JP2004256239A - 油圧エレベータの改修方法 - Google Patents

油圧エレベータの改修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省エネルギー化と、着床時の低速走行時間の短縮化を図ると共に、安価で、短い工期で改修することができる油圧エレベータの改修方法を得る。
【解決手段】既設のブリードオフ回路10と制御装置を取り外し、可変電圧可変周波数の交流で油圧ポンプ4を駆動する3相誘導電動機5を付勢するインバータ装置22と、このインバータ装置22を制御して交流を発生させるインバータ制御装置23と、運転指令が発せられると目的階11までの距離によって速度指令値を演算し、上昇運転の場合は速度指令値に基いてインバータ制御装置23を付勢し、下降運転の場合は速度指令値に基いて流量制御弁8を付勢するかご速度制御装置24とを備えた制御装置26を新設して既設の油圧パワーユニットを制御するようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧エレベータの改修方法に関り、特に油圧パワーユニットを制御する制御装置の改修に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧エレベータは、油圧ジャッキで昇降路内のかごを昇降駆動し、油圧ジャッキは、油圧パワーユニットからの作動油の供給及び排出によって作動するようになっている。
図5は、特開2000−86118号公報に開示されたものと同様の従来の油圧エレベータの油圧パワーユニットを示し、作動油を貯える油タンク61と、油圧ポンプ63と、この油圧ポンプ63を駆動して作動油を油タンク61から油圧ジャッキへ供給することによりかごを上昇させる3相誘導電動機62と、ブリードオフ回路を構成する流量制御弁64と、油圧ジャッキから油タンク61へ作動油を排出させることによりかごを下降させる流量制御弁(図示しない。)と、各油圧機器へ作動油を導く管路65と、作動油が油圧ジャッキから油タンク61へ排出されるのを阻止してかごを定位置に停止させる逆止弁66と、作動油が発する音を弱めるマフラ67とからなる。
【0003】
従来の油圧エレベータは、かごを上昇させる場合、まず、3相誘導電動機62を起動させて油圧ポンプ63を駆動し、吐出された作動油の全量を流量制御弁64を介して油タンク61へ循環させる。その後、流量制御弁64を絞って循環する油量を漸減させることによって油圧ジャッキへの供給油量を漸増させ、かごを起動させていた。
また、上昇運転のかごを停止させる場合は、まず、流量制御弁64の絞りを徐々に開いて油圧ポンプ63から油タンク61へ循環する油量を漸増させることによりかごを減速させる。所定の低速度に達すると流量制御弁64の絞りを一定に保って低速運転させる。着床位置に達すると流量制御弁64を閉じて油圧ポンプ63から吐出された作動油の全量を油タンク61へ循環させてかごを停止させた後、3相誘導電動機62を停止させていた。
即ち、上昇運転は、流量制御弁64によってバイパス管路の油量を制御するブリードオフ方式によっていた。このため、減速距離は、油温及び油圧によって大きく変化する。減速距離の変化に対して安定した着床精度を得るために、目的階の手前から十分な距離を控えて減速させていたので、減速してから着床位置に達するまでの低速走行に長時間を要していた。
【0004】
そこで、上記特開2000−86118号公報には、油圧パワーユニットは既設品をそのまま残し、作動油の温度を測定する油温センサ71と、管路65の圧力を測定する油圧センサ72と、マイコンを備えた制御装置73とを新たに取り付け、センサ71、72の検出信号を制御装置73に入力して制御データとして用いることにより、着床時の低速走行時間を短縮するようにしたものが開示されている。
