JP2003316259A - 撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム - Google Patents

撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム

Info

Publication number
JP2003316259A
JP2003316259A JP2003047105A JP2003047105A JP2003316259A JP 2003316259 A JP2003316259 A JP 2003316259A JP 2003047105 A JP2003047105 A JP 2003047105A JP 2003047105 A JP2003047105 A JP 2003047105A JP 2003316259 A JP2003316259 A JP 2003316259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
photographed
map
photographing
shooting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003047105A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Nonoyama
泰匡 野々山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2003047105A priority Critical patent/JP2003316259A/ja
Publication of JP2003316259A publication Critical patent/JP2003316259A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空中から撮影された映像を、地上に送信し、
地上で地上の状況を把握する作業において、撮影された
映像を地図上で正確に位置を判別することが困難であっ
た。 【解決手段】 空中の機体に搭載された撮影装置から地
表面を撮影し、その地表面に存在する状況を識別するこ
とを目的とする撮影映像処理方法であって、空中におけ
る撮影位置を3次元的に特定し、撮影された地表面の撮
影範囲を計算して求め、その撮影範囲に合わせて撮影映
像を変形した後、これを地理情報システムの地図上に重
ね合わせて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばヘリコプ
タに搭載された撮影装置から送信された映像を、地理情
報システムの地図上に重ね合わせて表示することによ
り、震災などの地上の状況の判別を容易に、かつ精度良
く行えるようにしたことを特徴とする撮影映像処理方法
及び撮影映像処理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の構成の説明 図14は、特許第2695393号公報に示された従来
装置の原理的な構成を示す図である。空中を飛行するヘ
リコプタ1などの機体には、テレビカメラなどの撮影装
置2が搭載され、目標物3を撮影する。目標物3は、三
次元的な起伏がある地表面4上に存在し、地表面4を水
平面に投影する二次元平面5上には存在しない。本例で
は、ヘリコプタ1の現在位置を測定し、目標物位置の方
向に延ばす直線Lと、地表面4との交点として、目標物
3の位置を特定する。地表面4が二次元平面5から高度
Hだけ異なる高さに存在するので、目標物3までの直線
を二次元平面5まで延長した交点の位置が、目標物3を
二次元平面5に投影した位置よりもEだけ異なる位置と
判断してしまう。この従来技術では、地表面4上で目標
物3の位置を正確に特定することができる。
【0003】図16は、図15に示す空撮映像6から災
害発生地点を見いだす過程を示す。図16(1)に示す
災害発生地点20に対応する画面を、図16(2)に示
すように拡大して表示すれば、被害状況を詳細に知るこ
とができる。空撮映像6を撮影している機体搭載カメラ
の方位角PAN、上下角TILTおよびヘリコプタ1の
高度情報を含む三次元的な位置情報をもとに、災害発生
地点20が特定される。
【0004】図17は、特定された災害発生地点20
を、二次元的な地図に合わせて画像表示している状態を
示す。災害発生地点20の周囲には、画像表示を行って
いるカメラの視野21に対応する領域が表示され、カメ
ラの方向22も矢印で表示される。災害発生地点20
は、種々の要因で、ある程度の誤差を伴うけれども、カ
メラの視野21およびカメラの方向22を考慮して空撮
映像6を見れば、災害発生地点20をより正確に特定す
ることができる。
【0005】図18は、図14のヘリコプタ1に搭載さ
れる位置特定に関連する機器の概略的な構成を示す。撮
影装置2としては、カメラ30およびジンバル・ユニッ
ト31を含む。カメラ30としては、TVカメラ30a
および赤外線カメラ30bを有し、昼夜を問わず空撮映
像を得ることができる。カメラ30は、2軸または3軸
安定化ジャイロを内蔵するジンバル・ユニット31に取
付けられ、図14のヘリコプタ1の外部を撮影する。
【0006】撮影装置2によって撮影された映像信号
と、ジンバル・ユニット31の向きとは、データ変換や
システム電源配分も行うビデオ処理およびジンバル制御
ユニット32によって処理あるいは制御される。処理さ
れたビデオ画像や音声情報は、VTR33によって磁気
テープに収録され、モニタ34によって画像表示され
る。カメラ30の焦点調整や、ジンバル・ユニット31
の方向制御は、撮影制御ユニット35から操作される。
【0007】従来技術の動作の説明 次に動作について説明する。図14のヘリコプタ1の現
在位置は、GPSアンテナ36を介してGPS受信機3
7に受信されるGPS衛星からの電波に基づいて測定さ
れる。4つのGPS衛星からの電波を受信すれば、ヘリ
コプタ1の現在位置を三次元的に求めることができる。
地表面についての高度情報を含む地勢データは、三次元
地理データ記憶装置38内に記憶されている。そのよう
なデータの一例としては、国土地理院発行の三次元地勢
データがある。位置検出装置39は、三次元地理データ
記憶装置38の記憶内容を読出して、地図画像の発生を
行う。また、GPS受信機37からの出力に基づいて、
自機位置の出力を行う。さらに、ヘリコプタ1の機首が
向いている方向の出力や、撮影している日付や時間等の
出力、さらに目標の表示や、その補正を行う。
【0008】データ処理ユニット40は、位置検出装置
39からの出力に応答して、目標物の位置計算を行い、
図17に示すような二次元表示を行うための画像データ
処理を行う。カメラ30の操作者と、ヘリコプタ1のパ
イロットとの連絡などは、機内交話系統41を介して行
われる。データ処理ユニット40によって処理された画
像データは、分配ユニット42を介して送信ユニット4
3に送られ、送信アンテナ44から電波として送信され
る。送信アンテナ44は、自動追尾ユニット45によっ
て制御され、図15に示す現地本部指揮車7あるいは災
害対策本部10の方向に向けられる。自動追尾ユニット
45は、必ずしも必要とは限らないけれども、自動追尾
ユニット45を装着すれば、送信アンテナ44から送信
する電力が小さくても、遠方に効率よく伝送することが
