JP2004189112A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2004189112A
JP2004189112A JP2002359899A JP2002359899A JP2004189112A JP 2004189112 A JP2004189112 A JP 2004189112A JP 2002359899 A JP2002359899 A JP 2002359899A JP 2002359899 A JP2002359899 A JP 2002359899A JP 2004189112 A JP2004189112 A JP 2004189112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
head
light
instrument panel
information display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002359899A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Yoshitomi
輝雄 吉富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2002359899A priority Critical patent/JP2004189112A/ja
Publication of JP2004189112A publication Critical patent/JP2004189112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)

Abstract

【課題】ヘッドアップディスプレイの装置の搭載スペースを小さくでき、表示器2が劣化しにくく、空調等と両立でき、インストルメントパネル内部のレイアウトへの影響を抑制することができるヘッドアップディスプレイを提供すること。
【解決手段】表示器2をインストルメントパネル5の内部に起伏自在に設け、表示器2を起伏させる表示器用アクチュエータ3を設け、表示器2を伏せた状態では表示器2の蓋部24がインストルメントパネル5の一部の面を構成するようにし、表示器2の表示像をコンバイナに向けて反射させるミラー41を有するミラー部4をインストルメントパネル5の内部に起伏自在に設け、ミラー部4を起伏させるミラー部用アクチュエータ46を設け、ミラー部4を伏せた状態ではミラー部4の蓋部42がインストルメントパネル5の一部の面を構成するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小さい視線の移動で、車両の運転者に情報を見せるヘッドアップディスプレイの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来のヘッドアップディスプレイは、非使用状態でダッシュボード面と概略面一になるカバー体を設け、コンバイナをその下方に設け、使用する際には、カバー体をコンバイナの上方から退避させ、コンバイナを起立させている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、ここで、ダッシュボードとインストルメントパネルは、概ね同じ意味である。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−91403号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインスルメントパネルの内部に装置の部分を設けるヘッドアップディスプレイにあっては、ヘッドアップディスプレイの使用する、しないにかかわらず、図9に示すように、使用する際の光路を確保するためにケース内に表示器等を固定して設け、このケースをインストルメントパネルの内部に設けていたため、他のユニットレイアウトの関係上、このヘッドアップディスプレイの装置部分のインストルメントパネルの内部への搭載が困難な場合があった。また、搭載するには、インストルメントパネルの内部に設けられる空調用のダクトの経路を大幅に変更させることとなり、空調性能に悪影響を与える問題点があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ヘッドアップディスプレイの装置の搭載スペースを小さくでき、表示器が劣化しにくく、空調等と両立でき、インストルメントパネル内部のレイアウトへの影響を抑制することができるヘッドアップディスプレイを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、情報表示器の表示像をコンバイナに反射させて情報を見せるヘッドアップディスプレイにおいて、情報表示器をインストルメントパネルの内部に起伏自在に設け、情報表示器を起伏させる起伏手段を設け、情報表示器を伏せた状態では情報表示器がインストルメントパネルの一部の面を構成するようにしたことを特徴とする手段とした。
【0008】
請求項2記載の発明では、情報表示器を伏せた状態にするとインストルメントパネルの開口を閉じるようにしたことを特徴とする手段とした。
【0009】
請求項3記載の発明では、情報表示器の表示像をコンバイナに向けて反射させる鏡体をインストルメントパネルの内部に起伏自在に設け、鏡体を起伏させる起伏手段を設け、鏡体を伏せた状態では鏡体がインストルメントパネルの一部の面を構成するようにしたことを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項4記載の発明では、鏡体を伏せた状態にするとインストルメントパネルの開口を閉じるようにしたことを特徴とする手段とした。
【0011】
請求項5記載の発明では、伏せた状態の情報表示器と鏡体とを並べて配置したことを特徴とする手段とした。
【0012】
請求項6記載の発明では、情報表示器の表示面が、情報表示器を伏せた状態でインストルメントパネルの内部側となるように設けたことを特徴とする手段とした。
【0013】
請求項7記載の発明では、情報表示器が発生する熱を、インストルメントパネル内部に設けられる空気用ダクトに廃熱するようにしたことを特徴とする手段とした。
【0014】
請求項8記載の発明では、情報表示器が、内部に発光回路を有するものであり、情報表示器に冷却ファンを設けて空気用ダクトに廃熱するようにしたことを特徴とする手段とした。
【0015】
請求項9記載の発明では、情報表示器の廃熱を行う空気用ダクトが車両に搭載される空調機への空調用ダクトであることを特徴とする手段とした。
【0016】
請求項10記載の発明では、情報表示器が発生する熱を、起立させた情報表示器から車室内の空気中に放出するようにしたことを特徴とする手段とした。
【0017】
