JP2004161940A - 液体殺菌洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬水下における希釈安定性、貯蔵安定性を有するとともに、洗浄性能、殺菌性能および再付着防止性能に優れ、また、硬表面の洗浄に好適な液体殺菌洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】(A)アルキル硫酸塩およびアルカンスルホン酸塩から選ばれるアニオン界面活性剤の少なくとも一種、(B)(b1)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩と、(b2)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤の少なくとも一種とからなるカチオン界面活性剤、(C)金属イオン封鎖剤および(D)水を含有し、組成物中における(A)と(b1)の質量比が(A):(b1)=1:2〜1:7である液体殺菌洗浄剤組成物である。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬水下における希釈安定性、貯蔵安定性を有するとともに、洗浄性能、殺菌性能および再付着防止性能に優れ、また、食器、ガラス、陶磁器、金属、ホーロー、プラスチック、御影・テラゾー等の天然系石材等の硬表面の洗浄に好適な液体殺菌洗浄剤組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、カチオン界面活性剤は、殺菌・防腐・防かび等の幅広い分野で使用されている。例えば、レストラン、病院、学校、社員食堂、各種飲食店の厨房、食品加工工場等の作業場において、食器、調理器具、食品加工機械器具類を対象として、殺菌と洗浄が同時にできるように、カチオン界面活性剤と洗浄成分として非イオン界面活性剤や両性界面活性剤等と組み合わせて使用されている。しかしながら、被洗浄物の材質、付着した汚れの種類やその程度によっては、これまでの殺菌洗浄剤においては、カチオン界面活性剤の影響により、一度落とした汚れが被洗浄物に対して吸着・再付着することによって、被洗浄物にヌルツキ感を生じ、また、すすぎ後においても満足のいく仕上がりが得られないといった問題があった。
このため、殺菌洗浄処理は、アニオン界面活性剤や非イオン界面活性剤を主剤とする洗浄剤を用いた洗浄工程と、カチオン界面活性剤や殺菌剤成分を主剤とする殺菌剤を用いた殺菌工程との2工程により行われるのが一般的である。
一方、カチオン界面活性剤を主剤とする殺菌剤に、洗浄成分としてアニオン界面活性剤を配合した場合には、アニオン−カチオン錯体を生成することにより、顕著な殺菌性能の失活や洗浄性能の低下が起こることが広く知られている。また、カチオン界面活性剤を主剤とする殺菌剤に、非イオン界面活性剤を配合した場合には、組成物の再付着防止効果が乏しいものとなっていた。
【0003】
このような問題を解消した洗浄用組成物として、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、安息香酸アルカリ金属塩および水とを配合することにより、目刺激性を低減し、洗浄力、殺菌活性を向上させた貯蔵安定性に優れる液体洗濯用洗剤組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、アニオン性の界面活性剤、特定のカチオン界面活性剤および金属キレ−ト剤を添加してなる、柔軟効果、静電気防止効果、殺菌効果、リンス効果を有する洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
さらに、カチオン系抗菌剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩およびα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩から選ばれる少なくとも一種の陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、アミンオキサイド系界面活性剤と、アルカノールアミド系界面活性剤およびアミドアミノ酸系界面活性剤から選ばれる少なくとも一種を含有する、再付着防止効果及び抗菌効果に優れ、製品保存安定性に優れる液体洗浄剤が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
さらにまた、アルキル4級アンモニウム型、環式4級アンモニウム型およびベンゼトニウム型カチオン性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種と、アミノ酸系アニオン界面活性剤およびアミノ酸系両性界面活性剤から選ばれる少なくとも一種とを含有する繊維強化プラスチックを含むプラスチック類、タイル、ステンレス、ホ−ロ−、陶磁器、ガラス等の硬表面に対して、洗浄力、起泡力及び泡質、すすぎ性に優れ、更に洗浄・すすぎ後の水垢が少ない洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
【0007】
