JP2003255428A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003255428A
JP2003255428A JP2002053260A JP2002053260A JP2003255428A JP 2003255428 A JP2003255428 A JP 2003255428A JP 2002053260 A JP2002053260 A JP 2002053260A JP 2002053260 A JP2002053260 A JP 2002053260A JP 2003255428 A JP2003255428 A JP 2003255428A
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Japan
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shooting
shutter speed
value
shutter
predetermined
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Application number
JP2002053260A
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English (en)
Inventor
Kazuto Washio
和人 鷲尾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影条件の設定の傾向を学習し、その傾向に
沿った撮影条件の設定が可能となるカメラを得る。 【解決手段】 シャッタボタンが半押しされると、測光
及び測距を行ってAF制御及び絞り制御を行う(ステッ
プ100〜104)。シャッタボタン12が全押しされ
ると、撮像処理を行い、レリーズ回数Cがカウントアッ
プされると共に、設定されたシャッタスピードSに応じ
たレリーズ回数Csがカウントアップされる(ステップ
106〜112)。レリーズ回数Cが所定閾値以上にな
った場合は、予め定めた複数のエリアのシャッタスピー
ドの全レリーズ回数を各々カウントし、所定回数以上の
エリアが存在する場合には、そのエリアの重心値を新た
なシャッタースピードとして、このシャッタースピード
とこれに対応する絞り値との組み合わせをルックアップ
テーブルに追加する(ステップ114〜122)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに係り、特
に、撮影者の好みに応じたシャッタースピードや絞り値
等を設定可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影条件としてのシャッタ速度や絞り値
を選択できるプログラムAE(自動露出)モードを備え
たカメラが従来より知られているが、撮影条件や撮影者
の好みに応じたシャッタ速度と絞り値の組み合わせを実
現するために、シャッタースピード、絞り値、及び露出
値であるEV値との対応関係を表すプログラム線をシフ
トする、すなわち、同じ露出でシャッタースピード及び
絞り値の組み合わせを変更するプログラムシフト機能を
備えたものがある。
【0003】特開平6−130450号公報では、撮影
者がプログラムAEモードを選択し、かつプログラムシ
フト操作をして撮影をすると、そのプログラムシフト傾
向をカメラ自体が学習して、そのシフトに応じた学習プ
ログラムデータをメモリすると共に、そのメモリ内容を
簡単にクリアできる学習機能を備えたカメラが提案され
ている。この発明によれば、メインスイッチをオンした
ときなど、撮影開始の度にその都度プログラムをシフト
仕直す必要がなく、また、プログラムシフトしていると
きに、メインスイッチをオフしなくてもプログラムシフ
トをクリアすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では、プログラムシフトの傾向は学習できるもの
の、予め定めた組み合わせのシャッタースピード及び絞
り値以外のシャッタースピード及び絞り値を設定するこ
とはできないため、撮影者の希望に沿った条件で撮影す
ることができない場合がある、という問題があった。
【0005】本発明は、上記事実を考慮して、撮影条件