また、特開平8−231145号公報には、電力の損失を回避するため、ブリードオフ方式に替えて、かごの速度を検出する速度検出手段と、油圧ポンプを駆動する電動機の回転数を検出する手段とを取り付け、速度パターンに従って油圧ポンプの吐出量を増減させるため、速度検出信号及び回転数検出信号に基いてインバータ装置を駆動して上記電動機を可変速度制御することにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の油圧エレベータの改修方法は上記のとおり構成されており、特開2000−86118号公報に示したものは、既設の油圧パワーユニットはそのまま残して既設の制御装置を取り外し、図5に示した油温センサ71と油圧センサ72を取り付けると共に、マイコンを備えた制御装置73を新設するようにしたものであった。
このため、油温センサ71及び油圧センサ72の取付に手間がかかる、という問題があった。また、ブリードオフ方式は、継続して使用されるので電力を損失する、という問題もあった。
また、特開平8−231145号公報に示したものは、速度検出手段と回転数検出手段とを新たに取り付けるものである。このため取付に手間がかかる、という問題があった。特に回転数検出手段の取付は面倒であり、油圧パワーユニットの撤去新設を要することも考えられ、改修工事に時間と費用がかかり、エレベータの利用者に多大な迷惑をかける、という問題もあった。
【0006】
この発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、省エネルギー化と、着床時の低速走行時間の短縮化を図ると共に、比較的低価格で、しかも短い工期で改修することができる油圧エレベータの改修方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る請求項1に記載の油圧エレベータの改修方法は、既設のブリードオフ回路と制御装置を取り外し、可変電圧可変周波数の交流で油圧ポンプを駆動する3相誘導電動機を付勢するインバータ装置と、このインバータ装置を制御して交流を発生させるインバータ制御装置と、運転指令が発せられると目的階までの距離によって速度指令値を演算し、上昇運転の場合は速度指令値に基いてインバータ制御装置を付勢し、下降運転の場合は速度指令値に基いて流量制御弁を付勢するかご速度制御装置とを備えた制御装置を新設して既設の油圧パワーユニットを制御するようにしたものである。
【0008】
この発明に係る請求項2に記載の油圧エレベータの改修方法は、請求項1に記載のかご速度制御装置を、かごの目的階までの距離によって算出された基準速度と、かごの昇降によって作動する既設又は新設の速度検出手段で検出したかごの実速度とを比較して速度指令値を演算するようにしたものである。
【0009】
この発明に係る請求項3に記載の油圧エレベータの改修方法は、請求項1に記載のインバータ制御装置を、インバータ装置の出力電圧と出力電流に基いて3相誘導電動機の速度を演算で求めて速度指令値と比較し、この比較結果に基いてインバータ装置を制御するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1から図4は、この発明の実施の形態1に係る油圧エレベータの改修方法を示す。図1は、改修後の油圧エレベータの構成を示す。図において、1はかご、2は主索2aを介してかご1を昇降駆動する油圧ジャッキである。3は油タンク、4は油圧ポンプ、5は油圧ポンプ4を駆動して作動油を油タンク3から油圧ジャッキ2へ供給することによりかご1を上昇させる3相誘導電動機、6は作動油の管路、7は逆止弁、8は油圧ジャッキ2から油タンク3へ作動油を排出させることによりかご1を下降させる流量制御弁で、電磁コイル8aが消勢されているときは閉鎖弁8bによって管路6は閉ざし、付勢されると絞り弁8cへ切り替わり、励磁電流値に比例して絞りを開いて油圧ジャッキ2から油タンク3へ作動油を排出させてかご1を下降させる。
ここで、油タンク3と、油圧ポンプ4と、3相誘導電動機5と、管路6と、逆止弁7と、流量制御弁8は油圧パワーユニット9を構成する。
なお、10は既設のブリードオフ回路であって、改修工事によって撤去されたものである。
【0011】
11はかご1が就役する階、13は各階11に取り付けられた乗場釦、14はかご操作盤、15はかご1の昇降によって作動する速度検出手段で、ここでは距離に比例した数のパルスを発生するパルス発生器が使用される。