また、ポリエーテル4級アンモニウム塩とアニオン界面活性剤を含有してなる流動性及び皮膚刺激が少ない濃縮型液体洗剤に好適な台所用、衣料用又は身体洗浄用洗浄剤組成物が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
しかしながら、上記従来の洗浄剤組成物は、洗浄性能と殺菌性能との両立という点で十分に満足し得るものではなく、カチオン界面活性剤を配合していながら、被洗浄物に対するヌルツキ感を生じることなく、しかも、アニオン界面活性剤を配合しているにもかかわらず、アニオン−カチオン錯体を形成することなく、優れた洗浄性能と殺菌性能を兼ね備えた殺菌洗浄剤組成物が要望されていた。
特に、殺菌洗浄剤組成物の希釈水に硬水を用いた場合には、充分な洗浄性能や殺菌性能を同時に維持することが困難であり、また、このときの希釈液の安定性は乏しいといった問題があり、このような問題を解消した液体殺菌洗浄剤組成物が要望されていた。
【0008】
【特許文献1】
特開平1−197598号公報
【特許文献2】
特開平6−122893号公報
【特許文献3】
特開2001−152200号公報
【特許文献4】
特開2002−121588号公報
【特許文献5】
特開平10−226797号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、硬水下における希釈安定性、貯蔵安定性を有するとともに、洗浄性能、殺菌性能および再付着防止性能に優れ、また、一工程で殺菌工程と洗浄工程とを完了することができ、硬表面の洗浄に好適な液体殺菌洗浄剤組成物を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のアニオン界面活性剤、特定のカチオン界面活性剤、金属イオン封鎖剤および水を含有する液体殺菌洗浄剤組成物が、硬水下における希釈安定性、貯蔵安定性を有するとともに、洗浄性能、殺菌性能および再付着防止性能に優れることを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、以下の液体殺菌洗浄剤組成物を提供するものである。
【0011】
1.(A)アルキル硫酸塩およびアルカンスルホン酸塩から選ばれるアニオン界面活性剤の少なくとも一種、(B)(b1)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩と、(b2)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤の少なくとも一種とからなるカチオン界面活性剤、(C)金属イオン封鎖剤および(D)水を含有し、組成物中における(A)と(b1)の質量比が(A):(b1)=1:2〜1:7であることを特徴とする液体殺菌洗浄剤組成物。
【0012】
2.さらに、(E)非イオン界面活性剤を含有してなる上記1の液体殺菌洗浄剤組成物。
3. さらに、(F)両性界面活性剤を含有してなる上記1または2の液体殺菌洗浄剤組成物。
4.(A)成分のアニオン界面活性剤が、アルキル硫酸エタノールアミン塩である上記1〜3のいずれかの液体殺菌洗浄剤組成物。
【0013】
5.(b2)成分の長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤が、アルキルベンジルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、アンモニウムイオンの対イオンが、硫酸塩、有機酸塩およびリン酸塩のアニオンイオンにより置換された第4級アンモニウム塩、ならびにビグアナイド系カチオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種である上記1〜4のいずれかの液体殺菌洗浄剤組成物。
【0014】
6.(C)成分の金属イオン封鎖剤が、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、カルボン酸塩、多価カルボン酸塩およびヒドロキシ多価カルボン酸塩から選ばれる少なくとも一種である上記1〜5のいずれかの液体殺菌洗浄剤組成物。
7.(E)成分の非イオン界面活性剤が、高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物、アルキルポリグリコシド、アルキルアミンオキサイドおよび脂肪酸アルカノールアミドから選ばれる少なくとも一種である上記2〜6のいずれかの液体殺菌洗浄剤組成物。
【0015】
8.(F)成分の両性界面活性剤が、アミノ酸系両性界面活性剤およびアルキルアミノエチルグリシン塩酸塩から選ばれる少なくとも一種である上記3〜7のいずれかの液体殺菌洗浄剤組成物。
9.硬表面用用途に供されるものである上記1〜8のいずれかの液体殺菌洗浄剤組成物。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の液体殺菌洗浄剤組成物(以下、「本組成物」ということがある。)は、(A)アルキル硫酸塩およびアルカンスルホン酸塩から選ばれるアニオン界面活性剤の少なくとも一種、(B)(b1)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩と、(b2)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤の少なくとも一種とからなるカチオン界面活性剤、(C)金属イオン封鎖剤および(D)水を含有し、組成物中における(A)と(b1)の質量比が(A):(b1)=1:2〜1:7である液体殺菌洗浄剤組成物である。