の設定の傾向を学習し、その傾向に沿った撮影条件の設
定が可能となるカメラを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、予め定めた複数の少なくとも
明るさに関連する撮影条件で撮影可能なカメラにおい
て、前記複数の撮影条件のうち何れかの撮影条件で撮影
した時の撮影回数を前記撮影条件毎に各々カウントする
カウント手段と、前記カウント値に基づいて前記カウン
ト値の分布を求め、該求めた分布から前記撮影条件の傾
向として主要な撮影条件範囲を求める演算手段と、前記
主要な撮影条件範囲内で且つ前記予め定めた複数の撮影
条件以外の特定撮影条件を定め、該定めた特定撮影条件
を前記撮影条件として撮影可能に制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0007】カメラは、予め定めた複数の少なくとも明
るさに関連する撮影条件で撮影可能であり、撮影条件と
は、カメラに設定されるカメラ設定値であり、例えば請
求項2に記載したように、シャッタースピード及び絞り
値の少なくとも一方である。すなわち、カメラは、予め
定めた複数のシャッタースピード及び複数の絞り値の中
から被写体の明るさ等に応じて選択されたシャッタース
ピード及び絞り値で撮影できる。
【0008】カウント手段は、複数の撮影条件のうち何
れかの撮影条件で撮影した時の撮影回数を撮影条件毎、
例えばシャッタースピード毎、絞り値毎に各々カウント
する。
【0009】演算手段は、カウント値に基づいてカウン
ト値の分布を求める。そして、求めた分布から撮影条件
の傾向として主要な撮影条件範囲を求める。すなわち、
例えば、所定頻度以上で設定された撮影条件の範囲を求
め、これを主要な撮影条件範囲とする。なお、撮影条件
範囲には、少なくとも2以上の撮影条件が含まれるよう
にする。この撮影条件範囲が、撮影者が好んで使用する
撮影条件であると判断することができる。
【0010】制御手段は、主要な撮影条件範囲内で且つ
予め定めた複数の撮影条件以外の特定撮影条件を定め
る。例えば、主要な撮影条件範囲内に含まれる撮影条件
のカウント値の重心値等を求めることにより、予め定め
た複数の撮影条件以外の新たな特定撮影条件を定める。
【0011】そして、制御手段は、定めた特定撮影条件
を撮影条件として撮影可能に制御する。すなわち、予め
定めた複数の撮影条件以外の新たな撮影条件を追加す
る。これにより、撮影者が好んで使用する撮影条件範囲
内において、細かく撮影条件を設定することができ、よ
り撮影者の希望に沿う条件で撮影することが可能とな
る。
【0012】なお、請求項3に記載したように、被写体
の測光結果に基づいて定められる露出値と前記撮影条件
との予め定めた対応関係を記憶したルックアップテーブ
ルをさらに備え、前記制御手段は、前記特定撮影条件を
前記撮影条件として前記ルックアップテーブルに追加す
るように構成することにより、新たな特定撮影条件を追
加することができる。
【0013】また、前記演算手段は、前記分布から所定
頻度以下の撮影条件を求め、前記制御手段は、前記特定
撮影条件を前記撮影条件として前記ルックアップテーブ
ルに追加すると共に、前記所定頻度以下の撮影条件を前
記ルックアップテーブルから削除するようにしてもよ
い。これにより、ルックアップテーブルのメモリ容量を
予め大きめにしておく必要がなく最小限に抑えることが
でき、余計なコストを抑えることができる。
【0014】さらに、ルックアップテーブルを記録媒体
に記録する記録手段をさらに備えた構成としてもよい。
これにより、記録媒体を他のカメラに装着してルックア
ップテーブルを読み込ませることにより、他のカメラに
おいても容易かつ速やかに自分の好みの撮影条件を設定
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本実施の形態は、本発明を
デジタルカメラに適用したものである。
【0016】本発明が適用されたデジタルカメラ10
は、図1(A)及び図1(B)に示すように、本体11
が略箱型であり、正面から見て左側には、本体11の把
持を容易とするための把持部が形成されている。
【0017】本体11の正面側には、図1(A)に示す
ように、レンズ14、撮影範囲等を目視で確認するため
のファインダ15、低照度での撮影等の場合に照明光を
