JP2003311064A - 洗濯機、及び洗濯機用泡沫発生装置 - Google Patents

洗濯機、及び洗濯機用泡沫発生装置

Info

Publication number
JP2003311064A
JP2003311064A JP2002122821A JP2002122821A JP2003311064A JP 2003311064 A JP2003311064 A JP 2003311064A JP 2002122821 A JP2002122821 A JP 2002122821A JP 2002122821 A JP2002122821 A JP 2002122821A JP 2003311064 A JP2003311064 A JP 2003311064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
foam
detergent water
detergent
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002122821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4010862B2 (ja
Inventor
Takehiro Nakanishi
健浩 中西
Takaaki Yonezawa
孝昭 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002122821A priority Critical patent/JP4010862B2/ja
Publication of JP2003311064A publication Critical patent/JP2003311064A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4010862B2 publication Critical patent/JP4010862B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な節水を図りつつ洗浄性能を向上させ
る。 【解決手段】 泡沫発生用ポンプ24及びエアポンプ2
6が作動すると、外槽2内に貯留された洗剤水を洗剤水
吸入管23を介して吸引し、エアポンプ26で生起する
圧縮空気と洗剤水とを撹拌して洗剤の微小な気泡を多量
に発生させ、泡沫供給管25を介して外槽2内へと送り
込む。これによって、洗濯脱水槽4内には、下部に洗剤
水が貯留され、その上に厚い泡沫層が乗った状態が形成
されるから、その状態でパルセータ6を回転させて洗濯
物を洗浄する。泡沫の容積は元の洗剤水の容積より格段
に大きいため、使用する水量が減り、洗剤水の洗剤濃度
は高くなるため洗浄性能も向上する。また、泡沫が洗濯
物に密着し、気泡の破裂に伴い発生する超音波の振動が
洗濯物に効果的に作用することで、洗浄性能が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機、及び洗濯
機用の泡沫発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な渦巻式全自動洗濯機では、有底
円筒形状の外槽が振動吸収用の吊棒により懸垂支持さ
れ、その外槽の内側に、同じく有底円筒形状で周囲に多
数の脱水穴を穿孔した洗濯脱水槽が回転自在に配設さ
れ、その内底部にパルセータが回転自在に設けられてい
る。外槽内に所定水位までの洗剤水を貯留した状態でパ
ルセータを回転させると、洗濯脱水槽内に水流が発生し
て洗濯物が撹拌され、これによって洗濯物を洗うことが
できる。
【0003】この種の洗濯機において洗浄性能の向上を
図るために、従来より様々な提案が行われている。本出
願人は、例えば特開2002-11290号公報、特開2002-18189
号公報等において、洗濯脱水槽内に循環水とともに気泡
を送り込み、洗濯脱水槽内で気泡が破裂する際に発生す
る超音波の作用により、洗濯物に付着した汚れ成分の剥
離を促進させる洗濯機を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした洗濯機におい
て、洗濯脱水槽内に送り込まれる気泡は比較的大きく破
裂し易いため、洗濯物から遠い場所で破裂し洗濯物に対
して超音波による微小振動作用を充分に及ぼせない場合
もある。したがって、こうした気泡の破裂に伴って発生
する超音波をより有効に利用しつつ、更なる洗浄性能の
向上を図ることができる洗濯機が要望されている。
【0005】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
のであり、その主たる目的とするところは、気泡を利用
して洗浄性能を高めることができる洗濯機を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、洗濯槽に投入さ
れた洗剤を迅速に溶かすことによって、洗浄性能を高め
ることができる洗濯機を提供することにある。更に本発
明の他の目的は、洗浄性能を高めるために、洗剤水によ
る泡沫を迅速に洗濯槽内に供給することができる洗濯機
用の泡沫発生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段、及び効果】上記課題を解
決するために成された第1発明に係る洗濯機は、 a)洗剤が溶解した洗剤水と洗濯物とを内部に収容可能な
槽と、 b)該槽又はその内底部に設けられた撹拌翼の少なくとも
一方を回転駆動する回転駆動手段と、 c)該槽内の下部に洗剤水が貯留され、その上部に該洗剤
水による泡沫層が乗った状態を形成するように該泡沫を
発生させる泡沫発生手段と、 を備え、前記泡沫発生手段により泡沫層を形成した状態
で、前記回転駆動手段により槽又は撹拌翼の少なくとも
いずれか一方を回転させて、該槽内の洗濯物を洗うよう
にしたことを特徴としている。
【0007】第1発明に係る洗濯機において、泡沫発生
手段は、槽内の下部に洗剤水が貯留され、その上部に該
