JP2003337614A - 生産予約システム - Google Patents

生産予約システム

Info

Publication number
JP2003337614A
JP2003337614A JP2002147069A JP2002147069A JP2003337614A JP 2003337614 A JP2003337614 A JP 2003337614A JP 2002147069 A JP2002147069 A JP 2002147069A JP 2002147069 A JP2002147069 A JP 2002147069A JP 2003337614 A JP2003337614 A JP 2003337614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
production
parts
order
calendar
factory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002147069A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Maie
智子 真家
Kiyomitsu Ogawa
清光 小川
Hiroshi Miyamoto
博 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industries Co Ltd filed Critical Hitachi Industries Co Ltd
Priority to JP2002147069A priority Critical patent/JP2003337614A/ja
Publication of JP2003337614A publication Critical patent/JP2003337614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】営業部門が見積予約、又は受注予約した情報か
ら生産計画を立てて部品の発注等を行う場合、納期の長
い部品に関して受注が確定する前に発注する場合があ
る。 【解決手段】主生産工場と遠隔地の副生産工場及び各部
品を供給する部品供給会社とがインターネットで接続さ
れ、前記主生産工場及副生産工場で多品種で少ない生産
量の受注品を生産するに当たり、前記主生産工場では、
見積情報や受注情報に基づいてそれぞれの工場における
生産計画を立て、前記生産計画に基づいて今後の受注を
予測し、その予測結果に基づいて部品調達計画を立案
し、その計画に基づいて部品の発注を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多品種少量製品の
生産を予約する生産予約システムに係り、特に受注生産
における部品の円滑な供給を図る上で好適な生産予約シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】顧客の要求仕様が多岐にわたる受注生産
においては、受注が決定してから部品や資材等を発注
し、その後製作を始める生産体制になっている。このた
め、受注から納入までに要するリードタイムをいかに短
縮するが大きな課題となっている。そこで、このリード
タイムを短縮する方法の例が、特開2001−1008
32号公報や特開2001−51710号公報に記載さ
れている。
【0003】特開2001−100832号公報では、
実際の生産の工程負荷を計算に入れながら、実行可能な
納期を速やかに計算するために、納期算出システムが、
顧客からオーダされた受注品を管理する受注品オーダ管
理部と、生産ライン毎の生産能力を把握する生産ライン
の能力枠管理部と、受注量に対して納期までの生産能力
が足りているかどうかを判定する納入予定日計算部とを
備えている。
【0004】また、特開2001−51710号公報で
は、生産段階の在庫の最適利用を図るために、生産管理
システムにおいて、設計からの要求部品使用量が在庫量
より少ないときは、その要求量を引き当て、要求部品使
用量が在庫量より多いときは、設計の要求時期に基づい
て要求時期の早いものを遅いものと振り替えて引き当て
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開2001−1
00832号公報に記載の受注品の納期算出システムに
おいては、各生産ラインのそのときの能力を把握して、
実行可能な要求期限を速やかに計算しているので、受注
において要求期限をすぐに返答できる。しかしながら、
この公報に記載のものは、受注量の増減の波については
考慮されていない。一般に受注生産では、仕様が多岐化
していること、大量生産品のように精度の高い受注予測
法が確立していないこと等のために、受注量が変動す
る。そのため、生産の平準化(equalize)を図ることがで
きないし要求期限を回答することが難しいという不具合
を生じていた。また、特殊な部品に関しては受注してか
らの生産となるため、その部品が納品される期間も考慮
した生産計画を立てる必要が有り、この分のロス時間も
実行可能日程に含まれ、どうしても時間短縮のネックと
なる場合もある。
【0006】また、特開2001−51710号公報に
記載の生産管理システムでは、在庫品を使用緊急度の高
い製品から順に使用することにより、過剰在庫を防止し
リードタイムを短縮している。しかしこの公報に記載の
ものも、受注量が変化して生産量に不均衡を生じる不具
合を解消することについての考慮が不十分である。
【0007】本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みな