【0017】
本発明で用いられる(A)成分であるアニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸ナトリウム,アルキル硫酸カリウム等のアルキル硫酸塩、アルカンスルホン酸ナトリウム,アルカンスルホン酸カリウム等のアルカンスルホン酸塩が挙げられる。なかでも、他の成分との相溶性、洗浄性能、貯蔵安定性の点から、モノエタノールアミン塩,ジエタノールアミン塩,トリエタノールアミン塩などのアルカノールアミン塩が好ましく使用できる。これらは単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0018】
上記(A)成分であるアニオン界面活性剤は、洗浄性能、再付着防止性能、起泡性能を得る目的で配合され、本組成物中に1〜10質量%(以下、「%」と略すことがある。)の割合で配合することが好ましい。1%未満では、洗浄力、再付着防止性に乏しく、一方、10%を超えると、他の成分とのバランスがくずれ所望の効果が得られないおそれがあるからである。そして、特に、他の成分とのバランス、貯蔵安定性、硬水下における希釈安定性の点から、より好ましい配合割合は1〜5%である。
【0019】
本発明で用いられる(B)成分であるカチオン界面活性剤は、(b1)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩と、(b2)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤の少なくとも一種とを組み合わせたものである。
【0020】
上記(B)成分のうちの(b1)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩としては、ラウリルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ミリスチルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ラウリルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ミリスチルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムプロピオネートなどが挙げられる。そして、これらは単独で用いても、または二種以上を組み合わせて用いてもよい。なお、ここでいう長鎖とは炭素数が10〜16(以下、炭素数を「C」と略すことがある。)のものをいい、また、短鎖とはメチル基、エチル基をいう。
【0021】
上記(b1)成分はアニオン界面活性剤との相乗効果による洗浄力向上の目的で配合され、本組成物中に2〜30%の割合で配合することが好ましい。2%未満ではアニオン界面活性剤との相乗効果に乏しく、洗浄性能、再付着防止性能に乏しいものとなるおそれがある。一方、30%を超えると他の成分とのバランスがくずれ、貯蔵安定性に乏しいものとなるおそれがある。そして、特に、他の成分とのバランス、貯蔵安定性、硬水下における希釈安定性の点から、より好ましい配合割合は5〜15%である。
【0022】
そしてまた、本組成物において、上記(A)成分であるアニオン界面活性剤と(b1)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩との配合比は、質量比で(A):(b1)=1:2〜1:7に設定されることで、貯蔵安定性、殺菌性能、洗浄性能の点で優れたものとなる。(A)=1に対して(b1)が2未満の場合には、再付着性能は得られるものの殺菌性能に乏しく、また、貯蔵安定性も好ましくないものとなる。一方、(A)=1に対して(b1)が7を超える場合には、洗浄性能や再付着防止性能が好ましくないものとなる。
【0023】
また、上記(B)成分のうちの(b2)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤としては、アルキルベンジルハライド、アルキルトリメチルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、アンモニウムイオンの対イオンが、硫酸塩、有機酸塩およびリン酸塩等のアニオンイオンにより置換された第4級アンモニウム塩、ならびにビグアナイド系カチオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種のカチオン界面活性剤が挙げられる。
【0024】
上記第4級アンモニウム塩として具体的には、アルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウムアジペート、ジデシルジメチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムアジペート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムグルコネート、ジデシルモノメチルハイドロキシエチルアンモニウムスルホネート、ジデシルジメチルアンモニウムプロピオネートなどが挙げられる。特に殺菌力の強さの点からアルキル基の炭素数は10〜16に設定される。また、ビグアナイド系カチオン界面活性剤としては、ポリヘキサメチレンビグアナイドなどが挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0025】
