JP2003339853A - 安定な透析用剤 - Google Patents

安定な透析用剤

Info

Publication number
JP2003339853A
JP2003339853A JP2002152583A JP2002152583A JP2003339853A JP 2003339853 A JP2003339853 A JP 2003339853A JP 2002152583 A JP2002152583 A JP 2002152583A JP 2002152583 A JP2002152583 A JP 2002152583A JP 2003339853 A JP2003339853 A JP 2003339853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dialysis
agent
bicarbonate
citric acid
acetic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002152583A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Kato
純 加藤
Mio Fujimaki
巳央 藤牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Shimizu Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2002152583A priority Critical patent/JP2003339853A/ja
Publication of JP2003339853A publication Critical patent/JP2003339853A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】重炭酸透析用人工灌流液を調製するための電解
質成分、pH調整剤および/またはブドウ糖を含む透析
用剤において、製剤的にも安定、かつ酢酸フリーの生理
的な透析用剤を提供すること。 【解決手段】酢酸および/または酢酸塩を含有せず、ク
エン酸および/またはクエン酸ナトリウムを含有し、調
製時のクエン酸イオン濃度が1.4〜2.0mEq/L
とする。透析用剤は固形剤で、複室容器に区分収納す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液透析に使用す
る重炭酸透析用人工灌流液を調製するための、電解質成
分、pH調整剤および/またはブドウ糖を含む透析用剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】慢性腎不全患者等に行われる、血液浄化
療法の最も一般的な療法に血液透析療法(人工透析療
法)がある。血液透析治療法では、老廃物の除去、除水
を行うほかに、血清電解質濃度の改善、酸塩基平衡の是
正等を行うことを目的としている。このために使用する
透析液中には大量のアルカリ化剤が必要となるが、これ
は、生体内のアルカリ化剤である重炭酸イオンが小分子
であることから、透析によって除去され、重篤な低HC
血症を来すことを予防するためである。したがっ
て、アルカリ化剤として重炭酸塩が最適であることは当
然だが、重炭酸透析液では、重炭酸イオンがカルシウム
イオンおよびマグネシウムイオンと反応して、不溶性化
合物(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの炭酸金
属塩)を生成し、不安定であること、また細菌が繁殖し
やすいことから、長期間の保存が困難であること等の問
題があった。
【0003】そこで、酢酸が肝臓で代謝され重炭酸に変
換されることを利用して、アルカリ補充を図る手法が確
立され、安定した透析液を供給できることから、アルカ
リ化剤として酢酸塩を用いる酢酸透析が行われるように
なった。この結果、高いアルカリ濃度が設定できるよう