洗剤水による泡沫層が乗った状態を形成する。このよう
に泡沫層が形成された状態で槽又は撹拌翼を回転させる
と、洗濯物は洗剤水に浸漬するか、或いは泡沫で包囲さ
れた状態で撹拌される。泡沫で包囲された洗濯物は、密
着する又はごく近接する多量の気泡の破裂に伴う超音波
により、その繊維が微細に振動し、該繊維に付着してい
る各種汚れの剥離が促される。また、気泡の界面活性作
用により、繊維に付着している主として油汚れ等の剥離
が促され、界面活性剤で覆われて繊維表面から運び去ら
れる。
【0008】また、泡沫は元の洗剤水に比べて格段に大
きな容積を占めるため、例えば槽の最上端まで泡沫が充
満していたとしても、洗剤水の量としてみればそれより
もずっと少なくて済む。したがって、第1発明に係る洗
濯機では、泡沫発生手段を使用しない通常の洗剤水で洗
濯を行う場合と比べて、同一負荷量に対する槽への給水
量を減らす、つまり槽内に貯留する水の水位を低くす
る。そのため、投入される洗剤量が同一であれば、水の
量が少ないことによって洗剤水の洗剤濃度は高くなり、
それによって洗濯物が洗剤水に浸漬している部分におい
ても高い洗浄性能が発揮される。しかも、洗い運転時の
水の使用量が少なくて済むため、節水にも有効である。
【0009】したがって、本発明に係る洗濯機によれ
ば、使用する水の量を大幅に減らしつつ、高い洗浄性能
を達成することができる。
【0010】なお、一般に「泡沫」という用語は単に泡
として「気泡」と区別することなく使用される場合もあ
るが、本明細書では、微小な気泡が連続的に連なった
(通常、隣接する気泡の気泡壁は共有されている)集合
体を「泡沫」と呼ぶ。
【0011】前記泡沫発生手段の具体的な構成としては
各種のものが考え得るが、特に、泡沫発生手段は、 c1)前記槽から洗剤水を吸引して該槽に戻すための水循
環手段と、 c2)該水循環手段による循環流路の途中で、洗剤水に空
気を加えて撹拌することにより洗剤水による気泡を発生
させる起泡手段と、を含む構成とすることができる。
【0012】この構成によれば、槽の外側で洗剤水から
泡沫を発生させ、その泡沫を槽へと戻すようにしてい
る。したがって、洗剤水を充分に撹拌することによっ
て、微小な気泡から成る泡沫を迅速に、つまり効率的に
発生させることができる。また、泡沫発生手段が必ずし
も槽にごく近接していなくともよいため、洗濯機の内部
のいかなる位置に泡沫発生手段を配置してもよく、洗濯
機内部の部材配置がより自由になる。更にまた、槽内で
溶解していない洗剤が水とともに吸引されると、起泡手
段では、洗剤が水や空気と共に撹拌されるため、洗剤の
溶解が促進される。したがって、洗剤を迅速に溶解さ
せ、槽内の洗剤水の洗剤濃度を早期に高めることができ
るので、これによっても洗浄性能が向上する。
【0013】前記泡沫発生手段の一実施態様としては、
第1及び第2インペラがそれぞれ内装された第1及び第
2ポンプ室を有する遠心ポンプと、空気を圧送する空気
圧送手段とを含み、前記第1ポンプ室は、前記水循環手
段として、第1インペラの回転により吸込口から洗剤水
を吸入して吐出口へと圧送し、前記第2ポンプ室は、前
記起泡手段として、前記第1室から送られて来た洗剤水
と前記空気圧送手段により圧送された空気とを、第2イ
ンペラの回転により撹拌して洗剤水による気泡を発生さ
せる構成とすることができる。
【0014】この構成では、同一のポンプでありながら
水循環手段と起泡手段とが分離されているので、第1、
第2インペラの形状をそれぞれの目的に最適となるよう
に設計することができる。また、空気圧送手段が別に設
けられているため、遠心ポンプに対して充分な量の空気
を送給することが可能である。そのため、水循環手段に
よる単位時間当たりの送水量を大きく確保することがで
き、泡沫の発生効率も高くすることができる。したがっ
て、槽内に多量の泡沫を迅速に供給することができる。
【0015】なお、前記空気圧送手段の稼動及びその動
作停止に応じて、前記遠心ポンプによる泡沫の送給又は
洗剤水の循環のみ、を選択的に行える構成とすれば、必
要に応じて、例えば泡沫を使用しない通常の洗濯運転を
実行する場合にも、洗剤水を外槽に循環させて洗浄性能
を高めることが可能である。
【0016】また、前記泡沫発生手段の別の実施態様と
しては、前記水循環手段と起泡手段とを兼ねる手段とし
て、斜流翼体を有するインペラを内装したポンプ室を有
する1室式のポンプを含み、該ポンプ室では、前記イン
ペラの回転により、洗剤水吸込口から洗剤水を吸引する
とともに空気吸込口から空気を吸引し、その両者を撹拌
して洗剤水による気泡を発生させて吐出口から送出する
構成とすることができる。
【0017】この構成では、水循環手段と起泡手段とが
兼用されているので、ポンプの構造がきわめて簡単にな
り、低廉なコストで泡沫発生手段を具現化することがで
きる。
【0018】なお、上記別の実施態様においても、前記
空気吸込口に連結された空気自吸管の途中に開閉弁を備
え、該開閉弁の開閉に応じて、前記ポンプによる泡沫の
送給又は洗剤水の循環のみ、を選択的に行える構成とす
れば、必要に応じて洗剤水を外槽に循環させて洗浄性能
を高めることが可能である。
【0019】また、第2発明及び第3発明は、第1発明
に係る洗濯機に好適な泡沫発生装置である。すなわち、
第2発明は、洗剤が溶解した洗剤水が貯留された槽内
に、該洗剤水による泡沫を発生させる洗濯機用の泡沫発
生装置であって、 a)第1インペラを内装する第1ポンプ室と第2インペラ
を内装する第2ポンプ室との2室を有する遠心ポンプ
と、 b)空気を圧送する空気圧送手段と、 c)前記遠心ポンプの第1ポンプ室の吐出口と第2ポンプ
室の吸込口とを連通し、且つその途中に前記空気圧送手
段により圧送された空気を混入させる連通手段と、 を備え、前記第1ポンプ室では、第1インペラの回転に
より、前記槽から洗剤水を吸引して前記吐出口へと送出
し、前記第2ポンプ室では、前記連通手段を経て送られ
て来た洗剤水と空気とを、第2インペラの回転により撹
拌して洗剤水による気泡を発生させ、前記槽へと送出す
ることを特徴としている。
【0020】また第3発明は、洗剤が溶解した洗剤水が