請求項11記載の発明では、情報表示器が、内部に発光回路を有するものであり、情報表示器に外部の光を取り入れる外光導入手段を設け、取り入れた外部の光を発光回路の光に加えて表示に使用するようにしたことを特徴とする手段とした。
【0018】
請求項12記載の発明では、発光回路の光を主要な光とし、外部からの光が発光回路の光を補うようにしたことを特徴とする手段とした。
【0019】
請求項13記載の発明では、外部からの光を主要な光とし、発光回路の光が外部からの光を補うようにしたことを特徴とする手段とした。
【0020】
請求項14記載の発明では、情報表示部が、発光回路と所定の間隔を空けて表示面を設けて発光回路から表示面に向かって投光するようにし、発光回路と表示面の間の情報表示器外周に外光取り入れ口を設け、発光回路と表示面の間に外光取り入れ口からの光を表示面に向かって反射させ、かつ発光回路からの光を表示面に向うように透過させるハーフミラーを設けたことを特徴とする手段とした。
【0021】
【発明の作用と効果】
請求項1記載の発明では、ヘッドアップディスプレイを使用する場合には情報表示器を起伏手段によって起立させて情報表示器の表示像をコンバイナに反射させて運転者に情報を見せる。ヘッドアップディスプレイを使用しない場合には、起伏手段によって情報表示器を伏せた状態にして、情報表示器がインストルメントパネルの一部の面を構成するようにする。そのため、情報表示器は運転者の視界を狭くすることがない。また、インストルメントパネル内部に対しても、伏した状態で収納されるので、小さいスペースしか使わないこととなり、空調等と両立でき、インストルメントパネル内部のレイアウトへの影響を抑制することができる。
【0022】
請求項2記載の発明では、情報表示器を伏せた状態にするとインストルメントパネルの開口を閉じるようにしているので、ヘッドアップディスプレイを使用しない状態での車内の気密性や防音性を高めるようにできる。
【0023】
請求項3記載の発明では、ヘッドアップディスプレイを使用する場合には鏡体を起伏手段によって起立させて表示像を鏡体で反射させ、さらにコンバイナに反射させて運転者に情報を見せる。ヘッドアップディスプレイを使用しない場合には、起伏手段によって鏡体を伏せた状態にして、鏡体がインストルメントパネルの一部の面を構成するようにする。そのため、鏡体は運転者の視界を狭くすることがない。また、インストルメントパネル内部に対しても、伏した状態で収納されるので、小さいスペースしか使わないこととなり、空調等と両立でき、インストルメントパネル内部のレイアウトへの影響を抑制することができる。
【0024】
請求項4記載の発明では、鏡体を伏せた状態にするとインストルメントパネルの開口を閉じるようにしているので、ヘッドアップディスプレイを使用しない状態での車内の気密性や防音性を高めるようにできる。
【0025】
請求項5記載の発明では、伏せた状態の情報表示器と鏡体とを並べて配置しているので、情報表示器と鏡体を合わせて全体で小さいスペースで済むこととなり、
空調等と両立でき、インストルメントパネル内部のレイアウトへの影響をさらに抑制することができる。
【0026】
請求項6記載の発明では、情報表示器の表示面が、情報表示器を伏せた状態でインストルメントパネルの内部側となるようにしている。このため、ヘッドアップディスプレイを使用しない状態では、情報表示器の表示面は日光があたらないので、日光照射による劣化を抑えることができ、長く良好な状態で使用できる。
【0027】
請求項7記載の発明では、情報表示器が発生する熱を、インストルメントパネル内部に設けられる空気用ダクトに廃熱するようにしている。情報表示器は、表示に適度な明るさがないとコンバイナで反射させて運転者に見せることができないため、表示面あるいは、表示面と別に光を発する部分がある。このため、情報表示器は発熱するため、熱が蓄積されすぎると故障等の原因となる可能性があり、また、その寿命が短くなる。本発明では、この情報表示器の熱をインストルメントパネルに設けられる空気用ダクトに廃熱するようにするので、ヘッドアップディスプレイは熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0028】
請求項8記載の発明では、情報表示器が、内部に発光回路を有するものであり、情報表示器に冷却ファンを設けて空気用ダクトに廃熱するようにしているので、
発光回路が発光のために生じる熱を、冷却ファンで空気用ダクトに廃熱するようにしているので、発光回路が高い熱を帯びてしまうことを防ぎ、ヘッドアップディスプレイは熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0029】
請求項9記載の発明では、情報表示器の廃熱を行う空気用ダクトが車両に搭載される空調機への空調用ダクトであるため、情報表示器より廃された熱は空調機で処理されるため、廃熱のその後の処理の必要がなく、大きな構造変更を伴うことなくヘッドアップディスプレイは熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0030】
請求項10記載の発明では、情報表示器が発生する熱を、起立させた情報表示器から車室内の空気中に放出するようにしているので、コストを抑制して情報表示器に熱がたまらないようにして、大きな構造変更を伴うことなくヘッドアップディスプレイは熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0031】
請求項11記載の発明では、情報表示器に設けた外光導入手段によって、情報表示器内部に外部の光を取り入れ、発光回路の光に加えるようにして、より明るい光で表示を行えるようにして、さらに見やすく表示を行うことができる。
なお、見やすい表示とするためには、外部が明るい時ほど表示を明るくする必要があるが、本構成は外部が明るいときほど表示が明るくなるため、見やすい表示を得ることができる。
【0032】
請求項12記載の発明では、発光回路の光を主要な光とし、外部からの光が発光回路の光を補うようにしたので、発光回路の光を発生させるための消費電気量を抑制することができる。
また、発光回路により一定量の光量を確保できているので、外光がなくても見やすい表示を得ることができる。
【0033】
請求項13記載の発明では、外部からの光を主要な光とし、発光回路の光が外部からの光を補うようにしたので、外部からの光で足りない分を発光回路の光で補うようにして、発光回路の光を発生させるための消費電気量を抑制する効果が大きい。また、外部が明るいときに表示が明るくなる効果が大きく、常に見やすい表示を得ることができる。
【0034】
請求項14記載の発明では、発光回路から所定の間隔で設けた表示面に投光した光によって表示像をコンバイナに反射させる。この投光は、発光回路と表示面の間に設けたハーフミラーを光が通過するようにして行われる。さらに、情報表示器の外周に設けた外光取り入れ口から外光を取り入れるようにして、取り入れた外光をハーフミラーで反射させて表示面に向かうようにして、発光回路からの光と外部から取り入れた光の両方が利用できる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のヘッドアップディスプレイを実現する実施の形態を、請求項1〜6,10〜12,14に係る発明に対応する第1実施例と、請求項7〜9,13に係る発明に対応する第2実施例とに基づいて説明する。
