JP2003533322A - 装置および方法 - Google Patents

装置および方法

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JP2003533322A JP2001585628A JP2001585628A JP2003533322A JP 2003533322 A JP2003533322 A JP 2003533322A JP 2001585628 A JP2001585628 A JP 2001585628A JP 2001585628 A JP2001585628 A JP 2001585628A JP 2003533322 A JP2003533322 A JP 2003533322A
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オプトベント アクチボラゲット
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Abstract

(57)【要約】 本発明は患者の呼吸を監視し、外気およびアダプタとは異なるガスを供給する方法および装置に係わり、この装置は、患者の一方の鼻孔にガスを供給するガス入口と患者の他方の鼻孔に対してのみ呼吸空気流を流す貫通路とを有するマニホルド、および前記貫通路を流れる呼吸空気流を検出する光センサーを含む。本発明は前記装置に使用される鼻アダプタにも関し、このアダプタは、第１の貫通路および第２の貫通路を形成された前記本体を含み、第１および第２の貫通路はそれぞれ前記本体を通って延在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （発明の分野） 本発明は、患者の呼吸空気流を監視し、外気とは異なる１種または複数種類の
ガスを供給する装置と方法、および、アダプタ（補助器具）に関するものである
。本明細書で「患者」という言葉は人間または動物を指す。
【０００２】 （発明の背景） 医療処置の間、呼吸停止、無呼吸、または呼吸速度の変化が生じる危険がある
。このような状況は、例えば薬剤投与および疼痛療法により、または中毒または
外傷の結果として生じ得る。したがって、呼吸の監視はそのような状況で必要で
ある。
【０００３】 発明者は光センサーを使用して呼吸を監視するための信頼できるリアルタイム
の監視装置および方法を開発した。この監視装置は、光の発信および反射光の測
定を行う手段、および光センサーを含む。光センサーは光ファイバーを含み、こ
の光ファイバーの一端は監視装置に連結され、他端は患者の呼吸空気流の中に位
置決めされる。ファイバー・ヘッドにおいて、ファイバー端部はそのファイバー
の延在方向に直角に切断されることが好ましい。平坦端部で光を反射するファイ
バーを通して、光は伝達される。
【０００４】 患者の吐気時に、湿気を含む空気流がファイバー・ヘッドを通過し、平坦端部
にて凝縮する。その後患者の吸気時に、レンズ上に凝縮していた水が相対湿度の
相違によって蒸発する。乾燥時と、湿度の高い時とでは、異なる量の光が平坦端
部で反射される。したがって、監視を行うことができる。これを光センサーと称
する。詳細については、本明細書で援用する出願人自身の特許ＥＰ−６８１４５
３を参照されたい。
【０００５】 酸素の供給は患者の血中酸素レベルを支援する標準的な方法であり、患者に呼
吸上の問題があるなどの場合には、救急車内や緊急看護において適用される。従
来一般に、患者の鼻孔に装着される２つの鼻孔用カニューレ（挿管）を備えたチ
ューブによって酸素が供給されている。
【０００６】 その内容を本明細書に援用する出願人の先願特許出願ＷＯ９９／０３３９５で
は、口と鼻の両方からの呼吸空気流を監視する光センサーを備え、患者の一方の
鼻孔内に位置決めされるアダプタが示されている。一例として、酸素供給用の２
つの鼻孔用カニューレを備えたチューブにアダプタが「鉤留め」され、アダプタ
が、酸素供給チューブの鼻孔用カニューレの一方を置き換えて、口および鼻の両
方から呼吸空気流を導く。
【０００７】 ＷＯ９９／０３３９５による前記組立体である装置の問題点の１つは、赤ん坊
