JP2003270938A - 現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム - Google Patents

現像装置、画像形成装置、及び、コンピュータシステム

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JP2003270938A
JP2003270938A JP2002073187A JP2002073187A JP2003270938A JP 2003270938 A JP2003270938 A JP 2003270938A JP 2002073187 A JP2002073187 A JP 2002073187A JP 2002073187 A JP2002073187 A JP 2002073187A JP 2003270938 A JP2003270938 A JP 2003270938A
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developer carrying
developer
developing device
housing
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JP2002073187A
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Inventor
Katsumi Okamoto
克巳 岡本
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤が漏出しにくいシール構造を有する現
像装置を実現する。 【解決手段】 現像剤担持ローラ510とハウジング5
40との間からの現像剤の漏れを防止すべく、現像剤担
持ローラ510の軸方向に沿って設けられたシール部材
521は、現像剤担持ローラ510の軸方向の端側にお
けるシール部材521の接着代は、中央側における接着
代より大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像剤を用いて現
像する現像装置、この現像装置を有する画像形成装置、
及び、この画像形成装置を具備したコンピュータシステ
ムに関する。
【0002】
【背景技術】画像形成装置の現像装置として、例えば、
現像剤としてのトナー等を用いて感光体上に形成された
潜像を現像する現像装置が知られている。このような現
像装置は、現像剤担持ローラを介して感光体にトナー等
を供給すべく、現像剤担持ローラを感光体と対向させ
る。このため、トナーを収容するハウジングには現像剤
担持ローラを外部に臨ませるための開口が設けなければ
ならない。そして、トナー等を収容するハウジングに開
口が設けられていると、現像剤担持ローラとのハウジン
グとの間隙からトナー等が漏れる虞がある。このため、
現像剤担持ローラの軸方向に沿って長方形状のシール部
材が設けられている。このシール部材は、例えば、長手
方向に均一の幅で接着代が設けられてハウジング側に接
着され、自由端側は当該現像剤担持ローラとの間に隙間
が発生しないように付勢されて現像剤担持ローラに当接
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現像剤担持
ローラは、表面に現像剤を担持し、回転して現像剤を現
像位置に搬送する。このとき、付勢されながら現像剤担
持ローラに当接されているシール部材には、摩擦力によ
って現像剤担持ローラの回転方向に引張力が生じる。こ
の引張力は、シール部材の接着代に作用する。このと
き、現像剤担持ローラの軸方向の中央側にて生じる引張
力に対しては、幅広い範囲の接着代により保持されるた
め、シール部材は安定した状態で現像剤担持ローラに当
接している。しかしながら、シール部材の接着代は、長
手方向に均一の幅で設けられているため、引張力が生じ
る箇所がシール部材の端側になるに従い、この引張力に
対してシール部材を保持する接着代の範囲は狭くなる。
このため、接着代が狭く保持力が低い端側では、シール
部材に縒れや皺の発生により隙間が生じ、この隙間から
トナー等が漏出してしまうという課題があった。
【0004】本発明は、かかる課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、現像剤が漏出しに
くいシール部材を有する現像装置、このような現像装置
を備えた画像形成装置、及び、この画像形成装置を備え
たコンピュータシステムを実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、主たる本発明は、開口を有し現像剤が収容されたハ
ウジングと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を
担持する現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ローラと
前記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止すべ
く、現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、一方
がハウジング側に接着され、他方が現像剤担持ローラに
当接されたシール部材と、を備えた現像装置において、
前記現像剤担持ローラの軸方向の端側における前記シー
ル部材の接着代は、中央側における接着代より大きいこ
とを特徴とする現像装置である。本発明の他の特徴につ
いては、本明細書及び添付図面の記載により明らかにす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】===開示の概要=== 本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のこ
とが明らかにされる。
【0007】開口を有し現像剤が収容されたハウジング
と、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を担持する
現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ローラと前記ハウ
ジングとの間からの現像剤の漏れを防止すべく、現像剤
担持ローラの軸方向に沿って、ハウジング側に一方の端
部が接着され、他方の端部が、現像剤担持ローラに当接
されたシール部材と、を備えた現像装置において、前記
現像剤担持ローラの軸方向の端側における前記シール部
材の接着代は、中央側における接着代より大きいことを
特徴とする現像装置。このような現像装置によれば、シ
ール部材の端側は、接着代が中央側より大きいので接着
力が強化され、シール部材の保持力が高くなるため、現
像剤担持ローラの回転によってシール部材に縒れや皺が
発生しにくくなる。よって、現像剤の漏出を防止するこ
とが可能となる。
【0008】さらに、かかる現像装置において、前記シ
ール部材は、前記端側にて前記現像剤担持ローラの非担
持領域に当接していることが望ましい。シール性を向上
させるためには、現像剤担持領域だけでなく、現像剤担
持ローラの端側の非担持領域にもシール部材を当接させ
ることが望ましい。しかしながら、現像剤担持ローラの
非担持領域は、現像剤が担持されていないため現像剤担
持領域よりも摩擦力が大きくなる。このため、シート部
材の、非担持領域に当接している部位には、担持領域よ