になり、充分な重炭酸の補充が可能となったが、一方、
酢酸には血管拡張や心機能の抑制作用がみられ、酢酸の
代謝の遅い酢酸不耐症例には、酢酸に起因する透析不均
衡症候群の悪化や透析中血中のCOが大量に透析液中
に失われることで、呼吸抑制が生じる等の問題点が出現
した。
【0004】その後、透析患者の増加や糖尿病などの対
象患者の拡大に伴い、透析不均衡症候群の頻度と重症度
が高まり、また通常の透析患者でも透析中の不快感が軽
微な無症候透析への要求が増えてきたこと、これらの症
状の原因として、酢酸の関与が強く疑われたことから、
現在では、アルカリ化剤として酢酸塩を用いる酢酸透析
から、炭酸水素ナトリウムを用いる重炭酸透析が主流と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】重炭酸透析では、一般
的にはカルシウムイオンおよびマグネシウムイオン等を
含む電解質成分、pH調整剤および/またはブドウ糖を
含む「A剤」と、重炭酸イオンの炭酸水素ナトリウムか
らなる「B剤」の2剤構成となっている。これは、重炭
酸イオンがカルシウムイオンおよびマグネシウムイオン
と反応して不溶性化合物である炭酸金属塩を生成するた
めである。しかし、重炭酸透析とは言っても、pH調整
剤としての酢酸や酢酸ナトリウム等、以前の酢酸透析ほ
どではないが、8〜12mEq/Lの酢酸が入ってい
る。当初は、この程度の酢酸の添加は問題ないと考えら
れていたが、酢酸は元来生体内にほとんど存在しないも
のであるため(0.1mEq/L以下)、最近では透析
の長期化に伴い、酢酸に起因すると思われる透析中の頭
痛や血圧低下等の臨床症状の発現が問題となっている。
また、ダイアライザーの性能の向上等により、酢酸が過
度に負荷され循環器に悪い影響を与えるようになり、酢
酸不耐症等、酢酸の毒作用は予想以上に強いということ
が認識されるようになってきた。そこで、酢酸を含まな
い透析製剤の開発が求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解決するために鋭意検討した結果、完成されたもの
であって、血液透析に使用する重炭酸透析用人工灌流液
を調製するための、電解質成分、pH調整剤および/ま
たはブドウ糖を含む透析用剤において、酢酸および酢酸
塩を含有しないことを特徴とする透析用剤を提供するも
のである。
【0007】すなわち、本発明は、 1. 重炭酸透析用人工灌流液を調製するための、電解
質成分、pH調整剤および/またはブドウ糖を含む透析
用剤において、酢酸および/または酢酸塩を含有せず、
クエン酸および/またはクエン酸ナトリウムを含有し、
調製時のクエン酸イオン濃度が1.4〜2.0mEq/
Lであることを特徴とする透析用剤、 2. 調製時、クエン酸由来のクエン酸イオン濃度が
1.3mEq/L以上であることを特徴とする請求項1
記載の透析用剤、 3. 固形剤であることを特徴とする請求項1、2に記
載の透析用剤、 4. 複室容器に区分収納されていることを特徴とする
請求項3に記載の透析用剤、 を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、重炭酸透析用人工灌
流液を調製するための、電解質成分、pH調整剤および
/またはブドウ糖を含む透析用剤において、酢酸および
/または酢酸塩を含有せず、生体内にも存在する酸であ
るクエン酸およびクエン酸ナトリウムを使用することに
特徴がある。これにより、酢酸フリーの重炭酸透析用人
工灌流液とすることができるものである。
【0009】本発明における透析用剤とは、炭酸水素ナ
トリウム液と希釈混合して、重炭酸透析用人工灌流液を
調製するための製剤であり、その剤型は液剤でもよい
し、固形剤でもいいが、クエン酸は固体有機酸であるこ
とから、特に固形剤が望ましい。固形剤の造粒方法は一
般的な方法でよく、また、全ての成分を一剤にしてもよ
いし、二剤、三剤等に分けてもよい。また、この固形剤
は造粒したものであっても良いし、造粒せず、そのまま
でもよい。
