JP2018018674A - 電池モジュール - Google Patents

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大 松代
泰有 秋山
Yasunari Akiyama
泰有 秋山
広和 小竹
Hirokazu Kotake
広和 小竹
中村 知広
Tomohiro Nakamura
知広 中村
真也 奥田
Shinya Okuda
真也 奥田
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Abstract

【課題】圧力調整弁同士の干渉を避けることができる電池モジュールを提供する。【解決手段】電池モジュール1は、複数の積層体10と、積層体10をそれぞれ収容する複数の収容部20と、を有し、第1方向D1に沿って配列された複数の電池ユニット2と、第1方向D1に交差する第2方向D2における電池ユニット2の一端部のそれぞれに対して設けられ、収容部20との間に空間SPを形成する複数のカバー3と、空間SPのそれぞれに連通するようにカバー3のそれぞれに設けられた複数の圧力調整弁4と、を備える。収容部20には、収容部20の内部と空間SPとを連通する連通孔20hが設けられており、互いに隣り合う収容部20の連通孔20hの位置は、第1方向D1から見て互いに異なる。【選択図】図7

Description

本発明は、電池モジュールに関する。
特許文献1には、密閉式二次電池が記載されている。この密閉式二次電池は、連接された複数の電槽と、正極板と負極板とをセパレータを介して積層して構成され各電槽に収容された極板群と、各電槽に設けられ各電槽の内部圧力が所定以上になると開口するガス排出部と、を備える。密閉式二次電池は、極板群が収容された電槽を含む単電池を直列接続することによって所要の電力容量を確保している。
特開2004−178909号公報
上記の密閉式二次電池のような電池モジュールにおいては、例えば、上記の単電池といった各電池ユニットを薄く構成することにより、電池ユニット当たりの内部抵抗を低減させ、高出力化を図ることができる。一方、各電池ユニットの内部のガスを十分に排出するためには、一定のサイズを有する圧力調整弁を設ける必要がある。したがって、電池ユニットの更なる薄化のためには、互いに隣り合う電池ユニットの圧力調整弁同士の干渉を避けることが望まれる。
そこで、本発明は、圧力調整弁同士の干渉を避けることができる電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る電池モジュールは、セパレータを介在させて第1方向に交互に積層された正極及び負極を含む複数の積層体と、積層体をそれぞれ収容する複数の収容部と、を有し、第1方向に沿って配列された複数の電池ユニットと、第1方向に交差する第2方向における電池ユニットの端部のそれぞれに対して設けられ、収容部との間に空間を形成する複数のカバーと、空間のそれぞれに連通するようにカバーのそれぞれに設けられた複数の圧力調整弁と、を備え、収容部には、収容部の内部と空間とを連通する連通孔が設けられており、互いに隣り合う収容部の連通孔の位置は、第1方向から見て互いに異なる。
この電池モジュールにおいては、第1方向に沿って配列された複数の電池ユニットのそれぞれに対して、電池ユニットの収容部との間に空間を形成する複数のカバーが設けられている。また、収容部には連通孔が設けられ、収容部の内部はこの空間に連通されている。そして、圧力調整弁は、複数のカバーのそれぞれに設けられている。したがって、各電池ユニットの収容部の内圧が変化した場合には、収容部の連通孔、カバーにより形成される空間、及び、圧力調整弁を介してガスの流出・流入が生じ、当該圧力の変化が緩和される。ここで、互いに隣り合う収容部の連通孔の位置は、第1方向から見て互いに異なる。したがって、互いに隣り合う電池ユニットには、第1方向から見て互いに異なる位置にカバー及び圧力調整弁を設けることができる。これにより、電池ユニットを薄化した際にも圧力調整弁同士の干渉を避けることができる。
本発明に係る電池モジュールにおいて、連通孔の位置は、第1方向から見て互いに異なっていてもよい。この場合、全ての電池ユニットに対して、第1方向から見て互いに異なる位置にカバー及び圧力調整弁を設けることができる。これにより、圧力調整弁同士の干渉を確実に避けることができる。
