JP2003259641A - 直流電圧変換回路 - Google Patents

直流電圧変換回路

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JP2003259641A JP2002056022A JP2002056022A JP2003259641A JP 2003259641 A JP2003259641 A JP 2003259641A JP 2002056022 A JP2002056022 A JP 2002056022A JP 2002056022 A JP2002056022 A JP 2002056022A JP 2003259641 A JP2003259641 A JP 2003259641A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライバック型構成の直流電圧変換回路にお
いて、スイッチング周波数の高周波化に対処するととも
に電気効率を高める。 【解決手段】 直流電圧変換回路15を構成するトラン
ス10の一次側に設けられたスイッチング素子11がオ
ン状態である間にトランス10がエネルギーを蓄え、当
該スイッチング素子がオフ状態の間に当該エネルギーを
二次巻線10sから出力するとともに、当該エネルギー
を二次巻線10sから全て出力し終わった時点でスイッ
チング素子11がオン状態となるように制御する。その
ために、トランス10の2次側電流Isがゼロになった
時点から当該トランスの1次側電流Ipが流れ始めるまで
の時間を検出するとともに、当該時間が短くなるように
制御手段16によってスイッチング周波数を変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライバック型の
直流電圧変換回路において、回路効率を高め、コストを
低減するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】直流入力電圧を所望の直流電圧に変換す
るための直流電圧変換回路(所謂DC−DCコンバー
タ)については各種の構成形態が知られている。
【0003】例えば、放電灯(メタルハライドランプ
等)の点灯回路への適用においては、直流電源からの直
流入力電圧を所望の直流電圧に変換するための直流−直
流変換回路として、フライバック型の構成が挙げられ
る。つまり、変換用トランスの一次巻線側に半導体スイ
ッチング素子を接続して当該素子のオン/オフ制御を行
うとともに、トランスの2次側に整流ダイオード及び平
滑コンデンサを設けた構成を備えている。
【0004】このフライバック型回路の動作について、
例えば、電流連続モードの場合には、トランスに蓄えら
れたエネルギーを当該トランスの2次側へ完全に放出す
る前にスイッチング素子がオン状態となるように制御さ
れる(つまり、トランスの2次側電流がゼロアンペアに
なる前にスイッチング素子がオンする。)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電流連続モ
ードについては、電気効率(入力電力に対する出力電力
の割合)に関して下記に示すような問題がある。
【0006】先ず、トランスの2次側に設けられた整流
ダイオードの逆回復時間における電力損失に着目した場
合に、当該ダイオードに電流が流れている間にスイッチ
ング素子がオン状態となり、ダイオードが逆バイアス状
態となるので、逆回復時間において電力損失が生じる。
そして、ダイオードの逆回復時間における損失の総量
は、スイッチング周波数に比例するため、電流連続モー
ドにおいては、当該周波数が高くなる程、電力損失が多
くなってしまう。
【0007】また、スイッチング素子がオン状態となる
時点でトランスの1次電流が生じているため、当該素子
のターンオンロスが発生する。
【0008】そこで、本発明は、フライバック型構成の
直流電圧変換回路において、スイッチング周波数の高周
波化に対処するとともに電気効率を高くすること、そし
て、そのために著しいコスト上昇を伴わないようにする
ことを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、フライバック
型構成の直流電圧変換回路において、トランスに蓄えら
れたエネルギーを当該トランスの2次側へ完全に放出し
た時点でスイッチング素子がオン状態となるように制御
する電流境界モード(つまり、トランスの2次側電流が
ゼロアンペアになる時にスイッチング素子がオンす
る。)の場合には、整流ダイオードの電流がゼロアンペ
アになった後にスイッチング素子がオン状態となるの
で、逆回復時間での電力損失が発生しないこと、そし
て、比較的高いスイッチング周波数の場合(例えば、数
百キロヘルツ以上)には、電流境界モードにおいて最も
電気効率が良いことに鑑み、上記した課題を解決するた
めに、下記に示す構成を備えたものである。
【0010】・トランスの一次側に設けられたスイッチ
ング素子がオン状態である間にトランスがエネルギーを
蓄え、当該スイッチング素子がオフ状態の間に当該エネ
ルギーを二次巻線から出力するとともに、当該エネルギ
ーを二次巻線から全て出力し終わった時点でスイッチン
グ素子がオン状態となるように制御するための制御手段
を備えていること。
【0011】・トランスの2次側電流がゼロになった時
点から当該トランスの1次側電流が流れ始めるまでの時
間を検出するとともに、当該時間が短くなるように制御
手段によってスイッチング周波数を変化させること。
【0012】従って、本発明によれば、トランスの2次
側電流がゼロになった時点から当該トランスの1次側電
流が流れ始めるまでの時間をゼロに近づけるようにスイ
ッチング周波数を制御しているので、電流境界モードで
の駆動制御を実現することができ、しかも、そのために
高速な素子等を必要としない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る直流電圧変換回路
は、トランスと当該トランスの一次側に設けられたスイ
ッチング素子を含むフライバック型の回路構成を有し、