り大きな引張力が作用する。ところが、前記のような現
像装置によれば、非担持領域に当接する端側の接着力が
強化されているので、シート部材を非担持領域に当接さ
せてシール性を向上させ、かつ、縒れや皺が発生しにく
いシール部材を設けることによって、よりシール性を向
上させることが可能となる。
【0009】さらに、かかる現像装置において、前記シ
ール部材における前記現像剤担持ローラの端側の接着代
は、現像剤担持ローラから離れる方向に延出されている
ことが望ましい。このような現像装置によれば、現像剤
担持ローラの軸方向に接着代が広がらず、かつ、現像剤
が収容されているハウジング側に延出されることになる
ので、現像装置を大きくすることなくシール部材の接着
力を強化することが可能となる。
【0010】さらに、かかる現像装置において、前記延
出部は、第1延出部と、それに続く第2延出部とを有
し、第1延出部と第2延出部とは所定の角度をなしてい
ることが望ましい。このような現像装置によれば、延出
部が第1延出部と第2延出部との境界部分で屈曲される
ことになるので、シール部材は屈曲部位に巻き付けられ
て延出部における接着力がさらに強化され、高い保持力
にて保持することが可能となる。
【0011】さらに、かかる現像装置において、前記シ
ール部材は、前記現像剤担持ローラに当接される側の先
端が向かう方向が、当該現像剤担持ローラの回転方向で
あることが望ましい。このような現像装置によれば、シ
ール部材は、シール部材の先端が向かう方向が現像剤担
持ローラの回転方向であると、シート部材はローラの回
転によって引張力を、より受けやすくなるが、接着力が
強化されていることによって、縒れや皺が発生しにくく
なる。また、シール部材は現像剤担持ローラの回転方向
に沿って当接されるので、現像剤担持ローラ上の現像剤
を掻き落とす虞もない。
【0012】さらに、前記シール部材は、シート状のフ
ィルムであることが望ましい。このような現像装置によ
れば、フィルムでなるシール部材は、撓みにより弾性変
形するので、シール部材の有する弾性力によっても現像
剤担持ローラに当接され、かつ、シート状なので現像剤
担持ローラ沿わされやすく、シール性を向上させること
が可能となる。
【0013】また、開口を有し現像剤が収容されたハウ
ジングと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を担
持する現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ローラと前
記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止すべく、
現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、一方がハ
ウジング側に接着され、他方が現像剤担持ローラに当接
されたシール部材と、を備えた現像装置において、前記
シール部材は、シート状のフィルムでなり、前記現像剤
担持ローラに当接される側の先端は、当該現像剤担持ロ
ーラの回転方向に向かい、前記シール部材の接着代は、
前記現像剤担持ローラの非担持領域に当接する端側が、
現像剤担持ローラから離れる方向に延出され、前記現像
剤担持ローラの軸方向の端側における前記シール部材の
接着代は、中央側における接着代より大きく設けられ、
前記延出部は、第1延出部と、それに続く第2延出部と
を有し、第1延出部と第2延出部とは所定の角度をなし
ていることを特徴とする現像装置である。
【0014】このような現像装置によれば、非担持領域
に当接する端側の接着力が強化され、シール部材の保持
力が高くなるので、シート部材を非担持領域に当接させ
ることが可能となり、たとえシール部材の端側に大きな
引張力が作用しても現像剤の漏出を効果的に防止するこ
とが可能となる。また、縒れや皺が発生しにくいシール
部材を設けることが可能となるので、シール性を向上さ
せることが可能となる。
【0015】また、開口を有し現像剤が収容されたハウ
ジングと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を担
持する現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ローラと前
記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止すべく、
現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、一方がハ
ウジング側に接着され、他方が現像剤担持ローラに当接
されたシール部材と、を備えた現像装置を有する画像形
成装置において、前記現像剤担持ローラの軸方向の端側
における前記シール部材の接着代は、中央側における接
着代より大きいことを特徴とする画像形成装置も実現可
能となる。
【0016】また、コンピュータ本体、及び、このコン
ピュータ本体に接続され、開口を有し現像剤が収容され
たハウジングと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像
剤を担持する現像剤担持ローラと、前記現像剤担持ロー
ラと前記ハウジングとの間からの現像剤の漏れを防止す
べく、現像剤担持ローラの軸方向に沿って設けられ、一
方がハウジング側に接着され、他方が現像剤担持ローラ
に当接されたシール部材と、を備えた現像装置を有する
画像形成装置、を具備したコンピュータシステムにおい
て、前記現像剤担持ローラの軸方向の端側における前記
シール部材の接着代は、中央側における接着代より大き
いことを特徴とするコンピュータシステムも実現可能と
なる。
【0017】===画像形成装置(レーザビームプリン
タ)の概要=== 次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビーム
プリンタ(以下、プリンタという)10を例にとって、
その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構
成する主要構成要素を示した図である。なお、図1に
は、矢印にて上下方向を示しており、例えば、給紙トレ
イ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着
ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されてい
る。
【0018】本実施の形態に係るプリンタ10は、図1
に示すように、潜像を担持する潜像担持体である感光体
20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニ
ット40、YMCK現像デバイス50、一次転写ユニッ
ト60、中間転写体70、クリーニングユニット75を
有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット9
0、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユ
ニット95及びこれらのユニット等を制御しプリンタと
しての動作を司る制御ユニット100(図2)を有して
いる。
【0019】感光体20は、円筒状の導電性基材とその
外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転