本発明に係る電池モジュールにおいて、収容部は、第1方向に沿って互いに隣り合う積層体の間に介在し、集電板が埋設された隔壁を有し、集電板は、収容部の内部において隔壁から露出した露出部と、端部側において隔壁及び収容部から突出した突出部と、を含み、正極及び負極は、露出部において集電板に電気的に接続されており、第1方向及び第2方向と交差する第3方向についての連通孔の位置は、第3方向についての突出部の位置と異なっていてもよい。この場合、圧力調整弁同士の干渉を避けるに際して、圧力調整弁と集電板との干渉も避けることができる。
本発明に係る電池モジュールにおいて、隔壁は、互いに隣り合う収容部において共有化されていてもよい。この場合、簡易な構造によって電池ユニットを薄く構成することができる。
本発明に係る電池モジュールにおいて、電池ユニットは、ニッケル水素電池を構成していてもよい。この構成のニッケル水素電池によれば、上記のとおり、圧力調整弁同士の干渉を避けることができる。
本発明によれば、圧力調整弁同士の干渉を避けることができる電池モジュールを提供することができる。
図1は、本実施形態に係る電池モジュールの平面図である。 図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、図1に示された電池ユニットの分解斜視図である。 図5は、図2に示された積層体の概略断面図である。 図6は、図3の部分VIの拡大図である。 図7は、図3のVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、電池モジュールの変形例である。 図9は、電池モジュールの変形例である。 図10は、電池モジュールの変形例である。 図11(a),(b)は、電池モジュールの変形例である。
以下、本発明の一実施形態に係る電池モジュールについて、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一の要素同士、或いは相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、各図には、理解の容易化のため、第1方向D1、第2方向D2、及び第3方向D3からなる直交座標系Sを示している。
図1は、本実施形態に係る電池モジュールの平面図である。図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。図3は、図1のIII-III線に沿った断面図である。図1〜3に示されるように、電池モジュール1は、複数(ここでは、10個)の電池ユニット2と、電池ユニット2のそれぞれに対して設けられた複数(ここでは、10個)のカバー3と、カバー3のそれぞれに設けられた複数(ここでは、10個)の圧力調整弁4と、を備えている。電池ユニット2は、第1方向D1に沿って配列されている。電池ユニット2は、例えば、ニッケル水素電池等の二次電池を構成している。
図4は、図1に示された電池ユニットの分解斜視図である。図5は、図2に示された積層体の概略断面図である。図1〜図5に示されるように、電池ユニット2は、積層体10と、収容部20と、集電板30と、を有している。それぞれの積層体10は、電解液(不図示)とともに各収容部20に収容されている。なお、図5では、収容部20の各部については図示を省略している。
積層体10は、複数の正極11と、複数の負極12と、正極11と負極12との間に配置された複数のセパレータ13とを含む。正極11及び負極12は、セパレータ13を介在させて第1方向D1に沿って交互に積層されている。正極11、負極12、及びセパレータ13は、それぞれ正極11及び負極12の積層方向(すなわち、第1方向D1)に交差(直交)する方向(ここでは、第2方向D2及び第3方向D3)に延在するシート状を呈している。また、正極11、負極12、及びセパレータ13は、それぞれ第1方向D1から見て、第3方向D3を長手方向とする長方形状を呈している。
正極11は、金属箔11aと、金属箔11aの両面に設けられた正極活物質層11bと、を含む。金属箔11aは、例えば、多孔性のニッケル箔等である。正極活物質層11bは、例えば、水酸化ニッケルを含んで構成される。金属箔11aには、第2方向D2の一端から突出するタブ部11cが設けられている。
負極12は、金属箔12aと、金属箔12aの両面に設けられた負極活物質層12bと、を含む。金属箔12aは、例えば、多孔性のニッケル箔又はメッシュ状のニッケルめっき銅板(パンチングメタル)等である。負極活物質層12bは、例えば、水素吸蔵合金を含んで構成される。金属箔12aには、第2方向D2の一端から突出するタブ部12cが設けられている。