や年齢が約５歳以下の子供に適していないことである。他の問題点は、鼻孔内の
所定位置に保持できるようにアダプタが鼻孔を拡げるために、鼻孔内にアダプタ
を取り付けることによる刺激を生じて炎症を引き起こしかねないことである。さ
らに他の問題点は、アダプタの位置が定まらず、適正位置から外れてイライラを
招くことである。さらに他の問題点は、使用後に組立体である装置全体を廃棄し
なければならないことである。
【０００８】 （発明の概要） 本発明の目的は、使用が容易で快適であり、また赤ん坊や小さな子供に対して
も使用できる装置を提供することである。他の目的は、環境によい装置を提供す
ることである。さらに、本発明による装置をできるだけ少ない労力で正確に製造
できるようにする目的がある。
【０００９】 本発明の広義の概念によれば、患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または
複数種類のガスを患者に供給する装置であって、患者の鼻に取り付けられ、患者
の一方の鼻孔へ１種または複数種類のガスを供給するためのガス入口、および患
者の他方の鼻孔に対する呼吸空気流のみに使用する貫通路を有するマニホルドと
、貫通路を流れる呼吸空気流を検出する光センサーとを含む装置が提供される。
【００１０】 本発明の特別な観点によれば、患者の呼吸を監視し、患者の呼吸を監視し、外
気と異なる１種または複数種類のガスを患者に供給する装置であって、患者の鼻
に取り付けられ、患者の第１の鼻孔に通じる第１の貫通路と、患者の第２の鼻孔
および外気の間のみを連通する第２の貫通路と、前記ガスを第１の貫通路を通し
て患者の第１の鼻孔に供給するための第１の貫通路に対するガス入口とを有する
マニホルド、および、第２の貫通路を流れる呼気を感知する光センサーを含む装
置が提供される。
【００１１】 本発明の別の観点によれば、患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または複
数種類のガスを患者に供給する方法であって、患者の一方の鼻孔に前記ガスを供
給する段階、および、患者の他方の鼻孔を通る患者の呼吸空気流を光センサーの
みで感知する段階を含む方法が提供される。
【００１２】 また、本発明は、患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または複数種類のガ
スを患者に供給する装置に使用される鼻アダプタであって、本体を含み、該本体
に第１の貫通路と第２の貫通路が形成されており、該第１および第２の貫通路が
前記本体にそれぞれ延在している鼻アダプタに関するものである。
【００１３】 本発明による方法、装置および鼻アダプタの利点は、新生児から成人までの誰
にでも適していることである。他の利点は、鼻孔が何かによって拡げられること
がないので、装着が快適であり、装置は鼻に対して係止され、軽く小さな形態を
有することである。さらに他の利点は、サイズが小さいにもかかわらず、高精度
で容易に装置を製造できることである。
【００１４】 ガス入口は、マニホルドの第１の貫通路に対して実質的に直角に向けることが
好ましく、第１の貫通路は拡張された室を含み、ガス入口が拡張室で第１の貫通
路に開放されていることが好ましい。このことは、ガスが拡張室を充満すること
で、多量のガスを患者が吸入できるという利点を与える。
【００１５】 患者の呼吸を最も高い信頼性をもって監視できるようにするために、光センサ
ーのセンサー・ヘッドがマニホルドの第２の貫通路内に配置され、第２の貫通路
に対して実質的に直角に向けられる。これは、光センサーをマニホルド内側の凹
部内に配置するか、または、例えば、スナップ手段（弾性変形を利用して係合さ
せる手段であり、係合させるときに、通常、カチッという音がする）により、患
者と反対方向へ向いた端部において、第２の貫通路の端部で、センサーをマニホ
ルドに取り付けることによって行うことができるだろう。
【００１６】 この装置は、患者の鼻に接触させてマニホルドに取り外し可能に連結されるア
ダプタをさらに含むことができるが、アダプタの必要なしに設計することもでき
る。本発明によるアダプタを備える利点は、別の患者用のアダプタのみの交換を
