JP2004153133A - Miセンサ、miセンサ用のicチップおよびそのmiセンサを備えた電子装置 - Google Patents

Miセンサ、miセンサ用のicチップおよびそのmiセンサを備えた電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】信号対雑音比及び動作信頼性の向上を図ると共に、小型化可能なMIセンサ、MIセンサ用のICチップおよびそのMIセンサを備えた電子装置を提供する。
【解決手段】X軸及びY軸のMI素子12、12からの検知信号が供給されるMIセンサ用のICチップ13であって、パルス状の信号を発生するパルス発生回路21と、前記パルス状の信号を分配するXY切替スイッチ22と、分配されたパルス状の信号によって制御され、MI素子12、12にパルス状の励磁電流を供給するスイッチング回路24などにより構成される。XY切替スイッチ22により分配されたパルス状の信号に基づいて励磁電流がX軸及びY軸のMI素子12、12に交互に印可される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微弱な磁場を検知可能なMIセンサ、MIセンサ用のICチップ及びそのMIセンサを備えた電子装置に関し、特に2つまたは3つのMI素子を駆動して磁場の方位及び大きさを検知可能でありかつ小型化を図ったMIセンサ用のICチップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁場を検知可能な磁気センサとして、外部磁場により抵抗値が変化する磁気抵抗効果型素子が広く用いられている。磁気抵抗効果型素子は直流のセンス電流を印可し、抵抗変化を電圧により検出するものである。
【0003】
また、軟磁性体よりなるアモルファスワイヤに高周波あるいはパルス状の電流を印加するとアモルファスワイヤに平行な外部磁場成分に応じて、アモルファスワイヤのインピーダンスが変化することが見出され、磁気インピーダンス効果と呼ばれている。この効果を利用した磁気センサはMIセンサと呼ばれ、MIセンサはアモルファスワイヤとその回りを巻回されている検知コイルよりなるMI素子と、MI素子に電流を印可する電流印可回路や検知コイルに誘導された信号を検出する検出回路などにより構成されている。MIセンサは磁気抵抗効果型素子より高感度のため、電子的な磁気コンパスとして自動車等のナビゲーションシステムに利用され始めている。さらに、生体磁気の検知、自動車の磁気誘導システム等に広く応用されることが期待されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−176930号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、最近、電子コンパスが携帯端末、例えば携帯電話機などに搭載されるようになっている。このような携帯端末は手のひら大であり、従来のディスクリートな電子回路により構成された駆動・検出回路とMI素子とによるMIセンサでは、携帯端末の小型化が図れないという問題がある。
【0006】
さらに、ICチップ化したとしても以下の問題点が生じる。
【0007】
すなわち、例えば磁場の方向を測定する場合は、1つのMI素子は一方向の磁場の大きさだけしか測定できないため、2つ以上のMI素子が必要となる。かかる場合MI素子に対応させて、電流印可・検出回路等をそれぞれ設けるとICチップの小型化が図れない。
【0008】
また、MI素子には高周波あるいはパルス状の比較的大きな電流が印加されるので、その際に放射される電磁波等のノイズが検出回路等に混入し、信号対雑音比を低下させてしまう。
【0009】
さらに、MI素子からの検知信号が検出回路により処理されるが、上述したように様々なノイズが検知信号等に重畳するおそれがある。しかし、励磁電流がMI素子に流れている状態では検知信号をノイズとを区別して評価することが困難であり、また、ICチップの動作状態を的確にチェックすることができない。
【0010】
したがって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、信号対雑音比及び動作信頼性の向上を図ると共に、小型化可能なMIセンサ、MIセンサ用のICチップおよびそのMIセンサを備えた電子装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の如く、外部磁場を検知する複数のMI素子からの検知信号が供給され、パルス状の信号を発生するパルス発生手段と、前記パルス状の信号によって制御され、前記MI素子毎にパルス状の励磁電流を供給する電流供給用スイッチング手段とを有するMIセンサ用のICチップであって、前記電流供給用スイッチング手段に対してパルス状の信号を交互に分配する切替手段をさらに有し、分配されたパルス状の信号に基づいて励磁電流がMI素子毎に印可されるMIセンサ用のICチップが提供される。
