JP2004178909A - 密閉式二次電池 - Google Patents

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真治 浜田
Toyohiko Eto
豊彦 江藤
Katsunori Maekawa
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

【課題】コスト低下と冷却性能の向上を図りつつ各単電池の電槽を相互に独立させて放電容量にばらつきの発生を防止した密閉式二次電池を提供する。
【解決手段】隔壁5を介して連接された複数の電槽4を有する角形電槽3と、正極板と負極板をセパレータを介して積層して構成された極板群8とを備え、各電槽4に極板群8を電解液とともに収容して単電池2を構成しかつ角形電槽3内で単電池2を直列接続した密閉式二次電池1において、角形電槽3にガス集合部24を設けるとともにガス集合部24と各電槽4との間に各電槽4の内部圧力が所定以上になると開口するガス排出部23を設け、ガス集合部24にガスを外部に導出するガス出口25を設け、各単電池2の電槽4を互いに独立させるとともにガス集合部24のガス出口25からガスを外部に排出するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は密閉式二次電池に関し、特に複数の単電池を内蔵してなる密閉式二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所要の電力容量が得られるように複数の単電池を接続した集合型二次電池において、単電池間の接続抵抗を含む単電池当たりの内部抵抗を小さくして、電池の発熱を抑制し、高出力化や寿命特性の向上を図ることができるものとして、本出願人は先に、図7に示すように、複数の単電池2を内蔵した密閉式二次電池1を提案している。
【0003】
図7において、3は角形電槽で、幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する直方体状の単電池2の電槽4をその短側面を隔壁5として共用して相互に一体的に連接してなる扁平な直方体状に形成され、各電槽4の上面開口は一体の蓋体6にて一体的に閉鎖されている。両端の電槽4の外側の短側面と各電槽4、4間の隔壁5の上部に接続穴7が形成されている。各電槽4内には、矩形状の正極板と負極板をセパレータを介して積層して構成された極板群8が電解液とともに収容され、単電池2が構成されている。極板群8の正極板と負極板は互いに反対側の側部に突出されて正極板と負極板のリード部9とされ、それらのリード部9の側端縁にはそれぞれ集電体10が溶接等にて接続されている。
【0004】
集電体10の上部には接続穴7内に嵌入する接続突部11が突設され、隣接する電槽4、4間で正極と負極の集電体の接続突部11が互いに溶接して接続されている。また、両端の電槽4の外側の短側面の接続穴7に正極又は負極の接続端子12が装着され、その接続突部13と集電体10の接続突部11とが互いに溶接にて接続されている。かくして、角形電槽3に内蔵された複数の単電池2が直列接続され、両端の接続端子12、12間に出力される。
【0005】
また、蓋体6には各電槽4毎に、電槽4の内部圧力が一定以上になったときに圧力を解放するための安全弁14が配設されており、各安全弁14の排気口14aにそれぞれ放出されたガスを外部に排出するための排出チューブ15が接続されている。
【0006】
ところが、図7に示すような構成では、各電槽4毎に安全弁14を配設しているので、安全弁14の数が多くなってコスト高になるという問題があり、また複数の密閉式二次電池1を冷却空間をあけて並列配置して直列接続して高い出力電圧の組電池を構成する場合に、複数の排出チューブが冷却空間を通る冷却媒体の流れを阻害し、密閉式二次電池1の冷却性能を低下させるという問題がある。
【0007】