必要とするだけであり、環境によいことである。
【００１７】 マニホルドにアダプタを連結する１つの方法は、摩擦係合による。他の解決方
法は、例えばスナップ係合である。摩擦係合の利点の１つは、形成が簡単で安価
なことである。
【００１８】 アダプタおよびマニホルドは組合う雄雌連結部品として設計され、マニホルド
が雌側連結部品として設計され、アダプタが前記マニホルド内に取り付けられる
雄側連結部品として設計することが好ましい。
【００１９】 第１および第２の貫通路は、患者の鼻孔に差し込まれる２つの鼻孔用突起を含
むことが好ましいアダプタを通してさらに延在し、これにより第１および第２の
貫通路は２つの鼻孔用突起のそれぞれを通って延在する。鼻孔用突起は球形、何
れかの方向へ向いた截頭円錐形、マッシュルーム形、または腰部を有する「パワ
ー・ステーション（発電所）」の形状のような何れかの適当な形状を有すること
ができる。しかしながら、鼻孔用突起を設けることについては任意である。それ
がなければ、アダプタは患者の鼻孔に差し込むことなく、鼻に接触するだけであ
る。
【００２０】 本発明装置は、１種または複数種類のガスを供給するために前記マニホルドに
連結されたチューブをさらに含み、また前記光センサーは前記マニホルドに連結
された光ファイバーを含む。チューブおよび光ファイバーは装置を患者に取り付
けるために使用することができる。
【００２１】 第１の実施例装置で、その本体は、外気と異なる１種または複数種類のガスを
第１の貫通路に供給するための第１の貫通路に対するガス入口を形成され、また
第２の貫通路内へ延在される光センサーのセンサー・ヘッドを受け入れる凹部を
形成される。
【００２２】 アダプタの鼻孔用突起の各々は前記本体から先細となる形状を付形される。こ
れは、鼻孔が鼻孔用突起のアダプタ本体に最も近い端部で密閉されるが、テーパ
ー形になされているため、患者の鼻孔は拡がらないという利点を与える。
【００２３】 前記本体および鼻孔用突起は弾性に富み、射出成形可能な弾性に富むプラスチ
ック材料で、これらを形成することが好ましい。その利点は、製造容易で快適な
アダプタが得られることである。装置のアダプタが別体でない場合には、少なく
とも部分的に射出成形可能な弾性に富むプラスチック材料でマニホルドを形成す
ればよい。
【００２４】 第１の貫通路は、第２の貫通路と分離されていることが好ましい。
【００２５】 以下、実例により本発明の原理を示す添付図面を用いて、本発明の詳細な説明
を行なう。
【００２６】 （本発明の好ましい実施例の詳細な説明） 図１、図２は、アダプタ２を備えたマニホルド１を含む本発明による装置を示
す。この装置はマニホルド１およびアダプタ２を通って延在する２つの貫通路１
１を有する。マニホルド１の第１の端部３では、チューブ４が１種または複数種
類のガス（例えば、酸素）用の入口５に連結され、また第２の端部６ではチュー
ブ７が連結されており、チューブ７の内部に光ファイバー８が配置されている。
【００２７】 アダプタ２は、患者の鼻孔内に挿入される２つの鼻孔用突起すなわち鼻カニュ
ーレ９（内部に貫通路が延在している）を備えている。第１の鼻カニューレ９を
通して酸素が患者に供給され、また第２の鼻カニューレ９内を患者の呼吸空気流
がマニホルド１へ、またマニホルド１を通して導かれ、鼻カニューレ９内に光セ
ンサーのヘッド３１が配置されている。
【００２８】 アダプタ２を備えたマニホルド１はチューブ４，７により患者に装着され、チ
ューブ４，７は患者の頭部を反対方向へ回されて、適当な連結手段、例えば太い
チューブの差し込み部を有する後部または首部にて合わされ、両方のチューブを
連結手段に通して摩擦力で所定位置に保持する。
【００２９】 図３に、マニホルド１の第１の実施例がアダプタ２と連結可能な側面から示さ
れている。第１の端部３でチューブ４は、例えば接着剤により入口５内に取り付
けられ、他の第２の端部６には光センサーの光ファイバー８およびチューブ７用
の導管１２が配置され、該導管１２内に、例えば接着剤を塗布してチューブ７が
取着される。
【００３０】 マニホルド１のこの側面には凹部１３を設けている。凹部１３は、あらゆる形
