JP2004265111A - 商品収容体及びこの収容体を使用した商品決済システム - Google Patents

商品収容体及びこの収容体を使用した商品決済システム Download PDF

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Abstract

【課題】精算場所の施設が大規模なものになることなく、無線タグを利用して客買上商品の商品情報を決済装置に入力できるようにする。
【解決手段】商品収容体1は、収容体本体11に設けられ、この収容体本体11内にある商品に付されその商品固有の商品識別コード等の商品情報を記憶した無線タグから無線で応答された商品情報を取得する無線タグリーダ12と、この無線タグリーダにより無線タグから取得した商品情報の商品識別コードに基づいて収容体本体内にある各商品の商品情報を記憶するメモリとを設ける。決済装置4は、商品収容体1のメモリに記憶された各商品の商品情報を収集し、この商品情報に基づいて1顧客分の買上商品を決済処理する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スーパーマーケット等の量販店において顧客が買上げる商品を精算場所(レジ)まで運ぶために使用する買い物籠,ショッピングカート等の商品収容体及びこの収容体を使用した商品決済システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スーパーマーケット等の量販店では、顧客用に買い物籠やショッピングカート(以下、総称して商品収容体とする)が備え付けてある。来店した顧客は、買い物籠を持つかショッピングカードを押しながら店内を回り、購入する商品を商品収容体にまとめて入れたならば精算場所まで運ぶ。精算場所には、POS(Point Of Sales:販売時点情報管理)端末と称される決済装置が設置されており、キャッシャと称される店員が商品収容体に入れられた商品を1つずつ取り出して決済装置に入力する。そして、商品収容体内に収容された全ての商品の入力を終えると、決済装置の表示部に表示されている合計金額に基づいて代金を精算し、レシートを手渡すようになっている。
【0003】
しかし、このように店員が商品収容体から商品を1つずつ取り出して決済装置に入力するものでは入力作業に時間がかかり、また、店員の疲労度も大きくなるという問題があった。
【0004】
そこでこのような問題を解決するために、各商品にそれぞれその商品固有の商品識別コード等を記憶した無線タグを取り付ける一方、精算場所に無線タグリーダを設ける。無線タグは、メモリ,同調回路,送信回路等を内蔵し、外部からの無線電磁波に同調してメモリのデータ(商品識別コード等)を無線送信するものである。無線タグリーダは、無線タグが同調する無線電磁波を発信してメモリデータの問合せを行ない、当該無線タグから送信される無線電磁波によりメモリデータを取得するものである。無線タグリーダは、商品収容体の全方位にアンテナが配置されるように、商品収容体が通過し得るトンネル状のものが好ましい。
【0005】
このような無線タグと無線タグリーダとを用いることにより、精算場所では、商品収容体に収容された1顧客分の商品にそれぞれ付された無線タグのメモリに記憶された商品識別コード等を、商品を収容体から取り出すことなく無線タグリーダによってまとめて取得し、決済装置に入力できる。したがって、入力作業時間を短縮できる上、精算場所の店員の負担も軽減できるという効果を奏する(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
ところで、このような商品決済システムに用いられる無選タグは、万引き防止システムにも適用可能である。すなわち、無線タグが同調する無線電磁波を発信し、かつこの電磁波に同調して無線タグから発信される無線電磁波を受信するアンテナを店舗の出口近傍に設けるとともに、このアンテナで受信した無線タグのメモリデータから商品情報を検出したことに応じて警報を発する警報装置を設ける。そして精算場所では、決済装置に入力された商品に付された無線タグのメモリに記憶されている商品情報を商品情報以外のものに書換える。こうすることにより、未会計の商品を持って店舗から出ようとすると、その商品に付された無線タグからメモリデータつまり商品情報が検出されるので警報が発せられ、万引きを防止できる(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−049756号公報
【0008】
【特許文献2】
特開2000−030150
