JP2003271016A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003271016A
JP2003271016A JP2002076108A JP2002076108A JP2003271016A JP 2003271016 A JP2003271016 A JP 2003271016A JP 2002076108 A JP2002076108 A JP 2002076108A JP 2002076108 A JP2002076108 A JP 2002076108A JP 2003271016 A JP2003271016 A JP 2003271016A
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Masato Obata
正人 小幡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字品質を劣化させることなくトナーの消費
量を削減すること。 【解決手段】 通常モードまたはトナーの消費量を低減
するトナーセーブモードのいずれのモードで画像形成を
行うか切り換え指定する操作手段6と、低解像度の画像
データをm×n倍(m、nは2以上の整数)に増やして
高解像度の画像データを生成する密度変換手段40と、
低解像度の複数の画像データからなる配列を生成するデ
ータ遅延手段50と、前記データ遅延手段50に生成さ
れた画像データの注目画素と周辺画素のパターンから画
像の連続性を判断するパターン判定手段60と、前記密
度変換手段40により密度変換された画像データと前記
パターン判定手段60で判定された画像の連続性に基づ
いて印字するデータ量を減らした高解像度の画像データ
を生成するデータ間引き手段80とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーセーブモー
ドを選択することによりトナーの消費量を低減できるレ
ーザープリンタ、デジタル複写機などの画像形成装置に
おいて、低解像度の画像を高解像度の画像に変換して印
字する場合に、トナーセーブが設定されている時は、単
純にデータを増やすのではなく周囲画素を見て印字する
データ、印字しないデータを決めて高解像度に変換する
ことにより、印字品質とトナーセーブを両立させるため
の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年地球環境に対する配慮から、複写
機、プリンタなどにおいてもさまざまなモードを搭載し
た機械が増えている。消費トナーを減らすためのトナー
セーブモードもその1つである。またデジタル複写機の
プリンタ化が進み、パソコンからの出力用途で低解像度
から高解像度までの入力に対応する必要がでてきた。こ
の場合、入力としては100dpi程度から1200d
piの解像度に対応する必要があり、出力の解像度とし
ては1200dpiなので密度変換を行う必要がある。
この場合は、密度変換とトナーセーブを組合わせた時は
密度変換後の画像に対してトナーセーブをかけるのが通
常のやり方であった。トナーセーブモードに関した従来
技術としては、n×n画素の特定の白黒パターンと画像
データを重ねて白に当たる部分を無条件にマスクしてし
まうものの他に、特開平9−325653号公報に開示
されている技術においては、トナーセーブモード時に複
数ビットの入力データのうち、特定のビットを強制的に
0にすることにより印字濃度を下げることが提案されて
おり、特に下位側の略1/2ビットまたは上位側の略1
/2ビットを0にすることにより、印字濃度を下げて無
条件にマスクして白にしてしまうことで印字品質が劣化
してしまうのを防ぐ技術が提案されている。また特開平
8−123257号公報に開示されている技術において
は、トナーセーブモード時に1ドットの印字幅を無条件
に何段階かで細くすることにより、無条件にマスクして
白にしてしまうことで印字品質が劣化してしまうことを
防ぐことが提案されている。また特開平9−03004
2号公報に開示されている技術においては、画像が白か
ら黒に変化した点を画像のエッジ部として、そこから一
定期間トナーセーブ処理を禁止することにより、1ドッ