そこで、図8に示すように、互いに隣接する各電槽4、4間を連通させる連通路16を蓋体6に設け、蓋体6の適所に各電槽4の内部圧力が一定以上になったときに圧力を解放する単一の安全弁14を配設し、安全弁14の数を低減してコスト低下と冷却性能の向上を図ったものを提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図8に示すように、密閉式二次電池1の各単電池2の電槽4を相互に連通させた構成では、種々の要因で単電池2毎の水素吸脱速度に偏りが生じた場合に、水素吸脱速度の偏りに従って水素が吸脱され、単電池毎の放電リザーブ、従って放電容量にばらつきが発生してしまい、最終的にばらつきが大きくなって密閉式二次電池1全体の容量劣化を早める可能性を有していた。
【0009】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、コスト低下と冷却性能の向上を図りつつ各単電池の電槽空間を相互に独立させて放電容量のばらつきの発生を防止した密閉式二次電池を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の密閉式二次電池は、隔壁を介して連接された複数の電槽を有する角形電槽と、正極板と負極板をセパレータを介して積層して構成された極板群とを備え、各電槽に極板群を電解液とともに収容して単電池を構成しかつ角形電槽内で単電池を直列接続した密閉式二次電池において、角形電槽にガス集合部を設けるとともにガス集合部と各電槽との間に各電槽の内部圧力が所定以上になると開口するガス排出部を設け、ガス集合部にガスを外部に導出するガス出口を設けたものであり、各単電池の電槽が互いに独立しているので、単電池毎の水素吸脱速度に偏りが生じても水素平衡圧の差で単電池間で水素が移動して水素に偏りを生じるということがなく、単電池間で放電容量にばらつきが発生するのを確実に防止でき、かつ何れかの単電池で内部圧力が所定値以上になった場合にはガス排出部が開口してガスがガス集合部に放出され、ガス集合部に設けられたガス出口から排出チューブにて外部に排出できるので、単電池毎に安全弁や排出チューブを配設する必要がなく、コスト低下を図れるとともに多数の排出チューブによって冷却媒体の流通が阻害されるということがないので冷却性能を向上できる。
【0011】
また、ガス排出部が設けられた中蓋を角形電槽に固着して各電槽を密閉するとともに、ガス集合部を形成する上蓋を中蓋に固着すると、角形電槽に中蓋と上蓋を同時溶着にて一体固着することで、各電槽及びガス集合部の気密性を確保しつつ生産性良く製造することができる。
【0012】
また、ガス排出部が、ガス排出口と、ガス排出口の出口面に弾性的に圧接するとともに電槽内の圧力で出口面から離間する方向に押圧される弁体部を有するゴム弁とから成ると、簡単で安価なゴム弁を装着するだけで、低コストにてガス排出部を構成することができる。
【0013】
また、ガス排出部が、電槽の内部圧力が所定以上になると破断する膜壁から成ると、ゴムシールの廃止によって水素ガスの透過漏れを確実に抑制でき、寿命特性を向上できる。
【0014】
また、ガス排出部が、電槽とガス集合部との間の壁面に形成され、電槽の内部圧力が所定以上になると破断する凹溝から成ると、所定圧力以上になると凹溝部分に応力が集中して適切に破断し、安全性に対する信頼性が向上できる。
【0015】
また、電槽側から形成した内側凹溝とガス集合部側から形成した外側凹溝とを間隔をあけて形成すると、内側凹溝にて壁面が外側に変形して外側凹溝に応力が集中し易くなり、より高い信頼性が得られる。
【0016】
また、環状の内側凹溝の内部に、間隔をあけて環状の外側凹溝を形成すると、環状の外側凹溝に囲まれた部分が外側に押し出され、その周囲の外側凹溝に応力が一層集中して適切に破断し、一層高い信頼性を確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の密閉式二次電池の第1の実施形態について、図1、図2を参照して説明する。なお、図7、図8を参照して説明した従来例と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し、主として相違点を説明する。