されたものであり、その目的は、在庫部品の適正化を図
ると共に、受注生産において生産予約を即座に行えるよ
うにすることにある。本発明の他の目的は、受注生産に
おいて、生産の平準化を図ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、主生産工場と遠隔地の副生産工場及び
各部品を供給する部品会社とがインターネットで接続さ
れ、前記主生産工場及副生産工場で多品種で少ない生産
量の受注品を生産するに当たり、前記主生産工場では、
見積もり情報や受注情報に基づいてそれぞれの工場にお
ける生産計画を立て、前記生産計画に基づいて今後の受
注を予測し、その予測結果に基づいて部品調達計画を立
案し、その計画に基づいて部品の発注を行うようにし
た。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に本発明の生産予約システム
の全体構成を示す。
【0010】図において、製造工場(本社工場または主
生産工場という場合もある)1と、製造工場1に対して
遠隔地に設けられ、遠隔地のユーザ対応で製品を生産す
る製造工場(以下外部工場又は副生産工場と言う場合も
ある)2(この外部工場は国内のみならず海外であって
もよい)がある。また、本社工場1及び外部工場2に対
して複数の部品メーカ3がある。これらの本社工場1と
外部工場2及び部品メーカ3は、インターネット5にて
情報のやり取りが可能となっている。さらに、ユーザか
らの注文を受け付ける営業部門4が本社工場1と社内W
AN15にて接続されている。
【0011】また、本社工場1は工場内LAN(Local
Area Network)14にて製造部門11と管理部門12と
生産予約システム13とが接続されている。また、この
社内WAN15、工場内LAN14、及びインターネッ
ト5は信号ケーブルにて接続されている。なお、外部工
場2も同様のシステム構成となっている。
【0012】このように、それぞれ製品を製造する本社
工場1と外部工場2とは遠隔地にあるため、予約生産を
行う場合、受注してから納品までの日程を略同じにする
ためには、それぞれの工場で製造するための部品の調達
を略同じにする必要が有る。本発明においては、本社工
場1から遠隔地にある製造工場(外部工場2)において
も部品調達による生産の遅れの発生を抑制するため、生
産予約システム13にて部品調達計画を自動的に生成す
るようにしたものである。
【0013】ところで、従来量産品の部品発注において
は、一般に下記に示す週間の発注サイクルの時の公式が
使われる。 月曜の必要発注量={入荷までのリードタイム(日数)+
発注サイクルタイム(日数)}x(1日あたりの売上予測
数―発注点時の有効在庫数+安全在庫数) しかし、多品種少量生産においては、この公式には当て
はまらない。そこで、多品種少量生産に適用でき、さら
に遠隔地の外部工場への部品調達を精度よく実現するた
めのシステムを構築した。
【0014】本発明の生産予約システムは、生産予約カ
レンダー作成部と呼ぶ管理システムを用いている。生産
予約システムの一実施例を、以下図面を用いて説明す
る。本実施例では、冷凍機の生産予約をしている。冷凍
機のような受注製品では、冷房需要や暖房需要の始まる
前の時期に納期が集中することが多かった。この納期に
間に合わせるために、生産部門では操業時間の延長等で
対応していたが、受注量が多過ぎるときには、当然のこ
とながら一部製品に納期の遅れが発生し、また生産部門
の過剰負荷によるコスト増を誘因していた。さらに生産
拠点も1箇所ではなく遠隔地にも工場(外部工場2)を設
け、受注した地域に応じてどちらの工場で生産するかを
決定すると共に、遠隔地の外部工場2に所定の納期で納
入できるように、生産計画作成すると共に、生産のため
の部品調達計画も自動で作成する必要が有る。
【0015】そこで本実施例では、図2及び図3に示す
生産予約システムを用いている。図2は生産予約システ
ムの全体のソフト構成のブロック図であり、図3は特に
生産予約システム中の納期カレンダーや製作日カレンダ
ーを等を示したものである。
【0016】ここでは、中大型の冷凍機を例にとり具体
的実施例を説明する。中大型の冷凍機の場合、営業部門
は、実際の受注前に受注活動として見積営業活動を行
う。この見積営業時点の情報(以下見積情報と呼ぶ)に基
づいて、生産をシステムが自動的に予約する。その詳細
を以下に示す。
【0017】図2において、見積支援システム30や受
注管理システム31を用いて、営業部門4が見積営業活
動を行い、受注した場合や受注可能性が大きくなった場
合に受注管理システム31にその状況を入力する。生産
予約システム13にはカレンダー作成部13Cを備えて
おり、図3に示すように見積支援システム30や受注管
理システム31の情報やマスターデータ群35を用い
て、納期カレンダー32や製作日カレンダー43を自動
作成する。尚ここで、マスターデータ群35は、標準納
期データベース36や、輸送時間データベース37や、
オプション納期データベース39や生産能力データベー
ス38等が収納されたデータベースである。
【0018】生産予約システム13では、更に工場内工
程展開機能16や、部品納入日展開機能17や外部工場
生産管理システム18を備えている。
【0019】この工場内展開機能16では、図4に示す
工場内工程カレンダーを作成する。工場内では、製品の
製作を1日単位の工程に振り分けて管理できるようにし
ている。例えば、1台/1日の生産能力を設定するため
に、1台/2日しかできない工程についは並列に工程を
消化できるよう輻輳ラインを設けている。また、輻輳ラ
インを設けることが不可能な場合は、部品メーカで作っ
て納品してもらうことも可能としている。例えば、図4
に示すような場合について説明する。
