JP2003264947A - 永久磁石電動機 - Google Patents

永久磁石電動機

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JP2003264947A
JP2003264947A JP2002064004A JP2002064004A JP2003264947A JP 2003264947 A JP2003264947 A JP 2003264947A JP 2002064004 A JP2002064004 A JP 2002064004A JP 2002064004 A JP2002064004 A JP 2002064004A JP 2003264947 A JP2003264947 A JP 2003264947A
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tooth
rotor
permanent magnet
yoke
electric motor
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JP2002064004A
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English (en)
Inventor
Kenji Narita
憲治 成田
Yusuke Kikuchi
祐介 菊地
Yoshifumi Fukuda
好史 福田
Satoshi Tsukamoto
聡 塚本
Takushi Fujioka
琢志 藤岡
Yoichi Tanabe
洋一 田邉
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転に伴う磁束の変化率を小さくして振動,
騒音を低減するとともに、ステータ巻線の溝占積率の向
上,低コスト化を図る。 【解決手段】 電機子を固定子10とし、界磁を回転子
3とした永久磁石電動機において、固定子10の鉄心は
円筒形のヨーク部11の鉄心と同ヨーク部11の内側に
設けられる歯部12の鉄心とに分割して形成される。歯
部12は所定数の歯12aを円周方向に等間隔に有して
各歯12aの回転子側端部の両端部12b,12cをそ
れぞれ円周方向に延ばすとともに、隣接する歯12aで
その延びた端部12b,12cを連結部12dで連結し
て一体としている。ヨーク部11の内周には各歯12a
に対向して凹溝11aが形成されており、ボビン14に
巻線13を施して一体とした歯部12の各歯12aに納
めた後、この各歯12aのヨーク側を回転軸方向からヨ
ーク部11の溝11aに圧入してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機などの
家電機器に用いられるインナーロータ型の永久磁石電動
機(例えば、ブラシレスDCモータ)に関し、さらに詳
しく言えば、トルク変動を小さくするように固定子に工
夫を施した永久磁石電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】永久磁石電動機は、固定子(電機子)の
内側にIPM型の回転子(界磁)を配置してなり、その
一例として三相4極モータの構成を図13に示す。
【0003】永久磁石電動機の固定子1は、所定の厚さ
の円筒形であり、その内周には中心方向に延びた歯1a
が3n個(n;正の整数、この例ではn=2)分だけ円
周方向に等間隔に形成され、その各歯1aには集中巻2
が施されている。なお、各歯1aの回転子3側には円周
方向に延びた端部が設けられている。
【0004】この例において、固定子1の内側に配置さ
れる回転子3は、一対の第1永久磁石(例えばフェライ
ト磁石)4a,4bおよび第2永久磁石(例えば希土類
磁石)5を円周方向に等間隔に埋め込んで4n極として
なる。
【0005】第1永久磁石4a,4bは、断面長方形と
して外周から回転軸6側に向けてその4極分が埋め込ま
れ、第2永久磁石5は断面長方形として第1永久磁石4
a,4bと間で回転軸3側の端部間に埋め込まれてい
る。
【0006】すなわち、第1永久磁石4a,4bはq軸
に平行に埋め込まれ、第2永久磁石5は断面長方形の長
辺をd軸に直角になるように埋め込まれている。なお、
第1永久磁石4a,4bと第2永久磁石5の間には、磁
束の漏洩,短絡を防止するためにフラックスバリア7
a,7bがそれぞれ設けられている。
【0007】第1永久磁石4a,4bは断面長方形の長
辺側を極とし、かつ、それらの内側を同一極として配置
され、第2永久磁石5は回転軸6に対して反対側の長辺
を極とし、回転子3の磁極を形成している。また、第1
