JP2003284311A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JP2003284311A
JP2003284311A JP2002365429A JP2002365429A JP2003284311A JP 2003284311 A JP2003284311 A JP 2003284311A JP 2002365429 A JP2002365429 A JP 2002365429A JP 2002365429 A JP2002365429 A JP 2002365429A JP 2003284311 A JP2003284311 A JP 2003284311A
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housing
stepping motor
rotary shaft
guide hole
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JP2002365429A
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Shokon Zen
昌根 全
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Samsung Electro Mechanics Co Ltd
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Samsung Electro Mechanics Co Ltd
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    • H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
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    • H02K37/00—Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors
    • H02K37/10—Motors with rotor rotating step by step and without interrupter or commutator driven by the rotor, e.g. stepping motors of permanent magnet type
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  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸を堅固に支持することによって直立度
を安定するように維持しながら、騷音及び振動量を低減
させる。 【解決手段】 ステータが内部に具備され、一端にカバ
ープレートが結合されるハウジングと、ステータ内部に
挿入される部分と、外周縁にリードスクリュが形成され
た部分を有し、両終端部に半球形状の第１，２の球面部
が形成された回転軸と、第２球面部が点接触をなすホル
ダ及びホルダを固定させるブラケットと、第１球面部の
延長線上にハウジングの一面に貫通形成された第１ガイ
ドホールと、第２ガイドホールが貫通形成されたスラス
トガイドと、第１及び第２のガイドホールとに両端が移
動可能に嵌入されて、一側面に回転軸の第１球面部が点
接触されるスラストベアリングと、スラストベアリング
の一側に具備されてスラストベアリングが第１球面部を
弾性支持するように弾性力を加える弾性部材とで構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステッピングモー
タに関し、より詳しくは、振動及び騷音の発生を低減さ
せて回転軸の軸直立度を安定させて維持することができ
るステッピングモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、ステッピングモータ（steppi
ng motor）は、回転軸の位置を検出するためのフィード
バックなしで決められた角度を回転し、相当に高い正確
度で停止することができる。また、他のモータに比べて
停止時に非常に大きい停止トルクを有するために、別途
の電子ブレーキなどの位置維持機構を必要とせず、回転
速度もパルス（pulse rate）に比例するので簡便に制御
できる駆動特性を持つ。
【０００３】こうした特性によって前記ステッピングモ
ータは、機械的な移動量を精密に制御する場合に主に使