【0012】
請求項1記載の発明によれば、励磁電流はパルス状であるため、電磁波あるいはICチップ内の近接する配線に誘導される態様で、高周波のノイズとして他の回路に影響を及ぼす。切替手段によりパルス状の信号がMI素子毎に設けられた電流供給用スイッチング手段に交互に分配され、その分配されたパルス状の信号に制御されて、電流供給用スイッチング手段からMI素子に励磁電流が供給されるようになっている。したがって、1つのMI素子に励磁電流が流れる場合には他のMI素子には励磁電流が流れないため、励磁電流によるノイズが他のMI素子や、他のMI素子の電流供給用スイッチング手段に影響することがない。したがって、磁場検出の信号対雑音比を向上することができる。また、パルス発生手段をMI素子毎に設けず共用することによって、回路面積を縮小化することができ、ICチップを小型化することができる。
【0013】
請求項2に記載の如く、請求項1記載のMIセンサ用のICチップにおいて、前記切替手段は、当該ICチップの外部より供給された切替信号に基づいてパルス状の信号を分配する。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、ICチップの外部、例えばMPU等から信号が入力される。外部から制御可能とし、所望の時間間隔でMI素子を切替えて磁場成分を検出することができる。
【0015】
請求項3に記載の如く、請求項1または2記載のMIセンサ用のICチップにおいて、前記MI素子からの検知信号が供給され、該検知信号に基づいて外部磁場の大きさに対応する大きさの検出信号を生成する信号処理手段を更に有し、前記分配されたパルス状の信号に基づいて、MI素子毎の前記検知信号を検出する。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、分配されたパルス状の信号により制御された励磁電流がMI素子毎に流れ、その励磁電流に対応して検知信号が信号処理手段に供給される。分配されたパルス状の信号と同期させて検知信号を検出することにより、MI素子毎に検知信号を確実に検出することができる。
【0017】
請求項4に記載の如く、請求項1〜3のうち、いずれか一項記載のMIセンサ用のICチップにおいて、前記励磁電流を遮断する電流遮断手段を設ける。
【0018】
請求項4記載の発明によれば、電流供給用スイッチング手段から励磁電流がMI素子に流れないように電流遮断手段を設けてある。励磁電流を流さない状態で前記信号処理手段の検出信号に重畳するノイズを測定することでき、また、信号処理手段の動作チェックを容易化することができる。
【0019】
請求項5に記載の如く、請求項4記載のMIセンサ用のICチップにおいて、電流遮断手段は前記分配されたパルス状の信号を遮断する。
【0020】
請求項5記載の発明によれば、分配されたパルス状の信号を遮断する。電流遮断手段は励磁電流自体が流れる電流供給用スイッチング手段とMI素子との間や、MI素子と接地線との間にも設けることができるが、励磁電流の電流値より小さい電流値を有するパルス状の信号を遮断する方が素子構成をより簡略化することができる。
【0021】
請求項6に記載の如く、外部磁場を検知する複数のMI素子からの検知信号が供給されるMIセンサ用のICチップであって、パルス状の信号を発生するパルス発生手段と、パルス状の信号によって制御され、MI素子にパルス状の励磁電流を供給する電流供給用スイッチング手段と、前記MI素子からの検知信号が供給され、該検知信号に基づいて外部磁場の大きさに対応する大きさの検出信号を生成する信号処理手段とを有し、前記励磁電流を遮断する電流遮断手段を設けるMIセンサ用のICチップが提供される。
【0022】
請求項6記載の発明によれば、電流供給用スイッチング手段から励磁電流がMI素子に流れないように電流遮断手段を設けてある。励磁電流を流さない状態で、MI素子や前記信号処理手段の検出信号に重畳するノイズを測定することができ、また、信号処理手段の動作チェックを容易化することができる。その結果、信号対雑音比及び動作信頼性を向上することができる。
【0023】
請求項7に記載の如く、請求項1〜6のうち、いずれか一項記載のMIセンサ用のICチップと、MI素子とを備えるMIセンサが提供される。
【0024】
請求項8に記載の如く、請求項7記載のMIセンサを備える電子装置が提供される。
【0025】
