徴である画像データの記録制御の詳細を詳述する。
本実施例のデジタルスチルカメラ10は、CPU161、記録媒体制御部162、RAM163及び制御用プログラムを格納したROM164によりシステム制御がなされる。制御部16は、ユーザによる外部操作部25からの各種の操作ボタン(図示なし)の操作入力を受け付ける。外部操作部25には、図示されていないがレリーズボタン、設定ボタン及び選択キーが設けられている。
【0024】
さらに、制御部16の記録媒体制御部162は、SDRAM15及びメモリカード20の記憶容量の残容量を常に検出し、画像データ形成部14から出力される画像データの記録先(記録媒体)設定及びその切替を制御する。
【0025】
また、図1の実施例の場合、デジタルスチルカメラ10のメモリインターフェイス19には、2個のメモリカード201、202が装着可能とされている。
メモリカード201、及び/又はメモリカード202が装着されると、制御部16の記録媒体制御部162は、メモリインターフェース19からの信号により、メモリカード201、202が装着されたことを検知し、メモリカードの識別情報(カードID)を読み取り、RAM163にメモリカード201、202のそれぞれのカードIDを記録する。また、メモリカードが交換されると、新たなメモリカードのIDを取得し、書き換え、記憶する。
ROM164には、制御用プログラムのほかに、カメラに内蔵される内部記録媒体と、カメラに装着可能な外部記録媒体の諸元データが予め記憶されている。
【0026】
記録媒体制御部162によってメモリカードに関する情報をRAM163に記憶する処理は、いわゆる初期化処理であって、この処理によって、記録媒体制御部162は、メモリカードの個体識別のための識別情報及びメモリカードの主要な諸元(記憶容量、使用温度範囲等)を認識することができ、後述する記録媒体制御部162による記録管理制御が可能となる。
【0027】
画像データの記録先設定及び記録先の切替制御は、設定されている記録先の記録媒体の残容量を検出し、該残容量検知結果に基づき、該記録媒体の残容量が許容範囲外の場合、他の記録媒体に記録先を切替える制御を実行する。記録先の切替制御は、外部記録媒体相互の切替、内部記録媒体や遠隔記録媒体との切替が含まれる。
さらに、後述する温度管理制御に基づいて、設定されている記録先の記録媒体の使用環境温度が許容範囲外の時も他の記録媒体に切替える制御を実行する。
【0028】
内部記録媒体としては、本実施例ではSDRAM15が用いられる。SDRAM15の使用温度範囲は、0度C〜80度Cとされている。
外部記録媒体として第1メモリカード201、第2メモリカード202を備えている。メモリインターフェース19は、バス22を介して画像データ処理部14と接続されており、撮像されて画像データ処理部14から出力された画像データは、メモリカード201、202に記録されるように制御される。
【0029】
メモリカード201、202の記録媒体としては、例えばメモリスティク、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、及びマイクロドライブ等のカード形状の記憶媒体(以下、「メモリカード」という。)等がある。
メモリカードは、例えば64MB〜512MB程度の記憶容量を有し、使用温度範囲は、いずれも現時点で0度C〜65度Cとされている。マイクロドライブは1GBの記憶容量を有し、相対的に大容量であり、使用温度範囲は、0度C〜65度Cとされているが、温度に敏感な特性を有している。
記録媒体として使用されるメモリカード201、202は、外部操作部25のキーの操作に応じて記録媒体制御部162により選択制御される。
本実施例の場合、外部記録媒体として、2種のメモリカード201、202が装着できるようにドライブが設けられているが、一種類の外部記録媒体(メモリカード)のみのドライブであってもよい。
【0030】
さらに、本実施例の場合、遠隔記録媒体用の2種類のネットワークインターフェース211、212が設けられている。ネットワークインターフェース211は、画像データ形成部14から出力された画像データを制御部16の制御により、アンテナ213から無線により遠隔記録媒体301(パソコン内の記録媒体、又は携帯電話のメモリ等)に送信されて記録されるためのものであり、さらにネットワークインターフェース212は、ケーブル214により、有線によってパソコン内の遠隔記録媒体302に送信されて記録されるためのものである。
遠隔記録媒体としては、無線、有線によって接続される2種のネットワークインターフェース211、212を示しているが、いずれか一種類の遠隔記録媒体であってもよい。
【0031】