可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で
示すように時計回りに回転する。
【0020】帯電ユニット30は、感光体20を帯電す
るための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照
射することによって帯電された感光体20上に潜像を形
成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レ
ーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示
のホストコンピュータから入力された画像信号に基づい
て、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射
する。
【0021】YMCK現像デバイス50は、感光体20
上に形成された潜像を、現像剤としてのブラック(K)
トナー、マゼンタ(M)トナー、シアン(C)トナー、
及び、イエロー(Y)トナーを用いて現像するための装
置である。これらのトナーはそれぞれ、YMCK現像デ
バイス50が有するブラック現像装置51、マゼンタ現
像装置52、シアン現像装置53、及び、イエロー現像
装置54に収容されている。
【0022】このYMCK現像デバイス50は、本実施
例においては、回転することにより、前記4つの現像装
置51、52、53、54の位置を動かすことを可能と
している。すなわち、このYMCK現像デバイス50
は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つ
の保持部50b、50c、50d、50eにより保持し
ており、前記4つの現像装置51、52、53、54
は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維
持したまま回転可能となっている。そして、感光体20
に形成された潜像に対応する現像装置51、52、5
3、54を選択的に感光体20に対向させ、それぞれの
現像装置51、52、53、54に収容されたトナーに
て、感光体20上の潜像を現像する。なお、各現像装置
の詳細については後述する。
【0023】一次転写ユニット60は、感光体20に形
成された単色トナー像を中間転写体70に転写するため
の装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写される
と、中間転写体70にフルカラートナー像が形成され
る。この中間転写体70は、エンドレスのベルトであ
り、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成され
た単色トナー像やフルカラートナー像を紙、フィルム、
布等の記録媒体に転写するための装置である。
【0024】定着ユニット90は、記録媒体上に転写さ
れた単色トナー像やフルカラートナー像を紙等の記録媒
体に融着させて永久像とするための装置である。
【0025】クリーニングユニット75は、一次転写ユ
ニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光
体20の表面に当接されたゴム製のクリーニングブレー
ド76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写
体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に
残存するトナーをクリーニングブレード76により掻き
落として除去するための装置である。
【0026】制御ユニット100は、図2に示すように
メインコントローラ101と、ユニットコントローラ1
02とで構成され、メインコントローラ101には画像
信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユ
ニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御し
て画像を形成する。
【0027】===プリンタ10の動作=== 次に、このように構成されたプリンタ10の動作につい
て、他の構成要素にも言及しつつ説明する。まず、不図
示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェ
イス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコ
ントローラ101に入力されると、このメインコントロ
ーラ101からの指令に基づくユニットコントローラ1
02の制御により感光体20、現像装置に設けられた現
像剤担持ローラとしての現像ローラ510(図3)及び
中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しなが
ら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電
される。このとき、感光体20の帯電された領域は、感
光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット
40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報
に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現
像デバイス50は、イエロー(Y)トナーを収容したイ
エロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位置
に位置している。感光体20上に形成された潜像は、感
光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像
装置54によってイエロートナーで現像される。これに
より、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体
20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニ
ット60によって、中間転写体70に転写される。この
際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは
逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、
二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間して
いる。
【0028】上記の処理が、第2色目、第3色目及び第
4色目について繰り返して実行されることにより、各画
像信号に対応した各色のトナー像が、中間転写体70に
重なり合って転写される。これにより、中間転写体70
上にはフルカラートナー像が形成される。中間転写体7
0上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体7
0の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニッ
ト80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体
は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ
96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。ま