上記(b2)成分は、(b1)成分との殺菌性能における相乗効果を目的として配合され、本組成物中に0.5〜10%の割合で配合することが好ましい。0.5%未満では、所望の殺菌性能が得られないおそれがある。一方、10%を超えると、他の成分とのバランスに乏しく、貯蔵安定性、洗浄性能、再付着防止性能が乏しくなるおそれがある。そして、特に、再付着防止性能の点から、より好ましい配合割合は、2〜5%である。
【0026】
本発明に用いられる(C)成分である金属イオン封鎖剤としては、アミノカルボン酸塩およびカルボン酸塩などが挙げられる。アミノカルボン酸塩としては、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、プロピレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ビス(2−ヒドロキシフェニル酢酸)エチレンジアミン、ジエンコル酸、イミノジ酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸およびその塩等のアミノポリ酢酸およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアルカノールアミン塩等のアミノカルボン酸塩が挙げられる。カルボン酸塩としては、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、酒石酸、グルコール酸、乳酸およびこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩またはアルカノールアミン塩等のカルボン酸塩が挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。上記金属イオン封鎖剤のなかでも、洗浄性能、貯蔵安定性の点から、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸三ナトリウム、クエン酸が好ましく用いられる。
【0027】
上記(C)成分は、硬水下での洗浄性能と、殺菌性能の低下防止の目的で配合される。上記(C)成分である金属イオン封鎖剤は、本組成物中に1〜10%の割合で配合することが好ましい。1%未満では、所望の殺菌性能の低下防止効果が乏しくなるおそれがあり、一方、10%を超えると、貯蔵安定性に乏しくなるおれそがある。そして、特に、洗浄性能、殺菌性能、貯蔵安定性およびコストの点から、より好ましい配合割合は、2〜5%である。
【0028】
本発明に用いられる(D)成分である水としては、水道水,軟水,純水,蒸留水,イオン交換水などが挙げられる。これらは、単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、経済性、貯蔵安定性の点から、水道水、イオン交換水が好ましく用いられる。
なお、上記「水」は、本発明の液体殺菌洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、外から加えられる水との総和であり、任意成分も含めて液体殺菌洗浄剤組成物全体が100%となるようにバランスとして配合される。
【0029】
本組成物においては、さらに、(E)成分として非イオン界面活性剤を配合することにより、硬水下での洗浄性能が向上するという効果が得られる。非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル,ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等である高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物、プルロニック型ブロックポリマー、リバースプルロニック型ブロックポリマー、多価アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物、グリセリンのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物、アルキルポリグリコシド、アルキルアミンオキサイド、脂肪酸アルカノールアミド等が挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0030】
上記ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、炭素数が6〜24の直鎖又は分岐のアルコールにエチレンオキサイド(EO)を2〜20モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルが挙げられ、なかでも、特に、洗浄性能、再付着防止性能、他の成分とのバランスの点から、炭素数が10〜15の直鎖または分岐のアルコールにエチレンオキサイドを6〜12モル付加したポリオキシエチレンアルキルエーテルが好ましく用いられる。
【0031】