状にすることができ、この場合は、長方形になされている。凹部１３内には、ア
ダプタ２が配置される。勿論、この逆も可能であり、マニホルドがアダプタの凹
部内に嵌合する突起を有する場合である。２つの貫通路１１がアダプタ２に少な
くとも部分的に形成されており、これらはアダプタ２の平面に対して直角である
。
【００３１】 マニホルド１の第１端部３の近くに設けた第１の貫通路１１は、その縁部の周
囲に僅かな突起１４を有し、アダプタ２とシール係合するようになされている。
マニホルド１の第２の端部６の近くに設けた第２の貫通路１１は、円筒部分１５
を有し、円筒部分１５はアダプタ２の側面と同じレベル位置へ延在することが好
ましい。円筒部分１５は光ファイバー８を受け入れる凹部１６を備えている。
【００３２】 マニホルド１の第２の端部６には光ファイバー８を保持するための凹部１７が
形成されている。図３、図４および図５を参照されたい。凹部１７および円筒部
分１５の凹部１６には、２つの対向する縁１９のように形成された機械的な取付
け手段１８を設けている。光ファイバー８は被覆内に埋まったファイバーを含む
。
【００３３】 光ファイバー８をマニホルド１内に取り付けるために、光ファイバー８はチュ
ーブ７の取り付けられた導管１２を通し、さらにファイバー・ヘッドが第２の貫
通路１１内に延在するまで、導かれている。その後、光ファイバー８は、縁１９
が光ファイバー８の被覆を変形させるがファイバーそのものは変形させないよう
に、縁１９の間で凹部１６，１７内に押圧される。
【００３４】 マニホルドは、鋭い縁および細い湾曲のない形状に射出成形により製造するこ
とが好ましい。
【００３５】 図６、図７を見ると、アダプタ２の第２の実施例によれば、マニホルド１から
貫通路１１の延長部を備えた本体２１を含み、延長部はマニホルド１に連結可能
なアダプタ２の側面における本体２１の２つの穴２２として始まった後、本体２
１の反対側に２つの鼻カニューレ９を形成している。
【００３６】 鼻カニューレ９は根元から少なくともその一部に亘って円錐形にテーパーを付
すことが好ましい。そうすれば、鼻カニューレ９は先端部で細く、患者の鼻孔を
拡げることはなく、鼻カニューレ９の下部で鼻孔縁に対して密着する。
【００３７】 鼻カニューレ９を設けた側面には、本体２１の縁の周囲にフランジ２３を設け
ている。アダプタ２の端部では、フランジ２３は長く且つ鼻カニューレ９へ向か
って僅かに傾いて突出し、使用時に患者の小鼻に係止される支持フランジ２４を
形成している。支持フランジ２４は非対称なので、アダプタは使用時に長い側面
２５の何れかを上方へ向けて使用できる。
【００３８】 フランジ２３の下側を突出する本体２１の部分はマニホルド１の凹部１３内に
嵌合するように適用される。すなわち、その形状は凹部１３の形状に一致してい
る。図示例では、本体２１は長方形であり、マニホルド１の第１の実施例の凹部
１３の形状である。
【００３９】 マニホルドの第１の端部３に対応するアダプタ２の第１の端部２６において、
マニホルド１の第１の端部３と第１の貫通路１１との間の本体２１の部分に、ガ
ス用入口２７を設けている。入口２７は、アダプタ２がマニホルド１内に配置さ
れたとき、マニホルド１のガス入口５と整合する。
【００４０】 アダプタ２の反対側、すなわち第２の端部２８には、マニホルドの第２の端部
６と第２の貫通路１１との間の本体２１の部分に凹部２９が備えられている。凹
部２９は、アダプタ２がマニホルド１内に配置されたときにそのマニホルド１内
に取り付けられる光ファイバー８を受け入れるためのものである。
【００４１】 マニホルド１の第１の実施例に示されるように、第１の貫通路１１はアダプタ
２と密封係合する縁部のまわりに僅かな突起１４を備えている。したがって、図
８を見ると、アダプタ２の第２の穴２２の内側に配置される第２の貫通路１１の
円筒部分のような円筒部分１５を第１の貫通路１１が備えた場合よりも、第１の
貫通路１１は大きな室３０が形成される。
【００４２】 アダプタ２の第１の実施例の変形例は、マニホルド１の図示した他の実施例の
延在した入口５を受け入れる凹部以外に、ガスのための入口２７を有しない。そ