発するためのストロボ16が取付けられている。
【0018】レンズ14とファインダ15との間には、
測光センサ50及び測距センサ52が設けられている。
測光センサ50は、被写体の輝度を測定し、測距センサ
52は、被写体までの距離を測定する。測距センサ52
は、例えばMOS型センサを用いてTTLコントラスト
検出方式により測距することができる。また、所謂パッ
シブ型やアクティブ型の測距センサを用いてもよい。
【0019】本体11の正面から見て右側の側面には、
スマートメディアなどの情報記録媒体としてのメモリー
カード18を装填可能なスロット23が設けられてい
る。
【0020】本体11の上面には、図1(A)において
左側にモードダイヤル47、及び電源スイッチ21が設
けられ、モードダイヤル47の中央部にシャッタボタン
12が設けられている。また、本体11の正面から見て
左側の側面には、デジタルカメラ10の電源であるバッ
テリー26の収容口28が設けられている。バッテリー
26は、図示しない充電器により充電される。
【0021】本体11の正面から見て左下の底面には、
三脚にデジタルカメラ10を固定するためのねじ穴32
が設けられている。
【0022】モードダイヤル47は、デジタルカメラの
動作モードを選択するダイヤルであり、例えば、オート
撮影モード、ポートレートモード、風景モード、スポー
ツモード、プログラムAEモード、マニュアルモード、
セルフタイマーモード、再生モード、パソコンに接続し
て画像を出力するPCモード、及び各種機能の初期条件
を設定するセットアップ項目設定モード等のうちのいず
れか1つを選択するためのものである。シャッタボタン
12は、半押しでAFロック、全押しで撮像処理される
ように構成されている。
【0023】セットアップ項目設定モードでは、例え
ば、オート撮影モード等の撮影モードが設定されている
時に、スルー画像をディスプレイ46に表示させるスル
ー画像モード、すなわち、現時点の撮影画像をリアルタ
イムでディスプレイ46に表示させるモードのオンオフ
等を設定することができる。
【0024】プログラムAEモードでは、例えば図4に
示すようなシャッタースピード及び絞り値(F値)とE
V値との対応関係を表すプログラム線に従って、測光結
果から算出されたEV値に対応するシャッタースピード
及び絞り値の組み合わせが設定される。また、同じ露出
で、シャッタースピード及び絞り値の組み合わせを変更
するプログラムシフトも可能である。なお、図4では、
焦点距離が28mmの撮影レンズを用いた場合のプログ
ラム線と、焦点距離が70mmの撮影レンズを用いた場
合のプログラム線を示した。また、シャッタースピード
の数値の右上に「”」が付加されているものは単位が秒
であることを示し、「”」が付加されていないものは、
単位が逆数秒であることを示している。
【0025】図1(B)に示すように、本体11の背面
の下方側には、反射型LCD又は透過型LCDから成る
カラーのディスプレイ46が取付けられており、ディス
プレイ46の上方側には、モノクロの液晶表示パネル1
3、ストロボボタン17、十字ボタン19、及びメニュ
ー実行ボタン25等の各種選択ボタンが設けられてい
る。
【0026】ディスプレイ46は、画面サイズが例えば
640×480ピクセルの液晶表示パネルより構成され
ており、画像表示指示がある場合に、後述するメモリ4
2に保存された画像ファイルやメモリーカード18から
読み込んだ画像ファイルに基づいて画像を画面全体に表
示したり、複数の縮小画像を並べて表示(以下、サムネ
イル表示と称す。)したり、各種機能選択画面を表示す
る。液晶表示パネル13は、動作モード、画質、バッテ
リー量、ストロボの発光/非発光、撮影可能枚数等デジ
タルカメラの現在の設定を表示する。
【0027】十字ボタン19は、ディスプレイ46が各
種項目選択画面のときにディスプレイ46に表示された
ボタンを選択したり、カーソルを動かすためのボタンで
ある。また、ストロボボタン17はストロボを強制発光
するときに強制発光指示を出したり、ストロボを発光禁
止するときに発光禁止指示を出すボタンであり、メニュ
ー実行ボタン25は、各種設定を行うためのメニュー画
面の表示指示を出すボタンであると共に、ディスプレイ
46に表示されて十字ボタン19で選択された項目の実
行指示を出すボタンでもある。