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとしては、炭素数が6〜24の直鎖又は分岐のアルコールにエチレンオキサイド(EO)を1〜40モルとプロピレンオキサイド(PO)1〜50モルとを付加したポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、好ましくは、炭素数が6〜18の直鎖又は分岐のアルコールにエチレンオキサイドを1〜20モルとプロピレンオキサイド1〜15モルとを付加したポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルが挙げられる。
【0032】
プルロニック型ブロックポリマーとしては、平均分子量が500〜10000の範囲にあり、EO/POの質量比が0.25〜4.0の範囲にあるプルロニック型ブロックポリマー、平均分子量が500〜10000の範囲にあり、エチレンオキサイドの含有率が総平均分子量の5%〜80%の範囲にあるプルロニック型ブロックポリマー、平均分子量が500〜10000の範囲にあり、EO/POの質量比が0.05〜1の範囲にあるプルロニック型ブロックポリマーなどが挙げられる。
リバースプルロニック型ブロックポリマーとしては、平均分子量が500〜10000の範囲にありEO/POの質量比が0.05〜1の範囲にあるリバースプルロニック型ブロックポリマーが挙げられる。
【0033】
多価アルコールのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物としては、トリメチロールプロパンにエチレンオキサイド3〜45モルとプロピレンオキサイド15〜120モルとを付加したものが挙げられる。
グリセリンのエチレンオキサイドプロピレンオキサイド付加物としては、グリセリンにエチレンオキサイド3〜45モルとプロピレンオキサイド15〜120モルとを付加したものが挙げられる。
【0034】
アルキルポリグリコシドとしては、アルキル基の炭素数は8〜16、縮合度が1.0〜1.8のものが挙げられ、特に起泡性能、殺菌性能を低下させない点から炭素数が8〜10、縮合度が1.3〜1.7のものが好ましい。
アルキルアミンオキサイドとしては、アルキル基の炭素数が8〜16の直鎖または分岐鎖のアルキルジメチルアミンオキサイドが挙げられ、特に、洗浄性能の点から炭素数が10〜14のものが好ましく、なかでもラウリルジメチルアミンオキサイドが特に好ましく用いられる。
【0035】
脂肪酸アルカノールアミドとしては、例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:1型)、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、イソステアリン酸ジエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:2型)、アルキル基にアルキレンオキサイドが付着したもの等が挙げられる。
上記脂肪酸アルカノールアミドのなかでも、起泡性能、洗浄性能の点から1:1型で炭素数が10〜14のものが好ましく、特に、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:1型)が好ましく用いられる。
【0036】
上記(E)成分である非イオン界面活性剤は、本組成物中に0.5〜40%の割合で配合することが好ましい。0.5%未満では、所望の洗浄性能の向上効果に乏しくなるおそれがあり、一方、40%を超えると、他の成分とのバランスから貯蔵安定性、殺菌性能が低下するおそれがある。そして、特に、洗浄性能、殺菌性能、貯蔵安定性およびコストの点から、好ましい配合割合は、10〜25%である。
【0037】
本組成物においては、さらに、(F)成分として両性界面活性剤を配合することにより、洗浄性能、起泡性能または有機物混入による殺菌性能が低下軽減されるという効果が得られる。両性界面活性剤としては、アルキルベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホベタイン等のベタイン系界面活性剤、アルキルイミダゾリンの誘導型両性界面活性剤であるイミダゾリン系両性界面活性剤、N−アルキルアミノ酸またはその塩からなるアミノ酸型両性界面活性剤、アルキルジアミノエチルグリシン、アルキルポリアミノエチルグリシンのナトリウム塩や塩酸塩である両性界面活性剤が挙げられる。これらは単独で用いても、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記両性界面活性剤のなかでも、特に、起泡性能、洗浄性能、有機物の混入による殺菌性能の低下を軽減する点から、アミノ酸系両性界面活性剤、アルキルアミノエチルグリシン塩酸塩が好ましく用いられる。
【0038】
上記(F)成分である両性界面活性剤は、本組成物中に1〜15%の割合で配合することが好ましい。1%未満では、所望の洗浄性能の向上効果が乏しくなるおそれがあり、一方、15%を超えると、他の成分とのバランスから、洗浄後において被洗浄物にヌルツキを生じるおそれがあり、またコストの点からも好ましくない。そして、特に、洗浄性能、被洗浄物のヌルツキおよびコストの点から、より好ましい配合割合は、2〜5%である。
【0039】