われていて、特にパルス（pulse）によってデジタル（d
igital）的に制御することが可能なため、小型精密電子
機器などの駆動源としても広く使われている。
【０００４】一例として、前記ステッピングモータは、
プリントヘッドの印字位置制御や、Ｘ−Ｙプロッターの
ペン位置制御、フロッピーディスク（登録商標）及び各
種ディスクロームのヘッド位置制御、紙幣計数器、裁縫
機器、電動タイプライタ、ファクシミリなどのように、
多様な電子機器の精密制御の駆動源として使われている
のである。
【０００５】図１は、従来技術に係るステッピングモー
タを示した断面図で、これに示されているとおり、ステ
ッピングモータは、回転子であるローテータ（rotato
r）と固定者であるステータ（stator）に大別される。
【０００６】ローテータは、回転軸１００とマグネット
１５０で構成されている。前記回転軸１００は、一端が
ステータ２００の中央に回転可能に挿入され、他端は外
周面にリードスクリュ１００ｓが形成される構造をなし
ている。
【０００７】こうした回転軸１００は、一端がステータ
２００の内部に設けられたメタルベアリングｂによっ
て、正逆方向に回転可能に支持され、他端は移送部材
（図示せず）などを軸方向へ移送させるようにリードス
クリュ１００ｓが形成される構造をなしている。また、
前記回転軸１００は、ステータ２００内に位置される一
端部の外周縁にマグネット１５０が一体に回転されるよ
うに結合されている。このマグネット１５０は、概略円
筒形状でＮ，Ｓ極が交互に着磁される構成である。
【０００８】一方、前記マグネット１５０は、後述する
ステータ２００の内周面に設けられたコイル２３０，２
６０と一定の間隙を形成しながら対向配置されているこ
とによって、相互作用に基づく所定の電磁気力を発生さ
せることが可能になる。
【０００９】ステータは、第１，２のヨーク２１０，２
４０を設けている。この前記第１，２のヨーク２１０，
２４０は、回転軸１００の軸上に配置して結合される構
成であり、その内面には円筒形のコイル２３０，２６０
が捲線される構造である。
【００１０】即ち、前記第１ヨーク２１０は、内面にボ
ビン２２０を設け、このボビン２２０の外面にコイル２
３０を捲線する構成である。前記ローテータのマグネッ
ト１５０と対向する内面にはヨークが噛み合うようにし
て交互的に配列形成されている。
【００１１】そして、前記第２ヨーク２４０は、前記第
１ヨーク２１０と同じように内面にコイル２６０を捲線
したボビン２５０が設けられる構造である。上述したロ
ーテータのマグネット１５０と対向する内面では、ヨー
クが噛み合うように交互的に配列形成されている。
【００１２】このように構成される第１，２のヨーク２
１０，２４０は、第１，２のカバーｃ１，ｃ２によって
一体に固定される構成である。
【００１３】一方、前記のような従来のステッピングモ
ータは、回転軸１００の両端部にＶ字溝１１０，１２０
を形成して球形のボール１３０，１４０が設けられてい
る。これらのボール１３０，１４０は、各々板スプリン
グ２７０とホルダ２８０によって支持される構成であ
る。
【００１４】即ち、前記回転軸１００の一端部は、板ス
プリング２７０によって弾力的な支持力を受けるボール
１３０によって支持される構成であり、他端部は固定さ
れたホルダ２８０にボール１４０を介して固定される構
成である。
【００１５】このような構成によって前記回転軸１００
が軸方向に弾力的な支持力を受けるように構成されるこ
とで組立公差の誤差を補償できるようになり、回転軸１
００で別途の移送部材（図示せず）が正逆方向で反転し
ながら、移送時に発生するスラスト荷重を緩衝させるこ
とができるのである。
【００１６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来のステッピングモータにおいて、前記板スプ
リング２７０は、図面に示されているように、ボール１
３０の中心に位置することができず、また、板スプリン
グ２７０が斜めに角度をもって接触する構造をなすた
め、回転軸１００の回転時に前記板スプリング２７０が
中心軸方向に細かく揺れる現象が発生する。こうした現
象は、回転軸１００のリードスクリュ１００ｓに移送部
材（図示せず）が装着された状態で動作されるとき、よ
り一層大きくなり、結果的に騷音及び振動を発生させる
だけでなく、回転軸１００の直立度が不安定になって駆
動特性が悪化する問題を招くのである。
【００１７】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的は、回転軸を堅固に
支持することによって直立度を安定するように維持しな