請求項7及び8記載の発明によれば、上記のMIセンサ用のICチップのうちいずれかを備えているので、信号対雑音比及び動作信頼性の向上を図ると共に、小型化が可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0027】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態のMIセンサの斜視図である。図1を参照するに、本実施の形態のMIセンサ10は、セラミック、ガラス、プラスチック、シリコン等よりなるケース11と、同じ面内で互いに垂直(X軸とY軸とする。)をなしてケース11内に配設された2つの磁気インピーダンス素子(以下「MI素子」と呼ぶ。)12、12と、MI素子12、12と接続され、ケース11内に配設されたICチップ13などにより構成されている。このMIセンサ10は、ICチップ13より励磁電流がMI素子12、12に供給され、磁気インピーダンス効果により外部磁場の大きさに対応した検知信号がX軸及びY軸のMI素子12、12に誘起され、ICチップ13がその検知信号を処理して外部磁場の大きさに対応した出力信号を出力して、外部磁場の大きさ及び方向を検出する。
【0028】
ケース11には、中心にICチップ13を収納する四角形の凹部が形成されており、またMI素子12、12を収納する長さ約4mm、幅数mm程度の凹部が形成されている。また、ケース11の周辺部の上面にはケース電極14が設けられ、ワイヤ15などによりICチップ13との接続や、外部との信号の送受信を行う端子に接続されるようになっている。
【0029】
ICチップ13は、後述する回路を有するCMOSまたはバイポーラIC等により構成されている。ICチップ13にはその表面に、MI素子12、12との接続をするための励磁電流用電極16、励磁電流用グランド電極16G、及び検知信号用電極17がMI素子12、12側の辺の近傍に設けられている。また、電源電圧が供給される電源供給用電極18や、出力信号を外部のMPU等に供給するための出力用電極20、接地電位のためのグランド電極19が設けられている。ICチップ13は、MI素子12、12のアモルファスワイヤ(図2において示す)に流すパルス状の励磁電流を励磁電流用電極16を介して供給し、また、外部磁場の大きさに対応する検知信号が検知信号用電極17を介して供給され、後述する回路により外部磁場に相当する検出信号を出力する。
【0030】
MI素子12、12は、外部磁場を2軸に分解してその2軸の成分の大きさを検出するため、2つ設けられ、互いに垂直にケース11に収納されている。
【0031】
図2は、MI素子の一例を示す斜視図である。図2を参照するに、MI素子12は、アモルファスワイヤ41と、そのアモルファスワイヤ41を巻回するように形成された検知コイル42と、アモルファスワイヤ41に接続されICチップ13より励磁電流を供給するための端子43などにより構成され、例えばおおよそ長さ4mm、幅1mm、高さ0.3mmの形状を有する。MI素子12は、磁気インピーダンス効果により、外部磁場のアモルファスワイヤの長手方向の成分の大きさを検出することが可能である。
【0032】
アモルファスワイヤ41は、長さ約2mm、直径数十μmの軟磁性のアモルファス磁性体から構成されている。アモルファス磁性体は、例えば、FeB、CoB,FeNiSiB、FeCoSiB、CoSiBを用いることができ、検知コイルに誘起される検知信号の線形性の点より、外部磁場が数Oe以下において磁歪を示さない材料或いは線引き後の材料が好ましい。なお、アモルファスワイヤ41に替えて軟磁性薄膜あるいは軟磁性薄体を使用することができるが、軟磁性薄膜あるいは軟磁性薄体の幅方向の反磁場がアモルファスワイヤより大きいので、アモルファスワイヤがより好ましい。また、アモルファスワイヤ41に替えて非磁性導体のワイヤを芯材として、その表面を軟磁性材料を10nmから5μmの厚さで、電着法、蒸着法、スパッタ法、CVD法などにより被覆したものを用いても良い。この場合の軟磁性材料には上述した、FeB、CoB,FeNiSiB、FeCoSiB、CoSiBの他、NiFe(パーマロイ)、FeAlSi等の軟磁性材料を用いることができる。芯剤には例えばAl、Cu等を用いることができ、アモルファスワイヤより選択の範囲が拡大する点で好ましく、さらに端子43に接続し易い芯材が選択できる点で好ましい。
【0033】
また、アモルファスワイヤ41の長さを2mm以下、さらには1mm以下にしてもよい。磁気インピーダンス効果の原理により、アモルファスワイヤ41を短小化しても外部磁場の検出感度は悪化せず、小型化可能な点で好ましい。短小化した場合の問題点はアモルファスワイヤとAlなどからなる端子43とのボンディングがより困難になることであるが、超音波併用熱圧着法により可能である。また、アモルファスワイヤ41の周回方向に巻回される検知コイル42は、例えば10t〜30tである。
【0034】
次に図3及び図4を参照しながら、本実施の形態のMIセンサ用のICチップについて詳述する。