【0020】製品a、b、cの製作を1工程ずつ別の場
所に移して、流れ作業を行うことにした。この場合、図
に示すようにD工程には1台当たり2日掛かるとする
と、D工程の場所には常に2台製品があることになる。
すなわち、D工程は1台当たり2日掛かるため、2台の
内1台は製作できずに、流れ作業が滞留することにな
る。そこで、D工程については製作ラインを2つにし
て、2台を平行に製作できるようにした。なお、製作ラ
インが追加できない場合は、部品メーカ3に作ってもら
い納入してもらうことにより、2台を平行して製作でき
るようにした。
【0021】次に、部品納入展開機能17では図5に示
すように部品カレンダーを作成し、その部品を納入予定
の部品メーカ3がそのメーカが請け負う部分の部品カレ
ンダー(完成日カレンダー)を閲覧できるようになってい
る。そのため、部品メーカ3は自分の受注予定の部品の
納入時期を事前に知り、発注前に生産計画を立て、納入
時期に間に合わすことが可能となる。すなわち、部品メ
ーカ3は製品を製造する工程の1日前に部品を納入でき
るよう計画を立てることにより、工場も流れ作業を行う
ことが可能となる。なお、外部工場の生産管理システム
18に関しては後述する。
【0022】図6に、営業部門が見積活動時に用いる見
積支援システムの概要を示す。営業部門4は受注活動に
おいて見積支援システム30から、管理部門12が見積
もり支援システム30に登録した見積に必要な技術的情
報を入手する。その際営業部門4は、顧客の要求仕様を
入力部30Iより入力する。また営業部門4は、必要な
オプションを選択・入力する。見積支援システム30は
その顧客の要求仕様等を用いて、顧客の要求された型式
に最も近い型式を選択するために演算処理する。その演
算結果に基づいて、顧客の引き合いに適合する製品の型
式を見積支援システムが自動選択する。さらに、顧客が
要求している納入日あるいは冷凍機を収納する建造物の
竣工時期等を入力して、顧客の要求期限を満足するか否
かを把握する。そして、見積支援システム30は、それ
らの結果を出力部30Dより出力する。
【0023】その他、図7に示すように、見積した引き
合い品が、どの程度受注できるかを示す指標として受注
の確実度レベルを営業部門3が判断して見積支援システ
ム30に入力する。受注の確実度レベルは、例えば、低
い順に”不明”、”受注有望”、”受注確実”、・・な
どである。この受注の確実度は、受注活動の進行と共に
当然変化するので、逐次変更修正を加えることが可能に
なっている。
【0024】図7に示すように、見積支援システム30
の受注確実度が「受注有望」以上の高い指標が入力され
ると、その高い指標の見積情報が、生産予約システム1
3のカレンダー作成部13Cに取り込まれる。受注確実
度が「不明」などの低い指標のときには、見積情報を生
産予約システム13のカレンダー作成部13Cに取り込
まない。その理由は、営業部門4が受注確実度のメンテ
ナンスを促進して、需要予測の精度を高めるためであ
る。
【0025】生産予約システム13に取り込まれた見積
情報は、生産の予約候補データとして、納期順に並べ替
えられる。なお、冷凍機の納期が正確に分からない場合
には、営業部門4がその建造物の竣工時期を見積支援シ
ステム30に推定して入力する。竣工時期が入力される
と、生産予約カレンダー作成部13Cは竣工時期の2ヶ
月前を仮の納期として自動登録する。受注案件及び受注
予定案件は、システムが備えるディスプレイ装置に表示
される。表示の際には、どれくらい同じ日に要求納期・
あるいは納期が集中しているかを視覚的に分かり易くす
るため、図8に示したようなカレンダー形式で表示す
る。これを納期カレンダー32と呼ぶ。この納期カレン
ダー32では、見積番号と設置場所、納入機の型式等が
示される。なお、この納期カレンダー32では予め生産
部門(工場)の生産能力に応じて同一日に書き込める数が
制限されている。
【0026】納期カレンダー32には、見積支援システ
ム30の受注確実度を「受注有望」以上に絞り込んだデ
ータを表示する。この受注確実度レベルまで絞っても、
データが多いときには、データの抽出条件を付加して表
示できる。付加する抽出条件によって、営業員毎のカレ
ンダー、営業部署毎のカレンダー、機種毎のカレンダ
ー、などが得られる。これにより、大量のデータの中か
ら予約したいデータを速く探すことができる。納期カレ
ンダー32には、見積支援システム30からの見積段階
のデータだけでなく、受注情報システム31とのシステ
ム連繋により、受注情報も合わせて表示している。
【0027】見積案件を受注したときの流れを図9に示
す。図9は受注時に用いる各システムの関連図である。
見積案件を受注すると、営業部門3は見積支援システム
30を介して受注情報システム31に受注番号と製造の
ための各情報を入力する。受注情報システム30受注情
報が入力されると、受注情報システム31では受注番号
を採番する。見積支援システム30の受注番号と受注情
報システム31の受注番号とを統一することにより、デ
ータが連繋される。この受注情報システム31に受注情
報が登録されると、工場の生産統括担当者及び資材担当
者は、製品に必要な部品の手配や発注を開始する。
【0028】受注情報システム31には、生産統括管理
担当者が製作番号を受注番号に関連付けて入力する。こ
の製作番号は、製造部門11や部品供給メーカ3の製造
管理に利用される。オプションなどの詳細なデータは見
積支援システム30にだけ登録されているので、見積案
件を受注したら見積支援システム30の詳細なデータを
受注データとして、受注情報システム31に引き継ぐ。
【0029】これらのデータが引き継がれないと、製造
部門11への製作指示や部品メーカー3への発注を正確