永久磁石4a,4bおよび第2永久磁石5の各極は、隣
接する他の第1永久磁石4a,4bおよび第2永久磁石
5と異極にしてなり、回転子3に4極の磁極を形成して
いる。
【0008】この構成の永久磁石電動機によれば、固定
子1の内径寸法は同一で均一なエアギャップを有してお
り、回転子3のd軸にはリラクタンストルクを発生させ
るための電磁鋼板からなる磁極を有することになる。
【0009】また、固定子1の回転磁界と回転子3の永
久磁石4a,4b,5の磁界との相互作用により、回転
力となるマグネットトルクが発生する。しかも、第1永
久磁石4a,4bと第2永久磁石5との内側領域(電磁
鋼板)に固定子1からの磁束のうち一方のq軸から他方
のq軸への磁束の路(磁路)が確保され、一方のd軸か
ら他方のd軸への磁束の路が特に永久磁石5で阻害され
るため、d軸,q軸インダクタンス差が大きく、リラク
タンストルクが発生する。したがって、マグネットトル
クとリラクタンストルクとを併せたトータルトルクが大
きくなり、効率の高いモータを実現することが可能であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の永久磁石電動機においては、固定子1の鉄心(コ
ア)には開溝が形成され、つまりコアの内周に歯1aが
形成され、内巻式巻線方式により巻線2がその溝を介し
て歯1aに施されるため、回転角に対するトルク変動が
大きなものとなり、振動、騒音が大きくなり、また、溝
内をニードルが往復するスペースが必要であり、どして
も巻線の溝占積率が小さくなり、その分、巻線抵抗が増
えて効率を低下させるという問題があった。
【0011】例えば、回転子3が反時計方向に所定角だ
け回転した場合には、図14に示すようにトルクが発生
する。なお、回転子3と固定子1の歯1aとの位置関係
は、図13に示す位置にあるときを基準の0度とする。
【0012】回転子3の極端部aが固定子1の歯1aの
端部bに接近したときに、トルクがピークAとなり、回
転子3の極端部cが歯1aの端部dに接近したときに、
トルクがピークBとなる。
【0013】永久磁石電動機がブラシレスDCモータで
ある場合には、電気角60度ごとに電機子巻線の通電パ
ターンを切り替えることから、トルクをできるだけ大き
く保つためにはピークA,Bの間を利用することが好ま
しい。
【0014】しかしながら、ピークトルクA,Bが大き
いほど、トルクリップルが大きくなる。すなわち、その
ピーク付近において、回転に伴う磁束の変化率が最も大
きくなるため、これによりトルク変動が大きく、したが
って振動、騒音が大きくなってしまう。
【0015】本発明は、上記した課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、回転に伴う磁束の変
化率を小さくして振動、騒音の低減を図り、また、固定
子巻線の溝占積率の向上、低コスト化を図ることができ
るようにした永久磁石電動機を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電機子を固定子とし、界磁を回転子とし
て、上記回転子を上記固定子の内側に配置してなる永久
磁石電動機において、上記固定子の鉄心は、それぞれ分
割して形成された円筒形のヨーク部の鉄心と歯部の鉄心
とを含み、上記歯部には2n個(n;2以上の正の整
数)分の歯が円周方向に等間隔に設けられ、上記各歯の
回転子側が円周方向に延びた端部により互いに連結され
ているとともに、上記各歯には巻線が施され、上記歯部
が上記ヨーク部の内側にその軸線方向から圧入されてい
ることを特徴としている。
【0017】この場合、上記ヨーク部の内側に、各歯の
ヨーク側端部と嵌合する凹溝を形成し、その各凹溝に歯
のヨーク側端部を圧入することにより、ずれなどを生じ
させることなく、ヨーク部と歯部とを確実に接合するこ
とができる。
【0018】上記ヨーク部と歯部との接合部に、木工作
業でよく使われるあり溝とありとの組み合わせよりなる
あり継手もしくは先端を広くした凸部と凹溝との組み合
わせよりなるかま継手を適用するとが好ましい。
【0019】上記歯部の各歯の回転子側端部の延びた部
分を連結する連結部の厚さ(半径方向の厚さ)kは、そ
の延びた部分の厚さtよりも薄くすることが好ましい。
また、上記歯部の各歯の回転子側の端部は円周方向に延
ばすとともに、その厚さ(半径方向の厚さ)を徐々に薄
くし、かつ、その隣接する歯との中間点を最も薄くして
もよい。これによれば、連結部あるいは隣接する歯の中
間点の厚さが他の部分より薄いことから、磁束が歯側へ
多く流れ、またそのカ所における磁束が飽和状態に近く
なるが、平均トルクを低下させるような漏れ磁束が発生
