JP2003315014A - 検査方法及び検査装置 - Google Patents

検査方法及び検査装置

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JP2003315014A JP2002118234A JP2002118234A JP2003315014A JP 2003315014 A JP2003315014 A JP 2003315014A JP 2002118234 A JP2002118234 A JP 2002118234A JP 2002118234 A JP2002118234 A JP 2002118234A JP 2003315014 A JP2003315014 A JP 2003315014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の計測・検査項目を効率的に行うことので
きる検査方法及び検査装置を提供すること。 【解決手段】バンプ検査装置は、CCDが撮像した画像
を格納するための第1及び第2フレームメモリ(画像バ
ッファ1,2)を備え、画像入力回路は、取り込んだ画
像データを第1フレームメモリ又は第2フレームメモリ
に交互に格納する。そして、一方のメモリに画像データ
の取り込みが行われる期間中に、他方のメモリに取り込
まれている画像データの計測・検査処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検査方法及び検査装
置に係り、詳しくはバンプが実装された半導体ウェハを
検査する検査方法及び検査装置に関する。
【0002】近年、半導体デバイスにおいては、半導体
チップと実装用基板とを接合電極であるバンプを介して
接続する方法が採用されている。その際、バンプの形
状,高さ,寸法,位置等の不揃いやバンプ実装面におけ
る塵・バンプカス等の異物は半導体チップと実装用基板
との接合不良の原因の1つとなる。このため、バンプに
関する種々の計測・検査のみならず、バンプが実装され
た半導体ウェハの検査を短時間でかつ効率的に行うこと
が求められている。
【0003】
【従来の技術】従来、バンプの計測・検査を行う検査装
置は、一般に2次元計測・検査装置及び3次元計測・検
査装置(以下、2次元系装置,3次元系装置)を含み、
それらは互いに干渉しない位置に設置されている。
【0004】2次元系装置は、ステージに吸着固定され
る半導体ウェハの上方にCCDカメラを備え、このCC
Dカメラにより撮像したバンプの画像データに基づいて
バンプの寸法計測及び位置ずれ検査を行う。一方、3次
元系装置は、半導体ウェハの斜め上方に配置されるレー
ザ及び音響光学偏向器(AOD)と、そのレーザと対称
位置となる半導体ウェハの斜め上方に配置される位置検
出器(PSD)とを備え、それらによりバンプの高さ計
測を三角測量法を用いて行う。具体的には、3次元系装
置は、レーザから発射されるレーザ光をAODにより偏
向させてバンプに斜め上方から照射し、バンプ頂点から
の反射光及びそのバンプ近傍におけるウェハ表面からの
反射光をPSDにより受光する。そして、3次元系装置
は、そのPSDにより受光したバンプ頂点からの反射光
とウェハ表面からの反射光との差を検出することで、バ
ンプの高さを測定する。
【0005】検査装置は、このような2次元系装置と3
次元系装置による計測・検査処理を同時に且つ並列して
行う。これにより、従来では、バンプの寸法計測及び位
置ずれ検査に加えてバンプの高さ計測を1回の処理で行
うことが可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
ウェハ上の塵やバンプカス等の異物を検出するための検
査は、上述した検査装置とは別の装置、例えばウェハに
形成されたパターンを検査するパターニング検査用のC
CDカメラ等を併設してバンプの寸法・高さ計測や位置
ずれ検査と異なる別の検査工程で行われる。即ち、バン
プを計測・検査の対象とする従来の2次元系装置では、
ウェハに存在する異物を検出することができなかった。
【0007】これにより、検査装置の設備コストが増加
するという問題があった。また、異物の検出検査がバン
プの計測・検査に対して別途行われるため、結果として
全体の検査時間が長くなるという問題があった。こうし
たことから、従来の検査装置では、他の検査項目を追加
して行う場合は、その検査に適した装置を用いる必要が
あるため、検査コストが上昇し、様々な検査を効率的に
行うことができなかった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は複数の計測・検査項目を
効率的に行うことのできる検査方法及び検査装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、検査装置は、所定
強度の測定光を半導体ウェハに照射し該半導体ウェハ上
で前記測定光を走査させる走査装置と、半導体ウェハか
らの反射光及び該半導体ウェハに形成されたバンプから
の反射光を検出する検出装置と、半導体ウェハの所定領
域を撮像する撮像装置とを備え、バンプの高さ計測、寸
法計測、位置ずれ検査、ブリッジ検査、ミッシング検査
及び異物検出検査を1回の処理工程で行う。このような
検査装置では、別途新たに検査装置を追加せずに、複数