た、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転
写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加され
る。記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着
ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着さ
れる。
【0029】一方、感光体20は一次転写位置を経過し
た後に、クリーニングユニット75のクリーニングブレ
ード76によって、その表面に付着しているトナーが掻
き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。
掻き落とされたトナーは、クリーニングユニット75が
備える残存トナー回収部に回収される。
【0030】===制御ユニットの概要=== 次に、制御ユニット100の構成について図2を参照し
つつ説明する。制御ユニット100のメインコントロー
ラ101は、インターフェイス112を介してホストコ
ンピュータと接続され、このホストコンピュータから入
力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を
備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体
の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、
一次転写ユニット60、クリーニングユニット75、二
次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット
95)及びYMCK現像デバイス50と電気的に接続さ
れ、それらが備えるセンサからの信号を受信することに
よって、各ユニット及びYMCK現像デバイス50の状
態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力さ
れる信号に基づいて、各ユニット及びYMCK現像デバ
イス50を制御する。
【0031】また、ユニットコントローラ102が備え
るCPU120は、シリアルインターフェイス(I/
F)121を介して、シリアルEEPROM等の不揮発
性記憶素子(以下、本体側メモリとする)122に接続
されている。またCPU120には、本体側メモリ12
2のみならず、各現像装置51、52、53、54に設
けられた現像装置側メモリ51a、52a、53a、5
4aにもシリアルインターフェイス121を介して接続
されており、本体側メモリ122及び現像装置側メモリ
51a、52a、53a、54aとの間でデータ転送可
能となるとともに、入出力ポート123を介して各現像
装置側メモリ51a、52a、53a、54aにチップ
セレクト信号CSを入力可能となっている。さらに、こ
のCPU120は入出力ポート123を介してHP検出
部31とも接続されている。
【0032】===現像装置の概要=== 次に、図3を用いて、現像装置の概要について説明す
る。図3は、現像装置の主要構成要素を示した断面図で
ある。なお、図1同様、図3にも、矢印にて上下方向を
示しており、例えば、現像ローラ510の中心軸は、感
光体20の中心軸よりも下方にある。また、図3では、
イエロー現像装置54が、感光体20と対向する現像位
置に位置している状態にて示されている。
【0033】YMCK現像デバイス50には、ブラック
(K)トナーを収容したブラック現像装置51、マゼン
タ(M)トナーを収容したマゼンタ現像装置52、シア
ン(C)トナーを収容したシアン現像装置53及びイエ
ロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が設
けられているが、各現像装置の構成は同様であるので、
以下、イエロー現像装置54について説明する。
【0034】イエロー現像装置54は、現像剤としての
イエロートナーTを収容するハウジング540に、現像
剤担持ローラとしての現像ローラ510、この現像ロー
ラ510にトナーTを供給するトナー供給ローラ55
0、現像ローラ510に担持されたトナーTの層厚を規
制する規制ブレード560、および、種々のシール部材
が設けられたシールユニット520が設けられている。
【0035】ハウジング540は、一体成形された上ハ
ウジングと下ハウジング等を接合して製造されたもので
あり、その内部は下部から上方に(図3の上下方向)延
出させた規制壁545により、第1収容部530と第2
収容部535とに分けられている。これら第1収容部5
30と第2収容部535とは、上部が連通され、規制壁
545によりトナーTの移動が規制されている。なお、
第1収容部530及び第2収容部535に収容されたト
ナーTを攪拌するための攪拌部材を設けてもよいが、本
実施の形態では、YMCK現像デバイス50の回転に伴
って各現像装置(ブラック現像装置51、マゼンタ現像
装置52、シアン現像装置53、イエロー現像装置5
4)が回転し、これにより各現像装置内のトナーTが攪
拌されるため、第1収容部530及び第2収容部535
には攪拌部材を設けていない。
【0036】第1収容部530の下部には、ハウジング
540の外部と連通する開口541が設けられている。
第1収容部530には、トナー供給ローラ550が、そ
の周面を前記開口541に臨ませて設けられ、ハウジン
グ540に回転可能に支持されている。また、ハウジン
グ540の外側からは、開口541に周面を臨ませて、
現像ローラ510が設けられ、トナー供給ローラ550
に押圧当接されている。なお、この開口541にはシー
ルユニット520が取り付けられ、開口541を形成す
るハウジング540と現像ローラ510との間からのト
ナーの漏れを防止している。シールユニット520の構
成と、そのシール構造については、後述する。
【0037】現像ローラ510は、トナーTを担持して
感光体20と対向する現像位置に搬送する。この現像ロ
ーラ510は、アルミニウム、ステンレス、鉄等により
製造されており、必要に応じて、ニッケルメッキ、クロ
ムメッキ等や、トナー担持領域にはサンドブラスト等が
施されている。また、現像ローラ510は、中心軸を中
心として回転可能であり、図3に示すように、感光体2
0の回転方向(図3において時計方向)と逆の方向(図
3において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感
光体20の中心軸よりも下方にある。また、図3に示す
ように、イエロー現像装置54が感光体20と対向して
いる状態では、現像ローラ510と感光体20との間に
は空隙が存在する。すなわち、イエロー現像装置54
は、感光体20上に形成された潜像を非接触状態で現像
する。なお、感光体20上に形成された潜像を現像する
際には、現像ローラ510と感光体20との間に交番電
界が形成される。
【0038】トナー供給ローラ550は、第1収容部5
30及び第2収容部535に収容されたトナーTを現像
ローラ510に供給する。このトナー供給ローラ550
は、ポリウレタンフォーム等からなり、弾性変形された
状態で現像ローラ510に当接している。トナー供給ロ
ーラ550は、第1収容部530の下部に配置されてお
り、第1収容部530及び第2収容部に収容されたトナ
ーTは、第1収容部530の下部にてトナー供給ローラ