することもない。
【0020】上記歯部の巻線は、各歯に電気絶縁を施し
て集中巻巻線を直に巻きむ込んでもよいし、あるいは各
歯にそのヨーク部端部から装着可能な電気絶縁材のボビ
ン(巻枠)に集中巻巻線を施したものを採用してもよ
い。いずれにしても、歯部にはヨーク部と分離した状態
で巻線が施され、ヨーク部にはその巻線を施した歯部が
接合されることから、ステータ巻線の溝占積率が大きく
とれ、低コスト化が図れる。
【0021】本発明の好ましい態様によると、上記界磁
は、断面長方形の永久磁石を所定極数分だけ上記回転子
の円周方向に等間隔に埋め込み、この永久磁石の断面長
方形の長辺をd軸に直角とするとともに、回転軸側に配
置することで回転子に磁極を形成してなり、それら永久
磁石の断面長方形の両端部(短辺側端部)には上記回転
子の外周側方向に延び、かつ、q軸に平行なフラックス
バリアが形成されている。これらフラックスバリアによ
り、永久磁石の磁束短絡、漏洩が防止される。また、永
久磁石の材質としてはその形状、位置から希土類磁石を
用いれば、マグネットトルクがある程度大きく、しかも
その使用量がそれほど多くなくて済む。
【0022】また、別の態様によると、上記界磁は、断
面長方形の永久磁石を所定極数分だけ上記回転子の円周
方向に等間隔に埋め込み、この永久磁石の断面長方形の
長辺をd軸に直角とするとともに、上記回転子の外周側
に配置することで同回転子に磁極を形成してなり、それ
ら永久磁石の断面長方形の両端部(短辺側端部)には上
記回転子の外周のq軸付近が切り欠かれてフラックスバ
リアが形成されている。これによっても、永久磁石の磁
束短絡、漏洩が防止される。また、永久磁石の材質とし
てはその形状、位置から安価なフェライト磁石を用いて
も、マグネットトルクがある程度の大きく、効率の向上
が図れる。
【0023】さらに別の態様によると、上記界磁は、1
層あるいは多層構造とした断面円弧形状の永久磁石を当
該極数分だけd軸中心に埋め込み、その断面円弧形状の
頂点を回転軸に向けるとともに、断面円弧形状の両端部
をq軸に向けて配置することで回転子に磁極を形成して
なる。これにより、リラクタンストルクが大きく、マグ
ネットトルクと併せたトータルトルクが大きくなり、効
率の向上が図れる。
【0024】上記ヨーク部、歯部および回転子の鉄心は
電磁鋼板あるいは冷延鋼板の同一素材を打ち抜き、それ
ぞれを自動積層してかしめて得るとよい。また、上記ヨ
ーク部および歯部の鉄心を打ち抜いて同歯部に巻線を施
した後、その同ヨーク部と歯部とを接合する場合には、
先に打ち抜いた鉄心を後から打ち抜いた鉄心に抜き型上
の位置を合わせて打ち抜きのときと同じ方向から圧入し
て固定子を得ることが好ましい。
【0025】また、上記ヨーク部に歯部を圧入する際に
は、そのヨーク部を加熱してから歯部を圧入して固定子
を得るとよい。これらの技術を採用することにより、既
に存在している自動積層方式が利用でき、また歯部を高
精度でヨーク部に圧入して接合することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図12を参照して詳しく説明する。なお図1中、先
の図13で説明した従来例と同一もしくは同一と見なさ
れてよい構成要素には同一符号を付している。
【0027】本発明の永久磁石電動機は、電機子を固定
子とし界磁を回転子としたインナーロータ型であり、固
定子のヨーク部と複数の歯を有する歯部はあらかじめ分
割して形成され、歯部に関しては隣接する歯の回転子側
端部間を連結して一体としている。その各歯に集中巻巻
線を施した状態で歯部をヨーク部に接合してなり、歯部
の端部とロータの磁極との出会いがしらにおけるピーク
トルク値を下げて回転に伴うトルク変化率を小さくし、
また、巻線占積率を上げるようにしている。
【0028】そのため、図1および図2に示すように、
本発明の永久磁石電動機に含まれる固定子10は、所定
肉厚の円筒形のヨーク部11と、ヨーク部11の内周側
に接合される歯部12と、歯部12に施された巻線13
とを備えている。
【0029】歯部12は、先の図13で説明した固定子
1と同様に、3n個(n;2以上の正の整数、この例で
はn=2)の歯12aを有し、各歯12aの回転子3側
の円周方向の端部12b,12cを、隣接する歯12a
の端部12b,12cと連結部(ブリッジ)12dで連
結して一体にしている。なお、回転子3は、2n個磁極
を構成する永久磁石を有し、図13の従来例の構造でよ
いことから、その説明を省略する。
【0030】固定子10を具体的に説明すると、図2か
ら明かなように、ヨーク部11の内周側には、歯12a
の外周側に嵌合する凹溝11aが、各歯12aと対向す