また本発明の液体殺菌洗浄剤組成物においては、所望の性能に影響を与えない範囲において、香料、染料、顔料、殺菌剤、酵素、界面活性剤、洗浄ビルダー、pH調整剤、リモネン等のテルペン系溶剤,グリコール系溶剤等の溶剤、粘度調製剤(減粘剤、増粘剤)、金属腐食抑制剤、酸化防止剤などの任意成分を適宜、配合できる。
【0040】
本発明の液体殺菌洗浄剤組成物は、通常、原液もしくは水道水で10〜300倍水溶液に希釈し、スポンジ、ブラシ等を用いて、まな板、包丁、その他の調理器具、調理台等の調理関係を洗浄除菌するのに用いたり、壁、床等の環境を衛生的に保つための殺菌洗浄に用いたり、スポンジ、ブラシ等の洗浄ツールの殺菌洗浄に用いられる。
【0041】
本発明の液体殺菌洗浄剤組成物は、トイレ,洗面台,浴室等といった水まわりのプラスチック,ステンレス,ホーロー,タイル,ガラス,陶磁器,御影・テラゾー等の天然系石材等の硬表面食器、ガラス、陶磁器、金属、ホーロー、プラスチック、御影・テラゾー等の天然系石材等の硬表面の殺菌洗浄用途や、各種食品製造工場、食品加工工場等における器具や容器、流通に用いられるプラスチックのコンテナ等を殺菌洗浄するのにも有用である。このほか、食品製造工場、食品加工工場等のタイル、床等の硬表面の殺菌洗浄、飲料用のガラス瓶・ビール瓶などの容器の殺菌洗浄、金属表面洗浄等に広く用いることができる。
【0042】
【実施例】
以下、本発明の液体殺菌洗浄剤組成物について、実施例と比較例により本発明を詳細に説明する。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0043】
実施例1〜14および比較例1〜14
表1〜表6に示す組成の液体殺菌洗浄剤組成物を調製し、その洗浄性能、再付着防止性能、殺菌性能、貯蔵安定性、硬水下における希釈安定性の5項目について評価した。その結果を表1〜表6に併記する。なお、各項目の試験方法および評価基準は以下に示すとおりである。
【0044】
〔洗浄性能〕
下記の試験方法によりテストピースを洗浄したときの洗浄力を、下記の評価基準で評価した。
<試験方法>
(1)調製された液体殺菌洗浄剤組成物を200mg/リットルの人工硬水(CaCO換算)で希釈する。
(2)ホモジニアスタイルに汚れを均一に塗り広げ、室温で2日間乾燥させたものをテストピースとする。
(3)組成物希釈液をテストピースに滴下し、1分間放置後にウォッシャビリティーテスターを用いて15往復洗浄する。
(4)洗浄後に流水でよくすすぎ、乾燥させる。
(5)乾燥後、洗浄前後の明度により洗浄率を算出する。
<評価基準>
◎:洗浄率が90%以上
○:洗浄率が85%以上90%未満
×:洗浄率が85%未満
【0045】
〔再付着防止性能〕
下記の試験方法により色素の再付着試験を行い、テストピースへの色素の再付着防止力を下記の評価基準で評価した。
<試験方法>
(1)調製された液体殺菌洗浄剤組成物を200mg/リットルの人工硬水(CaCO換算)で希釈する。
(2)組成物希釈液にオイルレッドで赤色に着色した大豆油を加え、よく攪拌する。
(3)攪拌した直後に白色ポリエチレンテストピースを加え、5分放置後にポリエチレンテストピースを取り出し、流水で5秒間すすぐ。
(4)ポリエチレンテストピースに付着した赤色の大豆油を目視で判定する。
<評価基準>
◎:ポリエチレンテストピースが白いままのもの
○:ポリエチレンテストピースの一部が赤いもの
×:ポリエチレンテストピースの全面が赤いもの
【0046】
〔殺菌性能〕
下記の試験方法により試験を行い、下記の評価基準で評価した。
<試験方法>
(1)調製された液体殺菌洗浄剤組成物を滅菌された200mg/リットルの人工硬水(CaCO換算)で希釈する。
(2)37℃で1晩培養した大腸菌(E.coli ATCC11229株)を、(1)で希釈した液に加え、30秒間、60秒間接触させる。
(3)所定時間接触させた希釈液を取り出し、殺菌剤不活化培地に加え、37℃で48時間培養する。
(4)48時間培養後の濁りの有無で、所定時間殺菌剤に接触させた大腸菌の生死を判定する。
<評価基準>
◎:30秒以内で大腸菌を死滅させることができたもの
○:30秒を超え60秒未満で大腸菌を死滅させることができたもの
×:60秒未満で大腸菌を死滅させることができなかったもの
【0047】
〔貯蔵安定性〕
下記の試験方法により試験を行い、貯蔵安定性を下記の評価基準で評価した。
<試験方法>
調製された液体殺菌洗浄剤組成物を室温で1週間保管し、分離や沈殿、白濁などを目視で確認する。
<評価基準>
○:分離や沈殿、白濁などを生じないもの
×:分離や沈殿、白濁などを生じるもの
【0048】
〔硬水下における希釈安定性〕
下記の試験方法により試験を行い、希釈安定性を下記の評価基準で評価した。
<試験方法>
調製された液体殺菌洗浄剤組成物を、200mg/リットルの人工硬水(CaCO換算)で希釈し、室温で1週間保管したときの分離や沈殿、白濁などを目視で確認する。
<評価基準>
○:分離や沈殿、白濁などを生じないもの
×:分離や沈殿、白濁などを生じるもの
【0049】
なお、表1〜表6において用いた成分とその有効純分(%)の詳細は、下記のとおりであり、表中の数値は、有効純分100%に換算して示したものである。
【0050】
〔A成分〕