デジタルスチルカメラ10による撮影は、ユーザの外部操作部25(詳細は、図示なし。)のレリーズボタンの操作により、制御部16がバス22を介してレンズ部11、CCD部12、フロントエンド部13、画像データ処理部14、SDRAM15、RAM163、ROM164等との間で必要なデータの授受が行われ、被写体を撮像した画像データの記録が行われる。
【0032】
撮像操作がなされると、フォーカス制御、露出制御が行われてから、レンズ、絞り等を有するレンズ部11を介して、被写体の光信号は、CCD(固体撮像素子)部12の受光面上に結像される。CCD部12は、受光面に結像された光信号をその光量に応じた量の電気信号に変換し、フロントエンド部13に画像信号として出力する。フロントエンド部13において、該画像信号は、A/D変換されてデジタルデータに変換された後、画像データ形成回路14に出力され、画像データ形成回路14において、さらに画質調整回路141、圧縮/伸長回路142により、画質調整、圧縮処理等がなされて、画像データとしてSDRAMコントローラ143に制御されて、SDRAM15に書き込まれ、その画像データは、制御部16の制御により、選択されているメモリカード201、又はメモリカード202に、バス22、メモリインターフェース19を介して、書き込まれ、記録される。形成された画像データの表示は、画像データ形成部14からバス22を介して表示制御部17に送られ、LCD等の表示部20上に表示される。
【0033】
本実施例の画像データの記録管理制御動作について説明する。
画像データの記録管理制御動作が開始される際の初期設定状態は、電源オンの操作がなされて、電源制御部24から各部材に電源供給がされ、画像データの記録手段としてメモリカード201が選択され、制御部16はメモリカード201の識別情報を取得し、ユーザによる外部操作部25のボタン等の操作により、いつでも撮像が可能な状態に設定されている。さらに、温度センサー26は、デジタルスチルカメラ10内の温度を検知して、温度情報としてを電源制御部24に送信し、制御部16は、電源制御部24よりの温度情報の出力により画像データの記録管理制御可能な状態とする。
【0034】
電源制御部24は、制御部16より現在カメラ10に接続されている記録媒体のそれぞれの使用温度範囲をROM164から取得すると共に、記録先記録媒体として設定されている記録媒体の設定情報を取得しており、その設定情報とROM164に記憶されている記録媒体の使用温度範囲のデータとを比較し、使用温度範囲外とになった場合、制御部16に対して、使用温度範囲外となった温度状態の警告信号Aを送信する。
【0035】
図2、図3は、本発明の記録管理制御の流れを示すフローチャートであり、以下に記録管理制御の動作を説明する。
【0036】
デジタルスチルカメラ10の電源がオンとされると、制御部16は画像データの記録管理制御動作を開始し、初期設定がなされる。(S01)
初期設定は、電源オンの操作がなされて、電源制御部24から各部材に電源供給がされ、画像データの記録手段としてメモリカード201(第1の媒体)が選択され、制御部16はメモリカード201の識別情報(ID)を取得し、ユーザによる外部操作部25のボタン等の操作により、いつでも撮像が可能な状態とする。
さらに、温度センサー26は、デジタルスチルカメラ10内の温度を検知して、温度情報としてを電源制御部24に送信し、制御部16は、電源制御部24よりの温度情報の出力により画像データの記録管理制御可能な状態となる。
【0037】
温度センサ15は、カメラ10本体内の温度を検知し(ステップS02)、温度情報を電源制御部24に出力する。電源制御部24は、制御部16より現在カメラ10に装着することができるメモリカード201、202、及びSDRAM15のそれぞれの使用温度範囲と、記録先記録媒体として設定されている記録媒体の設定情報を取得しており、その情報と比較する。(ステップS03)
使用温度範囲外とになった場合、制御部16に対して、使用温度範囲外となった温度状態の警告信号を送信する。
制御部16では、電源制御部24よりの警告信号を受信したとき、現在記録が行われていない状態であれば、ステップS07に進み、記録中の場合は(ステップS04)、現在記録先として設定されているメモリカード201に対して記録を継続して行い(ステップS05)、画像データの記録を終了させる。(ステップS06)
次いで、制御部16は、現在の本体温度において記録可能な記録媒体を選択し(ステップS07)、記録可能な記録媒体があれば記憶容量の残量を検知し(ステップS08)、使用温度範囲情報内で残量が多いものに記録先記録媒体として自動で切り替え(ステップS09)、例えば、メモリカード202に切り替えられた場合はメモリインターフェース19を介して新たに指定先記録媒体となったメモリカード202に対して、記録可能なように初期化処理を行う。(図3 ステップS20)
