JP3272998B2 - バンプ高さ良否判定装置 - Google Patents
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Description
れるバンプの高さの良否を判定するバンプ高さ良否判定
装置に関するものである。
に接続するためバンプを形成することが行われており、
この形成されたバンプの品質維持のために、バンプの高
さを所定範囲内に収めることが必要となる。バンプの高
さが所定範囲外の場合、例えばバンプ高さが低すぎる場
合には、バンプを形成しているハンダ等の量が少なすぎ
で電気的接続が不十分となる。又、反対にバンプの高さ
が高すぎる場合には、バンプを形成しているハンダ等の
量が多すぎて、IC等の電子回路素子の接続時に隣接す
る他のバンプ等と短絡する虞があり好ましくない。
る大規模電子回路(LSI)では、必要とされるバンプ
の数は1000を越える程多くなり、従って、バンプ高
さの良否判定を効率的に行う必要もある。
を効率的に、しかも確実に行うことができるバンプ高さ
良否判定装置が要望されている。本発明は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、バ
ンプ高さの良否判定を効率的に、しかも確実に行うこと
ができるバンプ高さ良否判定装置を提供することにあ
る。
め、請求項1記載の発明は、バンプの表面に対して、映
り込むように配置された被測定物と、前記バンプの表面
を撮像する撮像手段と、前記撮像手段にて得られたバン
プ撮像データのうち、前記バンプ表面に映り込んだ被測
定物の反射領域を第1測定点とするとともに、前記第1
測定点からバンプの径方向に位置する所定の測定点を第
2測定点とし、第1測定点と、第2測定点との間の測定
点間距離を演算する長さ演算手段と、基準バンプの高さ
に対応した基準値を予め記憶する記憶手段と、前記長さ
演算手段が演算した測定点間距離と、前記基準値とを比
較し、当該バンプの側定点間距離が前記基準値を満足し
ない場合には、所定の信号を出力する判定手段とを備え
たバンプ高さ良否判定装置を要旨とするものである。
記被測定物は、2個設けられており、第1測定点は、前
記バンプ撮像データのうちバンプの頂点側に位置する一
方の被測定物の反射領域を測定点としたものであり、第
2測定点は、前記バンプ撮像データのうち前記バンプの
エッジ側に位置する他方の被測定物の反射領域を測定点
としたバンプ高さ良否判定装置を要旨とするものであ
る。
記被測定物は、バンプ表面に対してその長さが映り込む
ように配置され、第1測定点は、前記バンプ撮像データ
のうちバンプの頂点側に位置する前記被測定物の前記所
定方向における一方の端の反射領域を測定点としたもの
であり、第2測定点は、前記バンプ撮像データのうち前
記バンプのエッジ側に位置する前記被測定物の前記所定
方向における他方の端の反射領域を測定点としたバンプ
高さ良否判定装置を要旨とするものである。
記被測定物は、1個設けられており、第2測定点は、前
記バンプ撮像データのうち前記バンプのエッジを測定点
としたものであるバンプ高さ良否判定装置を要旨とする
ものである。
像手段は、バンプの表面を撮像する。長さ演算手段は、
前記撮像手段にて得られたバンプ撮像データのうち、前
記バンプ表面に映り込んだ被測定物の反射領域を第1測
定点とするとともに、前記第1測定点からバンプの径方
向に位置する所定の測定点を第2測定点とし、第1測定
点と、第2測定点との間の測定点間距離を演算する。
演算した測定点間距離と、記憶手段に記憶した基準値と
を比較し、当該バンプの側定点間距離が前記基準値を満
足しない場合には、所定の信号を出力する。
た撮像データには、2個の被測定物のそれぞれの反射領
域を含むことになる。そして、第1測定点は、前記バン
プ撮像データのうちバンプの頂点側に位置する一方の被
測定物の反射領域を測定点とし、第2測定点は、前記バ
ンプ撮像データのうち前記バンプのエッジ側に位置する
他方の被測定物の反射領域を測定点とし、この両測定点