【0036】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
図1は第1実施例のヘッドアップディスプレイの使用状態を示す一部断面図である。図2は第1実施例のヘッドアップディスプレイの収納状態を示す説明図である。図3は第1実施例のヘッドアップディスプレイの使用状態を示す説明図である。図4は第1実施例のヘッドアップディスプレイの収納状態を示す一部切欠斜視図である。図5は第1実施例のヘッドアップディスプレイの使用状態を示す一部切欠斜視図である。図6は第1実施例のヘッドアップディスプレイにおける光路を示す説明図である。図7は第1実施例のヘッドアップディスプレイのブロック図である。
【0037】
図1〜7における主要符号を説明すると、1はヘッドアップディスプレイ、11はケース、2は表示器(情報表示器)、21はヒートシンク、22は投光用LED回路(発光回路)、23はハーフミラー、24は表示器の蓋部、25は外光導入レンズ(外光導入手段であり、この部分が外光取り入れ口となる)、26はLCD(表示面)、3は表示器用アクチュエータ(起伏手段)、31はモータ、32はギア群、33,34はリンクバー、35はリンク固定部、4はミラー部、41はミラー(鏡体)、42はミラー部の蓋部、43はモータ、44はギア群、45はミラー部の回転軸、46はミラー部用アクチュエータ(43,44で起伏手段を構成する)、5はインストルメントパネル、51はインストルメントパネルの表面部、52はメータリッド面、53は開口部、6はフロントガラス、61は情報表示エリア(コンバイナ)、7は運転者の目、81はLED回路からの光、82は外部からの光、83はハーフミラーで反射させた光、84はミラー部で反射させた光、91は制御部、92は光量調整スイッチ、93はミラー調整スイッチ、94は起動スイッチ、95は表示制御部、96は表示器の位置検出スイッチ、97はミラー部の位置検出スイッチである。
【0038】
第1実施例のヘッドアップディスプレイ1は、図1〜6に示すように、薄い箱型形状の表示器2を設ける。この表示部は、上面をインストルメントパネル5の一部となる蓋部とし、下面を表示面であるLCD26で構成する。LCD26は、下方に向かって表示を行う向きに設けるようにする。
【0039】
表示器2の内部の蓋部とLCD26の間には、LCD26に向かって光を発する投光用LED回路22を設ける。投光用LED回路22は表示器2内部で傾斜させて設けるようにし、裏側部分には、放熱用のヒートシンク21を設ける。次に、投光用LED回路22とLCD26の間の表示器2内部には、傾斜させてハーフミラー23を設ける。ハーフミラー23は表示器2が起立した際に上方に位置する側面で投光用LED回路22に近く、他端に行くに従ってLCD26に近づくように傾斜させて設けるようにする。
【0040】
このハーフミラー23は後方からの光を所定の高い透過率で透過するとともに、前方からの光を所定の反射率で反射するものである。
表示器2が起立した際に上方に位置する側面には、開口部53を設け、この開口部53には、外部からの光を表示器2内部に取り込むための外光導入レンズ25を設ける。
【0041】
表示部が起立した際に下方に位置する側面の下部に外側に向かって突出した部分を設け、この突出した部分の両側に、回転自在となるようリンクバー33を取り付ける。このリンクバー33を、表示器2およびミラー部4を収納できる大きさのケース11の内底に回転自在に取り付ける。この際には、表示器2をケース11内に収納した図2の状態で、リンクバー33が表示器2の突出した側面部から他端に向かって伸びる位置となるようにする。また、ケース11の内底部には、リンク固定部35を表示器2の両側位置に設けリンクバー34を回転自在に取り付け、このリンクバー34の他端を表示器2の側面に回転自在に取り付ける。これによって、表示器2はリンクバー33,34による機構的な動きでケース11内に伏せた状態と、所定の角度まで起立した状態に自在にできる取り付けとなる。
【0042】
次に、ケース11内の表示器2の側方に、表示器用アクチュエータ3を設ける。表示器用アクチュエータ3は、図2〜図6に示すようにモータ31による駆動力をギア群32で所定の回転数に減速するものであり、ギア群32はその減速した駆動力でリンクバー33を表示器2から離れた方の一端を軸に回転させるようにする。
【0043】
次に、この表示部に近接してミラー部4を設ける。ミラー部4は薄い箱型形状で、上面をインストルメントパネル5の一部となる蓋部とし、下面には、入力される像を拡大して反射する凹面のミラー41としている。このミラー部4は、両側の側面に回転軸45を設けて、伏した状態では、ケース11内に収納されるとともに蓋部がケース11上面を形成し、表示器2側の側面が上昇するように回転して起立自在となるようにする。
【0044】
ミラー部4の側方のケース11内には、ミラー部用アクチュエータ46を設ける。ミラー部用アクチュエータ46は、モータ43の駆動力をギア群44で所定の回転数に減速させ、減速した駆動力でミラー部4の一方の回転軸45を回転させるものである。
【0045】
この表示器2、ミラー部4を取り付けたケース11を図1に示すようにインストルメントパネル5の内部に取り付ける。これにより、蓋部がインストルメントパネル5の一部となる。フロントガラス6の所定の位置には、コンバイナとなる情報表示エリア61を設ける。この情報表示エリア61は、この部分を通して外部を見ることができるとともに像を反射して運転者に見せることができるものである。
【0046】
第1実施例のヘッドアップディスプレイ1は、図7に示す制御装置にて制御を行う。車内の運転者が操作できる位置に、光量調整スイッチ92、ミラー調整スイッチ93、起動スイッチ94を設け、その入力信号がインストルメントパネル5内部に設けられる制御部91に入力されるようにし、この制御部91は、表示器用アクチュエータ3を制御して表示器2を起伏させるようにする。表示器2の起伏状態は位置検出スイッチ96によって信号で出力され制御部91に入力される。また、制御部91は、ミラー部用アクチュエータ46を制御してミラー部4を起伏させるようにする。ミラー部4の起伏状態は位置検出スイッチ97によって信号で出力され制御部91に入力される。
また、表示器2に表示する内容は、表示制御部95によって制御される。
【0047】
次に、作用を説明する。
【0048】
[収納スペースの抑制作用]