21はコンバータ装置、22は直流を3相交流に変換して3相誘導電動機5を付勢するインバータ装置、23は電流検出器25によってインバータ装置22の出力電流iu、iv、iw及び電圧に基いて3相誘導電動機5の速度を求め、後述のかご速度制御装置24の指令信号と比較してインバータ装置22の出力電圧を制御して可変電圧可変周波数の交流を発生させるインバータ制御装置である。
24は乗場釦13又はかご操作盤14が操作されて運転指令が発せられると目的階11までの昇降距離Dou又はDodに対応したかご速度指令値を演算し、上昇運転の場合はかご速度指令値に基いてインバータ制御装置23を付勢し、下降運転の場合は流量制御弁8を付勢するかご速度制御装置である。
ここで、コンバータ装置21と、インバータ装置22と、インバータ制御装置23と、かご速度制御装置24と、電流検出器25は、新設の制御装置26を構成する。
【0012】
図2は、かご速度制御装置24の詳細を示すブロック図である。図中、図1と同符号は同一部分を示す。乗場釦13又はかご操作盤14が操作されて呼びが登録されると、この呼びにかご1を応答させるため、運転指令手段31から運転指令が出力される。
(1)上昇運転の場合
運転指令手段31から上昇運転指令が出力されると、目的階11までの目標距離Douが昇降距離演算手段32によって演算される。切替手段33はパルス発生器15からの信号を上昇距離演算手段34uに入力する。ここで、パルス数が計数されてかご1の走行距離Duが演算される。かご速度指令値演算手段35uは、目標距離Douから走行距離Duを減算して残距離Druを演算し、この残距離Druに見合った速度指令値Vpuを出力する。
また、かご速度演算手段36uは、切替手段33を介してパルス発生器15から信号を受けてかご速度Vcuを出力する。減算回路37uで速度指令値Vpuとかご速度Vcuの差速度Vuを演算する。電動機速度指令値演算手段38は差速度Vuに基いて電動機速度指令値Npを出力する。インバータ制御装置23は電動機速度指令値Npに基いてインバータ装置22を制御して3相誘導電動機5を付勢し、かご1を目的階11へ着床させる。
【0013】
(2)下降運転の場合
下降運転も上昇運転と同様であって、運転指令手段31から下降運転指令が出力されると、目的階11までの目標距離Dodが昇降距離演算手段32によって演算される。切替手段33はパルス発生器15からの信号を下降距離演算手段34dに入力する。ここで、パルス数が計数されてかご1の走行距離Ddが演算される。かご速度指令値演算手段35dは、目標距離Dodから走行距離Ddを減算して残距離Drdを演算し、この残距離Drdに見合った速度指令値Vpdを出力する。
また、かご速度演算手段36dは、切替手段33を介してパルス発生器15から信号を受けてかご速度Vcdを出力する。減算回路37dで速度指令値Vpdとかご速度Vcdの差速度Vdを演算する。弁制御手段39は差速度Vdに基いて励磁電流Ivを算出して流量制御弁8の電磁コイル8aを付勢し、油圧ジャッキ2から作動油を排出させてかご1を下降させ、目的階11へ着床させる。
【0014】
図3は、インバータ制御装置23の詳細を示すブロック図である。図中、図1及び図2と同符号は同一部分を示す。
このインバータ制御装置23は、インバータ装置22の出力電流と電圧に基いて3相誘導電動機5の速度を演算し、かご速度制御装置24からの電動機速度指令値Npと比較してインバータ装置22の出力電圧を制御するものである。この速度方式は、いわゆるセンサレス制御であって、3相誘導電動機5に回転計を取り付ける必要がなく、既設の3相誘導電動機5をそのまま使用できる、という利点を有する。
【0015】
まず、速度検出方法について述べる。3相2相変換回路49は、インバータ装置22の出力電流iu、iv、iwを、励磁電流成分idとトルク電流成分iqの2相に変換する。2次磁束演算第1回路51は3相誘導電動機5の電流モデルから導き出される方程式を用いて、上記励磁電流成分idとトルク電流成分iqから2次磁束Φrcを算出する。
【0016】