【0010】また、固形剤の場合、全ての成分を一剤化
すると、ブドウ糖とクエン酸等が反応することがあるた
め、反応する成分はそれぞれ、区分して収納することが
望ましい。その際、一つの袋の中でいくつかの室に分か
れているような複室容器を使用すれば、各成分の入れ忘
れもないため、特に好ましい。例えば、電解質とブドウ
糖と二室に分けたり、電解質とブドウ糖とクエン酸と3
室に分けたり、また造粒をせず、そのまま各成分毎に分
けて入れてもよい。
【0011】この透析用剤は電解質成分、pH調整剤お
よび/またはブドウ糖を含んでおり、電解質成分として
は、クエン酸ナトリウム等のクエン酸塩の他、例えば、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩
化カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、乳酸カ
ルシウム等が用いられる。好ましい電解質組成物として
は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウム、クエン酸ナトリウムである。
【0012】透析剤の各成分の配合量は、適切な濃度に
希釈、混合した場合、重炭酸透析用人工灌流液として、
下記の濃度であることが好ましい。 Na 120〜150 mEq/L K 0〜4 mEq/L Ca++ 0〜4 mEq/L Mg++ 0〜1.5 mEq/L Cl 55〜135 mEq/L HCO 20〜45 mEq/L クエン酸 1.4〜2.0 mEq/L ブドウ糖 0〜3.0 g/L
【0013】なお、本発明では、pH調整剤として、ク
エン酸を使用する。重炭酸透析用人工灌流液を調製した
時のpHが約7〜8程度に調整できるようにすれば良
い。
【0014】本発明は、クエン酸および/またはクエン
酸ナトリウムを含有し、調製時のクエン酸イオン濃度が
1.4〜2.0mEq/Lであることを特徴とする透析
用剤である。さらに、調製時、クエン酸由来のクエン酸
イオン濃度が1.3mEq/L以上であることが望まし
い。なお、この「調製時のクエン酸イオン濃度」とは、
重炭酸透析用人工灌流液を調製した時の総クエン酸イオ
ン濃度のことである。従来のいわゆる「A剤」において
は、酢酸塩が含まれていたのに対し、本発明ではクエン
酸および/またはクエン酸ナトリウムを含有することに
より、酢酸は一切含まれず、炭酸水素ナトリウムのみを
アルカリ化剤として用いることができるので、より生理
的な処方であるという利点がある。
【0015】また、クエン酸を使用することにより、沈
殿抑制効果も期待できる。電解質成分、pH調整剤およ
び/またはブドウ糖を含むいわゆる「A剤」と、重炭酸
イオンの炭酸水素ナトリウムからなる「B剤」の2剤
は、重炭酸イオンがカルシウムイオンおよびマグネシウ
ムイオンと反応して不溶性化合物である炭酸金属塩を生
成するため、一般的には用時、希釈混合後、重炭酸透析
用人工灌流液とする。実際の血液透析に要する時間は一
般的に5時間程度であるため、重炭酸透析用人工灌流液
に調製した液は5時間以上安定であることが望ましい。
本実施例では、重炭酸透析用人工灌流液に調製した時の
安定性について、8時間以上沈殿が認められないことを
もって、安定と判断した。本発明では、クエン酸イオン
を含有することにより、その沈殿抑制効果によって、安
定性が長く保たれる、という利点もある。
【0016】
【実施例】次に、実施例をあげて、本発明をさらに詳細
に説明する。
【0017】(実施例1)重炭酸透析用人工灌流液を調
製するための電解質成分、pH調整剤およびブドウ糖を
含む透析用剤について、クエン酸を含有し、pHが異な
る次の5処方を調製する。すなわち、塩化ナトリウム
(NaCl)214.8g、塩化カリウム(KCl)
5.22g、塩化カルシウム(CaCl・2HO)
7.72g、塩化マグネシウム(MgCl・6H
O)3.56g、ブドウ糖52.5gおよびpH調整
剤としてクエン酸(C・HO)1.23g
を水に溶かして1Lとしたものを処方イ(pH2.