間距離を長さ演算手段は算出する。
たバンプ撮像データには、長さを有した被測定物の反射
領域を含むことになる。そして、第1測定点は、前記バ
ンプ撮像データのうちバンプの頂点側に位置する前記被
測定物の一方の端の反射領域を測定点と、第2測定点
は、前記バンプ撮像データのうち前記バンプのエッジ側
に位置する前記被測定物の他方の端の反射領域を測定点
とし、長さ演算手段はこの両測定点間距離を算出する。
たバンプ撮像データには、被測定物の反射領域を含む。
そして、第2測定点は、前記バンプ撮像データのうち前
記バンプのエッジを測定点とし、長さ演算手段は第1測
定点と第2測定点との距離を算出する。
態を図1〜図7を参照して説明する。
定装置1の全体概略構成図である。同図において、バン
プ高さ良否判定装置1は点光源としての発光装置2、撮
像デバイス3、画像処理デバイス4、コンピュータ5と
から構成されている。
Dカメラから構成されている。撮像デバイス3は画像処
理デバイス4を介してコンピュータ5に接続されてい
る。この実施形態では、撮像デバイス3は、基板K上に
設けられたバンプBの垂直上方に位置するように配置さ
れている。
撮像デバイス3のCCDカメラに設けられるレンズ迄の
距離Lは、この実施形態では300mmとされている。
又、そのレンズ径は50mm、CCDの画素数(m×n)
は、480×640(1回の撮像範囲は10mm×10m
m)とされている。
0mm離れた単体のLEDからなり、図示しない駆動回路
にて発光する。本実施形態では、発光装置2は、基板K
上に設けられたバンプBに対して、バンプBの中心Oか
ら延び、頂点Tを通過する垂直線(前記撮像デバイス3
の撮像中心軸)Mから45度の角度θをなす斜め上方に
位置するように配置されている。なお、この角度θは、
互いに隣接するバンプBの影によって、悪影響がでない
角度が好ましい。
2と、撮像デバイス3の撮像中心軸Mとの関係を示して
いる。撮像中心軸Mを通る基板Kの部位を基点Oとし、
同基点O(バンプBの中心点ということがある)を通過
する発光装置(LED)2からの光軸をNとすると、撮
像中心軸Mと光軸Nとの成す角θが45度とされてい
る。なお、図1及び図6においては、バンプBの大きさ
は、説明の便宜上、拡大して図示されている。
(CPU)6を備えるとともに、制御プログラム等を予
め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)7、演算結果
を一時的に記憶するため及び演算処理に必要なデータ等
を記憶するための書込み読み出し可能なメモリ(RA
M)8を備えている。
手段、及び判定手段を構成し、ROM7及びRAM8
は、記憶手段を構成している。又、発光装置2は被測定
物及び発光手段を構成し、撮像デバイス3は、撮像手段
を構成している。
良否判定装置1の作用について説明する。所定個数nの
バンプBが設けられた基板Kを図1に示すように、バン
プBが撮像デバイス3の真下に位置するようにセット
し、セット完了後、発光装置2を発光する。そして、撮
像デバイス3にて、バンプBを撮像する。撮像デバイス
3にて得られたバンプ撮像データは、画像処理デバイス
4において、ノイズ除去、濃度正規化等の各種のフィル
タ処理及び2値化処理が行われ、コンピュータ5に入力
される。
づいて行われる。すなわち、得られたバンプBの撮像デ
ータは、発光装置2の発光によって、バンプB内におけ
る発光装置2の反射領域に係る部分は明度が高くなり、
その他のバンプBの部分は明度が低く、すなわち黒く、
又、バンプBが形成されている基板Kは白く(明度が高
く)撮像される。そこで、2値化閾値は、前記バンプB
内における発光装置2の反射領域に係る部分及び基板K
の部分と、バンプBの本体部分とに区分されるように設
定される。
データを以下、画像データという。次に、コンピュータ
5のCPU6は図7に示すバンプ高さ良否判定処理ルー
チンを実行する。
で得られた画像データを読み込む。このステップ10お