貯留された槽内に、該洗剤水による泡沫を発生させる洗
濯機用の泡沫発生装置であって、 a)斜流翼体を有するインペラを内装し、洗剤水吸込口、
空気吸込口及び吐出口を設けたポンプ室を有するポンプ
と、 b)前記空気吸込口に連結された空気自吸管と、 を備え、前記ポンプ室では、前記インペラの回転によ
り、前記槽から洗剤水吸込口を経て洗剤水を吸引すると
ともに空気吸込口を経て空気を吸引し、その両者を撹拌
して洗剤水による気泡を発生させて、前記吐出口を経て
前記槽へと送出することを特徴としている。
【0021】第2発明に係る泡沫発生装置によれば、上
述したように、効率的に洗剤水による泡沫を発生させる
ことができるので、槽内に多量の泡沫を迅速に供給する
ことができる。一方、第3発明に係る泡沫発生装置によ
れば、ポンプの構造がきわめて簡単になり、低廉なコス
トで洗剤水による泡沫を発生することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、第1発明の一実施例(以下
「第1実施例」という)である全自動洗濯機について、
図1〜図6に基づいて説明する。
【0023】図1は第1実施例による洗濯機の要部の側
面縦断面図である。この図1を参照して、第1実施例の
洗濯機の全体構成を説明する。
【0024】外箱1の内部には、有底円筒形状の外槽2
が4本(但し、図1では2本のみが見えている)の吊棒
3により吊支されており、この外槽2の内側には、周囲
に多数の脱水穴4aを有する有底円筒形状の洗濯脱水槽
4が、その底壁に固着された主軸5を中心に回転自在に
軸支されている。洗濯脱水槽4の内底部には撹拌翼であ
るパルセータ6が設けられ、パルセータは6は主軸5の
内側に挿通された翼軸7により回転自在に軸支されてい
る。外槽2の底壁の下面には、必要に応じて主軸5と翼
軸7とを連結させるクラッチを含む動力切換機構12
と、モータ8とが取り付けられており、そのモータ8の
回転動力がモータプーリ9、ベルト10、主プーリ11
及び動力切換機構12を介して主軸5と翼軸7とに伝達
され、それによって洗濯脱水槽4とパルセータ6とを一
体に又はパルセータ6のみを回転駆動する。
【0025】外槽2の上方後部には、洗剤容器を引き出
し自在に備えた注水部15が設けられ、外部の水道栓に
連結された給水管13から給水バルブ14を介して注水
部15へと水が供給され、該注水部15から外槽2内へ
と水が注がれる。一方、外槽2の底壁には排水口16が
設けられ、排水口16にはその途中に排水バルブ18を
備えた排水管17が接続されている。図示しないもの
の、排水管17の末端は機外に引き出されて外部の排水
溝等へ接続される。
【0026】洗濯脱水槽4の上端には、内部に液体を封
入した環状のバランスリング20が取り付けられてお
り、洗濯脱水槽4の周壁内側には、その内底部からバラ
ンスリング20の直下まで縦に延伸する循環水路21が
形成されている。循環水路21の下端は揚水口21aと
して、また上端は吐水口21bとして開放しており、そ
の吐水口21bには糸屑等のゴミ捕集用のリントフィル
タ22が着脱自在に取り付けられている。
【0027】いま、外槽2内の所定位置まで水が貯留さ
れた状態でパルセータ6が回転駆動されると、パルセー
タ6の上面に設けられた撹拌羽根6aによって洗濯脱水
槽4内に渦巻状の水流が発生する。また同時に、パルセ
ータ6の下面と洗濯脱水槽4の底壁との間隙をケーシン
グとして、パルセータ6の裏羽根6bによってポンプ作
用が生じる。このポンプ作用により、パルセータ6直下
の洗濯脱水槽4の底壁に上下に貫通して設けられた通水
口4bを通し、洗濯脱水槽4底壁と外槽2底壁との間隙
にある水が吸い上げられ、パルセータ6の下面外周側へ
と圧送される。この水は高い圧力で循環水路21の揚水
口21aへと送り込まれ、循環水路21の内部を上昇
し、吐水口21bから吐き出されて洗濯脱水槽4内に落
下する。吐水口21bから水が吐き出されるとき、水は
リントフィルタ22を通過するので、水に混入している
糸屑等のゴミはリントフィルタ22に捕集される。
【0028】また、排水管17にあって排水口16と排
水バルブ18との間には洗剤水吸入管23の一端が接続
され、その他端は泡沫発生用ポンプ24の洗剤水吸込口
に接続されている。また、泡沫発生用ポンプ24の空気
吸込口には、空気圧送手段としてのエアポンプ26の空
気吐出口に一端が接続された圧縮空気送給管27の他端
が接続されている。更に、泡沫発生用ポンプ24の泡沫
吐出口には泡沫供給管25の一端が接続され、その他端
は外槽2の周壁の中央やや上方に泡沫供給口28として
接続されている。この泡沫供給口28の位置は、後述す
るように泡沫を用いた洗濯を行う際に外槽2に貯留され
る洗剤水の水面よりも上になるように定められている。
【0029】また、外槽2の上端から少し下がった位置
には、外側に突出して形成された泡検知室29aと、そ
の内部に所定間隔離して配設された2本の棒状の泡検知
用電極29bと、から成る泡検知部29が設けられてい
る。
【0030】而して、外槽2内に洗剤水(洗剤が溶解し
た水)が貯留された状態で、泡沫発生用ポンプ24及び
エアポンプ26が作動すると、泡沫発生用ポンプ24は
洗剤水吸入管23を介して外槽2の底部から洗剤水を吸
引し、エアポンプ26は圧縮空気送給管27を介して泡
沫発生用ポンプ24に圧縮空気を送り込む。泡沫発生用
ポンプ24では、洗剤水に圧縮空気を混合してこれを激
しく撹拌することによって洗剤水による微小な気泡を多
量に発生し、該気泡が連なる泡沫を泡沫供給管25を介
して外槽2内へと連続的に送り込む。
【0031】次に、図2及び図3を参照して、泡沫発生
用ポンプ24の構成について詳細に説明する。なお、こ
の泡沫発生用ポンプ24は第2発明に係る泡沫発生装置
の一実施例でもある。
【0032】図2は第1実施例の洗濯機における泡沫発
生用ポンプの側面縦断面図、図3(A)は図2中のA−
A’矢視線断面図、図3(B)は同じくB−B’矢視線
断面図である。
【0033】この泡沫発生用ポンプ24は、駆動源とし
てのポンプモータ40を含み、そのモータ軸41に第1