の検査項目を効率的に行うことができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、検査装置
は、撮像装置からの画像データを2値化処理し、その2
値化処理により抽出されるブロッブの重心位置と理論座
標位置にあるバンプの中心位置とが一致するか否かを判
断する。そして、一致するブロッブについてバンプの寸
法計測を行う。この方法では、バンプの寸法計測を高精
度かつ効率的に行うことが可能であり、その結果、バン
プの位置ずれ検査、ブリッジ検査、ミッシング検査に加
えて、ウェハW表面の異物検出検査を高精度かつ効率的
に行うことが可能である。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、前記位置
ずれ検査では、半導体ウェハをマトリクス状に区画して
複数の統計領域に分割し、該統計領域毎に算出した位置
ずれ値の平均値と個々の位置ずれ値との差を算出するよ
うにした。これにより、機械的誤差の影響を小さくして
位置ずれ検査を精度良く行うことができる。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、前記位置
ずれ検査では、半導体ウェハを吸着固定するステージの
回転軸を中心として該半導体ウェハを2以上の領域に分
割し、各領域内で算出した前記ステージのθ方向の誤差
補正値に従って位置ずれ値を補正する。これにより、位
置ずれ検査をより高精度に行うことができる。
【0013】請求項5に記載の発明によれば、半導体ウ
ェハを吸着固定するステージの等速移動中に前記画像デ
ータを取り込み、位置ずれ検査及び異物検出検査をステ
ージの加減速期間中に行う。これにより、さらに効率的
に計測・検査処理を行うことが可能である。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、所定強度
の測定光を半導体ウェハに照射し該半導体ウェハ上で前
記測定光を走査させる走査装置と、前記半導体ウェハか
らの反射光及び該半導体ウェハに形成されたバンプから
の反射光を検出する検出装置と、前記半導体ウェハの所
定領域を撮像する撮像装置とを備え、前記半導体ウェハ
に形成されたバンプの検査を行う検査装置は、前記撮像
装置から取り込まれた画像データを格納するための記憶
手段を少なくとも2つ備える。これにより、一方のメモ
リに画像データの取り込みが行われる期間中に、他方の
メモリに取り込まれている画像データの計測・検査処理
が行うことが可能であるため、計測・検査処理を効率的
に行うことが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図17に従って説明する。図1は、バンプ
検査装置の測定光学系を示す概略図である。
【0016】バンプ検査装置11は、バンプが形成され
た半導体ウェハWを吸着固定するためのXYZθステー
ジ(以下、ステージ)12と、そのステージ12に載置
されたウェハWの上方にて配置される撮像装置13と、
ウェハWの斜め上方にて配置される走査装置14及び検
出装置15とを備える。走査装置14と検出装置15は
互いに対象となる位置に配置されている。
【0017】ステージ12は、図示しない駆動機構によ
り、X方向、Y方向、Z方向に移動可能且つθ方向(図
示略)に回転可能に設けられている。また、このステー
ジ12には、該ステージ12に吸着固定されたウェハW
に対する撮像装置13、走査装置14及び検出装置15
の各配置位置を補正して、撮像装置13によるウェハW
の撮像位置を調整するための認識マークAMが設置され
ている。
【0018】撮像装置13は、光源16、CCD17、
光学フィルタ18を含む。詳述すると、光源16から放
射された光は、図示しないレンズ(コリメータレンズ
等)により略平行化されて、光透過性を有するハーフミ
ラ19によりその一部が90度に屈折された後、図示し
ない対物レンズを介してウェハWに照射される。このウ
ェハWからの反射光は、前記対物レンズを介して略平行
化されて、その一部がハーフミラ19を透過した後、図
示しない結像レンズを介してCCD17上に拡大結像さ
れる。光学フィルタ18は、特定波長の光を遮断するた
めのフィルタであり、後述する走査装置14からのレー
ザ光がCCD17へ写り込むことを防止する。
【0019】走査装置14は、レーザ20、音響光学偏
向器(Acousto-Optical Deflector:以下、AOD)21
を含み、検出装置15は、位置検出器(Position Sensi
tiveDefrector: 以下、PSD)22を含む。詳述する
と、レーザ20から放射されたレーザ光(平行光束)
は、AOD21により図中X方向に所定の走査幅で偏向
され、図示しないレンズを介してウェハWに照射され
る。このウェハWに斜め上方から照射されたレーザ光
は、バンプの頂点及びその近傍におけるウェハWの表面
で反射され、それらの反射光は、図示しないレンズを介
してPSD22に受光される。
【0020】このように構成されたバンプ検査装置11
は、撮像装置13によりウェハWの2次元的な画像を撮
像し、その画像データに基づいて各バンプ及びウェハW
の表面に関する2次元系の検査を行う。尚、本実施形態
では、2次元系の検査は、バンプの寸法計測、位置ずれ
検査、バンプがショートしていないか否かの検査(ブリ
