JP2005269831A - ブラシレスdcモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】太いコイルであっても整列巻きを行うことができ、かつ、回転子の径を出来るだけ大きくして高いトルクを得ることができるブラシレスDCモータを提供する。
【解決手段】各ティース18が基部34と励磁部36からなる略T字状であり、かつ、隣接するティース18の励磁部36の一部が互いに連結されてティースセット部材20が構成され、ティースセット部材20における各ティース18の基部34に絶縁性のボビン32に巻回されたコイル30が外周側からそれぞれ嵌め込まれ、筒状のコアバック16の軸方向にn個の固定溝38が設けられ、筒状のコアバック16の各固定溝38の開口部から複数のティース18の基部34の外端部をそれぞれ挿入して、コアバック16の内周にティースセット部材20を配するものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電動工具やホビー用に用いられているブラシレスDCモータに関するものである。
従来より、電動工具などの駆動源としてはモータが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この駆動源となるモータは、低電圧駆動及び高出力のブラシレスDCモータ(以下、単にモータという)がよく用いられ、このモータは、入力の電流を多く流さなければ出力が出ないため、太い径の銅線よりなるコイルを用いる必要がある。そのため、このコイルを固定子に巻くためのスペースを大きく取って、回転子の径を小さくし、低いトルクの高速使用によって出力を稼ぐモータとなっている。すなわち、このモータは、トルクは出るが効率が悪く、高いトルク域ではブラシレスDCモータとしてのメリットが低くなっている。
特開2002−18747公報
上記したように従来のモータにおいては、高いトルクを得るためには回転子の径を出来るだけ大きくするのが有効であるが、固定子のコイルの巻線を行うためのスペースも大きく取る必要があるため、その両者の兼ね合いが難しく、特に、インナーロータ型のモータにおいて太い径のコイルを整列巻きで行うことができないという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、太いコイルであっても整列巻きを行うことができ、かつ、回転子の径を出来るだけ大きくして高いトルクを得ることができるブラシレスDCモータを提供する。
請求項1に係る発明は、筒状のコアバックから内周に向かってn個のティースが突出し、前記各ティースにコイルがそれぞれ巻回された固定子と、前記固定子内周側に回転自在に配された回転子と、を有するブラシレスDCモータにおいて、前記n個のティースが前記コアバックとは別体であり、前記各ティースが基部とこの基部の内周端から周方向に一対の励磁部が突出した略T字状であり、かつ、前記隣接するティースの励磁部の一部が互いに連結されてティースセット部材が構成され、前記ティースセット部材における各ティースの基部に絶縁性のボビンに巻回された前記コイルが外周側からそれぞれ嵌め込まれ、前記筒状のコアバックの軸方向にn個の固定溝が設けられ、これら固定溝の一端は前記コアバックの一端部で開口し、前記筒状のコアバックの各固定溝の開口部から前記各ティースの基部の外端部をそれぞれ挿入して、前記コアバックの内周に前記ティースセット部材を配することを特徴とするブラシレスDCモータである。
請求項2に係る発明は、前記ティースセット部材は、n個に分割された略T字状の鋼板と、前記略T字状のティースにおける前記励磁部に対応する部分が互いに連結されたリング状の鋼板とを積層してなることを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータである。
請求項3に係る発明は、前記n個のティースの中の少なくとも2個のティースの基部が前記コアバックよりさらに突出し、前記突出した基部が電動工具のフレームに嵌合することを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータである。
請求項4に係る発明は、前記コイルを前記ボビンに整列巻きすることを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータである。
請求項5に係る発明は、筒状のコアバックから内周に向かってn個のティースが突出し、前記各ティースにコイルがそれぞれ巻回された固定子と、前記固定子内周側に回転自在に配された回転子と、を有するブラシレスDCモータにおいて、前記回転子の回転子コアの中心の軸方向に回転軸の軸孔が貫通し、前記軸孔の断面の少なくとも一部が略D字状であり、前記D字状の軸孔に対応した前記回転軸の断面形状が略D字状であることを特徴とするブラシレスDCモータである。