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、無線タグと無線タグリーダとを用いた従来の商品決済システムにおいては、無線タグリーダは、商品収容体の全方位にアンテナが配置されるように、商品収容体が通過し得るトンネル状として精算場所に設ける必要があったので、精算場所の施設が大規模になるという問題があった。また、無線タグリーダをトンネル状とした場合、精算場所の店員は、商品収容体をトンネル内に通すという作業が要求され、重労働であった。仮に、チェックアウトカウンタにベルトコンベアを設けて、自動的に商品収容体をトンネル内に通すようにすることも可能であるが、この場合には、精算場所の施設がさらに大規模なものにならざるを得なかった。
【0010】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、精算場所の施設が大規模なものになることなく、無線タグを利用して客買上商品の商品情報を決済装置に入力できる商品決済システム及びこのシステムに使用される商品収容体を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の商品収容体は、顧客が購入する複数の商品を収容可能な収容体本体と、この収容体本体に設けられた無線タグリーダと、商品情報記憶手段とを有する。無線タグリーダは、収容体本体内にある商品に付されその商品固有の商品識別コード等の商品情報を記憶した無線タグから無線で応答された商品情報を取得するものである。商品情報記憶手段は、無線タグリーダにより無線タグから取得した商品情報の商品識別コードに基づいて収容体本体内にある各商品の商品情報を記憶するものである。
【0012】
本発明の商品決済システムは、顧客が購入する複数の商品を収容可能な収容体本体と、この収容体本体に設けられ、この収容体本体内にある商品に付されその商品固有の商品識別コード等の商品情報を記憶した無線タグから無線で応答された商品情報を取得する無線タグリーダと、この無線タグリーダにより無線タグから取得した商品情報に基づいて収容体本体内にある各商品の商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、商品情報記憶手段により記憶した各商品の商品情報を出力する商品情報出力手段とを備えた商品収容体と、この商品収容体の商品情報出力手段によって出力される各商品の商品情報に基づいて1顧客分の買上商品を決済処理する決済装置とからなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の商品収納体の一実施の形態である買い物籠1を示している。この買い物籠1は、複数の商品A,B,C,……を収容可能な収容体本体としての籠本体11と、この籠本体11に取り付けられた無線タグリーダ12とから構成されている。無線タグリーダ12は、籠本体11内にある商品に付された無線タグ2に対して無線電磁波による問合せを行ない、当該無線タグから無線電磁波で応答された情報を取得するものである。
【0014】
無線タグ2は、図2に示すように、例えば短冊状のタグ本体21にアンテナ22と、回路パターン23と、電池24とを内蔵したもので、上記回路パターン23には、アンテナ22で受信した無線電磁波を解析する受信回路231と、送信情報を無線電磁波に変換してアンテナ22より発信させる送信回路232と、所定周波数の受信電磁波に同調する同調回路233と、データ書換可能なメモリ234と、受信回路231,送信回路232,同調回路233及びメモリ234を制御するCPU(Central Processing Unit)235が設けられている。メモリ234には、無線タグ2を識別するために無線タグ2毎に予め異なる値が設定されたタグIDと、当該無線タグ2が貼り付けられる商品の商品コード,価格等の商品情報が記憶されている。タグIDは、その無線タグ2が付された商品を識別するための商品固有の商品識別コードとして機能する。
【0015】
無線タグリーダ12は、籠本体11の開口縁部全周にわたって取り付けられた口状のタグ用アンテナ121と、このタグ用アンテナ121のコントローラ122とからなる。タグ用アンテナ121は、籠本体11内にある商品B,Cにそれぞれ付された無線タグ2に対して同調周波数の無線電磁波が発信されるように指向性が設定されている。したがって無線タグリーダ12は、籠本体11内にある商品B,Cにそれぞれ付された各無線タグ2のメモリ234にそれぞれ記憶されているタグIDと商品情報とを読取ることが可能である。
【0016】