れ以外、アダプタ２の第１の実施例の特徴を示す。
【００４３】 マニホルド１の第２の実施例が図９に示されている。マニホルド１はアダプタ
２に連結可能な側面から示されている。マニホルド１の第１の端部３はガス入口
５を有し、その内部にチューブ４が取り付けられており、チューブ４は第１の円
筒形突起１４’まで延在している。マニホルド１の第２の端部６は光ファイバー
８のための導管１２を有しており、その内部に光ファイバー８のためのチューブ
７が取り付けられ、チューブは第２の円筒形突起１５’まで延在している。円筒
突起１４’，１５’は第１および第２の貫通路１１の少なくとも一部を形成する
。
【００４４】 アダプタ２の第２の実施例はマニホルド１の第２の実施例に連結でき、入口５
、導管１２および円筒突起１４’，１５’に対して摩擦的に係合する。何れかの
形式の付加的な支持部もマニホルドに備えられることが好ましく、図示例では側
壁２０である。
【００４５】 マニホルド１の第３の実施例が図１０に示されている。この実施例は新生児お
よび小児に特に適している。第１の端部３においてガスの入口５内にチューブ４
が備えられ、また第２の端部６には光ファイバー８およびチューブ７のための導
管１２が備えられている。マニホルド２は円筒壁１４''，１５''で取り囲まれた
２つの貫通路１１を含む。図１１を見ると、このマニホルド１はマニホルド１の
ための凹部３２を備えた第３の実施例の第１の端部３に挿入される。
【００４６】 マニホルドの第４の実施例が図１２に示されている。マニホルドは第１の内側
部材３３、外側カバー３４および連結可能な第１の内側部材３６を含む。第１の
内側部材３３は硬質プラスチック材料で形成されることが好ましく、また第１の
１１と、ガス供給チューブ４に連結される貫通路内へ通じるガス入口とを有する
。ガス入口の反対側に、第１の内側部材３６を第１の内側部材３３に取り付ける
ために何れかの形式の取付け手段３８を設ける。
【００４７】 外側カバー３４は軟質で弾性に富む材料で形成することが好ましく、第１の内
側部材３３およびチューブ４の端部を覆い、また第１の内側部材３６およびスリ
ット３５を受け入れる空間を有しており、第１の内側部材３６を装着し、また取
外しできるようになっている。
【００４８】 第１の内側部材３６は第２の貫通路１１および光センサーを備えており、光セ
ンサーのヘッド３１は第２の貫通路１１内に配置され、光ファイバー８は第１の
内側部材３６に取り付けられたチューブ４を通して延在する。光センサーと反対
側に、何れかの形式の取付け手段３８を設けている。
【００４９】 図１３には、マニホルドの第５の実施例が示されている。この実施例は、各端
に取り付けられて２つの鼻孔用突起９を有するガス供給チューブ４を備えた適合
された通常のガス供給手段である。一方の鼻孔用突起９の対向して穴が形成され
、その穴の中に内側部材３８が押込まれている。内側部材３８は貫通路１１を形
成され且つシールされて、貫通路１１を通るガスと呼吸空気とが混ざらないよう
にされている。患者とは反対側を向いた貫通路の端部には、スナップ手段３９が
備えられ、そのスナップ手段３９に光センサーが取り付けられる。
【００５０】 アダプタ２および／またはマニホルド１の部分は、軟質で弾性的な材料で製造
することが好ましく、射出モールド成形に適したプラスチック材料、例えばオラ
ンダ国、ウィッテンブルクＢＶ社によるＣａｗｉｔｏｎ（登録商標）が好ましい
。
【００５１】 マニホルドは赤ん坊、子供および成人に適した３種類の異なるサイズで製造さ
れることが好ましい。各マニホルドのサイズに対して、異なるサイズおよび／ま
たは形状の、或る範囲で異なる複数種類のサイズ（例えば、３種類のサイズ）お
よび／または形状のアダプタを、過度に多数の異なる部品を製造せずに、可及的
に多くの鼻サイズおよび形状に適するように用意することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明によるガス配管、光センサーおよびアダプタを備えた本発明の装置の実
施例を斜視図で示す。
【図２】 図１の装置を別の斜視図で示す。
【図３】 本発明によるマニホルドの第１の実施例を本発明によるアダプタに連結された