るように形成されている。
【0031】この実施形態において、歯部12は6個の
歯12aを備えているが、各歯12aの回転子3側で円
周方向の両側に延ばされた各端部12b,12c間が連
結部12d介して一体的に連結されている。また、歯1
2aは断面長方形であり、各歯12aには集中巻の巻線
13が施されている。
【0032】各歯12aを固定子10の軸線方向に沿っ
てヨーク部11の凹溝11aに圧入させるとにより、歯
部12がヨーク部11に接合される。なお、歯12aの
半径方向の長さは、エアギャップを考慮して凹溝11a
の深さ分だけ長くすることが好ましい。
【0033】各歯12aの両側の端部12b,12cは
先端ほど薄くしてなり、連結部12dは、その先端の厚
さ(半径方向の厚さ)をt(例えば1.5mm〜2m
m)とした場合、その半径方向の厚さkをその厚さtよ
りも薄くしてなる。
【0034】各歯12aには巻線13を施すが、例えば
電気絶縁材のボビン(巻枠)14に巻線(マグネットワ
イヤ)13を集中巻きして、このボビン14を歯12a
に納める。なお、各歯12aに絶縁膜を施し、その絶縁
膜の上に巻線を直に施すようにしてもよい。
【0035】この永久磁石電動機において、固定子10
は、巻線13を施したボビン14を歯12aに納め、こ
れら巻線13を有する歯部12を回転軸6の軸方向から
ヨーク部11の溝11aに圧入し、ヨーク部11と歯部
12を接合することにより得られる(図3参照)。
【0036】そして、巻線13に通電を行い、例えば三
相通電切り替えを行うことにより、固定子10には回転
磁界が発生し、この回転磁界と回転子3の永久磁石4
a,4b,5の磁界との相互作用によるマグネットトル
クが発生し、かつ、従来同様ののリラクタンストルクが
発生し、これらにより回転子3が回転する。
【0037】このとき、回転子3が反時計方向に回転し
ている場合、図13の従来例に示すように、回転子3の
極端部が歯12aの端部12cの先端に近づくと、磁束
がその先端部分に集中するが、この磁束が連結部12d
を介して流れるため、その先端部分の磁束集中が緩和さ
れ、磁束が分散される。
【0038】また、回転子3が時計方向に回転している
場合には、回転子3の極端部が歯12の端部12bの先
端に近づいたとき、その先端部分の磁束集中が緩和され
る。なお、連結部12dの厚さkを端部12b,12b
の厚さtよりも薄くしていることから、飽和状態に近く
なるものの、平均トルクを低下させるような漏れ磁束が
発生しない。
【0039】このように、歯12の端部12cあるいは
端部12bにおける磁束集中が緩和されることから、例
えば図14に示すトルクのピークA,Bの値が低下し、
回転角に対する磁束の変化率が下がる。したがって、ト
ルクリップルが小さくなり、トルク変動の低下(振動、
騒音の低減)が図られる。
【0040】また、ヨーク部11と歯部12とがそれぞ
れ分割して形成される構成としたことにより、上記従来
例のように、巻線13を巻き込むためのニードルの通過
スペースを考慮する必要がなくなる。したがって、巻線
13による溝占積率が大きく取れ、巻線抵抗を小さくす
ることができ、高効率が可能である。
【0041】製造するにあたっては、電磁鋼板あるいは
冷延鋼板などの同一素材を打ち抜いて自動積層する方式
を採用し、電機子鉄心のヨーク部11および歯部12、
ならびに界磁心の回転子3を打ち抜きする。その打ち抜
いた電磁鋼板などをそれぞれ自動積層し、この積層時に
所定箇所にかしめ部11b,12e,8a,8bを形成
してかしめ、回転子3には永久磁石4a,4b,5を埋
め込む。
【0042】ヨーク部11および歯部12を打ち抜く際
には、ヨーク部11の溝11aの凹形状および歯部12
の凸形状により、回転止め,位置決め機能が発揮され、
コア製造の高精度化が図れる。
【0043】また、巻線13を施したボビン14を歯1
2aに納めた後、これをヨーク部11に圧入して接合す
るが、このとき図4に示すように、打ち抜いた際のバリ
が逆方向に現れている面同士を合わせてヨーク部11に
歯部12を嵌合させる。
【0044】この場合、先に打ち抜いた鉄心を後から打
ち抜いた鉄心に抜き型上の位置を合わせ、打ち抜きのと
きと同じ方向から圧入して組み立てる。また、歯部12
をヨーク部11に圧入する際、ヨーク部11側を加熱
し、つまりヨーク部11を膨張させて歯部12を圧入す
るとよい。これにより、歯部12をヨーク部11に接合
させ、この一体とした固定子10が得られ、しかも容易
に組み立てられる。
【0045】図5は、他の実施形態に係る固定子20の
概略的部分拡大図である。図中、図1と同一部分には同