0)、この処方イにおいて、クエン酸を2.45gに変
更して調製したものを処方ロ(pH1.8)、クエン酸
を3.43gに変更して調製したものを処方ハ(pH
1.8)、クエン酸を3.68gに変更して調製したも
のを処方ニ(pH1.7)、クエン酸を4.90gに変
更して調製したものを処方ホ(pH1.6)とする。次
に、炭酸水素ナトリウム29.4gを水に溶かし1Lと
し、この水溶液35mLにさらに水を加え、ここに処方
イを10mL加え、水を加えて350mLとし、処方イ
による酢酸フリーの重炭酸透析用人工灌流液を調製し
た。また、処方ロからホについても同様の方法で酢酸フ
リーの重炭酸透析用人工灌流液を調製した。これらを室
温下で保存し、性状を観察した。
【0018】その結果、処方イによる重炭酸透析用人工
灌流液では2時間後には沈殿が生成し、処方ロによる重
炭酸透析用人工灌流液では6時間後には沈殿が生成し
た。処方ハ、ニ及びホによる重炭酸透析用人工灌流液で
は24時間後も沈殿は生成しなかった。このことから、
クエン酸を1.4mEq/L以上含有する重炭酸透析用
人工灌流液は安定であることが明らかとなった。
【0019】(実施例2)重炭酸透析用人工灌流液を調
製するための電解質成分、pH調整剤およびブドウ糖を
含む透析用剤について、クエン酸とクエン酸ナトリウム
を含有し、総クエン酸イオン濃度が1.4mEq/Lと
なる、次の8処方を調製する。すなわち、塩化ナトリウ
ム(NaCl)214.8g、塩化カリウム(KCl)
5.22g、塩化カルシウム(CaCl・2HO)
7.72g、塩化マグネシウム(MgCl・6H
O)3.56g、ブドウ糖52.5gおよびpH調整
剤としてクエン酸(C・HO)3.432
gを水に溶かして1Lとしたものを処方(pH1.
7)、この処方のpH調整剤を、クエン酸3.187
gおよびクエン酸ナトリウム(CNa・2
O)0.343gに変更して調製したものを処方
(pH1.9)、クエン酸2.942gおよびクエン酸
ナトリウム0.686gに変更して調製したものを処方
(pH2.2)、クエン酸2.697gおよびクエン
酸ナトリウム1.029gに変更して調製したものを処
方(pH2.4)、クエン酸2.452gおよびクエ
ン酸ナトリウム1.372gに変更して調製したものを
処方(pH2.7)、クエン酸2.206gおよびク
エン酸ナトリウム1.716gに変更して調製したもの
を処方(pH2.9)、クエン酸1.961gおよび
クエン酸ナトリウム2.059gに変更して調製したも
のを処方(pH3.1)、クエン酸1.716gおよ
びクエン酸ナトリウム2.402gに変更して調製した
ものを処方(pH3.3)とする。次に、炭酸水素ナ
トリウム29.4gを水に溶かし1Lとし、この水溶液
35mLにさらに水を加え、ここに処方を10mL加
え、水を加えて350mLとし、処方による酢酸フリ
ーの重炭酸透析用人工灌流液を調製した。処方から
についても同様の方法で酢酸フリーの重炭酸透析用人工
灌流液を調製した。これらを室温下で保存し、性状を観
察した。
【0020】この結果、処方、、、、及び
による重炭酸透析用人工灌流液では4時間後には沈殿が
生成したのに対し、処方及びによる重炭酸透析用人
工灌流液では8時間後も沈殿は生成しなかった。このこ
とから、クエン酸として1.3mEq/L以上含有する
処方及びは安定であると判断される。
【0021】(実施例3)重炭酸透析用人工灌流液を調
製するための電解質成分、pH調整剤およびブドウ糖を
含む透析用剤について、クエン酸を1.4mEq/Lと
し、クエン酸ナトリウム濃度を変えることにより、pH
が異なる次の8処方を調製する。すなわち、塩化ナトリ
ウム(NaCl)214.8g、塩化カリウム(KC
l)5.22g、塩化カルシウム(CaCl・2H
O)7.72g、塩化マグネシウム(MgCl・6H
O)3.56g、ブドウ糖52.5gおよびpH調整
剤としてクエン酸(C・HO)3.432
gを水に溶かして1Lとしたものを処方A(pH1.
