JP2003505392A - デブロモヒメニアルディシンおよびその類縁体の製造法 - Google Patents

デブロモヒメニアルディシンおよびその類縁体の製造法

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JP2003505392A JP2001511453A JP2001511453A JP2003505392A JP 2003505392 A JP2003505392 A JP 2003505392A JP 2001511453 A JP2001511453 A JP 2001511453A JP 2001511453 A JP2001511453 A JP 2001511453A JP 2003505392 A JP2003505392 A JP 2003505392A
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デイビッド エイ. ホーン
健一 薬師神
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ザ ステイト オブ オレゴン アクティング バイ アンド スルー ザ ステイト ボード オブ ハイアー エデュケイション、 オン ビハーフ オブ オレゴン ステイト ユニバーシティー
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Abstract

(57)【要約】 デブロモヒメニアルディシン(DBH)2およびその類縁体の製造法が記載される。本発明の方法の一つの態様は、本明細書に記載のとおり、まずヒメニン4を生成する段階と、次いでヒメニンをDBH2に変換する段階とを含む。一つのそのような態様は、まず、Rが水素および低級脂肪族からなる群より独立に選択され、かつXが水素およびハロゲンからなる群より独立に選択される、式(3)を有する化合物を提供する段階を含む。RおよびXが水素である、化合物10などの式(3)を有する化合物を次いで、DBH2またはその類縁体に変換する。本発明の方法のもう一つの態様は化合物30または化合物32を生成する段階を含み、これらを次いでDBH2に直接変換する。または、化合物30は化合物10に変換することができ、これを続いて酸存在下でハロゲンと反応させることによりDBH2に変換する。本発明の方法は、化合物12などのアルコキシ誘導体、および化合物14などの共役ジエン誘導体を含む、DBH2の類縁体を製造するために用いることができる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 分野 本発明は、デブロモヒメニアルディシンおよびその類縁体の製造法、ならびに
この方法によって製造された類縁体に関する。
【0002】 政府助成の確認 本発明は、少なくとも部分的には、米国国立衛生研究所によって提供された契
約番号GM50929-05の政府基金を用いて開発された。米国政府は本発明に対し権利
を有する。
【0003】 背景 デブロモヒメニアルディシン(DBH)2はC11海洋海綿動物アルカロ
イドで、沖縄の海綿動物、ヒメニアキドン属(Hymeniacidon sp.)の一種から最
初に単離された。
【化22】 ホーン(Horne)ら、「C11海洋海綿動物アルカロイドの合成:(±)−
ヒメニン、スティーヴンシン、ヒメニアルディシン、およびデブロモヒメニアル
ディシン(Synthesis of C11N5 Marine Sponge Alkaloids: (±)-Hymenin, Stev
ensine, Hymenialdisine, and Debromohymenialdisine)」、J. Org. Chem.、62
:456〜464、456(1997)。DBHの公知の類縁体にはヒメニン4、スティーヴン
シン6、およびヒメニアルディシン8が含まれる。
【化23】
【化24】
【化25】 これらの天然産物は、2−アミノイミダゾールまたはグリコシアミジンいずれか
の側鎖を有する縮合ピロロ[2,3−c]アゼピン−8−オン環系を含む海綿動
物代謝物の一次ファミリー構成員である。同上。
【0004】 ヒメニン4は、強力なαアドレナリン受容体遮断特性を有することが明らかに
されている。コバヤシ(Kobayashi, J.)ら、Experientia 42;1064(1986);
コバヤシ(Kobayashi, J.)ら、The Alkaloids: Chemistry and Pharmacology、
41:41〜124(1992);およびフォルクナー(Faulkner, D.J.)、J. Nat. Prod.
Rep.、13:75(1996)。さらにDBH2は、軟骨分解が原因の疼痛および機能
損失によって特徴付けられる進行性の不可逆性疾患である、変形性関節症を有す
る対象を治療するために用いることができる。シプマン(Chipman)ら、米国特
許第5,591,740号('740号特許)、1段、7〜18行。変形性関節症は体重を支持し
ている関節軟骨の完全な侵食をきたすことがあり、その場合、人工関節全置換術
が必要となることもある。同上。前炎症性サイトカインのインターロイキン1(
IL1)は変形性関節症で見られる軟骨基質破壊プロセスにおいて役割を果たし
ているようである。ペレティア(Pelletier)ら、Sem. Arth. Rheum.、20:12(1
991);およびマクドネル(McDonnell)ら、Arth. Rheum.、35:799(1992)。
【0005】 '740号特許に記載のシプマン(Chipman)らの発明の前には、変形性関節症の
臨床上の進行速度を有効に低下させる治療アプローチは、あったとしてもわずか
であった。'740号特許、上記。'740号特許に記載の変形性関節症を有する対象の
治療法は、個人に治療上有効な量のDBHを投与することを含む。
【0006】 変形性関節症および他の苦痛を有し、そのような治療の恩恵を受ける可能性が
ある患者を治療するために、DBHおよびその生物活性類縁体を製造するための
商業的に実行可能で有効な方法が求められている。ヒメニアルディシンおよびD
BHを製造するためのいくつかの方法が公知である。例えば、ホーン(Horne)
ら、J. Org. Chem. 51:456〜464(1997)、上記;ホーン(Horne)ら、米国特許
第5,834,609号、参照として本明細書に組み込まれる;ホーン(Horne)ら、米国
特許第出願09/016,748号、参照として本明細書に組み込まれる;およびアノーラ
(Annoura)ら、米国特許第5,621,099号を参照されたい。これらの以前の合成は
、(1)合成の最終段階または複数の段階におけるDBHの収率が低すぎる、(
2)以前の方法は必要とする合成段階が全体で多すぎる、および(3)生成物の
精製を含むいくつかの理由により、DBHを製造するための商業的に実行可能な
方法を提供するものではない。したがって、これらの以前のアプローチにも関わ
らず、DBHおよびその類縁体などの二環式アミノイミダゾールを合成するため