一符号を付して重複説明を省略する。この固定子20
は、図1の歯部12と同様にヨーク部11の内周側に接
合する歯部21を有するが、この歯部21を構成する各
歯21aの回転子側の円周方向の両方の端部21a,2
1bを先端部に架けて徐々に薄くし、隣接する歯21a
の中間点で最も薄くした形状としてなる。
【0046】この固定子20の製造において、上記実施
形態と同様に電磁鋼板あるいは冷延鋼板などを打ち抜い
て歯部21の鉄心を得るが、この実施形態によれば、上
記実施形態の歯部12の形状に比べて歯部21が複雑で
ないことから、歯部21の製造の高精度化が図れる。
【0047】なお、上記実施形態と同様に、歯部21に
は巻線13を施し、またボビン14に巻線13を施して
各歯21に納め、固定子20には回転子3を用いる。ま
た、固定子20および回転子3の製造については、上記
実施形態での説明と同じでよいことから、その説明を省
略する。
【0048】図6ないし図9は、それぞれ上述した各実
施形態の固定子の変形例を示す概略的部分拡大図であ
る。これらの変形例は、固定子のヨーク部と歯部の接合
方法が異なり、木工作業でよく使われる継手を利用した
図6に示すあり継や図7に示すかま継による接合方法、
図8および図9に示す他の形状による接合方法を説明し
ている。
【0049】図6に示す固定子30には、ヨーク部31
と歯部32との接合部にあり継が用いられている。歯部
32は上述した実施形態と同様に本体の歯32aと、各
歯32aの回転子側端部で円周方向に延びた端部32
b,32cと、歯部32を円形状に一体とするために隣
接する歯32aの端部32b,32cを結合する連結部
32dとからなる。
【0050】歯32aのヨーク側端部には鳩尾状のあり
32eが設けられ、ヨーク部31の内周側にはそのあり
32eに嵌合するあり溝31aが各歯32aに対向して
形成されている。また、歯32aの本体は上記実施形態
と同様に断面長方形であり、この本体のヨーク側端部の
一部分がヨーク部31に食い込むようしてなる。したが
って、ヨーク部31にはその断面長方形に嵌合する凹部
の溝が設けられるともに、この凹部の底側にはあり溝3
1eが形成されている。
【0051】図7に示す固定子40にはヨーク部41と
歯部42との結合部にかま継が用いられている。歯部4
2は上述した実施形態と同様に本体の歯42aと、各歯
42aの回転子側端部で円周方向に延びた端部42b,
42cと、歯部42を円形状に一体とするために隣接す
る歯42aの端部42b,42cを結合する連結部42
dとからなる。
【0052】歯42aのヨーク側端部には先を広くした
凸部42eが設けられ、ヨーク部41の内周側には歯4
2aの一部および凸部42eに嵌合する凹状溝41aが
各歯42aに対向して形成されている。なお、凸部42
aの形状はその左右の両端が丸められ、その先端が直線
的になっているが、長方形形状であってもよい。この場
合、ヨーク部41の内周側には階段状で底を広くした凹
部が形成されることになる。
【0053】図8に示す固定子50には、ヨーク部51
と歯部52との結合部に図6に示すあり継の継手形状と
同様の形状による方法が用いられている。歯部52は上
述した実施形態と同様に、本体の歯52aと、各歯52
aの回転子側端部で円周方向に延びた端部52b,52
cと、歯部52を円形状に一体とするために隣接する歯
52aを円形に結合する連結部52dとからなる。
【0054】歯52aのヨーク側端部には楕円形状の楕
円形凸部52eが設けれ、その端部と楕円凸部との間に
はくびれが形成されている。ヨーク部51には歯52a
の一部および楕円形凸部52eに嵌合する凹状溝51a
が各歯52aに対向して形成されている。
【0055】図9に示す固定子60には、ヨーク部61
と歯部62との結合部に図7に示すかま継の継手形状と
逆形状(先を狭い形状)による方法が用いられている。
歯部62は上述した実施形態と同様に、本体の歯62a
と、各歯部62は第1の実施形態と同様に、本体の歯6
2aと、歯62aの回転子側端部に内周に沿って延びた
端部62b,62cと、歯部62を円形状に一体とする
ために隣接する歯62aを結合する連結部62dとから
なる。
【0056】歯62aのヨーク側端部には台形形状の台
形凸部62eが設けられ、ヨーク部61には歯62aの
一部および台形凸部62eに嵌合する凹状溝61aが各
歯62aに対向して形成されている。
【0057】この変形例は接合部が紙面に対して平行な
方向に引き離れ易い形状であるが、一体とした歯部62
を上記実施形態と同様に、回転軸6の軸方向からヨーク
部61に嵌入させてヨーク部61と歯部62を結合する
ことから、図6ないし図8に示す変形例のように引き離
