JP2003342036A - Wdm光フィルター用ガラス - Google Patents

Wdm光フィルター用ガラス

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JP2003342036A JP2002151696A JP2002151696A JP2003342036A JP 2003342036 A JP2003342036 A JP 2003342036A JP 2002151696 A JP2002151696 A JP 2002151696A JP 2002151696 A JP2002151696 A JP 2002151696A JP 2003342036 A JP2003342036 A JP 2003342036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作製時に高温下で長時間の加熱を必要とせず、
またガラスとした後も加工性がよいWDM光フィルター
用ガラスを提供する。 【解決手段】表面にバンドパス用光多層膜を形成するW
DM光フィルター用ガラスであって、重量%で表して、
SiO2、50〜65%、Na2O、5〜25%、K
2O、4〜20%、CaO、0〜20%、MgO、0〜
10%、BaO、0〜10%、Al23、0〜10%、
TiO2、0〜10%であり、50〜150℃における
平均熱膨張係数が110〜130×10-7/℃、ヤング
率が80GPa以下且つ密度が2.8g/cm3以下の
WDM光フィルター用ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野におけ
る光の波長分割多重化(wavelengthdivi
sion multiplexing、略してWDM)
に使用される、特定の波長域のみ通過させるWDM光フ
ィルターの材料としての高い熱膨張係数を必要とするW
DM光フィルター用ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】光フィルターには、特定の波長をカット
するもの、透過させるもの、波長によらず光強度を落と
すものがある。前者の光フィルターには、特定の波長の
みを透過するバンドパスフィルター、特定の波長のみを
カットするノッチパスフィルター、特定の波長より短波
長や長波長のみを透過するハイパスフィルター、ローパ
スフィルターなどがあり、後者の光フィルターには、N
Dフィルターなどがある。
【0003】これらのフィルターの中で、波長多重光通
信では、波長が僅かに異なる光を合波したり、逆に、複
数の波長成分を含んだ光から特定波長光を選択的に取り
出すために分波することが行われ、バンドパスフィルタ
ーが用いられる。
【0004】このような波長分割多重化(WDM)システ
ムの発展に伴う狭帯域バンドパスフィルターは、WDM
光フィルターと呼ばれ、特開平10−339825号公
報、特表平10−512975号公報にて開示されてお
り、その構成は、石英基板上に、SiO2、TiO2、T
25などからなる誘電体多層膜を形成したものであ
る。
【0005】波長分割多重化(WDM)システムの高精度
化に合わせ、より高密度な波長多重光通信を行うため
に、WDM光フィルターには、透過波長のバンド幅を狭
くすることが求められており、バンドの中心波長の温度
安定性が重要とされる。即ち、WDM光フィルター部材
の使用温度の変動による屈折率変動を回避し、波長の温
度シフトをゼロに等しくするとが要求されている。温度
シフトは、ガラスと誘電体多層膜の熱膨張係数に依存す
ることが知られている。
【0006】温度シフトをゼロと等しくするために、誘
電体多層膜に熱膨張係数を近づけたガラスが特開200
1−89184号公報、特開2001−48584号公
報、および特開2001−66425号公報にて開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
001−89184号公報に記載された、組成のガラス
は脆く、ダイヤモンドカッターでダイシング加工しチッ
プに切り出す際に端部が欠け、歩留まりが悪いという問
題があった。
【0008】また、特開2001−48584号公報、
特開2001−66425号公報においてはガラスセラ
ミックス、即ち、結晶化ガラスが用いられているが、結
晶化させる際に長時間の加熱処理が必要であり、コスト
高になるという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るために、作製時に高温下で長時間の加熱を必要とせ
ず、またガラスとした後も加工性がよいソーダ石灰ガラ
スにおいて、本発明者が、その組成物の種類およびガラ
ス組成を鋭意検討し、WDM光フィルター用に好適な物
性値を有するガラスを得、本発明のWDM光フィルター
用ガラスを完成させるに至った。
【0010】即ち、本発明は、表面にバンドパス用光多
層膜を形成するWDM光フィルター用ガラスであって、
重量%で表して、そのガラス組成が、SiO2、50〜