請求項6に係る発明は、前記回転子コアの軸方向にマグネット挿入孔が複数設けられ、前記各マグネット挿入孔に回転用マグネットがそれぞれ挿入され、前記回転子の両端部に一対の冷却ファンが配され、前記一対の冷却ファンで前記各マグネット挿入孔内部の回転用マグネットが挟持されることを特徴とする請求項4記載のブラシレスDCモータである。
請求項7に係る発明は、前記一対の冷却ファンの一方にリング状の位置検出用マグネットが設けられ、前記位置検出用マグネットの近傍に前記回転子の回転位置を検出するための磁気検出素子が設けられていることを特徴とする請求項4記載のブラシレスDCモータである。
請求項8に係る発明は、前記筒状のコアバックが、リング状の鋼板をかしめることにより積層して、筒状に形成したものであることを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータである。
請求項9に係る発明は、前記筒状のコアバックが、鉄を鋳造、または、プレスして一体に形成したものであることを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータである。
請求項1に係る発明のブラシレスDCモータについて説明する。
このブラシレスDCモータの固定子のコアバックとティースは別体であり、また、各ティースが略T字状であり、かつ、前記隣接するティースの励磁部の一部が互いに連結されて筒状のティースセット部材が構成されている。
そして、絶縁性のボビンにコイルを巻回し、このコイルが巻回されたボビンを各ティースの基部に外周側からそれぞれ嵌め込む。筒状のコアバックの軸方向には、n個の固定溝が設けられ、この固定溝の開口部から、前記複数のティースの基部の外端部をそれぞれ挿入して、コアバックの内周にコイルを有するティースを配する。
これによって、ブラシレスDCモータの固定子の組立が簡単となり、コイルの巻線スペースを最小限に留め、回転子の径を大きくすることができるので、発生トルクの増大を図ることができる。
請求項2に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、ティースセット部材が、n個に分割された略T字状の鋼板と、励磁部の一部が互いに連結されて一体となったn個の略T字状の鋼板とを積層してなるものであるため、ティースセット部材を容易に構成できる。
請求項3に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、n個のティースの中の少なくとも2個のティースの基部がコアバックより更に突出しているため、この突出した基部を電動工具のフレームに嵌合することにより、ブラシレスDCモータを電動工具のフレームに固定できる。
請求項4に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、ボビンにコイルが整列巻きされており、コイルはボビンに単に巻回するだけであるため整列巻きを容易に行うことができる。
請求項5に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、D字状の挿入孔に対応した断面形状がD字状の回転軸を回転子コアに圧入するだけであるため、その圧入作業を容易に行うことができ、回転軸の曲がりの発生も防止することができる。また、モータの発生トルクに関して回転子の回り止め機能を確実に行うことができる。
請求項6に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、一対の冷却ファンで回転子を挟持する構造であるため、各マグネット挿入孔内部の回転用マグネットが挟持される。
請求項7に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、位置検出用マグネットと冷却ファンを一体に設けているため、回転子の大きさを小さくすることができ、また、組立も容易となる。
請求項8に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、前記筒状のコアバックが、リング状の鋼板をかしめることにより積層して、筒状に形成したものであるため、製造が行いやすく、また、モータ効率がよい。
請求項9に係る発明のブラシレスDCモータにおいては、前記筒状のコアバックが、鉄を鋳造、または、プレスして一体に形成したものであるため、製造が行いやすい。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1から図16に基づいて説明する。
本実施形態の3相のブラシレスDCモータ(以下、単にモータという)10は、電動工具用のモータであり、電動工具のフレーム内部に収納して使用する。
以下、モータ10の構造について、固定子12と回転子14に分けて説明する。
(1)固定子12
固定子12の構造について、製造方法と共に説明する。
固定子12は、筒状のコアバック16と、コアバック16の内周側から突出した6個のティース18とにより構成され、6個のティース18は、一体となってティースセット部材20を構成している。
(1−1)ティースセット部材20