できる。分配ユニット42では、送信項目を選択し、送
信制御を行い、信号の分配などを行う。送信ユニット4
3では、分配ユニット42で選択された各項目の画像や
音声やデータを送信する。送信する画像をモニタ34で
見ることもできる。
【0009】図19は、図18に示すヘリコプタ1の機
器から送信される画像などの電波信号を災害対策本部1
0で受信する構成を示す。操作卓14としては、データ
処理ユニット50および地図画像発生ユニット51など
が含まれる。データ処理ユニット50では、受信された
画像データの処理とデータ変換などを行う。地図画像発
生ユニット51では、二次元地図画像の発生や、三次元
地図画像の発生や、日付および時間等の出力を行う。
【0010】自動追尾空中線装置11内には、自動追尾
アンテナ55、アンテナ制御ユニット56および受信ユ
ニット57などが含まれる。自動追尾アンテナ55とし
ては、高利得の指向性の大きなアンテナが使用され、ア
ンテナ制御ユニット56によって指向性の向きがヘリコ
プタ1の方向となるように制御される。自動追尾アンテ
ナ55が受信した電波は、受信ユニット57によって受
信され、画像データなどを含む各項目の受信データが、
データ処理ユニット50に入力される。
【0011】データ処理ユニット50は、ヘリコプタ1
から受信される画像データなどの処理結果を、大型プロ
ジェクタ13内に設けられる防災用のモニタ60に画像
表示し、VTR61に記録する。モニタ60には、図1
7に示すような二次元地図画像が表示され、VTR61
にはその二次元地図画像が収録される。図17に示すよ
うな二次元地図画像が表示されるのは、災害発生時の防
災用であり、平時の運航管理用には、モニタ62によっ
て三次元地図画像が表示される。三次元地図画像は、ヘ
リコプタ1の周囲に山岳などの障害物を三次元的に表示
し、運航の注意を促す。三次元地図画像は、図18の位
置検出装置39からの自機位置の出力に基づいて地図画
像発生ユニット51で発生され、VTR63でも収録さ
れる。
【0012】図18のカメラ30が撮影した画像データ
は、制御装置12に設けられるモニタ65に表示され、
VTR66に収録される。図18に示すカメラ30は、
可視光用のTVカメラ30aと、赤外線用の赤外線カメ
ラ30bを備えるので、これを適宜切換えることによっ
て、昼夜を問わずに映像を得ることができる。一般的
に、昼間はTVカメラ30aを使用し、夜間は赤外線カ
メラ30bを使用する。火災が発生しているときには、
夜間でもTVカメラ30aを使用することもできる。ま
た、昼間でも、霧や煙のためにTVカメラ30aでは良
好な映像が得られないときには、赤外線カメラ30bを
使用する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の課題の説明 従来の位置特定方法及び装置は以上のように構成されて
いるので、撮影された映像のみで目標の地点を特定化
し、その映像で目標地点を指示することで、目標地点を
特定化を行っていた。しかし、使用する映像情報と実際
の地点とのズレを確認することが出来ず、その誤差を確
認することが出来ないために、精度の高い目標地点の判
別が困難であるという問題があった。また、1枚の映像
からでは、1枚の映像で撮影出来ない広範囲の情報を取
得することが出来ず、複数枚の映像に広がる広範囲な目
標地域の判読が困難であるという問題点があった。
【0014】本発明の目的の説明 この発明は上記のような課題を解決するためになされた
ものであり、撮影映像を地理情報システムの地図上に重
ね合わせて表示することによって、映像情報と地図との
整合性を確認することが容易となり、目標地点の判別が
容易にできる撮影映像処理方法及び撮像映像処理システ
ムを提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮影映像
処理方法は、空中の機体に搭載された撮影装置により撮
影された地表面の撮影映像を画像処理して表示する撮影
映像処理方法であって、空中における撮影位置を3次元
的に特定し、撮影された地表面の撮影範囲を計算して求
め、その撮影範囲に合わせて撮影映像を変形した後、こ
れを地理情報システムの地図上に重ね合わせて表示する
ようにしたものである。
【0016】また、空中の機体に搭載された撮影装置に
より撮影された地表面の撮影映像を画像処理して表示す
る撮影映像処理方法であって、空中における撮影位置を
3次元的に特定し、連続して撮影された複数枚の地表面
の各撮影範囲を計算して求め、その各撮影範囲にあわせ
て各撮影映像を変形した後、これら複数枚の撮影映像を
地理情報システムの地図上に重ね合わせて表示するよう
にしたものである。
【0017】また、上記撮影映像処理方法において、重
ね合わせる複数の撮影映像は、互いに一部を重複させて
接合するようにしたものである。
【0018】また、上記撮影映像処理方法において、重
複させて接合する撮影映像は、その重複部における重複
状態が最も多くなるように撮影映像を移動補正した後、
接合するようにしたものである。
【0019】また、上記撮影映像処理方法において、重
ね合わせる複数の撮影映像は、連続して撮影した映像を
所定の周期でサンプリングして得るようにしたものであ
る。
【0020】また、上記撮影映像処理方法において、サ
ンプリング周期を変更できるようにしたものである。
【0021】また、上記撮影映像処理方法において、撮
影された地表面の撮影範囲を、上記撮影装置の上記機体
に対する傾きと回転角度に基づいて計算して求めるよう
にしたものである。
【0022】また、上記撮影映像処理方法において、撮
影された地表面の撮影範囲を、上記機体の地表面に対す
る傾きとロール角度に基づいて計算して求めるようにし
たものである。
【0023】また、上記撮影映像処理方法において、撮
影された地表面の撮影範囲を、上記撮影装置の上記機体
に対する傾きと回転角度及び上記機体の地表面に対する
傾きとロール角度とに基づいて計算して求めるようにし
たものである。
【0024】また、上記撮影映像処理方法において、地
表面の撮影範囲を計算して求めた後、上記撮影範囲の地
表面の高度を、予め作成されている地表面の起伏につい
ての高度情報を含む3次元地勢データを利用して取得
し、撮影地点の高度を、機体の絶対高度から地表面の高
度を減算した相対高度として計算し、その撮影範囲に合
わせて、撮影映像を変形して地理情報システムの地図上
に重ね合わせて表示するようにしたものである。
【0025】また、この発明に係る撮影映像処理方法
は、空中の機体に搭載された撮影装置により地表面を撮
影し、その地表面に存在する状況を識別することを目的
とする撮影映像処理方法であって、空中における撮影位
置を3次元的に特定し、撮影した映像に、上記機***置
情報、カメラ情報、機体情報を同期させて送信し、受信
側では撮影された地表面の撮影範囲を計算して求め、そ
の撮影範囲に合わせて撮影映像を変形した後、地理情報
システムの地図上に重ね合わせて表示するようにしたも
のである。
【0026】また、上記撮影映像処理方法において、地
図上に重ね合わせた撮影映像を、撮影範囲枠のみ残して
消すことができるようにしたものである。
【0027】また、上記撮影映像処理方法において、表
示される映像の向きを、撮影装置の向きに関わらず一定
の方向に表示できるようにしたものである。
【0028】また、この発明に係る撮影映像処理システ
ムは、画面に地図を表示する地理情報システムと、空中