第1実施例のヘッドアップディスプレイ1では、使用しない状態では、図2,4に示すように表示器2とミラー部4はケース11内に収納した状態となる。この表示器2とミラー部4の収納状態は、表示器2及びミラー部4を倒した状態となるため、インストルメントパネル5の表面から表示部とミラー部4の厚さ分に近い深さしかスペースを使わないので、非常に小さいスペースとなり、インストルメントパネル5のレイアウトを大きく制限することがない。また、空調用のダクトの取り回しにも影響を与えない。
【0049】
[運転者の視界を妨げない作用]
ヘッドアップディスプレイ1を使用しない状態では、インストルメントパネル5の開口部53は表示器2の蓋部24とミラー部4の蓋部42で閉じた状態となる。この閉じた状態では、それぞれの蓋部はインストルメントパネル5の一部の面を構成するので、見栄えがよく、運転者の視界を妨げたり、視界を妨げるようなことがない。
【0050】
[LCDの保護作用]
ヘッドアップディスプレイ1を使用しない状態では、LCD26はインストルメントパネル5内に設けたケース11内に収納され、インストルメントパネル5の開口部53は表示器2とミラー部4の蓋部42で閉じられるため、LCD26に外部からの日光があたらないようになる。このため、LCD26に日光照射による劣化が抑えられ、LCD26の故障や劣化の防止になる。
【0051】
[使用時の起立作用]
第1実施例のヘッドアップディスプレイ1を使用する際には、運転者が起動スイッチ94を入れると、制御部91が表示器用アクチュエータ3及びミラー部用アクチュエータ46を作動させる。
【0052】
表示器用アクチュエータ3を作動させると、モータ31が作動し、モータ31の駆動力がギア群32を介して所定の回転力及び減速した所定の回転速度でリンクバー33を回転させることとなる。リンクバー33が回転すると、表示器2の側面の一端がリンク固定部35に向かって移動させられることになるが、表示器2はリンク固定部35に回転自在なリンクバー34を介して固定されているので、リンクバー34で側面の一端がリンク固定部35に向かって押されることで表示器2は上方に押し上げられるようにして起立し、図1,3,6の状態になる。
【0053】
この表示器2の起立は位置検出スイッチ96によってヘッドアップディスプレイ1の光学的なレイアウトとして設定された位置まで移動して停止する。
【0054】
また、表示器用アクチュエータ3とともにミラー部用アクチュエータ46が作動すると、モータ43が作動し、モータ43の駆動力がギア群44を介して所定の回転力及び減速した所定の回転速度でミラー部4の回転軸45を回転させる。この回転軸45の回転によって、ミラー部4が起立し、図1,3,6の状態になる。
【0055】
このミラー部4の起立は位置検出スイッチ97によってヘッドアップディスプレイ1の光学的なレイアウトとして設定された位置まで移動して停止する。
【0056】
ここでの、表示器2およびミラー部4の光学的レイアウトとは車両アイポイントをもとにヘッドアップディスプレイ1の表示像がフロントガラス6の表示許容範囲内に最適に表示されるように検討されたレイアウトを指す。
【0057】
[ヘッドアップディスレイの表示作用]
表示部とミラー部4を起立させたならば、表示制御部95で制御した表示をLCD26に表示するとともに投光用LED回路22から光をLCD26に向けて発するようにし、投光用LED回路22からの光がハーフミラー23を通過してLCD26に照射されるようにする。
【0058】
LCD26に表示した像は照射された光によって、ミラー部4のミラー41で反射されてフロントガラス6に設けた情報表示エリア61に表示される。この表示像を運転者が見ることになる。
【0059】
運転者が表示を見にくい場合にはミラー調整スイッチ93を操作し、フロントガラス6の情報表示エリア61に表示した像が本人の最も見やすい位置に来るようにミラー角度の調整を行って像を上下させる。
【0060】
投光用LED回路22が発光するのに伴って生じる熱は、投光用LED回路22の裏面に設けられた熱伝導率の高いヒートシンク21によって車室内に放出する。これにより、投光用LED回路22が高熱になりすぎることを防ぎ、故障等を防止し、長期間使用できるようにする。
【0061】
[高輝度な表示作用]
ヘッドアップディスプレイ1の表示像は、夜間では低出力の光量でも充分な輝度でフロントガラス6に表示させることができるが、昼間では、晴天時などにおいて表示器2からの光量が不足し充分にクリアな表示像が得られないことがある。
【0062】
第1実施例のヘッドアップディスプレイ1では、起立させた表示部の上部となる側面部に外光導入レンズ25を設けているので、この外光導入レンズ25により外部から表示器2内に光を取り入れ、この光をハーフミラー23で反射させてLCD26に向かうようにし、外部の光も表示に利用するようにし、表示を高輝度にすることで、昼間も表示を見やすくしている。
【0063】
使用が終わったならば、起動スイッチ94を切るようにして、制御部91によって、表示器用アクチュエータ3およびミラー部用アクチュエータ46を作動させて、表示器2およびミラー部4を図2,4の状態に収納するようにすればよい。このように起動スイッチ94を用いることにより、運転者が使用したくない場合に、ヘッドアップディスプレイ1をインストルメントパネル5内部に収納した状態では存在を感じさせないので、より運転者の好みに合わせるようにもなる。
【0064】
次に、効果を説明する。
【0065】
第1実施例のヘッドアップディスプレイ1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0066】
(1)表示器2の表示像をコンバイナに反射させて情報を見せるヘッドアップディスプレイ1において、表示器2をインストルメントパネル5の内部に起伏自在に設け、表示器2を起伏させる表示器用アクチュエータ3を設け、表示器2を伏せた状態では表示器2の蓋部24がインストルメントパネル5の一部の面を構成するようにしたため、表示器2は運転者の視界を狭くすることがない。また、インストルメントパネル5内部に対しても、伏した状態で収納されるので、小さいスペースしか使わないこととなり、空調等と両立でき、インストルメントパネル5内部のレイアウトへの影響を抑制することができる。
【0067】
(2)表示器2を伏せた状態にするとインストルメントパネル5の開口を閉じるようにしたため、インストルメントパネル5を使用しない状態での車内の気密性や防音性を高めるようにできる。
【0068】
(3)表示器2の表示像をコンバイナに向けて反射させるミラー41を有するミラー部4をインストルメントパネル5の内部に起伏自在に設け、ミラー部4を起伏させるミラー部用アクチュエータ46を設け、ミラー部4を伏せた状態ではミラー部4の蓋部42がインストルメントパネル5の一部の面を構成するようにしたため、ミラー部4は運転者の視界を狭くすることがない。また、インストルメントパネル5内部に対しても、伏した状態で収納されるので、小さいスペースしか使わないこととなり、空調等と両立でき、インストルメントパネル5内部のレイアウトへの影響を抑制することができる。