当該スイッチング素子がオン状態である間にトランスが
エネルギーを蓄え、当該スイッチング素子がオフ状態の
間に当該エネルギーを二次巻線から出力するものであ
る。本発明では、後述する電流境界モードでの駆動制御
を行うことにより、電気効率の向上や、回路装置の小型
化、低コスト化にとって好適であり、例えば、放電灯点
灯回路(特に、車両用灯具の光源として用いられる、メ
タルハライドランプ等の放電灯において、その点灯回路
を含む装置の設置スペースに制約が課せられる場合の当
該点灯回路)に適用することができるが、これに限ら
ず、電源回路等の各種用途に幅広く適用できる。
【0014】図1は本発明に係る直流電圧変換回路を放
電灯点灯回路に適用する場合の基本構成例を示すもので
ある。
【0015】放電灯点灯回路1は、直流電源2、直流−
直流変換回路3、直流−交流変換回路4、起動回路5、
制御回路7を備えている。
【0016】直流−直流変換回路3は、直流電源2から
の電源電圧を受けて電圧変換を行うために設けられる。
即ち、直流電源2からの直流入力電圧(これを「Vin」
と記す。)を受けて所望の直流電圧に変換するものであ
り、トランス及びスイッチング素子を用いたフライバッ
ク型の回路構成を有する(後で詳述する。)。
【0017】直流−交流変換回路4は、直流−直流変換
回路3の出力電圧を交流電圧に変換した後で起動回路5
を介して当該電圧を放電灯6に供給するために設けられ
ている。例えば、4つの半導体スイッチング素子を用い
たブリッジ型回路とその駆動回路を備えており、2組の
スイッチング素子対を相反的にオン/オフ制御すること
によって、交流電圧を出力するものである。
【0018】起動回路(所謂スタータ)5は、放電灯6
に対する起動用の高電圧パルス信号(起動用パルス)を
発生させて当該放電灯に起動をかけるために設けられて
おり、当該信号は直流−交流変換回路4の出力する交流
電圧に重畳されて放電灯6に印加される。
【0019】制御回路7は、放電灯にかかる電圧や当該
放電灯に流れる電流又はそれらに相当する電圧や電流に
ついての検出信号を受けて放電灯6に投入する電力を制
御するとともに直流−直流変換回路3の出力を制御する
ものである。例えば、直流−直流変換回路3の出力電圧
や出力電流を検出するための検出部8によって取得され
る検出信号を受けて、放電灯6の状態に応じた供給電力
を制御するために設けられており、直流−直流変換回路
3に対して制御信号を送出することで、その出力電圧を
制御する。また、直流−交流変換回路4に対して制御信
号を送出して交番出力に係る極性切換について制御を行
う。尚、放電灯の点灯前に当該放電灯への供給電圧をあ
るレベルまで高めることで、放電灯の点灯を確実にする
ための出力制御を行うことも制御回路7の役目である。
また、直流−直流変換回路3に係るスイッチング制御方
式として、PWM(パルス幅変調)方式、PFM(パル
ス周波数変調)方式等が知られている。
【0020】図2は、フライバック式DC−DCコンバ
ータの基本構成例9(上記直流−直流変換回路3との関
係では、放電灯への給電系を構成する回路部分に相当す
る。)について要部を示すものであり、下記の要素を備
えている(括弧内の数字は符号を示す)。
【0021】・トランス(10) ・スイッチング素子(11) ・整流ダイオード(12) ・平滑コンデンサ(13)。
【0022】図中に示す端子、「Ti+」、「Ti-」は入
力端子であり、上記した直流入力電圧「Vin」が供給さ
れ、両端子間にはコンデンサ14が設けられている。ま
た、「To+」、「To-」は出力端子であり、電圧変換後
の正極性出力電圧(これを「Vout」と記す。)が後段
回路(直流−交流変換回路)に送出される。
【0023】トランス10の一次巻線10p(図には、
巻き始めを黒丸印で示す。)には、スイッチング素子1
1が接続されており、当該素子には制御回路7からの駆
動信号が供給される。図には、スイッチング素子11と
して、NチャンネルMOS形FET(電界効果トランジ
スタ)が用いられており、そのドレインがトランス10
の一次巻線10p(巻き終り側の端子)に接続され、F
ETのソースが入力端子「Ti-」に接続されている。
【0024】トランス10の二次側には、整流ダイオー
ド12及び平滑コンデンサ13が設けられている。つま
り、トランス10の二次巻線10sの一端(巻き終り側
の端子)が整流ダイオード12のアノードに接続され、
当該二巻線10sの他端(図に黒丸印を付して示す巻き
始め側の端子)が、端子「Ti-」と「To-」とを繋ぐラ
インに接続されている。そして、整流ダイオード12の
カソードが端子「To+」及び平滑コンデンサ13の一端
に接続されている。尚、平滑コンデンサ13は、出力端
子「To+」、「To-」の間に設けられていて、当該コン
デンサの両端電圧がVoutとして出力される。
【0025】図中の「Ip」はトランス10の1次側電
流、「Is」はトランス10の2次側電流をそれぞれ示
しており、「VG」はFETのゲート駆動用信号電圧
(制御回路7から供給される制御電圧に相当する。)を
示している。
【0026】このようなフライバック型の回路構成につ
いて、下記に示す3種の動作モードが挙げられる。
【0027】(I)電流連続モード(図3参照) (II)電流境界モード(図4参照) (III)電流不連続モード(図5参照)。
【0028】尚、図3乃至図5には、上から、VG、I
p、Isの順にそれぞれの波形を概略的に示している。
【0029】先ず、(I)電流連続モードでは、トラン
ス10に蓄えられたエネルギーを当該トランスの2次側
へ完全に放出する前にスイッチング素子11がオン状態
となるように制御される。つまり、図3に示すように、
VGの立ち上がり開始時点でIp、Isがともにゼロアン
ペアでない。
【0030】また、(II)電流境界モードでは、トラ
ンス10に蓄えられたエネルギーを当該トランスの2次
側へ完全に放出した時点でスイッチング素子11がオン
状態となるように制御される。つまり、図4に示すよう
に、トランス10の2次側電流Isがゼロアンペアにな
る時にスイッチング素子11がオンし、VGの立ち上が