の、より有効で、経済的に実行可能な方法が必要とされている。
【0007】 概要 本発明は、合成段階の数を減らすこと、および/またはDBHもしくはその類
縁体の全収率を高めることなどによって以前の方法に関連する問題に対処する、
DBHおよびその類縁体の製造法を提供する。本発明の方法は、本明細書に記載
の様式で、ヒメニン4を提供する段階と、次いでヒメニン4をデブロモヒメニア
ルディシン2、およびその類縁体に変換する段階とを含む。
【0008】 本明細書において用いられる場合、「類縁体」は一般にR基が水素または脂肪
族基、特に低級(炭素原子10個以下)アルキル基であり、X基が水素またはハ
ロゲン、特に臭素であり、かつその組み合わせである、本出願に記載の式を満た
す化合物を意味する。「類縁体」はまた、ヒメニン4、スティーヴンシン6、ヒ
メニアルディシン8、および本明細書において提供される式により示されるもの
などの、異なる環構造を有する化合物も意味することがある。
【0009】 別に記載のない限り、本出願において提供される式の可変基は次のとおりであ
る:CおよびCは一重結合または二重結合によって結合されている炭素原子
であり;Rは水素および低級脂肪族基、特に低級アルキルからなる群より独立に
選択され;R’は水素、低級脂肪族、特に低級アルキル、およびアルコキシ、特
に低級アルコキシからなる群より選択され;かつXは水素およびハロゲンからな
る群より独立に選択される。
【0010】 ヒメニン4をデブロモヒメニアルディシン2およびその類縁体に変換するため
の、本発明の方法の一つの態様は、下記の式1または式2を有する化合物をまず
生成する段階を含む。式1に関して、
【化26】 Xは、CおよびCが一重結合の炭素原子である場合は水素であり、Cおよ
びCが二重結合の炭素原子である場合はハロゲンである。式2に関して、
【化27】 Xは水素および臭素以外のハロゲンからなる群より独立に選択される。Cおよ
びCが一重結合の炭素原子である場合、ヒメニンをデブロモヒメニアルディシ
ンに変換する段階は下記の式3を有する化合物をまず提供する段階を含みうる。
【化28】 上式で、Xは、Rのいずれか一つが低級アルキルである場合は水素およびハロゲ
ンからなる群より独立に選択され、Rが水素である場合は水素である。式3を有
する化合物の一例は下記の化合物10である。
【化29】 化合物10は、典型的にはメタンスルホン酸などの酸存在下で、臭素などのハロ
ゲンと反応させることによりデブロモヒメニアルディシン2に変換することがで
きる。この様式で化合物10をデブロモヒメニアルディシン2に変換することは
、そのようなアプローチは以前の合成に比べて実質的により有効であるため、以
前の合成を超える明確な利点を提供する。
【0011】 本発明の方法はまた、下記の式4を有する化合物を提供する段階と、
【化30】 次いでそのような化合物を式3を有する化合物に変換する段階とを含むこともで
きる。式4を有する化合物の一例は下記の化合物12である。
【化31】 式4を有する化合物は典型的に下記の式5を有する化合物に変換される。
【化32】 このような場合、この方法は式5のすべてのRおよびX基が水素である化合物を
提供する段階を含むことができ、変換は、例えば水素および触媒との反応により
、すべてのRおよびXが水素である式3を有する化合物をまず生成する段階と、
次いでデブロモヒメニアルディシン2を生成する段階とを含む。
【0012】 式3を有する化合物を提供する段階は、Xがハロゲンである式2を有する化合
物をまず提供し、次いで式2を有する化合物をRおよびXが水素である式3を有
する化合物に変換することにより、達成することができる。Rが水素であり、X
が臭素である、式2を有する化合物の一例は下記の化合物26である。
【化33】 化合物26は、化合物を酢酸溶液などの酸性水溶液中で加熱することにより式3
を有する化合物に変換することができる。
【0013】 式2を有する化合物を式3を有する化合物に変換する段階は、下記の化合物2
8を生成する段階と、
【化34】 次いで、そのような化合物を水素および触媒と反応させる段階とを含むこともで
きる。本発明はまた、ヒメニンを直接、すなわちいかなる中間段階もなしに、化
合物28などの式3を有する化合物に変換することを含むこともできる。これは
、ヒメニンと化合物28との間に追加の中間体を生成することを必要とする公知
の合成に関して、実質的な利点を提供する。
【0014】 式1のCおよびCは、下記の化合物30などに見られる二重結合によって
連結することもできる。
【化35】 化合物30、およびその類縁体は、水素と金属触媒、特にパラジウム触媒および
白金触媒、リンドラー触媒ならびにラネーニッケルを含む触媒とを用いてデブロ
モヒメニアルディシン2に直接変換することができる。そのような化合物はまた
、亜鉛および塩酸などの金属および鉱酸を用いてデブロモヒメニアルディシン2
に変換することもできる。または、化合物30を化合物10に変換し、これを続
いて酸存在下でハロゲンと反応させることにより、デブロモヒメニアルディシン
2に変換することもできる。
【0015】 本発明の方法のさらにもう一つの態様は、Xが水素である式2を有する化合物
を生成する段階を含む。そのような化合物を次いで、酢酸銅、水酸化ナトリウム
水溶液またはパラジウムおよび水素などを用いることにより酸化して、デブロモ
ヒメニアルディシン2、またはその類縁体とする。この経路は、最終生成物を生
成するために必要とされる段階の数を実質的に減らすことにより、公知の方法に
比べて利点を提供する。
【0016】 本発明のさらにもう一つの態様は、下記の式6を有する化合物から中間体を単
離することなく直接ヒメニンを生成する段階を含む、
【化36】 式中、Xはハロゲンであり、かつYはアルデヒド、カルボン酸基などのアルデヒ
ドに変換可能な官能基、および保護アルデヒドからなる群より選択される。
【0017】 本発明のいくつかの態様は、下記の化合物10を提供する段階と、
【化37】 次いで化合物10をデブロモヒメニアルディシン2に変換する段階とを含む。化
合物10を提供する段階は、ヒメニン4を下記の化合物26に直接変換する段階
と、
【化38】 化合物26を下記の化合物28に変換する段階と、
【化39】 化合物28を化合物10に変換する段階とを含みうる。または、この方法はヒメ
ニン4を化合物28に直接変換する段階と、化合物28を化合物10に変換する
段階とを含むこともできる。
【0018】 本発明のさらにもう一つの態様は、ヒメニンを下記の化合物32に直接変換す
る段階と、
【化40】 次いで化合物32をデブロモヒメニアルディシン2に変換する段階とを含む。こ
れは、そのような化合物を酢酸銅、水酸化ナトリウム水溶液またはパラジウムお
よび酸素と反応させることによって直接行うことができる。
【0019】 本発明はまた、下記の式7を有する化合物も提供する。
【化41】 式7に関して、R’はCおよびCが二重結合によって結合されている場合は