及び第2なる2つの形状の異なるインペラ42、43が
装着されている。第1インペラ42は第1ポンプケーシ
ング44に内装され、第2インペラ43は第2ポンプケ
ーシング45に内装され、両ポンプケーシング44、4
5は隔壁46によって区画され、モータ軸41はその隔
壁46を貫通している。第1ポンプケーシング44にお
いて、第1インペラ42の前方には洗剤水吸入管23が
連結される第1吸込口47が設けられ、また側周壁上部
には連結ホース51の一端が接続される第1吐出口48
が設けられている。一方、第2ポンプケーシング45の
側周壁には、上記連結ホース51の他端が接続される第
2吸込口49と、泡沫供給管25が連結される第2吐出
口50とが設けられている。
【0034】第1インペラ42は、図3(A)に示すよ
うに、外周側から中央に向かって湾曲する円板状の基体
421と、その基体421から前方に突出し略中央にモ
ータ軸41の貫通孔を有するボス422と、基体421
の前面に渦巻状に複数設けられた翼体423と、を含ん
で構成される。この第1インペラ42が所定方向に回転
すると、第1ポンプケーシング44は、中央前方つまり
第1吸込口47から吸い込んだ洗剤水を外周側へと押し
出す渦巻ポンプとして機能し、これは上記水循環手段に
相当する。
【0035】一方、第2インペラ43は、図3(B)に
示すように、後方端面が閉塞した扁平円筒形状の基体4
31と、その基体431から前方に突出し略中央にモー
タ軸41の貫通孔を有するボス432と、基体431の
周囲に放射状に複数設けられた翼体433と、を含んで
構成される。この第2インペラ43が所定方向に回転す
ると、第2ポンプケーシング45は、側方の第2吸込口
49から吸い込んだ洗剤水を外周に沿って離れた側方の
第2吐出口50へと押し出す渦流ポンプとして機能し、
これは上記起泡手段に相当する。
【0036】なお、隔壁46の両面と、その各面に対向
する第1インペラ42の背面、及び第2インペラ43の
前面との間には、それぞれ凹部と凸部とを遊嵌させたラ
ビリンス結合によるシールを設けている。このシールに
よって隔壁46のモータ軸41周りの水密性が向上し、
各ポンプケーシング44,45内での動作がより効率的
に行える。
【0037】上記構成において、外槽2内に洗剤水が貯
留されている状態で、ポンプモータ40が駆動されてモ
ータ軸41が回転すると、これに固着されている第1イ
ンペラ42が回転し、該インペラ42前面の翼体423
のポンプ作用により、外槽2の底部から排水管17及び
洗剤水吸入管23を経た洗剤水が、第1吸込口47を介
して第1ポンプケーシング44内に吸い込まれる。そし
て、その側壁面に設けられている第1吐出口48から強
い水圧で吐き出される。
【0038】こうして圧送された洗剤水は連結ホース5
1を経て第2ポンプケーシング45内に入るが、第2吸
込口49の手前で連結ホース51には圧縮空気送給管2
7が接続されているため、第2ポンプケーシング45内
には洗剤水と圧縮空気の両方が混合しながら勢いよく入
り込む。モータ軸41の回転に伴って第2インペラ43
が回転すると、洗剤水と圧縮空気とは第2ポンプケーシ
ング45内で翼体433により撹拌される。したがっ
て、洗剤水の泡立ちが促進され、多量の気泡を含んだ状
態の洗剤水が第2吐出口50を経て泡沫供給管25へと
送り出され、泡沫供給口28から外槽2内へと吐き出さ
れる。
【0039】以上のようにして、この泡沫発生用ポンプ
24では、外槽2から吸引した洗剤水を再び外槽2へと
環流させる動作と、その途中でエアポンプ26から送ら
れてくる圧縮空気と洗剤水とを撹拌して泡沫を発生させ
る動作とが達成される。
【0040】図4は、第1実施例の全自動洗濯機の電気
系構成図である。図4において、制御の中心には、CP
U、RAM、ROM、タイマなどを含んで構成される制
御部70が据えられている。制御部70には、複数の操
作キーを備えて成る操作部71から操作信号が入力され
るとともに、外槽2の内部に貯留された水の水位を検知
するための水位センサ73から水位検知信号が、泡検知
用電極29bから洗剤による泡沫の検知信号が入力され
る。また、制御部70は負荷駆動部74を介してモータ
8の回転を制御するとともに、給水バルブ14、排水バ
ルブ18、及びクラッチ12a、泡沫発生用ポンプ2
4、エアポンプ26の動作を制御する。また、制御部7
0は操作キーの操作に応じた表示などを表示部72に行
わせる。
【0041】以上の構成を有する第1実施例の全自動洗
濯機では、特に泡沫発生用ポンプ24、エアポンプ26
を含む泡沫発生手段を利用して、洗い行程時に特徴的な
制御を行う。図6は洗い行程時の制御フローチャート、
図5は洗い運転時の外槽2内の状態を示す概略縦断面図
である。次に、第1実施例の全自動洗濯機の洗い行程時
の動作を説明する。
【0042】洗い行程においては、まず制御部70は給
水バルブ14を開放し、外部の水道栓等から導入した水
を注水部15を介して洗濯物が収容されている洗濯脱水
槽4内に給水し始める(ステップS1)。洗濯脱水槽4
内には給水に先立ってユーザにより洗剤が投入されてい
るか、或いは、この給水時に注水部15において洗剤容
器内に収容されている洗剤が水に押し流されて投入され
るものとする。このとき排水バルブ18は閉鎖されてお
り、外槽2の底部には徐々に水が溜まってくる。制御部
70は水位センサ73により外槽2内の水位を認識し、
所定水位に到達するまで給水を継続する(ステップS
2)。その所定水位は、外槽2底部、排水管17、洗剤
水吸入管23、泡沫発生用ポンプ24及び泡沫供給管2
5という洗剤水の循環経路に充分に水が満ちる程度の水
量が確保される水位以上であればよい。
【0043】外槽2内の水位が上昇して上記所定水位に
到達すると、制御部70はエアポンプ26及び泡沫発生
用ポンプ24をオンする(ステップS3)。これによ
り、上述した通り、泡沫発生用ポンプ24の内部におい
て洗剤水による微小な気泡が多量に発生し、泡沫供給口
28から外槽2内に泡沫が供給され始める。外槽2の周
壁と洗濯脱水槽4の周壁との間隙に入った泡沫は脱水穴