から撮影装置が撮影した地表の撮影映像及び撮影装置の
撮影位置を3次元的に特定するための情報を入力する入
力部と、上記情報に基づき、撮影装置が撮影した撮影映
像に対応する地図上の撮影範囲を求める撮影範囲計算部
と、地図上の撮影範囲に撮影映像を重ね合わせて表示す
る表示部とを備えたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】実施の形態1.まず、この発明の
概略を説明する。この発明は、空中から地上を撮影した
撮影映像を、地理情報システム(GIS = Geographic Inf
ormation System 地図をコンピュータ画面上に表示する
システム)の地図上に重ね合わせて表示することによっ
て、映像情報と地図との整合性の確認を容易にし、目標
地点の判別を容易にするものである。ただし、空中から
カメラで地上を撮影した場合、その映像はカメラの向き
に関わらず常に一定の矩形形状にしか写らないため、撮
影した映像を地理情報システムで得た地図上にそのまま
重ね合わせる(貼り付ける)ことは困難である。そこで
本発明では、映像を撮影時のカメラ情報と機体の姿勢情
報を用いた計算により、地上に対するカメラの姿勢等に
基づいて、矩形から台形あるいは菱形に近い形など、複
雑に変わる撮影される地表面の撮影範囲(=撮影画枠)
を計算により求め、その画枠に合わせて映像を変形して
地図上に貼り付け、表示するものである。
【0030】以下この発明の実施の形態1に係る撮影映
像処理方法及び撮影映像処理システムについて図面を参
照して説明する。図1はこの発明の方法を実施するシス
テムの各機能をブロックで説明した機能説明図、図2は
地図処理を説明した機能説明図である。この発明の方法
は、撮影装置(=カメラ)等を搭載したヘリコプタ等の
飛行体(=機体)からなる機上系100と、機上系10
0からの信号を受信して処理する地上に設置された地上
系200とにより実現する。
【0031】機上系100は、主に、空中から地表を撮
影する撮影装置、撮影装置の撮影位置を3次元的に特定
するための情報を取得する情報収集部としての機***置
検出部108や機体姿勢検出部107、上記撮影装置で
撮影された撮影映像と上記情報収集部で取得された情報
とを送信する送信部を有する機上装置からなる。
【0032】即ち、機上系100において、機体101
には、空中から地上を撮影する撮影装置であるカメラ1
02が搭載されている。機体101はアンテナによるG
PS信号受信103により現在の位置情報を得て、機体
位置検出を行う機***置検出部108、及びジャイロを
備え、さらに、機体101の姿勢すなわち仰角(=ピッ
チ)とロール角を検出する機体姿勢検出を行う機体姿勢
検出部107を備えている。
【0033】撮影装置であるカメラ102は、地上を撮
影105し、その映像信号を出力すると共に、カメラの
絞り、ズームなどのカメラ情報も併せて出力する。カメ
ラ102はジンバルに取り付けられ、このジンバルはカ
メラの回転角、傾き(=チルト)を検出するカメラ姿勢
検出部106を有しておりその値を出力する。
【0034】上記機***置検出部108からの出力信
号、機体姿勢検出部107からの出力信号、カメラ撮影
105の映像信号、カメラ情報信号、カメラ姿勢検出部
106からの出力信号は多重変調部109で変調手段に
より多重変調され、信号変換部110でデジタル信号に
信号変換110され、追尾111機能を有するアンテナ
から地上系200へ向けて送信104される。
【0035】地上系200は、主に、空中から撮影装置
が撮影した地表の撮影映像及び上記撮影装置の撮影位置
を3次元的に特定するための情報を入力する入力部、入
力した情報に対し信号処理を行う信号処理部、画面に地
図を表示する地理情報システム、信号処理部で処理され
た情報を含めて映像処理し表示部に表示する地図処理部
とから構成される。
【0036】即ち、機上系100からの信号を追尾20
2機能を有するアンテナで受信201し、信号変換部2
03で信号変換し、多重復調部204を経て映像信号と
その他機***置、機体姿勢、カメラ姿勢、カメラ情報等
の情報信号を取り出す。取り出されたこれらの信号を信
号処理部205で信号処理し、映像信号は動画データ
(MPEG)207、静止画データ(JPEG)として
次のステップの地図処理部206での地図処理に用いら
れる。その他、地理情報システムの2次元地図データ2
09、地勢データ210を含めた情報信号も地図処理部
206での地図処理に用いられる。
【0037】図2はこの実施の形態の撮影映像処理シス
テムの地図処理部の概略を示す図である。地図処理部2
06は、図2に示すように、映像信号である動画データ
207、静止画データ208と、機***置、機体姿勢、
カメラ姿勢の情報信号、及び地理情報システムの2次元
地図データ209、3次元地勢データ210により処理
を行うもので、主に、撮影装置の撮影位置を3次元的に
特定するための情報に基づいて、撮影装置が撮影した撮
影映像の撮影範囲に対応する地理情報システムの地図上
の撮影範囲を求める撮影範囲計算部(画枠計算部21
2)、撮影範囲計算部で求められた撮影範囲に合わせて
上記撮影映像を変形する映像変形部213、上記地図上
の上記撮影範囲に上記変形された撮影映像を重ね合わせ
て表示する表示部(重ね合わせ部214等)から構成さ
れる。
【0038】地図処理部206では、まず、画枠計算部
212で、空中における撮影位置を3次元的に特定し、
カメラと機体の地表面に対する姿勢に基づいて、撮影し
た地表面の撮影範囲(=撮影画枠)を計算により求める
画枠計算を行う。この画枠に合わせて映像変形部213
で映像変形を行う。この映像変形は、映像が地図に一致
する台形あるいは菱形に近い形等になるように映像を変
形するものである。次に、重ね合わせ部214で、変形
した映像を地理情報システムの地図上に重ね合わせ(貼
り合わせ)、その後、これをCRTなどでモニタ表示2
11する。
【0039】図3は地理情報システムの地図301上
に、撮影画枠303を地図に合わせて、撮影映像302
を重ね合わせた写真である。304は機体の飛行経路、
305は機***置(カメラ位置)である。上述の変形処
理を含む地図処理206を行うことにより、図3に示す
ように、映像と地図とが完全に一致し、映像情報と地図
との整合性を確認することが容易となり、目標地点の判
別が容易にできる。
【0040】また、図3のように、カメラで撮影した画
枠の映像を地図上に重ねて表示することができる他に、
撮影映像302を消して画枠303だけを表示すること
も容易にできる。ここで撮影映像302は二次元の地図
上に重ね合わされている。従って、例えは災害発生の場
所(例えば火災を起しているビル)等を撮影映像302
で視認し撮影映像302上でその位置をチェック(クリ
ック)し、その後、撮影映像302を消して画枠303
のみの表示として撮影映像302の下の二次元の地図を
表示させれば撮影映像上でチェックした位置が地図上の
どこに相当するのかを迅速に認識することができる。さ
らに、カメラの向きに関わらず、モニタの表示映像を一
定の方向に表示するようにしておけば、目標地点の判別
がさらに容易となる。
【0041】実施の形態2.本実施形態では、機体10
1の現在位置を測定し、地理情報システムの地図上に機
上から撮影した地上の撮影画枠を計算し、その撮影画枠
に合わせて、撮影した映像を変形して貼り合わせ、撮影
映像と地図との照合を行う際に、連続した撮影した撮影