【0069】
(4)ミラー41を伏せた状態にするとインストルメントパネル5の開口を閉じるようにしたため、インストルメントパネル5を使用しない状態での車内の気密性や防音性を高めるようにできる。
【0070】
(5)伏せた状態の表示器2とミラー部4とを並べて配置したため、空調等と両立でき、インストルメントパネル5内部のレイアウトへの影響をさらに抑制することができる。
【0071】
(6)表示器2のLCD26が、表示器2を伏せた状態でインストルメントパネル5の内部側となるように設けたため、日光照射によるLCD26の劣化を抑えることができ、長く良好な状態で使用できる。
【0072】
(10)表示器2が発生する熱を、起立させた表示器2からヒートシンク21で車室内の空気中に放出するようにしたため、大きな構造変更を伴うことなくヘッドアップディスプレイ1は熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0073】
(11)表示器2が、内部に投光用LED回路22を有するものであり、表示器2に外部の光を取り入れる外交導入レンズを設け、取り入れた外部の光を投光用LED回路22の光に加えて表示に使用するようにしたため、さらに見やすく表示を行うことができる。
【0074】
(12)投光用LED回路22の光を主要な光とし、外部からの光が投光用LED回路22の光を補うようにしたため、投光用LED回路22の光を発生させるための消費電気量を抑制することができる。
【0075】
(14)情報表示部が、投光用LED回路22と所定の間隔を空けてLCD26を設けて投光用LED回路22からLCD26に向かって投光するようにし、投光用LED回路22とLCD26の間の表示器2外周に外光導入レンズ25を設け、投光用LED回路22とLCD26の間に外光導入レンズ25からの光をLCD26に向かって反射させ、かつ投光用LED回路22からの光をLCD26に向うように透過させるハーフミラー23を設けたため、投光用LED回路22からの光と外部から取り入れた光の両方が利用でき、さらに高輝度な見やすい表示にすることができる。
【0076】
(第2実施例)
【0077】
第2実施例は、表示のために生じる熱をインストルメントパネル5の内部に配置される空調用ダクトに廃熱するようにした例である。
【0078】
図8は第2実施例のヘッドアップディスプレイ1の説明図である。
【0079】
図中、111は廃熱路、112はシャッター付冷却ファン(冷却ファン)、113は空調用ダクト(空気用ダクト)である。
【0080】
すなわち、図8に示すように、投光用LED回路22の裏面に設けたヒートシンク21近くからインストルメントパネル5のさらに内部に伸びる廃熱路111を設け、インストルメントパネル5の内部に配置されるものであって、車室内から空調機へ空気を取り込む空調用ダクト113に、この廃熱路111を接続する。さらに、この廃熱路111と空調用ダクト113の接続部分には空気路を開閉するシャッターを有するシャッター付冷却ファン112を設ける。なお、他の構成は第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
【0081】
次に、作用を説明する。
【0082】
[電気の消費量を抑える作用]
第2実施例のヘッドアップディスプレイ1では、外光導入レンズ25から取り入れる光を表示用の主要な光として使用し、昼間など光が足りない分を投光用LED回路22からの光で補うようにしている。このため、ヘッドアップディスプレイ1で消費する電気量を低く抑えることができることとなる。
【0083】
[廃熱作用]
投光用LED回路22で発光させた際には、シャッター付冷却ファン112を作動させる。シャッター付冷却ファン112が作動するとまず、シャッターが開いて廃熱路111とインストルメントパネル5の内部の空調用ダクト113が連通した状態となり、冷却ファンによって、ヒートシンク21および投光用LED回路22自体から放熱される熱を空気とともに廃熱路111内に取り込むようにし、空調用ダクト113に送るようにする。空調用ダクト113に送られた空気は、空調機で熱交換され温度が調整されるため、車室内への悪影響はない。このようにして、投光用LED回路22を冷却し、熱による故障を防ぎ、長い間使用できるようにする。
【0084】
次に、効果を説明する。
【0085】
この第2実施例のヘッドアップディスプレイ1にあっては、第1実施例の(1)〜(6),(10)〜(12),(14)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0086】
(7)表示器2が発生する熱を、インストルメントパネル5内部に設けられる空調用ダクト113に廃熱するようにしたため、ヘッドアップディスプレイ1は熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0087】
(8)表示器2が、内部に投光用LED回路22を有するものであり、表示器2にシャッター付冷却ファン112を設けて空調用ダクト113に廃熱するようにしたため、投光用LED回路22が高い熱を帯びてしまうことを防ぎ、ヘッドアップディスプレイ1は熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0088】
(9)表示器2の廃熱を行う空気用ダクトが車両に搭載される空調機への空調用ダクト113であるため、大きな構造変更を伴うことなくヘッドアップディスプレイ1は熱による故障等を起こしにくくなり、長い期間、使用できる。
【0089】
(14)外部からの光を主要な光とし、投光用LED回路22の光が外部からの光を補うようにしたため、投光用LED回路22の光を発生させるための消費電気量を抑制することができる。
【0090】
図9に示すのは、実施例のヘッドアップディスプレイの外光導入構造の他の例である。
図中、121は、外光反射用ミラーである。
図9に示す実施例の他の例では、ハーフミラー23を用いずに投光用LED回路22の回路基板下面のLEDの周辺に小型の外光反射用ミラー121を設け、外光導入レンズ25から表示器2内に導入した外光を外光反射用ミラー121で反射してLCD26に投光する。
このように、外光反射用ミラー121を用いて、より省スペースな構成で外光を利用できるようにしてもよい。
【0091】
図10に示すのは、実施例のヘッドアップディスプレイの外光導入構造の他の例である。
図中、122は外光反射用ミラー、123はスリットである。
図10に示す実施例の他の例では、ハーフミラー23を用いずに投光用LED回路22の上方となる表示器2の内部に投光用LED回路22の回路基板のほぼ全体を照らせる大きさの外光反射ミラー122を設け、投光用LED回路22の回路基板には、光を通す貫通した穴形状のスリット123を複数設ける。
外光導入レンズ25から表示器2の内部に導入した光は、外光反射ミラー122で反射し、投光用LED回路22に設けたスリット123を通過させるようにしてLCD26に投光するようにする。