ト幅の線などに対してトナーセーブがかからないように
して、印字品質を向上したままトナーセーブ効果を得る
ことが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−325653号公報、8−123257号公報、9
−030042号公報に開示された技術は、密度変換が
ない場合に1ドットラインの消失を防ぐための技術であ
り、密度変換により画像データを増やした場合について
は考慮されていないため、そのような場合にトナーセー
ブを行うと印字品質が劣化してしまうという不具合があ
った。そこで本発明においては以上の不具合を鑑みて、
請求項1では、トナーセーブモードが設定されている時
には、印字ドットを減らすために複数の低解像度の画像
データからなる配列の注目画素と周辺画素の連続性を判
断し、その連続性の判断結果に基づいて印字ドットを減
らすことにより、印字品質を劣化させることなくトナー
の消費量を削減することを目的とする。請求項2では、
低解像度の複数の画像データからなる配列の注目画素と
周辺画素の両方が印字ドットの場合その方向に連続して
いると判断し、注目画素と周辺画素のいずれかが非印字
ドットの場合連続していないと判断して、連続している
と判断した方向については連続性を維持するように高解
像度の画像データのその方向を印字画素とし、画像が連
続していないと判断した方向については高解像度の画像
データのその方向を非印字画素とすることにより、印字
品質を劣化させることなくトナーの消費量を削減するこ
とを目的とする。請求項3では、斜め方向については画
像が連続していないと判断した場合でも、隣接する縦方
向、横方向の連続性がある場合には高解像度の画像デー
タのその斜め方向を印字画素とすることにより、高解像
度の画像データの中に白抜けが発生して印字品質が劣化
してしまうことを防いで高い印字品質を得ながら、か
つ、トナーの消費量を削減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、通常モードまたはトナーの
消費量を低減するトナーセーブモードのいずれのモード
で画像形成を行うか切り換え指定する操作手段と、低解
像度の画像データをm×n倍(m、nは2以上の整数)
に増やして高解像度の画像データを生成する密度変換手
段と、低解像度の複数の画像データからなる配列を生成
するデータ遅延手段と、前記データ遅延手段に生成され
た画像データの注目画素と周辺画素のパターンから画像
の連続性を判断するパターン判定手段と、前記密度変換
手段により密度変換された画像データと前記パターン判
定手段で判定された画像の連続性に基づいて印字するデ
ータ量を減らした高解像度の画像データを生成するデー
タ間引き手段とを備えた画像形成装置を最も主要な特徴
とする。請求項2記載の発明では、前記パターン判定手
段は、前記データ遅延手段により生成した密度変換前の
低解像度の複数の画像データからなる配列の注目画素と
周辺画素の関係を判断して、注目画素と周辺画素が共に
印字画素である時に、その周辺画素の方向に画像が連続
していると判断し、注目画素か周辺画素のいずれか一方
でも非印字画素となる場合は連続性がないと判断し、画
像が連続していると判断した方向については連続性を保
存するようにその方向の高解像度の画像データを印字画
素とし、画像が連続していないと判断した方向について
はその方向の高解像度の画像データを非印字画素とする
ことによりトナーの消費量を低減する請求項1記載の画
像形成装置を主要な特徴とする。請求項3記載の発明で
は、前記パターン判定手段は、斜め方向の連続性が無い
場合、その斜め方向に隣接する縦、横の連続性が有る場
合は斜め方向にも連続性があるものとして、その方向の
高解像度の画像データを印字画素とする請求項1記載の
画像形成装置を主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態にな
係るデジタル複写機の外観図である。デジタル複写機1
は本体2、大量用紙供給装置(以下LCT)3、ソー
ト、穴あけ、ステイプルなどを行うフィニッシャー4か
らなり、本体2の上部には原稿を載置し読み取るための
自動原稿供給装置(以下ADF)5、及び読み取りのた
めのモード、複写倍率の設定、給紙段の設定、フィニッ