【0018】
図1において、本実施形態の密閉式二次電池1における角形電槽3は、幅の狭い短側面と幅の広い長側面とを有する直方体状の複数の電槽4をその短側面を隔壁5として共用して相互に一体的に連接して構成されている。この角形電槽3における各電槽4の上面開口上に、一体の中蓋21が配置され、その中蓋21上に上蓋22が配置され、角形電槽3と中蓋21と上蓋22が同時溶着にて一体固着されている。
【0019】
中蓋21は、各電槽4の上面開口を各々密閉しており、かつ各電槽4毎にガス排出部23が設けられている。また、中蓋21と上蓋22の間の空間にて、任意のガス排出部23から排出されたガスを集合するガス集合部24が設けられ、上蓋22の適所に設けられたガス出口25から排出チューブ26にて外部に排出するように構成されている。
【0020】
ガス排出部23は、中蓋21の壁面を上下に貫通する円筒状のガス排出口27とこのガス排出口27に装着されたゴム弁28にて構成されており、ゴム弁28は、図2に詳細を示すように、ガス排出口27の上端の出口面27aに弾性的に圧接する弁体部28aと、弁体部28aからガス排出口27を貫通するように一体的に延出された連結部28bと、連結部28bを弾性的に引張させた状態でガス排出口27の下端の入口面27bに係合する係合部28cにて構成され、係合部28cの上面と連結部28bの外周面にわたって形成された複数の圧力導入溝28dにて弁体部28aの下面に電槽4内の圧力が負荷させるように構成されている。なお、係合部28cはガス排出口27に容易に挿入して貫通させることができるようにテーパ状に形成されている。
【0021】
こうして互いに独立して密閉されている各電槽4内に、両側に集電体10が接合された極板群8が電解液とともに収容されて単電池2が構成されている。角形電槽3の両端壁及び隔壁5の上部には接続穴7が形成され、この接続穴7を通して両端の単電池2の集電体10に接続端子12が接続されるとともに、隣接する単電池2、2の集電体10、10同士が接続されている。
【0022】
極板群8は、複数枚の正極板と複数枚の負極板とを交互に配置するとともに、各正極板に横方向に開口部を有する袋状のセパレータを被せることにより正極板と負極板の間にセパレータを介装した状態で積層して構成され、正極板と負極板の一側部を互いに反対側に突出させて正極と負極のリード部9が設けられている。正極板は、Niの発泡メタルにリード部9を除いて水酸化ニッケルを充填して構成され、そのリード部9は発泡メタルを加圧して圧縮するとともにその一面にリード板を超音波溶接でシーム溶接して構成されている。また、負極板は、Niのパンチングメタルにリード部9を除いて水素吸蔵合金を含む負極構成物質を塗着して構成されている。この極板群8の両側のリード部9には集電体10が接合されている。なお、極板群8は、帯状の正極板と負極板を互いに反対側の側縁にリード部を突出させてセパレータを介して積層し、これを平たく巻回して構成してもよい。
【0023】
以上の構成の密閉式二次電池1においては、各単電池2の電槽4が互いに独立しているので、単電池2毎の水素吸脱速度に偏りが生じても、水素平衡圧の差で単電池2間で水素が移動して水素に偏りを生じるということがなく、単電池2間で放電容量にばらつきが発生するのを確実に防止できる。かくして、単電池2間のばらつきが大きくなって密閉式二次電池1全体の容量劣化を早めることがなく、寿命特性を向上できる。
【0024】
しかも、何れかの単電池2で電槽4の内部圧力が所定値以上になった場合には、各電槽4毎に設けられたガス排出部23において、排出口27に装着されたゴム弁28の弁体部28aに電槽4の圧力が作用し、連結部28bによる引張力に抗して弁体部28aが持ち上げられて排出口27が開口し、電槽4内のガスがガス集合部24に放出され、ガス出口25から排出チューブ26にて外部に排出される。かくして、単電池2毎に従来の安全弁や排出チューブ26を配設する必要がなく、コスト低下を図れるとともに多数の排出チューブ26を配設することで冷却媒体の流通が阻害されるということがないので冷却性能を向上できる。なお、本実施形態では、ゴム弁28を用いているので、電槽4内の圧力が所定値以下に低下すると、電槽4は再び密閉される。