550によって現像ローラ510に供給される。トナー
供給ローラ550は、中心軸を中心として回転可能であ
り、その中心軸は、現像ローラ510の回転中心軸より
も下方にある。また、トナー供給ローラ550は、現像
ローラ510の回転方向(図3において反時計方向)と
逆の方向(図3において時計方向)に回転する。なお、
トナー供給ローラ550は、第1収容部530及び第2
収容部535に収容されたトナーTを現像ローラ510
に供給する機能を有するとともに、現像後に現像ローラ
510に残存しているトナーTを、現像ローラ510か
ら剥ぎ取る機能をも有している。
【0039】規制ブレード560は、現像ローラ510
に担持されたトナーTの層厚を規制し、また、現像ロー
ラ510に担持されたトナーTに電荷を付与する。この
規制ブレード560は、ゴム部560aと、ゴム支持部
560bとを有している。ゴム部560aは、シリコン
ゴム、ウレタンゴム等からなり、ゴム支持部560b
は、リン青銅、ステンレス等のバネ性を有する薄板であ
る。ゴム部560aは、ゴム支持部560bに支持され
ており、ゴム支持部560bは、その一端がブレード支
持板金562に固定されている。ブレード支持板金56
2は、後述するシールフレーム526に固定され、規制
ブレード560とともに、後述するシールユニット52
0の一部をなしてハウジング540に取り付けられてい
る。この状態で、ゴム部560aは、ゴム支持部560
bの撓みによる弾性力によって、現像ローラ510に押
しつけられている。
【0040】また、規制ブレード560の現像ローラ5
10側とは逆側には、モルトプレーン等からなるブレー
ド裏部材570が設けられている。ブレード裏部材57
0は、ゴム支持部560bとハウジング540との間に
トナーTが入り込むことを防止して、ゴム支持部560
bの撓みによる弾性力を安定させるとともに、ゴム部5
60aの真裏からゴム部560aを現像ローラ510の
方向へ付勢することによって、ゴム部560aを現像ロ
ーラ510に押しつけている。したがって、ブレード裏
部材570は、ゴム部560aの現像ローラ510への
均一当接性及びシール性を向上させている。
【0041】規制ブレード560の、ブレード支持板金
562に支持されている側とは逆側の端、すなわち、先
端は、現像ローラ510に接触しておらず、該先端から
所定距離だけ離れた部分が、現像ローラ510に幅を持
って接触している。すなわち、規制ブレード560は、
現像ローラ510にエッジにて当接しておらず、腹当た
りにて当接している。また、規制ブレード560は、そ
の先端が現像ローラ510の回転方向の上流側に向くよ
うに配置されており、いわゆるカウンタ当接している。
なお、規制ブレード560が現像ローラ510に当接す
る当接位置は、現像ローラ510の中心軸よりも下方で
あり、かつ、トナー供給ローラ550の中心軸よりも下
方である。
【0042】このように構成されたイエロー現像装置5
4において、トナー供給ローラ550が第1収容部53
0及び第2収容部535に収容されているトナーTを現
像ローラ510に供給する。現像ローラ510に供給さ
れたトナーTは、現像ローラ510の回転に伴って、規
制ブレード560の当接位置に至り、該当接位置を通過
する際に、層厚が規制されるとともに、電荷が付与され
る。層厚が規制された現像ローラ510上のトナーT
は、現像ローラ510のさらなる回転によって、感光体
20に対向する現像位置に至り、該現像位置にて交番電
界下で感光体20上に形成された潜像の現像に供され
る。現像ローラ510のさらなる回転によって現像位置
を通過した現像ローラ510上のトナーTは、シール部
材520を通過して、該シール部材520によって掻き
落とされることなく現像装置内に回収される。
【0043】===シールユニットの構成、及び、その
シール構造=== 次に、図4乃至図9を用いて、シールユニットの構成、
及び、そのシール構造について説明する。図4は、イエ
ロー現像装置54を現像ローラ510側から見た斜視
図、図5は、現像ローラを取り外した状態を示す斜視
図、図6は、シールユニットを示す斜視図、図7は、シ
ール構造を説明するための拡大図、図8は、開口のシー
ル構造を示す断面図、図9は、上シールの形状及び現像
ローラとの位置関係を説明するための説明図である。
【0044】図4,5に示すように、シールユニット5
20は、現像ローラ510と開口541の上縁部をなす
ハウジング540の部位との間からのトナーの漏れを防
止する上シール521、現像ローラ510と開口541
の下縁部をなすハウジング540の部位との間からのト
ナーの漏れを防止する機能も有する規制ブレード56
0、これら上シール521と規制ブレード560とが取
り付けられ、一体としてハウジング540に固定するた
めのシールフレーム526、及び、規制ブレード560
のゴム支持部560bに固定され、現像ローラ510の
両端にて、現像ローラ510の軸方向へのトナーTの漏
れを防止する周方向シール部材としての2つの端部シー
ル527とを備えている。
【0045】図6に示すように、シールフレーム526
は、板金で形成され、現像ローラ510の軸方向に沿っ
て設けられる軸方向フレーム部526aと、軸方向フレ
ーム部526aの両端で曲げ起こされた左右のフレーム
側部526bと、左右のフレーム側部526bの下部が
それぞれ内側に曲げ起こされ、ブレード支持板金562
を固定する支持板金固定部526cとで構成されてい
る。図5に示すように、軸方向フレーム部526aは、
開口541の上縁部をなすハウジング540の部位に当
接され、左右のフレーム側部526bは、現像ローラ5
10の軸受け部が形成されたハウジング540の側部と
対向するように配置される。シールフレーム526は、
規制ブレード560が固定されたブレード支持板金56
2が、左右の支持板金固定部526c間に架け渡すよう
に取り付けられて、開口541に沿ってハウジング54
0に当接される枠状となり、側部526b側からハウジ
ング540に固定される。
【0046】図7に示すように、規制ブレード560の
ゴム支持部560bは、ゴム部560aより現像ローラ
510の軸方向に長く設けられており、ゴム部560a
の両端からそれぞれ延出されている。ゴム支持部560
bの延出された部位には、ゴム部560aより厚い厚み
を有する不織布製の端部シール527が、ゴム部と56
0aと同一面に貼着されている。具体的には、不織布製
の端部シール527としてフェルトを用いる。このと
き、ゴム部560aの端面は端部シール527の側面に
当接されている。なお、図7では、便宜上ブレード支持
板金562と上シール521を取り外した状態を示して
いる。
【0047】端部シール527は、現像ローラ510を
取り付けた際に、現像ローラ510端部の非トナー担持
領域に当接するように設けられ、現像ローラ510の端
部より外側に至る幅を有している。また、端部シール5
27は、規制ブレード560のゴム部560aの先端よ
り十分に長く延出されている。規制ブレード560が取
り付けられたシールフレーム526がハウジング540
に取り付けられると、端部シール527は、現像ローラ
510外周面と対向するように形成されたハウジング5
40の部位に沿わされ、端部シール527の先端部52
7aが軸方向フレーム部526aまで到達する長さを有
している。軸方向フレーム部526aには、端部シール
527が配置される位置の2カ所に切り欠き部526d