コントローラ122は、図3に示すように、制御部本体としてタイマ311を内蔵したマイクロプロセッサ31を設けている。そして、このマイクロプロセッサ31により、アンテナ回路32、表示部33、赤外線通信ポート34及びメモリ35をそれぞれ制御するものとなっている。またコントローラ122は、駆動源として電池36を搭載している。
【0017】
アンテナ回路32は、アンテナ121から所定周波数の無線電磁波を発信させるとともに、このアンテナ121で受信した無線電磁波から無線タグ2のメモリ情報を取り込むものである。
【0018】
表示部33及び赤外線通信ポート34は、コントローラ122の筐体正面側にそれぞれ設けられており、表示部33には、籠本体121内に収容された各商品の価格合計等が表示される。赤外線通信ポート34は、後述するPOS端末とのデータ通信に供される。
【0019】
メモリ35はRAM(Random Access Memory)であり、主要なメモリエリアとして、図4に示すように、籠本体11内に収容された各商品に付された無線タグ2から読取ったタグコード,商品コード及び商品価格の各情報を蓄積記憶する商品情報記憶手段としての買上商品データメモリ351と、上記買上商品データメモリ351に記憶された商品価格の合計金額を記憶する金額合計器352とを形成している。
【0020】
図5は、無線タグリーダ12におけるコントローラ122のマイクロプロセッサ31が実行する主要な処理手順を示す流れ図である。すなわちマイクロプロセッサ31は、先ず、初期処理としてメモリ35の買上商品データメモリ351と金額合計器352とをクリアする(ST1)。次に、予め設定された時間(ここでは10秒とする)を計時する毎にタイムアウトするタイマ311をスタートさせ(ST2)、このタイマ311がタイムアウトするまでの間、無線タグ2からの応答を待つ(ST3,ST4)。
【0021】
そして、アンテナ回路32を介して無線タグ2から応答があったメモリ情報、つまりタグIDと商品情報を取り込む毎に、マイクロプロセッサ31は、そのメモリ情報のタグIDと重複するIDが買上商品データメモリ351に格納されているか否かを判断する(ST5)。重複する場合には、取り込んだ無線タグ2のメモリ情報を破棄し、次の無線タグ2からの応答を待つ(ST3,ST4)。
【0022】
これに対し、無線タグ2から応答があったメモリ情報のタグIDが買上商品データメモリ351に格納されていない新規のタグIDであった場合には、マイクロプロセッサ31は、そのタグIDとともに受信した商品情報の商品コード及び商品価格を当該タグIDとともに買上商品データメモリ351に格納する(ST6)。また、上記商品価格を金額合計器352の値に加算する(ST7)。そして、この金額合計器352の最新値を表示部33に表示させる(ST8)。しかる後、マイクロプロセッサ31は、次の無線タグ2からの応答を待つ(ST3,ST4)。
【0023】
一方、タイマ311がタイムアウトしたならば、マイクロプロセッサ31は、赤外線通信ポート34を介して赤外線通信による接続が確立されているか否かを判断する(ST9:判断手段)。そして、接続が確立されていない場合には、再度買上商品データメモリ351と金額合計器352とをクリアして(ST1:情報クリア手段)、タイマ311を再スタートさせる(ST2)。
【0024】
これに対し、赤外線通信による接続が確立されていた場合には、マイクロプロセッサ31は、接続相手先からのデータ収集要求に応じて、買上商品データ、すなわち買上商品データメモリ351に商品別に格納されているタグIDと商品コードと商品価格とを一括して赤外線通信により接続相手先,つまり収集要求元に送信する(ST10:商品情報出力手段)。そして送信後、マイクロプロセッサ31は、表示部33にデータ送信完了を示す情報として例えば「END」や「0」等を表示させる(ST11)。
【0025】
しかる後、マイクロプロセッサ31は、タイマ311を再度スタートさせ(ST12)、タイムアウトするまでの一定時間、無線タグ2からの応答がなくなるのを待機する(ST13,ST14)。そして、無線タグ2からの応答が一定時間全くないことを確認したならば、マイクロプロセッサ31は、買上商品データメモリ351と金額合計器352とをクリアして(ST1)、タイマ311を再スタートさせる(ST2)。以後、同様な処理を繰返す。
【0026】
図6は、本発明の商品決済システムの一実施形態を示す模式図である。この商品決済システムは、前記買い物籠1と、この買い物籠1の籠本体11に取り付けられた無線タグリーダ12のコントローラ122に記憶された買上商品データに基づいて1顧客分の買上商品を決済処理する決済装置としてのPOS端末4とからなる。