まず、ティースセット部材20について図8〜12に基づいて説明する。
ティースセット部材20は、複数枚(例えば、85枚)の鋼板を積層したものであり、この鋼板は図8〜図11に示すように4種類のタイプの鋼板22,24,26,28から形成されている。
図8に示すように、タイプ1の鋼板22は、略T字状の鋼板部22aが6個連結されたものである。ティース18の基部の内周端から周方向に突出した励磁部22bの両端で互いに連結され、リング状に形成されている。ティース18の6個の基部の中で4個の基部22cがコアバック16の外径と同じ長さであり、残りの2枚の基部22dがコアバック16の外径よりも長く、コアバック16より突出する。この基部22d,22dは相対向する位置に設けられている。
図9に示すように、タイプ2の鋼板24は、6個の鋼板部24aより構成され、各鋼板部24aは独立している。この鋼板部24aは略T字状であり、基部24cの内周端の両側から励磁部24bが突出している。基部24cの長さはコアバック16の外径と同じ長さである。
図10に示すように、タイプ3の鋼板26は、6個の鋼板部26aから構成され、各鋼板部26aは独立している。鋼板部26aは略T字状であり、基部26cの内周端の両側から励磁部26bが突出している。基部26cの長さは、コアバック16の内径と同じ長さである。
図11に示すように、タイプ4の鋼板28は、6個の鋼板部28aを連結してリング状に形成されたものである。鋼板部28aは略T字状であり、基部28cの内周端の両側から励磁部28bが突出し、この励磁部28bで隣接する鋼板部28aと連結されている。基部28cの長さは、コアバック16の内径と同じ長さである。
上記のように打ち抜かれた各タイプの鋼板24〜28をカシメつつ積層してティースセット部材20を形成する。タイプ1の鋼板22を15枚積層した後、タイプ2の鋼板24を28枚積層し、その後タイプ3の鋼板26を27枚積層し、最後にタイプ4の鋼板28を15枚積層する。
以上により、図12に示すように、ティースセット部材20が構成される。ティースセット部材20は、これら鋼板22〜28の積層により、6個のティース18が一体となった構造となり、このT字状の各ティース18は、放射状に伸びた基部34と、その内周端の両側から突出した励磁部36から形成される。
(1−2)コイル30の巻回
次に、このティースセット部材20にコイル30を巻回する。この巻回の方法は、6個の絶縁性のボビン32に銅線よりなるコイル30を整列巻きする。その後、このコイル30を巻回したボビン32を、ティースセット部材20における6個の基部34の外周側からそれぞれ挿入する。
(1−3)ティースセット部材20と筒状のコアバック16の組立
次に、図2〜4に示すように、6個のコイル30を取り付けたティースセット部材20を筒状のコアバック16の内周に挿入する。
筒状のコアバック16は、リング状の鋼板をかしめることにより積層して、筒状に形成したものである。筒状のコアバック16の軸方向には、6個の固定溝38が設けられている。この固定溝38は、それぞれコアバック16の一端部で開口している。
ティースセット部材20の6個の基部34を、固定溝38の開口部から挿入する。この場合に固定溝38の軸方向の長さは、タイプ1の鋼板22とタイプ2の鋼板24とを積層した寸法と同じ長さになっている。すなわち、ティースセット部材20をコアバック16の内周側に挿入した場合に、固定溝38からタイプ1の鋼板22の基部22cとタイプ2の鋼板24の基部24cが突出し、タイプ3の鋼板26の基部26cとタイプ4の鋼板28の基部28cは、コアバック16の内周側に配される。
(1−4)渡り配線とコモン配線
以上のようにコアバック16内部にティースセット部材20を配した後に、次に渡り配線とコモン配線を行う。この配線について図16に基づいて説明する。
モータ10のコイル30は、Y結線であるため、その中心の接続となるコモン配線と各相の渡り配線を行う必要がある。
U相については、1番目のティース18に反時計回りで巻回されたコイル30を、4番目のティース18に反時計回りで巻回されたコイル30と接続する。
V相については、6番目のティース18に反時計回りで巻回されたコイル30を、3番目のティース18に反時計回りで巻回されたコイル30と接続する。
W相においては、5番目のティース18に反時計回りで巻回されたコイル30を、2番目のティース18に反時計回りで巻回されたコイル30と接続する。
その後、三相のコイル30、30,30の一端を接続してコモン配線を行う。
以上により、固定子12が組立てられる。なお、コアバック16からは、タイプ1の鋼板22の2個の基部22dが突出している。この突出した基部22dは、後から説明するように、電動工具のフレームの溝に挿入して、固定子12を電動工具のフレームに対し固定できる。
(2)回転子14
回転子14の構造について製造方法と共に説明する。なお、回転子14の前端は出力側であり、後端は反出力側とする。
(2−1)回転子コア40の形成
