JP2004114793A - 自動車のペダル支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバーのペダル操作への影響、車両の大型化を抑制しつつ、操作ペダルを確実に回動させて操作ペダルの後退を防止することを目的とする。
【解決手段】前端がダッシュパネル1に固定され、後端がダッシュパネル1より剛性の高い車両側部材8に離脱可能に固定される第1ブラケット5と、前端下部が第1ブラケット5に揺動可能に枢着され、後端上部が車両側部材8に離脱可能に固定され、かつ操作ペダル4が揺動可能に枢着される第2ブラケット6とを備え、第1ブラケット5と第2ブラケット6とは略重なり合うよう配置されると共に、第2ブラケット6の後端上部は第1ブラケット5と共締めされ車両側部材8に固定され、かつ車両側部材8から第1ブラケット5の後端外側を介して第2ブラケット6の前端上部に亘って連結され、第1ブラケット5の車両後方側への後退により第2ブラケット6の車両下方側への回動を促進する回動促進部材12を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の操作ペダル支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車の衝突時には、その衝突を回避するためにドライバーがブレーキペダルを踏んで自動車を制動しようとしているにも拘わらず、自動車が停止せずに衝突してしまうという、ブレーキペダルの踏込み状態での衝突が多いのが実状である。
その場合、衝突に伴って車体前部が衝突エネルギーを吸収しながら潰れ、エンジンルーム内に配置されているエンジンがその後方に位置するブレーキ装置のマスタシリンダを押しながら後退するが、このマスタシリンダにはダッシュパネル後方側に位置するブレーキペダルがオペレーティングロッドを介して連結されているため、マスタシリンダの後退移動に伴いオペレーティングロッドを介してブレーキペダルも押されて後退することになる。
その結果、衝突直前までブレーキペダルを踏込んでいるドライバーの足に衝突荷重が作用して大きなキックバックが生じ、そのドライバーの足に衝撃がかかるという問題がある。
【0003】
そこで、従来、このような問題に対処するため、種々の対策が提案されている。例えば、特開2001−138878号公報に示されるものでは、ダッシュパネルに固定された第1ブラケットと、操作ペダルが揺動可能に枢着されると共に、前端下部が第1ブラケットに揺動可能に枢着され、かつ後端上部は車体側部材に自動車の衝突時の衝突荷重により離脱可能に取付けられた第2ブラケットと、第1ブラケットと第2ブラケットとの間において縮装され、第2ブラケットの前端下部の枢着位置を中心として後回りの回動を促進する圧縮バネとを備えるようになっている。
このような先行技術によれば、自動車衝突時、第2ブラケットの後端上部がが車体側部材から外れ、枢着位置を中心として後回りに回動する。その結果、ブレーキペダルの下部は前方側に移動するため、ブレーキペダルの後退移動を防いでドライバーの足に衝突荷重が作用するのを回避することができる。また、第2ブラケットの回動を促進する圧縮バネが縮装されているため、圧縮バネの付勢力により第2ブラケットを確実に回動させることができる。
【0004】
また、特開平11−139346号公報に示されるものでは、第1車体構成部材に固定される第1ペダルブラケットと、車両用ペダルが揺動可能に枢着されると共に、前端側が第1ペダルブラケットに揺動可能に支持され、かつ後端側が第1車体構成部材よりも車両後方側で第1車体構成部材よりも剛性の高い第2車体構成部材に固定される第2ペダルブラケットと、自動車衝突時、第2ブラケットの後端を車両下方側へ変位させるガイド部材とを備えるようになっている。
このような先行技術によれば、自動車衝突時、第2ペダルブラケットの後端が車体側部材から外れ、枢着位置を中心として後回りに回動する。その結果、ブレーキペダルの下部は前方側に移動するため、ブレーキペダルの後退移動を防いでドライバーの足に衝突荷重が作用するのを回避することができる。また、第2ペダルブラケットを車両下方側へ変位させるガイド部材が備えられているため、第2ブラケットを確実に車両下方側へ変位させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記前者の先行技術によれば、圧縮バネによって第2ブラケットの回動を促進するよう構成されているため、圧縮バネの付勢力の設定が難しく、設定付勢力が弱すぎると第2ブラケットの回動を十分促進することができず、逆に設定付勢力が強すぎると常時第2ブラケットに回動を促進する付勢力が作用し、その付勢力が常時ドライバーの足にかかり、通常のドライバーのブレーキ操作に影響を及ぼすという問題がある。