がら、騷音及び振動量を低減させることができるステッ
ピングモータを提供することにある。
【００１８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、コイルとヨークとに設けられるステータが
内部に具備され、一端にカバープレートが結合されるハ
ウジングと、前記ハウジングのステータ内部に挿入され
る部分と、このステータの外部に露出されて外周縁にリ
ードスクリュが形成された部分を有し、両終端部に半球
形状の第１，２の球面部が形成された回転軸と、前記回
転軸の第２球面部が点接触をなすホルダ及びこのホルダ
を固定させるブラケットと、前記回転軸の第１球面部の
延長線上にハウジングの一面に貫通形成された第１ガイ
ドホールと、前記ハウジング内部に固定されて、前記第
１ガイドホールと間隔をおいて対応される位置に第２ガ
イドホールが貫通形成されたスラストガイドと、前記第
１ガイドホールと第２ガイドホールとに両端が移動可能
に嵌入されて、一側面に回転軸の第１球面部が点接触さ
れるスラストベアリングと、前記スラストベアリングの
一側に具備されてスラストベアリングが第１球面部を弾
性支持するように弾性力を加える弾性部材と、で構成さ
れたことを特徴とする。
【００１９】本発明の前記スラストベアリングは、回転
軸の第１球面部が挿入されて点接触される凹部を形成し
てなることに特徴がある。
【００２０】本発明の前記スラストベアリングは、第
１，２のガイドホールに接触されない中央外周縁にフラ
ンジが形成されることに特徴がある。
【００２１】本発明の前記弾性部材は、中央部に第１ガ
イドホールに対応される貫通ホールが形成され、外周縁
部がハウジングの内面に接触され、貫通ホールの周面は
スラストベアリングの一端部に接触されて弾性力を作用
するスプリングワッシャであることに特徴がある。
【００２２】本発明の前記スラストベアリングは、第
１，２のガイドホールに接触されない中央外周縁に弾性
部材の一端が引っかかる引っかき溝が形成されることに
特徴がある。
【００２３】本発明に係るステッピングモータの他の実
施形態は、コイルとヨークとで構成されるステータが内
部に設けられて一端にカバープレートが結合されるハウ
ジングと、前記ハウジングのステータ内部に挿入される
部分と、このステータの外部に露出されて外周縁にリー
ドスクリュが形成された部分を有し、両終端部に球形の
第１，２のボールが具備される溝が形成された回転軸
と、前記回転軸のリードスクリュが形成された部分に具
備される第２ボールが点接触をなすホルダ及びこのホル
ダを固定させるブラケットと、前記回転軸の第１ボール
の延長線上にハウジングの一面に貫通形成された第１ガ
イドホールと、前記ハウジング内部に固定されて、第１
ガイドホールと間隔をおいて対応する位置に第２ガイド
ホールが貫通されたスラストガイドと、前記第１ガイド
ホールと第２ガイドホールに両端が移動可能に嵌入さ
れ、一側面に回転軸の第１ボールが点接触されるスラス
トベアリングと、前記スラストベアリングの一側に設け
られてスラストベアリングが第１ボールを弾性支持する
ように弾性支持力を加える弾性部材とで構成されたこと
を特徴とする。
【００２４】本発明の前記スラストベアリングは、回転
軸の第１球面部が挿入されて点接触される凹部を形成し
てなされることに特徴がある。
【００２５】本発明の前記スラストベアリングは、第
１，２のガイドホールに接触できない中央外周縁にフラ
ンジが形成されることに特徴がある。
【００２６】本発明の前記弾性部材は、中央部に第１ガ
イドホールに対応する貫通ホールが形成されて外周縁部
がハウジングの内面に接触され、貫通ホールの周面はス
ラストベアリングの一端部に接触されて弾性力を作用す
るスプリングワッシャであることに特徴がある。
【００２７】本発明に係るステッピングモータの他の実
施形態は、円筒形のマグネットの中心に一端が結合さ
れ、他端にはリードスクリュが形成された回転軸を具備
し、この回転軸はコイルとヨークとで構成されるステー
タの中心にベアリングを通して回転支持され、前記ステ
ータはハウジングとカバープレートによって覆われるス
テッピングモータにおいて、前記回転軸の軸線と一致す
るようにハウジングの一面に貫通形成される第１ガイド
ホールと、前記ハウジング内部に固定され、第１ガイド
ホールと間隔をおいて対応される位置に第２ガイドホー
ルが貫通されたスラストガイドと、前記第１，２のガイ
ドホールに上下端部が移動可能に嵌入され、下段面は回
転軸の終端部と点接触をなす凹部が形成されたスラスト
ベアリングと、一端はハウジングに支持され、他端はス
ラストベアリングの一側に支持されてスラストベアリン
グが回転軸を弾性加圧するスプリングワッシャとで構成