このように、外光反射ミラー122で反射率高く反射させた光でより明るく投光できるようにしてもよい。
【0092】
以上、本発明のヘッドアップディスプレイ1を第1実施例,第2実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0093】
例えば、外光導入手段は、第1,2実施例では外光導入レンズ25で外部の光を導入し、ハーフミラー23で反射させて用いていたが、樹脂やガラス等のガイドライド(プリズム)等を用いるようにして一つの部品とコストを抑制してもよい。
【0094】
また、第1,2実施例のヘッドアップディスプレイ1の構成に周辺の明るさ及び表示器2の明るさを比較するセンサを加えて、昼間でも曇りや雨などある程度明るい場合などに応じて、取り入れる外光に対して捕捉的に発光させるようにし、装置としてのエネルギー使用量を低減させるようにしてもよい。
【0095】
また、第1,第2実施例では運転者の起動スイッチ94の操作によって、ヘッドアップディスプレイ1の起動を行ったが、車両のACCと連動して起動させることで、常設された機器と同様に使用することもできる。
また、空気用ダクトは、空調用ダクトではなくてもよく、例えば専用のダクトを設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のヘッドアップディスプレイの使用状態を示す一部断面図である。
【図2】第1実施例のヘッドアップディスプレイの収納状態を示す説明図である。
【図3】第1実施例のヘッドアップディスプレイの使用状態を示す説明図である。
【図4】第1実施例のヘッドアップディスプレイの収納状態を示す一部切欠斜視図である。
【図5】第1実施例のヘッドアップディスプレイの使用状態を示す一部切欠斜視図である。
【図6】第1実施例のヘッドアップディスプレイにおける光路を示す説明図である。
【図7】第1実施例のヘッドアップディスプレイのブロック図である。
【図8】第2実施例のヘッドアップディスプレイの説明図である。
【図9】実施例のヘッドアップディスプレイの外光導入構造の他の例の説明図である。
【図10】実施例のヘッドアップディスプレイの外光導入構造の他の例の説明図である。
【図11】従来のヘッドアップディスプレイの説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッドアップディスプレイ
11 ケース
2 表示器
21 ヒートシンク
22 投光用LED回路
23 ハーフミラー
24 (表示器の)蓋部
25 外光導入レンズ
26 LCD
3 表示器用アクチュエータ
31 モータ
32 ギア群
33 リンクバー
34 リンクバー
35 リンク固定部
4 ミラー部
41 ミラー
42 (ミラー部の)蓋部
43 モータ
44 ギア群
45 回転軸
46 ミラー部用アクチュエータ
5 インストルメントパネル、
51 (インストルメントパネルの)表面部
52 (インストルメントパネルの)メータリッド面
53 開口部
6 フロントガラス
61 情報表示エリア
7 運転者の目
81 (LED回路からの)光
82 (外部からの)光
83 (ハーフミラーで反射させた)光
84 (ミラー部で反射させた)光
91 制御部
92 光量調整スイッチ
93 ミラー調整スイッチ
94 起動スイッチ
95 表示制御部
96 (表示器の)位置検出スイッ
97 (ミラー部の)位置検出スイッチ
111 廃熱路
112 シャッター付冷却ファン
113 空調用ダクト
121 外光反射用ミラー
122 外光反射用ミラー
123 スリット

Claims (14)

  1. 情報表示器の表示像をコンバイナに反射させて情報を見せるヘッドアップディスプレイにおいて、
    前記情報表示器をインストルメントパネルの内部に起伏自在に設け、前記情報表示器を起伏させる起伏手段を設け、前記情報表示器を伏せた状態では前記情報表示器がインストルメントパネルの一部の面を構成するようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  2. 請求項1に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、情報表示器を伏せた状態にするとインストルメントパネルの開口を閉じるようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示器の表示像をコンバイナに向けて反射させる鏡体をインストルメントパネルの内部に起伏自在に設け、前記鏡体を起伏させる起伏手段を設け、前記鏡体を伏せた状態では前記鏡体がインストルメントパネルの一部の面を構成するようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  4. 請求項3に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、鏡体を伏せた状態にするとインストルメントパネルの開口を閉じるようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  5. 請求項3又は請求項4に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    伏せた状態の情報表示器と鏡体とを並べて配置したことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  6. 請求項1から請求項5に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示器の表示面が、情報表示器を伏せた状態でインストルメントパネルの内部側となるように設けたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  7. 請求項1から請求項6に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示器が発生する熱を、インストルメントパネル内部に設けられる空気用ダクトに廃熱するようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  8. 請求項7に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、情報表示器が、内部に発光回路を有するものであり、前記情報表示器に冷却ファンを設けて空気用ダクトに廃熱するようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  9. 請求項7または請求項8に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示器の廃熱を行う空気用ダクトが車両に搭載される空調機への空調用ダクトであることを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  10. 