4aを通して洗濯脱水槽4の内側に流れ込み、洗剤水の
水面上に堆積する。したがって、洗濯脱水槽4の内側で
は、下側に洗剤水が貯留され、その上に多数の微小な気
泡が連なった泡沫から成る泡沫層が形成され、この状態
で泡沫層が徐々に厚くなるとともに洗剤水の水位が上昇
してゆく。
【0044】また、エアポンプ26及び泡沫発生用ポン
プ24がオンされた時点では、洗濯脱水槽4内に投入さ
れた洗剤は水に充分に溶解していないが、外槽2の底部
に沈んだ洗剤が水と共に泡沫発生用ポンプ24に吸引さ
れると、該ポンプ24内で水や気泡と激しく撹拌される
ため、洗剤が水に溶解するのを助ける。すなわち、泡沫
発生用ポンプ24は洗剤水による泡沫を発生させるのみ
ならず、洗剤(主として粉末洗剤)の溶解を促進する効
果も併せ持つ。
【0045】給水が継続されつつ泡沫発生用ポンプ24
による泡沫発生が行われると、上記のように洗剤水の水
位が上昇しつつ泡沫層も厚くなってくる。外槽2内で泡
沫層が上昇し泡検知室29aまで到達すると、泡沫を介
して2本の泡検知用電極29b間に電流が流れる。そこ
で、制御部70は泡検知用電極29b間に電流が流れる
か否かを判定することにより、泡沫の有無を判定する
(ステップS4)。泡検知室29a内に泡沫があると判
定されると、制御部70は給水バルブ14を閉鎖して給
水を停止する(ステップS5)。そして、エアポンプ2
6及び泡沫発生用ポンプ24をオフすることにより、更
なる泡沫の発生を停止させる(ステップS6)。それに
よって、洗剤水の水位と泡沫層の上昇は停止する。
【0046】なお、このときの洗剤水の水位は、同一の
負荷量に対して、泡沫を用いない通常の洗濯時の設定水
位よりも遙かに低くなる。ちなみに、例えば負荷量が6
kgであるとき、泡沫を用いない通常の洗濯では、洗浄
時の貯留水量は約50Lであるのに対し、本実施例のよ
うに泡沫を利用した場合、同一負荷量において貯留水量
は約30Lで済む。したがって、水量はほぼ半分かそれ
よりも若干多い程度と、かなりの使用水量の低減にな
る。
【0047】始めに適度な量の洗剤が洗濯脱水槽4内に
投入されていさえすれば、このときには、図5に示すよ
うに、洗濯脱水槽4内にその高さの半分程度の洗剤水が
貯留し、その上に同程度の厚さの泡沫層が浮いている状
態が形成される。その状態で、制御部70はモータ8を
作動させ、所定回転速度でパルセータ6を回転し始める
(ステップS7)。パルセータ6の回転に伴うポンプ作
用により、図5中に矢印で示すような水流が発生する。
また、洗濯脱水槽4内の洗剤水には翼軸7の周りに回転
するような渦巻状の水流が発生する。
【0048】泡沫層は洗剤水の上に乗った状態となって
いるため、泡沫層も上記渦巻状の水流と同じ方向に回転
する。洗濯物は洗剤水の中のみならず泡沫層の中でも浮
力を受けるため、洗濯物は洗剤水に浸漬するか或いは泡
沫層中に担持された状態で撹拌される。洗剤水に浸漬し
ている洗濯物は従来の洗濯機と同様に、洗濯物同士の摩
擦、洗濯物と洗濯脱水槽4の内壁又はパルセータ6との
接触による摩擦、或いは、洗濯物の繊維の隙間を通過す
る洗剤水の機械的な力などによって洗浄される。
【0049】一方、泡沫は洗濯物に対して水ほどには機
械的力を及ぼさないが、洗濯物に密着した又は近接した
気泡は、特にそのサイズが大きなものから徐々に破裂し
てより微細な気泡に***してゆく。その際に超音波が発
生し、該超音波による微小振動が洗濯物の繊維に与えら
れる。それによって、洗濯物に付着している汚れが剥離
し易くなる。また気泡は主として洗剤中の界面活性剤に
より形成されるが、その界面活性作用により、気泡それ
自体が洗濯物に付着している汚れ、特に油汚れを引き剥
がし、その汚れを包んで洗濯物の表面から運び去る。こ
のような複合的な作用によって、泡沫層中で撹拌されて
いる洗濯物も洗浄される。
【0050】更にまた、泡沫の容積はその泡沫の元とな
った洗剤水の容積に比べると格段に大きくなる。換言す
れば、僅かな量の洗剤水でもって多量の泡沫を発生させ
ることができるから、外槽2内に貯留されている水の量
は、上述した通り、同程度の量の洗濯物を洗濯する場合
の通常の水の量と比べると格段に少なくなる。そのた
め、本実施例の洗濯機では、洗剤水の洗剤濃度が濃くな
り、それによって高い洗浄性能を得ることができる。ま
た、従来の方法で同程度の量の洗濯物を洗濯する場合に
比べて使用する水量が大幅に少なくて済むため、節水も
図ることができる。
【0051】したがって、上記第1実施例の全自動洗濯
機では、洗濯に使用する水の量を減らしつつ、高い洗浄
性能を達成し、洗濯物をきれいにすることができる。
【0052】また第1実施例の洗濯機では、エアポンプ
26を作動させずに泡沫発生用ポンプ24のみを作動さ
せると、圧縮空気が泡沫発生用ポンプ24へと送給され
ないため、該ポンプ24は単に洗剤水を洗剤水吸入管2
3を介し吸引して泡沫供給管25へと吐出する水循環手
段として機能する。したがって、上述したように洗剤水
による泡沫を用いた洗浄でなく、通常の洗剤水による洗
いの際に洗剤水を循環させることによって洗浄性能を高
めるようにすることもできる。
【0053】なお、上記第1実施例において、モータ8
の作動によるパルセータ6の回転は給水を停止する以前
に開始することもできる。
【0054】次に、本発明の第2実施例による全自動洗
濯機を、図7〜図9を参照して説明する。図7は第2実
施例による洗濯機の要部の側面縦断面図、図8は本実施
例の洗濯機におけるポンプの側面縦断面図、図9(A)
は図8中のC−C’矢視線断面図、図9(B)は同じく
D−D’矢視線断面図である。なお、上記第1実施例に
よる洗濯機と同一又は相当する構成要素については、同
一の符号を付して、特に必要としない限り説明を省略す
る。
【0055】この第2実施例の洗濯機は、洗剤水による
泡沫を発生するための泡沫発生手段の構成が上記第1実
施例とは相違しており、この泡沫発生手段は第3発明に
係る泡沫発生装置の一実施例でもある。
【0056】すなわち、図7に示すように、排水口16
と排水バルブ18との間の排水管17にその一端が接続