いては、1回の撮像で得られた画像データ、すなわち、
撮像エリア内において、存在するバンプBの数がカウン
トされ、その数nを所定値としてRAM8の所定領域に
格納する。
ステップ20においては、検査線αに沿って、バンプエ
ッジe等を求め、Xe,XL,XBの演算を行う。以
下、詳細に説明する。
査方向はバンプBの径方向に沿うようにされている。m
×n個の画素からなる画像データのうち、バンプBの直
径上に亘る方向(X方向)に沿った検査線α上の画素が
選択されて検査領域の一側からX矢印方向に沿って測定
演算が行われる。なお、図2においては、1個のバンプ
Bに係る画像データが示されている。
る、まず、当該バンプBの直径上の検査線αにおいて、
原点O1(画像データの検査線の始点)から当該バンプ
Bのバンプエッジe迄の距離Xeと、当該バンプBの発
光装置2の反射領域2aのエッジ迄の距離XLとの距離
を算出する。そして、XL−Xeとの差XBを算出す
る。
エッジeが、第2測定点に相当し、バンプBの発光装置
2の反射領域2aのエッジが第1測定点に相当し、XB
が測定点間距離に相当する。
ウンタCを1つインクリメントし、ステップ40に移行
する。そして、ステップ40において、前記ステップ2
0において算出した測定点間距離XBが基準値を満足し
ているか、否かを判定する。なお、基準値は、予めRO
M7に記憶されている。
プBS(以下、基準バンプという)を前記説明した撮像
条件と同一条件にて撮像したときの、バンプエッジe
(第2測定点)と、発光装置2の反射領域2aのエッジ
(第1測定点)との間の距離XSを測定した結果に基づ
いて設定されている。
反射領域2a(図2参照)のエッジと、バンプエッジe
との測定点間距離は、バンプBの高さHと相関関係にあ
る。基準バンプBSよりも高さが低いバンプB2の場合
(図6参照)、画像データにおけるバンプの発光装置2
の反射領域2aのエッジはバンプの頂点T(中心点O)
側に寄ったx2の位置となる。又、基準バンプBSより
も高さが高いバンプB1の場合(図6参照)、画像デー
タにおけるバンプの発光装置2の反射領域2bのエッジ
はバンプエッジeに寄ったx1の位置となる。
示したバンプの反射領域2bは、反射領域2aよりもバ
ンプエッジe側に寄った場合を示し、この反射領域2b
に係るバンプは、反射領域2aに係るバンプよりもその
高さは高いことを示している。
ンプB2とは、基準バンプBSよりもハンダ等のバンプ
形成材料が少ない場合であり、基準バンプBSよりも高
さが高い場合とは、基準バンプBSよりもハンダ等のバ
ンプ形成材料が多い場合である。
は、前記バンプ高さHを有する基準バンプBSに係るバ
ンプエッジe(第2測定点)と、発光装置2の反射領域
2aのエッジ(第1測定点)との間の距離XSに、さら
に検出誤差Δxを加味したものである。なお、検出誤差
が出るのは下記の理由による。
大して図示されているが、実際には図3に示すように基
板Kにおいて、多数のバンプBが配置されている。そし
て、通常、バンプBの直径は百数十μmのオーダであ
り、10mm×10mmの領域に1000個という多数のバ
ンプBが基板K上において図3に示すように配置された
場合、撮像デバイス3のCCDカメラにて撮像された多
くのバンプBは、その撮像中心軸Mから僅かに外れた位
置にある。
のCCDカメラに設けられるレンズ迄の長さLが、この
実施形態では300mmと距離が大きく離間しているもの
の、撮像範囲(撮像エリア)の周囲寄りのバンプBと、
撮像中心軸Mに近いバンプBとは、その高さが同じであ
ったとしても、測定(検出)される第1測定点と、第2
測定点間の距離には、撮像中心軸Mに近いものの方が実
際の高さHに対応したXSに近い値を得ることができ
る。又、1回の撮像エリア内において、撮像中心軸Mか
ら離間したバンプBでは、その検出値(測定点間の距
離)は若干の誤差Δxが出る。
中心軸M1で撮像した画像データでは、第1測定点、第
2側定点間距離はXS+Δxと表すことができ、反発光
装置2側に傾いた撮像中心軸M2にて撮像した場合、第