【0006】
また、上記後者の先行技術によれば、第2ペダルブラケットを車両下方側へ変位させるガイド部材が、操作ペダル後方のインパネリインフォースメントにガイド部材として固着されるスライドプレートにより構成されているが、インパネリインフォースメントは、操作ペダルから距離があるため、第2ペダルブラケットをスライドプレートに接触させて第2ペダルブラケットを車両下方側へ変位させるためには、インパネリインフォースメント若しくはインパネリインフォースメントに固着されるスライドプレートを大型化する必要があるという問題がある。
【0007】
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、ドライバーのペダル操作に影響を与えることなく、また車両の大型化を抑制しつつ、操作ペダルを確実に回動させて操作ペダルの後退を防止できる自動車のペダル支持構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあってはその解決手法として次のようにしてある。すなわち、本発明の第1の構成においては、自動車のダッシュパネル後方に配設される操作ペダルの支持構造であって、
前端が上記ダッシュパネルに固定されると共に、後端が上記ダッシュパネルと比較して剛性の高い車両側部材に対し自動車の前方側に対する衝突荷重により離脱可能に固定される第1ブラケットと、
前端下部が上記第1ブラケットに対し揺動可能に枢着され、後端上部が上記車両側部材に対し自動車の前方側に対する衝突荷重により離脱可能に固定されると共に、上記操作ペダルが揺動可能に枢着される第2ブラケットとを備え、
上記第1ブラケットと第2ブラケットとは略重なり合うよう配置されると共に、上記第2ブラケットの後端上部は上記第1ブラケットと共締めされて上記車両側部材に固定されており、かつ上記車両側部材から上記第1ブラケットの後端外側を介して上記第2ブラケットの前端上部に亘って連結され、自動車の前方側に対する衝突荷重に伴う上記第1ブラケットの車両後方側への後退により上記第2ブラケットの車両下方側への回動を促進する回動促進部材を備えるよう構成してある。
本発明の第1の構成によれば、自動車の衝突時、エンジンに押されてダッシュパネルが車両後方側へ後退すると、そのダッシュパネルに固定されている第1ブラケットと、この第1ブラケットと共締めされている第2ブラケットとが共に車両側部材から離脱して車両後方側へ後退する。この際、車両側部材から第1ブラケットの後端外側を介して第2ブラケットの後端上部に亘って連結されている回動促進部材は、第1ブラケットの車両後方側への後退に伴い車両後方側へ変位させられるため、その変位に伴って第2ブラケットの後端上部が前端下部の枢着軸を基点として車両後方側へ回動される。
従って、本発明の第1の構成によれば、自動車の衝突時における第1ブラケットの車両後方側への後退動作を利用して第2ブラケットを車両下方側へ確実に回動させることができ、操作ペダルの下部を車両前方側へ移動させることができるため、操作ペダルの後退を防止できる。また、回動促進部材が第1ブラケットの車両後方側への変位があった時のみ第2ブラケットの回動を促進するように構成されているため、通常時のドライバーのペダル操作への影響を抑制できる。また、回動促進部材が車両側部材と第2ブラケットとを連結するよう構成されているため、回動促進部材が操作ペダルと近接して配置され、車両の大型化を抑制することができる。
【0009】
また、本発明の第2の構成において、上記回動促進部材は、上記車両側部材から上記第1ブラケットの後端外側を介して上記第2ブラケットの前端上部に亘って連結されるワイヤー部材から構成してある。