り開始時点でIp、Isがともにゼロアンペアである。
【0031】(III)電流不連続モードでは、トラン
ス10に蓄えられたエネルギーを当該トランスの2次側
へ完全に放出し切った時点から、ある不連続期間の後
に、スイッチング素子11がオン状態となるように制御
される。つまり、図5に示すように、トランス10の2
次側電流Isがゼロアンペアになってから、ある時間の
経過後にスイッチング素子11がオンする。)。尚、こ
こで、「不連続期間」とは、図に「TT」で示すよう
に、トランス10の2次側電流Isがゼロアンペアにな
った時点から、トランス10の1次側電流Ipが立ち上
がり始めるまでの期間である。
【0032】トランス10の2次側に設けられた整流ダ
イオード12の逆回復時間における電力損失に着目した
場合に、電流連続モードでは、当該ダイオードに電流が
流れている間にスイッチング素子11がオン状態とな
り、ダイオード12が逆バイアス状態となるので、逆回
復時間において電力損失が生じる。これに対して、電流
境界モードや電流不連続モードでは、整流ダイオード1
2の電流がゼロアンペアになってからスイッチング素子
11がオン状態となるので、逆回復時間での電力損失が
発生しない。尚、ダイオードの逆回復時間における損失
の総量は、スイッチング周波数(スイッチング素子11
の制御信号の周波数に相当する。)に比例するため、電
流連続モードにおいては、当該周波数が高くなる程、電
力損失が多くなってしまう。
【0033】また、DC−DCコンバータ全体としての
効率について各モードを比較すると、スイッチング周波
数が低い場合には、電流連続モードにおいて電気効率が
良く、数百キロヘルツ以上の高周波スイッチングの場合
には、電流境界モードにおいて最も電気効率が良いこと
が判明している。尚、電流不連続モードでは、スイッチ
ング素子11のターンオフ損失が大きくなる上に、上記
不連続期間での共振動作の影響によって、電流境界モー
ドよりも電気効率が低い。
【0034】従って、数百キロヘルツ以上の高いスイッ
チング周波数をもってフライバック型のDC−DCコン
バータを駆動する場合には、電流境界モードで動作させ
るのが最も電気効率が良いことになるが、そのためには
スイッチング周波数制御回路が必要となる。
【0035】図6は、本発明に係る直流電圧変換回路の
構成例15を示したものであり、直流−直流変換部及び
制御部の要部について概要を示している。尚、本例で
は、PWM制御方式(制御パルスのデューディーサイク
ルを変化させる方式)を採用しているが、これに限ら
ず、PFM制御方式(制御パルスの周波数を変化させる
方式)の採用も可能である。また、トランス10につい
ては、その一次巻線10pと二次巻線10sの一端同士
(10pの巻き終わり側端子と10sの巻き始め側端
子)が接続されてNチャンネルFETのドレインに接続
されている点において、図2に示した構成と異なるが本
質的な相違はない。図中に示す「VDS」はスイッチング
素子11であるFETのドレイン−ソース間電圧、「V
GS」は当該FETのゲート−ソース間電圧をそれぞれ示
し、「Vs」はトランス10の2次側電圧を示す。
【0036】制御手段16は、トランス10においてス
イッチング素子11のオン期間に蓄えられたエネルギー
を当該スイッチング素子のオフ期間において二次巻線1
0sから全て出力し終えた時点で再び当該スイッチング
素子がオン状態となるように制御する、即ち、上記電流
境界モードでの制御を実現するために設けられており、
下記に示す構成要素を備えている(括弧内の数字は符号
を示す)。
【0037】・出力検出部(17) ・演算制御部(18) ・タイミング検出部(19) ・ランプ波発生部(20)。
【0038】出力検出部17は、トランス10の出力電
圧又は出力電流を検出するために設けられる。本例で
は、トランス10の出力電圧を検出する電圧検出部とさ
れ、トランス10の二次巻線10sから整流平滑回路
(ダイオード12、コンデンサ13)を経て出力される
電圧「Vout」を検出するものであり、例えば、分圧抵
抗等を用いて検出される検出電圧を後段のエラーアンプ
21の負入力端子(反転入力端子)に送出する。
【0039】エラーアンプ21は、後段のPWMコンパ
レータ22とともに演算制御部18を構成するものであ
り、放電灯(負荷)の電力制御用に設けられている。エ
ラーアンプ21の正入力端子には、所定の基準電圧「V
REF」(図には電圧源の記号で示す。)が供給される。
つまり、出力検出部17からの検出電圧とVREFとの差
を求めて、エラー信号(制御電圧)をPWMコンパレー
タ22(比較部)の正入力端子に供給する。
【0040】PWMコンパレータ22の負入力端子に
は、後述するランプ(ramp)波発生部20からのランプ
波(あるいは鋸歯状波)が供給されるようになってお
り、当該ランプ波の信号と、上記エラーアンプ21から
のエラー信号とのレベル比較に基く矩形波状パルス信号
(PWMパルス)が出力されてバッファ23を介して上
記スイッチング素子11の制御端子(FETではゲー
ト)に送出される。尚、当該パルス信号は、後述するラ
ンプ波発生部20(の周波数制御回路)にも送られる。
【0041】このように、エラーアンプ21等を含む演
算制御部18については、出力検出部17からの検出信
号及びランプ波発生部20からのランプ波を受けてスイ
ッチング素子11への制御信号を送出するために設けら
れている。
【0042】タイミング検出部19は、トランス10の
2次側電流Isについて0Aになるタイミングを検出す
るものである。つまり、電流境界モードでは、トランス
10に蓄えられたエネルギーを2次側へ完全に放出した
時点でスイッチング素子11がオン状態となるように制
御する必要があるため、2次側電流Isに係る吐き出し
終了の時点を検出する。本例では、スイッチング素子1
1としてFETを用いているので、そのドレイン−ソー
ス間電圧VDSの波形に基いて2次側電流に係る吐き出し
終了のタイミング(Isがゼロになる時点)を検出して
いる。尚、上記Vsに基いて当該タイミングの検出を行
うことも可能ではあるが、Vsのレベルについては、G