に行えなくなる。見積支援システム30から送られた要
求期限、あるいは竣工時期から2ヶ月前に設定した要求
期限とから受注情報システム31の要求期限が自動的に
設定され、納期カレンダー32に表示される。
【0030】納期カレンダー32に表示された案件を生
産予約する予約手順を、図10に示す。納期カレンダー
32に掲載された受注情報または未受注の見積情報の中
から、営業部門4が生産予約する案件を選択すること
で、生産予約システム13は製作日カレンダー34を作
成し予約する。営業部門4は、見積時から受注までの間
に要求期限が変更している場合には、更新された要求期
限を入力する。そして、表示装置であるディスプレイ画
面上に表示された予約ボタンを押す。これにより、予約
処理が実行される。その際、営業部門4は入力部40か
ら予め付与されたIDとパスワードを入力する。これに
より、データのセキュリティーを確保している。
【0031】予約ボタンが押されると、生産予約システ
ム13を内蔵したコンピュータが要求期限を満たし、し
かも製作ラインの空いている日を探す。型式の上位カテ
ゴリとしての機種から、標準的な製作期間(以下、標準
納期と呼ぶ)を判断する。この製作期間には、工場休日
も含めるし、さらに部品調達に要する期間も含む。調達
に際して標準納期を超える期間が必要なオプション部品
の調達時間であって、標準納期を越える期間すなわちオ
プション納期と、納入先までの輸送時間が付加期間とし
て付け加えられる。もちろん、オプション部品の納期が
標準納期内であれば、オプション納期は0日となる。な
お、標準納期とは、製作期間と調整期間を表している。
予約処理では、この付加期間を含んだ期間に基づいて、
製作ラインの空いている日付を自動的に探す。
【0032】図11ないし図13に、予約処理の具体例
を示す。
【0033】図11では、受注案件の要求期限が2月1
日であり、この受注案件を1月1日に生産予約する場合
である。機種から定まる標準納期は20日間であり、こ
れにオプション納期が6日付加されている。この26日
間は、部品調達と製作に要する日数である。従って、1
月1日から26日経過する1月27日までは、予約がで
きない期間として設定される。また、納入先までの輸送
期間として2日を要するので、要求期限から2日前まで
の期間は予約ができない。この結果、予約できる日とし
て、1月28日、29日、30日が得られる。
【0034】この1月28〜30日の間で、生産予約に
最適な日を、次に選択する。この様子を、図12に示
す。要求期限に近い日付から順に調べるように決めてい
る。その理由は、要求期限より早く製作を完了すると、
完成品を未出荷のままで保管する必要が生じるためであ
る。つまり、仕掛かり状態になり、在庫を増やすことに
なるからである。なお、本実施例では予約システムの利
用を推進するため、要求期限に近い日付から予約するよ
うにして、早めの予約を進めている。これに対し、作業
のない空席を少なくするために、予約可能な期間の早い
時期から予約を埋めて行くようにしても良い。
【0035】最初に1月30日の製造ラインを調べる。
この1月30日に受注案件を何個製作できるか、その製
作できる個数(空席)を調べる。空席が1個以上あれ
ば、生産予約は可能である。空席が1個もなく満席であ
れば、次に1月29日の状態を調べる。1月29日も満
席で空席がない場合には、1月28日を調べる。このよ
うに、生産予約可能期間を遡及して探すようにする。生
産予約可能日が見つかったら、画面上に生産予約結果を
表示し、生産予約が完了したことを表示する。
【0036】生産予約可能な日が予約可能期間内に見つ
からないときは、予約可能期間よりも後の日付から生産
予約可能な日を探す。この場合は、要求納期に間に合わ
なくなるので、現状の計画では要求納期から何日遅れる
かを調べる。また、標準納期等を見直し付加期間を含め
た製作期間を短縮する等の調整が可能かどうかも調べ
る。
【0037】なお、顧客の都合で製品の納期が延期され
たり、受注がキャンセルされたり、または短納期品を飛
び入りで生産しなければならなくなった場合にも対応で
きるように、予め調整期間を設けている。例えば、標準
納期を30日とすると、その時実際の製造期間は20日
としたとき、調整期間は10日となる。上記調整ができ
ないときは、製造部門11に問い合わせて他の案件とで
製造の前後を変更できないか調整を図る。これらの調整
がすべて不可能なときには、本案件の受注を見合わせざ
るを得ない。ただし、調整期間を設けているので、この
ような事態はほとんど回避できる。
【0038】図13に、要求納期までの製作ができない
場合の例を示す。生産予約候補期間の1月28〜30日
は全て満席だったので、1月31日を調査する。1月3
1日は空席であるから、1月31日に生産予約すれば納
期は2月2日まで延期される。そこで、調整期間を勘案
して納期を2月2日に変更しても顧客の要求を満足でき
るかどうかを判断し、1月31日に予約する。
【0039】生産を予約すると、納入期限が定まる。こ
の納入期限は納入先にすぐに回答されるとともに、納入
先への保証納期としても利用できる。これにより、営業
活動を支援しながら、効率的な生産が可能になる。
【0040】図11〜13に示した予約処理では、各種
データベース(DB)を使用している。これらは、機種
毎の標準納期DB、オプション部品毎の追加納期(オプ
ション納期)DB、都道府県別の輸送時間DB、稼働日
と台数を示した生産能力DBを含んでいる。なお、オプ
ション毎の納期DBでは、同一のオプションを利用する
ものであっても機種により日数の違いがあるので、機種
に応じて付加納期を定めている。
【0041】都道府県別の輸送時間DBでも、機種によ
り輸送手段による輸送日数が異なるので、機種に応じて