【0027】
POS端末4には、無線タグリーダ12のコントローラ122に設けられた赤外線通信ポート34との間で赤外線通信を利用してデータを送受信するための赤外線通信アダプタ5が接続されている。
【0028】
また、顧客が精算する商品を載せるためのテーブル6の裏面に、このテーブル6に置かれた商品に付された無線タグ2のメモリ234に無線電磁波を利用して所定の決済完了情報を書込むことにより当該無線タグ2を無効化する決済完了情報書込装置7が取り付けられている。
【0029】
図7はPOS端末4の要部構成を示すブロック図である。POS端末4は、制御部本体としてCPU401を備えている。そして、このCPU401により、ROM(Read Only Memory)402、RAM403、時計部404、LANコントローラ405、第1及び第2の通信インタフェース406,407、キーボード408、オペレータ用ディスプレイ409、客用ディスプレイ410及びRJ(レシート・ジャーナル)プリンタ411等の各部を制御するようになっている。
【0030】
LANコントローラ405には、図示しないが、LAN(Local Area Network)を介してホスト装置としてのストアコンピュータが接続されている。第1の通信インタフェース406には、前記決済完了情報書込装置が接続されている。第2の通信インタフェース407には、前記赤外線通信アダプタ5が接続されている。
【0031】
キーボード408には、決済処理に必要なキー,例えば置数キー,小計キー,預/現計キー,信計キー,値引キー,割引キー,クリアキー等の他、買い物籠1の籠本体11に取り付けられた無線タグリーダ12のコントローラ122に記憶された買上商品データの読み込みを指令する顧客キーK1が設けられている。
【0032】
図8は上記顧客キーK1が操作されたときのCPU401の主要な処理手順を示す流れ図である。すなわちCPU401は、顧客キーK1が操作されたことを検知するとこの処理を開始し、先ず、第2の通信インタフェース407を制御して、赤外線通信アダプタ5から赤外線通信により接続要求信号を送信する(ST21)。次に、この要求信号に応答して接続相手先から赤外線通信により接続応答信号が送られてきたことを第2の通信インタフェース407を介して確認すると(ST22)、CPU401は、同じく赤外線通信によりデータ収集要求信号を接続相手先に送信する(ST23)。
【0033】
応じて、同じく赤外線通信により接続相手先からデータが送られてきたことを確認すると(ST24)、CPU401は、そのデータが無線タグリーダ12のメモリ35に記憶されている買上商品データであるか否かを判断する(ST25)。ここで、買上商品データでない場合には、この処理をエラーとして終了する。
【0034】
買上商品データであった場合には、CPU401は、そのデータに基づいて買上商品の代金決済処理を実行する。すなわち、買上商品データの商品コードと商品価格をRAM403に処理する。また、買上商品データの商品価格を合計し、その合計金額をオペレータ用ディスプレイ409と客用ディスプレイ410に表示させる。ここで、例えばキーボード408の置数キーにより合計金額以上の預り金額データが置数され、続いて預/現計キーが操作されると、預り金額から合計金額を減算して釣銭額を求めてオペレータ用ディスプレイ409と客用ディスプレイ410に表示させる。また、RJプリンタ411を動作させて、買上商品データの明細と合計金額,預り金額,釣銭額等を印字したレシートを発行するとともにジャーナルを記録する。
【0035】
しかる後、CPU401は、第1の通信インタフェース406を制御して、決済完了情報書込み信号を決済完了情報書込装置7を送信して、決済完了情報書込装置7からテーブル6上の商品に付された無線タグ2に対して所定の決済完了情報を書込んで当該無線タグ2を無効化したならば(ST27:無線タグ無効化手段)、この顧客キー処理を終了するものとなっている。
【0036】
このように構成された本実施の形態の商品決済システムを導入する量販店などにおいては、未使用の買い物籠1を店の入口に積み上げておく。また、店の出口には、万引き防止システム用のアンテナを設置しておく。なお、万引き防止システムは、各商品にそれぞれ付された無線タグ2に対して無線電磁波による問合せを行ない、当該無線タグから無線電磁波でその無線タグ2が付されている商品の商品コードが応答されると警報を発するというものである。
【0037】
さて、未使用の買い物籠1に設けられた無線タグリーダ12のコントローラ122に実装されたマイクロプロセッサ31は、図5のST1,ST2,ST3,ST4,ST9,ST1の処理を繰返している。