された洗剤水吸入管23の他端は、泡沫発生用ポンプ3
0の洗剤水吸込口に接続されている。この泡沫発生用ポ
ンプ30の空気吸込口には、その途中にバルブ33が設
けられた空気自吸管31の下端が接続され、その上端は
外槽2内の最高水位よりも高い位置で開放端面32とな
っている。
【0057】図8及び図9に示すように、第2実施例の
洗濯機における泡沫発生用ポンプ30では、唯一のポン
プケーシング63の内部に、駆動源としてのポンプモー
タ60のモータ軸61に取り付けられたインペラ62が
回転自在に内装されている。ポンプケーシング63にお
いて、インペラ62の前方には空気自吸管31が連結さ
れる空気吸込口65が設けられ、また側壁面には洗剤水
吸入管23が連結される洗剤水吸込口64と、泡沫供給
管25が連結される吐出口66とが設けられている。
【0058】インペラ62は、モータ軸61の取付孔を
有するボス621と、該ボス621の周囲に軸に対し傾
斜して設けられた複数の斜流翼体622とを含んで構成
される。このインペラ62が所定方向に回転したとき、
該ポンプ30は渦巻ポンプと渦流ポンプとの両方の機能
を兼ね、側方の洗剤水吸込口64から洗剤水を吸い込む
とともに前方の空気吸込口65から空気を吸い込み、洗
剤水と空気とを撹拌して泡を発生させつつ吐出口66へ
と押し出す。したがって、外槽2内に洗剤水が貯留され
た状態で、泡沫発生用ポンプ30が作動すると、泡沫発
生用ポンプ30は洗剤水吸入管23を介して外槽2底部
から洗剤水を吸引するとともに、空気自吸管31を介し
て外気を吸引し、これを撹拌することによって洗剤によ
る細かい気泡を多量に発生し、この気泡が連なった泡沫
を泡沫供給管25を介して外槽2内へと送り込む。
【0059】以上のようにして、この第2実施例による
洗濯機においても上記第1実施例の洗濯機と同様に、洗
濯脱水槽4内に、洗剤水の上に泡沫層が乗った状態を生
じさせ、その状態で洗濯物を洗浄することができる。第
2実施例の洗濯機は、泡沫発生用ポンプ30による泡沫
の発生効率という点では第1実施例の洗濯機に比べると
不利であるが、1つのポンプ室しか持たないためポンプ
自体の構成が非常に単純になり、コストが掛からず故障
等の発生も少ない。
【0060】なお、第2実施例の洗濯機では、バルブ3
3を閉じることによって泡沫発生用ポンプ30への空気
の供給は停止されるから、泡沫発生用ポンプ30の動作
により洗剤水のみを循環させたい場合にはバルブ33を
閉鎖し、泡沫を発生させたい場合にバルブ33を開放す
ればよい。すなわち、第1実施例の洗濯機におけるエア
ポンプ26のオン・オフに相当する動作の切換えをバル
ブ33の開閉によって達成することができる。
【0061】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例による洗濯機の要部の側
面縦断面図。
【図2】 第1実施例の洗濯機におけるポンプの側面縦
断面図。
【図3】 図2中のA−A’矢視線断面図(A)及びB
−B’矢視線断面図(B)。
【図4】 第1実施例の全自動洗濯機の電気系構成図。
【図5】 第1実施例の全自動洗濯機における洗い運転
時の外槽内の状態を示す概略図。
【図6】 第1実施例の全自動洗濯機における洗い行程
時の制御フローチャート。
【図7】 本発明の第2実施例による洗濯機の要部の側
面縦断面図。
【図8】 第2実施例の洗濯機におけるポンプの側面縦
断面図。
【図9】 図8中のC−C’矢視線断面図(A)及びD
−D’矢視線断面図(B)。
【符号の説明】
2…外槽 4…洗濯脱水槽 4a…脱水孔 4b…通水口 5…主軸 6…パルセータ 16…排水口 17…排水管 18…排水バルブ 23…洗剤水吸入管 24,30…泡沫発生用ポンプ 25…泡沫供給管 26…エアポンプ 27…圧縮空気送給管 28…泡沫供給口 29…泡検知部 29a…泡検知室 29b…泡検知用電極 31…空気自吸管 32…開放端面 33…バルブ 40,60…ポンプモータ 41,61…回転軸 42…第1インペラ 421…基体 422…ボス 423…翼体 43…第2インペラ 431…基体 432…ボス 433…翼体 44…第1ポンプケーシング 45…第2ポンプケーシング 46…隔壁 47…第1吸込口 48…第1吐出口 49…第2吸込口 50…第2吐出口 51…連結ホース 62…インペラ 621…ボス 622…翼体 63…ポンプケーシング 64…洗剤水吸込口 65…空気吸込口 66…吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA19 BB05 BB08 BB14 CA06 CA08 CB06 CB44 CB45 CB48 FD08 HB05 HB06 LC06 MA02 MA06 MA08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)洗剤が溶解した洗剤水と洗濯物とを内
    部に収容可能な槽と、 b)該槽又はその内底部に設けられた撹拌翼の少なくとも
    一方を回転駆動する回転駆動手段と、 c)該槽内の下部に洗剤水が貯留され、その上部に該洗剤
    水による泡沫層が乗った状態を形成するように該泡沫を
    発生させる泡沫発生手段と、 を備え、前記泡沫発生手段により泡沫層を形成した状態
    で、前記回転駆動手段により槽又は撹拌翼の少なくとも
    いずれか一方を回転させて、該槽内の洗濯物を洗うよう
    にしたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記泡沫発生手段は、 c1)前記槽から洗剤水を吸引して該槽に戻すための水循
    環手段と、 c2)該水循環手段による循環流路の途中で、洗剤水に空
    気を加えて撹拌することにより洗剤水による気泡を発生
    させる起泡手段と、 を含むことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記泡沫発生手段は、第1及び第2イン
    ペラがそれぞれ内装された第1及び第2ポンプ室を有す