7)、この処方Aに、クエン酸ナトリウム(C
・2HO)0.343gを加えて調製したも
のを処方B(pH1.9)、クエン酸ナトリウム0.6
86gを加えて調製したものを処方C(pH2.1)、
クエン酸ナトリウム1.029gを加えて調製したもの
を処方D(pH2.3)、クエン酸ナトリウム1.37
2gを加えて調製したものを処方E(pH2.4)、ク
エン酸ナトリウム1.716gを加えて調製したものを
処方F(pH2.6)、クエン酸ナトリウム2.059
gを加えて調製したものを処方G(pH2.7)、クエ
ン酸ナトリウム2.402gを加えて調製したものを処
方H(pH2.8)とする。次に、炭酸水素ナトリウム
29.4gを水に溶かし1Lとし、この水溶液35mL
にさらに水を加え、ここに処方Aを10mL加え、水を
加えて350mLとし、処方Aによる酢酸フリーの重炭
酸透析用人工灌流液を調製した。処方BからHについて
も同様の方法で酢酸フリーの重炭酸透析用人工灌流液を
調製した。これらを室温下で保存し、性状を観察した。
【0022】この結果、処方A及びBによる重炭酸透析
用人工灌流液では8時間後も沈殿は生成しなかった。処
方C、D、E、F、G及びHによる重炭酸透析用人工灌
流液では48時間後も沈殿は生成しなかった。このこと
から、重炭酸透析用人工灌流液の安定性は、処方A及び
Bによる処方でも安定であるが、C、D、E、F、G及
びHはさらに優れていると判断された。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、重炭
酸透析用人工灌流液を調製するための電解質成分、pH
調整剤および/またはブドウ糖を含む透析用剤におい
て、クエン酸および/またはクエン酸ナトリウムを含有
し、調製時のクエン酸イオン濃度が1.4〜2.0mE
q/Lとすることにより、製剤的にも安定、かつ酢酸フ
リーの生理的な透析用剤を提供することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 33/14 A61K 33/14 A61P 7/08 A61P 7/08 Fターム(参考) 4C077 AA05 BB01 DD12 EE03 GG08 HH02 HH12 HH17 JJ12 JJ18 KK30 LL01 NN14 NN18 PP29 4C086 AA01 EA01 HA02 HA04 HA16 MA03 MA04 NA05 NA06 ZA52 4C206 AA01 DA34 MA03 MA05 MA85 NA05 NA06 ZA52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重炭酸透析用人工灌流液を調製するため
    の、電解質成分、pH調整剤および/またはブドウ糖を
    含む透析用剤において、酢酸および/または酢酸塩を含
    有せず、クエン酸および/またはクエン酸ナトリウムを
    含有し、調製時のクエン酸イオン濃度が1.4〜2.0
    mEq/Lであることを特徴とする透析用剤。
  2. 【請求項2】 調製時、クエン酸由来のクエン酸イオン
    濃度が1.3mEq/L以上であることを特徴とする請
    求項1記載の透析用剤。
  3. 【請求項3】 固形剤であることを特徴とする請求項
    1、2に記載の透析用剤。
  4. 【請求項4】 複室容器に区分収納されていることを特
    徴とする請求項3に記載の透析用剤。
JP2002152583A 2002-05-27 2002-05-27 安定な透析用剤 Pending JP2003339853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002152583A JP2003339853A (ja) 2002-05-27 2002-05-27 安定な透析用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002152583A JP2003339853A (ja) 2002-05-27 2002-05-27 安定な透析用剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003339853A true JP2003339853A (ja) 2003-12-02

Family

ID=29769881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002152583A Pending JP2003339853A (ja) 2002-05-27 2002-05-27 安定な透析用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003339853A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094918A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nipro Corporation 透析用固形製剤
WO2006073164A1 (ja) * 2005-01-07 2006-07-13 Ajinomoto Co., Inc. 透析用製剤
JP2008246209A (ja) * 2008-04-03 2008-10-16 Ajinomoto Co Inc 透析用剤およびその製造方法
JP2008540061A (ja) * 2005-05-17 2008-11-20 フレゼニウス・メデイカル・ケア・ホールデイングス・インコーポレーテツド 血液透析の方法と装置
JPWO2007086361A1 (ja) * 2006-01-24 2009-06-18 味の素株式会社 アルミニウム蓄積症改善剤
US20100056974A1 (en) * 2007-03-14 2010-03-04 Ajinomoto Co. Inc Bone metabolism improving agent
US8328784B2 (en) 2005-01-28 2012-12-11 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions
JP2014074075A (ja) * 2007-05-31 2014-04-24 Ajinomoto Co Inc 固形透析用剤
JP2016503768A (ja) * 2012-12-18 2016-02-08 ガンブロ・ルンディア・エービーGambro Lundia Ab 透析組成物
US9585810B2 (en) 2010-10-14 2017-03-07 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions with integrated inter-chamber diffuser

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2005094918A1 (ja) * 2004-03-30 2008-02-14 ニプロ株式会社 透析用固形製剤
WO2005094918A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Nipro Corporation 透析用固形製剤
JP2014218529A (ja) * 2005-01-07 2014-11-20 エイワイファーマ株式会社 透析用製剤
JP2012131801A (ja) * 2005-01-07 2012-07-12 Ajinomoto Co Inc 透析用製剤
WO2006073164A1 (ja) * 2005-01-07 2006-07-13 Ajinomoto Co., Inc. 透析用製剤
JPWO2006073164A1 (ja) * 2005-01-07 2008-06-12 味の素株式会社 透析用製剤
US8328784B2 (en) 2005-01-28 2012-12-11 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions
US9180069B2 (en) 2005-01-28 2015-11-10 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions
JP2008540061A (ja) * 2005-05-17 2008-11-20 フレゼニウス・メデイカル・ケア・ホールデイングス・インコーポレーテツド 血液透析の方法と装置
JPWO2007086361A1 (ja) * 2006-01-24 2009-06-18 味の素株式会社 アルミニウム蓄積症改善剤
US20100056974A1 (en) * 2007-03-14 2010-03-04 Ajinomoto Co. Inc Bone metabolism improving agent
US8715213B2 (en) * 2007-03-14 2014-05-06 Ajinomoto Co., Inc. Bone metabolism improving agent
JP2014074075A (ja) * 2007-05-31 2014-04-24 Ajinomoto Co Inc 固形透析用剤
JP2008246209A (ja) * 2008-04-03 2008-10-16 Ajinomoto Co Inc 透析用剤およびその製造方法
US9585810B2 (en) 2010-10-14 2017-03-07 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions with integrated inter-chamber diffuser
US10842714B2 (en) 2010-10-14 2020-11-24 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions with integrated inter chamber diffuser
US11779519B2 (en) 2010-10-14 2023-10-10 Fresenius Medical Care Holdings, Inc. Systems and methods for delivery of peritoneal dialysis (PD) solutions with integrated inter-chamber diffuser
JP2016503768A (ja) * 2012-12-18 2016-02-08 ガンブロ・ルンディア・エービーGambro Lundia Ab 透析組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11253543B2 (en) Dialysis precursor composition product
JP5204359B2 (ja) 透析用剤およびその製造方法
JP5840017B2 (ja) 透析用製剤
EP2322236B9 (en) Bicarbonate-based solutions for dialysis therapies
KR101831007B1 (ko) 투석 전구체 조성물
US4308255A (en) Balanced oncotic pressure fluid
JP2009131669A (ja) 単一容器中にある重炭酸塩ベースの溶液
JP2003339853A (ja) 安定な透析用剤
CN102573828B (zh) 通过施用肌酸化合物的透析患者中的细胞保护
JP6425661B2 (ja) 透析組成物
JP3867174B2 (ja) 血液透析製剤
JP5371278B2 (ja) 透析用剤およびその製造方法
CN100360194C (zh) 一种无醋酸的碳酸氢盐血液透析剂
US9687507B2 (en) Dialysis precursor composition
EP2793903B1 (en) Dialysis precursor composition
JP4453193B2 (ja) 透析用補充製剤
TWI373339B (en) Pharmaceutical composition for use in hemofiltration or hemodialysis
JPH0568449B2 (ja)
JPH0559094B2 (ja)