ND(グランド)電位に対して、正及び負の電圧が発生
するために、後段の制御部への信号入力に関して、正電
圧及び負電圧のリミッタが必要になる分、構成がやや複
雑になる。これに対して、VDSを検出する回路形態で
は、VDSのレベルがGND電位に対して常に正の電圧で
あるため、正方向の電圧に対するリミッタのみで対処す
ることができるので構成を簡単化できる。
【0043】ランプ波発生部(本例では、PWMランプ
波発生部)20は、タイミング検出部19からの信号を
受けてランプ波を発生させるとともに、トランス10の
2次側電流がゼロになった時点から当該トランスの1次
側電流が流れ始めるまでの時間(上記不連続期間の長さ
に相当する。)に応じて当該ランプ波の周波数を変化さ
せる(つまり、上記不連続期間の長さが短くなるように
ランプ波の周波数を制御することでスイッチング周波数
を変化させる。)。本例では、周波数制御回路24とラ
ンプ波発生回路25とにより構成されている。
【0044】周波数制御回路24は、タイミング検出部
19からの信号及びPWMコンパレータ22からの制御
信号(PWMパルス)に基いて、ランプ波の周波数を制
御するための信号を生成して後段のランプ波発生回路2
5に送出する。
【0045】ランプ波発生回路25は、周波数制御回路
24からの制御信号に応じて周波数が可変制御されるラ
ンプ波を発生して、これをPWMコンパレータ22(の
負入力端子)に送出するものである。
【0046】本回路において、電力制御用のフィードバ
ックループが形成されており、上記出力電圧Voutに係
る検出信号のレベルと、エラーアンプ21の基準電圧V
REFとの誤差を示すエラー信号を、ランプ波とレベル比
較することで、デューティー制御を行い(PWMパルス
のデューティーサイクルが変化する)、PWMコンパレ
ータ22の出力信号(PWMパルス)を、バッファ23
を介してスイッチング素子11に送出することで当該素
子を駆動している。
【0047】そして、タイミング検出部19による検出
信号とPWMパルスに基いてランプ波の周波数を制御す
ることによって電流境界モードに従うスイッチング動作
を行っている。
【0048】図7は、動作説明のための波形図であり、
図中に示す各記号の意味は以下の通りである。
【0049】「Vramp」=ランプ波発生回路25による
生成されるランプ波を示す信号レベル 「Verr」 =エラーアンプ21の出力信号レベル 「Spwm」 =PWMコンパレータ22の出力信号(PW
Mパルス) 「STT」 =不連続期間においてH(ハイ)レベルを示
す信号であり、電流境界モード(不連続期間がゼロ)に
対する時間的なエラー量を示す。
【0050】尚、「VGS」、「VDS」、「Ip」、「I
s」については、既述の通りである。
【0051】また、t1乃至t4に示す各時刻の意味
は、下記の通りである。
【0052】「t1」=Spwmの立ち上がり時点であ
り、VrampがVerrよりも下がった時点 「t2」=Spwmの立ち下り時点であり、VrampがVerr
に一致する時点 「t3」=2次側電流Isがゼロになった時点 「t4」=t3以後において、初めてSpwmが立ち上が
った時点。
【0053】尚、t3〜t4に示すエラー期間「Te」
が上記不連続期間に相当する。
【0054】図では、説明の便宜上Verrを一定として
おり、ランプ波のレベルVrampについては、時刻t1か
ら一定の傾斜をもって次第に増加していき、これがVer
rに一致する時刻t2においてSpwm、VGSが立ち下が
る。
【0055】t1からt2までの期間中、1次側電流I
pが次第に増加していくが、t2の時点において当該電
流がゼロになる。
【0056】2次側電流Isについては、t2の時点で
立ち上がって、ある値を示した後、時間経過とともに減
少してき、t3の時点でゼロになる。
【0057】VDSについては、t2の時点で立ち上がっ
た後、t3の時点で立ち下がるが、直ぐにはゼロになら
ず、減衰振動を経て収束する。VDSに係るt3での立ち
下りエッジを検出することにより、エラー期間Teの始
まりを規定することができる。そして、Vrampが急激に
下がってVerrを下回る時点t4で、Spwmが立ち上がる
ので、このエッジを検出すれば、エラー期間Teの終り
を規定することができる。
【0058】このように、本例では、エラー期間Teの
長さがゼロでないため、電流不連続モードとされるが、
エラー期間の長さがゼロに近づくように、PWMランプ
波の周波数を変化させれば、最終的には当該期間がゼロ
の状態、つまり、電流境界モードでのスイッチング動作
を行うことができ、そのための制御を行っているのが、
上記周波数制御回路24である。
【0059】本発明では、下記の(1)乃至(4)に示
す方法に従って、電流境界モードでの駆動制御を行って
いる。
【0060】(1)最初は電流不連続モードでスイッチ
ング動作が行われるように、PWMパルスの周波数を予
め低い値に初期設定しておく (2)不連続期間について測定する(つまり、上記エラ
ー期間Teの長さを測る) (3)不連続期間の長さが減少する方向に、ランプ波の
周波数を徐々に変化させる(周波数を上げる)ことで、
電流境界モード(エラー期間Teの長さがゼロ)へと近
づける (4)(2)及び(3)の制御により、電流境界モード
で動作を安定させる。
【0061】尚、(3)では、(2)において計測した
不連続期間の長さに基いて、いきなりランプ波の周波数
を変化させるのではなく、不連続期間の長さが次第に短
くなるように周波数を徐々に高めることで、目的とする
電流境界モードへと漸近させる制御を行い、最終的に当
該モードでの安定動作を保証している。
【0062】次に、ランプ波発生部20を中心とする回
路構成例について説明する。
【0063】図8はランプ波発生回路25の構成例とし
て、複数の電流源、コンデンサ、コンパレータを用いた
構成を示したものである。
【0064】「I1」や「I2」をそれぞれ付して示す
電流源は、コンデンサ26に対する充電電流の供給源で
あるが、電流源I1については定電流源とされ、電流源
I2については周波数制御回路24からの信号によって