セパレータ13は、例えば、樹脂製の微多孔膜である。なお、セパレータ13は、シート状に限定されない。セパレータ13は、例えば、袋状であってもよい。セパレータ13は、例えば、タブ部11cを露出させた状態で正極11を包んでいてもよく、タブ部12cを露出させた状態で負極12を包んでいてもよい。電解液は、例えば、水酸化カリウムを含む比重1.2〜1.4のアルカリ水溶液である。セパレータ13には、電解液が含浸されている。電解液は、正極活物質層11b及び負極活物質層12bにも含浸されている。
本実施形態では、例えば、2枚の正極11と3枚の負極12とが交互に積層されて積層体10が構成されている。積層体10において、各正極11は、タブ部11cの向きが揃うように積層され、各負極12は、タブ部12cの向きが揃うように積層されている。これにより、正極11のタブ部11cによって正極タブ群14が構成され、負極12のタブ部12cによって負極タブ群15が構成されている。正極タブ群14及び負極タブ群15は、第2方向D2における積層体10の端部10cに形成されている。
なお、正極タブ群14及び負極タブ群15の位置は、第1方向D1から見て互いに異なっている。例えば、正極タブ群14は、第3方向D3における積層体10の一方側に形成され、負極タブ群15は、第3方向D3における積層体10の他方側に形成されている。
また、本実施形態では、第1方向D1に沿って配列された複数の電池ユニット2において、互いに隣り合う積層体10の正極タブ群14及び負極タブ群15の位置は、第1方向D1から見て互いに異なっている。すなわち、一方側に正極タブ群14が形成された積層体10と、他方側に正極タブ群14が形成された積層体10と、が互いに隣り合うように、複数の電池ユニット2が配列されている。
収容部20は、積層体10を収容している。収容部20は、第1方向D1に沿って配列されている。第1方向D1における電池モジュール1の端部に位置する一対の収容部20は、第1方向D1に沿って互いに対向するプレート22及び隔壁23と、第2方向D2に沿って互いに対向する上壁24及び底壁25と、第3方向D3に沿って互いに対向する一対の側壁26と、を有し、それらによって矩形箱状に形成されている。
一方、第1方向D1における電池モジュール1の端部に位置する一対の収容部20以外の収容部20は、第1方向D1に沿って互いに対向する一対の隔壁23と、第2方向D2に沿って互いに対向する上壁24及び底壁25と、第3方向D3に沿って互いに対向する一対の側壁26と、を有し、それらによって矩形箱状に形成されている。プレート22、隔壁23、上壁24、底壁25、及び、側壁26は、例えば、PP(ポリプロピレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、又は変性PPE(ポリフェニレンエーテル)等の樹脂材料により形成されている。
隔壁23は、第2方向D2及び第3方向D3に延在する板状を呈している。また、隔壁23は、第1方向D1から見て第3方向D3を長手方向とする長方形状を呈している。隔壁23は、第1方向D1に沿って互いに隣り合う積層体10の間に介在している。ここで、2つの積層体10の間には、1つの隔壁23が介在している。すなわち、隔壁23は、互いに隣り合う収容部20において共有化されている。
上壁24、底壁25、及び一対の側壁26は、隔壁23における積層体10が配置される領域を囲むように、隔壁23に一体的に設けられている。上壁24は、第2方向D2における隔壁23の一端部23cに設けられている。隔壁23の一端部23cは、第2方向D2について、積層体10の端部10c及び収容部20の一端部20cと同じ側の端部である。すなわち、収容部20は、一端部20cにおいて上壁24を有している。底壁25は、第2方向D2における隔壁23の他端部23dに設けられている。一対の側壁26は、第3方向D3における隔壁23の両端部にそれぞれ設けられている。
また、上壁24、底壁25、及び一対の側壁26は、隔壁23の第1方向D1に交差する一対の面のうちの一方の面23sに設けられている。隔壁23の一方の面23sからの上壁24、底壁25、及び側壁26の高さは、互いに等しい。また、隔壁23の一方の面23sからの上壁24、底壁25、及び側壁26の高さは、第1方向D1における積層体10の厚みより僅かに大きい。このように、第1方向D1に沿って配列された隔壁23と、隔壁23に設けられた上壁24、底壁25、及び一対の側壁26と、によって、内部に積層体10を収容する収容部20が構成されている。