れない形状でなくてもよい。
【0058】なお、図6ないし図9に示す各変形例は上
記各実施形態に適用してもよく、また、上述した実施形
態と同様に、各変形例の歯部32,42,52,62に
は巻線13を施し、あるいいはボビン14に巻線13を
施して各歯32a,42a,52a,62aに納め、さ
らに各固定子30,40,50,60には回転子3を用
いる。また、各固定子30,40,50,60の製造に
ついては、上記第1の実施形態での説明と同じでよいこ
とから、その説明を省略する。
【0059】ところで、上述した各実施形態および図6
ないし図9の各変形例に適用する回転子としては、図1
0ないし図12に示す回転子70,80,90を適用し
てもよい。図10に示す回転子70は、界磁となる断面
長方形の永久磁石(例えば希土類磁石)71を2n(n
=2)個分だけ回転子70の円周方向に等間隔に埋め込
んでなる。
【0060】各永久磁石71は、断面長方形の長辺側を
回転軸6に向けてd軸と直角とし、かつ、外周側よりも
回転軸6に近い場所に配置して磁極を形成し、各永久磁
石71の両端側(断面長方形の短辺側)には、外周側に
直線的に延び、かつ、q軸に平行なフラックスバリア7
2a,72bを形成してなる。
【0061】また、隣接する永久磁石71,71は異極
とし、相対する永久磁石71,71は同極としてなる。
上記回転子70によれば、永久磁石21の磁石使用量が
図1の回転子3よりも少ないことから、マグネトトルク
が前実施例よりも小さくなるが、リラタンストルクの効
果的発生が期待でき、かつ、低コスト化を実現すること
ができる。
【0062】図11に示す回転子80は、界磁となる断
面長方形の永久磁石81を2n(n=2)個分だけ回転
子80の円周方向に等間隔に埋め込んでなる各永久磁石
81は、断面長方形の長辺側を回転軸6側に向けd軸と
直角とし、かつ、回転軸6よりも外周側に近い場所に配
置して磁極を形成し、各永久磁石71の両端側には回転
子80の外周を切り欠いてフラックスバリア32を形成
してなる。
【0063】フラックスバリア82の切り欠き形状は、
隣接する永久磁石81の断面長方形の短辺に平行として
1/4円とする。また、隣接する永久磁石81,81は
異極とし、相対する永久磁石81,81は同極としてな
る。
【0064】上記回転子80によれば、永久磁石81の
材質として例えば希土類磁石あるいはフェライト磁石な
どを用いるが、永久磁石81を回転子80の外周側に近
く配置していることから、回転子70の場合よりも磁石
使用量が多くできるため、図1の回転子3と同程度の効
果を有し、また、フェライト磁石を用いても、その回転
子70と同程度のマグネットトルクの発生が期待でき、
その分低コスト化を実現することができることになる。
【0065】図12に示す回転子90は、界磁となる断
面円弧形状(幅薄の断面扇形状)の永久磁石91を2n
(n=2)個分だけd軸中心に埋め込んでなる。各永久
磁石91は、断面円弧形状の頂点を回転軸6側に向ける
とともに、その断面円弧形状の両端部をq軸方向に向
け、逆円弧状に配置して磁極を形成してなる。また、隣
接する永久磁石91,91は異極とし、相対する永久磁
石91,91は同極としててなる。
【0066】上記回転子90によれば、永久磁石91の
材質として例えば希土類磁石あるいはフェライト磁石な
どを用いるが、永久磁石81を逆断面円弧形状としてい
ることから、図1の回転子3と同程度の効果を有し、ま
た、回転子70よりも磁石使用量が多くできるため、第
2の変形例と同様にフェライト磁石を用いても、第1の
変形例と同程度のマグネットトルクの発生が期待でき、
その分低コスト化を実現することができることになる。
【0067】なお、図示しないが、上述した変形例の他
には、図12の回転子90の永久磁石(1層構造)91
に代えて、断面円弧形状の永久磁石を多層構造とした界
磁であってもよい。また、回転子の界磁としては、断面
長方形の永久磁石を2個逆ハの字形状にし、この一対の
永久磁石を2n(n=2)個分だけd軸中心に埋め込ん
で得てもよい。
【0068】さらに、回転子3の界磁としては、断面台
形の永久磁石をd軸中心にしてその上辺を回転軸6側に
向け、その底辺を回転子6の外周側に向けてなり、ある
いは断面円弧形状の永久磁石をd軸中心にして、その外
側円弧を回転子3の外周側に向け、その内側円弧を回転
軸6側に向けてなり、もしくは断面台形の底辺を回転子
3の外周に沿った断面形状の永久磁石をd軸中心にして
なり、それら永久磁石を各回転子毎にそれぞれ2n(n
=2)分だけ回転子3の円周方向に等間隔に埋め込んで
得てもよい。
【0069】このように、モータの使用目的に合わせて