されたことを特徴とする。
【００２８】本発明の前記スラストベアリングは、中央
外周縁にスプリングワッシャの他端が結合されるフラン
ジが形成されたことに特徴がある。
【００２９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施形態
を貼付した図面に基づいて詳細に説明する。
【００３０】図２は本発明に係るステッピングモータの
構成を示した断面図であり、図３は本発明に係るステッ
ピングモータの要部分解斜視図である。これらに示され
ているとおり、ステッピングモータは概略円筒形状を有
するハウジングｃ２と、カバープレートｃ１によって形
成された内部空間部にステータ２０が設けられている。
このステータ２０は、回転軸１０の軸上に配置される第
１，２のヨーク２１，２４で構成され、これら第１，２
のヨーク２１，２４は、内面に円筒形状のボビン２２，
２５、外面にコイル２３，２６が捲線される構成をな
す。
【００３１】こうしたステータ２０の内部中心には回転
軸１０の一端がメタルベアリングｂによって回転可能に
挿入設置されている。この回転軸１０は、ステータ２０
の内部に挿入される部分と、このステータ２０の外部に
露出されて外周縁に移送部材を軸方向へ移送させるため
のリードスクリュ１０ｓが形成される部分とで構成され
ている。
【００３２】前記ステータ２０の内部に挿入される回転
軸１０の外周縁には円筒形状を有するマグネット１５が
一体に結合される構成である。このマグネット１５は、
上述した第１，２のヨーク２１，２４のコイル２３，２
６と一定の間隙を形成しながら、対向配置されることに
よって相互作用に基づく電磁気力を発生させるのであ
る。
【００３３】一方、前記回転軸１０の両終端部には半球
形状の第１，２の球面部１１，１２が形成されている。
前記第２球面部、即ち、図面によると、リードスクリュ
１０ｓが形成された終端部は、第２球面部１２と点接触
をなすホルダ２８とこのホルダ２８を固定支持するブラ
ケットｆとが設置されている。
【００３４】そして、前記回転軸１０の第１球面部１１
は、弾性支持手段の弾性支持を受けるように構成される
ことによって、図面によると、下方向へ弾性加圧された
状態を維持するのである。
【００３５】即ち、前記弾性支持手段は、第１ガイドホ
ールａ２、スラストガイド３５、そして、スラストベア
リング３０及び弾性部材とから構成されている。
【００３６】前記第１ガイドホールａ２は、ハウジング
ｃ２の一面に形成される一種の貫通穴で、その位置は前
記回転軸１０の第１球面部１１から延びる線上に形成さ
れている。
【００３７】こうした第１ガイドホールａ２が形成され
たハウジングｃ２の一面から一定間隔をおいた位置にス
ラストガイド３５が設けられる。このスラストガイド３
５は、上記の第１ガイドホールａ２に対応される位置に
第２ガイドホールｂ２が貫通形成されて、外周面がハウ
ジングｃ２の内面に接触されて位置固定される構成であ
る。
【００３８】上記のように、ハウジングｃ２の第１ガイ
ドホールａ２と第２ガイドホールｂ２には概略円柱形状
を有するスラストベアリング３０の上下端部ａ１，ｂ１
が移動可能に嵌入されている。前記スラストベアリング
３０は、下端部１の底面に凹んだ溝形態の凹部３２を形
成し、前記回転軸１０の第１球面部１１が挿入されて点
接触されるようにしている。前記第１，２のガイドホー
ルａ２，ｂ２に接触されない中央外周縁にはフランジ３
１が形成されている。
【００３９】即ち、前記スラストベアリング３０は、フ
ランジ３１を中心に上端部ａ１は第１ガイドホールａ２
に嵌入されて案内される構成であり、下端部ｂ１はスラ
ストガイド３５の第２ガイドホールｂ２に嵌入されて案
内される構成である。
【００４０】このように構成される前記スラストベアリ
ング３０は、弾性部材によって回転軸１０を下方向に弾
性支持するようになる。この弾性部材は、スプリングワ
ッシャ２７として、その外周縁が前記第１ガイドホール
ａ２の形成されたハウジングｃ２の内面に支持されて、
中央に形成された貫通ホールの周縁部は、上述したスラ
ストベアリング３０のフランジ３１上面に接触されるこ
とで、スラストベアリング３０を下方向に弾性支持する
ようになる。
【００４１】一方、本発明は前記スラストベアリング３
０のスプリングワッシャ２７の支持構造を突出構造物、
即ち、フランジ３１に制限されない多様な形態に変形し
ても関係ない。
【００４２】一例として、図４に示されているとおり、
前記スラストベアリング３０は、スプリングワッシャ２
７の一端が引っかかるように第１，２のガイドホールａ
２，ｂ２に接触されない中央外周縁を凹入させた引っか