側面から示す。
【図４】 図３のマニホルドを断面図で示す。
【図５】 図３のマニホルドの一部を示す。
【図６】 本発明によるアダプタの第１の実施例を側面図で示す。
【図７】 本発明によるマニホルドと連結された図６のアダプタの側面を示す。
【図８】 連結されたマニホルドの第１の実施例および図６のアダプタを断面図で示す。
【図９】 本発明によるマニホルドの第２の実施例を本発明によるアダプタに連結可能な
側面から示す。
【図１０】 図１０ａおよび図１０ｂはマニホルドの第３の実施例をそれぞれ斜視図および
上視図で示す。
【図１１】 アダプタの第３の実施例をマニホルドに連結可能な側面から示す。
【図１２】 患者および連結可能なセンサーの反対側に向いた側面からマニホルドの第４の
実施例を示す。
【図１３】 マニホルドの第５の実施例を側面から示す。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１４年６月１１日（２００２．６．１１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＣ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ， ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，Ｉ Ｎ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ， ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または複数種類のガ
    スを患者に供給する装置において、 患者の鼻に取り付けられ、患者の第１の鼻孔に通じる第１の貫通路と、患者の
    第２の鼻孔および外気の間のみを連通する第２の貫通路と、前記ガスを前記第１
    の貫通路を通して患者の第１の鼻孔に供給するための前記第１の貫通路に対する
    ガス入口とを有するマニホルド、および 前記第２の貫通路を流れる呼気を感知する光センサーを含む、患者の呼吸を監
    視し、外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  2. 【請求項２】 前記ガス入口が、前記マニホルドの前記第１の貫通路に対し
    て実質的に直角に向けられている請求項１に記載された患者の呼吸を監視し、外
    気と異なるガスを患者に供給する装置。
  3. 【請求項３】 前記第１の貫通路が、拡張室を含み、該拡張室で、前記第１
    の貫通路に対して前記ガス入口が開放されている請求項１に記載された患者の呼
    吸を監視し、外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  4. 【請求項４】 前記光センサーが、前記マニホルドの前記第２の貫通路内に
    配置されたセンサー・ヘッドを含む請求項１に記載された患者の呼吸を監視し、
    外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  5. 【請求項５】 前記センサー・ヘッドが、前記マニホルドの前記第２の貫通
    路に対して実質的に直角に向けられている請求項４に記載された患者の呼吸を監
    視し、外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  6. 【請求項６】 前記マニホルドに解除可能に結合され、患者の鼻に接触せし
    められるアダプタを更に含む請求項１に記載された患者の呼吸を監視し、外気と
    異なるガスを患者に供給する装置。
  7. 【請求項７】 前記アダプタが弾発性である請求項６に記載された患者の呼
    吸を監視し、外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  8. 【請求項８】 前記アダプタが、摩擦係合によって前記マニホルドに取り外
    し可能に結合される請求項６に記載された患者の呼吸を監視し、外気と異なるガ
    スを患者に供給する装置。