制御される可変電流源とされる。つまり、コンデンサ2
6に接続される電流源としては、I1、I2の2つが並
列に設けられており、それらの電流源に対して直列に設
けられたコンデンサ26には、I1とI2の各電流値の
和に等しい合計電流「I」が当該コンデンサへの充電経
路を介して供給されるようになっている。
【0065】ヒステリシスコンパレータ27は、演算増
幅器28を用いて構成されており、その反転入力端子が
コンデンサ26と電流源I1、I2の接続点(図には、
「P」点で示す。)に接続されるとともに、演算増幅器
28の非反転入力端子には、定電圧源の記号で示す基準
電圧「E」が抵抗29を介して供給される。尚、非反転
入力端子は抵抗30を介して接地されるとともに、抵抗
31を介して演算増幅器28の出力端子に接続されてい
る。
【0066】PNPトランジスタ32は、高速動作のた
めにエミッタフォロワを形成している。当該トランジス
タ32がオン状態のときに、上記コンデンサ26の放電
経路を形成するものであり、当該トランジスタのエミッ
タが抵抗33を介して上記接続点Pに接続されている。
また、トランジスタ32のベースがダイオード34のア
ノードに接続され、当該ダイオードのカソードが演算増
幅器28の出力端子に接続されているので、接続点Pの
電位がヒステリシスコンパレータ27において規定され
る閾値を越えた場合に演算増幅器28の出力信号によっ
てトランジスタ32がオン状態となり、コンデンサ26
が放電される。尚、ダイオード34は、PNPトランジ
スタ32のベース−エミッタ間にかかる逆電圧について
保護用に設けられている。
【0067】図示のように、接続点Pから得られるコン
デンサ26の端子電圧が上記Vrampに相当し、ランプ波
としてPWMコンパレータ22に送られる。
【0068】図9は、上記ランプ波発生回路25の動作
について説明するための波形図である。本図において、
上方に示す図が、電流源I2による電流値が小さい場合
のVramp波形を示し、下方に示す図が、電流源I2によ
る電流値が大きい場合のVramp波形を示している。尚、
図中に示す「VTH」、「VTL」は、上記ヒステリシスコ
ンパレータ27により決定される閾値(一定の比較基準
値)を示しており、「VTH」が上限閾値を示し、「VT
L」が下限閾値を示す。
【0069】先ず、電流源I2による電流値が小さい場
合には、I2とI1との合計電流Iにより決定されるコ
ンデンサ26への充電電流が比較的小さいので、ランプ
波の傾斜が小さい。そして、VrampがVTHに達した時点
で演算増幅器28の出力信号がL(ロー)レベルとなる
ため、トランジスタ32がオン状態となってコンデンサ
26が放電する。これによりVrampが急激に下がって、
VTLに達すると、今度は演算増幅器28の出力信号がH
(ハイ)レベルとなるため、トランジスタ32がオフ状
態となり、I2及びI1によりコンデンサ26への充電
が行われてVrampが再び上昇するといった、サイクルが
周期的に繰り返される。
【0070】この場合には、ランプ波の傾きが緩やかで
あるため、下図との比較では、その周波数が低いことが
分かる。
【0071】また、電流源I2による電流値が大きい場
合には、合計電流Iにより決定されるコンデンサ26へ
の充電電流が比較的大きいので、ランプ波の傾斜が急峻
になる。そして、VrampがVTHに達した時点で上記演算
増幅器28の出力信号がL(ロー)レベルとなるため、
トランジスタ32がオン状態となってコンデンサ26が
放電する。これによりVrampが急激に下がって、VTLに
達すると、今度は演算増幅器28の出力信号がH(ハ
イ)レベルとなるため、トランジスタ32がオフ状態と
なり、I2及びI1によりコンデンサ26への充電が行
われてVrampが再び上昇するといった、サイクルが周期
的に繰り返される。
【0072】この場合には、ランプ波の傾きが大きいた
め、上図との比較では、その周波数が高いことが分か
る。
【0073】このように、I2の電流値を変化させるこ
とによってランプ波の傾斜を変化させ、その周波数を変
えることができる。
【0074】尚、本例では、電流源I1の電流値を一定
とし、電流源I2の電流値を変化させる構成形態とした
が、I2だけを設けてその電流値を周波数制御回路24
からの信号によって変化させる構成でも構わない。
【0075】図10はランプ波発生回路25について具
体例を示したものである。
【0076】電流源I1については、PNPトランジス
タ35、36によるカレントミラー回路が用いられ、各
トランジスタのエミッタがそれぞれの抵抗を介して電源
端子37に接続されている。そして、各トランジスタの
ベース同士が接続されて、トランジスタ35のコレクタ
に接続されるとともに、抵抗38及び可変抵抗39(電
流値設定用)を介して接地されている。また、トランジ
スタ36のコレクタがコンデンサ26に接続されるとと
もに、ヒステリシスコンパレータ27を構成する演算増
幅器28の反転入力端子に接続されている。
【0077】可変電流源I2については、PNPトラン
ジスタ40、41によるカレントミラー回路が用いら
れ、各トランジスタのエミッタがそれぞれの抵抗を介し
て電源端子37に接続されている。そして、各トランジ
スタのベース同士が接続されて、トランジスタ40のコ
レクタに接続されている。尚、トランジスタ40のコレ
クタは、抵抗42を介して後述のエラーアンプ(を構成
する演算増幅器)の出力端子に接続される。また、トラ
ンジスタ41のコレクタが、順方向のダイオード43を
介して接続点Pに接続されている。
【0078】演算増幅器28に対するトランジスタ32
やダイオード34の接続関係については、図8の場合と
同じであり、また、当該演算増幅器28の非反転入力端
子に供給される基準電圧については、分圧抵抗29、3
0から得ている。そして、演算増幅器28の出力段に
は、PNPトランジスタ44、45からなるカレントミ
ラー回路が設けられており、トランジスタ44のコレク
タが演算増幅器28の出力端子及びダイオード34のカ
ソードに接続されている。
【0079】図11は、周波数制御回路24の構成例を