映像を、複数枚連続して所定の周期でサンプリングし、
連続する複数枚の映像を地理情報システムの地図上に貼
り合わせて表示を行い、その地図上に貼り合わされた映
像から目標の地点を特定化しようとするものである。
【0042】図4はこの方法によるモニタ表示画面を示
すもので、301は地図、304は機体の飛行経路、3
05は機***置(カメラ位置)である。飛行経路304
に沿ってカメラから撮影した映像を所定のタイミングで
サンプリングして各画枠を求め、撮影映像を画枠に合う
ように変形処理し、地図301上に貼り付ける。302
a乃至302fは貼り付けた映像、303a乃至303
fはその画枠である。
【0043】撮影画枠の計算及び各画枠への映像の変形
は、実施の形態1で説明したように撮影時のカメラ情報
と機体の姿勢情報を用いた計算により行なう。各画像の
サンプル周期は、機体の速度に応じて変えてもよい。通
常、機体の速度が速いときはサンプリング周期を短く、
機体速度が遅いときはサンプリング周期を長くする。
【0044】本実施の形態では、地図と複数枚の連続映
像による広範囲の地表面の状況を確認しながら、地上の
状況を識別することが可能となり、目標地点の判別を一
層効果的に行うことができる。
【0045】実施の形態3.本実施の形態では、機体1
01の現在位置と機体に対するカメラ102の回転角と
傾き(カメラの姿勢)を測定し、このカメラの姿勢に基
づいて地理情報システムの地図上に機上から撮影した地
上の撮影画枠を計算し、その撮影画枠に合わせて撮影し
た映像を変形して貼り合わせ、撮影映像と地図との照合
を行う。
【0046】本実施の形態によれば、撮影装置であるカ
メラの姿勢に基づいて撮影画枠を計算することによっ
て、撮影映像と地図との位置関係を確認しながら、より
精度の高い地上の状況を識別することが可能となる。
【0047】いま、機体101とカメラ102の関係
を、図5のように、カメラ102がジンバル112に収
容され、機体101は水平飛行を行うと仮定すると、同
図(b)(c)に示すように、カメラ102の傾きは機
体101の中心軸からの傾き(=チルト)、カメラ10
2の回転角度は機体101の進行方向からの回転角度と
して出力される。すなわち、(b)の状態では、カメラ
102が真下を向いているので傾きは0度、(c)の状
態ではカメラ102の傾きθが垂直面からの傾きとなる
ことを示している。
【0048】カメラの撮影画枠の計算方法は、コンピュ
ータグラフィックスの基礎として、3D座標内の矩形
(画枠)の回転移動と投象処理で得ることが出来る。基
本は、カメラの撮影画枠をカメラ情報と機体情報とによ
って変換処理を行い、地上へ投影した場合の図枠を計算
することで、目的の画枠を得ることが出来る。3D座標
内の各座標の計算方法は、以下の行列計算方法を使用し
て得る。
【0049】1)基準状態での撮影画枠の計算 まず、図6(a)に示すように、画枠4点の位置を機体
の位置を原点として、相対座標として計算する。撮影画
枠を、カメラの焦点距離と画角と高度によって、基準位
置に計算、4点の座標を得る。
【0050】2)カメラのチルト(z軸)にて、4点の
回転後の位置を計算 図6(b)に示すように、カメラのチルト角度θから、
z軸方向に撮影画枠を回転する。回転後の座標を次の数
式1で変換して求める。
【0051】
【数1】
【0052】3)カメラの方位角(y軸)にて、4点の
回転後の位置を計算 図6(c)に示すように、カメラの方位角θから、y軸
方向に撮影画枠を回転する。回転後の座標を次の数式2
で変換して求める。
【0053】
【数2】
【0054】4)回転処理後の画枠を、原点(機***
置)から地表面(y軸高度地点)に投影した図枠を計算 図6(d)に示すように、撮影画枠を地表面(y軸高
度)に投象することで、投象平面(撮影画枠)を得る。
投影後の座標を次の数式3で変換して求める。
【0055】
【数3】
【0056】次の数式4で、一般同次座標系[X,Y,
Z,W]を得る。ただし、dは海抜高度である。
【0057】
【数4】
【0058】次に、W’(=y/d)で割って3Dに戻すと
次の数式5となる。
【0059】
【数5】
【0060】実施の形態4.本実施の形態では、機体1
01の現在位置と、機体101の仰角とロール角を測定
し、この仰角とロール角により、地理情報システムの地
図上に機上から撮影した地上の撮影画枠を計算し、その
撮影画枠に合わせて、撮影した映像を変形して貼り合わ
せ、撮影映像と地図との照合を行う。本実施の形態によ
れば、機体101の地上に対する位置情報から撮影画枠
を計算することによって、撮影映像と地図との位置関係
を確認しながら、より精度の高い地上の状況を識別する
ことが可能となる。
【0061】いま、機体とカメラの関係を図7のよう
に、カメラ102が機体101に固定(つまりジンバル
を使わない)されていると仮定すると、同図(b)に示
すように、機体101自身が地上から水平に飛行してい
る場合は、カメラ102が真下を向いているので、カメ
ラ012の傾きは0度となる。同図(c)のように、機
体101が傾いている場合はこれがカメラ102の姿勢
となるので、機体101の仰角(ピッチ)、ロール角に
基づいてカメラの撮影画枠の計算を行う。
【0062】1)基準状態での撮影画枠の計算 図8(a)に示すように、画枠4点の位置を機体の位置
を原点として、相対座標として計算する。撮影画枠を、
カメラの焦点距離と画角と高度によって、基準位置に計
算、4点の座標を得る。
【0063】2)機体のロール(x軸)にて、4点の回
転後の位置を計算 図8(b)に示すように、次式により機体のロール角度
θから、x軸方向に撮影画枠を回転する。回転後の座標
を次の数式6で変換して求める。
【0064】
【数6】
【0065】3)機体のピッチ(z軸)にて、4点の回
転後の位置を計算 図8(c)に示すように、機体のピッチ角度θから、z
軸方向に撮影画枠を回転する。回転後の座標を次の数式
7で変換して求める。
【0066】
【数7】
【0067】4)回転処理後の画枠を、原点(機***
置)から地表面(y軸高度地点)に投影した図枠を計算 図8(d)に示すように、撮像画枠を地表面(y軸高
度)に投象することで、投象平面(撮影画枠)を得る。
投象後の座標を次の数式8で変換して求める。
【0068】
【数8】
【0069】次の数式9により一般同次座標系[X,
Y,Z,W]を得る。
【0070】
【数9】
【0071】次に、W’(=y/d)で割って3Dに戻すと
次の数式10となる。
【0072】
【数10】
【0073】実施の形態5.本実施の形態では、機体1
01の現在位置と、機体に対するカメラ102の回転角
度と傾き、それに機体101の仰角とロール角を測定
し、これらにより、地理情報システムの地図上に、機上
から撮影した地上の撮影画枠を計算し、その撮影画枠に
合わせて、撮影した映像を変形して貼り合わせ、撮影映
像と地図との照合を行う。本実施の形態によれば、カメ
ラの姿勢情報、機体の姿勢情報から撮影画枠を計算する
ことによって、撮影映像と地図との位置関係を確認しな
がら、より精度の高い地上の状況を識別することが可能
となる。
【0074】いま、機体101とカメラ102の関係を
図9のように、カメラ102がジンバル112に収容さ
れ、また機体101は自由な姿勢で飛行を行うとする
と、同図(b)に示すように、ジンバル112からカメ
ラ102の傾きとカメラの回転角度が出力される。ま
た、ジャイロから機体101自身の地上に対する仰角と