水素であり、CおよびCが一重結合によって結合されている場合は水素およ
び低級アルコキシからなる群より選択される。この式を有する化合物の例には、
およびCが一重結合によって結合されている化合物、R’が低級アルコキ
シである化合物、すべてのR基が水素である化合物、すべてのX基が水素である
化合物、すべてのR基が水素であり、かつR’が低級アルコキシである化合物、
ならびにすべてのR基が水素であり、R’が低級アルコキシであり、かつすべて
のX基がハロゲンである化合物が含まれる。そのような化合物の特定の例には下
記の化合物12が含まれる。
【化42】
【0020】 本発明の化合物はまた、二重結合によって結合されたCおよびCを有する
こともできる。そのような化合物の一例は下記の化合物14である。
【化43】
【0021】 詳細な説明 I.DBHおよびその類縁体の製造法 本発明は、デブロモヒメニアルディシン(DBH)2を製造するための方法で
あって、まずヒメニン4、またはその類縁体を生成する段階と、次いでこの化合
物をDBH2、またはその類縁体に変換する段階とを含む方法を提供する。例え
ば、ヒメニン4を式3を有する化合物に変換し、これを次いでDBH2ならびに
DBHの類縁体および同族体に変換することができる。
【化44】 式3に関して、Rは水素および低級脂肪族、特に低級アルキルからなる群より独
立に選択され、かつXは水素およびハロゲン、特に臭素からなる群より選択され
る。本明細書において用いられる場合、「低級」は鎖に10個以下の炭素原子を
有する化合物を意味し、そのような化合物のすべての分枝鎖異性体および立体異
性体を含む。現在のところ好ましいDBH2製造法は、化合物10をまず製造し
、次いで化合物10をDBHに変換することによって進行する。本明細書のこれ
らの態様をスキーム1〜3に示す。
【0022】 DBH2およびその類縁体は、CおよびCが一重結合によって結合され、
Rが水素であり、かつXがハロゲンである、式1を有する化合物をまず製造する
ことによって製造することもできる。そのような化合物を次いで、DBH2、お
よびその類縁体に直接変換することができる。または、そのような化合物を、接
触水素添加などによって化合物10に変換し、次いでDBH2およびその類縁体
に変換することもできる。本発明のこれらの態様をスキーム3に示す。
【0023】 スキーム4は本発明のもう一つの態様を示しており、それによりヒメニン4を
まず生成し、次いでヒメニン4を還元することによって一般式2を有する化合物
を生成する。次いで、化合物32およびその類縁体を酸化反応によりDBH2お
よびその類縁体に変換する。
【0024】 A.スキーム1 スキーム1は化合物10を製造するための実施態様を示している。スキーム1
はまた、化合物10をDBH2に変換する方法の一つの実施態様を提供する。
【化45】 スキーム1の化合物の合成に関する詳細(化合物10および化合物10をDBH
2に変換する方法を除く)は、出願人らの、発行された米国特許第5,834,609号
および実施例に提供されており、この特許の開示は参照として本明細書に組み込
まれる。実施例7に化合物10を製造する方法の実施態様の詳細が示され、実施
例8に化合物10をDBH2に変換する方法の実施態様の詳細が示されている。
【0025】 スキーム1に関して、示されている第一の段階はブロモピロール16のアミン
18との結合である。アミン18はアセタールを含み、これを加水分解してアル
デヒド22を提供することができる。当業者であれば、アセタールがアルデヒド
保護基として機能することを理解すると思われる。セオドラグリーン(Theodora
Greene)の有機合成における保護基(Protecting Groups in Organic Synthese
s)、(Wiley Science、1984)や、最近の改訂版に記載されているように、他の
適当な保護基も用いることができ、これらはすべて参照として本明細書に組み込
まれる。さらに、示されている最初の反応はアミドの生成である。アミド生成の
ための他の方法は当技術分野において公知であり、アミド20を生成するために
それらの反応を用いることができると思われる。
【0026】 スキーム1に示されている第二の反応は、アセタールの加水分解によるアルデ
ヒド22の生成である。アセタールを加水分解するための他の条件も役に立つと
思われる。さらに、異なる保護基が提供される場合、アルデヒド22の生成条件
は、そのような保護基を除去するのに最も適した条件である。
【0027】 スキーム1は中間体24を介してのアルデヒド22の分子内環化によるヒメニ
ン4の生成を示している。メタンスルホン酸は(1)プロトン源を提供するため
、および(2)効率的な分子内環化を可能にするための反応混合物の十分な加熱
を提供する十分に高い沸点を提供するため、この反応を実施するための適当な溶
媒として選択された。他の溶媒も、そのような溶媒が前述の二つの基準を満たす
限り、この反応の役に立つと思われる。化合物24を生成するための分子内環化
がいったん完了すれば、2−アミノイミダゾールを化合物24と結合させ、これ
は単離する必要はなく、ヒメニン4を提供する。
【0028】 ヒメニン4を次いでハロゲン化する。DBH類縁体のいくつかは臭素化されて
いるため、この反応のために最良のハロゲンは臭素である。しかし、DBH2は
ハロゲンを含まず、したがって、ヒメニン4をハロゲン化して示されている化合
物26のハロゲン化類縁体を生成するために、塩素などの他のハロゲンを用いる
こともできた。ハロゲン化した化合物26を次いで、水および酢酸などの酸と反
応させて脱ハロゲン化合物28を生成する。
【0029】 化合物28を水素添加して臭素原子を除去し、化合物10を生成し、次いでこ
れを臭素およびメタンスルホン酸存在下で酸化してDBH2を生成する。DBH
2を生成するために、他の酸化条件も用いることができる。例えば、化合物10
を酸化してDBH2を生成するために、炭素担持パラジウム、四酢酸鉛、DDQ
、硝酸アンモニウムセリウム、酢酸水銀(II)、および電気化学的酸化も用いる
ことができる。
【0030】 B.スキーム2 スキーム2はDBH2を合成するための別の方法を示しており、この方法はス
キーム1よりも合成段階が少ない。スキーム1には示されていないこれらのスキ
ーム2の合成法が実施例9および10に詳細に記載されている。
【化46】
【0031】 スキーム2の第一段階はスキーム1と同じ、すなわちブロモピロール16のア
ミン18との結合である。次いで、スキーム2により示されている方法は、化合
物24を生成することと、次いで化合物24を2−アミノイミダゾールに結合さ
せてヒメニン4を提供することによって進行する。スキーム1では、アセタール
の加水分解による生成物、すなわち化合物22を単離した後、分子内環化および
2−アミノイミダゾールとの反応によりヒメニン4を生成した。
【0032】 スキーム1では、ヒメニン4をまず臭素化して化合物26を生成し、続いて化
合物28を生成した。スキーム2は、ヒメニン4を1当量の臭素などのハロゲン