【0025】
また、角形電槽3上に各電槽4を密閉する中蓋21を配置し、この中蓋21にガス集合部24を形成する上蓋22を固着し、角形電槽3に中蓋21と上蓋22を同時溶着にて一体固着しているので、各電槽4やガス集合部24の気密性を確保しつつ生産性良く製造することができる。また、ガス排出部23も、ガス排出口27に単純な構成で安価に得られるゴム弁28を装着した簡単な構成であり、各電槽4毎に配設しても低コストにて構成することができる。
【0026】
(第2の実施形態)
次に、本発明の密閉式二次電池の第2の実施形態について、図3を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明では、先行する実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0027】
上記第1の実施形態では、ガス排出部23として円筒状のガス排出口27にゴム弁28を装着して構成した例を示したが、本実施形態のガス排出部29は、中蓋21に電槽4の内部圧力が所定以上になると破断するような膜厚に設定した膜壁30を設けて構成されている。
【0028】
本実施形態によれば、上記第1の実施形態ではゴム弁28によりシールを行っているので、ゴムを通して水素ガスが透過漏れするのを避けることができないが、本実施形態ではゴムシールの廃止によって水素ガスの透過漏れを確実に抑制でき、寿命特性を向上できる。また、構成が極めて簡単であり、一層のコスト低下を図ることができる。
【0029】
なお、本実施形態の構成では、何れかの電槽4が所定値以上の圧力となって膜壁30が破断すると、電槽4内の圧力が低下しても元の状態に復帰することはなく、それによって電池異常が速やかに検出されて直ちに使用不可能な状態となる。しかし、通常の使用状態においては電槽4内の圧力が所定値を越えることはなく、電池異常の時にしか所定値を越えることがないような場合には、ガス排出部が何度も自動復帰して電池異常のまま知らずに使用するような事態を無くして、より安全側で密閉式二次電池1を使用することができる。
【0030】
(第3の実施形態)
次に、本発明の密閉式二次電池の第3の実施形態について、図4〜図6を参照して説明する。
【0031】
上記第2の実施形態では、中蓋21に膜壁30からなるガス排出部29を設けたものを例示したが、本実施形態では、ガス排出部31を、各電槽4とガス集合部24との間の中蓋21の壁面に形成した凹溝32、33にて構成し、動作の信頼性の向上を図っている。
【0032】
すなわち、本実施形態のガス排出部31は、図4(a)、(b)に示すように、電槽4側から形成した大径の円環状の内側凹溝32と、ガス集合部24側から内側凹溝32の内部に間隔をあけて形成した小径の円環状の外側凹溝33にて構成されている。これらの凹溝32、33は、好適には図4(c)に示すように、断面形状略V字状に形成され、V字の開き角θは20°〜90°、溝底の薄肉部の膜厚tは0.2〜0.7mm、溝底エッジの丸み径Rは0.5mm以下に設定される。
【0033】
以上の構成のガス排出部31によれば、任意の電槽4の内部圧力が所定以上になると、図5に示すように、電槽4側から形成した円環状の内側凹溝32にて囲まれた部分に内部圧力が作用することで、中蓋21の壁面の内側凹溝32にて囲まれた部分が外側に変形し、その内部に間隔をあけて形成された円環状の外側凹溝33にて囲まれた部分が外側に押し出されることで、この外側凹溝33に応力集中して作用し、この外側凹溝33が確実に破断することになり、安全性に対する信頼性が向上できる。
【0034】
さらに、凹溝32、33の断面形状と寸法を上記のように設定することで、電槽4内の圧力が0.3〜1.0MPa、好適には0.4〜0.5MPaの所定圧力になったときに安定して破断させることができる。
【0035】