図5〜7に示すように、円形の鋼板を複数枚積層して回転子コア40を形成する。この回転子コア40の中心部には軸孔42と、この軸孔42の外方向には、S極とN極の棒状の回転用マグネット74,76を挿入するためのマグネット挿入孔44が8個貫通している。また、軸孔42と8個のマグネット挿入孔44との間には、固定孔48が貫通している。
軸孔42の形状は、回転子コア40の軸方向の約半分の長さの部分が断面形状円形であり(図5,7参照)、残りの半分が断面形状D字状となっている(図6参照)。
(2−2)回転軸50と回転用マグネット74、76の取り付け
この回転子コア40の軸孔42に回転軸50を圧入する。回転軸50は、断面円形の部分と断面D字状の部分があり、D字状の回転軸50が断面D字状の軸孔42に嵌合する(図6参照)。この嵌合によって、回転子コア40と回転軸50の回り止めを行うことができ、回転軸50の曲がりを発生させるのを防止できる。
次に、8個のマグネット挿入孔44にそれぞれS極の回転用マグネット74とN極の回転用マグネット76を交互に挿入する。
(2−3)冷却ファン52,54の取り付け
次に、回転子コア40の両端への合成樹脂製の冷却ファン52,54の取り付けについて、図1〜4と図13〜15に基づいて説明する。
回転子14の前端に取り付ける冷却ファン52は、図1に示すように、その中心に回転軸50が貫通する貫通孔56があり、その周囲に図3に示すように8枚の羽根58が設けられている。また、冷却ファン54の回転子14側には、4つの固定突部70が設けられ、固定子コア40に開口している4つの固定孔48に挿入され、冷却ファン54を回転子コア40に対し所定の位置で固定できる。
回転子14の後端部に取り付ける冷却ファン54は、図1及び図2に示すように、冷却ファン54の中心に回転軸50が貫通する貫通孔60が設けられ、その周囲に8枚の羽根62が設けられている。
この8枚の羽根62の中央部分には凹部64が形成され、図4に示すようにリング状の位置検出用マグネット64が嵌め込まれる。この凹部64には、図13及び図15に示すように、係合孔66が設けられ、位置検出用マグネット64から突出した突部68が嵌合し、位置検出用マグネット64を凹部64に対し位置決めできる。そして、位置検出用マグネット64の固定は、凹部64の縁部に突部65が設けられ、この突部65を熱で溶かして、位置検出用マグネット64の縁部を覆うようにして固定する。
また、冷却ファン52の回転子14側にも4つの固定突部72が突出し、固定子コア40の固定孔48に挿入される。
一対の冷却ファン54,56によって、8個の回転用マグネット74、76が挟持されて回転子コア40から抜脱しない。
最後に、回転軸50の前端部と後端部にそれぞれベアリング78,80を取り付ける。
(3)モータ10の最終組立
以上のように製造した固定子12の内周側に回転子14を配し、その後に電動工具のフレーム内部にモータ10を挿入する。
この場合に上記したようにタイプ1の鋼板22の基部22dが電動工具のフレームの溝に嵌合するようにして、モータ10を電動工具のフレームの内側に固定する。
なお、モータ10を電動工具のフレーム内部に配した場合に、位置検出用マグネット64の近傍に、ホールICが配され、このホールICによって回転子14の回転状態を検出する。
(5)本実施形態の効果
上記構成のモータ10であると下記のような効果がある。
コイル30を巻くための巻線スペースを最小限に留めているため、回転子14の径を大きくできて発生トルクを増大させることができる。そのため、高トルク化でのモータ効率が改善でき、大きな負荷でも対応することができる。また、回転速度を落として同じトルクを得ることができるため騒音振動を抑えることができる。
コイル30を整列巻きでボビン32に巻いて、ティースセット部材20に嵌め込むだけであるため、巻線作業が簡単となる。また、同じ出力で従来より外径の小さいモータ10を形成することができる。
回転軸がD字状であり、固定子コア40の軸孔42がD字状であるため、回転子14の回り止め機能を確実に果たすことができる。また、回転子14の組立も容易に行うことができる。さらに、回転軸50の曲がりを防止できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のモータ10について図17〜21に基づいて説明する。
本実施形態のモータ10は、第1の実施形態の電動工具よりも細いフレームに対応する細型タイプのモータ10であり、回転子14及び固定子12の径を小さくしたものである。
本実施形態のモータ10であっても、その組立を容易に行うことができ、巻線作業も簡単になる。
また、モータ10の径が小さくても、従来より高いトルクを得ることができる。
(変更例)
上記実施形態では、筒状のコアバック16は、リング状の鋼板をかしめることにより積層して、筒状に形成したものであるが、これに代えて、筒状のコアバック16は、鉄を鋳造、または、プレスして一体に形成してもよい。
本発明のブラシレスDCモータは、電動工具やホビー用のモータに好適であり、特にバッテリー駆動方式で回転するモータに好適である。