一方、2次磁束演算第2回路52は3相誘導電動機5の電流モデルから導き出される方程式を用いて、上記励磁電流成分idとトルク電流成分iqと電圧の位相角θ及びインバータ装置22の出力電圧指令値Vd、Vqから第2の2次磁束Φrvを演算する。減算回路53で2次磁束Φrcと第2の2次磁束Φrvの偏差を演算し、積分演算回路54で積分と位相補償演算を行う。積分演算回路54の演算結果を3相誘導電動機5の回転角速度ωrとして出力する。2次磁束Φrcと第2の2次磁束Φrvが等しければ回転角速度ωrは正確であることになる。等しくなければ減算回路53の出力によって積分演算回路54によって回転角速度ωrが修正される。
【0017】
次に、インバータ装置22の制御について述べる。係数器41で、かご速度制御装置24からの電動機速度指令値Npに、3相誘導電動機5によって決まる係数を乗じて回転角速度指令値ωrを算出する。減算回路42で、回転角速度指令値ωrと回転角速度ωrとの偏差が算出され、トルク電流指令値演算回路43へ出力される。トルク電流指令値演算回路43は、3相誘導電動機5のトルク電流指令値iqを演算する。励磁電流指令値演算回路44は3相誘導電動機5の励磁電流指令値idを演算する。滑り周波数演算回路50は、3相2相変換回路49の出力である励磁電流成分idとトルク電流成分iqにより滑り周波数ωsを演算する。加算回路45は、積分演算回路54の出力である回転角速度ωrと滑り周波数ωsとを加算し、インバータ装置22の出力周波数ωを算出する。積分回路47は、出力周波数ωを積分して位相角θを算出する。
【0018】
インバータ出力電圧指令値演算回路46は、励磁電流指令値idとトルク電流指令値iq、出力周波数ω、励磁電流成分id及びトルク電流成分iqとからインバータ装置22の出力電圧指令値を生成する。なお、出力電圧指令値は、励磁電流成分idと同相の成分Vdと、トルク電流成分iqと同相の成分Vqとして出力される。2相3相変換回路48は、積分回路47の出力である位相角θを用いて、出力電圧指令値Vd、Vqから、3相電圧指令値Vu、Vv、Vwを生成し、インバータ装置22へ出力する。インバータ装置22は上記指令値に基いて3相交流電圧を出力して3相誘導電動機5を付勢する。
【0019】
図4は、作業手順を示す流れ図である。図中、図1と同符号は同一部分を示す。まず、かご1を最下階11で休止させた後、手順S11で既設の制御装置を取り外す。手順S12で、フリードオフ回路10を取り外す。かご速度検出器、例えば、図1に示したパルス発生器15が取り付けられていない場合は手順S13及び手順S14により新設し、取り付けられている場合は既設のものを使用することとして手順S13から手順S15へ移る。手順S15で、新設の制御装置26を取り付ける。手順S16で配線工事を行う。手順S17で調整作業を行った後、手順18で試運転をして改修工事を終了する。
【0020】
上記実施の形態1によれば、ブリードオフ回路10に替えてインバータ装置22によって3相誘導電動機5を制御するようにしたので、省エネルギー化と着床時の低速走行時間の短縮化を図ることができる。
また、インバータ装置22の出力電流と電圧に基いて3相誘導電動機5の速度を演算する、いわゆるセンサレス制御によったので、3相誘導電動機5に回転計を取り付ける必要がなく、既設の3相誘導電動機5をそのまま使用できる。このため、比較的低価格で、しかも短い工期で改修することができる。
なお、センサレス制御は、低速領域で速度演算制度が低下することがあるが、上記実施の形態1では、パルス発生器15の出力信号を基にかご速度演算手段36uでかご速度Vcuを演算してかご速度指令値演算手段35uによる速度指令値Vpuを修正しているので、インバータ制御装置23の速度検出精度が低下すると、電動機速度指令値Npが補正されることになる。この結果、かご1の速度変動を抑制することができる。
【0021】
【発明の効果】
この発明は上記のとおり構成されているので、以下の効果を奏する。
この発明に係る請求項1に記載の油圧エレベータの改修方法は、既設のブリードオフ回路と制御装置を取り外し、可変電圧可変周波数の交流で油圧ポンプを駆動する3相誘導電動機を付勢するインバータ装置と、このインバータ装置を制御して交流を発生させるインバータ制御装置と、運転指令が発せられると目的階までの距離によって速度指令値を演算し、上昇運転の場合は速度指令値に基いてインバータ制御装置を付勢し、下降運転の場合は速度指令値に基いて流量制御弁を付勢するかご速度制御装置とを備えた制御装置を新設して既設の油圧パワーユニットを制御するようにしたものである。