シャー4での後処理の設定、オペレータに対する表示な
どを行う操作部6を備えている。また本体2の下側及び
LCT3には給紙部7及び8があり、フィニッシャー4
には排紙部9を備えている。デジタル複写機1の内部は
露光光学系、給紙搬送系、現像系、定着系、排紙系等、
デジタル複写機の公知の機構、制御装置が内蔵されてお
り、複写機としての動作を実現している。つまり原稿を
ADF5の上に載置し、操作部6上のコピー開始キーを
押下することにより、ADF5の下の図示しないコンタ
クトガラス上に原稿が供給され、その原稿を図示しない
照明系、結像光学系により読み取る。そして読み取った
画像データに対して様々な補正・処理を行った後、その
画像データに基づき書き込み系においてレーザーダイオ
ードによりビームを照射し図示しない感光体へ静電潜像
を形成する。その後はいわゆる電子写真のプロセスを経
て、操作部6により指示されて給紙部7または8から給
紙した用紙にコピー画像を形成し、フィニッシャー4に
てソート、穴あけ、ステイプルなどの後処理を行った
後、排紙部9に排出する。またデジタル複写機1はプリ
ンタ機能も有しており、図示しないホストコンピュータ
から図示しないネットワークを介して画像データを受信
して同様に画像形成を行うことができる。
【0006】図2はデジタル複写機1の画像データ処理
部のブロック図である。コピー時に、読み取り処理部1
0では図示しないCCDラインセンサにより600dp
iで読み取った画像データに対してシェーディング補正
などの様々な補正を行い、画像データDaとして1画素
毎に8ビット(256階調)で画像処理部20に出力す
る。画像処理部20ではMTF補正、変倍処理などを行
って画質補正をした後1ビット(2階調)のデータDb
に変換して書き込み処理部30に出力する。プリント時
の画像データとしては図示しないパソコンからネットワ
ークなどを経由して入力されるプリントデータDnがあ
り、プリントデータDnは1ビット(2階調)で、解像
度としては150、200、300、400、600、
1200dpiなどさまざまな場合がある。そして画像
処理部20では基本的には画質補正の処理を何も行わ
ず、書込み処理部30とインターフェースできるように
フォーマットの変換のみを行って、読み取り処理部10
で読み取って処理したデータをコピーモード・プリント
モードで切り換えて画像データDbとして出力する。書
き込み処理部30では画像データDbを密度変換部40
により書込み密度に合わせて主走査方向、副走査方向に
m×n倍(m、nは最大8)に増やしてDfとすると共
に、増やされた画素の主走査位置を示す3ビットの信号
Dh及び副走査位置を示す3ビットの信号Dvを生成す
る。また画像データDbはデータ遅延部50により主走
査方向及び副走査方向に遅延することにより(主走査方
向×副走査方向)=3×3画素のデータ配列Dc11〜
33を作り、画像データDc11〜33をパターン判定
部60へ出力する。パターン判定部60では注目画素D
c22の濃度と、周辺画素Dc11〜13、21、2
3、31〜33の濃度を判断して、パターンデータDd
1〜8を出力する。パターンデータDd1〜8はデータ
間引き部80に入力され、図示しないパソコンよりプリ
ント条件としてトナーセーブモードが指定されている時
は密度変換部40で密度変換された画像データDf及び
画素の位置を示す信号Dh、Dvと組合わせることによ
りデータを間引いて発光データDeとして出力する。そ
して発光データDeに基づいて図示しないレーザーダイ
オードを光らせることにより、1200dpiで図示し
ない感光体への書き込みを行う。
【0007】制御部70は操作部6及び図示しないパソ
コンと接続されており、コピー動作時は操作部6に設定
された原稿を読み取る際のモード設定、トナーセーブモ
ードの設定等に基づき読み取り処理部10、画像処理部
20、及び書き込み処理部30を制御し、プリント時は
図示しないパソコンからのコマンドにより画像処理部2
0、及び書き込み処理部30を制御する。読み取り処理
部10、画像処理部20及び図示しないパソコンやパソ
コンを接続するためのネットワークについては公知の技
術であり本発明においては特色のある部分ではないので
説明は省略する。