付加納期を定めている。生産能力DBでは、機種毎に生
産可能台数を設定している。また、納期カレンダー32
と製作日カレンダー34も機種毎に作成されている。
【0042】生産予約の手順は上述したとおりである。
なお、営業部門4が予約を入力すると、予約状況フラグ
が「予約申請中」に設定される。この予約情報フラグを
見て製造部門11を管理する部署(以下、管理部門12
と呼ぶ)は、日程の調整が必要かどうかを確かめる。管
理部門12が指定された納期に製作できると判断した
ら、その案件の予約状況フラグを「確定」に変更する。
そしてこの予約状況フラグの変更をイントラネットまた
はインターネットを介して予約を申請した営業部門4や
部品メーカ3等の関連部門に送られる。「確定」フラグ
が送られることにより、営業部門4を含む各部門が予約
の内容を把握できる。
【0043】予約状況フラグの変更は、上述した納期カ
レンダー32上にも表示される。管理部門12が予約状
況フラグを「確定」に変更すると、納期カレンダー32
上の見積番号等の情報は、表示色が例えば緑色から黒色
に変化する。これに応じて、製品の各部品及び各工程を
表示する製作日カレンダー34の表示も変更される。
【0044】予約案件の情報と部品毎に決められた調達
期間に基づいて、予約案件に必要な部品毎の部品納入日
カレンダー17を作成する。部品納入日カレンダー17
が完成すると、各部品メーカ3にその内容が提供され
る。受注予定案件も含めた受注案件の製作工程に合わせ
て、各部品メーカ3に部品の要求期限を指令する。すな
わち、どの部品が製品完成日の何日前に納入されれば最
適であるかが、部品メーカ3でも把握できるようになっ
ている。
【0045】提供されたデータには、既に受注が取れて
発注済みのもの、受注はしていないが管理部門12が確
定と判断し見込み発注したもの、営業部門4が予約を申
請しただけの案件が含まれる。部品メーカ3への正式発
注は、所定期限の時点で発注システムから発注される。
将来の受注案件である予約申請の段階のものも、参考デ
ータとして部品メーカ3に公開される。これにより、部
品メーカ3は自社の部品の需要を予測することが可能に
なる。
【0046】図14に示すように、製作日カレンダー3
4から作成され、部品メーカ3に提供された部品納入日
カレンダー(完成日カレンダー))を、各部品メーカ3
が参照する。これによりメーカM1は、製品納入日のX
日前までにA部品のうち、パターンPがカレンダーに表
されたことにより判別した図面Qの仕様で納入する。同
一受注案件に対して、部品メーカM2には、製品完成日
のY日前までに、B部品のうち、パターンQがカレンダ
ーに表されたことにより判別した図面Sの仕様で納入す
る。これらの部品はそれぞれの指定日に部品メーカM
1、M2への発注元である本社工場1へ送られ、本社工
場1の製造ラインにタイムリに投入される。工場は、こ
の部品メーカ3に発注した部品を運搬車を使って各部品
メーカ3に回収しに出向く。
【0047】図14においてパターンとは個数やオプシ
ョン使用、材質の特定等を意味する。部品メーカ3は予
めどのパターンで供給すべきかを把握できる。図面につ
いては、以前使用したことがある図面であれば、それを
使うよう指示する。新規な図面であり部品メーカ3が所
有していない場合は、セキュリティーを確保した電子的
手段、例えばインターネット経由で、工場1から部品メ
ーカ3に提供される。この新規な図面は工場1の設計者
が作成するが、以前作成したものがあれば図面データベ
ースから自動で図面が発行され、部品メーカ3に送られ
る。
【0048】製造ラインの各工程(製造工程カレンダ
ー)も、製作日カレンダーに基づいて作成される。この
様子を図15に示す。製作日カレンダーから作成された
工程カレンダーを製造ラインの製作・組立作業の従事者
またはその管理者が見て、各工程の進行具合を把握す
る。つまり、A工程の従事者は、製品完成日のZ日前ま
でに工程を完了することが必要であり、B工程の従事者
は製品完成日のW日前までに工程を完了することが必要
である。各工程の従事者はこの指令に基づき、指定され
た日までに工程を完了するように各工程に着手する。そ
の際、各部品メーカは部品納入カレンダーに基づいて、
発注した部品を工程の進行に対応させて、部品が納入で
きるよう部品を製造する。
【0049】本実施例によれば、受注生産であっても部
品調達のJIT(Just in time)化と工場内の工程の平準
化が実現され、ライン作業に似た作業工程とすることが
可能になる。なお、本実施例では、部品メーカの製作着
手日や製造ラインの工程着手日については特に規定して
いないが、これを製作日カレンダーに明記しておくこと
も可能である。この場合、工程管理ミスを減らすことが
できる。
【0050】出荷日時のデータが正確に分かった時点
で、営業部門は生産予約カレンダー作成部に、納入先の
住所や場所、担当者、納入時刻を入力する。管理部門は
営業部門が入力したこれらの情報を確認をして出荷を手
配する。製品が完成し出荷するときには、製造工場にお
いて出荷したというフラグを入力する。このフラグの入
力は発送場に設けたバーコード入力機器から、製品に付
けたバーコードを読み込むことで実行される。
【0051】この発送データは本実施例に示した生産予
約システムの生産予約カレンダー作成部に取り込まれ、
製作日カレンダーや納期カレンダーにその情報が入力さ
れる。この情報が入力されると、出荷された製品につい
ての情報は、各カレンダー上で表示色が変更されて表示
される。営業部門は本生産予約システムから出荷情報を
得て、この情報を印刷した結果を納入先へ提出する。こ
れにより、入金が促進される。
【0052】本実施例によれば、営業部門の見積情報の
時点で製造現場に各工程の予約が可能になるので、作業
