JPH06284678A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH06284678A
JPH06284678A JP5070483A JP7048393A JPH06284678A JP H06284678 A JPH06284678 A JP H06284678A JP 5070483 A JP5070483 A JP 5070483A JP 7048393 A JP7048393 A JP 7048393A JP H06284678 A JPH06284678 A JP H06284678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
pole tooth
stepping motor
rotor
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5070483A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Kobayashi
志弘 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5070483A priority Critical patent/JPH06284678A/ja
Publication of JPH06284678A publication Critical patent/JPH06284678A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】永久磁石と極歯ヨークとの間に発生する吸引力
を利用して、軸ガタを減らそうとするもので、摩擦ロス
の軽減が可能で、特に軸ガタを減らすために、部品精
度、組立精度が不必要で、しかも、部品点数の削減が可
能なステッピングモータを提供する。 【構成】永久磁石1と、この永久磁石を支持する軸2と
から成るロータと、このロータを取り囲むように配置し
た複数相の極歯ヨーク6、6を有するステータと、この
ステータに取り付けられ、前記永久磁石の上下に配置さ
れた一対の軸受3、3とから成るステッピングモータに
おいて、前記永久磁石はその磁場方向が円周方向成分と
軸方向成分を有して成ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクド
ライブやビデオカメラの送り機構などに用いられるPM
(パーマネントマグネット)型ステッピングモータに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクドライブやビ
デオカメラはなどのポータブル型のOA、AVシステム
等の分野においては、小型化とともに耐振動、衝撃性が
要求される。振動、衝撃時にも正確な動作、性能を確保
するため、ステッピングモータにおいては、軸ガタを減
らし、軸が振動しないようにすることが必要である。
【0003】かかる状況から、従来はワッシャーを入
れ、軸方向の隙間をなくしたり、板バネなどを用いて予
圧力を発生させて、軸方向の軸ガタをなくしていた。即
ち、図7に従来例のステッピングモータの断面図を、図
8にワッシャーの斜視図を、図9に板バネの斜視図を示
す。従来のステッピングモータは、図7に示すように、
軸受とロータの永久磁石の間にワッシャー9を挿入し、
軸ガタをなくしていた。また、ワッシャー9の代わりに
板バネを用いる場合もある。
【0004】ところがこのような構成では、軸の回転時
にワッシャー9、又は板バネがこれらの接触部分と摩擦
し、回転ロスとなり、モータの消費電力を増加させるな
どの問題点があった。また、ワッシャー9などを入れて
寸法的に軸ガタを減らすので、部品精度、組立精度が要
求される。また、部品点数も増加する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、ロー
タの永久磁石は、その磁場方向が円周方向成分と軸方向
成分を有して成ることにより、より具体的には、前記永
久磁石に設けたテーパ部に対向して、ステータの極歯ヨ
ークにもテーパ部を設けることにより、永久磁石と極歯
ヨークとの間に発生する吸引力を利用して、軸ガタを減
らそうとするもので、摩擦ロスの軽減が可能で、特に軸
ガタを減らすために、部品精度、組立精度が不必要で、
しかも、部品点数の削減が可能なステッピングモータを
提供することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、永久磁石と、
該永久磁石を支持する軸とから成るロータと、該ロータ
を取り囲むように配置した複数相の極歯ヨークを有する
ステータと、該ステータに取り付けられ、前記永久磁石
の上下に配置された一対の軸受とから成るステッピング
モータにおいて、前記永久磁石は、その磁場方向が円周
方向成分と軸方向成分を有して成ることを特徴とする。
より具体的には、前記永久磁石は、円柱部とテーパ部と
により構成され、該永久磁石の円柱部とテーパ部に対向
して、前記極歯ヨークにも、円柱部とテーパ部とが設け
られていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように、ロータの永久磁石は、その磁場方
向が円周方向成分と軸方向成分とを有し成ることを特徴
とし、より具体的には、前記永久磁石に設けたテーパ部
に対向して、ステータの極歯ヨークにもテーパ部を設け
ることにより、永久磁石と極歯ヨークとの間に発生する
吸引力を利用して、軸ガタを減らすことが可能となる
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものでないこ
とはいうまでもない。
【0009】図1に本発明によるステッピングモータの
一実施例の断面図を示す。図1において、軸2と、この
軸2に固着された円筒状の多極着磁された永久磁石1と
でロータを構成している。このロータは永久磁石1の上
下に配置された一対の軸受3、3により回転自在に支持
されている。下側の軸2端はスラスト受け4と点接触し
ている。前記軸受3はモータケース5に圧入あるいはか
しめにより固定されている。
【0010】ステータとしては、このロータを取り囲む
ように2相の極歯ヨーク6、6が配置され、この極歯ヨ
ーク6内に励磁コイル8を収納した構造であり、各相が
軸方向に配置されている。図2は1相の極歯ヨーク6の
部分破断斜視図である。図2において、極歯ヨーク6
は、板金を折り曲げ,爪を立てて極歯6aとなし、この
極歯ヨーク6内にリング状のボビン7に集中巻きされた
励磁コイル8が収納されている。励磁コイル8を収納し
た極歯ヨーク6はモータケース5に装入固定され、ステ
ータを構成する(図1)。
【0011】本発明ではこれらのうち、ロータの永久磁
石1とステータの極歯ヨーク6に特徴がある。図3に本
実施例の永久磁石1の斜視図を示す。図3において、該
永久磁石1は、円柱部1aとテーパ部1bとにより構成
されている。一方極歯ヨーク6は、この永久磁石1の外
周面との隙間を一定に対向するように、下側の極歯6a
を斜めに爪を立て、前記永久磁石1のテーパ部1bに対
向して、極歯ヨーク6にもテーパ部が設けられている。
【0012】ここで回転時に発生する力について説明す
る。図4に本実施例の軸に垂直な面の断面図を示す。モ
ータの回転は、ロータの永久磁石1とステータの励磁コ
イル8に流れる電流により磁化された極歯6aとの磁気
的な吸引力により行なわれる。磁化された極歯6aに
「S」、「N」の表示をした。図7に示した従来例で
は、極歯とロータの永久磁石は軸に平行に対向してお
り、軸と垂直な面でこの吸引力が発生する。上下方向に
は力は発生しない。
【0013】一方、図5の本実施例の吸引力を示す断面
図に示したように、本発明では、下側の相の極歯ヨーク
6とこれと対向する永久磁石1のテーパ面1bは軸に対
して傾斜しているので、吸引力Fは永久磁石1のテーパ
面1bと垂直な下斜め方向に発生する。この吸引力のう
ち下方向の分力Faによりロータが下方向に吸引され、
下方向に移動しようとするロータはスラスト受け4(図
1)で受け止められる。常に予圧力に似たこの様な力が
ロータ部に働くので振動衝撃時にもロータは動かず、あ
たかも軸ガタがないような状態となる。
【0014】以上の説明からも明らかなように、本発明
のステッピングモータは、ロータの永久磁石1に設けた
テーパ部1bに対向して、ステータの極歯ヨーク6にも
テーパ部を設けることにより、永久磁石1と極歯ヨーク
6との間に発生する吸引力を利用して、軸ガタを減らそ
うとするものであり、従来使用されていたワッシャーや
板バネなどを用いることなく、耐振動、衝撃性を高め
た。
【0015】従って、このステッピングモータを使用し
たフロッピーディスクドライブやビデオカメラの送り機
構などのOA、AVシステムでは、耐振動、衝撃性を高
めることができ、高品質、高信頼性の商品をつくること
ができる。特に近年ポータブルタイプのラップトップパ
ソコンやビデオムービーなどの商品が数多くつくられて
おり、このモータを使用することにより、振動、衝撃の
際も確実な動作を保証できる。
【0016】しかも、ワッシャーや板バネなどを用いる
ことなく軸ガタをなくすことができるので、部品点数の
削減ができ、また、これらによる回転時の摩擦ロスがな
くなり、省電力化を行うことができる。さらに、ワッシ
ャーや板バネを挿入するための部品精度、組立精度など
も不必要となる。
【0017】図6に本発明によるステッピングモータの
変形例を示す。図中矢印のような磁場、即ち円周方向成
分と軸方向成分を有する磁場を持った永久磁石を使用す
ることにより、永久磁石の下に配置された極歯ヨークと
ともに吸引作用が働き、ロータ部に下方向の力が働く。
【0018】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のステッピングモータは、ロータの永久磁石は、その
磁場方向が円周方向成分と軸方向成分を有して成ること
により、より具体的には、前記永久磁石に設けたテーパ
部に対向して、ステータの極歯ヨークにもテーパ部を設
けることにより、永久磁石と極歯ヨークとの間に発生す