き溝３３を形成してなるのである。
【００４３】上記のように構成されるステッピングモー
タは、回転軸１０の第１球面部１１をスラストベアリン
グ３０が覆う形態で支持し、このときのスラストベアリ
ング３０は弾性部材であるスプリングワッシャ２７によ
って均一な支持力を受けるように構成されるとともに、
第１，２のガイドホールａ２，ｂ２に嵌入されて案内さ
れるため、回転軸１０を軸方向に均一で安定して弾性支
持するようになる。
【００４４】特に、前記第１，２のガイドホールａ２，
ｂ２が互いに間隔をおいて位置されることによってスラ
ストベアリング３０のガイド区間が従来技術に比べて長
くなるため、安定した移動をなすのである。
【００４５】図５は、本発明の他の実施形態を示したス
テッピングモータの断面図である。
【００４６】これに示すように、ステッピングモータ
は、概略円筒形状を有するハウジングｃ２と、カバープ
レートｃ１によって形成される内部空間部にステータ２
０を具備して構成されている。このステータ２０は、回
転軸１０の軸上に配置される第１，２のヨーク２１，２
４として構成されている。これら第１，２のヨーク２
１，２４は、内面に円筒形状のボビン２２，２５が、外
面にコイル２３，２６が捲線されている。
【００４７】こうしたステータ２０の内部中心には回転
軸１０の一端がメタルベアリングｂによって回転可能に
挿入設置され、この回転軸１０は、ステータ２０の内部
に挿入されている部分と、このステータ２０の外部に露
出されて外周縁に移送部材を軸方向へ移送させるための
リードスクリュ１０ｓが形成される部分とから構成され
ている。
【００４８】前記ステータ２０の内部に挿入されている
回転軸１０の外周縁にはＮ，Ｓ極が交互に着磁された円
筒形状を有するマグネット１５が一体に結合されてい
る。このマグネット１５は、上述した第１，２のヨーク
２１，２４のコイル２３，２６と一定の間隙を形成しな
がら対向配置されることによって相互作用に基づく電磁
気力を発生させるようになる。
【００４９】一方、前記回転軸１０の両終端部には第
１，２の溝１１ａ，１２ａが形成されている。この第
１，２の溝１１ａ，１２ａは概略Ｖ字型に形成されてお
り、球形の第１，２のボール１３，１４が設けられる構
成である。こうした回転軸１０は下端部、即ち、リード
スクリュ１０ｓが形成された終端部は第２ボール１４が
点接触をなすホルダ２８とこのホルダ２８を固定支持す
るブラケットｆが設置される構成をなす。
【００５０】そして、前記回転軸１０は、上端部、即
ち、第１ボール１３が具備される端部に弾性支持手段の
弾性支持を受けるように構成されることで、図面で見る
と、下方向へ弾性加圧された状態を維持するのである。
【００５１】即ち、前記弾性支持手段は、第１ガイドホ
ールａ２、スラストガイド３５、スラストベアリング３
０及び弾性部材で構成されている。前記第１ガイドホー
ルａ２は、ハウジングｃ２の一面に形成される一種の貫
通穴とし、その位置は前記回転軸１０から延びる軸線上
に形成されている。
【００５２】こうした第１ガイドホールａ２が形成され
たハウジングｃ２の一面から一定間隔をおいた位置には
スラストガイド３５が設けられている。このスラストガ
イド３５は、上記の第１ガイドホールａ２に対応する位
置に第２ガイドホールｂ２が貫通形成され、外周面がハ
ウジングｃ２の内面に接触されて位置固定される構成で
ある。
【００５３】上記のようにハウジングｃ２の第１ガイド
ホールａ２と第２ガイドホールｂ２には概略円柱形状を
有するスラストベアリング３０の上下端部が移動可能に
はめ込まれている。前記スラストベアリング３０は、下
端部の底面に凹んだ溝形状の凹部３２を形成して前記回
転軸１０の第１溝１１ａに介在された第１ボール１３が
挿入されて点接触されている。 前記第１，２のガイド
ホールａ２，ｂ２に接触できない中央外周縁にはフラン
ジ３１が形成されている。
【００５４】即ち、前記スラストベアリング３０は、フ
ランジ３１を中心に上端部は第１ガイドホールａ２に嵌
入されて案内される構成であり、下端部はスラストガイ
ド３５の第２ガイドホールｂ２に嵌入されて案内される
構成である。
【００５５】このように構成される前記スラストベアリ
ング３０は、弾性部材によって回転軸１０を下方向に弾
性支持するようになる。この弾性部材は、スプリングワ
ッシャ２７で、その外周縁が前記第１ガイドホールａ２
の形成されたハウジングｃ２の内面に支持され、中央に
形成された貫通ホールの周縁部は上述したスラストベア
リング３０のフランジ３１上面に接触されることで、ス
ラストベアリング３０を下方向に弾性支持するのであ
る。
【００５６】このように構成されるステッピングモータ