【0038】
ステップS07において、現在の本体温度において記録可能な記録媒体が装着されていない場合、ネットワークインターフェイス211又は212が接続されいるかどうかチェックし(ステップS10)、接続されていれば、アンテナ213又はケーブル214を経由して、無線又は有線によって、画像データを遠隔記録媒体301又は302に送信し(ステップS11)、遠隔記録媒体301又は302に画像データを記録するようにする。
【0039】
ステップS11において、画像データの送信がいずれのネットワークインターフェイス211又は212によってもできなければ、制御装置16は、画像データの記録を禁止する。(ステップS12)
【0040】
この際、制御装置16によって、画像データを遠隔記録媒体301又は302に送信したというOSD情報、又は画像データの記録をすべて禁止したというOSD情報を生成し、SDRAM15に書き込み、これを受けて、表示制御部17は、SDRAM15に書き込まれたOSD情報をバス22を介して表示装置18上に表示する。
なお、OSD情報の表示後、カメラの電源をオフするか、撮像ができないようにしてもよい。
【0041】
ステップS09において、記録先記録媒体が切り替えられた後の処理を、図3に基づいて説明する。
【0042】
制御部16は、ステップ20において、切り替えられた第2の媒体であるメモリカード202の識別情報を、メモリインターフェース19から受信すると、メモリカード202を第2の記録媒体として設定して、第2の記録媒体の初期設定を完了させる。(ステップS21)
初期設定が完了すると、制御装置16は記録先記録媒体が変更されたというOSD情報を生成し、SDRAM15に書き込み、これを受けて、表示制御部17は、SDRAM15に書き込まれたOSD情報をバス22を介して表示装置18上に表示する。(ステップS22)
【0043】
温度センサ部23は、一定の周期でカメラ10本体の温度を検知しており(ステップS23)、ステップS24において、本体の温度が第1の媒体の温度範囲に戻っていれば、ここでスタートに戻ることになる。
【0044】
ステップS24において、本体の温度が第1の媒体の温度範囲に戻っていなければ、制御装置16からの画像データの記録要求を待つことになる。(ステップS25)
ステップ25において、画像データの記録要求があると、画像データを新たに指定先記録媒体となったメモリカード202に記録する。(ステップS26)
このとき、制御部16は、記録された画像データの識別情報(サムネイル画像情報)も第2の媒体に記録する。(ステップS27)
【0045】
ここで、本体の温度が第1の媒体の温度範囲に戻ったかを検知し、本体温度が戻っていなければ、ステップS25に戻る。
【0046】
本体の温度が第1の媒体の温度範囲に戻ってれば、ステップS29に進み、第2の媒体に記録された画像データを第1の媒体への記録処理を実行し(ステップS29)、スタートへ戻る。
【0047】
ステップ29における記録処理について、詳述する。
制御部16では、メモリインターフェース19を介して装着されている複数の記録媒体の初期化の際に識別情報(媒体毎の固有識別子、ID)取得し、識別情報を管理している。
電源制御部24が、温度情報の更新を行い、本体温度が最初に設定されている第1の記録媒体の温度範囲内に戻った場合、その結果を制御部16に送信する。
制御部16では、その情報を受理後、メモリインターフェース19を介して、本来の選択されていた第1の記録媒体の初期化を行い、識別情報を再取得する。
【0048】
その結果、当初の識別情報値と一致した場合、現在記録先媒体として設定されている第2の媒体に記録されていた画像データと画像データの保持されている名前とのファイルをメモリインターフェース19を介して読み出し、その画像データをSDRAMコントローラ143を介してSDRAM15に書き込む。
なお、第2の媒体として、SDRAM15が設定されている場合は、識別用の画像データの保持されている名前のファイルを制御装置16が読み出すことになる。
【0049】
制御部16では、SDRAM15書き込まれている画像データを再度、メモリインターフェース19に介して当初設定されていた第1の媒体に記録し直す。
画像データが複数ある場合は、完了するまで、この処理を繰り返し、終了する。
この間、制御部16は、外部操作部よりの入力を禁止する。
【0050】
【発明の効果】
本発明により、ユーザは、デジタルスチルカメラの長時間の使用による、カメラ本体の温度上昇によって選択されている記録媒体作動不能状態になった場合、自動的に記録媒体の変更を行い、撮影を続行することが可能なため、シャッタチャンスや撮影した画像の損失を極力排除することができる。