ッジ検査)、バンプが全て形成されているか否かの検査
(ミッシング検査)及びウェハWの面上における塵やバ
ンプカス等の異物検出検査を含む。また、バンプ検査装
置11は、PSD22で受光したバンプ頂点及びウェハ
W表面からの反射光に基づいてバンプに関する3次元系
の検査を行う。尚、本実施形態では、3次元系の検査
は、バンプの高さ計測を含み、この計測結果に基づいて
バンプ間の平坦度(コプラナリティ)を検査する。
【0021】図2は、バンプ検査装置の回路構成を示す
ブロック図である。バンプ検査装置11は、制御用端末
としてのコンソール23と、そのコンソール23に入力
されるユーザからの指示に基づいて各種の検査に対応し
た制御データを生成する第1〜第3制御装置24〜26
とを備える。具体的には、第1制御装置24は、コンソ
ール23からの指示に対応した制御データを第2及び第
3制御装置25,26に出力する。第2制御装置25
は、第1制御装置24から出力される制御データに応答
してステージ12、AOD21及びPSD22を駆動制
御する。また、第3制御装置26は、第1制御装置24
から出力される制御データに応答してCCD17を駆動
制御する。
【0022】以下、第1〜第3制御装置24〜26の構
成を図3〜図5に従って詳述する。図3は、第1制御装
置24のブロック図である。第1制御装置24は、ユー
ザインタフェース31、データメモリ32及びデータ通
信部33を含む。
【0023】ユーザインタフェース31は、コンソール
23を介して入力されるユーザからの指示に基づいて制
御データを作成する機能や各種の検査結果の表示を行う
ための機能等を備える。データメモリ32には、アライ
メント情報、ウェハ情報、バンプ種類等を記憶した品種
データ34及び後述する第2及び第3制御装置25,2
6での各計測/検査の結果を記憶した計測結果データ3
5が格納される。
【0024】このような第1制御装置24は、ユーザイ
ンタフェース31からの制御データに基づいて検査対象
となるウェハWの品種データ34をデータメモリ32か
ら抽出し、それをデータ通信部33から第2及び第3制
御装置25,26へ送信する。また、第1制御装置24
は、第2及び第3制御装置25,26からの各計測結果
をデータ通信部33にて受信し、それをデータメモリ3
2に格納する。
【0025】図4は、第2制御装置25のブロック図で
ある。第2制御装置25は、高さ演算回路41、高さメ
モリ42、AOD駆動回路43、ステージ駆動回路4
4、アドレス計算回路45、計測部46及びデータ通信
部47を含む。
【0026】高さ演算回路41は、PSD22の両電極
から入力される電流値I1,I2に基づいてウェハWの
バンプに照射される光点の高さを算出し、それをデジタ
ル化した高さデータHをメモリ42に格納する。AOD
駆動回路43は、AOD21を駆動し、その駆動信号に
含まれる走査位置情報をアドレス計算回路45に出力す
る。ステージ駆動回路44は、ステージ12を駆動し、
それにより駆動したステージ12の位置情報を検出して
アドレス計算回路45に出力する。アドレス計算回路4
5は、AOD駆動回路43及びステージ駆動回路44か
らそれぞれ出力される位置情報に基づいて、高さメモリ
42に格納されている高さデータHの格納アドレスを指
定する。計測部46は、その格納アドレスに基づいて高
さメモリ42内から高さデータHを抽出し、該高さデー
タHに基づいてバンプ高さを計測する。また、計測部4
6は、高さ演算回路41から高さデータHを必要に応じ
て受け取り、その高さデータHに応じてAOD駆動回路
43及びステージ駆動回路44を駆動制御する。
【0027】このような第2制御装置25は、計測部4
6により測定されたバンプ高さ(つまり図3に示す計測
結果データ35)をデータ通信部47を介して第1制御
装置24に送信する。また、第2制御装置25は、第1
制御装置24から受信した品種データ34をデータ通信
部47を介して第3制御装置26に送信する。
【0028】図5は、第3制御装置26のブロック図で
ある。第3制御装置26は、画像入力回路51、第1及
び第2フレームメモリ52,53(図ではフレームメモ
リ1,2)、パラメータメモリ54、計測部55及びデ
ータ通信部56を含む。
【0029】画像入力回路51は、CCD17からの出
力信号を増幅して映像信号と同期信号とに分離し、映像
信号をデジタル化して生成した画像データを第1フレー
ムメモリ52又は第2フレームメモリ53に交互に格納
する。また、画像入力回路51は、上記同期信号に基づ
いて画像データが格納された第1フレームメモリ52又
は第2フレームメモリ53の格納アドレスを算出する。
パラメータメモリ54には、上記第1及び第2制御装置
24,25の各データ通信部33,47を介してデータ
通信部56により受信した品種データ34が格納され
る。計測部55は、その品種データ34を参照し、第1
フレームメモリ52又は第2フレームメモリ53に格納
されている画像データに基づいて各種の計測処理及び後
述する統計処理を行う。
【0030】このような第3制御装置26は、計測部5
5により実行された計測処理及び統計処理の結果(つま
り図3に示す計測結果データ35)を、データ通信部5
6から第2制御装置25(データ通信部47)を介して
第1制御装置24(データ通信部33)に送信する。