【0035】
図3は、本実施の形態のMIセンサ用のICチップの回路図である。また、図4(A)〜(J)はその波形図である。本実施の形態のICチップ13は、パルス発生回路21と、XY軸切替スイッチ22と、バッファ回路23と、スイッチング回路24と、検出回路25と、増幅回路26と、出力回路28などにより構成されている。
【0036】
ICチップ13は、X軸及びY軸のMI素子12、12に励磁電流を流すための回路、すなわちバッファ回路23、スイッチング回路24及び検出回路25に一部はX軸、Y軸独立に、その他の回路は共用され構成されている。X軸、Y軸独立な回路部分は、互いに離隔して配置されているMI素子12に十分な励磁電流を供給し、X軸用とY軸用の信号が互いに干渉してクロストークによるノイズが増大することを回避することができる。また、共用部分の回路、例えばパルス発生回路21、検出回路25などは、X軸用とY軸用の信号を共通に生成あるいは処理することにより、X軸用とY軸用の感度差等を低減することができ、また、回路数が低減されるのでICチップ13の小型化が可能となる。以下各回路について詳述する。
【0037】
パルス発生回路21では、200kHz〜10数MHzのパルス状あるいは高周波の信号が生成される。具体的には、マルチバイブレータや水晶発振器を用いた発振回路等によりデューティ比約50%のパルス信号を発生させ、そのパルス信号を積分回路等により遅延させ、例えば、もとの信号と遅延させた信号の反転信号の「AND」をとって、図4(A)に示す例えば1〜30nsecの時間幅の短いパルスが生成される。本実施の形態ではパルス周期を500kHzとした。パルス発生回路21により生成されたパルス信号はバッファ回路23に送信される。
【0038】
パルス発生回路21により生成されたパルス信号はXY軸切替スイッチ22に供給され、ここでパルス信号が分配される。図5は、XY軸切替スイッチ22の一例を示す回路図である。図5を参照するに、XY軸切替スイッチ22はデジタル回路(TTL)により構成されている。また、XY軸切替スイッチ22には、外部からXY切替信号が切替信号電極27を介して供給され、パルス発生回路21よりパルス信号が供給される。切替信号電極27に図4(B)に示すXY切替信号として「High」、「Low」が入力されると、それぞれX軸用のバッファ23及びY軸用のバッファ23にパルス信号が分配される。したがって、X軸及びY軸のMI素子12、12に交互に励磁電流が供給される。すなわち、X軸及びY軸のMI素子12、12に励磁電流が同時に供給されることがない。そして、分配されたパルス信号に同期してX軸及びY軸のMI素子12、12からの検知信号が検出されるので(後述する)、X軸及びY軸の検知信号は励磁電流の影響を受けることなく、磁場検出感度を向上することができる。
【0039】
図3に戻り、バッファ回路23は、数個〜10数個の直列に接続されたバッファより構成される。下流のバッファになるほど、より大きな駆動電流を流すことが可能なように、例えばCMOS−FETのゲート幅とゲート長の積を次第に大きく設定してもよい。スイッチング回路24、24の制御部により大きな電流を流すことができる。また、図4(C)及び(D)に示すように、X軸用及びY軸用のスイッチング回路24、24のゲートにはパルス信号が交互に入力される。
【0040】
スイッチング回路24、24は例えばMOS−FETにより構成され、パルス信号がそのゲートに入力される。パルス信号によりこのMOS−FETがターンオンされると、励磁電流がソースから電極を介して電極に接続されたMI素子12、12に供給される。ここで励磁電流は、100mA〜500mAの範囲であることが好ましい。100mAより小さいとMI素子12の検知コイル42、42に十分な出力電圧が誘起されず、信号対雑音比が低下してしまう。また500mAより大きいとX軸用とY軸用のスイッチング回路24、24のクロストークにより、本来オフのはずの一方のスイッチング回路がターンオンするなどの誤動作が生じてしまう。また、スイッチング時に発生したノイズが他の回路、例えば検出回路25の検知信号に重畳してしまい、信号対雑音比を低下させてしまう。クロストークを回避するためには、X軸用およびY軸用のスイッチング回路24、24が離れて配置されることが好ましく、さらには、ICチップ13の対角線上の両端であることが更に好ましい。
【0041】
スイッチング回路24に供給される電源電位VDD1は、他の回路、例えば検出回路25やバッファ回路23の電源電位VDD2とは独立に設けてもよい。また、スイッチング回路24の接地電位VSS1も同様に、他の回路、例えば検出回路25やバッファ回路23の接地電位VSS2とを独立に設けてもよい。スイッチング回路によりスイッチング時に発生するノイズが電源線や接地線を伝導して検出回路等に混入することを防止できる。また、電源電位VDD1、VDD2や接地電位VSS1、VSS2を独立にしなくとも、それぞれの電源線、接地線を異ならせるだけでも同様の効果が得られる。