【0028】また、図2にデジタルカメラ10の電気系
の構成を示す。レンズ14は、詳しくはステッピングモ
ータ等の駆動源の駆動力により焦点位置を変更可能な機
構(オートフォーカス(AF)機構)を備えたズームレ
ンズ(焦点距離可変レンズ)であり、レンズ14のAF
機構及びズーム機構は駆動回路24aによって駆動され
る。なお、駆動回路24aはストロボ16、及び後述す
る撮像素子としての撮像デバイス30の駆動等各種部品
の駆動制御も行う。また、レンズ14に代えて、AF機
構のみを備えた焦点距離固定レンズを用いてもよい。
【0029】本体11内部のレンズ14の焦点位置に相
当する位置には、エリアCCDから成り電子シャッタ機
構が設けられた撮像デバイス30が配置されており、被
写体から反射してレンズ14に入射された光が撮像デバ
イス30の受光面に結像されるようになっている。
【0030】なお、撮像デバイス30は、CCDに代え
て画像処理部を一体に形成可能なMOS型センサを用い
てもよい。これにより、CCDよりも高速にデータの読
み出しが可能になる。
【0031】撮像デバイス30は、駆動回路24aによ
って駆動され、駆動回路24aは、タイミング信号発生
回路27によって発生されたタイミング信号に同期した
タイミングで撮像デバイス30を駆動して、画像信号
(受光面上にマトリクス状に配列された多数個の光電変
換セルの各々における受光量を表す信号)を出力する。
【0032】タイミング信号発生回路27は、マイコン
により構成された制御部22により制御され、撮像デバ
イス30やA/D変換部38等を動作させるための各種
のタイミング信号(クロック信号)を発生する。
【0033】また、撮像デバイス30は、画像信号を、
図示しない増幅器を介してアナログ信号処理部36に出
力する。アナログ信号処理部36はA/D変換部38に
接続されており、撮像デバイス30から出力された信号
は、増幅器で増幅されてA/D変換部38でデジタルデ
ータに変換される。
【0034】A/D変換部38の出力端は、図示しない
相関二重サンプリング回路(CDS回路)、図示しない
内部インタフェース(I/F)回路を順に介してデジタ
ル信号処理部40に接続されている。CDS回路では、
フィードスルー信号のレベルを表すフィードスルーデー
タ及び画素信号のレベルを表す画素データを各々サンプ
リングし、各画素毎に画素データからフィードスルーデ
ータを減算する。そして、演算結果(各CCDセルでの
蓄積電荷量に正確に対応する画素データ)を、I/F回
路を介してスキャン画像ファイルとしてデジタル信号処
理部40に順次出力する。
【0035】デジタル信号処理部40は、入力されたデ
ジタル信号に所定のデジタル信号処理(例えばシェーデ
ィング補正処理等)を施して、原画像ファイルとしてデ
ータバス88を介してメモリ42に出力する。また、デ
ジタル信号処理部40は、図示しない外部機器がビデオ
出力端子に接続されている場合はビデオ信号を出力す
る。また、デジタル信号処理部40は、制御部22から
サムネイル表示指示が出されると、メモリ42に記憶さ
れた複数の画像ファイルの各々に関連して記憶されてい
る複数のサムネイル画像をディスプレイ46に表示させ
る。
【0036】メモリ42は、再生時に検索用に読み込ん
だ画像ファイルを一時的に保存したり、データバス88
を介してデジタル信号処理部40から出力された画像フ
ァイルを保存する。このとき、スマートメディアやフレ
キシブルディスクなどのメモリーカード18に書き込み
指示があれば、記憶した画像ファイルを圧縮伸張部44
で所定の画像圧縮処理(例えばJPEG処理)が行われ
た後、メモリーカードドライブ20に出力され、外部イ
ンターフェース(外部I/F)43を介してメモリカー
ドに書き込まれる。なお、圧縮伸張部44で圧縮せずに
書き込むようにも設定できる。
【0037】また、外部I/F43には、デジタルI/
Oポート31が設けられており、画像ファイルをデジタ
ルI/Oポート31に接続された他の機器にも出力でき
るように構成されている。
【0038】また、スロット23に装填されたメモリカ
ードに格納されている画像ファイルによる画像の再生
(表示)が指示された場合には、メモリカードから画像
ファイルが読み出される。読み出された画像ファイルが
圧縮されて格納されていた場合には、被圧縮画像ファイ