と、1:1の水/酢酸を含む溶媒系で反応させることにより、スキーム1のよう
に化合物26を単離することなく化合物28を直接製造可能であることを示して
いる。残りの段階、すなわち化合物10の生成およびそのDBH2への変換は、
スキーム1と同じである。
【0033】 C.スキーム3 下記のスキーム3はDBH2を生成するためのもう一つの方法を提供する。
【化47】 スキーム3で示されている本発明の態様は、すべての方法がヒメニン4をまず生
成することにより進行する点で、スキーム1および2に示されている態様と類似
である。しかし、スキーム3は、ヒメニン4を任意の適当な酸化反応条件を用い
て酸化し、化合物30を生成可能であることを示している。示されている酸化条
件は、ヒメニン4を酢酸および酢酸ナトリウム存在下で臭素などのハロゲンと反
応させることを含んでいた。
【0034】 化合物30は次いで、直接DBH2に変換することができ、または前述し、ス
キーム1および2に示されているとおり、化合物10に変換し、次いでこれ自体
をDBH2に変換することもできる。化合物30のDBH2への変換は、ピロー
ル環上のハロゲン原子を、5員環と7員環との間のオレフィンを同時に還元する
ことなく、選択的に除去する必要がある。これはリンドラー触媒などの触媒を用
いることによって達成できると思われる。または、この変換は化合物30を塩酸
などの鉱酸存在下で金属亜鉛などの他の選択的還元剤と反応させることによって
も達成することができる。
【0035】 化合物30はピロール環上のハロゲンを除去し、同時にオレフィンを還元する
ことによって、化合物10に変換することができる。これを達成するための一つ
のアプローチは、水素ガスおよび炭素担持パラジウムなどの触媒を用いる水素添
加である。化合物10がいったん生成すれば、前述のとおりこれをDBH2に変
換することができる。
【0036】 スキーム3に示されている方法のどちらが好ましいか、すなわち化合物30か
ら直接DBH2を生成する方法と、化合物10をまず生成し、次いでDBH2を
生成する方法のどちらが好ましいかは、反応収率や、各方法によって製造される
所望の化合物を精製するために必要な精製法を含む、いくつかの要因に応じて異
なる。
【0037】 D.スキーム4 スキーム4はDBH2およびその類縁体を製造する方法のさらに他の態様を示
している。スキーム1〜3に示されている態様と同じく、スキーム4に示されて
いる方法もまずヒメニン4を生成することによって進行する。ヒメニン4を次い
で、化合物32の酸化を通じてDBH2に変換する。この方法を実施するために
、化合物32を酸化してDBH2とするいかなる方法も用いることができる。示
されている条件には、(1)酢酸銅[Cu(Oac)]および酢酸/酢酸ナト
リウム、または(2)水酸化ナトリウムおよび水のいずれかを用いて化合物32
を酸化することが含まれていた。スキーム4はスキーム1〜3に示されているも
のに比べて段階が著しく少ないDBH2生成法を提供する。
【化48】
【0038】 II.類縁体 本発明の方法は、DBHの類縁体を製造するためにも用いることができる。こ
れらの類縁体は一般に下記の式7を有する。
【化49】 式7に関して、CおよびCは一重結合または二重結合によって結合されてい
る炭素原子であり;Rは水素および低級脂肪族、特に低級アルキルからなる群よ
り独立に選択され;R’はCおよびCが二重結合によって結合されている場
合は水素であり、CおよびCが一重結合によって結合されている場合は水素
および低級アルコキシからなる群より選択され;かつXは水素およびハロゲン、
特に臭素からなる群より独立に選択される。例えば、化合物12などのアルコキ
シ誘導体を、実施例8に記載の方法に従って製造することができる。そのような
アルコキシドの一般構造式4を下記に示す。
【化50】 式4に関して、Rは水素および低級脂肪族基、特に低級アルキル基からなる群よ
り選択され、R’は低級脂肪族基、特に低級アルキルからなる群より選択され;
かつXはハロゲン、好ましくは臭素、および水素からなる群より選択される。R
’がメチル基以外の化合物は、エタノール、プロパノールなどのメタノール以外
のアルコールを用い、実施例8に記載のアルコール混合物を生成することによっ
て製造することができる。
【0039】 下記の一般式5で表される共役ジエン誘導体を含む、式4のアルコキシ基など
の官能基を除去することによって得られる生成物も、本発明の方法を用いて製造
することができる。
【化51】 式5に関して、Rは水素および低級脂肪族基、特に低級アルキル基からなる群よ
り選択され、かつXはハロゲン、好ましくは臭素、および水素からなる群より選
択される。化合物14は、本発明の方法によって製造することができる、式5を
有する共役ジエンの一例である。
【化52】 化合物14は、アルコキシ類縁体をアルコキシ部分を除去してジエンを提供する
のに十分な温度まで加熱することにより製造することができる。実施態様では約
60℃まで加熱することによって化合物14を生成した。
【0040】 式4および5を有する化合物はDBHの類縁体であるだけでなく、DBHに変
換することもできる。これを、特に化合物12および14に関して、下記のスキ
ーム5に示している。
【化53】
【0041】 実施例 下記の実施例は本発明の実施態様の特定の特徴を例示するために提供するもの
である。本発明の範囲は例示された特徴に限定されるべきではない。
【0042】 実施例1 この実施例はスキーム1のアセタール20の合成について述べる。トリクロロ
アセチルピロール(化合物16、スキーム1;11mmol)[Bailey, D. M.ら、Jou
rnal of Medicinal Chemistry. 16:1300〜1302(1973)に記載のとおりに調製]
、市販のアミノアセタール18(10mmol)およびトリエチルアミン(30mmol)の
アセトニトリル溶液25mlをアルゴン雰囲気下、25℃で24時間撹拌した。混合物を
塩化メチレン150mlおよび5%クエン酸水溶液100mlの間で分配した。有機層を飽
和NaHCOで洗浄し、MgSOで乾燥した。濃縮して固体を得、これをア
セトン/塩化メチレンから再結晶させてスキーム1の化合物20を無色固体で得
た(収率90%)。融点=155〜157℃。
【0043】 実施例2 この実施例はスキーム1のアルデヒド22の合成について述べる。アセタール
20(10mmol)およびp−トルエンスルホン酸1水和物(5mmol)のアセトン/
水(1:1)溶液70mlを8時間還流させた。この溶液を塩化メチレン350mlに注
ぎ、100mlの飽和NaHCOで洗浄し、MgSOで乾燥した。濃縮して固体
を得、これを酢酸エチル/塩化メチレンから再結晶させて化合物22を無色固体
で得た(収率85%)。融点=160〜163℃。
【0044】 実施例3 この実施例はアルデヒド22からのスキーム1の化合物4[(±)−ヒメニン