が設けられ、先端部527aは切り欠き部526dから
僅かに突出する。
【0048】図6に示すように、軸方向フレーム部52
6aの2カ所の切り欠き部526d間は、ポリエチレン
フィルム等からなるシート状の前記上シール521が貼
着されるシール貼着部526eとなる。このシール貼着
部526eは、図8に示すように、シールフレーム52
6と現像ローラ510とがハウジング540に取り付け
られた状態で、その先端が現像ローラ510の中心と、
外周面との間に向かうように取り曲げて形成されてい
る。すなわち、軸方向フレーム部526aは、ハウジン
グ540に当接される当接部位526fと、シール貼着
部526eとを有し、当接部位526fとシール貼着部
526eとは所定の角度にて折り曲げられている。そし
て、シール貼着部526eに貼着された上シール521
は、現像ローラ510が取り外された状態では、シール
貼着部526eに沿って設けられ、現像ローラ510が
取り付けられると、現像ローラ510の外周面に沿って
撓ませられる。よって、上シール521は、撓み変形に
よる弾性力により現像ローラ510に押圧当接してい
る。
【0049】また、上シール521は、2カ所の切り欠
き部526d間の幅より広い幅を有し、切り欠き部52
6dに突出した端部シール527の先端部527aは、
ハウジング540に沿わされて折り曲げられ、その上に
被さるように上シール521が設けられている。すなわ
ち、上シール521の現像ローラ521の軸方向におけ
る中央側はシール貼着部526eに貼着され、端側はシ
ール貼着部526eと当接部位526fとに貼着されて
いる。このため、図9に示すように、上シール521の
端側には、当接される現像ローラ510の現像剤担持部
と非担持部との境界より中央側から端に亘って、現像ロ
ーラ510から離れる方向に延出された延出部522が
設けられている。この延出部522により接着力が強化
され、シール部材521の保持力が高められている。さ
らに、この延出部522は当接部位526fに貼着され
る第1延出部522aと、シール貼着部526eに貼着
される第2延出部522bとを有し、貼着されている当
接部位526fとシール貼着部526eとがなす角度に
て折り曲げられ、シールフレーム526に巻き付けられ
て貼着されることによりさらに接着力が強化されてい
る。
【0050】一体化されたシールユニット520は、ハ
ウジング540に取り付けられ、さらに現像ローラ51
0が取り付けられることにより、各々のシールが押圧さ
れて現像装置の開放部分がシールされる。即ち、図8に
示すように、ハウジング540には、前述したブレード
裏部材570と、上シール521を、現像ローラ510
側に付勢するシール付勢部材524が設けられている。
ブレード裏部材570及びシール付勢部材524は、い
ずれもモルトプレーン等の弾性部材でなり、現像ローラ
510が取り付けられることにより圧縮され、規制ブレ
ード560及び上シール521を現像ローラ510側に
付勢する付勢力が発生する。ここで、ブレード裏部材5
70は、2つの端部シール527の裏側と、ゴム部56
0aの裏側の全域に亘るように設けられており、シール
付勢部材524は2つの端部シール527の間に入り込
むように設けられ、シールユニット520が取り付けら
れると、端部シール527の内側面に、シール付勢部材
524の端面が当接されるように配置されている。
【0051】したがって、現像ローラ510が取り付け
られると、開口541の下部側では、現像ローラ510
に規制ブレード560が押圧され、ブレード裏部材57
0が圧縮されて、開口541を形成するハウジング54
0の部位と現像ローラ510との間が閉塞される。現像
ローラ510の両端部では、端部シール527がハウジ
ング540と現像ローラ510とにより圧縮され、ハウ
ジング540と現像ローラ510との間が閉塞される。
開口541の上部側では、軸方向フレーム部526aの
両端側に僅かに突出した端部シール527上に被さるよ
うに、上シール521が設けられ、端部シール527
は、軸方向フレーム部526aの切り欠き部526dに
おいて、ハウジング540と、上シール521とに挟持
されている。
【0052】上シール521は、現像ローラ510と開
口541を形成するハウジング540の部位との間に入
り込み、シール付勢部材524と端部シール527とに
跨って、それらを覆っている。このため、上シール52
1は、シール付勢部材524と端部シール527との弾
性力によって現像ローラ510側に押圧され、現像ロー
ラ510と開口541を形成するハウジング540の部
位との間が閉塞される。このとき、上シール521は、
端部シール527をも覆うように設けられているため、
端部シール527が当接される現像ローラ510の非担
持領域にも当接される。すなわち、上シール521は、
中央側が現像ローラ510の現像剤担持領域に当接し、
端側が非担持領域に当接される。そして、非担持領域に
当接された上シール521の端側には、前述したように
現像剤担持領域に当接された中央側より大きな引張力が
作用するが、この端側には延出部522が設けられて接
着力、すなわち上シール521の保持力が強化されてい
るので、上シール521に縒れや皺が生じることなく、
トナーの漏出を防止することが可能となり、高いシール
性を実現することが可能となる。
【0053】===その他の実施の形態=== 以上、一実施形態に基づき本発明に係る現像装置等を説
明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解
を容易にするためのものであり、本発明を限定するもの
ではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変
更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含ま
れることはもちろんである。
【0054】また、本発明は、トナーを前記現像剤担持
ローラに供給する回転可能なトナー供給部材を有し、こ
のトナー供給部材の回転方向が前記現像剤担持ローラの
回転方向とは逆方向である現像装置について特に有効で
あるが、トナー供給部材の回転方向が前記現像剤担持ロ
ーラの回転方向と同方向である現像装置についても適用
可能である。
【0055】また、本発明は、トナーを収容するトナー
収容部を有し、前記トナー供給部材は前記トナー収容部
の下部に配置されており、前記トナー収容部に収容され
たトナーは、該トナー収容部の下部にて前記トナー供給
部材によって前記現像剤担持ローラに供給される現像装
置について特に有効であるが、前記トナー供給部材が前
記トナー収容部の上部に配置されており、前記トナー収
容部に収容されたトナーが、該トナー収容部の上部にて
前記トナー供給部材によって前記現像剤担持ローラに供
給される現像装置についても適用可能である。
【0056】さらに、前述した実施の形態においては、
画像形成装置として中間転写型のフルカラーレーザビー
ムプリンタを例にとって説明したが、本発明は、中間転
写型以外のフルカラーレーザビームプリンタ、モノクロ
レーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各
種の画像形成装置に適用可能である。
【0057】また、本発明に係る現像装置は、前述した
実施の形態にて説明した構成の装置に限定されるもので
はなく、少なくとも、現像剤を担持して移動する現像剤