【0042】
スイッチング回路24から供給される励磁電流は、ICチップ13の表面に形成された励磁電流用電極16(図1に示す)に取り出される。励磁電流用電極16は、スイッチング回路24に近くかつMI素子12に近い、例えばMI素子12に面するICチップ13の辺に近い程良い。励磁電流は比較的大電流であるので、スイッチング回路24からMI素子12までの配線が長すぎると、配線がアンテナとなって電磁波を放射してしまい、信号対雑音比を低下させてしまう。
【0043】
励磁電流用電極16にワイヤなどによって接続されたMI素子12には、パルス状の励磁電流が図2に示すアモルファスワイヤ41に流れ、ICチップ13のグランド電極16Gに落とされる。外部磁場のアモルファスワイヤ41に平行な成分の大きさに応じて、図4(G)及び(H)に示すように、検知コイル42の両端に検知信号が誘導される。この検知信号はワイヤ及びICチップ13の表面に形成された検知信号用電極17を介して検出回路25に供給される。なお、励磁電流はICチップ13のグランド電極16Gの替わりにICチップ13の外に設けられた、例えばMIセンサ10のグランドに落とされるようにしても良い。ここで、グランド電極16Gの接地電位VSS1は、他の回路、例えば検出回路25やバッファ回路23の接地電位VSS2とは独立に設けられる。スイッチング回路24のスイッチング時のノイズが接地線を伝導して、検出回路25に影響を与えることを回避することができる。なお、接地電位VSS1、VSS2を互いに独立にしなくても、グランド電極16Gに接続される接地線を他の回路、例えば検出回路25やバッファ回路23と異ならせても良い。
【0044】
検出回路25は、遅延回路30、サンプリング回路31、ホールド回路32、及び増幅器33などより構成されている。検出回路25では、X軸及びY軸の検知コイル42、42に誘起された検知信号を、パルス信号に同期させたサンプリング回路31により、検知信号のメインピークをサンプリングしホールド回路32により、そのピーク値が保持される。
【0045】
サンプリング回路31は、アナログスイッチSW、SWにより構成されている。すなわち、図4(G)及び(H)に示すように、X軸及びY軸の検知コイル42、42の検知信号に対して、図4(C)及び(D)に示すパルス信号がアナログスイッチSW、SWの制御部に入力され、パルス信号が「High」のとき、検知信号を透過する。検知信号はバッファ回路23及びスイッチング回路24などによりパルス信号に対して遅れが生じているので、パルス信号を遅延回路30により遅延させ、検知信号の立上がりと同期させる。このような構成により、検知信号のメインピークを透過させることができる。
【0046】
検出回路25では、図4(I)に示すように、さらに時系列に連なったX軸及びY軸の検知信号がコンデンサCなどにより構成されたホールド回路32によりホールドされる。次いで、増幅器33では、ホールドされた信号が増幅され、検出信号として出力される。
【0047】
増幅回路26では、検出信号を所望の電圧まで増幅され、ICチップ13の表面に設けられた出力用電極20を介してICチップ13の外部に出力される。また、増幅回路26にさらに出力回路28が設けられ、低インピーダンスの出力信号に変換されるようにしても良い。また、A/Dコンバータによりデジタル信号に変換されるようにしても良い。なお、MIセンサ10が搭載された電子装置では、このICチップ13の出力信号から、磁場成分を抽出することにより、外部磁場の大きさを求めることができる。
【0048】
次に、本実施の形態の第1変形例に係るMIセンサについて説明する。
【0049】
図6は第1変形例に係るMIセンサの斜視図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0050】
図6を参照するに、本変形例のMIセンサ60は、3軸、例えばX、Y、及びZ軸のMI素子12、12、12を備え、Z軸のMI素子12をも接続可能な3軸用のICチップ63とした以外は第1の実施の形態のMIセンサと同様である。
【0051】
Z軸のMI素子12は、ケース11に埋め込まれ、励磁電流を供給するワイヤ等によりICチップ63に接続されている。MI素子12自体はX及びY軸のMI素子12、12と同様である。なお、図6において、Z軸のMI素子12はケース11よりその上方に突出しているが、MI素子12をXY面側に傾けるか又はMI素子12自体の小型化を図ることによりケース11内に格納することができる。また、Z軸のMI素子12をケース外のPCB等(図示せず)に配置しても良い。PCBの厚さ方向とMI素子とを平行にして、PCBに嵌合することでよりコンパクトに格納することができる。