回転子3を適宜選択することができる。本発明による永
久磁石電動機を例えば空気調和機の圧縮機モータなどと
して利用すれば、空気調和機の低コスト化、空気調和機
の性能アップ(運転効率の上昇、振動や騒音の低下)を
図ることができる。
【0070】なお、図1の実施形態においては、6スロ
ットの固定子10にU相,W相,V相の巻線13を施
し、4極構成とした回転子3を用いているが、例えば9
スロットの固定子と6極の回転子とから構成し、また、
12スロットの固定子と8極の回転子とから構成した場
合に適用してもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電機子を固定子とし、界磁を回転子としているインナー
ロータ型の永久磁石電動機において、固定子の鉄心は円
筒形のヨーク部の鉄心と同ヨーク部の内側に設けられる
歯部の鉄心とに分割され、その歯部は歯を2n個(n;
2以上の正の整数)分だけ円周方向に等間隔に有して各
歯の回転子側端部の両端をそれぞれ円周方向に延ばすと
ともに、隣接する歯でその延びた端部を連結しており、
その一体とした歯部の各歯に巻線を施し、この歯部をヨ
ーク部に回転軸方向から圧入して接合するようにしてい
ることから、トルクを発生させるための磁束が隣接する
歯の回転子側端部の連結箇所で緩和され、つまり回転に
伴う磁束の変化率が小さくなり(トルク変動が小さくな
り)、振動、騒音の低減が図れる。
【0072】また、ヨーク部と分かれた歯部に巻線を施
すことから、巻線スペースが広く、テータ巻線の溝占積
率が向上し、低コスト化が図れる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る永久磁石電動機の概略
的構造図。
【図2】図1に示す固定子の概略的部分的拡大図。
【図3】図1に示す固定子のヨーク部と歯部の接合状態
を説明するための概略的断面図。
【図4】図3に示すヨーク部と歯部の接合状態を説明す
るための固定子の概略的部分図。
【図5】本発明の他の実施形態に係る示す永久磁石電動
機の固定子の概略的部分図。
【図6】上記ヨーク部と歯部との接合部分の第1変形例
を示す固定子の概略的部分図。
【図7】上記ヨーク部と歯部との接合部分の第2変形例
を示す固定子の概略的部分図。
【図8】上記ヨーク部と歯部との接合部分の第3変形例
を示す固定子の概略的部分図。
【図9】上記ヨーク部と歯部との接合部分の第3変形例
を示す固定子の概略的部分図。
【図10】本発明の永久磁石電動機に用いる回転子の一
例を説明する概略的構造図。
【図11】本発明の永久磁石電動機に用いる回転子の他
の例を説明する概略的構造図。
【図12】本発明の永久磁石電動機に用いる回転子の他
の例を説明する概略的構造図。
【図13】従来の永久磁石電動機を説明するための概略
的構造図。
【図14】図13に示す永久磁石電動機の特性を説明す
るための概略的トルクグラフ図。
【符号の説明】
3,70,80,90 回転子 4a,4b 第1永久磁石 5 第2永久磁石 6 回転軸 8a,8b 11b,12e かしめ部 10,20,30,40,50,60 固定子 11 ヨーク部 11a 凹溝) 12 歯部 12a 歯 12b,12c 端部 12d 連結部 13 巻線 14 ボビン k 連結部の厚さ t 端部の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/27 H02K 1/27 501K 3/18 3/18 P 21/16 21/16 M (72)発明者 福田 好史 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 塚本 聡 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 藤岡 琢志 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 田邉 洋一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株式 会社富士通ゼネラル内 Fターム(参考) 5H002 AA01 AA04 AA07 AB06 AC06 AE07 AE08 5H603 AA01 BB01 BB07 BB09 BB12 CA01 CA05 CB02 CC03 CC17 CC18 CD21 5H621 AA04 BB07 BB10 GA01 GA04 GA16 GB08 HH01 5H622 AA03 CA02 CA05 CA07 CA10 CA13 CB02 CB03 CB04 DD01 PP11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子を固定子とし、界磁を回転子とし