本発明の第2の構成によれば、自動車の衝突時、ダッシュパネルは車両後方側への後退量が多いのに対し、車両側部材は剛性が高くダッシュパネルに対しその後退量が少ない。従って、衝突時は通常時に対し、車両側部材から第1ブラケット後端部まで距離が長くなり、その分第1ブラケットの後端から第2ブラケットの後端上部までの距離が短くなるようワイヤー部材が引っ張られるため、そのワイヤー部材の動きに伴い第2ブラケットの後端上部が車両下方側へ回動させられる。
従って、本発明の第2の構成によれば、第1ブラケットの車両後方側への後退動作を利用して車両側部材と第1ブラケット後端までの距離と、第1ブラケットの後端から第2ブラケットの後端上部までの距離関係を変更させることにより第2ブラケットの車両下方側への回動を促進することができる。
【0010】
また、本発明の第3の構成において、上記第1ブラケットの後端には、上記ワイヤー部材が挿入されるガイド部材が設けられるよう構成してある。
本発明の第3の構成によれば、ワイヤー部材と第1ブラケットの後端とが接する箇所にはガイド部材が設けられているため、ワイヤー部材が第1ブラケットの後端から外れないようワイヤー部材の動きをガイドすることができる。
【0011】
また、本発明の第4の構成において、上記ガイド部材は、樹脂により構成してある。
本発明の第4の構成によれば、ガイド部材が樹脂により構成されていることから、ワイヤー部材と第1ブラケットの後端との摩擦抵抗を低減でき、第2ブラケットの回動をよりスムースに行わせることができる。
【0012】
また、本発明の第5の構成において、上記回動促進部材は、上記第1ブラケットの車両後方側への移動量が多い程上記第2ブラケットの回動量が大きくされるよう構成してある。
本発明の第5の構成によれば、第1ブラケットの車両後方側への移動量が多い程第2ブラケットの移動量が大きくすることができる。
【0013】
また、本発明の第6の構成において、上記操作ペダルは、ブレーキペダルであるよう構成してある。
本発明の第6の構成によれば、自動車の衝突時、ブレーキペダルの後退を防止できる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、ドライバーのペダル操作に影響を与えることなく、また車両の大型化を抑制しつつ、操作ペダルを確実に回動させて操作ペダルの後退を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に関する全体構成図を示しており、1は自動車の一部を構成するダッシュパネルで、その前方側(図中左側)にはエンジン(不図示)が収容されるエンジンルーム2が、また後部側(図中右側)には車室3が形成されている。
ダッシュパネル1下部後方、つまり車室3内下部前方には、ドライバーによって踏込み操作される操作ペダルとしてのブレーキペダル4が配設されおり、このブレーキペダル4は、後述の第1ブラケット5と第2ブラケット6により固定されている。
【0016】
第1ブラケット5は、ダッシュパネル1下部の後面にボルト部材7、7…により固定されており、この第1ブラケット5は、ダッシュパネル1下部の後面に所定間隔空けた状態で上記ボルト部材7、7…により固定される略板状の固定部5aと、この固定部5aから後方上方に向かって延びかつ下側に開放された断面略コ字形状の支持部5bとを備えている。
第1ブラケット5の支持部5bの後端上部は、車幅方向に延び車室3内における車体側部材としてのカウルパネル8下面に取付けられている取付けブラケット9に対してボルト部材10、10により、自動車衝突時の所定値以上の荷重により車両後方側に後退して離脱可能に取付けられている。尚、第1ブラケット5の支持部5aの取付けブラケット9に対する離脱可能な取付け構造については、第2ブラケット6の取付けと共に後で詳述する。
尚、カウルバネル8は、自動車衝突時車室3内における乗員のスペースを確保するために、その剛性がダッシュバネル1に対して高くされ、略後退移動しない構造とされている。
【0017】
第2ブラケット6は、第1ブラケット5の支持部5a内において、自動車の車幅方向からみて支持部5aと略重なるように配置されている。
この第2ブラケット6は、上記第1ブラケット5の支持部5aと同様に下側が開放された断面コ字形状に構成されており、その前端下部が第1ブラケット5の支持部5b前端側にかしめピン6aにより鉛直面に沿って揺動可能に枢着されると共に、その後端上部が第1ブラケット5の支持部5bと共に上記カウルパネル8に対してボルト部材10、10により、自動車衝突時の所定値以上の荷重により車両後方側に後退して離脱可能に取付けられている。