【0052】
ICチップ63は、3軸のMI素子12、12、12が接続可能となっている。具体的には図3に示した2軸用の回路に、Z軸用の回路を追加すれば良い。すなわち、2軸用の回路において、X軸及びY軸が独立して設けられているバッファ回路23、スイッチング回路24、及び検出回路25の一部にさらにZ軸用の回路を追加すれば良く、さらに、図3に示すXY軸切替スイッチ22の替わりンに、Z軸にも対応するよう3軸切替スイッチを設けるようにする。
【0053】
図7は3軸切替スイッチの回路の一例を示す図である。図7を参照するに、3軸切替スイッチ64は、外部から2ビットのXYZ切替信号が第1及び第2切替信号電極27−1、27−2を介して供給される。また、パルス発生回路21よりパルス信号が入力される。例えば第1及び第2切替信号電極27−1、27−2にそれぞれ「High」が入力されるとX軸用のバッファ回路23にのみパルス信号が現れる。第1及び第2切替信号電極27−1、27−2にそれぞれ「High」、「Low」を入力するとY軸用のバッファ回路23に、「Low」、「High」を入力するとZ軸のバッファ回路23にパルス信号が現れる。したがって、外部よりXYZ切替信号を入力することにより、3軸のバッファ回路23、23、23に交互にパルス信号が分配され、3軸のMI素子12、12、12に交互に励磁電流が供給され、3軸のMI素子12、12、12から検知信号が供給されるので、より精度の高い磁場の測定が可能となる。
【0054】
図8は3軸切替スイッチの回路の他の例を示す図である。図7に示した回路図と同様に、3軸切替スイッチ65は、2ビットのXYZ切替信号が第1及び第2切替信号電極27−1、27−2を介して供給されることにより、X軸、Y軸、およびZ軸のバッファ回路23、23、23に交互にパルス信号を分配することができる。
【0055】
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係るMIセンサ用のICチップの回路図である。図中、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0056】
図9を参照するに、第2の実施の形態であるMIセンサ用のICチップ73には、XY切替スイッチ22とバッファ回路23との間にパルス信号を遮断する遮断用アナログスイッチ74が設けられ、それ以外は第1の実施の形態と同様である。
【0057】
遮断用アナログスイッチ74、74は、X軸用及びY軸用の回路にそれぞれ設けられ、1つの遮断信号によって制御される。遮断信号は外部より入力され、遮断する場合を「High」に、遮断しない通常の動作状態の場合を「Low」とする。
【0058】
遮断信号を「High」とすると、ICチップ73はMI素子12、12に励磁電流を流さない以外は通常の動作を行う。したがって、MI素子12、12を接続した状態で、スイッチング回路24の影響を受けることなく、ICチップ73の回路、特にホールド回路32、増幅器33、増幅回路26、出力回路28等の検出回路25を含む下流の回路の動作チェックを容易に行うことができる。また、MI素子12、12の検知コイル42、42に誘導されるノイズ等も評価が可能となる。したがって、このような遮断用アナログスイッチ74、74を設けることにより、信号対雑音比及び動作信頼性を向上することができる。
【0059】
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の実施の形態の携帯電話機の一例を示す分解図である。図10を参照するに、携帯電話機50は、表示部51と、操作部52と、アンテナ53と、スピーカ54と、マイク55と、通信用基板56と、通信用基板に搭載されMIセンサ58などより構成されている。
【0060】
MIセンサ58は、上述した実施の形態の構成を有する。このMIセンサ58により、地磁気の方向に基づいて携帯電話機50の向いている方位・角度を検出することが可能である。例えば、携帯電話機50が受信し表示部51に表示された現在地付近の地図を、MIセンサにより検出した携帯電話機50の向いている方位・角度にあわせて、見やすいように表示部上で回転させる。
【0061】
上述したように、本実施の形態のMIセンサ58はMI素子12をICチップ13により駆動し、外部磁場を検出している。したがって、従来のディスクリートの回路によって構成されているMIセンサより小型化可能である。なお、携帯電話機50の通信機能を有する基本構成自体は周知であり、その詳細な説明は本明細書では省略する。
【0062】