    る遠心ポンプと、空気を圧送する空気圧送手段とを含
    み、 前記第1ポンプ室は、前記水循環手段として、第1イン
    ペラの回転により吸込口から洗剤水を吸入して吐出口へ
    と圧送し、 前記第2ポンプ室は、前記起泡手段として、前記第1室
    から送られて来た洗剤水と前記空気圧送手段により圧送
    された空気とを、第2インペラの回転により撹拌して洗
    剤水による気泡を発生させることを特徴とする請求項2
    に記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記空気圧送手段の稼動及びその動作停
    止に応じて、前記遠心ポンプによる泡沫の送給又は洗剤
    水の循環のみのいずれかを選択的に行えるようにしたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記泡沫発生手段は、前記水循環手段と
    起泡手段とを兼ねる手段として、斜流翼体を有するイン
    ペラを内装したポンプ室を有する1室式のポンプを含
    み、該ポンプ室では、前記インペラの回転により、洗剤
    水吸込口から洗剤水を吸引するとともに空気吸込口から
    空気を吸引し、その両者を撹拌して洗剤水による気泡を
    発生させて吐出口から送出することを特徴とする請求項
    2に記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記空気吸込口に連結された空気自吸管
    の途中に開閉弁を備え、該開閉弁の開閉に応じて、前記
    ポンプによる泡沫の送給又は洗剤水の循環のみのいずれ
    かを選択的に行えるようにしたことを特徴とする請求項
    5に記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗剤が溶解した洗剤水が貯留された槽内
    に、該洗剤水による泡沫を発生させる洗濯機用の泡沫発
    生装置であって、 a)第1インペラを内装する第1ポンプ室と第2インペラ
    を内装する第2ポンプ室との2室を有する遠心ポンプ
    と、 b)空気を圧送する空気圧送手段と、 c)前記遠心ポンプの第1ポンプ室の吐出口と第2ポンプ
    室の吸込口とを連通し、且つその途中に前記空気圧送手
    段により圧送された空気を混入させる連通手段と、 を備え、前記第1ポンプ室では、第1インペラの回転に
    より、前記槽から洗剤水を吸引して前記吐出口へと送出
    し、前記第2ポンプ室では、前記連通手段を経て送られ
    て来た洗剤水と空気とを、第2インペラの回転により撹
    拌して洗剤水による気泡を発生させ、前記槽へと送出す
    ることを特徴とする洗濯機用泡沫発生装置。
  8. 【請求項8】 洗剤が溶解した洗剤水が貯留された槽内
    に、該洗剤水による泡沫を発生させる洗濯機用の泡沫発
    生装置であって、 a)斜流翼体を有するインペラを内装し、洗剤水吸込口、
    空気吸込口及び吐出口を設けたポンプ室を有するポンプ
    と、 b)前記空気吸込口に連結された空気自吸管と、 を備え、前記ポンプ室では、前記インペラの回転によ
    り、前記槽から洗剤水吸込口を経て洗剤水を吸引すると
    ともに空気吸込口を経て空気を吸引し、その両者を撹拌
    して洗剤水による気泡を発生させて前記吐出口を経て前
    記槽へと送出することを特徴とする洗濯機用泡沫発生装
    置。
JP2002122821A 2002-04-24 2002-04-24 洗濯機 Expired - Fee Related JP4010862B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122821A JP4010862B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122821A JP4010862B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003311064A true JP2003311064A (ja) 2003-11-05
JP4010862B2 JP4010862B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=29538329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002122821A Expired - Fee Related JP4010862B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4010862B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157254A (ja) * 2008-02-04 2008-07-10 Hitachi Appliances Inc 洗濯機用ポンプ
KR101138881B1 (ko) 2006-06-19 2012-05-15 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 세탁제어방법
WO2014129363A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 シャープ株式会社 洗濯機、洗濯方法及び洗濯乾燥機
JP2014158599A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Sharp Corp 洗濯機、洗濯方法
JP2014188347A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Sharp Corp 洗濯乾燥機
WO2017005525A1 (en) 2015-07-07 2017-01-12 Arcelik Anonim Sirketi A laundry washing and drying machine with improved washing performance