る吸引力を利用して、軸ガタを減らそうとするものであ
り、下記のような効果がある。 (1)軸受部とロータの永久磁石との軸方向の隙間によ
る軸ガタを削減する。 (2)ワッシャーや板バネなどの部品を用いず軸ガタを
減らすことができ、部品点数の削減ができる。 (3)磁気的吸引により非接触に軸方向に力を発生させ
軸ガタを減らすので、ワッシャーや板バネを用いたとき
のような、これらによる回転時の摩擦ロスがなくなる。 (4)軸ガタを減らすための部品精度、組立精度が不必
要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるステッピングモータの一実施例の
断面図である。
【図2】1相の極歯ヨークの部分破断斜視図である。
【図3】本実施例の永久磁石の斜視図である。
【図4】本実施例の軸に垂直な面の断面図である。
【図5】本実施例の吸引力を示す断面図である。
【図6】本発明によるステッピングモータの変形例の断
面図である。
【図7】従来例のステッピングモータの断面図である。
【図8】ワッシャーの斜視図である。
【図9】板バネの斜視図である。
【符号の説明】
1 永久磁石 1a 円柱部 1b テーパ部 2 軸 3 軸受 4 スラスト受け 5 モータケース 6 極歯ヨーク 6a 極歯 7 ボビン 8 励磁コイル 9 ワッシャー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石と、該永久磁石を支持する軸と
    から成るロータと、該ロータを取り囲むように配置した
    複数相の極歯ヨークを有するステータと、該ステータに
    取り付けられ、前記永久磁石の上下に配置された一対の
    軸受とから成るステッピングモータにおいて、 前記永久磁石は、その磁場方向が円周方向成分と軸方向
    成分を有して成ることを特徴とするステッピングモー
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステッピングモータにお
    いて、 前記永久磁石は、円柱部とテーパ部とにより構成され、
    該永久磁石の円柱部とテーパ部に対向して、前記極歯ヨ
    ークにも、円柱部とテーパ部とが設けられていることを
    特徴とするステッピングモータ。
JP5070483A 1993-03-29 1993-03-29 ステッピングモータ Pending JPH06284678A (ja)

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JP5070483A JPH06284678A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5070483A JPH06284678A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 ステッピングモータ

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Publication Number Publication Date
JPH06284678A true JPH06284678A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13432820

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JP5070483A Pending JPH06284678A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 ステッピングモータ

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JP (1) JPH06284678A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6865744B2 (en) * 1998-05-15 2005-03-08 Deutsche Thomson-Brandt Gmbh Disk drive with compensation of disk eccentricity
US20130334908A1 (en) * 2012-06-19 2013-12-19 Canon Kabushiki Kaisha Stepping motor, lens apparatus, and image pickup apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9705391B2 (en) 2012-06-19 2017-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Stepping motor, lens apparatus, and image pickup apparatus

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