65%、Na2O、5〜25%、K2O、4〜20%、C
aO、0〜20%、MgO、0〜10%、BaO、0〜
10%、Al23、0〜10%、TiO2、0〜10%
であるWDM光フィルター用ガラスである。
【0011】更に、本発明は、上記の光フィルター用ガ
ラスであって、50〜150℃における平均熱膨張係数
が110〜130×10-7/℃、ヤング率が80GPa
以下、且つ密度が2.8g/cm3以下であることを特
徴とするWDM光フィルター用ガラスである。
【0012】
【発明の実施の形態】WDM光フィルター用ガラスにお
ける熱膨張係数については、最適な範囲が存在すること
が知られている。即ち、低すぎると光学多層膜に十分な
圧縮応力をかけることができず、フィルターの中心波長
の温度シフトは正の方向に大きくなる。また、高すぎる
場合は温度シフトが負の方向に大きくなり、同時に多層
膜が剥離してしまうなどの問題も生じる。
【0013】本発明者が、蒸着法によりSiO2/Ta2
5系の3キャビティーバンドパスフィルターを作製
し、中心波長を確認したところ、50〜150℃におけ
る好ましい平均熱膨張係数は110〜130×10-7
℃の範囲内であることがわかった。当該範囲内であれば
多層膜に適度な圧縮応力をかけることができ、成膜方法
にもよるが、フィルター特性の温度依存性を限りなく0
に近づけることができる。よって、本発明のWDM光フ
ィルター用ガラスの好ましい平均熱膨張係数は、50〜
150℃において110〜130×10-7/℃である。
【0014】また、WDM光フィルター用ガラスは、フ
ィルターとする際に、ダイシング加工等の切削加工によ
ってチップに切り出す必要があり、脆くないことが要求
される。
【0015】ヤング率については、一般的にヤング率が
高くなると材料は脆くなることが知られている。ガラス
のような脆性材料についても、ヤング率が高くなると材
料は脆くなる傾向があることは最近になって明らかにな
った事実である。
【0016】本発明者が、実際に多層膜を形成したヤン
グ率が異なる複数の基板を同条件でダイシング加工し、
得られたチップ端部の欠けの程度を評価することで、ヤ
ング率が80GPa以下であれば、良好な加工性を示す
ことを見いだすに至った。また、ヤング率が80GPa
以下、好ましくは75GPa以下であれば、多層膜成膜
時のガラスの反りを許容範囲内に抑制できる。よって、
本発明のWDM光フィルター用ガラスの好ましいヤング
率は、切削・ダイシング加工時の作業温度下において、
80GPa以下である。
【0017】また、密度については、同じガラス系であ
れば、密度が高くなればガラスは脆くなる傾向がある。
よって、本発明のWDM光フィルター用ガラスの好まし
い密度は、切削加工時の作業温度下において、2.8g
/cm3以下である。
【0018】本発明者が、必須成分にSiO2、Na
2O、K2O、を用い、付加的成分にCaO、MgO、B
aO、Al23、TiO2を用い、各々の成分のガラス
組成を各々調整しガラスを作製したところ、50〜15
0℃における平均熱膨張係数が110〜130×10-7
/℃、ヤング率が80GPa以下、且つ密度が2.8g
/cm3以下の本発明のソーダ石灰ガラス系WDM光フ
ィルター用ガラスを得、本発明を完成させるに至った。
【0019】前記各成分の役割およびガラス組成につい
て、以下詳細に説明する。
【0020】SiO2はガラスの骨格を形成するために
ガラスに導入する、本発明のWDM光フィルター用ガラ
スの必須成分である。SiO2のガラス組成が50wt
%未満ではガラス状態が不安定となり、失透などを生じ
やすい。一方、65wt%を越えると熱膨張係数が低く
なり、即ち、50〜150℃における平均熱膨張係数、
110×10-7/℃以上が得られ難い。よって、SiO
2の好ましいガラス組成範囲は50〜65wt%であ
る。
【0021】Na2Oは、ガラスの熱膨張係数を高くす
るためにガラスに導入する、本発明のWDM光フィルタ
ー用ガラスの必須成分である。即ち、本発明のWDM光
フィルター用ガラスにおいて、50〜150℃における
平均熱膨張係数、110×10-7/℃以上を得るために
は、Na2Oのガラス組成が5wt%以上必要であり、
5wt%未満では前記所望の熱膨張係数が得られない。
一方、Na2Oのガラス組成が25wt%を越えるとガ
ラス状態が不安定となり、失透などを生じやすい。よっ
て、Na2Oの好ましいガラス組成範囲は5〜25wt
%である。
【0022】K2Oは、Na2Oと同様、ガラスの熱膨張
係数を高く維持するためにガラスに導入する、本発明の
WDM光フィルター用ガラスの必須成分である。即ち、
本発明のWDM光フィルター用ガラスにおいて、50〜
150℃における平均熱膨張係数、110×10-7/℃
以上を得るためには、K2Oのガラス組成が4wt%以
上必要であり、4wt%未満では前記所望の熱膨張係数
が得られない。一方、K2Oのガラス組成が20wt%
を越えるとガラス状態が不安定となり、失透などを生じ
やすい。よって、K2Oの好ましいガラス組成範囲は4
〜20wt%である。
【0023】CaOは、そのガラス組成の加減でガラス