このため、省エネルギー化と着床時の低速走行時間の短縮化を図ることができる、という効果を奏する。
【0022】
この発明に係る請求項2に記載の油圧エレベータの改修方法は、請求項1に記載のかご速度制御装置を、かごの目的階までの距離によって算出された基準速度と、かごの昇降によって作動する既設又は新設の速度検出手段で検出したかごの実速度とを比較して速度指令値を演算するようにしたものである。
このため、着床時の低速走行時間の短縮化を図ることができる、という効果を奏する。
【0023】
この発明に係る請求項3に記載の油圧エレベータの改修方法は、請求項1に記載のインバータ制御装置を、インバータ装置の出力電圧と出力電流に基いて3相誘導電動機の速度を演算で求めて速度指令値と比較し、この比較結果に基いてインバータ装置を制御するようにしたものである。
このため、3相誘導電動機に速度計を取り付ける必要がないので、比較的低価格で、しかも短い工期で改修することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1における改修後の油圧エレベータの構成を示すブロック図。
【図2】この発明の実施の形態1における新設されたかご速度制御装置24の詳細を示すブロック図。
【図3】この発明の実施の形態1における新設されたインバータ制御装置23の詳細を示すブロック図。
【図4】この発明の実施の形態1に係る油圧エレベータの改修工事の手順を示す流れ図。
【図5】従来の油圧エレベータの油圧パワーユニットを示す斜視図。
【符号の説明】
1 かご、 2 油圧ジャッキ、 3 油タンク、 4 油圧ポンプ、 5 3相誘導電動機、 6 管路、 7 逆止弁、 8 流量制御弁、 9 油圧パワーユニット、 10 ブリードオフ回路、 11 階、 13 乗場釦、 14 かご操作盤、 15 パルス発生器、 21 コンバータ装置、 22 インバータ装置、 23 インバータ制御装置、 24 かご速度制御装置、 25 電流検出器、 26 制御装置、 37 減算回路、 42 減算回路、 45 加算回路、 53 減算回路。

Claims (3)

  1. 作動油が貯えられた油タンクと、3相誘導電動機と、この3相誘導電動機によって駆動されて上記作動油を上記油タンクから汲み取って吐出する油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出した上記作動油を上記油タンクへ循環させるバイパス回路を開閉制御することにより上記油圧ジャッキへの上記作動油の流量を増減させてかごを上昇させるブリードオフ回路と、上記油圧ジャッキから上記油タンクへ上記作動油を排出させることにより上記かごを下降させる流量制御弁とを有する油圧パワーユニットと、この油圧パワーユニットを制御する制御装置とを備えた油圧エレベータの改修方法において、既設の上記ブリードオフ回路及び上記制御装置を取り外し、可変電圧可変周波数の交流を発生して上記3相誘導電動機を付勢するインバータ装置と、このインバータ装置を制御して上記交流を発生させるインバータ制御装置と、運転指令が発せられると目的階までの距離によって速度指令値を演算し、上昇運転の場合は上記速度指令値に基いて上記インバータ制御装置を付勢し、下降運転の場合は上記速度指令値に基いて上記流量制御弁を付勢するかご速度制御装置とを備えた制御装置を新設して既設の上記油圧パワーユニットを制御するようにした油圧エレベータの改修方法。
  2. かご速度制御装置は、かごの目的階までの距離によって算出された基準速度と、上記かごの昇降によって作動する既設又は新設の速度検出手段で検出した上記かごの実速度とを比較して速度指令値を演算するものとした請求項1に記載の油圧エレベータの改修方法。
  3. インバータ制御装置は、インバータ装置の出力電圧と出力電流に基いて3相誘導電動機の速度を演算で求めて速度指令値と比較し、この比較結果に基いて上記インバータ装置を制御するものとした請求項1に記載の油圧エレベータの改修方法。
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