【0051】
また、複数の記録媒体がすべて使用不可になった状況においても、ネットワークに接続していれば、自動的にネットワークを介して記録が可能となり、ユーザの長時間使用可能になるという点と、高温下での記録媒体の使用を避けることができるため、記録媒体を保護することができるという効果がある。
また、本発明では、本来の記録媒体が記録可能となった状態で、その間の画像を記録しなおすので記録媒体ごとに画像を整理しているユーザの手間を省くものである。
【0052】
また、記録再開時は、記録媒体の識別情報を用いて認証を行うので、誤った同形態の記録媒体を本装置に装着しても、誤った情報を書き込むことがないという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様のデジタルスチルカメラのブロック図。
【図2】本発明の画像データの記録管理制御を示すフローチャート。
【図3】記録先記録媒体が切り替えられた後の記録管理制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 デジタルスチルカメラ
11 レンズ部
12 CCD部
13 フロントエンド部、
14 画像データ処理部
15 SDRAM
16 制御部
17 表示制御部
18 表示装置
19 メモリインターフェース
20 外部記録媒体用インターフェース
21 ネットワークインターフェース
22 バス
23 温度センサ
24 電源制御部
25 外部操作部
30 遠隔記憶媒体

Claims (6)

  1. 光学系からの被写体の光信号を電気信号に変換する撮像手段と、
    前記撮像手段からの電気信号をデジタル画像信号に変換するデータ変換手段と、 前記デジタル画像信号を処理して、画像データを形成する画像データ形成手段と、
    前記画像データを記録する内部記録手段と、
    前記画像データを記録する1又は複数の着脱可能な外部記録媒体記録手段と、
    複数の記録手段の1つを画像データ記録用記録手段として記録先設定を行う記録先設定手段と、
    複数の記録手段毎の使用温度範囲を予め記憶している記憶手段と、
    前記画像データをネットワークを介して画像受信・記録手段に送信する送信手段と、
    温度を検知する温度センサとを備えた画像記録再生装置であって、
    前記温度センサによって検知された前記装置本体内の温度が、前記記録先設定手段により記録先設定がなされている画像データ記録用記録手段の使用温度範囲を超えた温度が検知されたときは、画像データを他の記録手段に記録する制御を行う制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像記録再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記温度センサーによって検知された温度がいずれの記録手段の使用温度範囲を超えたときは、前記画像データを前記画像受信・記録手段に送信するように前記送信手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
  3. 前記画像データを表示する表示装置を備え、前記画像データ記録用記録手段が設定変更された場合、その結果を表示装置に表示することを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
  4. 前記制御手段は、前記温度センサによって検知された前記装置本体内の温度が、前記内部記録手段及び前記1又は複数の外部記録手段の使用温度範囲を超えていた場合は、前記画像データの記録を禁止する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
  5. 前記制御手段は、前記他の記録手段に記録された画像データを保持し、前記画像データ記録用記録手段が記録可能になった時点で、該画像データを該画像データ記録用記録手段に記録しなおす制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像記録再生装置。
  6. 前記制御手段は、画像データを画像データ記録用記録手段に記録しなおす制御を、前記温度センサの検知温度が該画像データ記録用記録手段の使用温度範囲になったこと及び該画像データ記録用記録手段の前記外部記録媒体の識別情報の一致に基づいて行い、異なった場合は、前記記録し直す制御を行わないことを特徴とする請求項5に記載の画像記録再生装置。
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