ロール角が出力される。
【0075】カメラの撮影画枠の計算方法は、コンピュ
ータグラフィックスの基礎として、3D座標内の矩形
(画枠)の回転移動と投象処理で得ることが出来る。基
本は、カメラの撮影画枠をカメラ情報と機体情報とによ
って変換処理を行い、地上へ投影した場合の図枠を計算
することで、目的の画枠を得ることが出来る。3D座標
内の各座標の計算方法は、以下の行列計算方法を使用し
て得る。
【0076】1)基準状態での撮影画枠の計算 図10(a)に示すように、画枠4点の位置を機体の位
置を原点として、相対座標として計算する。撮影画枠
を、カメラの焦点距離と画角と高度によって、基準位置
に計算、4点の座標を得る。
【0077】2)カメラのチルト(z軸)にて、4点の
回転後の位置を計算 図10(b)に示すように、カメラのチルト角度θか
ら、z軸方向に撮影画像を回転する変換をする。回転後
の座標を次の数式11で変換して求める。
【0078】
【数11】
【0079】3)カメラの方位角(y軸)にて、4点の
回転後の位置を計算 図10(c)に示すように、カメラの方位角度θからy
軸方向に撮影画枠を回転する変換をする。回転後の座標
を次の数式12で変換して求める。
【0080】
【数12】
【0081】4)機体のロール(x軸)にて、4点の回
転後の位置を計算 図10(d)に示すように、機体のロール角度θから、
x軸方向に撮影画枠を回転する変換をする。回転後の座
標を次の数式13で変換して求める。
【0082】
【数13】
【0083】5)機体のピッチ(z軸)にて、4点の回
転後(回転角θ)の位置を計算 図10(e)に示すように、機体のピッチ角度θから、
z軸方向に撮影画枠を回転する変換をする。回転後の座
標を次の数式14で変換して求める。
【0084】
【数14】
【0085】6)回転処理後の画枠を、原点(機***
置)から地表面(y軸高度地点)に投影した図枠を計算 図10(f)に示すように、撮像画枠を地表面(y軸高
度)に投象することで、投象平面(撮像画枠)を得る。
投象後の座標を次の数式15で変換して求める。
【0086】
【数15】
【0087】7)次の数式16により、一般同次座標系
[X,Y,Z,W]を得る。
【0088】
【数16】
【0089】8)次に、W’(=y/d)で割って3Dに戻
すと次の数式17となる。
【0090】
【数17】
【0091】実施の形態6.本実施の形態では、機体1
01の現在位置と、機体に対するカメラ102の回転角
度と傾き、それに機体101の仰角とロール角を測定
し、地理情報システムの地図上に機上から撮影した地上
の撮影画枠を計算する。その撮影画枠の4点の計算処理
において、地勢高度データを利用し、機体101の飛行
位置を補正して撮影画枠を計算する。その撮影画枠に合
わせて撮影した映像を変形して地理情報システムの地図
上に貼り合わせ、撮影映像と地図との照合を行う。
【0092】本実施の形態によれば、機体の位置、高
度、機体姿勢情報とカメラの姿勢情報を使用し、地表面
の高度地勢情報によって補正を行い、撮影画枠を計算す
ることによって、撮影映像と地図との位置関係を確認し
ながら、より精度の高い地上の状況を識別することが可
能となる。
【0093】図11に示すように、前述の実施の形態5
における回転後の地表面への撮影画枠の計算処理におい
て、機体の高度を、GPS装置から得られる海抜高度に
対して、地表面の地勢高度情報を利用して撮影地点の地
表面高度(相対高度d=海抜高度―地表面高度)を使用
し、撮影画枠の4点の計算を実施する。
【0094】1)回転処理後の画枠を、原点(機***
置)から地表面(y軸高度地点)に投影した図枠を計算 撮影画枠を地表面(y軸高度)に投象することで、投象
平面を得る。投象後の座標を次の数式18で変換して求
める。
【0095】
【数18】
【0096】次の数式19により、一般同次座標系
[X,Y,Z,W]を得る。
【0097】
【数19】
【0098】次に、W‘(=y/d)で割って3Dに戻すと
次の数式20となる。
【0099】
【数20】
【0100】ここで使用する相対高度dを、GPS装置
から得られる地平線からの絶対高度から目標地点の地勢
高度を減算して求め、カメラからの相対高度を利用する
ことで、精度の高い撮影画枠の位置を計算する。
【0101】実施の形態7.本実施の形態では、機体1
01の現在位置を測定し、地理情報システムの地図上
に、機上から撮影した地上の撮影画枠を計算し、その撮
影画枠に合わせて撮影した映像を変形して貼り合わせ、
撮影映像と地図との照合を行う際に、地図上に張り合わ
せる撮影映像を連続して複数枚、連続的に地理情報シス
テムの地図上に張り合わせ表示を行い、その地図上に張
り合わされた映像から目標の地点を特定化する。
【0102】複数枚の撮影映像を地理情報システムの地
図上に張り合わせを行う処理において、計算された撮影
画枠に従って配置を行い、各撮影映像の重複部分の接合
状態を確認し、映像の重なり具合がもっとも多くなるよ
うに映像を移動して位置補正を行い、その補正値を使用
して地理情報システムの地図上に撮影映像を撮影画枠に
合わせて変形し、貼り合わせ処理を行う。
【0103】その手順を図12に示す。機体101の移
動に従って撮影した例えば2枚の撮影映像1(A)と撮
影映像2(B)を重ね、重複部分を検出し、映像の重な
り具合が最も多くなるように、AとBを相対的に移動
し、接合時の位置補正値を得て、位置補正を行い接合す
る。位置補正は、図2の映像接合・補正215で行う。
【0104】本実施の形態によれば、複数枚の連続映像
がより精度の高い接合となり、より広範囲の地表面の状
況を確認しながら、地上の状況を識別することが可能と
なる。
【0105】実施の形態8.本実施の形態では、機体1
01の現在位置と、機体に対するカメラ102の取り付
け角度と傾き、それに機体1の仰角とロール角を測定
し、地理情報システムの地図上に、機上から撮影した地
上の撮影画枠を計算し、その撮影画枠に合わせて撮影し
た映像を変形して貼り合わせ、撮影映像と地図との照合
を行う。
【0106】この処理を行う場合、機上系100から送
信される諸情報が完全に同期して、地上系200に受信
されることが重要となり、それを実現するために飛行位
置検出装置の処理時間、カメラのジンバルによる姿勢検
出の処理時間、映像送信の処理時間等の処理時間を調整
し、撮影映像に同期して送信する必要がある。それを実
現するために、図1に、バッファを設け、これに機上の
カメラの映像信号を一時的に記憶113し、GPS等に
よる機***置検出の計算処理時間の遅延と同期させて、
地上系200に送信する。
【0107】この関係を図13により説明する。機体1
01がGPS信号を受信して、機***置を検出するまで
にはTの時間を要し、この間に機体101はP1の位置
からP2の位置まで移動している。このため、機体の位
置検出が完了した時点では、カメラ102が撮影してい
る領域はP1の位置で撮影した領域から距離Rだけ隔た
った領域となり、誤差が生じる。
【0108】これを修正する手順を示すタイムチャート
が図13(b)である。機***置検出のためのGPS観
測地点t1からGPS計算時間Tの期間、映像信号をバ
ッファで一時保存し、t2において一時保存した映像信
号と機***置、機体姿勢、カメラ情報等を合わせて送信
する。
【0109】本実施の形態によれば、撮影装置の取付情
報から撮影画枠を計算することによって、撮影映像と地