第1の実施形態のモータの縦断面図である。 同じくモータの側面図である。 モータの正面図である。 モータの背面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 図2におけるC−C線断面図である。 タイプ1の鋼板の正面図である。 タイプ2の鋼板の正面図である。 タイプ3の鋼板の正面図である。 タイプ4の鋼板の説明図である。 ティースセット部材の縦断面図である。 冷却ファンの縦断面図である。 冷却ファンの正面図である。 冷却ファンの背面図である。 巻線方法を説明する図である。 第2の実施形態のモータの縦断面図である。 図17におけるD−D線断面図である。 図17におけるE−E線断面図である。 図17におけるF−F線断面図である。 図17におけるG−G線断面図である。
符号の説明
10 モータ
12 固定子
14 回転子
16 コアバック
18 ティース
20 ティースセット部材
22 タイプ1の鋼板
24 タイプ2の鋼板
26 タイプ3の鋼板
28 タイプ4の鋼板
30 コイル
32 ボビン
34 基部
36 励磁部
38 固定溝
40 固定子コア
42 挿入孔
44 マグネット挿入孔
48 固定孔
50 回転軸
52 冷却ファン
54 冷却ファン
64 位置検出用マグネット

Claims (9)

  1. 筒状のコアバックから内周に向かってn個のティースが突出し、前記各ティースにコイルがそれぞれ巻回された固定子と、
    前記固定子内周側に回転自在に配された回転子と、
    を有するブラシレスDCモータにおいて、
    前記n個のティースが前記コアバックとは別体であり、
    前記各ティースが基部とこの基部の内周端から周方向に一対の励磁部が突出した略T字状であり、かつ、前記隣接するティースの励磁部の一部が互いに連結されてティースセット部材が構成され、
    前記ティースセット部材における各ティースの基部に絶縁性のボビンに巻回された前記コイルが外周側からそれぞれ嵌め込まれ、
    前記筒状のコアバックの軸方向にn個の固定溝が設けられ、これら固定溝の一端は前記コアバックの一端部で開口し、
    前記筒状のコアバックの各固定溝の開口部から前記各ティースの基部の外端部をそれぞれ挿入して、前記コアバックの内周に前記ティースセット部材を配する
    ことを特徴とするブラシレスDCモータ。
  2. 前記ティースセット部材は、
    n個に分割された略T字状の鋼板と、前記略T字状のティースにおける前記励磁部に対応する部分が互いに連結されたリング状の鋼板とを積層してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータ。
  3. 前記n個のティースの中の少なくとも2個のティースの基部が前記コアバックよりさらに突出し、
    前記突出した基部が電動工具のフレームに嵌合する
    ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータ。
  4. 前記コイルを前記ボビンに整列巻きする
    ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータ。
  5. 筒状のコアバックから内周に向かってn個のティースが突出し、前記各ティースにコイルがそれぞれ巻回された固定子と、
    前記固定子内周側に回転自在に配された回転子と、
    を有するブラシレスDCモータにおいて、
    前記回転子の回転子コアの中心の軸方向に回転軸の軸孔が貫通し、
    前記軸孔の断面の少なくとも一部が略D字状であり、
    前記D字状の軸孔に対応した前記回転軸の断面形状が略D字状である
    ことを特徴とするブラシレスDCモータ。
  6. 前記回転子コアの軸方向にマグネット挿入孔が複数設けられ、
    前記各マグネット挿入孔に回転用マグネットがそれぞれ挿入され、
    前記回転子の両端部に一対の冷却ファンが配され、
    前記一対の冷却ファンで前記各マグネット挿入孔内部の回転用マグネットが挟持される
    ことを特徴とする請求項4記載のブラシレスDCモータ。
  7. 前記一対の冷却ファンの一方にリング状の位置検出用マグネットが設けられ、
    前記位置検出用マグネットの近傍に前記回転子の回転位置を検出するための磁気検出素子が設けられている
    ことを特徴とする請求項4記載のブラシレスDCモータ。
  8. 前記筒状のコアバックが、リング状の鋼板をかしめることにより積層して、筒状に形成したものである
    ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータ。
  9. 前記筒状のコアバックが、鉄を鋳造、または、プレスして一体に形成したものである
    ことを特徴とする請求項1記載のブラシレスDCモータ。
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