ルは圧縮伸張部44で伸張(解凍)された後にメモリ4
2に記憶される。そして、メモリ42に記憶された画像
ファイルをデジタル信号処理部40が液晶駆動回路24
bに転送してディスプレイ46に画像を表示(再生)さ
せる。
【0039】制御部22は、CPU、ROM及びRAM
から構成され、直接又はデータバス88を介してシャッ
タボタン12、メモリーカードドライブ20、駆動回路
24a、メモリ42、圧縮伸張部44、ディスプレイ4
6、メニュー実行ボタン25、測光センサ50、測距セ
ンサ52、LUT54、及びメモリ56が接続されてい
る。
【0040】ROMには、制御部22に接続された上述
の各種構成要素を制御する処理プログラム等が記憶され
ている。また、RAMには、データバス88を介して入
力される前記各処理プログラムに必要な各種データが記
憶される。
【0041】LUT54には、例えば図4に示すような
シャッタースピード及び絞り値(F値)とEV値との対
応関係を表すプログラム線がテーブルデータとして記憶
されている。このプログラム線は、レンズの焦点距離毎
に設けられ、例えば図4に示すように、焦点距離が28
mmの場合には、一点鎖線で示すプログラム線に従って
測光結果に応じたシャッタースピード及び絞り値の組み
合わせが選択され、焦点距離が70mmの場合には、実
線で示すプログラム線に従って測光結果に応じたシャッ
タースピード及び絞り値の組み合わせが選択される。ま
た、所定の操作を行うことにより、同じ露出値で、シャ
ッタースピード及び絞り値の組み合わせを変更すること
ができるプログラムシフトも可能である。
【0042】メモリ56は、不揮発性のメモリで構成さ
れ、後述するレリーズ回数Cやシャッタスピード毎のレ
リーズ回数Cs等が記憶される。なお、これらは、予め
ゼロに初期化されている。
【0043】次に、本発明の作用として、制御部22で
実行される制御ルーチンについて図3に示すフローチャ
ートを参照して説明する。
【0044】図3に示す制御ルーチンは、シャッタボタ
ン12が半押しされた場合に実行される。
【0045】まず、ステップ100では、測光を行い、
測光センサ50により測光された被写体の測光値(例え
ば測光輝度値)を取り込む。
【0046】次に、ステップ102で測距を行い、測距
センサ52により測距された被写体までの測距値を取り
込む。
【0047】次のステップ104では、AF制御及び絞
り制御を行う。すなわち、取り込んだ測光値に基づいて
露出値(EV値)を導出し、この露出値に対応したシャ
ッタースピード及び絞り値をLUT54から求めると共
に、被写体に焦点を合わせるべく測距値に基づいてAF
制御値を定め、これらの制御値をタイミング信号発生回
路27を介して駆動回路24aへ出力する。これによ
り、被写体に焦点があうようにレンズ14が駆動される
と共に、シャッタースピード、絞り値が設定される。
【0048】次のステップ106では、シャッタボタン
12が全押しされたか否かが判断され、シャッタボタン
12が全押しされていない場合には、ステップ106で
否定され、ステップ126でシャッタボタン12の半押
しが解除されたか否かが判断される。シャッタボタン1
2の半押しが解除されている場合には、ステップ126
で肯定され、本ルーチンを終了する。一方、シャッタボ
タン12の半押しが解除されていない場合には、ステッ
プ126で否定され、ステップ106へ戻ってシャッタ
ボタン12が全押しされたか否かが判断される。
【0049】そして、シャッタボタン12が全押しされ
た場合には、ステップ106で肯定され、次のステップ
108で、設定されたシャッタースピード、絞り値で撮
影が行われる。すなわち、被写体から反射してレンズ1
4に入射された光が撮像デバイス30の受光面に結像さ
れる。撮像デバイス30は、タイミング信号発生回路2
7によって発生されたタイミング信号に同期したタイミ
ングで撮像デバイス30を駆動して、画像信号を図示し
ない増幅器を介してアナログ信号処理部36に出力す
る。
【0050】アナログ信号処理部36でアナログ信号処
理された画像信号は、増幅器で増幅されてA/D変換部
38でデジタルデータに変換される。このデジタルデー
タは、図示しないCDS回路、内部インタフェース回路
を順に介してデジタル信号処理部40に出力される。そ
して、デジタル信号処理部40において、所定のデジタ