]の合成について述べる。アルデヒド22(10mmol)および2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩(12mmol)のメタンスルホン酸(5ml)溶液を、アルゴン雰囲気下、
25℃で5日間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCOで中和し、濃縮して固体
を得た。この固体を75mlのエタノールに取り、ろ過した。ろ液を濃縮し、得られ
た残渣のCHCl/MeOH(NH)(8:2)によるシリカゲルクロマ
トグラフィにより、(±)−ヒメニン4を固体で得た(収率63%)。融点=86〜
90℃(分解)。
【0045】 実施例4 (±)−ヒメニン4は、まずアルデヒド22を環化してブロモピロール中間体
(スキーム1の化合物24;化合物24の角形括弧は、この化合物を単離して精
製することもできるが、必要ではないことを示している)を生成することによっ
て製造することもできる。化合物24を(±)−ヒメニン4に変換した。化合物
24を生成する方法の一つの態様は下記のとおりに進行した。アルデヒド22(
10mmol)のメタンスルホン酸(5ml)溶液をアルゴン雰囲気下、25℃で3日間撹
拌した。反応混合物を飽和NaHCOで中和し、2Nかメチレン200mlで抽出
した。有機層をMgSOで乾燥し、濃縮して固体を得た。この固体を、溶出液
としてCHCl/MeOH(NH)(9:1)を用いたシリカゲルクロマ
トグラフィにかけて、化合物24を無色固体で得た(収率82%)。融点=172〜1
75℃(分解)。
【0046】 ピロール24(10mmol)および2−アミノイミダゾール(12mmol)のメタンス
ルホン酸(5ml)溶液を、アルゴン雰囲気下、25℃で5日間撹拌した。反応混合
物を飽和NaHCOで中和し、濃縮して固体を得た。この固体を75mlのエタノ
ールに取り、ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣のCHCl/MeOH(NH )(8:2)によるシリカゲルクロマトグラフィにより、(±)−ヒメニン4を
固体で得た(収率76%)。融点=86〜90℃(分解)。
【0047】 実施例5 この実施例は(±)−4’−ブロモヒメニン(スキーム1の化合物26)の合
成について述べる。(±)−ヒメニン4のCFCOH(20ml)溶液を撹拌し
ながら、室温でBr(0.16ml、3.1mmol)を加えた。約20分後、反応混合物を
減圧下で濃縮した。得られた残渣をフラッシュクロマトグラフィ(CHCl /NH飽和MeOH(9:1))により精製して(±)−4’−ブロモヒメニ
ン26を無色固体で得た(1.1g、95%)。
【0048】 実施例6 この実施例は3−ブロモ−4,5’−ジヒドロヒメニアルディシン28の合成
について述べる。26(100mg、0.21mmol)のHO/酢酸(1:1)(10ml)
溶液を12時間還流させた。溶媒を減圧留去し、得られた残渣をフラッシュクロマ
トグラフィ(CHCl/NH飽和MeOH(8:2))により精製して、
本明細書において28a(32mg、38%)および28b(29mg、34%)と呼ばれる
(スキーム1には示されていない)ジアステレオマーを無色固体で得た。
【0049】 実施例7 この実施例はスキーム1の化合物10を製造する方法の実施態様について述べ
る。メタノール(50ml)中、化合物28(0.01mol)、10%Pd/c、および酢
酸ナトリウム(0.05mol)の混合物を水素雰囲気下、室温で16時間撹拌した。反
応混合物をセライトろ過した後、溶媒を濃縮して、化合物10を二つのジアステ
レオマー10a、10b(スキーム1には示されていない)の混合物で得た。塩
化メチレン/メタノール(アンモニア飽和、8:2)を用いたシリカ上のフラッ
シュクロマトグラフィにより、ジアステレオマーを純粋な成分に分離することが
できた(合わせた収率85%)。
【0050】 実施例8 この実施例はスキーム1の化合物10からDBH2を製造するための実施態様
について述べる。ジアステレオマー10a、10bの混合物としての化合物10
(0.01mol)のメタンスルホン酸(15ml)溶液を撹拌しながら、臭素(0.01mol)
を加えた。この混合物を密封容器中で90℃まで加熱し、この温度で16時間維持し
た。反応混合物をエーテルで希釈し、3回デカンテーションした。得られた固体
をメタノール中で撹拌し、酢酸ナトリウムで中和した。得られた固体をシリカゲ
ルクロマトグラフィ(CHCl:アンモニア飽和CHOH(2:8))に
より精製してDBH2を淡黄色固体で得た(収率約45%)。この様式で製造した
DBH2の分光学的データは、以前に報告されているものと実質的に等しかった
【0051】 DBHM12もこの実施例8に記載の方法に従い、約20%の収率で製造した。
【化54】
【0052】 実施例9 この実施例は、スキーム1に示されている化合物22を経由しない、スキーム
2、3および4に示されている化合物20からの化合物4の合成に関する。化合
物20(5mmol)のメタンスルホン酸(10ml)溶液を45℃で3日間撹拌した。こ
の後、2−アミノイミダゾールヘミ硫酸塩(1.6mmol)を加え、得られた溶液を
7日間撹拌した。次いでこの混合物をエーテルで粉砕し、得られた物質をシリカ
ゲルクロマトグラフィで精製して、純粋な化合物4を得た(70%)。
【0053】 実施例10 この実施例は、スキーム2に示されているとおり、化合物26を経由しない、
化合物4からの化合物28の合成について述べる。化合物4(5mmol)の酢酸:
水の1:1混合物溶液を臭素(5mmol)で処理し、12時間加熱還流させた。得ら
れた固体を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィにかけて、化合物28をジアス
テレオマーの混合物として得た(収率75%)。
【0054】 実施例11 化合物12(1当量)を約2当量のメタンスルホン酸を含む重水素化DMSO
中(NMRチューブ実験)、60℃で30時間加熱することにより、化合物14を調
製した。
【0055】 プロトンNMR(d−DMSO):
【0056】 二重パルス磁場勾配スピンエコー実験でベータ水素の照射によりイミダゾリジ
ノンのNHに対するNOEが認められ、したがって、示されたオレフィン二重結
合の立体化学が確認された。
【0057】 実施例12 この実施例はスキーム2に示されている化合物20のヒメニン4への変換につ
いて述べる。アセタール20(1g)のメタンスルホン酸(3mL)溶液を45℃で撹
拌した。3日後、2−アミノイミダゾールヘミ硫酸塩(1.2当量)を加え、混合
物を45℃でさらに3日間撹拌した。エーテルで粉砕し、得られた物質をクロマト
グラフィにかけて、ラセミ体のヒメニン4を収率65%で得た。分光データはラセ
ミ体ヒメニン4について以前に報告されているものと一致した。
【0058】 実施例13 この実施例はスキーム3に示されているヒメニン4の3−ブロモヒメニアルデ
ィシン30への変換について述べる。HOAc(10mL)中、ヒメニン4、MeS