なお、本実施の形態の電子装置を携帯電話機を一例として説明したが、携帯電話機に限定されるわけではない。例えば、携帯端末機、カーナビゲーション装置等に適用できる。
【0063】
以上本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、スイッチング回路はバイポーラトランジスタなどにより構成されていてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、本発明によれば、小型化が可能でかつ高感度なMIセンサ、MIセンサ用のICチップおよびそのMIセンサを備えた電子装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のMIセンサの斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るMI素子の一例を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係るMIセンサ用のICチップの回路図である。
【図4】(A)〜(J)は図3に示す回路の波形図である。
【図5】XY軸切替スイッチの一例を示す回路図である。
【図6】第1の実施の形態の第1変形例に係るMIセンサの斜視図である。
【図7】第1変形例に係る3軸切替スイッチの回路の一例を示す図である。
【図8】第2変形例に係る3軸切替スイッチの回路の一例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るMIセンサ用のICチップの回路図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る携帯電話機の一例を示す分解図である。
【符号の説明】
10、40、58、60 MIセンサ
11 ケース
12、12、12、12 MI素子
13、44、63、73 ICチップ
16 励磁電流用電極
16G 励磁電流用グランド電極
17 検知信号用電極
21 パルス発生回路
22 XY軸切替スイッチ
23、23、23、23 バッファ回路
24、24、24 スイッチング回路
25 検出回路
26 増幅回路
28 出力回路
31 サンプリング回路
41、41、41 アモルファスワイヤ
42、42、42 検知コイル
43 端子
50 携帯電話機
64、65 3軸切替スイッチ
74、74、74 遮断用アナログスイッチ
DD1、VDD2 電源電位
SS1、VSS2 接地電位

Claims (8)

  1. 外部磁場を検知する複数のMI素子からの検知信号が供給され、
    パルス状の信号を発生するパルス発生手段と、
    前記パルス状の信号によって制御され、前記MI素子毎にパルス状の励磁電流を供給する電流供給用スイッチング手段とを有するMIセンサ用のICチップであって、
    前記電流供給用スイッチング手段に対してパルス状の信号を交互に分配する切替手段をさらに有し、分配されたパルス状の信号に基づいて励磁電流がMI素子毎に印可されることを特徴とするMIセンサ用のICチップ。
  2. 前記切替手段は、当該ICチップの外部より供給された切替信号に基づいてパルス状の信号を分配することを特徴とする請求項1記載のMIセンサ用のICチップ。
  3. 前記MI素子からの検知信号が供給され、該検知信号に基づいて外部磁場の大きさに対応する大きさの検出信号を生成する信号処理手段を更に有し、
    前記分配されたパルス状の信号に基づいて、MI素子毎の前記検知信号を検出することを特徴とする請求項1または2記載のMIセンサ用のICチップ。
  4. 前記励磁電流を遮断する電流遮断手段を設けることを特徴とする請求項1〜3のうち、いずれか一項記載のMIセンサ用のICチップ。
  5. 前記電流遮断手段は分配されたパルス状の信号を遮断することを特徴とする請求項4記載のMIセンサ用のICチップ。
  6. 外部磁場を検知する複数のMI素子からの検知信号が供給されるMIセンサ用のICチップであって、
    パルス状の信号を発生するパルス発生手段と、
    パルス状の信号によって制御され、MI素子にパルス状の励磁電流を供給する電流供給用スイッチング手段と、
    前記MI素子からの検知信号が供給され、該検知信号に基づいて外部磁場の大きさに対応する大きさの検出信号を生成する信号処理手段とを有し、
    前記励磁電流を遮断する電流遮断手段を設けることを特徴とするMIセンサ用のICチップ。
  7. 請求項1〜6のうち、いずれか一項記載のMIセンサ用のICチップと、MI素子とを備えることを特徴とするMIセンサ。
  8. 請求項7記載のMIセンサを備えることを特徴とする電子装置。
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