ル信号処理が施され、原画像ファイルとしてデータバス
88を介してメモリ42に出力される。
【0051】次のステップ110では、レリーズ回数C
がカウントアップされる。すなわち、シャッタボタン1
2を全押しして撮影した回数がカウントされる。
【0052】次のステップ112では、設定されたシャ
ッタスピードSに応じたレリーズ回数(カウント値)C
sがカウントアップされる。すなわち、設定されたシャ
ッタスピード毎に、レリーズ回数がカウントされる。本
実施形態では、図4に示すように、シャッタースピード
は30〜1/8000秒までの19段階に設定可能であ
るから、それぞれのシャッタースピード毎にレリーズ回
数C30〜C1/8000がそれぞれカウントされる。このレリ
ーズ回数C30〜C1/8000から、どのシャッタスピードが
よく使用されているかの傾向を把握することができる。
【0053】そして、次のステップ114では、レリー
ズ回数Cが所定閾値以上か否かが判断される。この所定
閾値は、どのシャッタスピードがよく使用されているか
の傾向を把握することができる値に設定される(例えば
100)。
【0054】レリーズ回数Cが所定閾値未満の場合に
は、ステップ114の判断が否定され、本ルーチンを終
了する。一方、レリーズ回数Cが所定閾値以上になった
場合には、ステップ114の判断が肯定され、次のステ
ップ116では、シャッタースピードについて予め定め
られた複数のエリアについて、各々のエリアのシャッタ
スピードの全レリーズ回数をカウントする。
【0055】すなわち、設定可能なシャッタースピード
の全エリア(30秒〜1/8000秒までのシャッター
スピードの範囲)を複数のエリアに分割し、この複数の
エリア全てについて、エリア内に含まれるシャッタスピ
ードの全レリーズ回数を各々カウントする。なお、エリ
アは、例えば隣接する2つのシャッタースピードを含む
エリアであり、複数のエリアは、相互に重複するように
各々設定される。従って、設定できるシャッタースピー
ドの数をmとした場合、(m−1)個のエリアを定める
ことができる。例えば図4の場合、シャッタースピード
が30秒と15秒のエリア、シャッタースピードが15
秒と8秒のエリアといったように相互にシャッタースピ
ードが重複するように複数のエリアが定められ、合計1
8個のエリアが定められる。
【0056】なお、ステップ112の処理は、本発明の
カウント手段に相当し、ステップ114〜118の処理
は、本発明の演算手段に相当する。
【0057】次のステップ118では、複数のエリアの
各々について、そのエリアに含まれるシャッタースピー
ドの全レリーズ回数が所定回数以上であるか否かを判断
する。この所定回数は、撮影者が特定のシャッタースピ
ードを好んで使用しているか否かを判断することができ
る回数に設定され、少なくとも前記所定閾値の50%以
上、例えば前記所定閾値の80%程度の値に設定され
る。すなわち、所定回数以上のエリアが存在する場合に
は、そのエリアに含まれるシャッタースピードを撮影者
が特に好んで使用していると判断することができ、所定
回数以上のエリアが存在しない場合には、撮影者が特に
好んで使用しているシャッタースピードがないと判断す
ることができる。
【0058】そして、所定回数以上のエリアが存在しな
い場合、すなわち、撮影者が特に好んで使用しているシ
ャッタースピードがないと判断することができる場合に
は、ステップ118の判断が否定され、ステップ124
へ進み、レリーズ回数C及び各シャッタースピード毎の
レリーズ回数Csをリセット、すなわち0にする。
【0059】一方、所定回数以上のエリアが存在する場
合、すなわち、撮影者が特に好んで使用しているシャッ
タースピードが存在すると判断することができる場合に
は、ステップ118の判断が肯定され、次のステップ1
20において、そのエリア(主要な撮影条件範囲)のシ
ャッタースピードの重心値(特定撮影条件)Scを求め
る。
【0060】具体的には、例えば、そのエリアのシャッ
タースピードをa、b、そのレリーズ回数をそれぞれC
a、Cbとした場合、重心値Scは次式によって算出す
ることができる。
【0061】 Sc=a×{Ca/(Ca+Cb)}+b×{Cb/(Ca+Cb)} …(1) 例えば、所定閾値を100、所定回数を80とし、シャ
ッタースピードが1(秒)と2(逆数秒)を使用した回