担持ローラと、ハウジングとの隙間をシールするシール
構造を必要とする現像装置であれば、どのような現像装
置にも適用することが可能である。
【0058】例えば、現像剤担持ローラとしては、磁
性、非磁性、導電性、絶縁性、金属、ゴム、樹脂等、現
像剤担持ローラを構成し得るものであればすべてのもの
を用いることができる。例えば、材質的には、アルミニ
ウム、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属、天然ゴム、
シリコンゴム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、ネオプレンゴム、NBR等のゴム、スチロ
ール樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
チレン樹脂、メタクリル樹脂、ナイロン樹脂等の樹脂を
用いることができる。また、これらの材質の上層部にコ
ートしても使用できることは言うまでもない。その場
合、コート材としては、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン、アクリル等が
使用できる。また、形態としては、非弾性体、弾性体、
単層、多層、フィルム、ローラ等のすべてのものを用い
ることができる。また、現像剤は、トナーに限らず、キ
ャリアと混合された二成分の現像剤等であっても構わな
い。
【0059】また、トナー供給部材についても同様であ
り、材質としては、前述したポリウレタンフォームの
他、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、ポ
リエステルフォーム、エチレンプロピレンフォーム、ナ
イロンフォーム、シリコンフォーム等が使用することが
できる。なお、トナー供給手段の発泡セルは単泡、連泡
のどちらでも使用できる。なお、フォーム材に限られ
ず、弾性を有するゴム材を使用しても良い。詳しくは、
シリコンゴム、ウレタンゴム、天然ゴム、イソプレンゴ
ム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロ
プレンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エ
ピクロロヒドリンゴム、ニトリルブタジエンゴム、アク
リルゴムにカーボン等の導電剤を分散成型したものが使
用できる。 ===コンピュータシステム等の構成=== 次に、本発明に係る実施形態の一例であるコンピュータ
システム、コンピュータプログラム、及び、コンピュー
タプログラムを記録した記録媒体の実施形態について、
図面を参照しながら説明する。
【0060】図10は、コンピュータシステムの外観構
成を示した説明図である。コンピュータシステム100
0は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104
と、プリンタ1106と、入力装置1108と、読取装
置1110とを備えている。コンピュータ本体1102
は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されてい
るが、これに限られるものではない。表示装置1104
は、CRT(CathodeRay Tube:陰極線管)やプラズマ
ディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的
であるが、これに限られるものではない。プリンタ11
06は、上記に説明されたプリンタが用いられている。
入力装置1108は、本実施形態ではキーボード110
8Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限
られるものではない。読取装置1110は、本実施形態
ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとC
D−ROMドライブ装置1110Bが用いられている
が、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet
o Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital V
ersatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0061】図11は、図10に示したコンピュータシ
ステムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本
体1102が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ
1202と、ハードディスクドライブユニット1204
等の外部メモリがさらに設けられている。
【0062】なお、以上の説明においては、プリンタ1
106が、コンピュータ本体1102、表示装置110
4、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続
されてコンピュータシステムを構成した例について説明
したが、これに限られるものではない。例えば、コンピ
ュータシステムが、コンピュータ本体1102とプリン
タ1106から構成されても良く、コンピュータシステ
ムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置
1110のいずれかを備えていなくても良い。
【0063】また、例えば、プリンタ1106が、コン
ピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1
108、及び、読取装置1110のそれぞれの機能又は
機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ
1106が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を
行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された
画像データを記録した記録メディアを着脱するための記
録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
【0064】このようにして実現されたコンピュータシ
ステムは、システム全体として従来システムよりも優れ
たシステムとなる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤が漏出しにくい
シール構造を有する現像装置、このような現像装置を備
えた画像形成装置及びコンピュータシステムを実現する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置を構成する主要
構成要素を示した図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットを示すブロ
ック図である。
【図3】現像装置の動作を説明するための図である。
【図4】イエロー現像装置を現像ローラ側から見た斜視
図である。
【図5】現像ローラを取り外した状態を示す斜視図であ
る。
【図6】シールユニットを示す斜視図である
【図7】シール構造を説明するための拡大図である。
【図8】開口のシール構造を示す断面図である。
【図9】上シールの形状及び現像ローラとの位置関係を
説明する説明図である。
【図10】コンピュータシステムの外観構成を示した説