また、隔壁23には、一方の面23s側に開口する一対の窓部27が形成されている。窓部27は、第3方向D3における隔壁23の一方側と他方側とに互いに離間して形成されている。窓部27は、例えば、第3方向D3の一方側及び他方側においてそれぞれ当該第3方向D3に延びる長方形状を呈している。
集電板30は、隔壁23に埋設されている。1つの隔壁23には、一対の集電板30が埋設されている。集電板30は、例えば、金属等によって構成されている。集電板30は、第3方向D3における隔壁23の一方側と他方側とに互いに離間して設けられている。集電板30は、隔壁23の窓部27から露出した露出部31と、隔壁23の一端部23c側において隔壁23から突出した突出部32と、を含む。隔壁23の窓部27は、収容部20内に形成されている。したがって、露出部31は、窓部27を介して、収容部20の内部において隔壁23から露出している。突出部32は、隔壁23の一端部23c側において、第2方向D2に沿って突出している。すなわち、突出部32は、収容部20の一端部20c側において、収容部20から突出している。なお、集電板30はプレート22にも埋設されているが、図4では図示を省略している。
第1方向D1から見て、積層体10の正極タブ群14は一方側の窓部27から露出する集電板30の露出部31に重なり、負極タブ群15は他方側の窓部27から露出する集電板30の露出部31に重なっている。正極タブ群14及び負極タブ群15は、露出部31において集電板30に電気的に接続されている。正極タブ群14及び負極タブ群15は、例えば、溶接によって集電板30の露出部31にそれぞれ接合されている(図1の二点鎖線によって示される部分拡大図を参照)。溶接としては、例えば、抵抗シーム溶接、レーザによる貫通溶接などが用いられる。
第1方向D1において互いに隣り合う突出部32同士は、電気的に接続されている。突出部32同士の接続には、例えば、平板状の接続部材33が用いられる。突出部32と接続部材33とは、例えば溶接によって接合され、接続部34が構成される。1つの電池ユニット2に着目すると、その一方の突出部32は、第1方向D1の一方側において当該突出部32に隣接する別の(電池ユニット2の)突出部32に接続され、その他方の突出部32は、第1方向D1の他方側において当該突出部32に隣接するさらに別の(電池ユニット2の)突出部32に接続される。これにより、電池モジュール1では、積層体10(電池ユニット2)同士が電気的に直列に接続されている。
続けて、カバー3について説明する。カバー3は、第2方向D2における電池ユニット2の一端部(収容部20の一端部20c)に設けられている。カバー3は、電池ユニット2のそれぞれに対して設けられている。複数のカバー3の位置は、後述する連通孔20hの位置にそれぞれ対応している。カバー3は、第2方向D2において電池ユニット2の収容部20と離間して設けられた頂部35と、頂部35から収容部20の一端部20cに向けて延びて一端部20cに接続された側部36と、を有している。
頂部35は、例えば、矩形板状を呈している。第1方向D1における頂部35の長さは、2つ以上の電池ユニット2を覆う長さ(すなわち、第1方向D1における2つ分の電池ユニット2と同等以上の長さ)である。また、第3方向D3における頂部35の長さは、第3方向D3における集電板30の突出部32同士の間隔よりも小さい。側部36は、第2方向D2に延びる角筒形状を呈している。
カバー3は、頂部35及び側部36によって矩形箱状を呈している。カバー3は、例えば、樹脂によって形成されている。カバー3の側部36は、例えば、溶接等によって電池ユニット2の一端部(収容部20の一端部20c)に接合されている。カバー3の側部36は、例えば、プレート22又は隔壁23の端面に接合されていてもよく、上壁24に接合されていてもよい。このようにして、カバー3は、収容部20の一端部20cとの間に空間SPを形成している。ここでは、1つの収容部20に対して独立した1つの空間SPが形成されている。また、カバー3には、それぞれの空間SPに連通するように、それぞれ圧力調整弁4が設けられている。