【0008】図3を用いてまず画像処理部20と書込み
処理部30の間の画像制御信号について説明する。画像
の制御信号には画像の主走査方向の同期信号であるXL
SYNC、主走査方向の画像有効期間を示すXLGAT
E、副走査方向の画像有効期間を示すXFGATE、画
像データの同期を取るためのCLKがある。画像データ
DbはXLSYNCによりライン毎の同期が取られXF
GATE、XLGATEが“L”レベルの間画素クロッ
クCLKに同期して画像処理部20より出力される。
【0009】図4に密度変換部40の実施例を、また図
5に動作を説明するタイミングチャートを示す。以下こ
の図を用いて密度変換部40の動作を説明する。密度変
換部40ではファースト・イン・ファースト・アウトR
AM(以下FIFO)の書込みクロックと読み出しクロ
ックの速度を変えることにより、低密度で画像処理部2
0から出力されたデータを高密度の書込み処理部30に
合わせて主走査方向、副走査方向に増やす。本実施例で
は画像データDbとして600dpiのデータが入力さ
れた場合を示す。この場合書き込み処理部30では12
00dpiで書き込むため主走査方向、副走査方向とも
2倍にデータを増やす必要がある。画像処理部20の出
力画像データDbはFIFO41、42に入力されライ
ト・イネーブル信号WEBが“L”レベルの期間、ライ
ト・クロックCLKに同期して書き込まれ、リード・イ
ネーブル信号REBが“L”レベルの期間リード・クロ
ックRCKに同期して読み出される。ライト・イネーブ
ル信号WEB、リード・イネーブル信号REBは主走査
方向の同期信号であるXLSYNCにより交互に反転す
るトグル信号から生成され、FIFO41に対してはト
グル信号をWEB、トグル信号をインバータ43を介し
て反転した信号をREBとし、FIFO42に対しては
逆にトグル信号の反転した信号をWEB、トグル信号を
REBとし、FIFO41、42がライト/リードのモ
ードにトグルに切り替わるように構成されている。また
ライト・リセット信号WRSTはXLSYNC、リード
・リセット信号はXLSYNCの1/2の周期のXLS
YNC2とすることでXLDSYNCの1周期に同じデ
ータを2回リードし副走査方向のデータ量を2倍にして
いる。この時XLSYNC2に同期してカウントアップ
する信号を2倍に増やされたデータの副走査方向の位置
を示す信号Dvとして出力する。
【0010】図5中1ライン当たりのライト時のデータ
量と、リード時のデータ量が異なるのはライト・クロッ
クとリード・クロックの周期が異なるためで、書き込み
密度の方が高いためリード・クロックの周期の方がライ
ト・クロックの周期よりも早くなっており、このFIF
O41、42で、速度変換の役目も果たしている。FI
FO41、42の各出力データDOはセレクタ44に入
力されて、トグル信号によりリード動作を行っているF
IFOの出力を選択してセレクタ44から出力する。セ
レクタ44で切り換え出力されたFIFO41、42か
らの出力データを更にフリップ・フロップ(以下FF)
でリード・クロックCLKの2倍の周波数のRCK2で
ラッチすることにより、RCK2の2クロック毎に変化
するデータとして主走査方向のデータ量を2倍にして密
度変換を実現している。また2倍にされたデータが最初
のデータなのか2番目のデータなのか判断する主走査方
向の画素位置を示す画素位置信号Dhも合わせて出力す
る。なお主走査方向、副走査方向にデータ量を3倍に増
やしたいときにはXLSYNC2の代わりにXLSYN
Cの1/3の周期のXLSYNC3をリードリセット信
号RRSTとし、リード・クロックRCKにライトクロ
ックCLKの3倍の周波数のクロックRCK3とすれば
よい。
【0011】図6にデータ遅延部50の実施例を、また
図7に動作を説明するタイミングチャートを示す。以下
この図を用いてデータ遅延部50の動作を説明する。デ
ータ遅延部50では画像処理部20の出力するデータD
bをFIFOを用いてXLSYNCに同期してライン単
位で遅延し、各ラインのデータを更にクロックに同期し
て画素単位で遅延することにより、主走査方向3画素×
副走査方向3画素のデータ配列を生成する。画像処理部
20の出力するデータDbはFIFO51に入力する。