は、回転軸１０の第１溝１１ａに介在された第１ボール
１３がスラストベアリング３０の凹部に挿入されて点接
触される。このスラストベアリング３０は、スプリング
ワッシャ２７に軸方向で均一な支持力を受けるように構
成されるとともに、第１，２のガイドホールａ２，ｂ２
に嵌入されて案内されるため、前記回転軸１０を軸方向
で均一で安定するように弾性支持するようになる。
【００５７】特に、前記第１，２のガイドホールａ２，
ｂ２が互いに間隔をおいて位置されることによってスラ
ストベアリング３０のガイド区間が従来技術に比べて長
くなるため、安定した移動を実現することができる。
【００５８】一方、前記実施形態は、本発明の望ましい
実施形態を説明したことに過ぎず、本発明の適用範囲は
この実施形態に限定されるのではなく、同一の思想の範
疇内で適宜変更可能である。例えば、本発明の実施形態
に示された各構成要素の形状及び構造は、変形して実施
できるのである。
【００５９】
【発明の効果】上記のように構成されて作用される本発
明に係るステッピングモータは、スラストベアリングが
スラストガイドに挟まれて軸方向に案内されながらスプ
リングワッシャによって弾性支持力を受けるように構成
されることで回転軸が均一に弾性支持されるため、回転
軸が回転時に発する振動及び騷音を大幅に低減させるこ
とができる。
【００６０】また、前記スラストベアリングは、スラス
トガイドとハウジングに各々接触されてスライド移動す
る構成であるため、回転軸の回転時の軸方向に微細に移
動するとき、安定された均衡状態を維持できるようにな
り、騷音が発生する可能性を抑えることができる。
【００６１】特に、スプリングワッシャの弾性力を回転
軸の軸中心に正確に作用するようになるため、回転軸の
直立度も従来技術に比べて顕著に向上させることがで
き、結果的に、モータの安定した駆動特性を保障するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 従来技術に係るステッピングモータの構成を
示した断面図である。
【図２】 本発明に係るステッピングモータの構成を示
した断面図である。
【図３】 本発明に係るステッピングモータの要部分解
斜視図である。
【図４】 本発明の他の実施形態を示した断面図であ
る。
【図５】 本発明の他の実施形態を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
１０ 回転軸 １０ｓ リードスクリュ １１，１２ 球面部 １１ａ，１２ａ 溝 １３，１４ 第１，２のボール １５ マグネット ２０ ステータ ２１，２４ ヨーク ２２，２５ ボビン ２３，２６ コイル ２８ ホルダ ａ２，ｂ２ 第１，２のガイドホール ｂ メタルベアリング ｃ２ ハウジング ｃ１ カバープレート ｆ ブラケット ３０ スラストベアリング ３１ フランジ ３２ 凹部 ３３ 引っかき溝 ３５ スラストガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5H605 AA04 AA05 BB05 BB10 CC01 CC04 CC05 CC08 DD05 DD09 EA02 EA10 EA19 EB04 EB05 EB10 EB16 GG06 5H607 AA04 BB01 BB07 BB10 BB14 CC03 CC09 DD03 DD09 DD17 GG03 GG04 GG08 JJ05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コイルとヨークとに設けられるステータ
    が内部に具備され、一端にカバープレートが結合される
    ハウジングと、 前記ハウジングのステータ内部に挿入される部分と、こ
    のステータの外部に露出されて外周縁にリードスクリュ
    が形成された部分を有し、両終端部に半球形状の第１，
    ２の球面部が形成された回転軸と、 前記回転軸の第２球面部が点接触をなすホルダ及びこの
    ホルダを固定させるブラケットと、 前記回転軸の第１球面部の延長線上にハウジングの一面
    に貫通形成された第１ガイドホールと、 前記ハウジング内部に固定されて、前記第１ガイドホー
    ルと間隔をおいて対応される位置に第２ガイドホールが
    貫通形成されたスラストガイドと、 前記第１ガイドホールと第２ガイドホールとに両端が移
    動可能に嵌入されて、一側面に回転軸の第１球面部が点
    接触されるスラストベアリングと、 前記スラストベアリングの一側に具備されてスラストベ
    アリングが第１球面部を弾性支持するように弾性力を加
    える弾性部材と、で構成されたことを特徴とするステッ