続けて、圧力調整弁4の一例について説明する。図6は、図3の部分VIの拡大図である。ただし、圧力調整弁4は次に説明する構成に限定されず、公知のものを採用することができる。圧力調整弁4は、カバー3の頂部35に設けられている。圧力調整弁4は、例えば、第1方向D1及び第3方向D3における頂部35の中央部に設けられている。圧力調整弁4は、弁体41と、蓋体42と、を備えている。また、カバー3の頂部35には圧力調整弁4が設けられる位置に対応して、例えば、円形の開口35hが形成されている。圧力調整弁4は、弁体41によって開口35hを覆い塞ぐように、頂部35に設けられている。
弁体41は、例えば、円柱形状を呈している。弁体41は、弾性部材(例えば、ゴム)によって形成されている。蓋体42は、弁体41を覆う円筒形状の被覆部42aと、被覆部42aの周囲に突設され、頂部35に接合される円環形状のシール部42bと、を含む。蓋体42は、例えば、樹脂によって形成されている。蓋体42のシール部42bは、例えば、溶接等によってカバー3の頂部35に接合されている。弁体41は、開口35hと反対側から蓋体42によって頂部35に対して押さえられることにより、開口35hを塞いでいる。この状態において、蓋体42の被覆部42aの内側面と、弁体41の側面との間には隙間が形成されている。また、被覆部42aには、この隙間と外部空間とを連通する通気孔が設けられ、ガスの逃げ道を形成している。このため、空間SPの内部の圧力が高くなると、空間SP側から圧力によって弁体41が押圧される。これにより、弁体41が弾性変形し、開口35hが空間SPの外にも連通する。
頂部35の開口35hの第1方向D1における長さ(ここでは、開口35hの直径)L1は、例えば、1.0mm〜1.5mmである。弁体41と頂部35とが接触する受圧部分の第1方向D1における長さL2は、例えば、1.5mm〜3.0mmである。蓋体42のシール部42bと頂部35との接合部分の第1方向D1における長さL3は、例えば、1.5mm〜3.0mmである。なお、弁体41の側面と被覆部42aの内側面との間に形成された隙間の第1方向D1における長さL4は、例えば、長さL2の1/10程度(例えば、0.1mm〜0.3mm)である。このようなサイズの開口35h及び圧力調整弁4によれば、電池ユニット2の内部において発生したガスを十分に排出することができる。
以上のように、圧力調整弁4は、複数のカバー3のそれぞれに設けられている。圧力調整弁4は、カバー3と収容部20との間の空間SPのそれぞれに連通するように設けられている。また、本実施形態では、複数のカバー3はそれぞれ同じ大きさであり、複数の圧力調整弁4は、それぞれ同じ大きさである。そのため、電池モジュール1の複数のカバー3及び複数の圧力調整弁4を同一部材によって形成することができる。これにより、部材を共通化することができ、部材の種類の増加が抑制される。
ここで、図3に示されるように、電池ユニット2の収容部20には、それぞれの収容部20の内部と空間SPとを連通する連通孔20hが設けられている。図7を併せて参照し、連通孔20hについて説明する。図7は、図2のVII-VII線に沿った断面図である。
図3、及び図7に示されるように、連通孔20hは、上壁24に設けられている。すなわち、連通孔20hは、第2方向D2における収容部20の一端部20cに設けられている。連通孔20hは、例えば、第2方向D2から見て正方形状に形成されている。なお、連通孔20hの形状は正方形状に限定されず、例えば、長方形状、円形状等であってもよい。連通孔20hは、上壁24の一部に収容部20の内部から空間SPまで貫通する切り欠きを設けることにより形成されていてもよい。
連通孔20hは、第1方向D1に沿って一定の間隔で配列されている。また、互いに隣り合う収容部20の連通孔20hの位置は、第1方向D1から見て互いに異なっている。ここでは、一部の連通孔20h同士は、第1方向D1から見て互いに重複している。ただし、第1方向D1から見て互いに重複する位置に連通孔20hが設けられた収容部20同士の間には、第1方向D1から見て当該連通孔20hと異なる位置に連通孔20hが設けられた収容部20が1つ以上(ここでは、2つ)介在している。
また、第3方向D3についての連通孔20hの位置は、第3方向D3についての突出部32の位置と異なる。したがって、第2方向D2から見たとき、第3方向D3について互いに異なる位置に設けられた連通孔20h同士の間には、突出部32を含む領域が介在されている。