示すものであり、上記ランプ波発生回路25との関連を
示すために当該回路の一部(電流源I1、I2、コンデ
ンサ26等)を併せて図示している。
【0080】図中に示す検出信号「S19」は、タイミ
ング検出部19によって得られる信号である。つまり、
タイミング検出部19では、上記スイッチング素子11
に係る電圧(非制御端子間にかかる電圧であり、FET
では上記VDS)を検出し、当該電圧波形からトランスの
2次側電流がゼロになった時点を検出する。本例におい
てS19は、2次側電流Isがゼロになるタイミングを
もってHレベルを示す。当該信号については、VDSの立
ち下りエッジを検出することによって得ることができ、
Dフリップフロップ46のクロック信号入力端子(CL
K)に供給される。
【0081】Dフリップフロップ46においては、その
D端子及びプリセット端子(図には、「PR」の上にバ
ー記号を付して示す。)に所定電圧が供給され、また、
リセット端子(図には、「R」の上にバー記号を付して
示す。)には、PWMパルス波を示すSpwmの否定信号
(図には、「Spwm」の上にバー記号を付して示す。)
が供給される。つまり、SpwmがHレベルに立ち上がっ
た時にDフリップフロップ46がリセットされる。
【0082】「I3」、「I4」を付して示す電流源
は、いずれも定電流源であり、電流源I4がスイッチ素
子47(図には、単にスイッチの記号で示す。)を介し
て電流源I3に接続されている。尚、電流源I4の方が
電流源I3よりも電流値が大きくされている(各電流源
の電流値をI3、I4とするとき、「I3<I4」の設
定である。)。
【0083】スイッチ素子47には、例えば、トランジ
スタが用いられ、Dフリップフロップ46のQバー出力
(図には、「Q」の上にバー記号を付して示す)を受け
て、そのオン/オフ状態が規定される。つまり、Qバー
出力がHレベル(あるいはQ出力がLレベル)のとき
に、スイッチ素子47がオン状態となる。
【0084】コンデンサ48は、その一端が電流源I3
とスイッチ素子47との間に接続されるとともに、他端
が接地されている。当該コンデンサ48は、上記不連続
期間の長さに相当する時間的なエラー量(電流境界モー
ドでの動作時をゼロ基準とする量であり、上記エラー期
間の長さに相当する。)を電圧に換算するために設けら
れている。つまり、コンデンサ48に対して電流源I3
が充電用、電流源I4が放電用とされており、スイッチ
素子47がオフ状態のとき(エラー期間)にはコンデン
サ48の端子電圧が上昇するが、スイッチ素子47がオ
ン状態のときには、当該コンデンサ48の端子電圧が下
がる。
【0085】コンデンサ48の端子電圧は電圧バッファ
49に送られる。当該バッファの出力端子は抵抗50の
一端に接続され、当該抵抗の他端がコンデンサ51を介
して接地されるとともに、エラーアンプ52の負入力端
子に供給される。当該エラーアンプの正入力端子には、
電圧源の記号で示す所定の基準電圧「Vref」が供給さ
れ、コンデンサ51の端子電圧とVrefとの差(誤差)
が出力端子から電流源I2に対して送出される。つま
り、誤差が大きい程、電流源I2の電流値が増加する結
果、PWMランプ波の周波数が上昇することになる。
【0086】尚、図には、ランプ波発生回路25の構成
部分として、I1、I2、コンデンサ26、制御部(ヒ
ステリシスコンパレータ27を含む部分)25aを示し
ている。
【0087】図12は、上記周波数制御回路24の動作
について説明するための波形図であり、VDS、STT、V
ramp、Vc48、Vc51を示している。尚、Vc48はコンデ
ンサ48の端子電圧を示し、Vc51はコンデンサ51の
端子電圧を示しており、それらに対して図中に破線でそ
れぞれ示すレベル「V48」、「V51」は、電流境界モー
ドでの動作時における電圧を示している。また、「ST
T」は、Dフリップフロップ46のQ出力信号に相当す
る。
【0088】前記の手順(1)に示したように、最初の
状態(放電灯の点灯初期を除く定常時における初期状
態)では、電流不連続モードで動作するように、PWM
パルスの周波数が予め低めに設定される。つまり、ラン
プ波発生回路25における電流源I1、I2による合計
電流I(=I1+I2)の値によってランプ波の周波数
が規定され、可変電流源I2がエラーアンプ52の出力
によって制御されるので、コンデンサ26への供給電流
Iが最低値を示す時に、電流不連続モードでの動作が行
われるように、I2の最低電流値とI1の電流値をそれ
ぞれ設定すれば良い。
【0089】信号STTについては、トランス10の2次
側電流Isがゼロになる時点に相当する、VDSの立ち下
り時点に同期して立ち上がる信号であり、当該信号を受
けてDフリップフロップ46のQ出力信号がHレベルと
なる。その後、PWMパルスSpwmが立ち上がった時点
(ランプ波の立ち下り時点)でDフリップフロップ46
にリセットがかかって、Q出力信号がLレベルとなる。
即ち、この間の期間が上記エラー期間(Te)に相当し
ており、その長さが時間的なエラー量を示す。
【0090】スイッチ素子47は、Dフリップフロップ
46のQバー出力信号を受けてオン/オフされるので、
エラー期間中は当該スイッチ素子がオフ状態であり、コ
ンデンサ48への充電が行われて、その電圧Vc48が上
昇していく。また、エラー期間以外ではスイッチ素子4
7がオン状態となり、コンデンサ48の放電が行われて
(I3<I4である。)、その電圧Vc48が徐々に下が
っていく。このような動作を繰り返すうちに、Vc51の
レベルが次第に下がっていく。つまり、コンデンサ48
において電圧に換算された時間的なエラー量が、電圧バ
ッファ49を経て、積分回路を構成する抵抗50及びコ
ンデンサ51に送られ、Vc51とVrefとの差に応じて可
変電流源I2の電流値が制御される結果、PWMランプ
波の周波数が変化する。Vc51のレベルが高く、Vrefと
の差が大きい程、I2の電流値が増加するのでランプ波
の周波数が上昇し、その結果、STTに示すエラー期間の
長さが次第に短くなっていく。そして、最終的にはVc5