    ピングモータ。
  2. 【請求項２】 前記スラストベアリングは、回転軸の第
    １球面部が挿入されて点接触される凹部を形成してなる
    ことを特徴とする、請求項１記載のステッピングモー
    タ。
  3. 【請求項３】 前記スラストベアリングは、第１，２の
    ガイドホールに接触されない中央外周縁にフランジが形
    成されることを特徴とする、請求項１記載のステッピン
    グモータ。
  4. 【請求項４】 前記弾性部材は、中央部に第１ガイドホ
    ールに対応される貫通ホールが形成され、外周縁部がハ
    ウジングの内面に接触され、貫通ホールの周面はスラス
    トベアリングの一端部に接触されて弾性力を作用するス
    プリングワッシャであることを特徴とする、請求項１記
    載のステッピングモータ。
  5. 【請求項５】 前記スラストベアリングは、第１，２の
    ガイドホールに接触されない中央外周縁に弾性部材の一
    端が引っかかる引っかき溝が形成されることを特徴とす
    る、請求項１記載のステッピングモータ。
  6. 【請求項６】 コイルとヨークとで構成されるステータ
    が内部に設けられて一端にカバープレートが結合される
    ハウジングと、 前記ハウジングのステータ内部に挿入される部分と、こ
    のステータの外部に露出されて外周縁にリードスクリュ
    が形成された部分を有し、両終端部に球形の第１，２の
    ボールが具備される溝が形成された回転軸と、 前記回転軸のリードスクリュが形成された部分に具備さ
    れる第２ボールが点接触をなすホルダ及びこのホルダを
    固定させるブラケットと、 前記回転軸の第１ボールの延長線上にハウジングの一面
    に貫通形成された第１ガイドホールと、 前記ハウジング内部に固定されて、第１ガイドホールと
    間隔をおいて対応する位置に第２ガイドホールが貫通さ
    れたスラストガイドと、 前記第１ガイドホールと第２ガイドホールに両端が移動
    可能に嵌入され、一側面に回転軸の第１ボールが点接触
    されるスラストベアリングと、 前記スラストベアリングの一側に設けられてスラストベ
    アリングが第１ボールを弾性支持するように弾性支持力
    を加える弾性部材と、 で構成されたことを特徴とするステッピングモータ。
  7. 【請求項７】 前記スラストベアリングは、回転軸の第
    １球面部が挿入されて点接触される凹部を形成してなさ
    れることを特徴とする、請求項６記載のステッピングモ
    ータ。
  8. 【請求項８】 前記スラストベアリングは、第１，２の
    ガイドホールに接触できない中央外周縁にフランジが形
    成されることを特徴とする、請求項６記載のステッピン
    グモータ。
  9. 【請求項９】 前記弾性部材は、中央部に第１ガイドホ
    ールに対応する貫通ホールが形成され、外周縁部がハウ
    ジングの内面に接触され、貫通ホールの周面はスラスト
    ベアリングの一端部に接触されて弾性力を作用するスプ
    リングワッシャであることを特徴とする、請求項６記載
    のステッピングモータ。
  10. 【請求項１０】 円筒形のマグネットの中心に一端が結
    合され、他端にはリードスクリュが形成された回転軸を
    具備し、この回転軸はコイルとヨークとで構成されるス
    テータの中心にベアリングを通して回転支持され、前記
    ステータはハウジングとカバープレートによって覆われ
    るステッピングモータにおいて、 前記回転軸の軸線と一致するようにハウジングの一面に
    貫通形成される第１ガイドホールと、 前記ハウジング内部に固定され、第１ガイドホールと間
    隔をおいて対応される位置に第２ガイドホールが貫通さ
    れたスラストガイドと、 前記第１，２のガイドホールに上下端部が移動可能に嵌
    入され、下段面は回転軸の終端部と点接触をなす凹部が
    形成されたスラストベアリングと、 一端はハウジングに支持され、他端はスラストベアリン
    グの一側に支持されてスラストベアリングが回転軸を弾
    性加圧するスプリングワッシャと、で構成されたことを
    特徴とするステッピングモータ。
  11. 【請求項１１】 前記スラストベアリングは、中央外周
    縁にスプリングワッシャの他端が結合されるフランジが
    形成されたことを特徴とする、請求項１０記載のステッ
    ピングモータ。
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