【0031】図6は、ステージ12に設置される認識マ
ークAMの説明図である。通常、認識マークAMは、シ
リコン基板上にアルミニウムにてなる所定のパターン形
状で形成され、本実施形態では、それぞれ異なるパター
ン形状を有した第1〜第6のマーク領域AM1〜AM6
から構成されている。尚、各マーク領域AM1〜AM6
はCCD17による撮像範囲と同領域で形成されてい
る。
【0032】このような認識マークAMにおいて、CC
D17、AOD21及びPSD22の各配置位置の調整
は、例えば第1のマーク領域AM1に形成された孤立点
パターンを用いてステージ12を移動させることにより
行われる。また、AOD21によるレーザ光の焦点位置
(走査方向)の調整は、例えば第3〜第6のマーク領域
AM3〜AM6に形成されたストライプ形状のパターン
を用いてステージ12を移動させることにより行われ
る。
【0033】以下、第1のマーク領域AM1に形成され
た孤立点パターンPを使用して位置調整を行う場合の例
として、CCD17による撮像位置の調整を行う場合に
ついて詳述する。
【0034】図7に示すように、第1のマーク領域AM
1内にて、孤立点パターンPは、AOD21によるレー
ザ走査幅(図中、(x2−x1)で示す)の中央に形成
されている。AOD21は、孤立点パターンPに対して
レーザ光を走査させ、PSD22は、そのときの孤立点
パターンPからの反射光の輝度B1を検出する。そし
て、PSD22により検出される輝度B1の立上がり及
び立下がりがレーザ走査幅の中央位置になるようにステ
ージ12の位置を調整する。これにより、レーザ走査方
向におけるCCD17の撮像位置が調整される。
【0035】また、AOD21は、孤立点パターンPに
対してレーザ光を走査させ、その状態でステージ12を
レーザ走査方向と直交方向に移動させる。PSD22
は、そのときの孤立点パターンPからの反射光の輝度B
2を検出する。そして、PSD22により検出される輝
度B2の立上がり及び立下がりがレーザ走査方向と直交
方向における画像の中央位置(図ではx3で示す)にな
るようにステージ12の位置を調整する。これにより、
レーザ走査方向と直交方向におけるCCD17の撮像位
置が調整される。
【0036】次に、バンプ検査装置11の2次元系の検
査処理について詳述する。図8は、2次元測定系の処理
を示すフローチャートである。第2制御装置25におい
て、計測部46は、品種データ34を受信すると(ステ
ップ61)、予め品種毎に登録された位置決め用画像デ
ータ(パラメータメモリ54に展開されたデータ)に基
づいてステージ駆動回路44を駆動制御し、吸着された
ウェハWのステージ12上の位置調整を行う(ステップ
62)。これにより、AOD21及びCCD17による
撮像位置が調整される。
【0037】第3制御装置26において、データ通信部
56は、CCD17により撮像する画像枚数やウェハW
に形成されているバンプ数等の情報を記憶したエリアデ
ータを受信し(ステップ63)、そのエリアデータをパ
ラメータメモリ54に格納する。
【0038】今、エリアデータに設定されたCCD17
により撮像する画像枚数がn枚であるとする。まず、画
像入力回路51は、CCD17により撮像された1枚目
の画像データを取り込み(ステップ64)、該取り込ん
だ画像データを第1フレームメモリ52に格納する。
【0039】計測部55は、その第1フレームメモリ5
2に格納された画像データに基づいて所定の計測・検査
処理(寸法計測、ブリッジ検査、ミッシング検査)を行
う(ステップ65a)。そして、このステップ65aに
おける計測・検査処理の期間中に、画像入力回路51
は、CCD17により撮像された2枚目の画像データを
取り込み第2フレームメモリ53に格納する(ステップ
65b)。
【0040】計測部55は、画像データの計測・検査処
理を(n−1)回行ったか、つまりCCD17により撮
像される画像枚数n枚のうち、第1フレームメモリ52
又は第2フレームメモリ53に格納された(n−1)枚
目の画像データについて計測・検査処理を行ったか否か
を判断する(ステップ66)。このとき、まだ終了して
いない場合は、第1フレームメモリ52又は第2フレー
ムメモリ53にn枚目の画像データが取り込まれるま
で、言い換えれば、計測部55が(n−1)枚目の画像
データについての計測・検査処理が終了するまでステッ
プ65,66を繰り返す。
【0041】そして、計測部55は、n枚目の画像デー
タが取り込まれると、そのn枚目の画像データについて
の計測・検査処理を行い(ステップ67)、次いでエリ
ア統計処理(位置ずれ検査、異物検出検査)を行う(ス
テップ68)。
【0042】計測部55は、このエリア統計処理が終了
すると、該エリア統計処理による計測結果データ及び上
記計測・検査処理による計測結果データをデータ通信部
56から第2制御装置25(具体的にはデータ通信部4
7)に送信する(ステップ69)。その後、計測部55
は、次候補のエリアデータが有るか否かを判断し(ステ
ップ70)、このとき存在する場合には、該ステップ7
0において次候補となるエリアデータが無くなるまで、
上記ステップ63〜70を再度繰り返し実行する。
【0043】図9は、1画面あたりの計測処理を示すフ
ローチャートであり、図8のステップ65a或いはステ
ップ67での処理を具体化して示したものである。尚、