1測定点、第2測定点間距離XBはXS−Δxと表すこ
とができる。前記Δxは誤差を表す。
ついて容易に算出できるものであるが、この実施形態で
は、予めその誤差Δxを測定し、その誤差の範囲内であ
れば、許容されるバンプの高さHに対応した値であると
して、許容誤差として検出誤差Δxを設定している。な
お、同様の誤差は発光装置2とバンプ位置との関係にも
存在するが、ここでは説明を省略する。
得られる撮像エリア内のバンプBに対して、許容される
検出誤差範囲、すなわち、測定点間距離XBが、XS−
Δx≦XB≦XS+Δxの範囲内であれば、基準バンプ
BSに近い高さHを有するバンプであるとして判定す
る。
XBが基準値を満足する、すなわち、前記範囲内である
場合には、ステップ50において、バンプ数カウンタC
が所定値nに達しているか否かを判定する。すなわち、
画像データ内の全てのバンプBについて、測定点間距離
XBの判定良否判定を行ったか否かを判定する。画像デ
ータ内の全てのバンプBについて測定点間距離XBの判
定良否判定を行っていない場合には、ステップ20に戻
り、次のX方向に隣接するバンプについてステップ20
〜40の処理を行う。又、X方向の検査線α上での処理
が終了した場合には、検査線αをY方向へ所定の検査間
隔移動し、同検査線α上のバンプBについて、ステップ
20〜40の処理を行う。図4においては、検査線αが
α1〜α7として図示されており、この実施形態では、
α1から順に図4に示す検査間隔にて検査が行われる。
にて読み込みした画像データ内の全てのバンプBについ
て判定処理が行われた場合には、ステップ60に移行し
て、測定終了処理を行い、このルーチンを一旦終了す
る。
距離XBが基準値を満足しない場合には、不良バンプが
存在するとして、ステップ70に移行し、不良信号(N
G信号)を出力し、この処理ルーチンを終了する。
けられた除去ロボットの制御装置に接続されている場合
には、前記不良信号に基づいて、このバンプを有する基
板Kは後の工程で前記除去ロボットにより、生産ライン
から外される。或いは、前記不良信号に基づいて警告ラ
ンプ、又は警告ブザー等の警報装置を作動させる場合に
は、作業者は、その警報装置の作動によって、その基板
Kをラインから除去する。
テップ40は判定手段に相当する。さて、上記実施形態
によれば、次の効果を奏する。 (1) この実施形態では、基板K上のバンプBの高さ
を直接検出するのではなく、バンプBに映り込んだ発光
装置2の反射領域2aのエッジと、バンプエッジeとの
測定点間距離を測定し、基準バンプBSにおける基準値
と比較することにより、当該バンプBの高さが適正であ
るか否かを判定した。この結果、複雑な計算を行うこと
なく、簡単な演算にて、バンプ高さの良否を行えるた
め、効率的な判定を行うことができる。従って、例えば
1000個オーダのバンプを備えた基板Kであっても、
バンプの良否処理判定を極めて短時間で行うことができ
る。
斜め上方から発光するようにしているため、隣接するバ
ンプの影の影響が出易くなるが、撮像デバイス3の撮像
中心軸MをバンプBの中心点Oに対して垂直とした垂直
光学系としているため、その隣接するバンプの影の影響
を受けなくすることができる。
する。なお、前記第1実施形態と同一構成については同
一符号を付し、異なるところを中心に説明する。
らに発光装置12が設けられており、両発光装置2,1
2はバンプBの表面に対して平面視したときにバンプの
径方向に位置するようにバンプBに対して斜め上方に配
置されている。なお、両発光装置2,12は、バンプに
対して平行光源となるように離間して配置するのが好ま
しい。
形態におけるバンプ高さ良否判定処理ルーチンにおい
て、ステップ20の代わりにステップ20Aの処理がな
され、ステップ40の代わりにステップ40Aの処理を
行うことが異なっている。
って、発光装置12の反射領域12aのエッジ、発光装
置2の反射領域2aを検出し、XL1,XL2,XBの
演算を行う。
る、まず、当該バンプBの直径上の検査線αにおいて、