・アルカンスルホン酸ナトリウム:C14〜17(セカンダリーアルコール)スルホン酸ナトリウム;商品名:SAS30(クラリアントジャパン社製、有効成分30質量%)
・アルキル硫酸トリエタノールアミン塩:ラウリル(C12)硫酸トリエタノールアミン塩;商品名:アルスコープNM40T(東邦化学社製、有効成分40質量%)
・アルキル硫酸ナトリウム:ラウリル(C12)硫酸ナトリウム;商品名:エマール10パウダー(花王社製、94質量%)
【0051】
〔B成分:b1〕
・アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウム塩:C12〜14アルキルジメチルハイドロキシエチルアンモニウムクロライド;商品名:PraepagenHY(クラリアントジャパン社製、有効成分40質量%)
【0052】
〔B成分:b2〕
・塩化ベンザルコニウム:C12〜14ジメチルベンジルアンモニウムクロライド;商品名:カチオンG50(三洋化成工業社製、有効成分50質量%)
・ポリヘキサメチレンビグアナイド塩酸塩:ポリ(n=12)ヘキサメチレンビグアナイドハイドロクロライド;商品名:Proxel1B(アビシア社製、有効成分20質量%)
・ジデシルジメチルアンモニウムクロライド:ジデシルジメチルアンモニウムクロライド;商品名:Bardac−2280(ロンザジャパン社製、有効成分80質量%)
・ジデシルジメチルアンモニウムアジペート:ジデシルジメチルアンモニウムアジペート;商品名:オスモリンDA−50(三洋化成工業社製、有効成分48質量%)
【0053】
〔C成分〕
・エチレンジアミン四酢酸塩:エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム;商品名:Trilon B Powder(BASF社製、有効成分100質量%)
・ニトリロ三酢酸塩:ニトリロ三酢酸三ナトリウム;商品名:TrilonA92R(BASF社製、有効成分100質量%)
・クエン酸塩:クエン酸1水塩;商品名:クエン酸結晶(扶桑化学工業社製、1水塩)
【0054】
〔E成分〕
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル1:C12〜14直鎖アルコールのエチレンオキサイド7モル付加物;商品名:ソフタノール70(日本触媒社製、有効成分100質量%)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル2:C10(ナロータープ)分岐アルコールのエチレンオキサイド6モル付加物;商品名:ナロアクティー ID60(三洋化成工業社製、有効成分100質量%)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル3:C13分岐アルコールのエチレンオキサイド8モル付加物;商品名:Lutensol TO8(BASF社製、有効成分100質量%)
・アルキルジメチルアミンオキサイド:ラウリルジメチルアミンオキサイド;商品名:Barlox12i(ロンザジャパン社製、有効成分30質量%)
・アルキルポリグルコシド:C8〜10ポリグルコシド(縮合度=1.3〜1.7);Glucopon215csup(コグニスジャパン社製、有効成分63質量%)
・脂肪酸アルカノールアミド:ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(1:1);アデカソールCOA(旭電化工業社製、有効成分100質量%)
【0055】
〔F成分〕
・塩酸アルキルポリアミノエチルグリシン:塩酸オクチル(C8)ポリ(n=1〜2)アミノエチルグリシン;商品名:レボンU(三洋化成工業社製、有効成分50質量%)
・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン:ヤシ油(C12)脂肪酸アミドプロピルベタイン;商品名:レボン2000(三洋化成工業社製、有効成分30質量%)
・アミノプロピオン酸ナトリウム:β−ラウリル(C12)アミノプロピオン酸ナトリウム;商品名:レボンAPL(三洋化成工業社製、有効成分30質量%)
【0056】
【表1】
Figure 2004161940
【0057】
【表2】
Figure 2004161940
【0058】
【表3】
Figure 2004161940
【0059】
【表4】
Figure 2004161940
【0060】
【表5】
Figure 2004161940
【0061】
【表6】
Figure 2004161940
【0062】
上記の結果から、実施例品1〜14は、洗浄性能、再付着防止性能、殺菌性能、貯蔵安定性、希釈液安定性のいずれの項目においても、優れた特性を示すことがわかる。また、CaCO換算で200mg/リットルの人工硬水に替えて、水道水(CaCO換算で71mg/リットル;測定値)を用いた場合にも同様の結果が得られた。
【0063】
一方、比較例1は、(A)成分であるアニオン界面活性剤を含有しない場合の例であり、再付着性防止性能に劣っていることがわかる。
比較例2は、(b1)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩を含有しない場合の例であり、洗浄性能、再付着防止性能、殺菌性能、貯蔵安定性、希釈安定性の全ての項目に劣っていることがわかる。