    て、上記回転子を上記固定子の内側に配置してなる永久
    磁石電動機において、 上記固定子の鉄心は、それぞれ分割して形成された円筒
    形のヨーク部の鉄心と歯部の鉄心とを含み、上記歯部に
    は2n個(n;2以上の正の整数)分の歯が円周方向に
    等間隔に設けられ、上記各歯の回転子側が円周方向に延
    びた端部により互いに連結されているとともに、上記各
    歯には巻線が施され、上記歯部が上記ヨーク部の内側に
    その軸線方向から圧入されていることを特徴とする永久
    磁石電動機。
  2. 【請求項2】 上記ヨーク部の内側には上記各歯のヨー
    ク側端部と嵌合する凹溝が形成されており、上記各凹溝
    に上記各歯のヨーク側端部が圧入されている請求項1に
    記載の永久磁石電動機。
  3. 【請求項3】 上記ヨーク部と上記歯部とがあり継手に
    よって一体的に接合されている請求項1または2に記載
    の永久磁石電動機。
  4. 【請求項4】 上記ヨーク部と上記歯部とがかま継手に
    よって一体的に接合されている請求項1または2に記載
    の永久磁石電動機。
  5. 【請求項5】 上記各歯の回転子側から円周方向に延ば
    された端部間を連結する連結部の厚さ(半径方向の厚
    さ)が、上記端部の厚さよりも薄くされている請求項1
    ないし4のいずれか1項に記載の永久磁石電動機。
  6. 【請求項6】 上記各歯の回転子側の端部が、厚さ(半
    径方向の厚さ)を徐々に薄くされながら円周方向に延ば
    されており、隣接する上記歯の端部との中間点の厚さが
    最も薄くされている請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載の永久磁石電動機。
  7. 【請求項7】 上記歯部の巻線は、上記各歯に電気絶縁
    を施して集中巻巻線を巻きむ込んでなり、あるいは上記
    各歯にそのヨーク部端部から装着可能な電気絶縁材のボ
    ビン(巻枠)に集中巻巻線を施してなる請求項1ないし
    6のいずれか1項に記載の永久磁石電動機。
  8. 【請求項8】 上記界磁は、断面長方形の永久磁石を所
    定極数分だけ上記回転子の円周方向に等間隔に埋め込
    み、上記各永久磁石の断面長方形の長辺をd軸に対して
    直角とするとともに、上記回転子の軸心側に配置するこ
    とにより上記回転子に磁極を形成してなり、上記各永久
    磁石の断面長方形の両端部(短辺側端部)には、上記回
    転子の外周側方向に延び、かつ、q軸に対して平行なフ
    ラックスバリアが形成されている請求項1に記載の永久
    磁石電動機。
  9. 【請求項9】 上記界磁は、断面長方形の永久磁石を所
    定極数分だけ上記回転子の円周方向に等間隔に埋め込
    み、上記各永久磁石の断面長方形の長辺をd軸に対して
    直角とするとともに、上記回転子の外周側に配置するこ
    とにより上記回転子に磁極を形成してなり、上記各永久
    磁石の断面長方形の両端部(短辺側端部)には、上記回
    転子の外周のq軸付近が切り欠かれてフラックスバリア
    が形成されている請求項1に記載の永久磁石電動機。
  10. 【請求項10】 上記界磁は、1層あるいは多層構造と
    した断面円弧形状の永久磁石を所定極数分だけd軸中心
    に埋め込み、その断面円弧形状の頂点を上記回転子の軸
    心側に向けるとともに、断面円弧形状の両端部をq軸側
    に向けて配置することにより上記回転子に磁極を形成し
    てなる請求項1に記載の永久磁石電動機。
  11. 【請求項11】 上記ヨーク部、歯部および回転子の鉄
    心は、電磁鋼板あるいは冷延鋼板の同一素材を打ち抜
    き、それぞれを自動積層してなる請求項1ないし10の
    いずれか1項に記載の永久磁石電動機。
  12. 【請求項12】 上記ヨーク部および上記歯部の各鉄心
    を打ち抜き、上記歯部に巻線を施した状態で上記ヨーク
    部と上記歯部とを接合するにあたって、先に打ち抜いた
    鉄心を後から打ち抜いた鉄心に抜き型上の位置を合わせ
    て打ち抜きのときと同じ方向から圧入してなる請求項1
    1に記載の永久磁石電動機。
  13. 【請求項13】 上記ヨーク部を加熱した状態で上記歯
    部を圧入してなる請求項12に記載の永久磁石電動機。
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