の平準化を図ることができる。また、顧客の希望期限と
実際の納入日との乖離を減少させることができる。さら
に、部品納入の促進及び製品納入期日の厳守が図られ、
入金が促進され、効率的なサプライチェーンマネージメ
ントシステムが得られる。
【0053】上記実施例では営業部門及び部品メーカと
発注元である工場との間はインターネットを利用し、製
造メーカ内部の工程計画をする管理部や製造部門、設計
部門との間ではイントラネットを使用している。その
際、見積支援システム、受注情報システム、生産予約シ
ステムは、工場が備えるサーバに格納しておく。これら
の各システムは同一サーバ上にあってもよいし、いくつ
かのサーバに分散させて格納していてもよい。
【0054】工場内部と営業部門間の情報伝達は、社内
ネットワークで代表されるイントラネットの代わりにイ
ンターネットや公衆電話回線等を用いてもよく、工場と
部品メーカとの間の情報伝達は、インターネットの代わ
りに公衆電話回線等を用いてもよい。このように、公衆
に用いられている情報伝達手段を用いることにより、簡
便にかつ早期に情報を共有することができ、製造部門の
生産スケジュールを容易に作成できるとともに、生産計
画を立案するための調整時間が不要となる。
【0055】上述した本実施例によれば、注文生産製品
の営業部門からの予約状況に基づいて、製造部門の生産
管理や部品供給メーカーへの発注の管理および生産の管
理をするサプライチェーンマネージメントにおいて、見
積から受注に至るまでの営業活動を製造部門と部品メー
カが把握でき、早期に需要予測に利用できる。また、製
造ラインの空き情報を関連部門と共有し、製造ラインの
予約を営業部門がしているので、生産の平準化を自動的
に行える。さらに、注文生産で使われる部品を、効率的
に部品メーカーより入手できる。
【0056】本実施例によれば、営業部門では生産を予
約すると納入期限を確保できるので、受注活動が展開し
やすくなる。万一、受注できない場合でも、キャンセル
できる期間内であれば早期にキャンセル可能であり、製
造部門の無駄作業を排除できる。また、膨大な見積情報
の中から、営業部門が受注確度の高い案件のみ生産予約
するので、需要予測の確率が高くなり、製造部門にける
部品や資材等の準備、生産ラインの準備を早期に整える
ことができる。
【0057】営業部門の予約や受注が集中する時期に
は、年間の生産能力に合わせて、前倒しで生産を行うこ
とが可能になり、作業量が平準化され経営効率が向上す
る。本実施例によれば、先々の需要予測情報により、部
品や資材を事前に調達することが可能になる。なお、関
連会社またはライセンスを受けた会社の営業部門がサー
バーを利用できるようにしてもよい。
【0058】次に、外部工場2に対する生産管理システ
ム18について説明する。
【0059】外部工場は先に説明したように遠隔地にあ
るため、部品の調達についても数ヶ月前に発注しなけれ
ばならないものがある。それは、部品メーカの製造期間
と外部工場への輸送期間が長いためでである。しかも納
期の数ヶ月前にはほとんど受注も予約も入っていない場
合がある。さらに、部品は製品の型式によって違うた
め、不確定でも型式の割合まで予測しなければならな
い。そのため、部品の型式毎に部品調達のためのデータ
を作成し、それが納期に間に合うように週単位で進歩状
況を管理できるようにする必要がある。また、部品の型
式も多岐に渡るが、生産量は少ない(例えば50台/月
生産で、製品型式が38種類あり、部品は製品の型式に
影響される)ため部品の在庫と調達に工夫したものであ
る。
【0060】そこで、部品の手配数を下記のようにして
予測して対応できるようにした。
【0061】これまでに発注した製品の数を合計し、発
注合計数とする。ここで、製品とは部品を組立てたもの
としている。発注合計数を求める期間は、過去から現在
の半年後程度としている。また、製品の型式によって合
計した数を型式別発注数とする。その1例を図16に示
す。図16(a)には現在2月1日として5月分までを
予測して発注済とした型式毎の月別発注台数を示したも
のである。図16(b)は受注台数を予測したものであ
る。この受注台数は過去から現在の2、3ヶ月先までの
予約をさしている。なお、製品の型式によって合計した
数を型式別受注数とする。図16(b)は現在を2月1
日とし、それまでの受注実績と3月末ぐらいまでの納期
の受注と予約が分かっているとしている。なお、3月分
は受注が未だ増える可能性がある。尚この図で型式条件
1、2とは、顧客の要求仕様から決まるもので、例えば
型式条件1をその装置の容量を、型式条件2は使用する
燃料(ガスであるか油であるか等)である。ここでは、
型式条件を2つにしているがさらに数が増えても問題は
ない。
【0062】上記の発注済みの台数のから数ヶ月先の発
注合計数を予測して、それを新規発注数とする。その予
測の方法を図17を用いて説明する。図17(a)には
6月に月別小計をこれまでの平均値と実績の推移から1
5台を新規発注の合計数とした。新規発注数に発注製品
数から受注合計数を差引いたものを足した値を余裕数と
する。例えば図16(a)、(b)及び図17(a)か
ら余裕数を求めると、余裕数=15+(77−41)=
51となる。
【0063】次に過去の受注の傾向と、予約、見積の傾
向で型式の比率を算出する。図16(a)に示すよう
に、製品A型式は22個、B型式は28個、C型式は2
7個であるので、A:B:C=28.6%:36.4
%:35.0%となる。
【0064】次に、型式別に新規発注数を次の式で算出
する。 型式別新発注数=余裕数×型式の比率−(型式別発注数
−型式別受注数) 上記式を用いてそれぞの型式の数量を求めると、 製品A型式=51×0.286−(22−13)=5.