FIFO51ではライトリセット信号WRST・リード
リセット信号RRSTともにXLSYNC、ライトイネ
ーブル信号WEB・リードイネーブル信号REBともに
XLGATE、ライトクロック信号WCK・リードクロ
ック信号RCKともにCLKとすることによりデータD
bを1ライン遅延したデータDb1を得る。1ライン遅
延されたデータDb1は更にFIFO52で同様に1ラ
イン遅延され2ライン遅延したデータDb2となり、デ
ータDbを合わせて3ライン分のデータを同一時間上に
得る。そしてデータDb、Db1、Db2をFF53a
〜53cに入力することによりFF53a〜53cの出
力Dc13、23、33は画像データDb、Db1、D
b2を1クロック分遅延したデータとなり、このデータ
は更にFF54a〜54c、FF55a〜55cにより
クロックCLKに同期して遅延される。このようにする
ことにより画像データDc12、22、32、Dc1
1、21、31が得られ、Dc11〜33で3×3のマ
トリクスを形成する。そしてこれらの画像データをパタ
ーン判定部60に出力し、パターン判定部60での判定
に使用する。このときDc22が注目画素となりDc1
1〜13、21、23、31〜33が周辺画素となる。
【0012】図8にパターン判定部60の詳細ブロック
を示す。以下この図を用いてパターン判定部60の動作
を説明する。パターン判定部60ではデータ遅延部50
で作られた主走査方向×副走査方向=3画素×3ライン
のデータ配列Dc11〜33のうち、注目画素Dc22
と各周辺画素のDc11〜13、21、23、31〜3
3をそれぞれANDゲート61a〜61hに入力するこ
とにより注目画素と周辺画素の連続性を判定する。つま
り2つの画素が共に“H”レベル(黒画素)の時は連続し
ていると判断してパターン判定結果を“H”レベルと
し、どちらか一方の画素でも“L”レベル(白画素)の時
は連続していないと判断してパターン判定結果を“L”
レベルとする。また特に注目画素Dc22が“L”レベ
ル(白画素)の時はトナーセーブモード時に間引くデータ
が発生しないので周辺画素とは無関係にパターン判定結
果Dd1〜8を“L”レベルとする。したがってデータ
遅延部50で作られた3画素×3ラインのデータ配列が
図9(1)のようなパターンの時には注目画素Dc22
(黒画素)と各周辺画素のDc11〜13、21、23、
31〜33をANDゲート61a〜hに入力して得られ
るパターン判定結果Dd1〜8は図9(2)のようにな
る。
【0013】図10にデータ間引き部80の実施例を示
す。以下この図を用いてデータ間引き部80の動作を説
明する。データ間引き部80ではパターン判定部60で
判定した画素の連続性を判定した結果のDd1〜Dd8
及び密度変換部40で密度変換された画像データDf、
密度変換後の主走査、副走査の画像位置を示す信号D
h、Dv及びトナーセーブモード設定信号、倍密設定信
号を基にトナーセーブモード時にトナーセーブを行うた
めの画像データDeを生成する。データ間引き部80は
組合せ回路81a〜81hと組合せ回路81a〜81h
の出力を倍密設定により切り換えるセレクタ82により
構成されており、トナーセーブモード時に組合せ回路8
1a〜81hでは倍密後の画像データDfをパターン判
定部60で判定した注目画素と周辺画素の連続性の判定
結果Dd1〜8に基づいて、印字するかしないかを切り
換えできるようになっている。つまりパターン判定結果
Dd1〜8が“H”の時は注目画素Dc22とDd1〜
Dd8に対応した各周辺画素Dc11〜13、Dc2
1、Dc23、Dc31〜Dc33が共に黒画素で連続
している時なので、この場合は連続性を維持するため対
応する組合せ回路81a〜81hの出力は“H”レベル
(印字する)とする。逆にパターン判定結果Dd1〜8が
“L”の時は連続していない、または注目画素が白の時
なので“L”レベル(印字しない)とする。更に斜め方向
については例外としてパターン判定結果Dd1、3、
6、8が“L”で連続性が無いと判断しても、縦方向、
横方向の連続性のパターン判定結果Dd2、4、5、7
のうち隣接する2つの方向が“H”で連続性があると判
断した場合には組合せ回路81a、c、f、hの出力を
“H”レベルとする。トナーセーブモードが設定されて