なお、図4、図5に示した例では、電槽4の内側と外側から二重円環状に凹溝32、33を形成した例を示したが、図6(a)に示すように、複数の直線状の内側凹溝34を間隔をあけて平行に形成し、その中間部に1又は複数の直線状の外側凹溝35を形成しても同様の作用を奏することができる。さらに、図6(b)に示すように、壁面の内側若しくは外側に複数本の直線状の凹溝36を1又は複数箇所で交差するように形成しても、凹溝36の交差部に応力が集中することで同様に所定圧力で確実に破断させることができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明の密閉式二次電池によれば、各単電池の電槽を互いに独立させているので、単電池毎の水素吸脱速度に偏りが生じても水素平衡圧の差で単電池間で水素が移動して水素に偏りを生じるということがなく、単電池間で放電容量にばらつきが発生するのを確実に防止でき、かつ何れかの単電池で内部圧力が所定値以上になった場合にはガス排出手段が開口してガスがガス集合部に放出され、ガス集合部のガス出口から外部に排出できるため、単電池毎に安全弁やガス排出チューブを配設する必要がなく、コスト低下を図れるとともに多数のガス排出チューブによって冷却媒体の流通が阻害されるということがないので冷却性能を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密閉式二次電池の第1の実施形態の縦断面図である。
【図2】同実施形態におけるゴム弁の斜視図である。
【図3】本発明の密閉式二次電池の第2の実施形態の縦断面図である。
【図4】本発明の密閉式二次電池の第3の実施形態を示し、(a)は縦断面図、(b)はガス排出部の平面図、(c)は凹溝の拡大断面図である。
【図5】同実施形態のガス排出部の動作状態を示す拡大断面図である。
【図6】同実施形態のガス排出部の変形例を示す平面図である。
【図7】従来例の密閉式二次電池の縦断面図である。
【図8】他の従来例の密閉式二次電池の縦断面図である。
【符号の説明】
1 密閉式二次電池
2 単電池
3 角形電槽
4 電槽
5 隔壁
8 極板群
21 中蓋
22 上蓋
23 ガス排出部
24 ガス集合部
25 ガス出口
27 ガス排出口
28 ゴム弁
28a 弁体部
29 ガス排出部
30 膜壁
31 ガス排出部
32 内側凹溝
33 外側凹溝
34 内側凹溝
35 外側凹溝
36 凹溝

Claims (7)

  1. 隔壁を介して連接された複数の電槽を有する角形電槽と、正極板と負極板をセパレータを介して積層して構成された極板群とを備え、各電槽に極板群を電解液とともに収容して単電池を構成しかつ角形電槽内で単電池を直列接続した密閉式二次電池において、角形電槽にガス集合部を設けるとともにガス集合部と各電槽との間に各電槽の内部圧力が所定以上になると開口するガス排出部を設け、ガス集合部にガスを外部に導出するガス出口を設けたことを特徴とする密閉式二次電池。
  2. ガス排出部が設けられた中蓋を一体電槽に固着して各電槽を密閉するとともに、ガス集合部を形成する上蓋を中蓋に固着したことを特徴とする請求項1記載の密閉式二次電池。
  3. ガス排出部は、ガス排出口と、ガス排出口の出口面に弾性的に圧接するとともに電槽内の圧力で出口面から離間する方向に押圧される弁体部を有するゴム弁とから成ることを特徴とする請求項1又は2記載の密閉式二次電池。
  4. ガス排出部は、電槽の内部圧力が所定以上になると破断する膜壁から成ることを特徴とする請求項1又は2記載の密閉式二次電池。
  5. ガス排出部は、電槽とガス集合部との間の壁面に形成され、電槽の内部圧力が所定以上になると破断する凹溝から成ることを特徴とする請求項1又は2記載の密閉式二次電池。
  6. 電槽側から形成した内側凹溝とガス集合部側から形成した外側凹溝とを間隔をあけて形成したことを特徴とする請求項5記載の密閉式二次電池。
  7. 環状の内側凹溝の内部に、間隔をあけて環状の外側凹溝を形成したことを特徴とする請求項6記載の密閉式二次電池。
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