請求項1から請求項6に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示器が発生する熱を、起立させた情報表示器から車室内の空気中に放出するようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  11. 請求項1から請求項10に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示器が、内部に発光回路を有するものであり、前記情報表示器に外部の光を取り入れる外光導入手段を設け、取り入れた外部の光を発光回路の光に加えて表示に使用するようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  12. 請求項11に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    発光回路の光を主要な光とし、外部からの光が発光回路の光を補うようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  13. 請求項11に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    外部からの光を主要な光とし、発光回路の光が外部からの光を補うようにしたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
  14. 請求項11から請求項13に記載されたヘッドアップディスプレイにおいて、
    情報表示部が、発光回路と所定の間隔を空けて表示面を設けて発光回路から同表示面に向かって投光するようにし、前記発光回路と前記表示面の間の情報表示器外周に外光取り入れ口を設け、前記発光回路と前記表示面の間に前記外光取り入れ口からの光を表示面に向かって反射させ、かつ前記発光回路からの光を表示面に向うように透過させるハーフミラーを設けたことを特徴とするヘッドアップディスプレイ。
JP2002359899A 2002-12-11 2002-12-11 ヘッドアップディスプレイ Pending JP2004189112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002359899A JP2004189112A (ja) 2002-12-11 2002-12-11 ヘッドアップディスプレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002359899A JP2004189112A (ja) 2002-12-11 2002-12-11 ヘッドアップディスプレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004189112A true JP2004189112A (ja) 2004-07-08

Family

ID=32759159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002359899A Pending JP2004189112A (ja) 2002-12-11 2002-12-11 ヘッドアップディスプレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004189112A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036018A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Yazaki Corp ヘッドアップディスプレイ装置及びこれに用いられるミラー一体カバーユニット
JP2006103488A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Yazaki Corp ヘッドアップディスプレイ装置
JP2006248323A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP2008044566A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Yanmar Co Ltd 農作業機
WO2012169557A1 (ja) * 2011-06-08 2012-12-13 株式会社ニフコ ヘッドアップディスプレイ装置
US8648904B2 (en) 2008-05-20 2014-02-11 Ricoh Company, Limited Projector, image projection method, and head-up display device using the projector
JP2015102617A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 富士通テン株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
JP2015141231A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
CN107111220A (zh) * 2014-12-22 2017-08-29 富士胶片株式会社 投射型显示装置及其温度控制方法
WO2018207630A1 (ja) * 2017-05-11 2018-11-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
TWI656990B (zh) * 2017-08-03 2019-04-21 光寶科技股份有限公司 電子裝置
JP2019077393A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP2019077392A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
KR20190113380A (ko) * 2018-03-28 2019-10-08 콘티넨탈 오토모티브 일렉트로닉스 유한회사 헤드업 디스플레이

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036018A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Yazaki Corp ヘッドアップディスプレイ装置及びこれに用いられるミラー一体カバーユニット
JP2006103488A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Yazaki Corp ヘッドアップディスプレイ装置