いない時は画像データDfを何も処理しないでスルー出
力する。セレクタ82では各組合せ回路81a〜81h
の出力Dg1〜8及び密度変換処理したデータDfを倍
密設定や倍密後の主走査・副走査方向の画素位置信号D
h、Dvで切換えて出力する。図11に2、3、4、
6、8倍密時の画素位置と選択される組合せ回路の出力
を示す。
【0014】図11に示すように密度変換して間引きし
た後のデータは2倍設定時を除き中央近辺は密度変換処
理したデータDfをそのまま出力する。周辺の画素につ
いてはおおよそ、その位置に対応する周辺画素と注目画
素の連続性をパターン判定部60で判断した結果のDd
1〜8に基づいて組合せ回路81a〜81hで処理した
出力Dg1〜8を出力するように切換える。つまりパタ
ーン判定部60で連続性があると判断した方向について
は連続性を保持するためにトナーセーブの目的で非印字
画素に置き換えることはせず印字画素のままとし、連続
性がないと判断した方向についてトナーセーブのために
非印字画素に置き換えることにより、印字品質を良好に
保ったままトナーセーブを行うことができる。そしてデ
ータ間引き部80により間引かれた画像データに基づい
て画像形成を行う。
【0015】本発明の効果を実際の画像を用いて説明す
る。図12は本発明の効果を説明するためのものであ
り、(a)の入力データに対してトナーセーブモードを
行った場合を示す。図12(a)の□で囲んだ部分を主
走査・副走査とも3倍に密度変換した画像が(b)であ
る。(e)は従来技術の特定の白黒パターンで画像デー
タをマスクする場合の間引き用パターンを示しておりこ
の例では4×4画素の大きさ(□内の繰り返し)で約7
0%(11/16)にトナー消費量を押さえている。そ
して(b)の画像データを(e)の間引きパターンによ
り間引いた結果が(f)である。このように一定のパタ
ーンで間引きを行う場合については、画像データの連続
性などは考慮されていないので、トナーの消費量を下げ
ることはできるが明らかに印字品質が劣化してしまう。
これに対して本発明の方式を用いて隣接画素との連続性
のみを考慮してトナーセーブを行うと(c)の結果にな
り、図が示すように画像の連続性を考慮して間引きを行
うのでトナーの消費量を下げることができる上に印字品
質の劣化が少ない。更に斜め方向の例外を適用した結果
が(d)となり図が示すように(c)で発生している線
の中の白抜けを抑えることができトナーの消費量を下げ
ることができる上に高い印字品質が得られる。以上説明
したように本発明の方式では密度変換を行った画像デー
タに対してトナーセーブモードをかける際に、画像処理
部20の出力からデータ遅延部50で密度変換前の画像
で3×3の配列を作り注目画素と周辺画素の連続性をパ
ターン判定部60で判断し、その結果に基づいてデータ
間引き部80において密度変換部40で密度変換した後
の画像データの間引きを行う、行わないを切換えて出力
するので、トナーの消費を効果的に減らしながら画像の
連続性を損なうことなく高い印字品質を得ることができ
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1によれば、トナーセーブモード
が設定されている時には、印字ドットを減らすために複
数の低解像度の画像データからなる配列の注目画素と周
辺画素の連続性を判断し、その連続性の判断結果に基づ
いて印字ドットを減らすことにより、印字品質を劣化さ
せることなくトナーの消費量を削減することが可能とな
る。請求項2によれば、低解像度の複数の画像データか
らなる配列の注目画素と周辺画素の両方が印字ドットの
場合その方向に連続していると判断し、注目画素と周辺
画素のいずれかが非印字ドットの場合連続していないと
判断して、連続していると判断した方向については連続
性を維持するように高解像度の画像データのその方向を
印字画素とし、画像が連続していないと判断した方向に
ついては高解像度の画像データのその方向を非印字画素
とすることにより、印字品質を劣化させることなくトナ
ーの消費量を削減することが可能となる。請求項3によ
れば、斜め方向については画像が連続していないと判断
した場合でも、隣接する縦方向、横方向の連続性が有る
場合には高解像度の画像データのその斜め方向を印字画
素とすることにより、高解像度の画像データの中に白抜
けが発生して印字品質が劣化してしまうことを防いで高
い印字品質を得ながら、かつ、トナーの消費量を削減す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にな係るデジタル複写機の
外観図である。
【図2】デジタル複写機の画像データ処理部のブロック
図である。
【図3】画像処理部と書き込み処理部間の画像制御信号
を示す図である。
【図4】密度変換部のブロック図である。
【図5】図4の動作のタイミングチャートである。
【図6】データ遅延部のブロック図である。
【図7】図6の動作のタイミングチャートである。
【図8】パターン判定部のブロック図である。
【図9】入力画像配列とパターン判定結果を示す図であ
る。
【図10】データ間引き部のブロック図である。
【図11】各倍密時の画素位置を示す図である。
【図12】本発明の効果を示す図である。
【符号の説明】
6 操作部(操作手段)、40 密度変換部(密度変換手
段)、50 データ遅延部(データ遅延手段)、60 パ
ターン判定部(パターン判定手段)、80 データ間引き
部(データ間引き手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常モードまたはトナーの消費量を低減
    するトナーセーブモードのいずれのモードで画像形成を
    行うか切り換え指定する操作手段と、低解像度の画像デ
    ータをm×n倍(m、nは2以上の整数)に増やして高
    解像度の画像データを生成する密度変換手段と、低解像
    度の複数の画像データからなる配列を生成するデータ遅
    延手段と、前記データ遅延手段に生成された画像データ
    の注目画素と周辺画素のパターンから画像の連続性を判
    断するパターン判定手段と、前記密度変換手段により密
    度変換された画像データと前記パターン判定手段で判定
    された画像の連続性に基づいて印字するデータ量を減ら
    した高解像度の画像データを生成するデータ間引き手段
    と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記パターン判定手段は、前記データ遅
    延手段により生成した密度変換前の低解像度の複数の画
    像データからなる配列の注目画素と周辺画素の関係を判
    断して、前記注目画素と周辺画素が共に印字画素である
    時に、その周辺画素の方向に画像が連続していると判断
    し、前記注目画素か周辺画素のいずれか一方でも非印字
    画素となる場合は連続性がないと判断し、画像が連続し
    ていると判断した方向については連続性を保存するよう
    にその方向の高解像度の画像データを印字画素とし、画
    像が連続していないと判断した方向についてはその方向
    の高解像度の画像データを非印字画素とすることによ
    り、トナーの消費量を低減することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン判定手段は、斜め方向の連
    続性が無い場合、その斜め方向に隣接する縦、横の連続
    性が有る場合は斜め方向にも連続性があるものとして、
    その方向の高解像度の画像データを印字画素とすること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2002076108A 2002-03-19 2002-03-19 画像形成装置 Pending JP2003271016A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9703229B2 (en) 2014-03-18 2017-07-11 Ricoh Company, Ltd. Optical writing device, image forming device, optical writing control method, and computer program product

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