の熱膨張係数、ヤング率および密度を調整できるために
ガラスに導入する、本発明のWDM光フィルター用ガラ
スの付加的成分である。即ち、本発明のWDM光フィル
ター用ガラスにおいて、50〜150℃における平均熱
膨張係数、110×10-7/℃以上およびヤング率、8
0GPa以下を得るためには、CaOのガラス組成が2
0wt%以下であることが必要である。一方、CaOの
ガラス組成が20wt%を越えるとガラス状態が不安定
となり、失透などを生じやすくなる。よって、CaOの
好ましいガラス組成範囲は0〜20wt%である。
【0024】MgO、BaOは、前述のCaOと同様に
ガラスの熱膨張係数およびヤング率を調整できるために
ガラスに導入される、本発明のWDM光フィルター用ガ
ラスの付加的成分である。前述のCaOの一部を、ガラ
スの全重量に対し、MgO、BaO各々10wt%以下
の範囲で置換し、ガラスの熱膨張係数およびヤング率を
調整することができる。一方、MgO、BaOのガラス
組成が、各々10wt%を越えるとガラス状態が不安定
となり、失透などを生じやすい。よって、MgO、Ba
Oの好ましいガラス組成範囲は0〜10wt%である。
【0025】Al23の含有はガラス状態を安定にする
効果があるとともに、そのガラス組成の加減で、熱膨張
係数およびヤング率を調整できるためにガラスに導入す
る、本発明のWDM光フィルター用ガラスの付加的成分
である。しかしながら、Al 23のガラス組成が10w
t%を越えると、熱膨張係数が低くなりすぎ、即ち、5
0〜150℃における平均熱膨張係数、110×10
−7/℃未満が得られ難い。よって、Al23の好まし
いガラス組成範囲は0〜10wt%である。
【0026】TiO2は、その含有率の加減でヤング率
を調整できるためにガラスに導入する、本発明のWDM
光フィルター用ガラスの付加的成分である。前述のSi
2の一部を、ガラスの全重量に対し、10wt%まで
の範囲で置換し、ヤング率を調整することができる。し
かしながら、TiO2のガラス組成が10wt%を越え
ると、ガラス状態が不安定となり、失透などを生じやす
い。さらにヤング率が80GPa以上となり、脆いガラ
スとなる。よって、TiO2の好ましいガラス組成範囲
は0〜10wt%である。
【0027】また、Li2O、B23、ZrO2について
も、前述のWDM光フィルター用ガラスとしての好まし
いガラスの物性値を損なわない範囲で、ガラスの全重量
に対し、各々5wt%まで導入できる。
【0028】WDM光フィルターの製造において、ガラ
ス転移温度以下の適当な温度でWDM光フィルター用の
チップを加熱・保持することにより、フィルターのバン
ドパスの中心波長をある程度修正することが可能であ
り、実際に修正する工程がある。
【0029】この調整の際、ガラス転移点(Tg)が低
いガラスであると、調整するのに十分な温度で熱処理す
ることができない。本発明のWDM光フィルター用ガラ
スにおいて、ガラス転移温度を500℃以上にすること
で、500℃までの温度において、中心波長を修正する
ために熱処理をすることを可能とした。
【0030】
【実施例】ガラスの各成分の原料にそれぞれ相当する酸
化物、炭酸塩、硝酸塩等を使用し、得られるガラスが表
1の実施例1〜9、表2の比較例1〜5に記載した組成
となるように、所定の割合で秤量し混合した。
【0031】混合した前記原料を、容量2000ml、
ロジウム10wt%を含有した白金製の坩堝に入れて、
1300℃に昇温した電気炉内で、5時間溶融させた
後、グラファイト製の型枠内に流しだし、予めガラス転
移点付近に保持しておいた電気炉に投入し、2時間保持
した後、室温まで冷却することで厚さ、30mm、サイ
ズ200mm×300mmのガラスブロックを得た。
【0032】次いで、ガラスブロックを薄くスライスし
た後、円筒状に研削し、更に両面を研磨し、片方の研磨
面に蒸着法によりTa25とSiO2を交互に堆積させ
て誘電体多層膜を得た。その後、成膜していない側か
ら、厚み1mmになるまで研削・研磨した。さらに多層
膜と反対側の研磨面に反射防止膜を成膜した。
【0033】誘電体多層膜、反射防止膜の作製方法とし
ては、通常の光学薄膜形成に用いられる方法、例えば、
各種イオンプレーティング法、スパッタリング法等が挙
げられる。
【0034】次いで、金属円盤にダイヤモンド粉を付着
させたダイヤモンドカッターを回転させつつ、誘電体多
層膜を成膜したガラス基板に非成膜面側から当てて、い
わゆるダイシング加工により、厚さ、1mm、サイズ、
1.5mm角のチップに切り出した。
【0035】表1は、本発明のWDM光フィルターに関
わり、その組成物および各組成物のガラス組成が、重量
%で表して、SiO2、50〜65%、Na2O、5〜2
5%、K2O、4〜20%、CaO、0〜20%、Mg
O、0〜10%、BaO、0〜10%、Al23、0〜
10%、TiO2、0〜10%の範囲にある実施例1〜
9のガラスの組成物、重量%で表したそのガラス組成、
物性値、失透性および加工性の評価を示したものであ
る。
【0036】