【0038】
来店した顧客は、入口にて買い物籠1を取り、手に持って店内を回る。そして、購入したい商品を籠本体11の中に全て入れたならば、POS端末4が設置されている精算場所まで行く。
【0039】
ここで、商品が入れられた買い物籠1においては、一定時間(ここでは10秒)の間に無線タグリーダ12によって籠本体11内にある全ての商品にそれぞれ付された無線タグ2のメモリ234に記憶されたタグIDと商品コードと商品価格の情報が読取られ、コントローラ122内の買上商品データメモリ351に格納される。また、商品価格の合計金額が金額合計器352によって算出され、表示部33に表示される。
【0040】
そして、一定時間が経過する毎に買上商品データメモリ351及び金額合計器352が一旦クリアされ、再度、籠本体11内にある全ての商品に付された無線タグ2のメモリ情報が読取られて買上商品データメモリ351に格納され、表示部33に合計金額が表示される。この処理が、精算場所に行くまで繰返される。
【0041】
したがって、例えば一度購入しようとして籠本体11内に入れた商品を精算前に戻した場合には、当該商品に付された無線タグ2のメモリ情報は買上商品データメモリ351から自動的に削除されるので、買上商品データメモリ351には、籠本体11内に実際にある商品のみの商品コードと商品価格がその商品に付された無線タグ2のタグIDとともに格納される。
【0042】
精算場所では、POS端末4を操作する店員いわゆるキャッシャは、客の買上商品が入った買い物籠1をテーブル6の決済完了情報書込装置7の上方近辺に置いたならば、その買い物籠1に設けられたコントローラ122の赤外線通信ポート34に赤外線通信アダプタ5を近づけて顧客キーK1を操作する。すると、コントローラ122内の買上商品データメモリ351に記憶されているデータ、つまりは籠本体11内にある買上商品の商品コード及び商品価格等が赤外線通信によりPOS端末4に入力され、POS端末4においてその買上商品の代金決済処理が実行される。そして決済完了後、決済完了情報書込装置7が作動して、各買上商品にそれぞれ付された無線タグ2が無効化される。これにより、決済を終えた客が買上商品を持って店を出ても、万引き防止システムから警報が発せられることはない。
【0043】
また、決済を終えた客が籠本体11から買上商品を取り出すことにより、無線タグ2からの応答がなくなるで、当該買い物籠1に設けられた無線タグリーダ12のコントローラ122は初期化される。
【0044】
このように本実施の形態によれば、買い物籠1の籠本体11に無線タグリーダ12を設け、この無線タグリーダ12によって籠本体11内にある商品に付された無線タグ2から商品情報を取得し、買上商品データメモリ351に記憶するようにしたので、精算場所では、この買上商品データメモリ351に記憶されている商品情報を赤外線通信を利用することでPOS端末4にまとめて入力することができ、客の買上商品を短時間で簡単に決済処理することができる。したがって、精算場所に籠本体11が通過可能なトンネル状のアンテナ部を有する大型の無線タグリーダ12を設ける必要がなくなる。また、籠本体11をトンネル内に通す作業もなくなるので、作業者の負担も軽減される。
【0045】
なお、本発明の商品収容体は買い物籠1に限定されるものではなく、顧客が手で押して移動させるショッピングカード等にも同様に適用できるものである。また、前記実施の形態では、籠本体11の開口縁部全周にわたって口状のタグ用アンテナ121を取り付けたが、アンテナの形状や取り付け位置はこれに限定されるものではない。また、2本以上のアンテナを用いて収容体本体内にある商品の無線タグ2からメモリ情報を取得するようにしてもよい。
【0046】
また、前記一実施の形態では、無線タグリーダ12のコントローラ122とPOS端末との間のデータ通信媒体を赤外線通信としたが、その他の近距離無線通信媒体や有線通信媒体を使用することも可能である。また、コントローラ122とPOS端末4にそれぞれメモリカードインタフェースを設け、コントローラ122においてはメモリカード媒体に買上商品データを書込み、POS端末4においてはメモリカード媒体から買上商品データを読込むことによって、コントローラ122から買上商品データをPOS端末4に出力するようにしてもよい。また、買上商品データは、少なくともタグID,つまり商品識別コードさえあればPOS端末4側でその商品識別コードに対応して商品情報を記憶しておくことにより決済処理が可能である。したがって、無線タグ2のメモリに記憶される商品情報も商品識別コードだけであってもよい。
【0047】