つまり、図2に示すように、取付けブラケット9、第1ブラケット5の支持部5bの後端上部側上壁部、及び第2ブラケット6の後端上部側上壁部とは、上方側から下方側に向かって順次重なるように配置されており、各部材がボルト部材10、10によって共締め固定されている。また、取付けブラケット9には図2に示すように、車両後方側が切りかかれた略半円形状の切り欠き部9aが形成されており、この切り欠き部9aは、ボルト部材10、10の頭部よりも大きく形成されている。
従って、自動車衝突時、所定値以上の荷重がダッシュパネル1に作用すると、ダッシュパネル1が大きく後退し、それに伴って第1ブラケット5が大きく後退する。ここで、カウルパネル8はダッシュパネル1に対してその剛性が高くほとんど後退しないため、ボルト部材10、10は第1ブラケット5の後退に伴い切り欠き部9aから離脱することになる。
【0018】
また、第2ブラケット6内における左右の縦壁には自動車の車幅方向に延びるペダル支持軸11が掛け渡され、このペダル支持軸11には上記ブレーキペダル4の上端が鉛直面に沿って揺動可能に支持されている。このブレーキペダル4は、細長い形状のもので、その下部にはドライバーが足を載せて踏込むペダル部4aが設けられている。
【0019】
また、上記取付けブラケット9と上記第2ブラケット6内に設けられたペダル支持軸11との間には、回転促進部材としての金属製のワイヤー部材12が連結されている。
ワイヤー部材12の取付けブラケット9側は、その先端が、図3に示すように略T字形状に構成されており、そのT字形状の一端を取付けブラケット9上面に形成された凹部9bに挿入した状態で図4に示すようなカバー部材13が上方側から固定され、ワイヤー部材12の取付けブラケット9側が固定されるようになっている。
また、ワイヤー部材12のペダル支持軸11側は、その先端が、図1に示すようにリング形状に構成されており、そのリング形状に形成されたワイヤー部材12をペダル支持軸11回りに引掛けることにより取付けられている。
また、ワイヤー部材12の途中は、第1ブラケット5の支持部5aの後端に設けられた図5に示す中空円筒形状のガイド部材14内に挿入されており、ワイヤー部材14が第1ブラケット5の支持部5aの後端から外れないようワイヤー部材12の動きをガイドする機能を有している。また、このガイド部材14は樹脂により構成されており、金属製のワイヤー部材12とが当接する際の摩擦抵抗を抑制するよう構成されている。
【0020】
以下、図6に基づき自動車衝突時の作用を説明する。
図6に示すように、自動車衝突時、所定値以上の荷重がダッシュパネル1に作用すると、ダッシュパネル1が大きく後退し、それに伴って第1ブラケット5が大きく後退する。ここで、カウルパネル8はダッシュパネル1に対してその剛性が高くほとんど後退しないため、ボルト部材10、10は第1ブラケット5の後退に伴い切り欠き部9aから離脱する。この際、カウルパネル8から第1ブラケット5の後端外側を介して第2ブラケット6内に設けられたペダル支持軸11に亘って連結されているワイヤー部材12は、第1ブラケット5の車両後方側への後退に伴い車両後方側へ変位させられる、つまり、第1ブラケット5から第2ブラケット6の後端に設けられたガイド部材14までのワイヤー部材12の長さがなり、その分ガイド部材14からペダル支持軸11までのワイヤー部材12の長さが短くなるようワイヤー部材12が引っ張られるため、その変位に伴って第2ブラケット6の後端上部が前端下部の枢着軸(かしめピン6a)を基点として車両後方側へ回動される。
従って、本実施形態によれば、自動車の衝突時における第1ブラケット5の車両後方側への後退動作を利用してブレーキペダル4を確実に回動させることができ、ブレーキペダル4のペダル部4aを車両前方側へ移動させることができるため、ブレーキペダル4の後退を防止できる。また、ワイヤー部材12が第1ブラケット5の車両後方側への変位があった時のみ第2ブラケット6の回動を促進するように構成されているため、通常時のドライバーのペダル操作への影響を抑制できる。また、ワイヤー部材12がカウルパネル8と第2ブラケット6とを連結するよう構成されているため、ワイヤー部材12がブレーキペダル4と近接して配置され、車両の大型化を抑制することができる。