  9. 【請求項９】 前記アダプタと前記マニホルドが、雄雌の組み合わせ結合部
    品として設計されて成る請求項８に記載された患者の呼吸を監視し、外気と異な
    るガスを患者に供給する装置。
  10. 【請求項１０】 前記マニホルドが雄側結合部品として設計され、前記アダ
    プタが前記マニホルドに嵌合する雌側結合部品として設計されて成る請求項９に
    記載された患者の呼吸を監視し、外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  11. 【請求項１１】 前記第１および第２の貫通路が前記アダプタを通じて更に
    延在する請求項６に記載された患者の呼吸を監視し、外気と異なるガスを患者に
    供給する装置。
  12. 【請求項１２】 前記アダプタが、患者の両鼻孔に挿入される２つの鼻孔用
    突起を含み、前記第１および第２の貫通路が前記２つの鼻孔用突起をそれぞれ通
    って延在する請求項１１に記載された患者の呼吸を監視し、外気と異なるガスを
    患者に供給する装置。
  13. 【請求項１３】 前記ガスを供給するために前記マニホルドに連結されたチ
    ューブを更に含む請求項６に記載された患者の呼吸を監視し、外気と異なるガス
    を患者に供給する装置。
  14. 【請求項１４】 前記光センサーが、前記マニホルドに連結された光ファイ
    バーを含む請求項６に記載された患者の呼吸を監視し、外気と異なるガスを患者
    に供給する装置。
  15. 【請求項１５】 患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または複数種類の
    ガスを患者に供給する装置に使用される鼻アダプタにおいて、 本体を含み、該本体に第１の貫通路と第２の貫通路が形成されており、該第１
    および第２の貫通路が前記本体にそれぞれ延在している鼻アダプタ。
  16. 【請求項１６】 患者の両鼻孔内に挿入される、前記本体から突出する２つ
    の鼻孔用突起を含み、該２つの鼻孔用突起内に前記第１および第２の貫通路がそ
    れぞれ延在している請求項１５に記載された鼻アダプタ。
  17. 【請求項１７】 前記外気と異なるガスを前記第１の貫通路に供給するため
    に、前記第１の貫通路に対するガス入口が前記本体に形成されている請求項１５
    に記載されたアダプタ。
  18. 【請求項１８】 前記第２の貫通路内に延びる光センサーのセンサー・ヘッ
    ドを受け入れるための凹所が前記本体に形成されている請求項１５に記載された
    アダプタ。
  19. 【請求項１９】 前記鼻孔用突起のそれぞれが前記本体側から次第に細くな
    っている請求項１６に記載されたアダプタ。
  20. 【請求項２０】 前記本体および鼻孔用突起が弾発性である請求項１６に記
    載されたアダプタ。
  21. 【請求項２１】 前記第１の貫通路が、前記第２の貫通路と分離している請
    求項１５に記載されたアダプタ。
  22. 【請求項２２】 射出成形可能な弾発性プラスチック材料で形成されている
    請求項１５に記載されたアダプタ。
  23. 【請求項２３】 患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または複数種類の
    ガスを患者に供給する装置において、 患者の鼻に接続され、患者の一方の鼻孔に前記ガスを供給するためのガス入口
    と、患者の他方の鼻孔に対して空気流のみで呼吸させる貫通路とを有するマニホ
    ルド、および 前記貫通路を流れる呼吸空気流を感知する光センサーを含む、患者の呼吸を監
    視し、外気と異なるガスを患者に供給する装置。
  24. 【請求項２４】 患者の呼吸を監視し、外気と異なる１種または複数種類の
    ガスを患者に供給する方法において、 患者の一方の鼻孔に前記ガスを供給する段階、および 患者の他方の鼻孔を通る患者の呼吸空気流を光センサーのみで感知する段階を
    含む方法。
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