図との位置関係を確認しながら、より精度の高い地上の
状況を識別することが可能となる。
【0110】また、上記各実施の形態では、画枠を計算
した後、その画枠に合わせて撮影映像を変形させ、その
変形させた映像を地図に重ね合わせて貼り合わせるよう
にしているが、単に撮影装置が撮影した撮影映像に対応
する地図上の撮影範囲を求め、地図上のその範囲に撮影
映像を重ね合わせて表示するようにしてもよい。
【0111】また、上記各実施の形態では、機上系から
送信される情報に基づいて地上系にて地図処理を行うよ
うにしているが、これは特に限定するものではなく、機
上系にディスプレイ等の表示装置を備え、機上系にて地
図処理を行うようにし、それを機上系の表示装置に表示
させたり、処理した情報を地上系に送信し、地上系にて
表示を行うようにしてもよい。
【0112】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、映像情
報と地図との整合性を確認することが容易となり、目標
地点の判別が容易にできる。
【0113】また、地図と複数枚の連続映像による広範
囲の位置関係を確認しながら、地上の状況を識別するこ
とが可能となる。
【0114】また、撮影装置であるカメラの地面に対す
る姿勢から撮影画枠を計算することによって、撮影映像
と地図との位置関係を確認しながら、より精度の高い地
上の状況を識別することが可能となる。
【0115】また、図形処理において、画枠のみを残し
て地図上に重ねて表示したり、カメラの向きに関わらず
映像を一定の方向に表示するような映像処理が容易で、
地上の状況の識別を一層迅速にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る撮影映像処理
方法を実施するシステムの機能説明図である。
【図2】 実施の形態1における地図処理システムの機
能説明図である。
【図3】 実施の形態1による表示画面を示す写真であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る撮影映像処理
方法により得られた表示画面を示す写真である。
【図5】 この発明の実施の形態3を説明する図であ
る。
【図6】 実施の形態3における地図処理を説明する図
である。
【図7】 この発明の実施の形態4を説明する図であ
る。
【図8】 実施の形態4における地図処理を説明する図
である。
【図9】 この発明の実施の形態5を説明する図であ
る。
【図10】 実施の形態5における地図処理を説明する
図である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係る撮影映像処
理方法の地図処理を説明する図である。
【図12】 この発明の実施の形態7に係る撮影映像処
理方法の地図処理を説明する図である。
【図13】 この発明の実施の形態8に係る撮影映像処
理方法を説明する図である。
【図14】 従来装置の基本的構成を示す図である。
【図15】 従来の災害撮影システムの構成を示す図で
ある。
【図16】 従来の空撮映像及びその部分拡大図であ
る。
【図17】 従来の災害発生地点後の二次元表示図であ
る。
【図18】 従来の機上系電気的構成を示すブロック図
である。
【図19】 従来の災害対策本部内の機器の電気的構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 機上系、 101 機体、
102 カメラ、 103 GPS
信号受信、104 送信、 10
5 撮影、106 カメラ姿勢検出、 10
7 機体姿勢検出、108 機***置検出、
109 多重変調、110 信号変換、
111 追尾、112 ジンバル、200 地
上系、 201 受信、202 追
尾、 203 信号変換、204
多重復調、 205 信号処理、2
06 地図処理、 207 動画デー
タ、208 静止画データ、 209 2
次元地図データ、210 地勢データ、
211 モニタ表示、212 画枠計算、
213 映像変形、214 重ね合わせ、30
1 地図、 302 撮影映像、
303 撮影画枠、 304 飛行軌
跡、305 機***置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HA02 HB22 HB25 HC08 HC23 HC24 HC26 HC38 5B050 BA02 BA17 EA12 EA13 EA19 5B057 AA13 AA14 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CD09 CD11 CE08

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空中の機体に搭載された撮影装置により
    撮影された地表面の撮影映像を画像処理して表示する撮
    影映像処理方法であって、 空中における撮影位置を3次元的に特定し、撮影された
    地表面の撮影範囲を計算して求め、その撮影範囲に合わ
    せて撮影映像を変形した後、これを地理情報システムの
    地図上に重ね合わせて表示するようにしたことを特徴と
    する撮影映像処理方法。
  2. 【請求項2】 空中の機体に搭載された撮影装置により
    撮影された地表面の撮影映像を画像処理して表示する撮
    影映像処理方法であって、 空中における撮影位置を3次元的に特定し、連続して撮
    影された複数枚の地表面の各撮影範囲を計算して求め、
    その各撮影範囲にあわせて各撮影映像を変形した後、こ
    れら複数枚の撮影映像を地理情報システムの地図上に重
    ね合わせて表示するようにしたことを特徴とする撮影映
    像処理方法。
  3. 【請求項3】 重ね合わせる複数の撮影映像は、互いに
    一部を重複させて接合するようにした請求項2に記載の
    撮影映像処理方法。
  4. 【請求項4】 重複させて接合する撮影映像は、その重
    複部における重複状態が最も多くなるように撮影映像を
    移動補正した後、接合するようにした請求項3に記載の
    撮影映像処理方法。
  5. 【請求項5】 重ね合わせる複数の撮影映像は、連続し
    て撮影した映像を所定の周期でサンプリングして得るよ
    うにした請求項2に記載の撮影映像処理方法。
  6. 【請求項6】 サンプリング周期を変更できるようにし
    た請求項5に記載の撮影映像処理方法。
  7. 【請求項7】 撮影された地表面の撮影範囲を、上記撮
    影装置の上記機体に対する傾きと回転角度に基づいて計
    算して求めるようにした請求項1または請求項2に記載
    の撮影映像処理方法。
  8. 【請求項8】 撮影された地表面の撮影範囲を、上記機
    体の地表面に対する傾きとロール角度に基づいて計算し
    て求めるようにした請求項1または請求項2に記載の撮
    影映像処理方法。
  9. 【請求項9】 撮影された地表面の撮影範囲を、上記撮
    影装置の上記機体に対する傾きと回転角度及び上記機体
    の地表面に対する傾きとロール角度とに基づいて計算し
    て求めるようにした請求項1または請求項2に記載の撮
    影映像処理方法。
  10. 【請求項10】 地表面の撮影範囲を計算して求めた
    後、上記撮影範囲の地表面の高度を、予め作成されてい
    る地表面の起伏についての高度情報を含む3次元地勢デ