ここでは、電池モジュール1は、例えば、第3方向D3における突出部32を含む領域よりも電池モジュール1の一端部1e側に連通孔20hが設けられた電池ユニット2を複数(例えば、3つ)備えている。また、電池モジュール1は、例えば、第3方向D3における突出部32を含む領域よりも前記電池モジュール1の他端部1f側に連通孔20hが設けられた電池ユニット2を複数(例えば、3つ)備えている。さらに、電池モジュール1は、例えば、第3方向D3における突出部32を含む一対の領域の間(電池モジュール1の中央部)に連通孔20hが設けられた電池ユニット2を複数(例えば、4つ)備えている。
上述したように、複数のカバー3の位置は、連通孔20hの位置にそれぞれ対応している。したがって、第3方向D3についてのカバー3の位置は、第3方向D3についての突出部32の位置と異なる。図1に示されるように、第2方向D2から見て、1つのカバー3は、1つの連通孔20hを覆うように設けられている。1つの連通孔20hを覆うカバー3は、少なくとも、当該連通孔20hが設けられた電池ユニット2と、当該電池ユニット2に隣り合う2つの電池ユニット2と、の3つの電池ユニット2に亘って設けられている。
以上説明した電池モジュール1において、第1方向D1に沿って配列された複数の電池ユニット2のそれぞれに対して、電池ユニット2の収容部20との間に空間SPを形成する複数のカバー3が設けられている。また、収容部20には連通孔20hが設けられ、収容部20の内部はこの空間SPに連通されている。そして、圧力調整弁4は、複数のカバー3のそれぞれに設けられている。したがって、各電池ユニット2の収容部20の内圧が変化した場合には、収容部20の連通孔20h、カバー3により形成される空間SP、及び、圧力調整弁4を介してガスの流出・流入が生じ、当該圧力の変化が緩和される。ここで、互いに隣り合う収容部20の連通孔20hの位置は、第1方向D1から見て互いに異なる。したがって、互いに隣り合う電池ユニット2には、第1方向D1から見て互いに異なる位置にカバー3及び圧力調整弁4を設けることができる。これにより、電池ユニット2を薄化した際にも圧力調整弁4同士の干渉を避けることができる。
本実施形態に係る電池モジュール1において、収容部20は、第1方向D1に沿って互いに隣り合う積層体10の間に介在し、集電板30が埋設された隔壁23を有し、集電板30は、収容部20の内部において隔壁23から露出した露出部31と、一端部20c側において隔壁23及び収容部20から突出した突出部32と、を含み、正極11及び負極12は、露出部31において集電板30に電気的に接続されており、第1方向D1及び第2方向D2と交差する第3方向D3についての連通孔20hの位置は、第3方向D3についての突出部32の位置と異なっている。これにより、圧力調整弁4同士の干渉を避けるに際して、圧力調整弁4と集電板30との干渉も避けることができる。
本実施形態に係る電池モジュール1において、隔壁23は、互いに隣り合う収容部20において共有化されている。これにより、簡易な構造によって電池ユニット2を薄く構成することができる。
本実施形態に係る電池モジュール1において、電池ユニット2は、ニッケル水素電池を構成している。この構成のニッケル水素電池により、上記のとおり、圧力調整弁4同士の干渉を避けることができる。
以上の実施形態は、本発明に係る電池モジュールの一実施形態を説明したものである。したがって、本発明に係る電池モジュールは、上記の電池モジュール1に限定されない。本発明に係る電池モジュールは、各請求項の要旨を変更しない範囲において、上記の電池モジュール1を任意に変更したものとすることができる。図8〜図11は、電池モジュールの変形例である。
例えば、本実施形態の電池モジュール1において、集電板30は、第2方向D2における隔壁23の一端部23c側において隔壁23から突出した突出部32を有していたが、集電板30はこれに限定されない。図8に示されるように、集電板30は、第3方向D3における隔壁23の一端部23e側及び他端部23f側において隔壁23から突出した突出部32を有していてもよい。この場合、例えば、一端部23e側の突出部32を有する集電板30に正極タブ群14が電気的に接続され、他端部23f側の突出部32を有する集電板30に負極タブ群15が電気的に接続されていてもよい。
この場合、図9に示されるように、例えば、全ての連通孔20hの位置が、第1方向D1から見て互いに異なっていてもよい。これにより、図10に示されるように、全ての電池ユニット2に対して、第1方向D1から見て互いに異なる位置にカバー3及び圧力調整弁4を設けることができる。したがって、圧力調整弁4同士の干渉を確実に避けることができる。また、カバー3及び圧力調整弁4を第3方向D3に沿って配列させることによって、全ての電池ユニット2に対してそれぞれカバー3及び圧力調整弁4を設けることができ、製作が容易となる。