1が電流境界モード動作時の電圧レベルV51に到達して
当該モードでの安定動作へと移行する。
【0091】このように、不連続期間の長さに相当する
時間的なエラー量について、Isが0Aになった時点か
らIpが立ち上がり始める時点までの期間長を計測し
て、これに応じてランプ波発生回路25のコンデンサ2
6に対する供給電流I(本例では、そのうちのI2)を
変化させ、PWMランプ波及び当該ランプ波とエラーア
ンプ出力から生成されるPWMパルスの周波数を制御す
ることにより、電流境界モードでのスイッチング動作を
実現することができる。尚、Vc51のレベルに応じてP
WMランプ波の周波数を1回で決定する必要はないた
め、複数回のエラー演算の結果に応じて当該周波数を徐
々に上げていって電流境界モードでの周波数に近づけ
て、最終的には当該モードとなる周波数にロックさせれ
ば良い(動作開始の初期には電流不連続モードとされる
が、電流境界モードへと漸近させて当該モードに移行さ
せるべくスイッチング周波数が変化する。)。
【0092】周波数制御回路24は、タイミング検出部
19からの検出信号S19とスイッチング素子への制御
信号Spwmに基いて、トランス10の2次側電流Isがゼ
ロになった時点から当該トランスの1次側電流が流れ始
めるまでの期間(不連続期間)を検出するとともに、当
該期間の長さが長いほど、ランプ波の傾斜が大きくなる
ように変化させることで当該ランプ波の周波数制御を行
っている。
【0093】尚、このような電流境界モードへの移行制
御及び当該モードでの駆動制御に関しては、放電灯点灯
回路への適用において、放電灯の安定点灯状態で行うこ
とが好ましい。つまり、「安定点灯状態」とは、放電灯
を点灯直後のように不安定な状態や定常点灯に至るまで
の過渡状態を除く趣旨であり、放電灯の点灯状態が不安
定となってしまう結果、立ち消え等が発生するような状
況下で上記の制御を推奨するものではない。
【0094】図13は周波数制御回路24についての具
体的な構成例を示したものである。
【0095】エミッタフォロワ(コレクタ接地)のPN
Pトランジスタ53のベースには、上記スイッチング素
子11であるFETのVDSが抵抗54及びダイオード5
5を介して供給され、また、トランジスタ53のエミッ
タには抵抗56を介して所定の電源電圧が供給されると
ともに、エミッタ出力がシュミット・トリガ型のNOT
ゲート57を介してDフリップフロップ46のクロック
信号入力端子CLKに供給される。つまり、VDSがLレ
ベルとなったときに、トランジスタ53がオン状態とな
って、Dフリップフロップ46の入力端子CLKにHレ
ベル信号が供給される。尚、高速なスイッチング素子を
用いてDC−DCコンバータを駆動させるために、エミ
ッタフォロワのトランジスタ53によるリミッタを形成
している。
【0096】PWMパルスSpwmについては、エミッタ
フォロワのPNPトランジスタ58を設けて、そのエミ
ッタ出力を、シュミット・トリガ型のNOTゲート59
を介してDフリップフロップ46のリセット端子に供給
している。
【0097】電流源I3については、PNPトランジス
タ60、61を用いたカレントミラー回路により構成さ
れ、各トランジスタのエミッタがそれぞれの抵抗を介し
て電源端子に接続されている。そして、両トランジスタ
のベース同士が接続されてトランジスタ60のコレクタ
に接続されるとともに、抵抗62を介して接地されてお
り、トランジスタ61のコレクタに上記コンデンサ48
が接続されている。
【0098】また、電流源I4については、NPNトラ
ンジスタ63、64を用いたカレントミラー回路により
構成されており、各トランジスタのエミッタにはそれぞ
れに接続された抵抗を介して所定電圧Vref(図には定
電圧源の記号で示す。)が供給される。そして、両トラ
ンジスタのベース同士が接続されてトランジスタ64の
コレクタに接続されて、当該コレクタが抵抗65を介し
て電源端子に接続されており、また、トランジスタ63
のコレクタが、コンデンサ48とトランジスタ61との
接続点に接続されている。
【0099】上記スイッチ素子47に相当するものとし
て、PNPトランジスタ66が設けられている。つま
り、当該トランジスタのベースが抵抗67を介してDフ
リップフロップ46のQバー出力端子に接続されるとと
もに、そのエミッタが、トランジスタ63、64のベー
スに接続されており、トランジスタ66のコレクタに
は、定電圧源の記号で示す所定電圧Vrefが供給され
る。
【0100】電圧バッファ49は、演算増幅器68を用
いたボルテージフォロアの構成とされ、その出力段に
は、抵抗50及びコンデンサ51からなる積分回路が設
けられている。そして、コンデンサ51の端子電圧は、
エラーアンプ52を構成する演算増幅器69の反転入力
端子に、抵抗を介して送られる。
【0101】可変電流源I2については、前記したよう
にPNPトランジスタ40、41を用いたカレントミラ
ー回路により構成されており、演算増幅器69の出力端
子が、抵抗42を介してトランジスタ40のコレクタ及
びトランジスタ40、41のベースに接続されている。
そして、トランジスタ41のコレクタが順方向のダイオ
ード43を介してコンデンサ26に接続されている。
【0102】尚、演算増幅器69の非反転入力端子につ
いては、当該端子に供給される基準電圧Vrefに関し
て、それぞれに対をなすPNPトランジスタ70、71
やNPNトランジスタ72、73を含むカレントミラー
回路及び必要な受動素子が用いられている。
【0103】上記したように、電流不連続モードに初期
設定された状態から駆動制御を開始して、上記トランス
10の2次側電流Isがゼロになった時点から当該トラ
ンスの1次側電流Ipが流れ始めるまでの時間を検出
し、当該時間が短くなるように制御手段によってスイッ
チング周波数を変化させることで、次第に電流境界モー
ドへと近づけていき、最終的に当該モードでの安定した
駆動制御を行うことができる。
【0104】また、電流境界モードでの動作によって、
整流ダイオード自体の逆回復時間の影響が直流−直流変
換回路全体の特性(電気効率)に現れることがないの