H(0.200g、0.344mmol)の溶液に、NaOAc(0.141g、1.72mmol)およ
び臭素(0.035mL、0.688mmol)を加えた。反応混合物を室温で30分間撹拌した。
溶媒を減圧除去した後、クロマトグラフィ(CHCl:MeOH(NH
7:3)により精製して、3−ブロモヒメニアルディシン30を淡黄色結晶で得
た(収率70%)。1HNMR(DMSO-d6): 3.15(4H, bs), 6.58(bs, exch D2O), 7.87(b
s, exch D2O), 7.88(bs, exch D2O), 8.88(bs, exch D2O), 13.09(bs, exch D2O
)。
【0059】 実施例14 この実施例はスキーム3に示されている3−ブロモヒメニアルディシン30の
DBH2への変換について述べる。化合物30を水素およびリンドラー触媒で処
理することにより還元してDBH2を生成する。現在のところ、ラネーニッケル
、Zn/HOAc、Zn/HCl、ZnAgカップルまたは他の亜鉛還元剤によ
り還元を達成することも可能であると考えられている。
【0060】 実施例15 この実施例はスキーム4に示されているヒメニン4のジデブロモヒメニン32
への変換と、続くDBH2への変換について述べる。ヒメニン4をスー(Xu)ら
、J. Org. Chem. p.456〜464、1997の方法によってジデブロモヒメニン(32)
に変換した。ジデブロモヒメニン(1g)の酢酸(10mL)溶液を酢酸銅(III)(
2当量)で処理することにより、ジデブロモヒメニン32をDBH2に変換した
。この混合物を酸素存在下、23から60℃の間で16時間撹拌した。濃縮し、クロマ
トグラフィ精製して、DBH2を生成した。分光データはこの化合物について以
前に報告されているものと一致した。
【0061】 DBH2は、ジデブロモヒメニンの水溶液を水酸化ナトリウムおよび酸素存在
下、23℃で単純に撹拌することによる、ジデブロモヒメニン32の塩基触媒によ
る空気酸化によっても製造することができる。この反応はゆっくり進むことがあ
る。現在のところ、同じ変換をパラジウム(III)および酸素を用いるワッカー
法によって実施可能と考えられている。
【0062】 本発明は特定の態様に関して記載されている。本発明の範囲はこれらの記載さ
れている態様に限定されるべきではなく、特許請求の範囲を基準として決定され
るべきである。
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月7日(2002.3.7)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 式中、CおよびCは一重結合または二重結合における炭素原子であり、Rは
水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXはCおよびC が一重結合における炭素原子である場合は水素であり、CおよびCが二重
結合における炭素原子である場合はハロゲンであり、
【化2】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXは水
素および臭素以外のハロゲンからなる群より独立に選択される。
【化3】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXは、
Rのいずれか一つが低級アルキルである場合は水素およびハロゲンからなる群よ
り独立に選択され、Rが水素である場合は水素である。
【化4】
【化5】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、R’は水素
および低級アルキルからなる群より選択され、かつXは水素およびハロゲンから
なる群より独立に選択される。
【化6】
【化7】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXは水
素およびハロゲンからなる群より独立に選択される。
【化8】 式中、Rは水素または低級アルキルであり、かつXはハロゲンである。
【化9】
【化10】 次いでそのような化合物を水素および触媒と反応させる段階とを含む、請求項2
1に記載の方法。
【化11】
【化12】
【化13】 式中、Xはハロゲンであり、かつYはアルデヒド、アルデヒドへの変換が可能な
官能基、および保護アルデヒドからなる群より選択される。
【化14】 ;および 化合物をデブロモヒメニアルディシンに変換する段階。
【化15】 ;化合物26を下記の化合物28に変換する段階
【化16】 ;および 化合物28を化合物10に変換する段階。
【化17】 式中、Xはハロゲンである。
【化18】
【化19】 ;および 化合物32をデブロモヒメニアルディシンに変換する段階。
【化20】 式中、CおよびCは一重結合または二重結合によって結合されている炭素原
子であり、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、R’は
およびCが二重結合によって結合されている場合は水素であり、Cおよ
びCが一重結合によって結合されている場合は低級アルコキシであり、かつX
は水素およびハロゲンからなる群より独立に選択される。
【化21】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ホーン デイビッド エイ. アメリカ合衆国 オレゴン州 コーバリス エス.ダブリュ. ディアモンド ドラ イブ 2755 (72)発明者 薬師神 健一 アメリカ合衆国 オレゴン州 コーバリス エヌ.ダブリュ. ウォルナット ブー ルバード 4400 アパートメント 38 Fターム(参考) 4C050 AA01 BB04 CC10 EE02 FF10 GG03 HH04 4C086 AA04 CB11 MA01 MA04 NA14 ZA96 ZC35 4H039 CA42 CC50 CD20 CE40

Claims (78)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デブロモヒメニアルディシンおよびその類縁体の製造法であ
    って、以下の段階を含む方法: ヒメニンを提供する段階、 ヒメニンをデブロモヒメニアルディシンおよびその類縁体に変換する段階。
  2. 【請求項2】 ヒメニンを変換する段階が、下記の式1または下記の式2を
    有する化合物を生成する段階を含む、請求項1に記載の方法、 【化1】 式中、CおよびCは一重結合または二重結合における炭素原子であり、Rは
    水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXはCおよびC が一重結合における炭素原子である場合は水素であり、CおよびCが二重
    結合における炭素原子である場合はハロゲンであり、 【化2】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXは水