【0021】
また、ワイヤー部材12は、第1ブラケット5の後端外側と接するよう構成されているため、第1ブラケット5の後退量が大きい程ワイヤー部材12が車両後方側に延び、それに伴って第2ブラケット6の車両下方側への回動量を大きくすることができる。
【0022】
また、ワイヤー部材12と第1ブラケット5の後端とが接する箇所には、樹脂製のガイド部材14が設けられているため、ワイヤー部材12が第1ブラケット5の支持部5aの後端から外れないようワイヤー部材12の動きをガイドすることができる。また、ガイド部材14が樹脂により構成されていることから、金属製のワイヤー部材12と第1ブラケット5の後端との摩擦抵抗を低減でき、第2ブラケット6の回動をよりスムースに行わせることができる。
【0023】
尚、本実施形態では、操作ペダルとしてブレーキペダル4に適用する例を示したが、その他クラッチペダルに適用するようにしてもよい。
また、本実施形態では、第1ブラケット5の後端が固定される車両側部材としてカウルパネル8を示したが、その他操作ペダルに近接して配置される車両側部材でもよい。
また、本実施形態では、第1ブラケット5の後端に樹脂製のガイド部材14を設ける例を示したが、第1ブラケットの後端に樹脂を貼り付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に関わる全体構成図。
【図2】本実施形態に関わる取付けブラケット近傍を上方側から見た平面図。
【図3】本実施形態に関わる取付けブラケット側ワイヤー部材取付け構造図。
【図4】本実施形態に関わるペダル支持軸側ワイヤー部材取付け構造図。
【図5】本実施形態に関わるカバー部材縦断面。
【図6】本実施形態に関わる衝突時のブレーキペダルの変位を示す図。
【符号の説明】
1:ダッシュパネル
4:ブレーキペダル(操作ペダル)
5:第1ブラケット
5a:固定部
5b:支持部
6:第2ブラケット
8:カウルパネル(車両側部材)
9:取付けブラケット
9a:切り欠き部
12:ワイヤー部材(回動促進部材)
14:ガイド部材

Claims (6)

  1. 自動車のダッシュパネル後方に配設される操作ペダルの支持構造であって、
    前端が上記ダッシュパネルに固定されると共に、後端が上記ダッシュパネルと比較して剛性の高い車両側部材に対し自動車の前方側に対する衝突荷重により離脱可能に固定される第1ブラケットと、
    前端下部が上記第1ブラケットに対し揺動可能に枢着され、後端上部が上記車両側部材に対し自動車の前方側に対する衝突荷重により離脱可能に固定されると共に、上記操作ペダルが揺動可能に枢着される第2ブラケットとを備え、
    上記第1ブラケットと第2ブラケットとは略重なり合うよう配置されると共に、上記第1ブラケットの後端と上記第2ブラケットの後端上部とは共締めされて上記車両側部材に固定されており、かつ上記車両側部材から上記第1ブラケットの後端外側を介して上記第2ブラケットの前端上部に亘って連結され、自動車の前方側に対する衝突荷重に伴う上記第1ブラケットの車両後方側への後退により上記第2ブラケットの車両下方側への回動を促進する回動促進部材を備えたことを特徴とする自動車のペダル支持構造。
  2. 上記回動促進部材は、上記車両側部材から上記第1ブラケットの後端外側を介して上記第2ブラケットの前端上部に亘って連結されるワイヤー部材から構成されることを特徴とする請求項1記載の自動車のペダル支持構造。
  3. 上記第1ブラケットの後端には、上記ワイヤー部材が挿入されるガイド部材が設けられていることを特徴とする請求項2記載の自動車のペダル支持構造。
  4. 上記ガイド部材は、樹脂製であることを特徴とする請求項3記載の自動車のペダル支持構造。
  5. 上記回動促進部材は、上記第1ブラケットの車両後方側への後退量が多い程上記第2ブラケットの回動量が大きくされるよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の自動車のペダル支持構造。
  6. 上記操作ペダルは、ブレーキペダルであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の自動車のペダル支持構造。
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