    ータを利用して取得し、撮影地点の高度を、機体の絶対
    高度から地表面の高度を減算した相対高度として計算
    し、その撮影範囲に合わせて、撮影映像を変形して地理
    情報システムの地図上に重ね合わせて表示する請求項1
    乃至請求項9のいずれか一項に記載の撮影映像処理方
    法。
  11. 【請求項11】 空中の機体に搭載された撮影装置によ
    り地表面を撮影し、その地表面に存在する状況を識別す
    ることを目的とする撮影映像処理方法であって、 空中における撮影位置を3次元的に特定し、撮影した映
    像に、上記機***置情報、カメラ情報、機体情報を同期
    させて送信し、 受信側では撮影された地表面の撮影範囲を計算して求
    め、その撮影範囲に合わせて撮影映像を変形した後、地
    理情報システムの地図上に重ね合わせて表示するように
    したことを特徴とする撮影映像処理方法。
  12. 【請求項12】 地図上に重ね合わせた撮影映像を、撮
    影範囲枠のみ残して消すことができるようにした請求項
    1乃至請求項11のいずれか一項に記載の撮影映像処理
    方法。
  13. 【請求項13】 表示される映像の向きを、撮影装置の
    向きに関わらず一定の方向に表示できるようにした請求
    項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の撮影映像処
    理方法。
  14. 【請求項14】 画面に地図を表示する地理情報システ
    ムと、空中から撮影装置が撮影した地表の撮影映像及び
    上記撮影装置の撮影位置を3次元的に特定するための情
    報を入力する入力部と、上記情報に基づき、上記撮影装
    置が撮影した撮影映像に対応する上記地図上の撮影範囲
    を求める撮影範囲計算部と、上記地図上の上記撮影範囲
    に上記撮影映像を重ね合わせて表示する表示部とを備え
    た撮影映像処理システム。
  15. 【請求項15】 撮影映像を変形する映像変形部を備
    え、上記撮影範囲計算部は、上記撮影映像の撮影範囲に
    対応する上記地図上の撮影範囲を計算し、 上記映像変形部は、上記撮影範囲計算部で求められた撮
    影範囲に合わせて上記撮影映像を変形し、 上記表示部は、上記地図上の上記撮影範囲に上記変形さ
    れた撮影映像を重ね合わせて表示することを特徴とする
    請求項14に記載の撮影映像処理システム。
  16. 【請求項16】 上記撮影映像は上記撮影装置が連続し
    て撮影した複数の撮影映像であり、上記情報は上記各撮
    影映像の各撮影時における上記撮影装置の撮影位置を各
    々特定するための情報であって、 上記表示部は、上記地図上における上記各撮影映像の撮
    像範囲に上記各撮影映像を重ね合わせて表示することを
    特徴とする請求項14又は15に記載の撮影映像処理シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 表示部は、複数の撮影映像が互いに重
    複する部位を有するよう上記複数の撮影映像を重ね合わ
    せて表示することを特徴とする請求項16に記載の撮影
    映像処理システム。
  18. 【請求項18】 重ね合わせる複数の撮影映像は、連続
    して撮影した映像を所定の周期でサンプリングして得ら
    れたものである請求項16に記載の撮影映像処理システ
    ム。
  19. 【請求項19】 上記入力部は、上記撮影装置が撮影し
    た地表面の高度情報もあわせて入力し、 上記撮影範囲計算部は、上記高度情報も含めて上記撮影
    範囲を計算することを特徴とする請求項14〜16のい
    ずれか1項に記載の撮影映像処理システム。
  20. 【請求項20】 空中から地表を撮影する撮影装置、上
    記撮影装置の撮影位置を3次元的に特定するための情報
    を取得する情報収集部、上記撮影装置で撮影された撮影
    映像と上記情報収集部で取得された情報とを送信する送
    信部、を有してなる機上装置を備え、 上記入力部は上記機上装置の上記送信部から送信される
    上記撮影映像及び上記情報を入力することを特徴とする
    請求項14〜16のいずれか1項に記載の撮影映像処理
    システム。
  21. 【請求項21】 上記表示部は、撮影範囲枠を残して、
    上記地図上に重ね合わせた映像画像を削除することを特
    徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の撮影
    映像処理システム。
  22. 【請求項22】 上記表示部は、表示される映像の向き
    を、撮影装置の向きに関わらず一定の方向に表示するこ
    とを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載
    の撮影映像処理システム。
  23. 【請求項23】 空中から撮影装置が撮影した地表の撮
    影映像及び上記撮影装置の撮影位置を3次元的に特定す
    るための情報を入力する入力部と、上記情報に基づき、
    上記撮影装置が撮影した撮影映像に対応する地理情報シ
    ステムの地図上の撮影範囲を求める撮影範囲計算部と、
    上記地図上の上記撮影範囲に上記撮影映像を重ね合わせ
    て表示する表示部又は上記撮影範囲に関する情報を出力
    する出力部とを備えた撮影映像処理システム。
  24. 【請求項24】 撮影映像を変形する映像変形部を備
    え、 上記撮影範囲計算部は、上記撮影映像の撮影範囲に対応
    する上記地図上の撮影範囲を計算し、 上記映像変形部は、上記撮影範囲計算部で求められた撮
    影範囲に合わせて上記撮影映像を変形し、 上記表示部又は上記出力部は、上記変形された撮影映像
    を表示又は出力することを特徴とする請求項23に記載
    の撮影映像処理システム。
JP2003047105A 2002-02-25 2003-02-25 撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム Pending JP2003316259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003047105A JP2003316259A (ja) 2002-02-25 2003-02-25 撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-48595 2002-02-25
JP2002048595 2002-02-25
JP2003047105A JP2003316259A (ja) 2002-02-25 2003-02-25 撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003316259A true JP2003316259A (ja) 2003-11-07

Family

