JP2001232858A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001232858A
JP2001232858A JP2000074495A JP2000074495A JP2001232858A JP 2001232858 A JP2001232858 A JP 2001232858A JP 2000074495 A JP2000074495 A JP 2000074495A JP 2000074495 A JP2000074495 A JP 2000074495A JP 2001232858 A JP2001232858 A JP 2001232858A
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JP2000074495A
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Masato Obata
正人 小幡
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値画像に対して1ドット幅の黒の縦線や中
間濃度の1ドット幅の縦線、複数ドット幅の縦線のエッ
ジ部が途切れることを防止する。 【解決手段】 パターン検出部50は注目画素とその主
走査方向に隣接する周辺画素の2ビットデータのパター
ンに基づいて1ドット幅の縦線か否かを検出し、データ
変換部60は縦線の幅が太くなるようにその縦線を構成
する画素の多値データを発光データに変換する。また、
パターン検出部50は注目画素とその主走査方向に隣接
する周辺画素の2ビットデータのパターンに基づいて複
数ドット幅の縦線のエッジか否かを検出し、データ変換
部60はエッジが縦線と連続するようにエッジを構成す
る画素の多値データを発光データに変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1ドット幅の黒の
縦線や中間濃度の1ドット幅の縦線、複数ドット幅の縦
線のエッジ部を太線化することができる画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】(1)特開平10−313410号公報
に示される画像の太線化処理方法では、図14に示すよ
うに画像の3×3画素の領域 A,B,C D,E,F G,H,I において右下の画素Iと2画素離れた周辺画素A〜D、
Gの関係を見て、Iが黒画素の場合にCが白ならばFを
黒画素とし、Gが白ならばHを黒画素とし、そしてA,
B,Dが白ならばEを黒画素として太線化することによ
り白のつぶれを防ぎながら1画素の幅の単位で太線化す
る方法が提案されている。
【0003】(2)特開平9−300698号公報に
は、注目画素に対して両脇の画素の印字位置を1クロッ
ク内で変えることにより太線化(または細線化)を行
い、太線化を行う場合は両脇の画素の印字位置が外側に
広くすることにより1画素以内の幅の単位で太線化する
方法が提案されている。
【0004】なお、他の従来例としては、(3)特開平
9−295429号公報には、孤立した1画素点、1画
素幅のラインを明瞭に再現するために、白黒白黒の1画
素幅のラインのペアを明瞭に再現するためにその黒画素
の記録信号のパルス幅を大きくしたり小さくする方法が
提案されている。また、(4)特開平5−20454号
公報には、骨太、重量感のある太字を生成するために、
文字画像を2値化して文字部と背景部に分離して背景部
を細線化する方法が提案されている。また、(5)特開
平10−276329号公報には、画像のスムージング
を行うために。
【0005】白画素領域と、グレイ画素領域と黒画素領
域を認識して画像濃度を決定する方法が提案されてい
る。また、(6)特開平5−219359号公報には、
画像縮小時に細線が消えないように、細線を一旦拡幅し
て縮小する方法が提案されている。また、(7)特開平
9−300698号公報には、多色画像の太線化、細線
化を行うために、レーザダイオードの点灯位置を、線状
画像領域の幅方向の両端画素区間内で幅方向に前後に変
更可能にする方法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(1)
特開平10−313410号公報記載の発明では、2値
画像データに対してのみ太線化することができるが、多
値画像については太線化することができず、また、太線
化する際の濃度の増やし方がドット単位となるために、
文字のかすれなどを防いで読みやすくすると太らせ過ぎ
となるという問題点がある。また、(2)特開平9−3
00698号公報記載の発明では、両脇の画素データの
印字位置を移動するだけであるので、中間濃度の1ドッ
ト幅の縦線を太線化することはできないという問題点が
ある。
【0007】ここで、例えば図13(a)に示すような
文字「I」は、比較的長い縦のストロークと、この縦の
ストロークの上端および下端に付された比較的短い横の
ストロークにより構成される。そして、図13(a)に
示すように縦ストロークの横幅が1ドット未満であり、
横ストロークの横幅が横方向の2ドットにまたがってい
る場合、1ドットを2ビット化すると、図13(b)に
示すように縦ストロークの各ドットデータは「01」と
なり、横ストロークを構成する2ドットは「01」、
「11」となる。
【0008】このため、この2ビットデータをそのまま
発光データに変換して印字すると、図13(c)に示す
ように縦ストローク(=01)はかすれ、また、左寄せ
で固定して印字すると、横ストロークの左側のドット
(=01)が右側のドット(=11)から離れて横スト
ロークが途切れ、したがって、画質劣化となる。また、
図には示されていないが、例えば横幅が1ドット未満の
縦ストロークが横方向の2ドットにまたがっている場合
には、左寄せで固定して印字すると、2本の縦ストロー
クとなって画質劣化となる。
【0009】本発明は上記従来例の問題点に鑑み、多値
画像に対して1ドット幅の黒の縦線や中間濃度の1ドッ
ト幅の縦線、複数ドット幅の縦線のエッジ部が途切れる
ことを防止することができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】本発明はまた、発光タイミングを制御する
位相データを多値データが含まない場合にも、複数画素
にまたがるラインのエッジ部や黒の1ドットラインを太
くして、さらに白がつぶれること無く文字のかすれを防
ぎ、視認性の良い画像を得ることを目的とする。
【0011】本発明はまた、検出すべきパターン数を減
らしてハードの構成を簡略化して、また不必要な補正を
行うことによる異常画像が発生することを防ぐことを目
的とする。
【0012】本発明はまた、プリンタがネガ/ポジ現像
方式の場合に対応可能にすることを目的とする。
【0013】本発明はまた、プリンタがポジ/ポジ現像
方式の場合に対応可能にすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段は、入力された画像情報に基づいて画像
を形成する画像形成装置において、注目画素とその主走
査方向に隣接する周辺画素の各多値データのパターンに
基づいて1ドット幅の縦線か否かを検出するパターン検
出手段と、前記パターン検出手段により検出された縦線
の幅が太くなるようにその縦線を構成する画素の多値デ
ータを印字データに変換するデータ変換手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】第2の手段は、第1の手段において、前記
パターン検出手段がさらに、注目画素とその主走査方向
に隣接する周辺画素の各多値データのパターンに基づい
て複数ドット幅の縦線のエッジか否かを検出し、前記デ
ータ変換手段がさらに、前記エッジが縦線と連続するよ
うに前記エッジを構成する画素の多値データを発光デー
タに変更することを特徴とする。
【0016】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて、前記パターン検出手段は、注目画素の左右の画素
が白または黒であって注目画素が中間調または白の場合
に前記1ドット幅の縦線または複数ドット幅の縦線のエ
ッジと判定することを特徴とする。
【0017】第4の手段は、第2または第3の手段にお
いて前記パターン検出手段が、複数ドット幅の縦線のエ
ッジを構成する画素の多値データに対して、幅寄せする
ための位相データを生成することを特徴とする。
【0018】第5の手段は、第1ないし第4の手段にお
いて前記データ変換手段が、ネガ/ポジ現像方式のプリ
ンタに出力する場合、発光量が増加するように変換する
ことを特徴とする。
【0019】第6の手段は、第1ないし第5の手段にお
いて前記データ変換手段が、ポジ/ポジ現像方式のプリ
ンタに出力する場合、発光量が減少するように変換する
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】図1は本発明に係る画像形成装置の一実施
形態としてのデジタル複写機を示す外観図、図2は図1
のデジタル複写機の画像処理回路を示すブロック図、図
3は図2のデータ遅延部を詳しく示すブロック図、図4
は図3のデータ遅延部における主要信号を示すタイミン
グチャート、図5は画像制御信号を示す説明図、図6は
2ビット濃度データと印字ドットの関係及び位相データ
と印字位置の関係を示す説明図、図7は図2のパターン
検出部により検出されるマッチングパターンを示す説明
図、図8〜図10は図2のパターン検出部を詳しく示す
ブロック図、図11は図2のパターン検出部内の位相デ
ータ生成部を詳しく示すブロック図、図12は図2のデ
ータ変換部を詳しく示すブロック図、図13は図2の画
像処理回路の太線化および幅寄せ処理を示す説明図であ
る。
【0022】図1に示すデジタル複写機1の上部には、
原稿を載置して読み取るための原稿台2と、原稿台2上
の原稿を抑えるための圧板3と、読み取りのためのモー
ド・複写倍率の設定、オペレータに対する表示などを行
う操作部4を備えている。また下側には給紙部5を備
え、左側には排紙部6を備えている。デジタル複写機1
の内部には図示省略されているが、複写機としての動作
を実現するために露光光学系、給紙搬送系、現像系、定
着系、排紙系等のデジタル複写機の公知の機構、制御装
置が内蔵されている。
【0023】このような構成において、原稿を原稿台2
の上に載置し、圧板3により原稿を密着させたのち、操
作部4からの指示に従い、図示しない照明系、結像光学
系による原稿の読み取りを行う。そして読み取った画像
データに対して様々な補正を行った後、その画像データ
に基づき書き込み系においてレーザダイオード(以下L
D)によりビームを照射して図示しない感光体へ静電潜
像を形成する。その後は公知の電子写真のプロセスを経
て、操作部4により指示されて給紙部5から給紙した用
紙にコピー画像を形成する。
【0024】図2はデジタル複写機1の画像処理回路を
示す。まず、読み取り処理部10では、図示しないCC
Dラインセンサにより例えば600dpiで読み取った
画像データをシェーディング補正などの様々な補正を行
い、画像データDaとして1画素毎に8ビット(256
階調)で画像処理部20に出力する。画像処理部20で
は、この画像データDaに対してMTF補正、変倍処理
などを行って画質補正をした後、2ビット(4階調)の
画像データDbに変換して書き込み処理部30に出力す
る。
【0025】書き込み処理部30では、まず、この画像
データDbをデータ遅延部40により図3、図4に詳し
く示すようにフリップフロップ(F/F)41〜43で
主走査方向に遅延することにより主走査方向3画素Dc
1〜Dc3のデータ配列を作り、この画像データDc1
〜Dc3(2ビット×3)をパターン検出部50へ出力
する。パターン検出部50では、画像のエッジ部や1ド
ットラインなどの特定の10個(後述)のパターンとそ
れぞれ一致するか否か検出し、各パターン毎に検出した
結果Dd1〜Dd8(8ビット)をデータ変換部60に
出力する。
【0026】検出結果Dd1〜Dd8は特定のパターン
毎に一致したかどうかを示すデータ、または一致しない
場合には注目画素の濃度の値を示すデータにより構成さ
れる。またパターン検出部50では、書き込み位置を右
から行うか、または左から行うかを示す1ビットの位相
データDsの生成も行う。
【0027】検出結果Dd1〜Dd8はデータ変換部6
0によりその検出結果に応じて8ビットの発光データD
eに変換される。そして、この8ビットの発光データD
e及びパターン検出部50で生成された位相データDs
に基づいてLDの発光時間及び発光パワーあるいはその
両方を変調することにより画像データ中のエッジ部分や
1ドットラインの部分についての書き込み濃度や書き込
み開始位置を変更し、256階調、600dpiで図示
しない感光体への書き込みを行う。
【0028】制御部70は図1に示す操作部3と接続さ
れており、操作部3を介して設定された、原稿を読み取
る際のモード設定等に基づいて読み取り処理部10、画
像処理部20及び書き込み処理部30を制御する。読み
取り処理部10、画像処理部20及びパルス幅変調、パ
ワー変調、書き込み位置変調の方法については公知の技
術であり本発明においては特色のある部分ではないので
説明は省略する。
【0029】図5を参照して画像の制御信号について説
明する 画像の制御信号は画像の主走査方向の同期信号
である主走査同期信号XLSYNCと、主走査方向の画
像有効期間を示す主走査有効期間信号XLGATEと、
副走査方向の画像有効期間を示す副走査有効期間信号X
FGATEと、画像データの同期を取るための画素クロ
ックCLKを有する。画像処理部20からの2ビット画
像データDbは、主走査同期信号XLSYNCによりラ
イン毎に同期が取られ、副走査有効期間信号XFGAT
Eと副走査有効期間信号XLGATEが“L”レベルの
間、画素クロックCLKに同期して出力される。
【0030】図3、図4を参照してデータ遅延部40に
ついて詳しく説明する。データ遅延部40では画像処理
部20で処理されたデータDbを画素クロックCLKに
同期して遅延することにより、主走査方向3画素のデー
タ配列Dc1〜Dc3を生成する。このため、画像処理
部20で様々な処理を行った後、2ビット(4値)の信
号に変換された画像データDbはFF41に入力し、F
F41の出力Dc1は画像データDbを1画素クロック
CLK分遅延したデータとなり、このデータはさらにF
F42に入力されて画素クロックCLKに同期して遅延
される。以下同様にして、FF42、43の出力として
画像データDc2、Dc3が得られる。
【0031】これらの3画素の画像データDc1〜Dc
3をパターン検出部50に出力し、パターン検出部50
では、↑で示した画素位置から幅が2ドット以上の縦の
ラインのエッジ部や縦の1ドットラインを検出する。こ
のとき画素Dc2が注目画素となり画素Dc1,Dc3
が周辺画素となる。
【0032】画像処理部20により処理された画像デー
タDbは2ビットであるので、濃度としては4段階を取
ることができ、実際の画像との関係は図6(1)に示す
ように、2ビットの組合せが(0、0)の時は白、
(0、1)の時は中間調「1」、(1、0)の時は中間
調「1」よりも濃度の高い中間調「2」、(1、1)の
時に黒である。ここで、Dc1〜Dc3の組合せとして
は各ドットが4つの状態を取り得るので4×4×4=6
4通りの状態をもち、この状態全てを認識して後述のデ
ータ変換部60でデータ変換して補正をかけると、64
×8ビットの変換テーブルが必要となり、ハードウエア
の規模が大きくなる。
【0033】そこで、本発明では図7に示すように、周
辺画素Dc1、Dc3が白または黒の場合であって、か
つ注目画素Dc2が中間調または白の場合のみを補正の
必要なパターンとして検出する。ここで、各パターンの
意味について説明する。まず、 {Dc1、Dc2、Dc3}= Dd1=(0、0、1、0、0、0)、 Dd2=(0、0、0、1、0、0)、 の2つのパターンDd1、Dd2は幅が1ドット未満の
縦のライン(黒の縦線)を示し、その違いは線の太さ
(1、0)、(0、1)のみである。
【0034】また、 Dd31=(1、1、0、0、0、0) Dd32=(0、0、0、0、1、1) はそれぞれ、1ドット幅または2ドット幅以上の縦線の
右エッジ、左エッジである。更に、 Dd41=(1、1、0、1、0、0) Dd42=(0、0、0、1、1、1) はそれぞれ、2ドット以上に分割された縦線の右エッ
ジ、左エッジである。
【0035】 Dd5=(×、×、0、0、×、×)、 Dd6=(×、×、0、1、×、×)、 Dd7=(×、×、1、0、×、×)、 Dd8=(×、×、1、1、×、×)、 の4つのパターンDd5〜Dd8は、上記の6つのパタ
ーンに該当しない場合であて、注目画素Dc2に応じて
パターンが異なる。そして、各パターンの右に示す信号
Dp1〜Dp8がそのパターンに一致した際に「1」と
なる。
【0036】また、Dd31とDd32、Dd41とD
p42について論理和してそれぞれDd3、Dd4にま
とめることにより、変換テーブルとしては8通りの状態
に対してのみ必要となるので、4×4×4の変換テーブ
ルと比べて1/8になる。
【0037】更に検出パターンについて説明する。本発
明では、周辺画素Dc1、Dc3が白かまたは黒、かつ
注目画素Dc2が中間調かまたは黒の場合であり、かつ
補正の必要な場合のみ補正をかけるようにしている。つ
まり注目画素Dc2が元々白であればそれ以上データを
減らすことはできないので注目画素Dc2については中
間調かまたは黒の場合を対象としている。
【0038】周辺画素Dc1、Dc3について白かまた
は黒の場合とする理由について説明すると、入力データ
として位相情報が無いデータを使用しているため中間調
の場合は本来はそのデータを右に寄せればよいのか、左
に寄せればよいのかが不明である。したがって、注目画
素Dc2、周辺画素Dc1、Dc3の一方が共に中間調
の時にその2つの中間調データを寄せて印字すれば良い
のか、離して印字すれば良いのかが不明であり、場合に
よっては補正をかけることによりかえって不具合を生じ
てしまう。これに対して周辺画素Dc1、Dc3を白ま
たは黒に限定すれば、位相情報は無関係でフルデューテ
ィで印字するか、印字しないかであり、黒画素の隣りに
中間調画素が来るのは、文字原稿を主体として考えた場
合に画像の左端部分、右端部分であることが多く、補正
をすることによって再現性が向上する。
【0039】Dd31とDd32、Dd41とDp42
について論理和してそれぞれDd3、Dd4にまとめる
場合、黒画素が右にあるのか左にあるのかによって1ビ
ットの位相データDsを生成する。ここで、プリンタの
現像方式がネガ/ポジ方式かポジ/ポジ方式かに依って
実際の印字位置と画像位置の関係が逆になるので、ネガ
/ポジ方式の場合には、通常は左寄せ(Ds=0)に設
定して黒画素が右側にある時には右寄せ(Ds=1)に
設定することにより、更に画像の左端部、右端部で印字
品質の良い画像が得られる。
【0040】またポジ/ポジ方式の場合には、通常は右
寄せに設定して黒画素が右側にある時には左寄せに設定
することにより、更に画像の左端部、右端部で印字品質
の良い画像が得られる。なお、本実施例では使用しない
が、発光タイミング制御により「中央」を選択可能な場
合には、1ドットラインを検出したときに中央(2ビッ
トDs=2)を生成することにより印字品質の良い画像
が得られる。位相データDsと印字位置の関係は図6
(2)に示す。
【0041】以下、ネガ/ポジ方式の場合について、図
8〜図10を参照してパターン検出部50の動作を説明
する。パターン検出部50では、データ遅延部40によ
り主走査方向に遅延して得られた3画素の6ビットデー
タ配列Dc1〜Dc3が図7に示したパターンDd1〜
Dd8に一致するか否かに応じたデータDd1〜Dd8
を生成し、また位相データDsを生成する。更にパター
ン検出に使用するパターンは制御部70により選択され
る。
【0042】パターン検出部50ではデータ遅延部40
の出力Dc1〜Dc3を反転(INV)、論理積(AN
D)、論理和(OR)などのゲートを組み合わせること
によりパターンマッチングを行う。図8は {Dc1、Dc2、Dc3}= Dp1=(0、0、1、0、0、0) の場合のビットパターンDp1に対するマッチング回路
を示し、Dc1の各ビットDc1(1)、(0)、Dc
2の下位ビットDc2(0)及びDc3の各ビットDc
3(1)、(0)をそれぞれINV51a〜51eで反
転することにより(0、0、1、0、0、0)に一致す
る場合には、INV51a〜51eの出力は全て「1」
となり、次いでINV51a〜51eの出力及びDc2
の上位ビットDc2(1)を入力とするANDゲート5
2の出力Dp1は「1」となる。このように各パターン
にマッチングした場合には、対応する検出信号が「1」
となる。
【0043】図9は Dd31=(1、1、0、0、0、0) Dd32=(0、0、0、0、1、1) をそれぞれパターン検出部53a、53bにより検出
し、各検出信号をORゲート54により論理和してパタ
ーン検出信号Dd3を生成するマッチング回路を示して
いる。
【0044】パターンDd1〜Dd4に一致しない場合
には、検出信号Dd1〜Dd4が全て「0」であるの
で、図10に示すように検出信号Dd1〜Dd4を入力
とするORゲート57の出力が「0」となる。そして、
例えば Dd5=(×、×、0、0、×、×)、 のパターンを検出するマッチング回路では、注目画素D
c2の上位ビットDc2(1)と、下位ビットDc2
(2)とORゲート57の出力をORゲート58により
論理和し、ORゲート58の出力をインバータ59によ
り反転することにより、パターンDd5の場合にその検
出信号Dd5が「1」となる。
【0045】図11は Dd42=(0、0、0、1、1、1) Dd32=(0、0、0、0、1、1) をそれぞれパターン検出部55a、55bにより検出
し、各検出信号をORゲート56により論理和して位相
データDsを生成する回路を示している。
【0046】次に図12を参照してデータ変換部60に
ついて説明する。データ変換部60はパターン検出部5
0で検出したパターンに応じた信号Dd1〜Dd8を元
に実際に変調を行うためのデータに変換するために、制
御部70の8ビットデータバスに接続されたFF61a
〜61hと、3ステートバッファ62a〜62hと、ア
ドレスデコーダ63により構成されており、制御部70
によって書き込み濃度として0〜255の間のデータを
自由に設定できるようになっている。
【0047】つまりFF61a〜61hはアドレスが割
り付けられており、制御部70のアドレスバスをアドレ
スデコーダ63によりデコードし、制御部70からのラ
イト信号WRとアンドすることによって、各FF61a
〜61hに対して制御部70が書き込みを行うと、各F
F61a〜61hに対応したチップセレクトCs1〜C
s8のうちデータの書き込みを行うFFに対するチップ
セレクトが1となる。
【0048】FF61a〜61hのデータ入力には制御
部70のデータバスが接続され、このチップセレクトC
s1〜Cs8をFF61a〜61hのクロック入力とす
ることにより、制御部70で設定したデータが書き込ま
れる。そしてパターン検出部50で検出した各パターン
に応じた信号Dd1〜Dd8は各3ステートバッファ6
2a〜62hの出力イネーブル信号として使用すること
により、一致したパターンの発光データとして対応した
FFに設定されたデータを有効出力とする。
【0049】そして、データ変換部60により各パター
ン毎に設定された発光データ及びパターン検出部50で
検出された位相データに基づいてパルス幅変調またはパ
ワー変調またはその両方の変調方式をあわせた変調方式
でLDの発光光量および発光開始位置を制御する。
【0050】図13を参照して本発明の動作を説明す
る。前述したように、アルファベットの大文字の「I」
の場合には、図13(a)に示すような入力画像を画像
処理部20で処理した結果は図13(b)のようにな
り、従来例のように、ネガ/ポジ現像方式の場合はこの
結果をデータが黒(1、1)のとき発光データを8ビッ
トの最大値255、データが中間調2(1,0)の時、
発光データ170、中間調1(0,1)の時発光データ
を85に設定したとすると、図13(c)ような出力画
像となり、細い部分が途切れがちに、また位相情報を持
ってないので左固定で印字することにより画像の左端部
分で出力画像が劣化する。
【0051】そこで、本発明では、これをパターン検出
部50により図7に示すようなパターンに該当する画素
を検出し、データ変換部60で発光データとしてその画
素に対する発光データを2〜30%程度または所定の量
だけ上げてパルス幅変調により発光させることによりビ
ーム径を通常よりも大きくすることができるため、縦線
や画像の端部を太くすることが可能となり、その結果、
コピーとして出力した画像が図13(d)に示すように
しっかりと印字されるため再現性・視認性が向上し、更
にパターン検出部50で生成した位相データに応じて左
端に該当する画素は右寄せとし、右端に該当する画素は
左寄せとして印字することにより、いっそう再現性を向
上させることができる。
【0052】ポジ/ポジ現像方式の場合は印字した部分
が出力画像上で白となるので図7に示すようなパターン
に該当する画素を検出し、データ変換部60で発光デー
タとしてその画素に対する発光データを2〜30%程度
または所定の量だけ下げてパルス幅変調により発光させ
ることにより、ビーム径を通常よりも小さくすることが
できるため、縦線や画像の端部を太くすることが可能と
なる。また位相については逆に、パターン検出部50で
生成した位相データに応じて左端に該当する画素は左寄
せとし、右端に該当する画素は右寄せとして印字するこ
とにより、いっそう再現性を向上させることができる。
なお、本実施形態においては、デジタル複写機を例示し
ているが、その他、ドットで画像を形成する画像形成装
置に適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、注目画素とその主走査方向に隣接する周辺画
素の各多値データのパターンに基づいて1ドット幅の縦
線か否かを検出し、検出された縦線の幅が太くなるよう
にその縦線を構成する画素の多値データを印字データに
変換するので、多値画像に対して1ドット幅の黒の縦線
や中間濃度の1ドット幅の縦線が途切れることを防止す
ることができる。
【0054】請求項2記載の発明によれば、注目画素と
その主走査方向に隣接する周辺画素の各多値データのパ
ターンに基づいて複数ドット幅の縦線のエッジか否かを
検出し、エッジが縦線と連続するようにエッジを構成す
る画素の多値データを発光データに変更するので、多値
画像に対して複数ドット幅の縦線のエッジ部が途切れる
ことを防止することができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、注目画素の
左右の画素が白または黒であって注目画素が中間調また
は白の場合に前記1ドット幅の縦線または複数ドット幅
の縦線のエッジと判定するので、検出すべきパターン数
を減らしてハードの構成を簡略化し、また、不必要な補
正を行うことによる異常画像が発生することを防ぐこと
ができる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、複数ドット
幅の縦線のエッジを構成する画素の多値データに対し
て、幅寄せするための位相データを生成するので、発光
タイミングを制御する位相データを多値データが含まな
い場合にも、複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒
の1ドットラインを太くし、さらに白がつぶれること無
く文字のかすれを防ぎ、視認性の良い画像を得ることが
できる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、ネガ/ポジ
現像方式のプリンタに出力する場合、発光量が増加する
ようにデータ変換するので、プリンタがネガ/ポジ現像
方式の場合に対応することができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、ポジ/ポジ
現像方式のプリンタに出力する場合、発光量が減少する
ようにデータ変換するので、プリンタがポジ/ポジ現像
方式の場合に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態として
のデジタル複写機を示す外観図である。
【図2】図1のデジタル複写機の画像処理回路を示すブ
ロック図である。
【図3】図2のデータ遅延部を詳しく示すブロック図で
ある。
【図4】図3のデータ遅延部における主要信号を示すタ
イミングチャートである。
【図5】画像制御信号を示す説明図である。
【図6】2ビット濃度データと印字ドットの関係及び位
相データと印字位置の関係を示す説明図である。
【図7】図2のパターン検出部により検出されるマッチ
ングパターンを示す説明図である。
【図8】図2のパターン検出部を詳しく示すブロック図
である。
【図9】図2のパターン検出部を詳しく示すブロック図
である。
【図10】図2のパターン検出部を詳しく示すブロック
図である。
【図11】図2のパターン検出部内の位相データ生成部
を詳しく示すブロック図である。
【図12】図2のデータ変換部を詳しく示すブロック図
である。
【図13】図2の画像処理回路の太線化および幅寄せ処
理を示す説明図である。
【図14】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 読み取り処理部 20 画像処理部 30 書き込み処理部 40 データ遅延部 50 パターン検出部 60 データ変換部 70 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/26 B41J 3/00 M 5C074 H04N 1/23 103 3/21 L 5C077 1/405 H04N 1/40 B 5C082 // G09G 5/24 630 9A001 Fターム(参考) 2C061 AP04 AQ06 FF06 FF12 FF25 2C062 AA24 2C162 AE14 AE21 AE28 AE47 AF55 FA04 2C262 AA05 AA26 AB13 AC04 AC17 DA01 DA03 DA09 2C362 CB24 CB27 CB37 5C074 AA02 AA11 BB03 CC26 DD03 DD07 EE06 FF05 HH02 5C077 LL08 LL19 NN05 NN07 NN17 PP47 PP55 PP68 PQ04 TT03 TT09 5C082 AA27 AA32 BA35 BB51 CA11 CA22 CA54 CA82 CB01 DA71 MM10 9A001 EE02 HH34 JJ35 KK42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像情報に基づいて画像を形
    成する画像形成装置において、 注目画素とその主走査方向に隣接する周辺画素の各多値
    データのパターンに基づいて1ドット幅の縦線か否かを
    検出するパターン検出手段と、 前記パターン検出手段により検出された縦線の幅が太く
    なるようにその縦線を構成する画素の多値データを印字
    データに変換するデータ変換手段と、を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記パターン検出手段はさらに、注目画
    素とその主走査方向に隣接する周辺画素の各多値データ
    のパターンに基づいて複数ドット幅の縦線のエッジか否
    かを検出し、前記データ変換手段はさらに、前記エッジ
    が縦線と連続するように前記エッジを構成する画素の多
    値データを印字データに変換することを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記パターン検出手段は、注目画素の左
    右の画素が白または黒であって注目画素が中間調または
    白の場合のみ前記1ドット幅の縦線または複数ドット幅
    の縦線のエッジと判定することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記パターン検出手段は、複数ドット幅
    の縦線のエッジを構成する画素の多値データに対して、
    幅寄せするための位相データを生成することを特徴とす
    る請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記データ変換手段は、ネガ/ポジ現像
    方式のプリンタに出力する場合、発光量が増加するよう
    に変換することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記データ変換手段は、ポジ/ポジ現像
    方式のプリンタに出力する場合、発光量が減少するよう
    に変換することを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018518A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Ricoh Co Ltd 光走査装置、画像形成装置、光走査方装置の制御方法、制御プログラム、記録媒体及び製造方法
JP2011193074A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Kyocera Mita Corp 画像情報処理方式,画像形成装置
US8351082B2 (en) 2006-11-29 2013-01-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image forming system, and computer usable medium therefor

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