JP2006248323A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Yazaki Corp 車両用表示装置
JP4648730B2 (ja) * 2005-03-09 2011-03-09 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP2008044566A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Yanmar Co Ltd 農作業機
US8648904B2 (en) 2008-05-20 2014-02-11 Ricoh Company, Limited Projector, image projection method, and head-up display device using the projector
WO2012169557A1 (ja) * 2011-06-08 2012-12-13 株式会社ニフコ ヘッドアップディスプレイ装置
JP2012254707A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Nippon Seiki Co Ltd ヘッドアップディスプレイ装置
US9690096B2 (en) 2013-11-22 2017-06-27 Fujitsu Ten Limited Head-up display apparatus
JP2015102617A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 富士通テン株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
US10324287B2 (en) 2014-01-27 2019-06-18 Yazaki Corporation Heads-up display device
JP2015141231A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
CN107111220A (zh) * 2014-12-22 2017-08-29 富士胶片株式会社 投射型显示装置及其温度控制方法
US9910279B2 (en) 2014-12-22 2018-03-06 Fujifilm Corporation Projection display device and temperature control method thereof
CN107111220B (zh) * 2014-12-22 2018-05-22 富士胶片株式会社 投射型显示装置及其温度控制方法
DE112015005712B4 (de) 2014-12-22 2020-06-18 Fujifilm Corporation Projektionsdisplayvorrichtung und Temperatursteuerverfahren davon
JP2018189901A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
WO2018207630A1 (ja) * 2017-05-11 2018-11-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置
TWI656990B (zh) * 2017-08-03 2019-04-21 光寶科技股份有限公司 電子裝置
JP2019077393A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
JP2019077392A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 矢崎総業株式会社 車両用表示装置
KR20190113380A (ko) * 2018-03-28 2019-10-08 콘티넨탈 오토모티브 일렉트로닉스 유한회사 헤드업 디스플레이
KR102038999B1 (ko) * 2018-03-28 2019-10-31 콘티넨탈 오토모티브 일렉트로닉스 유한회사 헤드업 디스플레이

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004189112A (ja) ヘッドアップディスプレイ
JP5878712B2 (ja) 車両用表示装置
JP2009132221A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2005212546A (ja) 車両用表示装置
JP2016095436A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置及びバックライト装置
EP3528043B1 (en) Projector and head-up display device including projector
JP2007086226A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2008068767A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2013224068A (ja) 車両用ヘッドアップディスプレイ装置
JP2009222881A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
WO2019082500A1 (ja) 車両用表示装置
JP4109974B2 (ja) 車両用アウタミラー装置
WO2019082501A1 (ja) 車両用表示装置
JP4999626B2 (ja) 表示装置付き後写鏡装置
JP2009222880A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2002234359A (ja) 車両表示装置用表示源ユニット
JP2007126049A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2004276648A (ja) ヘッドアップディスプレイの収納構造
JPH1159224A (ja) フロントウィンドディスプレイ装置
JP2008304783A (ja) 光学表示装置
JP6942747B2 (ja) 車両用表示装置
JP2008308062A (ja) 車両用表示装置
JP2006111128A (ja) 車両用アウトサイドミラー装置
JP4267381B2 (ja) 車両用モニタ装置
JP2006027533A (ja) 覚醒照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050531

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205