ID=29551946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003047105A Pending JP2003316259A (ja) 2002-02-25 2003-02-25 撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003316259A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171224A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Mitsubishi Electric Corp 撮影映像処理システム
JP2007241085A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Mitsubishi Electric Corp 撮影映像処理システム及び撮影映像処理装置並びに撮影映像表示方法
JP2007249103A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Zenrin Co Ltd 道路画像作成システム及び道路画像作成方法,及び道路画像合成装置
JP2008227807A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Electric Corp 画像スタビライザ
JP2011133321A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Pasuko:Kk 立体構造物の放熱診断装置及び放熱診断プログラム
WO2012127601A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 株式会社パスコ 立体構造物の放熱診断装置、放熱診断プログラム及び放熱診断方法
JP2017067834A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社オプティム 無人航空機の撮像画像表示装置、撮像画像表示方法、および撮像画像表示プログラム
JP2018513433A (ja) * 2014-12-30 2018-05-24 ノキア テクノロジーズ オサケユイチア 携帯型デバイスの位置を決定するための方法
US11175651B2 (en) 2015-04-24 2021-11-16 SZ DJI Technology Co., Ltd. Method, device and system for presenting operation information of a mobile platform

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006171224A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Mitsubishi Electric Corp 撮影映像処理システム
JP4502793B2 (ja) * 2004-12-14 2010-07-14 三菱電機株式会社 撮影映像処理システム
JP2007241085A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Mitsubishi Electric Corp 撮影映像処理システム及び撮影映像処理装置並びに撮影映像表示方法
JP2007249103A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Zenrin Co Ltd 道路画像作成システム及び道路画像作成方法,及び道路画像合成装置
JP2008227807A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Electric Corp 画像スタビライザ
JP2011133321A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Pasuko:Kk 立体構造物の放熱診断装置及び放熱診断プログラム
WO2012127601A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 株式会社パスコ 立体構造物の放熱診断装置、放熱診断プログラム及び放熱診断方法
JP2018513433A (ja) * 2014-12-30 2018-05-24 ノキア テクノロジーズ オサケユイチア 携帯型デバイスの位置を決定するための方法
US11175651B2 (en) 2015-04-24 2021-11-16 SZ DJI Technology Co., Ltd. Method, device and system for presenting operation information of a mobile platform
JP2017067834A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 株式会社オプティム 無人航空機の撮像画像表示装置、撮像画像表示方法、および撮像画像表示プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2526105C (en) Image display method and image display apparatus
CN103118230B (zh) 一种全景图像采集方法、装置以及***
KR20030070553A (ko) 촬영영상 처리방법
CN110022444B (zh) 无人飞行机的全景拍照方法与使用其的无人飞行机
JP2807622B2 (ja) 航空機搭載総合撮影装置
JPH09507101A (ja) カメラガイド機構
JP4643860B2 (ja) 車両用視覚支援装置及び支援方法
JP3946593B2 (ja) 共同撮影システム
CN111953892B (zh) 无人飞行器、检查方法
US11122209B2 (en) Three-dimensional shape estimation method, three-dimensional shape estimation system, flying object, program and recording medium
JP2007206099A (ja) 地図作成支援システム
JP2695393B2 (ja) 位置特定方法および装置
JP6482855B2 (ja) 監視システム
JP2003316259A (ja) 撮影映像処理方法及び撮影映像処理システム
JP3808833B2 (ja) 空中写真測量方法
JP3919994B2 (ja) 撮影システム
JP6482856B2 (ja) 監視システム
JP2007241085A (ja) 撮影映像処理システム及び撮影映像処理装置並びに撮影映像表示方法
JP3527160B2 (ja) 撮影指示システム、撮影指示方法及び記録媒体
JP2000341672A (ja) 遠隔撮影システム、撮影指示装置、撮影装置、情報表示装置及び遠隔撮影方法
JPH1114354A (ja) 撮影装置
KR100745105B1 (ko) 촬영 영상 표시 방법 및 촬영 영상 표시 장치
JPH09101142A (ja) 撮影位置表示装置
KR101323099B1 (ko) 모자이크 영상 생성 장치
JP3709642B2 (ja) 航空機用地上映像自動撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070904

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080520