【0064】
比較例3は、(b2)成分であるカチオン界面活性剤を含有しない場合の例であり、再付着防止性能に劣っていることがわかる。
比較例4は、(C)成分である金属イオン封鎖剤を含有しない場合の例であり、洗浄性能、希釈安定性に劣っていることがわかる。
【0065】
比較例5および6は、(A)成分であるアニオン界面活性剤と(b1)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩の配合の比率が、1:2〜1:7の範囲外にある場合であり、(A)成分であるアニオン界面活性剤と(b1)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルハライドおよび(b2)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤とにより、アニオン−カチオン錯体を形成し、貯蔵安定性、洗浄性能、再付着防止性能、殺菌性能、希釈安定性の全ての項目において劣っていることがわかる。
【0066】
比較例7は、(A)成分の配合量を1とした場合に、(b1)成分である長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩の配合量が7を超えて配合された場合であり、洗浄性能および再付着防止性能が劣っていることがわかる。
【0067】
【発明の効果】
本発明の液体殺菌洗浄剤組成物は、硬水下における希釈安定性、貯蔵安定性を有するとともに、洗浄性能、殺菌性能および再付着防止性能に優れ、また、硬表面の洗浄に好適なものである。
そして、本発明の液体殺菌洗浄剤組成物は、食器、ガラス、陶磁器、金属、ホーロー、プラスチック等の硬表面の殺菌洗浄用途や、各種食品製造工場、食品加工工場等における器具や容器、流通に用いられるプラスチックのコンテナ等を殺菌洗浄するのにも有用である。このほか、食品製造工場、食品加工工場等のタイル、床等の硬表面の殺菌洗浄、飲料用のガラス瓶・ビール瓶などの容器の殺菌洗浄、金属表面洗浄等に広く用いることができる。

Claims (9)

  1. (A)アルキル硫酸塩およびアルカンスルホン酸塩から選ばれるアニオン界面活性剤の少なくとも一種、(B)(b1)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩と、(b2)長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤の少なくとも一種とからなるカチオン界面活性剤、(C)金属イオン封鎖剤および(D)水を含有し、組成物中における(A)と(b1)の質量比が(A):(b1)=1:2〜1:7であることを特徴とする液体殺菌洗浄剤組成物。
  2. さらに、(E)非イオン界面活性剤を含有してなる請求項1に記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  3. さらに、(F)両性界面活性剤を含有してなる請求項1または2に記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  4. (A)成分のアニオン界面活性剤が、アルキル硫酸エタノールアミン塩である請求項1〜3のいずれかに記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  5. (b2)成分の長鎖アルキルジ短鎖アルキルハイドロキシエチルアンモニウム塩以外のカチオン界面活性剤が、アルキルベンジルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、アンモニウムイオンの対イオンが、硫酸塩、有機酸塩およびリン酸塩のアニオンイオンにより置換された第4級アンモニウム塩、ならびにビグアナイド系カチオン界面活性剤から選ばれる少なくとも一種である請求項1〜4のいずれかに記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  6. (C)成分の金属イオン封鎖剤が、アミノカルボン酸塩、ヒドロキシアミノカルボン酸塩、カルボン酸塩、多価カルボン酸塩およびヒドロキシ多価カルボン酸塩から選ばれる少なくとも一種である請求項1〜5のいずれかに記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  7. (E)成分の非イオン界面活性剤が、高級アルコールのアルキレンオキサイド付加物、アルキルポリグリコシド、アルキルアミンオキサイドおよび脂肪酸アルカノールアミドから選ばれる少なくとも一種である請求項2〜6のいずれかに記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  8. (F)成分の両性界面活性剤が、アミノ酸系両性界面活性剤およびアルキルアミノエチルグリシン塩酸塩から選ばれる少なくとも一種である請求項3〜7のいずれかに記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
  9. 硬表面用用途に供されるものである請求項1〜8のいずれかに記載の液体殺菌洗浄剤組成物。
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