で、高速の整流ダイオードを使用する必要がなくなり、
低コスト化を図ることができる。
【0105】例えば、上記の構成を自動車用灯具の放電
灯点灯回路に適用することにより、装置の小型化に寄与
することができる。即ち、車両用途では設置スペース等
が限られるため、小型化の要求が厳しく、そのために
は、点灯回路を構成する直流−直流変換回路の高周波
化、高効率化が必須事項であるが、上記に説明した制御
方式を用いることによって対処することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、請求項1に係る発明によれば、トランスの2次側電
流がゼロになった時点から当該トランスの1次側電流が
流れ始めるまでの時間をゼロに近づけるようにスイッチ
ング周波数を制御しているので、電流境界モードでの駆
動制御を実現することができ、スイッチング周波数の高
周波化に対処するとともに電気効率を高くすることがで
きる。しかも、そのために高速なスイッチ素子等を用い
る必要がないので、著しいコスト上昇を伴うことがな
い。
【0107】請求項2に係る発明によれば、トランスの
2次側電流がゼロになる時点を検出するとともに、ラン
プ波の周波数を制御してこれを演算制御部に送出するこ
とにより、スイッチング素子への制御信号を得ることが
できるので、回路構成や制御方式等の大幅な変更を余儀
なくされることがない。
【0108】請求項3に係る発明によれば、タイミング
検出部の回路構成を簡単化することができる。
【0109】請求項4に係る発明によれば、トランスの
2次側電流がゼロになった時点から当該トランスの1次
側電流が流れ始めるまでの期間の長さに応じてランプ波
の周波数を制御することができるので、電流境界モード
への移行を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放電灯点灯回路の構成例を示す回路ブロック図
である。
【図2】直流−直流変換回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図3】電流連続モードについての説明図である。
【図4】電流境界モードについての説明図である。
【図5】電流不連続モードについての説明図である。
【図6】本発明に係る直流電圧変換回路の構成例を示す
図である。
【図7】図6の回路動作を説明するための波形図であ
る。
【図8】ランプ波発生回路の構成例を示す図である。
【図9】図8の回路動作を説明するための波形図であ
る。
【図10】ランプ波発生回路について構成例を示す回路
図である。
【図11】周波数制御回路の構成例を示す図である。
【図12】図11の回路動作を説明するための波形図で
ある。
【図13】周波数制御回路について構成例を示す回路図
である。
【符号の説明】
10…トランス、10p…一次巻線、10s…二次巻
線、11…スイッチング素子、15…直流電圧変換回
路、16…制御手段、17…出力検出部、18…演算制
御部、19…タイミング検出部、20…ランプ波発生
部、24…周波数制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA14 AS01 AS11 BB43 BB57 DD04 EE02 EE07 FD01 FD24 FD26 FD31 FD61 FG07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランス及びその一次側に設けられたス
    イッチング素子を含むフライバック型の回路構成を有
    し、当該スイッチング素子がオン状態である間にトラン
    スがエネルギーを蓄え、当該スイッチング素子がオフ状
    態の間に当該エネルギーを二次巻線から出力するととも
    に、当該エネルギーを二次巻線から全て出力し終わった
    時点でスイッチング素子がオン状態となるように制御す
    るための制御手段を備えた直流電圧変換回路であって、 上記トランスの2次側電流がゼロになった時点から当該
    トランスの1次側電流が流れ始めるまでの時間を検出す
    るとともに、当該時間が短くなるように上記制御手段に
    よってスイッチング周波数を変化させることを特徴とす
    る直流電圧変換回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の直流電圧変換回路にお
    いて、 上記トランスの出力電圧又は電流を検出する出力検出部
    と、 上記トランスの2次側電流がゼロになる時点を検出する
    タイミング検出部と、 上記タイミング検出部からの検出信号及び上記スイッチ
    ング素子への制御信号に応じて周波数が可変制御される
    ランプ波を発生させるランプ波発生部と、 上記出力検出部からの検出信号及び上記ランプ波発生部
    からのランプ波を受けて上記スイッチング素子への制御
    信号を送出する演算制御部を備えていることを特徴とす
    る直流電圧変換回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の直流電圧変換回路にお
    いて、 上記スイッチング素子にかかる電圧を検出し、当該電圧
    波形からトランスの2次側電流がゼロになった時点をタ
    イミング検出部が検出することを特徴とする直流電圧変
    換回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の直流電圧
    変換回路において、 上記タイミング検出部からの検出信号と、上記スイッチ
    ング素子への制御信号に基いて、上記トランスの2次側
    電流がゼロになった時点から当該トランスの1次側電流
    が流れ始めるまでの期間を検出して、当該期間の長さが
    長いほど、ランプ波の傾斜が大きくなるように変化させ
    ることで当該ランプ波の周波数を制御する周波数制御回
    路を設けたことを特徴とする直流電圧変換回路。
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