明図である。
【図11】図10に示したコンピュータシステムの構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 レーザビームプリンタ 20 感光体 30 帯電ユニット 40 露光ユニット 50 YMCKデバイス 50a 中心軸 50b,50c,50d,50e 保持部 51 ブラック現像装置 52 マゼンタ現像装置 53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置 51a、52a、53a、54a 現像装置側メモリ 60 一次転写ユニット 70 中間転写体 75 クリーニングユニット 76 クリーニングブレード 80 二次転写ユニット 90 定着ユニット 92 給紙トレイ 94 給紙ローラ 95 表示ユニット 96 レジローラ 100 制御ユニット 101 メインコントローラ 102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス 113 画像メモリ 120 CPU 121 シリアルインターフェイス 122 本体側メモリ(記憶素子) 123 入出力ポート 510 現像ローラ(現像剤担持ローラ) 520 シールユニット 521 上シール(シール部材) 522 延出部 522a 第1延出部 522b 第2延出部 524 シール付勢部材 526 シールフレーム 526a 軸方向フレーム部 526b 側部 526c 支持板金固定部 526d 切り欠き部 526e シール貼着部 526f 当接部位 527 端部シール(周方向シール部材) 527a 先端部 530 第1トナー収容部 535 第2トナー収容部 540 ハウジング 541 開口 545 規制壁 550 トナー供給ローラ(トナー供給部材) 560 規制ブレード 560a ゴム部 560b ゴム支持部 562 ブレード支持板金 570 ブレード裏部材 1000 コンピュータシステム 1002 コンピュータ本体 1104 表示装置 1106 プリンタ 1108 入力装置 1108A キーボード 1108B マウス 1110 読取装置 1110A フレキシブルディスクドライブ装置 1110B CD−ROMドライブ装置 1202 内部メモリ 1204 ハードディスクドライブユニット T トナー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を有し現像剤が収容されたハウジン
    グと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を担持す
    る現像剤担持ローラと、 前記現像剤担持ローラと前記ハウジングとの間からの現
    像剤の漏れを防止すべく、現像剤担持ローラの軸方向に
    沿って設けられ、一方がハウジング側に接着され、他方
    が現像剤担持ローラに当接されたシール部材と、を備え
    た現像装置において、 前記現像剤担持ローラの軸方向の端側における前記シー
    ル部材の接着代は、中央側における接着代より大きいこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 前記シール部材は、前記端側にて前記現像剤担持ローラ
    の非担持領域に当接していることを特徴とする現像装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の現像装置
    において、 前記シール部材における前記現像剤担持ローラの端側の
    接着代は、現像剤担持ローラから離れる方向に延出され
    ていることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の現像装置において、 前記延出部は、第1延出部と、それに続く第2延出部と
    を有し、第1延出部と第2延出部とは所定の角度をなし
    ていることを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の現像装置において、 前記シール部材は、前記現像剤担持ローラに当接される
    側の先端が向かう方向が、当該現像剤担持ローラの回転
    方向であることを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の現像装置において、 前記シール部材は、シート状のフィルムであることを特
    徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 開口を有し現像剤が収容されたハウジン
    グと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を担持す
    る現像剤担持ローラと、 前記現像剤担持ローラと前記ハウジングとの間からの現
    像剤の漏れを防止すべく、現像剤担持ローラの軸方向に
    沿って設けられ、一方がハウジング側に接着され、他方
    が現像剤担持ローラに当接されたシール部材と、を備え
    た現像装置において、 前記シール部材は、シート状のフィルムでなり、前記現
    像剤担持ローラに当接される側の先端は、当該現像剤担
    持ローラの回転方向に向かい、 前記シール部材の接着代は、前記現像剤担持ローラの非
    担持領域に当接する端側が、現像剤担持ローラから離れ
    る方向に延出され、前記現像剤担持ローラの軸方向の端
    側における前記シール部材の接着代は、中央側における
    接着代より大きく設けられ、 前記延出部は、第1延出部と、それに続く第2延出部と
    を有し、第1延出部と第2延出部とは所定の角度をなし
    ていることを特徴とする現像装置。
  8. 【請求項8】 開口を有し現像剤が収容されたハウジン
    グと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を担持す
    る現像剤担持ローラと、 前記現像剤担持ローラと前記ハウジングとの間からの現
    像剤の漏れを防止すべく、現像剤担持ローラの軸方向に
    沿って設けられ、一方がハウジング側に接着され、他方
    が現像剤担持ローラに当接されたシール部材と、を備え
    た現像装置を有する画像形成装置において、 前記現像剤担持ローラの軸方向の端側における前記シー
    ル部材の接着代は、中央側における接着代より大きいこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータ本体、及び、このコンピュ
    ータ本体に接続され、開口を有し現像剤が収容されたハ
    ウジングと、前記開口に臨ませて設けられ前記現像剤を
    担持する現像剤担持ローラと、 前記現像剤担持ローラと前記ハウジングとの間からの現
    像剤の漏れを防止すべく、現像剤担持ローラの軸方向に
    沿って設けられ、一方がハウジング側に接着され、他方
    が現像剤担持ローラに当接されたシール部材と、を備え
    た現像装置を有する画像形成装置、を具備したコンピュ
    ータシステムにおいて、 前記現像剤担持ローラの軸方向の端側における前記シー
    ル部材の接着代は、中央側における接着代より大きいこ
    とを特徴とするコンピュータシステム。
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