586 となり、四捨五入して新規発注台数は6台となる。同様
に製品B型式=4.564となり四捨五入して5台とな
る。さらに、製品C型式=4.85となり四捨五入して
5台となる。上記結果を図に示すと図17(b)のよう
になる。
【0065】図に示すように、今回の結果では当初6月
の発注合計数を15台と予測したが、各型式毎の台数予
測の結果その合計は16台と1台多い結果となった。こ
れは、各型式毎の台数予測を行う場合、小数点以下を四
捨五入したためであり、この誤差を解消するには、各型
式毎の台数を求めたときの誤差の絶対値の最も大きいも
のから順に1台ずつ台数を差引いて合計台数と合うよう
にする。すなわち、今回の結果では各型式の誤差は、A
型式=6−5.586=0.414、同じくB型式=
0.436、C型式=0.15となり、B型式のもを1
台減らして4台とする。
【0066】以上のようにして、機種毎の台数が決まる
と、次に部品に展開して数量を決める。この場合、同じ
機種でも顧客の要求仕様に応じて使用する部品が異な
り、これ生産予約システムの型式毎の部品データベース
を用いて求めるものである。部品データベースは製品の
型式及び型式条件に応じて階層化されており、顧客の要
求仕様から使用部品及びそれらの発注から納品までの期
間が一意に求めることが可能となっている。生産統括担
当者は、予約カレンダーから作られた部品毎の発注及び
納期等が部品カレンダーを見て発注業務を行う。また、
外部工場2からは本社工場1に製品の生産状況及び部品
の在庫情報等本社工場に連絡して、その情報に基づい
て、生産統括担当者は生産予約システムのデータベース
等を補正する。
【0067】又生産統括担当者は、発注から納期までの
期間が、予約が確定してから発注しても生産工程に遅れ
を生じない部品と、それでは、生産に間に合わない部品
とを区別して部品の発注時期を変えている。即ち、発注
から納期までの期間が長く掛かる部品に関しては、先に
述べた予測結果に基づいて予約が確定する前に先発手配
をするようにしている。このため、受注できずにその部
品が在庫となる場合も発生するが、予測精度を向上させ
ることで在庫の発生を極力低減できるようにしている。
この部品に関しても部品カレンダーとして表示できるよ
うにしているため、遠隔地の工場でもいつごろどのよう
な部品が工場に納入されるかを予め知ることが可能とな
り、工場の生産カレンダーの精度が向上する。
【0068】また、部品供給会社に対しても、その会社
に関連する生産カレンダー、生産予約カレンダー、納期
カレンダーの一部の情報を見ることができるようにして
いるため、部品生産の予定を予め計画できるメリットが
ある。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、納期
カレンダーや製作日カレンダーを作成すると共に、型式
毎の月別発注カレンダーを作成し、この発注カレンダー
に基づいて、型式毎に今後の受注台数を予測し、この予
測結果に基づいて製作工程カレンダーや、部品カレンダ
ーを作成することで、発注から納入まで長期間掛かる部
品の発注を、受注確定前に手配することで、製作工程カ
レンダーに合わせた部品納入ができるようにした。これ
により、顧客への製品納期を、部品納入期間に合わせる
ことなく、製作工程と、製品の搬送時間で決定できるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】生産予約システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の生産予約システムのソフト構成のブロ
ック図である。
【図3】本発明の生産予約システムのカレンダー作成工
程を説明するための図である。
【図4】生産工程カレンダー一例を示す図である。
【図5】部品納品カレンダーの一例を示した図である。
【図6】見積支援システムを説明するための図である。
【図7】見積支援システムと生産予約カレンダー作成部
の関係を示す図である。
【図8】納期カレンダーの一例を示す図である。
【図9】見積支援システム及び受注情報システムから納
期カレンダーを作る説明図である。
【図10】営業部門が納期カレンダーにアクセスする手
順を説明するための図である。
【図11】営業部門が生産予約するための手順を説明す
る図である。
【図12】図11の他の予約の例を説明するための図で
ある。
【図13】他の予約の状況を説明するための図である。
【図14】製作日カレンダーから各部品メーカが部品作
成手順を説明するための図である。
【図15】生産予約カレンダー作成部の一実施例の他の
部分構成図である。
【図16】発注カレンダーから今後の発注予測の方法を
説明するための図である。
【図17】図16の続きで発注カレンダーから今後の発
注予測の方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1…本社工場、2…外部工場、3…部品メーカ、4…営
業部門、5…インターネット、11…製造部門、12…
管理部門、13…生産予約システム、14…工場内LA
N、15…社内WAN、30…見積支援システム、31
…受注情報システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 博 東京都足立区中川四丁目13番17号 株式会 社日立インダストリイズ内 Fターム(参考) 3C100 AA08 BB31 BB33 BB36 BB38 BB39 EE20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主生産工場と遠隔地の副生産工場及び各部
    品を供給する部品供給会社とがインターネットで接続さ
    れ、前記主生産工場及副生産工場で多品種で少ない生産
    量の受注品を生産するに当たり、前記主生産工場では、
    見積情報や受注情報に基づいてそれぞれの工場における
    生産計画を立て、前記生産計画に基づいて今後の受注を
    予測し、その予測結果に基づいて部品調達計画を立案
    し、その計画に基づいて部品の発注を行うようにしたこ
    とを特徴とする生産予約システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の生産予約システムにおい
    て、発注・調達・輸送中部品調達の進歩状況を在庫情報
    に反映して生産計画を立案することを特徴とする生産予
    約システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の生産予約システムにおい
    て、リアルタイムで変化する部品調達情報を主生産工
    場、遠隔地生産工場、当該部品を納める部品メーカが共
    有して閲覧できるように構成したことを特徴とする生産
    予約システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の生産予約システムにおい
    て、前記見積情報や受注情報は、カレンダー形式で記録
    され、前記記録された情報に基づいて、生産予約カレン
    ダー、及び部品調達カレンダーに展開することを特徴と
    する生産予約システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の生産予約システムにおい