理論座標位置に形成されるバンプの1画面あたりの画像
データ内に含まれる個数をN個とする。
【0044】計測部55は、まず、取り込んだ画像デー
タ全体(1画面)に対して2値化ブロッブ処理を行う
(ステップ71)。この2値化ブロッブ処理について詳
述すると、CCD17により撮像された画像データにお
いて、ウェハWに形成された各バンプはウェハWの垂直
方向へは光を反射しないため黒色で写される。特に、こ
のときバンプのエッジは、その周囲(ウェハWの表面)
と比較して画素の濃度差が一番大きい個所になる。従っ
て、各バンプは、ウェハWの表面に対して黒色の塊(ブ
ロッブ)として表される。これにより、各画素256階
調で表示されるグレースケール画像の1画面全体を白/
黒に2値化する。尚、グレースケール画像を白/黒に2
値化するスライスレベルは、ウェハWの個々の品種に対
してそれぞれ設定されて保存される。
【0045】今、このようにして2値化された画像につ
いて、黒色で表されるブロッブの面積がバンプの面積
(期待値)に対して±50%程度であるブロッブを抽出
し、そのブロッブ数をM個とする。
【0046】ここで、抽出したM個のブロッブについ
て、それらの重心位置を検出し、所定個所にあるブロッ
ブm(0,1,…M)の重心位置がバンプの理論座標位置
と微小誤差内であるものについては、そのブロッブmを
バンプn(0,1,…N)として抽出する。
【0047】詳述すると、まず計測部55は、ブロッブ
m(m=0;初期値)とバンプn(n=0;初期値)の
座標値が一致するか否かを判断する(ステップ72〜7
4)。このとき、互いの座標値が一致する場合、計測部
55は、そのブロッブがバンプであると判断して寸法計
測を行う(ステップ75)。逆に、一致しない場合、計
測部55は「n=N」であるか否かを判断する(ステッ
プ76)。
【0048】このとき、「n=N」である場合、計測部
55はそのブロッブがバンプではないと判断し、該ブロ
ッブをエキストラとしてその座標値を保存する(ステッ
プ77)。ちなみに、ここで、座標値を保存するエキス
トラは、例えばウェハW上の塵やバンプカス等の異物、
或いはバンプのブリッジ状態及びミッシング状態の可能
性を有するブロッブを含む。つまり、このときエキスト
ラとして保存されたブロッブに基づいて異物検出検査、
ブリッジ検査、ミッシング検査が行われる。逆に、「n
≠N」である場合、計測部55はバンプnの値をカウン
トアップし、該カウントアップしたバンプnとブロッブ
mとの座標値が一致するか否かを前記同様にして判断す
る(ステップ72〜74)。
【0049】一方、上記ステップ75において、計測部
55は、寸法計測が終了すると、寸法計測回数c(c=
0;初期値)の値をカウントアップし、「c=n」であ
るか否かを判断する(ステップ78)。
【0050】このとき、「c≠n」である場合、計測部
55はブロッブmの値をカウントアップし、該カウント
アップしたブロッブmの値とバンプnとの座標値が一致
するか否かを前記同様にして判断する(ステップ72〜
74)。逆に、「c=n」である場合、計測部55は
「m=M」であるか否かを判断する(ステップ79)。
【0051】このとき、「m=M」である場合、計測部
55は、当該1画面あたりの画像データについての計測
処理を終了する。つまり、図8に示すステップ65aに
おいて、1回の計測処理を終了する。逆に、「m≠M」
である場合、計測部55は、そのブロッブがバンプでは
ないと判断し、該ブロッブを前記と同様、エキストラと
してその座標値を保存する(ステップ77)。
【0052】計測部55は、エキストラを保存すると、
その保存回数e(e=0;初期値)の値をカウントアッ
プし、「m=M」であるか否か又は「c=N」であるか
否かを判断する(ステップ80)。
【0053】このとき、「m=M」又は「c=N」であ
る場合には、計測部55は、当該1画面あたりの画像デ
ータについての計測処理を終了する。逆に、「m≠M」
であり「c≠N」である場合には、ブロッブmの値をカ
ウントアップし、該カウントアップしたブロッブmの値
とバンプnとの座標値が一致するか否かを前記同様にし
て判断する(ステップ72〜74)。
【0054】次に、バンプ検査装置11による画像取り
込みについて詳述する。図10は、画像取り込みのタイ
ミングチャートである。2次元系の検査においては、ま
ず、タイミングt1で、CCD17により撮像された1
枚目の画像データが取り込まれ、第1の画像バッファ
(図中、画像バッファ1)としての第1フレームメモリ
52に格納される。
【0055】次いで、タイミングt2で、上記第1フレ
ームメモリ52に格納されている1枚目の画像データの
計測・検査処理が行われる。この計測・検査処理の期間
中において、CCD17により撮像された2枚目の画像
データが取り込まれ、第2の画像バッファ(図中、画像
バッファ2)としての第2フレームメモリ53に格納さ
れる。
【0056】同様に、タイミングt3で、上記第2フレ
ームメモリ53に格納されている2枚目の画像データの
計測・検査処理が行われる。この計測・検査処理の期間
中において、CCD17により撮像された3枚目の画像
データが取り込まれ、第1の画像バッファである第1フ
レームメモリ52に格納される。
【0057】このように、CCD17により順次撮像さ
れた画像データは第1及び第2フレームメモリ52,5