    素および臭素以外のハロゲンからなる群より独立に選択される。
  3. 【請求項3】 CおよびCが一重結合における炭素原子であり、かつヒ
    メニンをデブロモヒメニアルディシンに変換する段階が、下記の式3を有する化
    合物をまず提供することを含む、請求項2に記載の方法、 【化3】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXは、
    Rのいずれか一つが低級アルキルである場合は水素およびハロゲンからなる群よ
    り独立に選択され、Rが水素である場合は水素である。
  4. 【請求項4】 式3を有する化合物が下記の化合物である、請求項3に記載
    の方法。 【化4】
  5. 【請求項5】 式3を有する化合物をデブロモヒメニアルディシンに変換す
    る段階が化合物をハロゲンと反応させる段階を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ハロゲンが臭素である、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 式3を有する化合物をデブロモヒメニアルディシンに変換す
    る段階が化合物を酸存在下でハロゲンと反応させる段階を含む、請求項4に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 ハロゲンが臭素であり、かつ酸がメタンスルホン酸である、
    請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 類縁体が下記の式4を有する、請求項1に記載の方法、 【化5】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、R’は水素
    および低級アルキルからなる群より選択され、かつXは水素およびハロゲンから
    なる群より独立に選択される。
  10. 【請求項10】 すべてのR基が水素である、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 すべてのX基が水素である、請求項9に記載の方法。
  12. 【請求項12】 すべてのRおよびX基が水素である、請求項9に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 類縁体が下記の化合物である、請求項9に記載の方法。 【化6】
  14. 【請求項14】 類縁体が下記の式5を有する、請求項1に記載の方法、 【化7】 式中、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、かつXは水
    素およびハロゲンからなる群より独立に選択される。
  15. 【請求項15】 すべてのR基が水素である、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 すべてのX基が水素である、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 式5におけるすべてのRおよびX基が水素であり、かつ変
    換する段階が、すべてのRおよびX基が水素である式3を有する化合物をまず生
    成する段階と、次いでデブロモヒメニアルディシンを生成する段階とを含む、請
    求項14に記載の方法。
  18. 【請求項18】 式3を有する化合物を提供する段階がまず、下記の式6を
    有する化合物を提供する段階を含み、式6を有する化合物をRおよびXが水素で
    ある式3を有する化合物に変換する段階をさらに含む、請求項3に記載の方法、 【化8】 式中、Rは水素または低級アルキルであり、かつXはハロゲンである。
  19. 【請求項19】 式6のRが水素である、請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 式6を有する化合物が下記の化合物である、請求項18に
    記載の方法。 【化9】
  21. 【請求項21】 式6を有する化合物を式3を有する化合物に変換する段階
    が、化合物を酸性水溶液中で加熱する段階を含む、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 酸性溶液が酢酸を含む、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 式6を有する化合物を式3を有する化合物に変換する段階
    が、下記の化合物を生成する段階と、 【化10】 次いでそのような化合物を水素および触媒と反応させる段階とを含む、請求項2
    1に記載の方法。
  24. 【請求項24】 式3を有する化合物を提供する段階が、ヒメニンを式3を
    有する化合物に直接変換する段階を含む、請求項3に記載の方法。
  25. 【請求項25】 ヒメニンが下記の化合物に直接変換される、請求項24に
    記載の方法。 【化11】
  26. 【請求項26】 式1のCおよびCが二重結合によって連結されている
    、請求項2に記載の方法。
  27. 【請求項27】 式1のRが水素であり、かつXがハロゲンである、請求項
    26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 化合物が下記の化合物である、請求項27に記載の方法。 【化12】
  29. 【請求項29】 化合物がデブロモヒメニアルディシンに直接変換される、
    請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 化合物が水素および触媒を用いてデブロモヒメニアルディ
    シンに変換される、請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 触媒が金属触媒からなる群より選択される、請求項30に
    記載の方法。
  32. 【請求項32】 触媒がパラジウム触媒および白金触媒からなる群より選択
    される、請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 触媒がリンドラー触媒およびラネーニッケルからなる群よ
    り選択される、請求項31に記載の方法。
  34. 【請求項34】 化合物が金属および鉱酸を用いてデブロモヒメニアルディ
    シンに変換される、請求項29に記載の方法。
  35. 【請求項35】 金属が亜鉛であり、かつ鉱酸が塩酸である、請求項34に
    記載の方法。
  36. 【請求項36】 式1を有する化合物が、RおよびXが水素である式3を有
    する化合物に変換される、請求項28に記載の方法。
  37. 【請求項37】 式3を有する化合物が、そのような化合物を酸存在下でハ
    ロゲンと反応させることによってデブロモヒメニアルディシンに変換される、請