また、本実施形態の電池モジュール1において、連通孔20hは、上壁24(すなわち、第2方向D2における収容部20の一端部20c)に設けられていたが、連通孔20hが設けられる位置はこれに限定されない。連通孔20hは、第1方向D1に交差する方向における収容部20の端部に設けられていればよい。例えば、図11(a)に示されるように、連通孔20hは、一対の側壁26(すなわち、第3方向D3における収容部20の両端部)にそれぞれ設けられていてもよい。
図11(a)に示される電池モジュール1においては、複数(ここでは、10個)の連通孔20hが、その半数(ここでは、5個)ずつ、一対の側壁26に分配されて設けられている。このように、電池モジュール1は、第3方向D3における収容部20の一端部に連通孔20hが設けられた電池ユニット2と、第3方向D3における収容部20の他端部に連通孔20hが設けられた電池ユニット2と、を交互に配列して構成されていてもよい。
連通孔20hを一対の側壁26に設ける場合、少なくとも一方の側壁26において、全ての収容部20の連通孔20hの位置が第1方向D1から見て互いに異なっていてもよい。これにより、図11(b)に示されるように、全ての電池ユニット2に対して、第1方向D1から見て互いに異なる位置にカバー3及び圧力調整弁4を設けることができる。これにより、圧力調整弁4同士の干渉を確実に避けることができる。
また、本実施形態の電池モジュール1において、電池ユニット2は、ニッケル水素電池等の二次電池を構成していたが、電池ユニットは、例えば、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池を構成していてもよい。
また、本実地形態の電池モジュール1における積層体10は、一種類の金属箔の一方の面に正極活物質を、他方の面に負極活物質を、それぞれ塗工されたバイポーラ型であってもよい。この場合、「正極」は「正極活物質層自体」を意味し、「負極」は「負極活物質層自体」を意味する。
1…電池モジュール、2…電池ユニット、3…カバー、4…圧力調整弁、10…積層体、11…正極、12…負極、13…セパレータ、20…収容部、20h…連通孔、23…隔壁、30…集電板、31…露出部、32…突出部、D1…第1方向、D2…第2方向、SP…空間。

Claims (5)

  1. セパレータを介在させて第1方向に交互に積層された正極及び負極を含む複数の積層体と、前記積層体をそれぞれ収容する複数の収容部と、を有し、前記第1方向に沿って配列された複数の電池ユニットと、
    前記第1方向に交差する第2方向における前記電池ユニットの端部のそれぞれに対して設けられ、前記収容部との間に空間を形成する複数のカバーと、
    前記空間のそれぞれに連通するように前記カバーのそれぞれに設けられた複数の圧力調整弁と、を備え、
    前記収容部には、前記収容部の内部と前記空間とを連通する連通孔が設けられており、
    互いに隣り合う前記収容部の前記連通孔の位置は、前記第1方向から見て互いに異なる、
    電池モジュール。
  2. 前記連通孔の位置は、前記第1方向から見て互いに異なる、
    請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記収容部は、前記第1方向に沿って互いに隣り合う前記積層体の間に介在し、集電板が埋設された隔壁を有し、
    前記集電板は、前記収容部の内部において前記隔壁から露出した露出部と、前記端部側において前記隔壁及び前記収容部から突出した突出部と、を含み、
    前記正極及び前記負極は、前記露出部において前記集電板に電気的に接続されており、
    前記第1方向及び前記第2方向と交差する第3方向についての前記連通孔の位置は、前記第3方向についての前記突出部の位置と異なる、
    請求項1又は2に記載の電池モジュール。
  4. 前記隔壁は、互いに隣り合う前記収容部において共有化されている、
    請求項3に記載の電池モジュール。
  5. 前記電池ユニットは、ニッケル水素電池を構成する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池モジュール。
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