3に交互に格納され、それらの取り込み期間中には、そ
の直前のタイミングで取り込まれた画像データの計測・
検査処理が平行して行われる。そして、最後の画像デー
タの計測・検査処理が終了すると、続いてエリア統計処
理が実行される。
【0058】3次元系の検査においては、2次元系の検
査の開始タイミングと同時に、即ち上記タイミングt1
で、PSD22による検出値(電流値)に基づいて算出
された高さデータHが3D高さバッファとしての高さメ
モリ42に格納される。そして、タイミングt4で、画
像取り込みが終了すると、続いて計測処理が実行され
る。
【0059】このような2次元系及び3次元系の検査に
おける画像の取り込みは、ステージ12の移動速度が等
速度である期間中に行われる。即ち、図11に示すよう
に、ステージ12がレーザ走査方向の直交方向(図中、
ワークスキャン方向)に沿って等速移動しているときに
画像が撮像されて取り込まれる。そして、2次元系の検
査におけるエリア統計処理や3次元系の検査における計
測処理は、ステージ12が加減速している期間中に行わ
れる。具体的には、ワークスキャン方向における画像取
り込みが終了した後、ステージ12がワークスキャン方
向の直交方向に所定ピッチで移動し、該ワークスキャン
方向に沿って再度等速度になるまでの期間中に行われ
る。
【0060】図11は、画像オーバーラップの説明図で
ある。尚、図は、画像取り込み処理の一部分を示したも
のである。今、ステージ12は、ワークスキャン方向X
aに向かって等速移動しており、CCD17は撮像領域
P1内におけるバンプBMP及びウェハW表面を撮像す
る。その際、AOD21によるレーザ走査は撮像領域P
1内にて行われる。即ち、CCD17による画像の取り
込みに際して上記認識マークAMを用いたアライメント
(位置調整)では、AOD21によるレーザ走査がCC
D17の撮像領域にて行われるように設定される。これ
により、2次元系の検査と3次元系の検査が同時に且つ
並行して行われる。尚、同図では、例えば撮像領域P1
内にて計測対象となるバンプBMPについては、斜線の
向きを変えて示している。
【0061】次いで、CCD17は、撮像領域P2内に
おけるバンプBMP及びウェハW表面を撮像する。この
場合、CCD17は、ワークスキャン方向に沿って撮像
領域P2内の画像の切れ目でバンプBMPが遮断されな
いように、撮像領域P1に対し撮像領域P2を所定間隔
でオーバーラップ(図中、スキャン方向オーバーラッ
プ)させる。このオーバーラップ量は、ウェハWの品種
やBMPの種類に応じてステージ12の速度等により予
め設定される。その後は、前記同様にCCD17は、撮
像領域P2に対し撮像領域P3をオーバーラップさせ、
撮像領域P3に対し撮像領域P4をオーバーラップさせ
る。
【0062】CCD17が撮像領域P4内を撮像する
と、ステージ12は徐々に減速して停止する。そして、
ステージ12は、レーザ走査幅(図中、レーザスキャン
幅)方向に沿って同図の左方向に移動した後、ワークス
キャン方向Xbに向かって徐々に加速し、その後、前記
と同様に等速移動する。
【0063】この状態で、CCD17は撮像領域P5内
を撮像する。この場合、CCD17は、前記と同様にし
て、ワークスキャン幅方向に沿って撮像領域P5内の画
像の切れ目でバンプBMPが遮断されないように、撮像
領域P3,P4に対し撮像領域P5を所定間隔でオーバ
ーラップ(図中、ピッチ方向オーバーラップ)させる。
このオーバーラップ量は、前記と同様に、ウェハWの品
種やBMPの種類に応じてステージ12の速度等により
予め設定される。その後は、前記同様にCCD17は、
撮像領域P5に対し撮像領域P6をオーバーラップさ
せ、撮像領域P6に対し撮像領域P7をオーバーラップ
させ、撮像領域P7に対し撮像領域P8をオーバーラッ
プさせる。そして、CCD17が撮像領域P8内を撮像
すると、ステージ12は徐々に減速して停止する。
【0064】図12は、2次元系の測定における計測時
間の比較図である。尚、図は、バンプの寸法計測時間に
ついての比較を示すものである。1画面あたりの画像デ
ータについての計測時間は、図11に示す画像間距離
(例えば撮像領域P1,P2間)とステージ12の等速
度区間における移動速度とに基づいて算出される。本実
施形態のCCD17には、光感度の高いレンズが接続さ
れている。これにより、CCD17のシャッタスピード
を向上して、撮像される画像の歪みを低減することがで
きるため、単位画面あたりの計測時間を従来に比して約
15ms短縮させることが可能である。また、このよう
な光感度の高いレンズを備えるCCD17では、画像取
り込み時間を従来と比して約半分の時間に短縮させるこ
とができる。これにより、ステージ12の移動速度を向
上させることができるため、全体の検査時間を短縮させ
ることが可能である。
【0065】次に、位置ずれ検査について詳述する。位
置ずれ検査は、寸法計測時に求められたブロッブの重心
位置と理論座標位置にあるバンプの中心位置との差を算
出することで行われる。そして、本実施形態において、
この位置ずれ検査は、ウェハWに形成される各チップの
うち、1又は複数のチップで構成されるエリアを統計取
得エリア(統計領域)として予め設定し、各統計取得エ
リア内にて、ずれ値の平均と個々のずれ値との差をそれ
ぞれ算出することで行われる。