    て、前記部品供給会社は該当する製品の生産予約カレン
    ダー及び該当する部品調達カレンダーを閲覧できる構成
    としたことを特徴とする生産予約システム。
JP2002147069A 2002-05-22 2002-05-22 生産予約システム Pending JP2003337614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147069A JP2003337614A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 生産予約システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147069A JP2003337614A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 生産予約システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003337614A true JP2003337614A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29705808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002147069A Pending JP2003337614A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 生産予約システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003337614A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155376A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Hitachi Ltd 製造工程管理方法および製造工程管理システム
JP2006318107A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Toshiba Solutions Corp 生産情報提供方法および生産情報提供システム
JP2006338585A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Hitachi Ltd 需要予測方法、および需要予測分析サーバ、並びに需要予測プログラム
JP2010044572A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Hitachi Ltd 生産計画立案方法、その実行プログラム及びその実行装置
WO2023210079A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 株式会社日立製作所 商流管理支援方法及び商流管理支援装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006155376A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Hitachi Ltd 製造工程管理方法および製造工程管理システム
JP2006318107A (ja) * 2005-05-11 2006-11-24 Toshiba Solutions Corp 生産情報提供方法および生産情報提供システム
JP2006338585A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Hitachi Ltd 需要予測方法、および需要予測分析サーバ、並びに需要予測プログラム
JP2010044572A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Hitachi Ltd 生産計画立案方法、その実行プログラム及びその実行装置
WO2023210079A1 (ja) * 2022-04-28 2023-11-02 株式会社日立製作所 商流管理支援方法及び商流管理支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chan Performance measurement in a supply chain
US7933793B2 (en) Constraint-based production planning and scheduling
Ball et al. Available to promise
US20060212323A1 (en) Production management system
JP2003091309A (ja) 生産管理システムおよび生産管理方法
JP2003091661A (ja) 生産管理システム
JP2003228410A (ja) 着工管理システム
JP2012088784A (ja) 生産管理システム、生産管理方法及びプログラム
US20020128930A1 (en) Online order-placement and reception processing method and system
JP2002244711A (ja) 受注組立生産システム、及び受注組立生産方法
JP2007323680A (ja) 経営意思決定支援システム
JP2003196348A (ja) 生産管理方法及び生産管理プログラム
JP2001239431A (ja) 部品供給管理システムにおける表示方法及び管理方法
JP2003337614A (ja) 生産予約システム
JP2002063440A (ja) 注文発行装置、注文発行システム、および注文発行方法、ならびに注文発行プログラム、注文発行プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2008015873A (ja) 製造可能枠計画システム及び方法
JP2001266045A (ja) 受発注システム
JP2005242816A (ja) コンピュータによる受注交渉支援方法
US7123976B2 (en) Capacity management system and method
JP2004157922A (ja) 需給調整方法及びそのシステム、製品の製造方法
JP2003186521A (ja) 2段階生産を行うための見込生産計画立案方法および見込生産計画引当方法
US20020161654A1 (en) Information processing apparatus and method for managing order/delivery of components
JP2001100829A (ja) 生産品納期回答処理方法及びその装置並びに情報記録媒体
JP2000190177A (ja) 生産計画作成方法、生産計画作成装置、及び生産計画作成プログラムを記憶した記録媒体
JP4624191B2 (ja) 在庫補充量計算プログラムおよび在庫補充量計算プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、並びに在庫補充システム