また、精算場所においては、買い物籠1に設けられたコントローラ13からその籠に入れられた各商品の買上商品データを決済装置に送り込むことによって決済できるので、プリペイド決済やクレジット決済などが可能な無人決済端末を決済装置として用いることで、精算場所の無人化を図ることも可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、精算場所の施設が大規模なものになることなく、無線タグを利用して客買上商品の商品情報を決済装置に入力できる商品決済システム及びこのシステムに使用される商品収容体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品収容体の一実施形態である買い物籠を示す模式図。
【図2】無線タグの内部構成を示すブロック図。
【図3】無線タグリーダの要部構成を示すブロック図。
【図4】買上商品データメモリのデータ構造を示す模式図。
【図5】無線タグリーダのコントローラが有するマイクロプロセッサの主要な処理手順を示す流れ図。
【図6】本発明の商品決済システムの一実施形態である買い物籠とPOS端末とを示す模式図。
【図7】POS端末の要部構成を示す流れ図。
【図8】POS端末のCPUが実行する顧客キー処理の要部を示す流れ図。
【符号の説明】
1…買い物籠、2…無線タグ、4…POS端末、5…赤外線通信アダプタ、7…決済完了情報書込装置、11…籠本体、12…無線タグリーダ、34…赤外線通信ポート、121…タグ用アンテナ、122…コントローラ、351…買上商品メモリ。

Claims (7)

  1. 顧客が購入する複数の商品を収容可能な収容体本体と、
    この収容体本体に設けられ、この収容体本体内にある商品に付されその商品固有の商品識別コード等の商品情報を記憶した無線タグから無線で応答された前記商品情報を取得する無線タグリーダと、
    この無線タグリーダにより前記無線タグから取得した前記商品情報の前記商品識別コードに基づいて前記収容体本体内にある各商品の商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    を具備したことを特徴とする商品収容体。
  2. 前記商品情報記憶手段により記憶した各商品の商品情報を出力する商品情報出力手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の商品収容体。
  3. 前記商品情報記憶手段により記憶する前記収容体本体内にある各商品の商品情報を定期的に書換えることを特徴とする請求項1または2記載の商品収容体。
  4. 顧客が購入する複数の商品を収容可能な収容体本体と、
    この収容体本体に設けられ、この収容体本体内にある商品に付されその商品固有の商品識別コード等の商品情報を記憶した無線タグから無線で応答された前記商品情報を取得する無線タグリーダと、
    この無線タグリーダにより前記無線タグから取得した商品情報の商品識別コードに基づいて前記収容体本体内にある各商品の商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記無線タグリーダにより前記収容体本体内にある商品に付された無線タグから商品情報を取得するのに充分な時間が経過する毎に前記商品情報記憶手段により記憶した商品情報の収集要求有無を判断する判断手段と、
    この判断手段により収集要求有りが判断されると前記商品情報記憶手段により記憶した商品情報を収集要求元へ出力する商品情報出力手段と、
    前記判断手段により収集要求無しが判断されると前記商品情報記憶手段により記憶した各商品の商品情報をクリアする情報クリア手段と、
    を具備したことを特徴とする商品収容体。
  5. 前記商品情報出力手段は、赤外線通信を利用して商品情報を通信相手に送信出力する手段であることを特徴とする請求項2または4記載の商品収容体。
  6. 請求項2または4に記載の商品収容体と、
    この商品収容体の商品情報出力手段によって出力される各商品の商品情報に基づいて1顧客分の買上商品を決済処理する決済装置とからなることを特徴とする商品決済システム。
  7. 決済装置は、1顧客分の買上商品の決済処理を完了する毎に前記商品収容体内にある商品に付された無線タグを無効化する手段を備えたことを特徴とする請求項6記載の商品決済システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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