CN108373045A (zh) * 2018-04-24 2018-08-07 河北冠能石油机械制造有限公司 输送装置及输送***
CN108993993A (zh) * 2018-08-31 2018-12-14 厦门米海智能科技股份有限公司 一种气泡减阻波轮及包含该波轮的清洗机
JP2019180471A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
CN114411364A (zh) * 2022-03-29 2022-04-29 江苏合源纺织科技有限公司 一种自洁抗菌复合纤维面料自主洗涤设备
CN114717787A (zh) * 2022-04-12 2022-07-08 海信(山东)冰箱有限公司 一种波轮洗衣机
WO2023041095A1 (zh) * 2021-09-17 2023-03-23 青岛海尔洗衣机有限公司 一种泡沫局部清洗装置及洗衣机

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111604150B (zh) * 2020-05-21 2021-07-27 中国计量大学 一种配体修饰的杨梅素脂质体颗粒大小控制装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101138881B1 (ko) 2006-06-19 2012-05-15 삼성전자주식회사 세탁기 및 그 세탁제어방법
JP2008157254A (ja) * 2008-02-04 2008-07-10 Hitachi Appliances Inc 洗濯機用ポンプ
JP4682212B2 (ja) * 2008-02-04 2011-05-11 日立アプライアンス株式会社 洗濯機用ポンプ
WO2014129363A1 (ja) * 2013-02-20 2014-08-28 シャープ株式会社 洗濯機、洗濯方法及び洗濯乾燥機
JP2014158599A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 Sharp Corp 洗濯機、洗濯方法
JP2014188347A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Sharp Corp 洗濯乾燥機
WO2017005525A1 (en) 2015-07-07 2017-01-12 Arcelik Anonim Sirketi A laundry washing and drying machine with improved washing performance
JP2019180471A (ja) * 2018-04-02 2019-10-24 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
JP7025267B2 (ja) 2018-04-02 2022-02-24 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
CN108373045A (zh) * 2018-04-24 2018-08-07 河北冠能石油机械制造有限公司 输送装置及输送***
CN108993993A (zh) * 2018-08-31 2018-12-14 厦门米海智能科技股份有限公司 一种气泡减阻波轮及包含该波轮的清洗机
CN108993993B (zh) * 2018-08-31 2023-06-06 厦门米海智能科技股份有限公司 一种气泡减阻波轮及包含该波轮的清洗机
WO2023041095A1 (zh) * 2021-09-17 2023-03-23 青岛海尔洗衣机有限公司 一种泡沫局部清洗装置及洗衣机
CN114411364A (zh) * 2022-03-29 2022-04-29 江苏合源纺织科技有限公司 一种自洁抗菌复合纤维面料自主洗涤设备
CN114717787A (zh) * 2022-04-12 2022-07-08 海信(山东)冰箱有限公司 一种波轮洗衣机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4010862B2 (ja) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4010862B2 (ja) 洗濯機
JP6543808B2 (ja) 洗濯機
JP2015100596A (ja) 洗濯機
JP2017205340A (ja) 洗濯機
JP4007243B2 (ja) 洗濯機
JP2000116986A (ja) 洗剤溶かし装置およびこれを備えた洗濯機
JP3802316B2 (ja) 洗濯機
JP7097546B2 (ja) 洗濯機
JP2000037590A (ja) 洗濯機
JP6609793B2 (ja) 洗濯機
JP2003275491A (ja) 洗濯機
US2808783A (en) Self priming pump for automatic laundering machines
JP4007244B2 (ja) 洗濯機
JP2010207311A (ja) ドラム式洗濯機
JP6157948B2 (ja) 洗濯機
JP3125784B2 (ja) 洗濯機
JPH067591A (ja) 洗濯機
JP2001038095A (ja) 洗剤溶解装置およびこれを備えた洗濯機
JP3116943B2 (ja) 自吸式ポンプ
JP3540724B2 (ja) 洗濯機
JP3243242B2 (ja) 洗濯機
JP2007069027A (ja) ドラム式洗濯機
JP2856084B2 (ja) 洗濯機
JP2000291581A (ja) 自吸式ポンプ
JPH0584395A (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070904

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees