JP2008100468A - 画像書き込み装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1.5倍密の密度変換を高速に行うことを可能とし、かつ、画質の劣化を軽減することができる画像書き込み装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】書込部500は、発光素子が一方向に配列された複数個の発光素子アレイLPH503、LED書込制御回路505、密と変換部502を有する。密度変換部502は、1.5倍密の変換を行い、変換された2値の画像データをn個のメモリにnラインずつ蓄積し、該n個のメモリの画像データに対してn×nのマトリクス毎に画像データのパターン認識処理を行いつつ、主走査方向のマトリクスの継ぎ目に縦線が跨る場合の線幅を補正した画像を生成して、その部分の線幅の補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像書き込み装置及び画像形成装置に係り、特に、LEDヘッドによる光ビームにより印字情報を感光体に書き込む画像書き込み装置及び該画像書き込み装置を有する画像形成装置に関する。
本発明に関連する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、スキャナ等の2値画像入力装置が読み取り可能な画素密度と、プロッタやディスプレイ等の2値画像出力装置が出力可能な画素密度とが異なる場合、特に、2値画像出力装置が出力可能な画素密度が2値画像入力装置が読み取り可能な画素密度より大きい場合における画素密度の変換に関するもので、入力された2値画像をスムージング処理により所定の整数倍の高密度化率で高密度化して高密度2値画像に変換する手段と、その高密度2値画像を所定の低密度化率で低密度化して低密度2値画像に変換する低密度化手段と、その低密度2値画像に細線化処理を行って出力する細線化手段とを備えるというものである。
特開平10−65907号公報
一般に、A0の用紙を扱うことが可能な画像形成装置である広幅機において、画素密度400dpiの画像データを、画素密度600dpiの画像データに1.5倍密に密度変換を行って出力する場合、この密度変換は、ソフトウェアにより主/副の両走査方向について、1.5倍の変倍処理を行っているため、変倍処理に非常に多くの時間を要しておりその改善が求められてきた。
前述したような点を改善するためには、現在ソフトウェアで行っている主/副の両走査方向についての1.5倍密の変倍処理の部分を、ハードウェアにより行う構成とすれば、主/副の両走査方向の1.5倍密の変倍処理にかかる時間をリアルタイムに近い時間で行うことが可能になり高速な変倍処理が可能になると考えられる。
現在広く用いられている広幅機の書き込みを、LPH(LED PRINT HEAD)の仕様で多値のものを使用して行っている画像形成装置の場合、画像情報記憶部からの画像データである2値400dpiのデータを多値600dpiのデータに変換して出力してやればよく、現在存在する様々な1.5倍密変倍アルゴリズムを適応し画質も劣化も少なく変倍処理を行うことが可能である。
しかし、2値のLEDアレーユニットを使用している画像形成装置の場合、2値400dpiのデータを2値600dpiデータに変換しなければならず、ハードウェアを使用して主/副の両走査方向について画素密度を1.5倍密にする変倍処理を行って高速な変倍処理を行おうとすると、中間値のデータが打てないためや、マトリクスパターン処理を用いて画像を変倍したときに変換前の主走査の線幅がマトリクスのどの位置に入るかにより変換後の主走査の線幅がばらついてしまう等の問題を生じ、また、例えば、単純な斜め線でも、変換後の画像が場所によって異なってしまい斜め線など変換時にジャギーが目立ってしまう場合があるという問題を生じてしまい、このため、画質を保持しつつ密度変換を行うことが困難であるといった問題があった。
本発明の目的は、前述したような問題を解決し、画像情報記憶部から受け取った2値400dpi×400dpiの画素密度を持つ画像データに対して、ハードウェアによる処理により、主走査方向に1.5倍密、副走査方向に1.5倍密で変倍処理を行い、マトリクスパターン処理を行って密度変換処理を行うことによって生じる変換後の主走査線幅のばらつきの補正を同時に行うことにより、1.5倍密の密度変換を高速に行って高速出力可能とし、かつ、画質の劣化を軽減することができる画像書き込み装置及び画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、前述したマトリクスパターン処理を行って密度変換処理を行った後に、1.5倍密度変換で参照しているマトリクスよりさらに大きなマトリクスを参照して、周辺の画像と現在参照している画像との相関関係を考慮してマトリクス間の補正を行って、画質の劣化を軽減することができる画像書き込み装置及び画像形成装置を提供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の手段は、複数個の発光素子が一方向に配列された発光素子アレイと、前記発光素子アレイからの発光光を感光体に結像させる結像手段とを有し、前記感光体の軸方向の長さよりも短い複数の発光素子アレイユニットが主走査方向に配列され、1ライン分の画像データを前記発光素子アレイユニット毎に分割して各発光素子アレイユニットに所定の転送速度Xで転送し、前記発光素子アレイユニットの各発光素子を駆動する画像書き込み装置において、前記発光素子アレイユニットへの画像データの副走査方向への転送を、前記転送速度Xのm(mは正の整数)倍の転送速度mXで行って、画素密度Adpiの2値の画像データを、{(2B+1)/2}(Bは正の整数)倍の密度に密度変換して出力する密度変換モードを備え、該密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをn(nは正の整数)個のメモリにnラインずつ蓄積し、該n個のメモリの画像データに対してn×nのマトリクス毎に画像データのパターン認識処理を行いつつ、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]の変換を行い、[m(2B+1)/2]dpi×[(2B+1)/2]dpiの画像データに変換し、この密度変換と同時に、主走査方向のマトリクスの継ぎ目に縦線が跨る場合の線幅を補正した画像を同時に生成して、その部分の線幅の補正を行い、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第2の手段は、第1の手段において、前記画像書き込み装置は、密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データを、2個のメモリに2ラインずつ蓄積し、該2個のメモリの画像データに対して2×2マトリクス毎に画像データのパターン認識処理を行いつつ、[2m(2B+1)/2]×[2(2B+1)/2]の変換を行い、[m(2B+1)/2]dpi×[(2B+1)/2]dpiの画像データに変換し、この密度変換と同時に、主走査方向のマトリクスの継ぎ目に縦線が跨る場合の線幅を補正した画像を同時に生成して、その部分の線幅の補正を行い、副走査方向を前記転送速度mXで前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第3の手段は、第1または第2の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、前記画像データの前記発光素子アレイユニットへの副走査方向の転送を、前記転送速度Xの2倍の転送速度2Xで行うことを特徴とする。
また、本発明の第4の手段は、第1、第2または第3の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、400dpi×400dpiの2値の画像データを{(2B+1)/2}倍に密度変換することを特徴とする。
また、本発明の第5の手段は、第1ないし第4の手段のうちいずれか1の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、前記画像データを{(2B+1)/2}=1.5倍の密度に密度変換することを特徴とする。
また、本発明の第6の手段は、第1ないし第5の手段のうちいずれか1の手段において、前記画像書き込み装置は、副走査方向を前記転送速度Xのm倍の転送速度mXで前記各発光素子アレイユニットに転送すると共に、主走査1ラインの間に前記発光素子を複数回駆動させることを特徴とする。
また、本発明の第7の手段は、発光素子アレイユニットを用いて感光体上に静電像を形成する画像書き込み装置であり、画像データを前記発光素子アレイユニットに所定の転送速度Xで転送して前記発光素子アレイユニットの各発光素子を駆動する画像書き込み装置において、前記発光素子アレイユニットへの画像データの副走査方向への転送を、前記転送速度Xのm(mは正の整数)倍の転送速度mXで行って、画素密度Adpiの2値の画像データを、{(2B+1)/2}(Bは正の整数)倍の密度に密度変換して出力する密度変換モードを備え、該密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリの画像データのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、各n×nマトリクスの繋ぎ目を参照するために、n×nよりもさらに大きなマトリクスを生成し、それを参照してマトリクスの継ぎ目に生じる画像劣化を補正しつつ、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第8の手段は、第7の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、この主走査方向前後のn×nのマトリクスパターンを考慮したマトリクスn×3nのマトリクスも同時に参照し、マトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第9の手段は、第7の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、この主走査方向前後のn×nのマトリクスパターンを考慮したマトリクスn×3nのマトリクスも同時に参照し、任意に設定可能な補正パターンを用いてマトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第10の手段は、第7の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、このマトリクスに対してさらに周辺の副走査方向に1ライン、主走査方向に前後2ライン増した(n+1)×(n+2)のマトリクスも同時に参照し、マトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第11の手段は、第7の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、このマトリクスに対してさらに周辺の副走査方向に1ライン、主走査方向に前後2ライン増した(n+1)×(n+2)のマトリクスも同時に参照し、任意に設定可能な補正パターンを用いてマトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXで前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする。
また、本発明の第12の手段は、第7ないし第11の手段のうち1の手段において、前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、変換する画像がどのような画像かを認識し、それに応じたマトリクスの継ぎ目の補正動作を選択し、前記画像書き込み装置が組み込まれる機械、機種毎にマトリクスの継ぎ目の補正動作を選択することを特徴とする。
また、本発明の第13の手段は、画像書き込み部により感光体上に光を照射して該感光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像剤で現像した現像剤像を最終的にシートの記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、前記画像書き込み部として、第1の手段ないし第12の手段のうちいずれか1の手段の画像書き込み装置が用いらることを特徴とする。
本発明によれば、多種の密度変換を高速に行うことができ、かつ、画質の劣化を軽減することができる。
以下、本発明による画像書き込み装置及び画像形成装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態による画像形成装置の機能構成を示すブロック図、図2は本発明の第1の実施形態による画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態による画像形成装置は、図1に示すように、原稿を読み取る読取手段としての原稿読取部100、読み取られた原稿情報を記憶する記憶手段としての画像情報記憶部300、記憶された情報を転写紙に複写するための一連のプロセスを実行する書き込み部500、書き込み部500からの画像データを記録するエンジンである複写装置200を有して構成されている。そして、画像情報記憶部300には、画像メモリ部301、画像形成装置全体を制御するシステム制御装置302、プリンタ駆動装置300が備えられている。また。システム制御装置302には、キー入力を行う操作手段としての操作装置400が接続されている。
次に、図1、図2を参照して、原稿読取装置100について説明する。
図1、図2において、オペレータが原稿を挿入口から挿入すると、原稿は、ローラ21の回転により密着センサ101と白色ローラ23との間を通して搬送される。搬送中の原稿は、密着センサ101に取り付けられているLED素子により光が照射されその反射光から密着センサ101に結像されて原稿画像情報が読み取られる。
図1に示すように、密着センサ101は、結像された原稿画像をアナログの電気信号に変換し、この電気信号は、画像増幅回路102により増幅される。A/D変換回路103は、画像増幅回路102で増幅された画像信号を画素毎に多値デジタル画像信号に変換する。このデジタル画像信号は、同期制御回路106から出力されるクロックに同期してA/D変換回路103から出力され、シェーディング補正回路104により、前述のLED素子の光量ムラ、密着センサ101の感度ムラ等による歪が補正される。
シェーディング補正回路104で補正されたデジタル画像情報は、画像処理回路105によりデジタル記録画像情報に変換され後、画像情報記憶部300内の記憶手段としての画像メモリ部301に書き込まれる。また、読取制御回路107は、原稿読み取り装置100内の同期制御回路106等を制御し、スキャナ駆動装置108は、読み取り装置100内のローラ21、白色ローラ23等を回転させるモータ等を駆動する。
次に、画像メモリ部301に書き込まれた画像情報により転写しに画像を形成するための一連のプロセスを制御するシステム制御装置302と書き込み装置500との構成について説明する。
システム制御回路302は、本発明の実施形態による画像形成装置の全体の制御を行う機能があり、読取制御回路107、同期制御回路106、画像メモリ部301、書き込み部500を構成する密度変換部502、LED書き込み制御回路505への画像データ転送を制御し、駆動制御回路504に対してスキャナ駆動装置108、プリンタ駆動装置303を介してモータ等を駆動して原稿及び転写紙搬送を円滑に制御する。
書き込み部500は、画像メモリ部301から同期信号クロックにより転送された画像信号を密度変換部502で受け取りそのままLED書き込み制御回路505に渡し、あるいは、密度変換を行って渡し、LED書き込み制御回路505は、受け取ったデータをLEDアレーユニット1用、2用、3用に分割し、また、必要部分の画像補正を行い、発光素子アレーユニットとしてのLEDアレーユニット503のLEDアレー(LPH)503−1〜503‐3が赤外光に変換して出力する。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態での画像形成プロセスについて説明する。
図2において、帯電装置24は、像担持体としてのドラム状感光体25を−2500Vに一様に帯電させるグリッド付きのスコロトロンチャ−ジャと呼ばれる帯電装置であり、感光体25は、図示しないモータにより回転駆動される。
LEDアレーユニット503は、LEDアレーユニット503−1〜503−3を一次元に配列することにより複数個のLED素子を主走査方向にアレイ状に並べたものでLED書き込み制御回路505からの画像情報に基づいてLEDアレーユニット503−1〜503−3のLEDが発光してその光を光学素子であるセルフォックレンズアレーを介して感光体25に照射する。
感光体25は、LEDアレーユニット503からデジタル画像情報に基づいた光が照射されると、光導電現象で表面の電荷がアースに流れて消滅する。ここで、LEDアレーユニット503は、原稿の画像濃度の淡い部分ではLED素子が発光せず、原稿の画像濃度が濃い部分ではLED素子が発光する。これにより、感光体25上の光照射部は、原稿画像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。この感光体25上の静電潜像は、現像装置27によって現像されてトナー像となる。現像装置27は、内部のトナーが撹拌により負に帯電されており、バイアスとして−700Vの電圧が印可されているため、感光体25上の光照射部分だけにトナーが付着する。
一方、シート状記録媒体としての転写紙は、3つの給紙台28〜30及び手差し部から選択的にレジストローラ31に給送され、レジストローラ31により所定のタイミングで送り出されて感光体25の下部を通過する。このとき、転写手段としての転写チャージャ32により感光体25上のトナー像が転写される。転写紙は、次に、感光体25から分離チャージャ33により分離されて搬送ベルト34により定着装置35に送られ、そこでトナーが定着される。トナーが定着された転写紙は、排紙ローラ36、37により機外に排紙される。
図3は書き込み部500の詳細な構成を示す図であり、次に、図3を参照して、書き込み部500の全体の画像データの流れについて説明する。
書き込み部500は、密度変換部502、LED書き込み制御回路505、LEDアレーユニット1 503−1、LEDアレーユニット2 503−2、LEDアレーユニット3 503−3(以下、LPHという)から構成されている。
まず、画像情報記憶部301からEVEN 1ビット、ODD 1ビットの画像データが同時に書き込み部500に送られてくる。転送された画像データは、密度変換部502によりパターン認識され、2ビットのコード化データとして出力される。出力された主走査データは、4画素単位にシリアル/パラレル変換を行うデータ変換器5051により2画素から4画素にシリアル/パラレル変換され、画像データRAM部5052のA群のSRAM3個(SRAM A−1〜A−3)に1ライン分のデータを、1アドレス4画素(2*4=8bit単位)として分割書き込みされる。このとき、主走査方向の書き込み範囲の制御(1ドット補正)及びLPH間の位置補正を行い主走査レジストを合わせる。また、画像は左端部が基準となる。
次に、A群のSRAM3個に書き込まれた1ライン分の画像データが同時に読み出される。読み出しアドレスは、0から始まり1919カウントし、LPH1本分1920*4=7680dotが転送される。
使用するLPHは、全7680ドットをEVENデータ、ODDデータとに分けて転送しなければならないように構成されている。そこで、LPH1を例とするとSRAMから読み出した1アドレス4画素データは、0EVEN/1ODD/2EVEN/3ODDとなっているので、次の2アドレスを読み出して、EVENデータを選択する。これにより、0EVEN/2EVEN/4EVEN/6EVENのデータが選択されて次段へ転送される。ここで、1画素2ビット単位が4画素分となっているが、1画素1ビット化する(2ビットコード化はパターン認識化されている)。この繰り返しを0〜1919アドレス行いEVENデータのみ3840画素分を選択する。
次に、再度SRAMからアドレス0〜1919を読み出し今度はODDデータ3840画素分を選択する。この制御により1ラインデータを読み出すことが可能となるが、さらに、3回目のアドレス読み出しを行い、EVENデータを選択、4回目のアドレス読み出しでODDデータを選択する。この結果、1ライン間でデータ((3840+3840)*2回)が2回読み出される。
A群のSRAMからのデータの読み出しを行っている間に、次の2ライン目が、B群のSRAM(SRAM B−1〜B−3)に書き込みが行われるトグル動作をする。また、LPH1とLPH3とは、LPHの取付が逆であり転送方向も右から左である。レジスタ設定によりEVENから選択するのか、ODDから選択するか可能とされる。
次に、主走査SRAMから読み出された各LPHの画像データ、すなわち、LPH1のデータは、LPH出力へ転送され、LPH2、3の画像データは、ラインメモリに転送される。
メカ的なレイアウトにより、LPH2からのデータは、LPH1からのデータと17.5mm(413ライン)副走査方向にずれていて、LPH3からのデータは、LPH1からのデータと0.4mm(9ライン)副走査方向にずれている。
図4はLPH1〜LPH3から出力される画像データの位置について説明する図であり、次に、図4を参照して、各LPHからの画像データの位置について説明する。
(1)両側に120dot分の余白(シフト等のための余裕)を持たせる(5mmのシフトが可能→制御では±2mm)。
(2)ヘッド間の繋ぎ目部は、LPH1、3が524dot、LPH2が68dot分を重複させて、それぞれの画像有効領域を制御することにより、画像が重ならないようにする。
(3)LPH2の画像データ位置は固定し、LPH1、3の画像を(有効領域幅固定のまま)シフトさせることにより、ヘッド間の位置補正を行う。
(4)LPH1、3の画像をシフトさせるためにA群のSRAM、B群のSRAMへの書き込みアドレスを指定することにより可能となる。
(5)LPH間の距離を極力短く(画像遅延メモリーを減らす)するため、LPH1、3に対し、LPH2は180度反対の向きに実装される。
(6)LED書き込み制御部505からの画像転送は、左から右であるが、(5)に説明したLPH2の取り付けにより、LPH1、3は、右から左への画像転送となり、LPH2は、左から右への画像転送となる
本発明の実施形態は、前述のようなLPHの物理的配置からLPH間の副走査方向に発生するずれに対して、FIFOとSDRAMで遅延させることによって補正をかけることとする。すなわち、SDRAMの前段、後段にFIFOを配置して、前述のコントロールを行わせる。
図3の参照に戻って、まず、画像データRAM部5052からの画像出力は、前段FIFO5053、5054に、1ライン分のデータ量で、SRAMから変換した4画素分のデータを4回ラッチさせて16画素分として入力される。そして、書き込みを行いながらSDRAM5055へ書き込まれる。SDRAM5055は、ラインメモリである。LPH2は、例として413ラインを書き込ん後に、1ライン目を読み出すことにより遅延副走査ラインを制御する。さらに、読み出されたデータは、SDRAM5055から後段のFIFO5056、5057に書き込まれ、次のライン、すなわち414ライン目でLPH制御タイミングに応じて読み出される。
また、コピーモードとプリンタモードとでは、印字制御が異なり、コピーモードでは、1ラインに1ライン分のデータを転送し、LEDの点灯dutyをEVENデータ用、ODDデータ用に2回同じdutyで点灯させるが、プリンタモードでは、1ラインに1ライン分のデータを2回転送してデータ変換させ、LEDの点灯dutyを比率制御(コピーモードの3:1の比率)させて点灯させる。点灯回数は、コピーモードの2倍となりEVEN/ODD/EVEN/ODDの4回となる。説明している制御形態は、副走査擬似多値制御となり、1ライン2回データ転送+データ比較+duty比率制御が可能となっている。
図5は密度変換部502の詳細な構成を示すブロック図であり、次に、図5を参照して、密度変換部502について詳細に説明する。
密度変換部502は、図5に示すように、GATEコントロール502−1、メモリコントロール502−2、密度変換処理部502−3、画像領域以外の部分をマスクする主副トリム処理部502−4により構成されている。
通常、CPU I/Fからの図示しないレジスタdense_rの値によりモードが決定され、その値が0ならば通常出力モード、1ならば1.5倍密度変換モードとなり、これによって設定されている画像出力モードに応じて画像情報記憶部300の画像メモリ部301に渡すLSYNC_0の画像データ、また、密度変換のモードで画像情報記憶部300から渡されるLSYNCの画像データが間引かれているので、GATEコントロール部502−1は、LED画像書き込み制御部505に画像データを渡す際には、LSYNCの画像データを補間する。そして、GATEコントロール部502−1は、画像の形成にポリゴンを使用しているために、画像情報記憶部300から画像データを取り込むためのタイミング信号LSYNC0を画像情報記憶部300に渡している。また、GATEコントロール部502−1は、LSYNCの画像データとは別にダミーFGATEの生成も行う。
図6はGATEコントロール部502−1での画像データの補間の様子を示す図である。図6最上段に示しているのが、1.5倍密のモードの場合で600dpiの場合に画像情報記憶部300に渡す同期信号であり、1.5倍密のモードの場合に点線の楕円で示す位置のデータが間引かれている。データを間引くのは、2ライン分のデータを受け取って、3ライン分のデータを生成するため、2ライン分のデータを受け取っ後の、データの受け取りを行わないようにするためである。このように間引かれている画像データは、図6の最下段に示すように、間引かれている部分のデータが補完されてLED画像書き込み制御部505に渡される。
次に、メモリコントロール部502−2について説明する。メモリコントロール部502−2は、レジスタdense_rによって設定される密度変換モードに応じてイメージマトリクスを生成する。その主な機能は次のようになっている。
(a)マスクデータライト
ラインメモリのリード、ライトは、2画素パラレル(EVEN−ODD)で行われる。すなわち、1ラインの画素数21600ドットの画像データを、アドレス0〜10799、幅2bitのラインメモリに、PLSYNC_N毎にライトしていく。そして、図示しない画像データを書くか否か(LPHへの出力を行うか否か)を示すPFGATE_N信号及びPLGATE_N信号のアサートがない場合、ラインメモリへマスクしたデータをライトする。また、PLGATE_N信号のアサートが、PLSYNC_Nから32クロックまでに発生しない場合、強制的にラインメモリへのライトを開始する。これによって、PFGATE_N信号のアサート前に、6本のラインメモリ0〜6をマスクデータ(=0)で埋め尽くしておく。
(b)画像データライト
PFGATE_N信号及びPLGATE_N信号のイネーブル期間、マスクを解除して、画像データをメモリ書き込む。
(c)データリード、イメージマトリクス生成
plsync_n(PLSYNC_Nを補間処理して600dpi間隔にしている)毎に、ラインメモリからデータをリードする。
各倍率でのマトリクスサイズは、倍率が単密、通常の場合、5×5のサイズとなり、倍率が1.5倍密の場合、2×2のサイズとなる。2×2のサイズのマトリクスは、ライト動作していないメモリ5本のうち、2本をリードして生成される。例えば、ラインメモリ1がライト動作中の場合の2×2マトリクスの振り分けは、ラインメモリ4をリードしてイメージマトリクスの1ライン目とし、ラインメモリ5をリードしてイメージマトリクスの2ライン目とするというように行われる。
図7〜図12はイメージマトリクス生成とマトリクスリード方法とを説明するタイミングチャートであり、次に、これらについて説明する。これらの図において、LSINC_Nはライン同期信号、FGATE_Nは画像領域信号、LGATE_Nはラインゲート信号、PKDE,PKDOはイーブン、オッドの画像信号、lmem_wrstはラインメモリの書き込みリセット、lmem_wenはラインメモリの書き込みイネーブル、lmem_numはラインメモリナンバー、lmem_dateはライトデータ、lmem_rrstはラインメモリの読み出しリセット、lmem_renはラインメモリの読み出しイネーブル、mx_date0〜4はマトリクスデータ、pisync_nはライン同期信号、pfgate_nは画像領域信号、plgate_nはラインゲート信号、pkde,pkdoはイーブン、オッドの画像信号をそれぞれ示している。
図7は変倍を行わない単密の場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャートである。ラインメモリへの書き込みは、画像領域信号FGATE_Nが立ち下がって頁先頭のタイミングになるまで、ラインメモリ0〜5には順にマスクデータである0が書き込まれていき、その後に、イーブン、オッドの画像信号PKDE,PKDOがラインメモリ0〜5を繰り返し使用してに書き込まれていくように行われる。この場合に、書き込みが行われるラインメモリは、ラインメモリナンバーlmem_numによって指定される。
また、ラインメモリの読み出しは、書き込みに対して3ライン分遅れたタイミングで開始され、頁先頭のタイミングになるまで、マスクデータである0が読み出され、その後に、イーブン、オッドの画像信号pkde,pkdoが読み出されるように行われる。そして、前述の読み出し制御の中で、5×5のイメージマトリクスが生成される。
図8は変倍を行わない単密の場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャートである。図8に示す例では、画像領域信号FGATE_Nが立ち上がって頁終了のタイミングになるまで、イーブン、オッドの画像信号PKDE,PKDOがラインメモリ0〜5を繰り返し使用してに書き込まれていき、その後に、ラインメモリ0〜5にマスクデータである0が書き込まれていくことになる。読み出しは、図7の場合と同様に、3ライン分遅れたタイミングで開始され、最終ラインになるまで、イーブン、オッドの画像信号pkde,pkdoが読み出され、その後に、マスクデータである0が読み出されるように行われる。
図9、図10は1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャートである。1.5倍密の場合、既に説明したようにラインゲート信号LSINC_Nが3つのうち1つが間引かれている。図9に示す例は、画像領域信号FGATE_Nが立ち下がる頁先頭のタイミングが、間引かれた後の次のラインゲート信号LSINC_Nにより1ライン目をラインメモリに書き込むことができるタイミングとなる例であり、図10に示す例は、画像領域信号FGATE_Nが立ち下がる頁先頭のタイミングが、次のラインゲート信号LSINC_Nが間引かれることになるラインゲート信号LSINC_Nにより1ライン目をラインメモリに書き込むことができるタイミングとなっている例である。そして、どちらの例の場合も、画像領域信号FGATE_Nが立ち下がるまでの間、ラインメモリには、マスクデータである0が書き込まれていき、画像領域信号FGATE_Nが立ち下がると、ラインメモリナンバーlmem_numがリセットされ、順にイーブン、オッドの画像信号PKDE,PKDOがラインメモリ0〜5を繰り返し使用して書き込まれていく。ラインメモリの読み出しは、間引かれていない1.5倍密のライン同期信号pisync_nに従って、書き込みに対して3ライン分遅れたタイミングで開始され、頁先頭のタイミングになるまで、マスクデータである0が読み出され、その後に、イーブン、オッドの画像信号pkde,pkdoが読み出されるように行われる。そして、前述の読み出し制御の中で、2×2のイメージマトリクスが生成される。
図11、図12は1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャートである。この場合も、図9、図10の場合と同様に、ラインゲート信号LSINC_Nが3つのうち1つが間引かれている。図11に示す例は、画像領域信号FGATE_Nが立ち上がる頁終了のタイミングが、間引かれた後の次のラインゲート信号LSINC_Nによりマスクデータである0をラインメモリに書き込むことができるタイミングとなる例であり、図11に示す例は、画像領域信号FGATE_Nが立ち上がる頁終了のタイミングが、次のラインゲート信号LSINC_Nが間引かれることになるラインゲート信号LSINC_Nによりマスクデータである0をラインメモリに書き込むことができるタイミングとなっている例である。そして、どちらの例の場合も、画像領域信号FGATE_Nが立ち上がるまでの間、イーブン、オッドの画像信号PKDE,PKDOがラインメモリ0〜5を繰り返し使用して書き込まれていき、画像領域信号FGATE_Nが立ち上がると、ラインメモリには、マスクデータである0が書き込まれる。ラインメモリの読み出しは、間引かれていない1.5倍密のライン同期信号pisync_nに従って、書き込みに対して3ライン分遅れたタイミングで開始され、頁終了のタイミングになるまで、イーブン、オッドの画像信号pkde,pkdoが読み出され、その後に、マスクデータである0が読み出されるように行われる。そして、前述の読み出し制御の中で、2×2のイメージマトリクスが生成される。
図13は主走査方向に2画素を3画素に変換する動作を説明するタイミングチャートである。この動作は、基本的には前述までに説明した副走査方向での動作と同様で、既によく知られている動作である。そして、ここでの動作は、1クロックでイーブン、オッドの2画素を読み出し、2クロック分の4画素を6画素にして出力することによりイメージマトリクスを生成する動作となる。このため、読み出しアドレスのカウントアップは、3クロックで2カウントアップさせる、具体的には3クロック目のクロックをカウントしないように行われる。
次に、密度変換処理部502−3について説明する。この密度変換処理部502−3は、図5に示しているように、スムージング出力部と、1.5倍密処理部と、セレクタと、フォーマット変換部とを備えて構成され、レジスタdense_rによって設定されるモードに応じて通常出力モードと1.5倍密度変換モードとが選択される。そして、密度変換処理部502−3は、通常出力モードが選択された場合、1画素2値1bitの画像データを1画素2値2bit化して主・副トリム処理部502−4に出力し、また、1.5倍密度変換モードが選択された場合、1.5倍密処理が行われる。
図14は1.5倍密処理部の構成を示すブロック図、図15は1.5倍密処理部が2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する様子を示す図、図16は2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する際に参照するレジスタの内容を示す図であり、次に、1.5倍密変換について詳細に説明する。
1.5倍密処理部502−31は、図14に示すように、1.5倍密度変換部502−32、主走査ライン補正画像生成部502−33、画像補正部502−34により構成されている。
1.5密度変換部502−32は、図15に示すように、2×2のイメージマトリクスを参照しながら図16に示すレジスタPixelpattern1〜9で設定された出力3×6のマトリクスに画像の分割を行う。図15に示すように、2×2のイメージマトリクスは、4画素のパターンであるため、全16パターンがある。これらの2×2のパターンは、各パターンの右側に示しているような3×6のパターンとされるが、その再、2×2のパターンの黒で示している部分が、3×6のパターンの黒で示している位置を固定的に黒とするパターンとなり、3×6のパターンの黒で示している位置の周囲にレジスタ番号を示している部分は、そのレジスタの内容に従って、黒とするか白とするかが決定される。この黒とするか白とするかを決定するレジスタが、図16に示しているレジスタPixelpattern1〜9であり、その設定情報を適用することにより、2×2のイメージマトリクスの各パターンは、そのパターンの右側に示すような出力3×6のマトリクスに画像が分割されて生成される。
図17、図18は主走査ライン補正画像生成部502−33が2×2の入力画像マトリクスから3×6のライン補正出力画像マトリクスを生成する動作について説明する図である。
主走査ライン補正画像生成部502−33は、図17、図18に示すように、副走査方向のラインカウンタFCNT[2:0]、イメージマトリクスの第1ラインのライン検出用フラグT1と第2ラインのライン検出用フラグT2とを用いて2×2の入力画像マトリクスから3×6のライン補正出力画像マトリクスを生成している。
FCNT=1のとき、主走査ライン補正画像生成部502−33は、まず、出力画像マトリクスの1ライン目と2ライン目とを生成する。入力画像マトリクスの第1ラインを参照して主走査のライン検出用フラグT1を用いてこの値が1でラインが終了する場合、ライン終端で1画素を間引いて出力画像のライン幅を補正する。図17(a)には、FCNT=1のときの第1ラインの画素の並びを補正する様子を示しており、主走査のライン検出用フラグT1の値により補正の仕方が異なっていることを示している。
FCNT=2のとき、主走査ライン補正画像生成部502−33は、出力画像マトリクスの3ライン目と4ライン目とを生成する。すなわち、主走査ライン補正画像生成部502−33は、入力画像マトリクスの第1ラインとT1の値とを参照して、前述と同様に、出力画像マトリクスの3ライン目を生成し、また、入力画像マトリクスの第2ライン目とT2の値とを参照して前述と同様に、出力画像マトリクスの4ライン目を生成する。図18には、FCNT=2のときの第1ライン、第2ラインの画素の並びを補正して、処理画像マトリクスの第3ライン目、第4ライン目を生成する様子を示している。
FCNT=3のとき、主走査ライン補正画像生成部502−33は、図17(a)の場合と同様に、入力画像マトリクスの第2ラインとT2の値とを参照して、出力画像マトリクスの5ライン目、6ライン目を生成する。この場合の様子を図17(b)に示している。
画像補正部502−34は、1.5倍密度変換部502−32での処理で生成された画像と、主走査ライン補正画像生成部502−33での処理で生成された画像の合成を行う。このとき、画像補正部502−34は、主走査のラインの終端のみ主走査ライン補正処理部で生成された画像を優先し、他の場合、前述したレジスタPixelpattern1〜9で設定した内容により補正された画像の状態が反映されるように画像合成を行う。
この画像合成は、まず、主走査カウンタSCNT[2:0]の値を用いて出力画像マトリクス上で間引きが発生している部分の画像か否かを認識して行うものである。ラインの間引きが発生するのはSCNT=2の場合である。
図19はSCNT=1あるいは3の場合の画像合成の例について説明する図、図20はSCNT=2の場合の画像合成の例について説明する図である。
SCNT=1あるいは3の場合、図19に示すように、常に1.5倍密度変換部502−32で生成した画像を優先して合成を行う。図19には、SCNT=1あるいは3の場合の1.5倍密度変換部502−32からの出力画素と、主走査ライン補正画像生成部502−33からの出力画素との組のそれぞれに対して画像補正部502−34から出力される画素の様子を示している。
また、SCNT=2の場合、図20に示すように、主走査ライン補正画像生成部502−33で生成した画像が白のときにはそちらを優先し、黒のときに1.5倍密度変換部502−32で生成した画像を優先させて合成を行う。図20には、SCNT=2の場合の1.5倍密度変換部502−32からの出力画素と、主走査ライン補正画像生成部502−33からの出力画素との組の代表的なものに対して画像補正部502−34から出力される画素の様子を示している。
図21は1.5倍密処理部502−31における処理動作を主とした密度変換部502全体の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、ループ1として、副走査ラインが原稿終了となるまで画像生成の処理を開始し、また、ループ2として、主走査ラインが原稿長さ終了となるまで主走査画像生成の処理を開始する。これにより2値2ラインの画像データが順次1.5倍密度変換部502−32及び主走査ライン補正画像生成部502−33に入力されてくる(ステップ2101、2102)。
(2)次に、1.5倍密主走査カウンタSCNT[2:0]の値を確認し、SCNT=1or3であるか、SCNT=2であるかを判定し、SCNT=2の場合、1.5倍密度変換部502−32からの出力注目画素を参照し、注目画素が白であるか、黒であるかを判定する(ステップ2103、2104)。
(3)ステップ2103の判定で、SCNT=1or3であった場合、あるいは、ステップ2104の判定で、注目画素が白であった場合、画像補正部502−34は、1.5倍密度変換部502−32から出力される画素データを優先して出力する(ステップ2105)。
(4)ステップ2104の判定で、注目画素が黒であった場合、主走査ライン補正画像生成部502−33からの出力注目画素を参照し、補間部の出力画素が白であるか、黒であるかを判定する(ステップ2106)。
(5)画像補正部502−34は、ステップ2106の判定で、補間部の出力画素が白であであった場合、注目画素を白として出力し、補間部の出力画素が黒であであった場合、注目画素を黒として出力する(ステップ2107、2108)。
前述までで、本発明の第1の実施形態について説明したが、次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態においても、画像形成装置の機能構成、画像形成装置のハードウェア構成、書き込み部500の詳細な構成は、図1〜図3により説明した第1の実施形態の場合と同一に構成され、また、LPH1〜LPH3から出力される画像データの位置についても、図4で説明したと同様である。
前述した本発明の第1の実施形態によれば、1.5倍密度変換時に補正動作を行うことにより、主走査の線幅がばらついてしまう等を防止すめことができ、画質を改善することができる。
図22は本発明の第2の実施形態における密度変換部502の詳細な構成を示すブロック図である。第2の実施形態における密度変換部502は、図5により説明した第1の実施形態での密度変換部502のメモリコントロール502−2と密度変換処理部502−3との間に、画像認識部502−5を備えて構成され、他の構成は、図5の場合と同一である。
第2の実施形態における密度変換部も、CPU I/Fからの図示しないレジスタdense_rの値によりモードが決定されるが、第2の実施形態では、その値が0ならば通常出力モード(スルーモード)、1ならば単密モード、2ならば2倍密モード、3ならば3倍密度変換モード、4ならば1.5倍密モード、5ならば1.5倍密(マトリクス間補正a)モードとなり、6ならば1.5倍密(マトリクス間補正b)モードとされて密と変換を行う。
前述において、GATEコントロール部502−1は、1.5倍密度変換以外のプリントモード、1.5倍密度変換モードかによって設定されている画像出力モードに応じて画像情報記憶部301に渡すLSYNC_0を生成したり、密度変換のモードでは画像情報記憶部からのLSYNCが間引かれているので、LED画像書き込み制御部502に渡す際にはLSYNCを補間する必要があるのでその処理が行われる。LSYNCの別にダミーFGATEを生成もこのブロックで行われる。説明している本発明の第2の実施形態で対象となる1.5倍密度変換モードの場合の間引きの様子は、図6により説明した場合と同様である。また、メモリコントロール部502−2の主な機能については、第1の実施形態で説明したと同様である。
各倍率でのマトリクスサイズは、倍率が単密、通常の場合、5×5のサイズとなり、倍率が1.5倍密の場合、2×2、6×2、4×2のサイズとなる。そして、1.5倍密度変換時には、6×3のパターンマトリクスを生成し、その後各モードで必要分のマトリクスを参照する。メモリのリードライト動作としては、ライト動作していないメモリ5本のうち3本をリードする動作となる。
図23、図24はイメージマトリクス生成とマトリクスリード方法とを説明するタイミングチャートであり、図23は1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャート、図24は1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャートである。次に、これらについて説明する。これらの図における各信号の符号は、図7〜図12で説明したと同一である。また、これらのタイミングチャートは、図9、図11で説明した第1の実施形態の場合と基本的に同一であり、異なるところは、生成されるイメージマトリクスが、3本のラインメモリから読み出したデータから生成される点である。
図25は画像認識部502−5が画像の種類を判別する処理を説明する図であり、次に、画像認識部502−5が現在参照している画像がどのような種類の画像なのかを判別する処理について説明する。
図25(a)に示すように、画像認識部502−5は、画像中の主走査方向の一定領域窓長Nを参照して、白から黒、黒から白に変化する変化点をカウントし、図25(b)に示すように、予めレジスタに設定したamith1[7:0]の個数を超えるか超えないかにより網点検出を行い、2種の網点部a、bと文字/線画部cの検出を行っている。このような画像認識を1ライン目と2ライン目とに対して行って、その状態をimgtype[1:0]として1.5倍密度変換部へ渡す。imgtype[1:0]は、その値により画像判別結果の組み合わせを表す。すなわち、imgtype[1:0]の値が1の場合、画像の状態は、1ライン目:文字・線画、2ライン目:文字・線画であり、2の場合、画像の状態は、1ライン目か2ライン目のどちらかが網点であり、3の場合、画像の状態は、1ライン目が網点、2ライン目が網点である。なお、窓長Nの大きさもレジスタamisize[7:0]により任意に設定することが可能である。
密度変換処理部502−3は、図22に示すように、スムージング処理部502−35、1.5倍密処理部502−31、画像セレクタ502−36、フォーマット変換部502−37により構成されている。この密度変換処理部502−3は、レジスタdense_rによって設定される各密度変換モード、マトリクスの継ぎ目の補正処理が選択され、それに応じた処理を行う。
すなわち、スルーモードが選択された場合、密度変換処理部502−3は、1画素2値1bitの画像データを単純に1画素2値2bitに変換して出力する。また、単密、2倍密、3倍密が選択された場合、密度変換処理部502−3は、入力画像に対して必要な密度変換処理処理を行うと同時に1画素2値1bitの画像データを1画素2値2bit化して主・副トリム処理部に出力する。そして、1.5倍密度変換モードが選択された場合、1.5倍密処理が行われる。
図26は1.5倍密処理部502−31詳細な構成を示すブロック図である。この1.5倍密処理部502−31は、大きく分けて2つの機能に分かれており、ラインメモリからの画像認識部を介した出力データの副走査方向3ライン分の画像データを用いてパターンマトリクスを生成するパターンマトリクス生成部502−311、生成されたパターンマトリクスをパターン認識して、注目画素の出力画像生成するパターン認識&出力画像生成部502−312により構成されている。
図27はパターンマトリクス生成部502−311がパターンマトリクスを生成する動作を説明するタイミングチャートである。パターンマトリクス生成部502−311は、図26に示すように、3ライン分の入力画像をラッチさせてそれぞれを受けとって、パターンマトリクスを生成する。そして、図27に示すように、1.5倍密度変換時には、前段のラインメモリから3clkで4画素分のデータが送られてくるので、主走査方向認識用のSDCCNTの値に応じてパターンマトリクスを生成する。すなわち、SDCCNT=1の場合、2、3、4回のラッチのデータ、SDCCNT=2の場合、1、2、4回のラッチのデータ用いてマトリクスを生成する。また、SDCCNT=3の場合、マトリクスに今までの値を保持させる。このような動作を1ライン目、2ライン目、3ライン目のデータに対してそれぞれ行って、6×3のデータマトリクスが生成される。
図28は1.5倍密処理部が2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する様子を示す図、図29は2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する際に参照するレジスタの内容を示す図であり、次に、1.5倍密変換について詳細に説明する。この処理は、1.5倍密処理部502−31のパターン認識&出力画像生成部502−312で行われる処理であり、基本の1.5倍密度変換処理の場合、図28に示すように、生成した6×3のパターンマトリクスの中心部分の2×2のイメージマトリクスを全16パターンを参照しながら図29に示すようなCPUから設定されるレジスタPixelpattern1〜12に任意に設定される出力3×6の出力画像のマトリクスを生成して1.5倍密度変換処理を行う。この処理は、基本的に、図15、図16により説明した本発明の第1の実施形態での処理と同様である。
図30、図31はマトリクス間の補正動作aについて説明する図であり、次に、これらの図を参照してマトリクス間の補正動作aについて説明する。このマトリクス間の補正動作aは、前述で説明したような基本1.5倍密度変換を行い、3×6の出力画像のマトリクスを生成しつつ、現在1.5倍密度変換の処理で参照している2×2のマトリクスと、その主走査方向の前後2×2のマトリクスとを6×2のマトリクスとして、この6×2のマトリクスを同時に参照し、図31(b)に示しているようなCPUから設定されるレジスタop1〜op8に任意に設定されるマトリクスの継ぎ目の補正画像3×6画素を生成する。このとき、画像判別部の出力imgtype[1:0]が設定したimgth[1:0]より大きい場合、基本1.5倍密度変換の出力画像と補正画像を合成して1.5倍密度変換の出力画像として出力し、画像判別部の出力imgtype[1:0]が設定したimgth[1:0]より小さい場合、基本1.5倍密度変換の出力画像をそのまま出する。図30、図31(a)には、6×2マトリクスの参照パターンの例とレジスタによる出力画像設定の状況とを示している。
図32はマトリクス間の補正動作bについて説明する図、図33はマトリクス間の補正動作の際に参照するレジスタの内容を示す図であり、次に、これらの図を参照してマトリクス間の補正動作bについて説明する。このマトリクス間の補正動作bは、前述で説明したような基本1.5倍密度変換を行い、3×6の出力画像のマトリクスを生成しつつ、現在1.5倍密度変換の処理で参照している2×2のマトリクスと、その主走査方向の前後1画素及び副走査方向に+1ラインとを4×3のマトリクスとして、この4×3のマトリクスを同時に参照し、図33に示しているようなCPUから設定されるレジスタop9〜op11に任意に設定されるマトリクスの継ぎ目の補正画像3×6画素を生成する。そして、補正画像生成時、常に現在の参照パターンのステータスをあらわすレジスタtp1〜10800を更新・参照しながらそれに応じて参照パターンを選択して補正画像生成と、参照しているパターンによってステータスを更新するといった2つの動作を同時に進行させる。
この場合にも、図30、図31で説明した場合と同様に、画像判別部の出力imgtype[1:0]が設定したimgth[1:0]より大きい場合、基本1.5倍密度変換の出力画像と補正画像を合成して1.5倍密度変換の出力画像として出力し、画像判別部の出力imgtype[1:0]が設定したimgth[1:0]より小さい場合、基本1.5倍密度変換の出力画像をそのまま出する。図32には、4×3マトリクスの参照パターンの例とレジスタによる出力画像設定の状況とを示している。
主・副トリム処理部502−4は、画像領域以外の部分をマスクして主・副走査方向の画像に対してトリム処理を行う。
前述した本発明の第2の実施形態は、感光体の軸方向の長さよりも短い複数の発光素子アレイユニットが主走査方向に配列された場合に適用するとして説明したが、発光素子アレイユニットが1本の場合にも適用することができる。
また、本発明の第1、第2の実施形態における密度変換の倍率は、1.5倍に限らず任意であり、また、読み取り装置からの画素密度も400dpiに限らず、任意のものであってよい。
前述したような本発明の第2の実施形態によれば、1.5倍密度変換時に補正動作を行うことにより、斜め線の段差の目立つ部分を滑らかに補正することができ、画質を改善することができる。
前述した本発明の実施形態によれば、多種の密度変換を高速に行うことができ、かつ、画質の劣化を軽減することができる画像書き込み装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態による画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 書き込み部の詳細な構成を示す図である。 LPH1〜LPH3から出力される画像データの位置について説明する図である。 密度変換部の詳細な構成を示すブロック図である。 GATEコントロール部での画像データの補間の様子を示す図である。 変倍を行わない単密の場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャートである。 変倍を行わない単密の場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャートである。 1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャート(その1)である。 1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャート(その2)である。 1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャート(その1)である。 1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャート(その2)である。 主走査方向に2画素を3画素に変換する動作を説明するタイミングチャートである。 1.5倍密処理部の構成を示すブロック図である。 1.5倍密処理部が2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する様子を示す図である。 2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する際に参照するレジスタの内容を示す図である。 主走査ライン補正画像生成部が2×2の入力画像マトリクスから3×6のライン補正出力画像マトリクスを生成する動作について説明する図(その1)である。 主走査ライン補正画像生成部が2×2の入力画像マトリクスから3×6のライン補正出力画像マトリクスを生成する動作について説明する図(その2)である。 SCNT=1あるいは3の場合の画像合成の例について説明する図である。 SCNT=2の場合の画像合成の例について説明する図である。 1.5倍密処理部における処理動作を主とした密度変換部全体の処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における密度変換部の詳細な構成を示すブロック図である。 1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がアサート時のタイミングチャートである。 1.5倍密の変倍を行う場合でPFGATE_N信号がネゲート時のタイミングチャートである。 画像認識部が画像の種類を判別する処理を説明する図である。 1.5倍密処理部詳細な構成を示すブロック図である。 パターンマトリクス生成部がパターンマトリクスを生成する動作を説明するタイミングチャートである。 1.5倍密処理部が2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する様子を示す図である。 2×2のイメージマトリクスを3×6のマトリクスに画像を分割して出力する際に参照するレジスタの内容を示す図である。 マトリクス間の補正動作aについて説明する図(その1)である。 マトリクス間の補正動作aについて説明する図(その2)である。 マトリクス間の補正動作bについて説明する図である。 マトリクス間の補正動作bの際に参照するレジスタの内容を示す図である。
符号の説明
100 読み取り部
101 センサ
102 画像増幅回路
103 AD変換回路
104 シェーディング補正回路
105 画像処理回路
106 同期制御回路
107 読み取り制御回路
108 スキャナ駆動回路
200 複写装置
300 画像情報記憶部
301 画像メモリ部
302 システム制御装置
303 プリンタ駆動装置
400 操作部
500 書き込み部
502 密度変換部
503 LPH
504 駆動制御回路

Claims (13)

  1. 複数個の発光素子が一方向に配列された発光素子アレイと、前記発光素子アレイからの発光光を感光体に結像させる結像手段とを有し、前記感光体の軸方向の長さよりも短い複数の発光素子アレイユニットが主走査方向に配列され、1ライン分の画像データを前記発光素子アレイユニット毎に分割して各発光素子アレイユニットに所定の転送速度Xで転送し、前記発光素子アレイユニットの各発光素子を駆動する画像書き込み装置において、
    前記発光素子アレイユニットへの画像データの副走査方向への転送を、前記転送速度Xのm(mは正の整数)倍の転送速度mXで行って、画素密度Adpiの2値の画像データを、{(2B+1)/2}(Bは正の整数)倍の密度に密度変換して出力する密度変換モードを備え、該密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをn(nは正の整数)個のメモリにnラインずつ蓄積し、該n個のメモリの画像データに対してn×nのマトリクス毎に画像データのパターン認識処理を行いつつ、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]の変換を行い、[m(2B+1)/2]dpi×[(2B+1)/2]dpiの画像データに変換し、この密度変換と同時に、主走査方向のマトリクスの継ぎ目に縦線が跨る場合の線幅を補正した画像を同時に生成して、その部分の線幅の補正を行い、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする画像書き込み装置。
  2. 前記画像書き込み装置は、密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データを、2個のメモリに2ラインずつ蓄積し、該2個のメモリの画像データに対して2×2マトリクス毎に画像データのパターン認識処理を行いつつ、[2m(2B+1)/2]×[2(2B+1)/2]の変換を行い、[m(2B+1)/2]dpi×[(2B+1)/2]dpiの画像データに変換し、この密度変換と同時に、主走査方向のマトリクスの継ぎ目に縦線が跨る場合の線幅を補正した画像を同時に生成して、その部分の線幅の補正を行い、副走査方向を前記転送速度mXで前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする請求項1記載の画像書き込み装置。
  3. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、前記画像データの前記発光素子アレイユニットへの副走査方向の転送を、前記転送速度Xの2倍の転送速度2Xで行うことを特徴とする請求項1または2記載の画像書き込み装置。
  4. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、400dpi×400dpiの2値の画像データを{(2B+1)/2}倍に密度変換することを特徴とする請求項1、2または3記載の画像書き込み装置。
  5. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、前記画像データを{(2B+1)/2}=1.5倍の密度に密度変換することを特徴とする請求項1ないし4のうちいずれか1記載の画像書き込み装置。
  6. 前記画像書き込み装置は、副走査方向を前記転送速度Xのm倍の転送速度mXで前記各発光素子アレイユニットに転送すると共に、主走査1ラインの間に前記発光素子を複数回駆動させることを特徴とする請求項1ないし5のうちいずれか1記載の画像書き込み装置。
  7. 発光素子アレイユニットを用いて感光体上に静電像を形成する画像書き込み装置であり、画像データを前記発光素子アレイユニットに所定の転送速度Xで転送して前記発光素子アレイユニットの各発光素子を駆動する画像書き込み装置において、
    前記発光素子アレイユニットへの画像データの副走査方向への転送を、前記転送速度Xのm(mは正の整数)倍の転送速度mXで行って、画素密度Adpiの2値の画像データを、{(2B+1)/2}(Bは正の整数)倍の密度に密度変換して出力する密度変換モードを備え、該密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリの画像データのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、各n×nマトリクスの繋ぎ目を参照するために、n×nよりもさらに大きなマトリクスを生成し、それを参照してマトリクスの継ぎ目に生じる画像劣化を補正しつつ、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする画像書き込み込み装置。
  8. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、この主走査方向前後のn×nのマトリクスパターンを考慮したマトリクスn×3nのマトリクスも同時に参照し、マトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする請求項7記載の画像書き込み装置。
  9. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、この主走査方向前後のn×nのマトリクスパターンを考慮したマトリクスn×3nのマトリクスも同時に参照し、任意に設定可能な補正パターンを用いてマトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする請求項7記載の画像書き込み装置。
  10. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、このマトリクスに対してさらに周辺の副走査方向に1ライン、主走査方向に前後2ライン増した(n+1)×(n+2)のマトリクスも同時に参照し、マトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXとして前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする請求項7記載の画像書き込み装置。
  11. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、Adpi×Adpiの2値の画像データをk(kは正の整数)個のメモリにkラインずつ蓄積し、該k個のメモリのうちn個からの画像データに対してn×nのマトリクス毎に当該画像データのパターン認識処理を行いつつ、このマトリクスに対してさらに周辺の副走査方向に1ライン、主走査方向に前後2ライン増した(n+1)×(n+2)のマトリクスも同時に参照し、任意に設定可能な補正パターンを用いてマトリクスの継ぎ目で発生する画像の劣化を補正し、[mn(2B+1)/2]×[n(2B+1)/2]マトリクスに変換を行い、[m(2B+1)/2]Adpi×[(2B+1)/2]Adpiの画像データに変換し、副走査方向を前記転送速度mXで前記各発光素子アレイユニットに転送することを特徴とする請求項7記載の画像書き込み装置。
  12. 前記画像書き込み装置は、前記密度変換モードが選択されたとき、変換する画像がどのような画像かを認識し、それに応じたマトリクスの継ぎ目の補正動作を選択し、前記画像書き込み装置が組み込まれる機械、機種毎にマトリクスの継ぎ目の補正動作を選択することを特徴とする請求項7ないし11のうちいずれか1記載の画像書き込み装置。
  13. 画像書き込み部により感光体上に光を照射して該感光体上に静電潜像を形成し、該静電潜像を現像剤で現像した現像剤像を最終的にシートの記録媒体に転写して画像を形成する画像形成装置において、前記画像書き込み部として、請求項1ないし12のうちいずれか1記載の画像書き込み装置が用いらることを特徴とする画像形成装置。
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