【0066】詳述すると、位置ずれ検査では、ウェハW
を吸着固定するステージ12の位置ばらつき等の機械的
誤差に起因して、精度良く位置ずれ値を計測できない場
合がある。このため、こうした機械的誤差が比較的同じ
である微小なエリア内にて統計的なずれ値(平均ずれ
値)を計測し、その平均ずれ値に対して突出したずれ値
を持つブロッブを位置ずれのあるバンプとして検出す
る。
【0067】図13は、統計取得エリアの説明図であ
る。統計取得エリアは、ウェハWに形成される各チップ
を、1又は複数で構成されるチップ単位でマトリクス状
に区画することで構成される。同図は、例えば2×2の
4チップ分に相当する領域で構成される統計取得エリア
を示す。尚、各統計取得エリアのうち、ウェハWからチ
ップを取得できないエリアについては、1〜3チップ分
に相当する領域で構成される。
【0068】また、本実施形態では、さらにステージ1
2のθ方向における位置ばらつきに起因する測定誤差の
補正を、予め取得したステージ12の移動誤差に基づい
て算出した撮像範囲毎の補正値に従って行う。また、こ
うしたステージ12のθ方向における位置ばらつきに起
因する測定誤差を補正するための他の方法としては、ス
テージ12の回転軸を中心としてウェハWを4分割し、
該分割した4つの領域のうちいずれかの領域における平
均的な誤差補正値に従って補正を行うようにしてもよ
い。即ち、前述した補正方法では、補正を高精度に行う
ことができるが、補正計算が複雑であるため、補正を行
う時間が長くなる。一方、後述した補正方法では、補正
値を取得する面積が大きいため、補正の精度は低くなる
が、補正計算が簡易であるため、短時間で補正を行うこ
とができる。従って、こうした補正方法は、位置ずれ検
査に要求される精度に応じて用いられる。尚、ここで、
本実施形態では、ステージ12の回転軸を中心としてウ
ェハWを4分割したが、ウェハWの品種やバンプの種類
等に応じて、ウェハWをステージ12の回転軸を中心と
して2以上の領域に分割するようにしてもよい。
【0069】次に、異物検出検査の確認機能を図14〜
図17を参照しながら詳述する。図14は、検査後のウ
ェハのマップ画面を示す説明図である。尚、図では、説
明の簡略化のため、9チップについて検査した場合を示
す。
【0070】このウェハのマップ画面において、異物検
出検査の結果、エキストラが検出されたチップ81は、
その他のチップ82(エキストラが検出されないチッ
プ)と異なる色で表示される。このエキストラが検出さ
れたチップ81を選択すると、図15に示すように、チ
ップ81のマップ画面が表示される。
【0071】このチップ81のマップ画面中に表示され
たエキストラEXを選択すると、図17に示すように、
CCD17により撮像された画像が表示され、この画像
によりエキストラEXを確認することが可能である。
尚、この画像データの表示後には、図16に示すメッセ
ージが表示され、そのメッセージ画面の指示に従って画
像データを保存することができる(図では、例えばメッ
セージ画面の中央のキーを選択する)。
【0072】以上記述したように、本実施形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)バンプ検査装置11は、CCD17が撮像した画
像を格納するための第1及び第2フレームメモリ52,
53を備え、画像入力回路51は、取り込んだ画像デー
タを第1フレームメモリ52又は第2フレームメモリ5
3に交互に格納する。このような構成では、一方のメモ
リに画像データの取り込みが行われる期間中に、他方の
メモリに取り込まれている画像データの計測・検査処理
が行われる。これにより、計測・検査処理を効率的に行
うことが可能である。このように検査効率を向上させる
ことで、結果として、その他の複数の計測・検査をも効
率良く行うことが可能である。
【0073】(2)位置ずれ検査及び異物検出処理をス
テージ12の加減速期間中に行うようにした。これによ
り、さらに効率的に計測・検査処理を行うことが可能で
ある。
【0074】(3)CCD17により撮像された画像デ
ータを2値化ブロッブ処理し、それにより取得したブロ
ッブに基づいて、2次元系の計測・検査を行うようにし
た。この方法では、バンプの寸法計測、バンプの位置ず
れ検査、ブリッジ検査、ミッシング検査に加えて、ウェ
ハW表面の異物検出検査を行うことが可能であり、各計
測・検査を高精度かつ効率的に行うことが可能である。
【0075】(4)位置ずれ検査は、1又は複数のチッ
プ分で構成される統計取得エリアにウェハWをマトリク
ス状に区画し、各統計取得エリアにて、ずれ値の平均値
と個々のずれ値を算出した結果に基づいて行うようにし
た。これにより、位置ずれ検査を高精度に行うことがで
きる。
【0076】(5)本実施形態では、別途新たな検査装
置が不要であるため、コストの上昇も抑えられる。尚、
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
【0077】・本実施形態では、2つの第1及び第2フ
レームメモリ52,53を備えたが3以上備えてもよ
い。 ・認識マークAMは本実施形態のパターン形状に限定さ
れない。
【0078】・統計取得エリアは、1又は複数のチップ
分に相当する領域としたが、これに限定されない。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