    求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 化合物が、Xが水素である式2を有する、請求項2に記載
    の方法。
  39. 【請求項39】 式2を有する化合物が酸化されてデブロモヒメニアルディ
    シンまたはその類縁体となる、請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 すべてのR基が水素である、請求項38に記載の方法。
  41. 【請求項41】 式2を有する化合物が酸化されてデブロモヒメニアルディ
    シンとなる、請求項40に記載の方法。
  42. 【請求項42】 式2を有する化合物が酢酸銅を用いて酸化される、請求項
    41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 式2を有する化合物が水酸化ナトリウム水溶液を用いて酸
    化される、請求項41に記載の方法。
  44. 【請求項44】 ヒメニンが下記の化合物から中間体を単離することなく直
    接生成される、請求項1に記載の方法、 【化13】 式中、Xはハロゲンであり、かつYはアルデヒド、アルデヒドへの変換が可能な
    官能基、および保護アルデヒドからなる群より選択される。
  45. 【請求項45】 デブロモヒメニアルディシンの製造法であって、 下記の化合物1を提供する段階と、 【化14】 化合物をデブロモヒメニアルディシンに変換する段階とを含む方法。
  46. 【請求項46】 化合物10を変換することが化合物を臭素と反応させる段
    階を含む、請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 臭素を酸存在下で化合物10と反応させる、請求項46に
    記載の方法。
  48. 【請求項48】 酸がメタンスルホン酸である、請求項47に記載の方法。
  49. 【請求項49】 化合物10を提供する段階が、以下の段階を含む、請求項
    45に記載の方法: ヒメニンを下記の化合物26に変換する段階、 【化15】 化合物26を下記の化合物28に変換する段階、 【化16】 および 化合物28を化合物10に変換する段階。
  50. 【請求項50】 化合物10を提供する段階が、以下の段階を含む、請求項
    49に記載の方法: ヒメニンを下記の化合物28に直接変換する段階、および 化合物28を化合物10に変換する段階。
  51. 【請求項51】 デブロモヒメニアルディシンの製造法であって、以下の段
    階を含む方法: ヒメニンを下記の式7を有する化合物に直接変換する段階、および 式7を有する化合物をデブロモヒメニアルディシンに変換する段階、 【化17】 式中、Xはハロゲンである。
  52. 【請求項52】 式7を有する化合物がデブロモヒメニアルディシンに直接
    変換される、請求項51に記載の方法。
  53. 【請求項53】 式7を有する化合物が水素および触媒との反応によってデ
    ブロモヒメニアルディシンに直接変換される、請求項52に記載の方法。
  54. 【請求項54】 触媒が金属触媒からなる群より選択される、請求項53に
    記載の方法。
  55. 【請求項55】 触媒がパラジウム触媒および白金触媒からなる群より選択
    される、請求項53に記載の方法。
  56. 【請求項56】 触媒がPd/C、リンドラー触媒およびラネーニッケルか
    らなる群より選択される、請求項53に記載の方法。
  57. 【請求項57】 式7を有する化合物が金属および鉱酸との反応によってデ
    ブロモヒメニアルディシンに直接変換される、請求項52に記載の方法。
  58. 【請求項58】 金属が亜鉛である、請求項57に記載の方法。
  59. 【請求項59】 式7を有する化合物が下記の化合物1にまず変換される、
    請求項51に記載の方法。 【化18】
  60. 【請求項60】 化合物10が、化合物を臭素と反応させることによってデ
    ブロモヒメニアルディシンに変換される、請求項59に記載の方法。
  61. 【請求項61】 化合物10を酸存在下で臭素と反応させる、請求項56に
    記載の方法。
  62. 【請求項62】 酸がメタンスルホン酸である、請求項61に記載の方法。
  63. 【請求項63】 デブロモヒメニアルディシンの製造法であって、以下の段
    階を含む方法: ヒメニンを下記の化合物32に直接変換する段階、 【化19】 および 化合物32をデブロモヒメニアルディシンに変換する段階。
  64. 【請求項64】 化合物32がデブロモヒメニアルディシンに直接変換され
    る、請求項63に記載の方法。
  65. 【請求項65】 化合物32が、そのような化合物を酢酸銅と反応させるこ
    とによってデブロモヒメニアルディシンに直接変換される、請求項64に記載の
    方法。
  66. 【請求項66】 化合物32が、そのような化合物を水酸化ナトリウム水溶
    液と反応させることによってデブロモヒメニアルディシンに直接変換される、請
    求項64に記載の方法。
  67. 【請求項67】 下記の式8を有する化合物、 【化20】 式中、CおよびCは一重結合または二重結合によって結合されている炭素原
    子であり、Rは水素および低級アルキルからなる群より独立に選択され、R’は
    およびCが二重結合によって結合されている場合は水素であり、Cおよ
    びCが一重結合によって結合されている場合は水素および低級アルコキシから
    なる群より選択され、かつXは水素およびハロゲンからなる群より独立に選択さ
    れる。
  68. 【請求項68】 CおよびCが一重結合によって結合されている、請求
    項67に記載の化合物。
  69. 【請求項69】 R’が低級アルコキシである、請求項68に記載の化合物
  70. 【請求項70】 すべてのR基が水素である、請求項68に記載の化合物。
  71. 【請求項71】 すべてのX基が水素である、請求項68に記載の化合物。
  72. 【請求項72】 すべてのR基が水素であり、かつR’が低級アルコキシで
    ある、請求項67に記載の化合物。
  73. 【請求項73】 すべてのX基がハロゲンである、請求項72に記載の化合
    物。
  74. 【請求項74】 下記の式を有する請求項67に記載の化合物。 【化21】
  75. 【請求項75】 CおよびCが二重結合によって結合されている、請求
    項67に記載の化合物。
  76. 【請求項76】 すべてのR基が水素である、請求項75に記載の化合物。
  77. 【請求項77】 すべてのX基が水素である、請求項75に記載の化合物。
  78. 【請求項78】 化合物32が、パラジウム(III)および酸素との反応に
    よってデブロモヒメニアルディシンに直接変換される、請求項63に記載の方法
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