原点O1(画像データの検査線の始点)から当該バンプ
Bの発光装置12の反射領域12aのエッジ迄の距離X
L2と、当該バンプBの発光装置2の反射領域2aのエ
ッジ迄の距離XL1との距離を算出する。そして、XL
1−XL2との差XBを算出する。
置12の反射領域12aのエッジが、第2測定点に相当
し、バンプBの発光装置2の反射領域2aのエッジが第
1測定点に相当し、XBが測定点間距離に相当する。
下記の通りである。基準値は、適正な高さHを有する基
準バンプBSを前記説明した撮像条件と同一条件にて撮
像したときの、当該基準バンプBSの発光装置12の反
射領域12aのエッジ(第2測定点)と、発光装置2の
反射領域のエッジ(第1測定点)との間の距離XS1を
測定した結果に基づいて設定されている。
反射領域2a(図2参照)のエッジと、バンプBに映り
込んだ発光装置12の反射領域12a(図2参照)のエ
ッジとの測定点間距離は、バンプBの高さHと相関関係
にある。
2の場合(図11参照)、画像データにおけるバンプの
発光装置2の反射領域2aのエッジはバンプBの頂点T
(中心点O)に寄ったx2の位置となる。又、基準バン
プBSよりも高さが高いバンプB1の場合(図11参
照)、画像データにおけるバンプの反射領域2bのエッ
ジはバンプエッジeに寄ったx1の位置となる。
ンプB2の場合(図11参照)、画像データにおけるバ
ンプの発光装置12の反射領域12aのエッジはバンプ
エッジeに寄った位置となる。しかし、基準バンプBS
のときの位置から前記バンプエッジに寄った位置との距
離Δx1は、撮像デバイス3のCCDカメラが垂直光学
系で撮像しているため、(x2−x)>>Δx1とな
る。
プB1の場合(図11参照)、画像データにおけるバン
プの発光装置12の反射領域12aのエッジはバンプの
中心Oに寄った位置となる。しかし、基準バンプBSの
ときの位置から前記バンプ中心Oに寄った位置との距離
Δx2は、撮像デバイス3のCCDカメラが垂直光学系
で撮像しているため、(x2−x)>>Δx2となる。
て示したバンプの発光装置2の反射領域2bは、反射領
域2aよりもバンプエッジe側に寄った場合を示し、一
方、ハッチングにて示したバンプの発光装置12の反射
領域12bは、反射領域12aよりもバンプエッジe側
に寄った場合を示している。この図に示すように、その
移動距離は、発光装置2の反射領域2aの移動距離の方
がはるかに大きい。
基準値を設定している。そして、この実施形態において
も、基準値は、発光装置12の反射領域12aのエッジ
(第2測定点)と、発光装置2の反射領域2aのエッジ
(第1測定点)との間の距離XSに、さらに検出誤差Δ
xを加味したものである。なお、検出誤差が出るのは第
1実施形態と同様の理由による。
得られる撮像エリア内のバンプBに対して、許容される
検出誤差範囲、すなわち、測定点間距離XBが、XS−
Δx≦XB≦XS+Δxの範囲内であれば、基準バンプ
BSに近い高さHを有するバンプであるとして判定す
る。
奏する。 (1) この実施形態においても、基板K上のバンプB
の高さを直接検出するのではなく、バンプBに映り込ん
だ発光装置2の反射領域2aのエッジと、バンプBに映
り込んだ発光装置12の反射領域12aのエッジとの測
定点間距離を測定し、基準バンプBSにおける基準値と
比較することにより、当該バンプBの高さが適正である
か否かを判定した。この結果、複雑な計算を行うことな
く、簡単な演算にて、バンプ高さの良否を行えるため、
効率的な判定を行うことができ、第1実施形態と同様
に、例えば1000個オーダのバンプを備えた基板Kで
あっても、バンプの良否処理判定を極めて短時間で行う
ことができる。
も、前記第1の実施形態の(2)と同様の効果を奏す
る。 (第3実施形態)次に第3実施形態について説明する。
て、一対の点光源としての発光装置2,12の代わり
に、線光源である発光装置22としたことのみが異なっ
ている。発光装置22は、撮像デバイス3にて撮像され
たとき、その画像データにおいて、発光装置22の反射