複数の計測・検査項目を効率的に行うことのできる検査
方法及び検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バンプ検査装置の測定光学系の概略図であ
る。
【図2】 バンプ検査装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図3】 第1制御装置のブロック図である。
【図4】 第2制御装置のブロック図である。
【図5】 第3制御装置のブロック図である。
【図6】 認識マークの説明図である。
【図7】 認識マークによるアライメントの説明図であ
る。
【図8】 2次元測定系の処理フローチャートである。
【図9】 1画面あたりの計測処理のフローチャートで
ある。
【図10】 画像取り込みのタイミングチャートであ
る。
【図11】 画像オーバーラップの説明図である。
【図12】 2次元測定系の計測時間の比較図である。
【図13】 統計取得エリアの説明図である。
【図14】 ウェハのマップ画面の説明図である。
【図15】 チップのマップ画面の説明図である。
【図16】 メッセージ画面の説明図である。
【図17】 保存した画像のデータの説明図である。
【符号の説明】
W ウェハ BMP バンプ 11 検査装置としてのバンプ検査装置 12 ステージ 13 撮像装置 14 走査装置 15 検出装置 52,53 記憶手段としての第1及び第2フレームメ
モリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA07 AA14 AA17 AA20 AA24 AA49 AA54 BB02 BB03 BB18 BB25 BB27 CC19 DD06 FF04 FF23 FF41 FF67 GG04 HH04 HH12 HH13 JJ02 JJ03 JJ05 JJ08 JJ09 JJ16 JJ26 LL00 LL21 LL57 LL61 MM16 PP12 QQ24 QQ25 QQ31 RR05 2G051 AA51 AB01 BB02 CA04 CB01 EA08 EA11 EA14 EC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定強度の測定光を半導体ウェハに照射
    し該半導体ウェハ上で前記測定光を走査させる走査装置
    と、前記半導体ウェハからの反射光及び該半導体ウェハ
    に形成されたバンプからの反射光を検出する検出装置
    と、前記半導体ウェハの所定領域を撮像する撮像装置と
    を備え、 前記検出装置にて検出した反射光に基づいて行うバンプ
    の高さ計測と、 前記撮像装置からの画像データに基づいて行うバンプの
    寸法計測と共に、位置ずれ検査、ブリッジ検査、ミッシ
    ング検査及び異物検出検査の少なくとも1つを行うよう
    にしたことを特徴とする検査方法。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置からの画像データを2値化
    処理し、その2値化処理により抽出されるブロッブの重
    心位置と理論座標位置にあるバンプの中心位置とが一致
    するか否かを判断して、該一致するブロッブについて前
    記バンプの寸法計測を行うようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記位置ずれ検査では、前記半導体ウェ
    ハをマトリクス状に区画して複数の統計領域に分割し、
    該統計領域毎に算出した位置ずれ値の平均値と個々の位
    置ずれ値との差を算出するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記位置ずれ検査では、前記半導体ウェ
    ハを吸着固定するステージの回転軸を中心として該半導
    体ウェハを2以上の領域に分割し、各領域内で算出した
    前記ステージのθ方向の誤差補正値に従って前記位置ず
    れ値を補正することを特徴とする請求項1又は3記載の
    検査方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体ウェハを吸着固定するステー
    ジの等速移動中に前記画像データを取り込み、前記位置
    ずれ検査及び前記異物検出検査を前記ステージの加減速
    期間中に行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至
    4の何れか一項記載の検査方法。
  6. 【請求項6】 所定強度の測定光を半導体ウェハに照射
    し該半導体ウェハ上で前記測定光を走査させる走査装置
    と、前記半導体ウェハからの反射光及び該半導体ウェハ
    に形成されたバンプからの反射光を検出する検出装置
    と、前記半導体ウェハの所定領域を撮像する撮像装置と
    を備え、前記半導体ウェハに形成されたバンプの検査を
    行う検査装置であって、 前記撮像装置から取り込まれた画像データを格納するた
    めの記憶手段を少なくとも2つ備えたことを特徴とする
    検査装置。
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