【表1】
【0037】表2は、前記組成物およびそのガラス組成
範囲から外れた比較例1〜5のガラスの組成、その重量
%で表したガラス組成、物性値、失透の有無および加工
性を示したものである。
【0038】
【表2】
【0039】物性値としては、50〜150℃における
平均熱膨張係数、ヤング率、ガラス転移点、密度を測定
した。
【0040】失透性については、容量100ml、ロジ
ウムを10wt%含有した白金製の坩堝に、作製した各
ガラスを入れて、ガラス粘度(η)がlogη=2、3
または4dPa・sとなる各温度で1時間保持した後の
失透の有無の評価であり、失透がないものを○、失透の
あるものを×とした。
【0041】加工性については、前述の厚さ、1mm、
サイズ1.5mm角のチップに、欠け、即ちチッピング
が生じているか否かの評価であり、ダイシング加工後に
ルーペで拡大して見て、WDM光フィルターとして使用
不能なほど、チッピングが生じていないものを○、生じ
ているものを△、ダイシング加工によってチップが切り
出せず、基板が破損してしまったものを×とした。
【0042】表1に示すように、 本発明のWDM光フ
ィルター用ガラスの組成物を用い、各組成物のガラス組
成を前記範囲とした実施例1〜9のガラスは、50〜1
50℃における平均熱膨張係数が110〜130×10
-7/℃、ヤング率が80GPa以下、且つ密度が2.8
g/cm3以下を満足し失透性、加工性ともに満足でき
るものであった。
【0043】それに比較して、表2に示すように、各組
成物のガラス組成が前記組成範囲から外れた比較例1〜
5のガラスは、平均熱膨張係数が110〜130×10
−7/℃の範囲から外れ(比較例1、比較例3)、ヤン
グ率が80GPa以下の範囲から外れ(比較例5)、こ
れら範囲に入ったとしても、失透性および加工性につい
て満足が得られなかった。
【0044】
【発明の効果】本発明のWDM光フィルター用ガラス
は、加工しやすいソーダ石灰ガラスであるので、ダイヤ
モンドカッターによるダイシング加工によって、チップ
に加工する際に端部がかけることが少なく加工性に優
れ、結晶化ガラスのように結晶化させるための長時間の
加熱処理は必要なく、価格が安く抑えられる。
【0045】また、ソーダ石灰ガラスの組成において、
ガラスが安定な領域で熱膨張係数を調整できる組成とし
たことで、WDM光学フィルタの中心波長の温度依存性
低減のために有効な熱膨張係数が得られた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月13日(2003.5.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】Al23の含有はガラス状態を安定にする
効果があるとともに、そのガラス組成の加減で、熱膨張
係数およびヤング率を調整できるためにガラスに導入す
る、本発明のWDM光フィルター用ガラスの付加的成分
である。しかしながら、Al 23のガラス組成が10w
t%を越えると、熱膨張係数が低くなりすぎ、即ち、5
0〜150℃における平均熱膨張係数、110×10-7
/℃以上が得られ難い。よって、Al23の好ましいガ
ラス組成範囲は0〜10wt%である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 6/293 G02B 6/28 C Fターム(参考) 2H048 GA04 GA09 GA33 GA60 GA62 4G062 AA04 BB01 DA06 DB01 DB02 DB03 DC01 DD01 DE01 DF01 EA01 EB03 EB04 EC03 EC04 ED01 ED02 ED03 EE01 EE02 EE03 EE04 EF01 EG01 EG02 EG03 FA01 FA10 FB01 FB02 FB03 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM04 NN29 NN33 NN40

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にバンドパス用光多層膜を形成する
    WDM光フィルター用ガラスであって、重量%で表し
    て、そのガラス組成が、SiO2、50〜65%、Na2
    O、5〜25%、K2O、4〜20%、CaO、0〜2
    0%、MgO、0〜10%、BaO、0〜10%、Al
    23、0〜10%、TiO2、0〜10%であるWDM
    光フィルター用ガラス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のWDM光フィルター用
    ガラスであって、50〜150℃における平均熱膨張係
    数が110〜130×10-7/℃、ヤング率が80GP
    a以下、且つ密度が2.8g/cm3以下であることを
    特徴とするWDM光フィルター用ガラス。
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