領域22aの長さ方向が、バンプBの径方向に沿うよう
に配置されている。
形態におけるバンプ高さ良否判定処理ルーチンのステッ
プ20Aにおいて、第1測定点を、発光装置22の反射
領域22aにおいて頂点T(中心点O)寄りの端部のエ
ッジとし、第2測定点を、同発光装置22のバンプエッ
ジe寄りの端部のエッジとして検出して、その両測定点
間距離XBを算出する。
プBの直径上の検査線αにおいて、原点O1(画像デー
タの検査線の始点)から発光装置22のバンプエッジe
寄りの端部のエッジ迄の距離XL2と、当該バンプBの
発光装置2の反射領域22aの頂点T(中心点O)寄り
の端部のエッジ迄の距離XL1との距離を算出する。そ
して、XL1−XL2との差XBを算出する。
の反射領域22aの検査線α上の端部のエッジ間の距離
(側定点間距離)は、バンプBの高さHと相関関係にあ
る。基準バンプBSよりも高さが低いバンプB2の場合
(図14参照)、画像データにおけるバンプの発光装置
22の反射領域22aの頂点T(中心点O)寄りのエッ
ジは、基準バンプBSのときに比較してバンプの頂点T
(中心点O)寄ったx2の位置となる。又、基準バンプ
BSよりも高さが高いバンプB1の場合(図14参
照)、画像データにおける発光装置22の反射領域22
bの頂点T(中心点O)寄りのエッジはバンプエッジe
に寄ったx1の位置となる。
ンプB2の場合(図14参照)、画像データにおけるバ
ンプの発光装置22の反射領域22aのバンプエッジe
寄りのエッジは、基準バンプBSのときに比較してバン
プエッジeに寄った位置となる。しかし、基準バンプB
Sのときの位置から前記バンプエッジeに寄った位置と
の距離Δx1は、撮像デバイス3のCCDカメラが垂直
光学系で撮像しているため、(x2−x)>>Δx1と
なる。
プB1の場合(図14参照)、画像データにおけるバン
プの発光装置22の反射領域22aのバンプエッジe寄
りのエッジはバンプの中心Oに寄った位置となる。しか
し、基準バンプBSのときの位置から前記バンプ中心O
に寄った位置との距離Δx2は、撮像デバイス3のCC
Dカメラが垂直光学系で撮像しているため、(x2−
x)>>Δx2となる。
て示したバンプの発光装置22の反射領域22bは、反
射領域22aよりもバンプエッジe側に寄った場合を示
している。この図に示すように、反射領域22aの両端
のエッジの移動距離は、発光装置2の反射領域2aの移
動距離の方がはるかに大きい。
基準値を設定している。なお、この実施形態において
も、距離XSに、前記第1実施形態及び第2実施形態に
説明した理由から同様に検出誤差Δxを加味している。
第2実施形態と同様の作用効果を奏する。尚、本発明の
実施形態は上記実施形態に限定されるものではなく、発
明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更して次のよう
に実施することもできる。
リアセンサであったが、ラインセンサとしてもよい。こ
の場合、CCD或いは、基板のいずれかをX方向或いは
Y方向に移動して撮像すればよい。そして、この場合、
その時の移動速度はCCDの分解能に応じて、設定すれ
ばよい。
段としてのCCDは、バンプの垂直上方から撮像するよ
うにしたが、必ずしも垂直上方に配置する必要はなく、
斜め上方からでもよい。この場合、バンプの撮像データ
を垂直上方から撮像したときと、同じ撮像データとなる
ように正規化すれば、前記実施形態と同様の方法によっ
て、バンプ高さの良否判定が可能となり、その判定精度
も高くなる。
スとしてエリアセンサ型のCCDカメラを採用したが、
ガルバノ形式のものを採用してもよい。 (ニ) 前記各実施形態では、バンプBに対して映り込
みさせるものとして発光装置2,12,22を採用した
が、必ずしも発光する必要はなく、例えば、明度の高
い、白色、銀色等の明度の高いものを配置して、バンプ
表面に映り込みさせたり、間接的に光をバンプに反射さ
せて、バンプの表面にその光を映り込みさせたりしても
よい。
RAMを記憶手段としてが、ROM単独、或いはRAM
単独にて記憶手段を構成してもよい。上記実施の形態か
ら把握される技術思想の内、請求項以外の技術思想を以
下に効果とともに記載する。
において、被測定物は、バンプに向かって発光する発光
手段であるバンプ高さ良否判定装置。こうすることによ
り、バンプ撮像データには、被測定物である発光した発
光手段の画像が得られ、発光した画像データはその周辺
の画像よりも明度が高いため、画像処理を行い易くでき
る効果がある。
被測定物は、点光源であるバンプ高さ良否判定装置。こ
うすることにより、バンプ撮像データにおける発光手段
の反射領域の測定点が検出しやすくなる。
ずれかにおいて、撮像手段は、前記バンプに対して垂直
上方より撮像するように配置されたものであるバンプ高
さ検出装置。こうすることにより、バンプ撮像データの
画像処理において正規化が行い易くなる。
ずれかにおいて、被測定物は、前記バンプに対して、斜
め上方に配置されたものであるバンプ高さ検出装置。こ
うすることにより、得られた画像データにおける第1測
定点と第2測定点との測定間距離が長くなり、検出精度
(判定精度)を向上することができる。
項4の発明によれば、バンプに写り込みした第1測定点
と、第2測定点との両側定点間距離を算出し、その両側
定点間距離と基準バンプから得られた基準値と比較する
ことにより、バンプ高さの良否判定を効率的に、しかも
確実に行うことができる。
の概略図。
平面図。
の斜視図。
図。
さ良否判定のフローチャート。
置が実行するバンプ高さ良否判定のフローチャート。
図。
の平面図。
概略図。
の平面図。
置(被測定物を構成する。)、2a,12a,22a…
発光装置の反射領域、3…撮像デバイス(撮像手段を構
成する)、4…画像処理デバイス、5…コンピュータ、
6…CPU(長さ演算手段、及び判定手段を構成す
る。)、7…ROM、9…RAM(ROM7とともに記
憶手段を構成する。)。
Claims (4)
- 【請求項1】 バンプの表面に対して、映り込むように
配置された被測定物と、 前記バンプの表面を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段にて得られたバンプ撮像データのうち、前
記バンプ表面に映り込んだ被測定物の反射領域を第1測
定点とするとともに、前記第1測定点からバンプの径方
向に位置する所定の測定点を第2測定点とし、第1測定
点と、第2測定点との間の測定点間距離を演算する長さ
演算手段と、 基準バンプの高さに対応した基準値を予め記憶する記憶
手段と、 前記長さ演算手段が演算した測定点間距離と、前記基準
値とを比較し、当該バンプの側定点間距離が前記基準値
を満足しない場合には、所定の信号を出力する判定手段
とを備えたことを特徴とするバンプ高さ良否判定装置。 - 【請求項2】 前記被測定物は、2個設けられており、 第1測定点は、前記バンプ撮像データのうちバンプの頂
点側に位置する一方の被測定物の反射領域を測定点とし
たものであり、第2測定点は、前記バンプ撮像データの
うち前記バンプのエッジ側に位置する他方の被測定物の
反射領域を測定点としたものである請求項1に記載のバ
ンプ高さ良否判定装置。 - 【請求項3】 前記被測定物は、バンプ表面に対してそ
の長さが映り込むように配置され、 第1測定点は、前記バンプ撮像データのうちバンプの頂
点側に位置する前記被測定物の前記所定方向における一
方の端の反射領域を測定点としたものであり、第2測定
点は、前記バンプ撮像データのうち前記バンプのエッジ
側に位置する前記被測定物の前記所定方向における他方
の端の反射領域を測定点としたものである請求項1に記
載のバンプ高さ良否判定装置。 - 【請求項4】 前記被測定物は、1個設けられており、 第2測定点は、前記バンプ撮像データのうち前記バンプ
のエッジを測定点としたものである請求項1に記載のバ
ンプ高さ良否判定装置。
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