数がそれぞれ40回ずつだった場合には、上記(1)式
より、Sc=1×(40/80)+2×(40/80)
=1.5となる。なお、算出した重心値Scの予め定め
た桁以下を四捨五入したり、切り上げたり、切り下げた
りするようにしてもよい。また、重心値でなく、平均値
でもよい。
【0062】そして、このように算出された重心値Sc
は、撮影者が好んで使用するシャッタースピードの範囲
の重心値であるため、これがシャッタースピードとして
設定可能になれば、より撮影者の希望の撮影条件に沿う
ことが可能になると考えられる。そこで、次のステップ
122において、算出した重心値Scを新たなシャッタ
ースピードとして、LUT54に追加する。
【0063】なお、ステップ120,122の処理は、
本発明の制御手段に相当する。
【0064】具体的には、重心値Scの前後のシャッタ
ースピードと、これらのシャッタースピードに対応する
絞り値とで定まる2点間の1次式を求め、この1次式か
ら重心値Scに対応する絞り値Acを求める。そして、
新たなシャッタースピードSc、絞り値AcをLUT5
4に追加する。例えば、2000(逆数秒)のシャッタ
ースピードと4000(逆数秒)のシャッタースピード
が頻繁に使用され、3000(逆数秒)のシャッタース
ピードが新たに設定するシャッタースピードとして算出
された場合、図5に示すように、プログラム線上では、
3000(逆数秒)のシャッタースピードの設定項目が
追加されることとなる。これにより、プログラムモード
又はマニュアルモードにおいて、新たに3000(逆数
秒)のシャッタースピードが設定可能となり、より撮影
者の希望に沿うことが可能となる。
【0065】なお、重心値Scの前後の2点だけでな
く、さらにその前後の点から曲率を求め、この曲率に従
って重心値Scに対応する絞り値Acを求めるようにし
てもよい。
【0066】このようにしてLUT54に新たなシャッ
タースピードを追加した後は、次のステップ124で、
レリーズ回数C及び各シャッタースピード毎のレリーズ
回数Csをリセットして本ルーチンを終了する。
【0067】このように、本実施の形態では、使用頻度
の高いシャッタースピードのエリアを検出し、このエリ
ア内の重心値を新たなシャッタースピードとして設定す
ることができるため、より撮影者の希望の撮影条件に応
えることが可能になる。
【0068】なお、本実施の形態では、使用頻度が高い
シャッタースピードの範囲の重心値を新たなシャッター
スピードとして設定する場合について説明したが、逆に
使用頻度が少ないシャッタースピードを検出して、この
シャッタースピードとこれに対応する絞り値の組み合わ
せをLUT54から削除するようにしてもよい。これに
より、ルックアップテーブルの容量が増加せず、LUT
54のメモリ容量を最小限にすることができる。
【0069】また、絞り値について上記と同様の処理を
行うようにしてもよい。すなわち、使用頻度が高い絞り
値の範囲の重心値を新たな絞り値として設定するように
してもよい。
【0070】また、変更後のルックアップテーブルを、
メモリカード18等に記録媒体に記録するようにしても
よい。これにより、メモリカード18を他のカメラに装
着してルックアップテーブルを設定することにより、他
のカメラでも自分の好みに応じた設定を容易に行うこと
が可能となる。
【0071】また、本実施の形態では、デジタルカメラ
に本発明を適用した場合について説明したが、これに限
らず、写真フィルムに撮影画像を記録する銀塩式カメラ
にも本発明を適用可能であることはいうまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め定めた複数の撮影条件毎に撮影回数を各々カウント
し、このカウント値の分布から撮影条件の傾向として主
要な撮影条件範囲を求め、求めた主要な撮影条件範囲内
で且つ予め定めた複数の撮影条件以外の特定撮影条件で
撮影可能に制御するように構成したため、撮影条件の設
定の傾向を学習し、その傾向に沿った撮影条件の設定が
可能になる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はデジタルカメラの正面図、(B)はデ
ジタルカメラの背面図である。
【図2】デジタルカメラの電気系の構成を示すブロック
図である。
【図3】制御部で実行される処理ルーチンのフローチャ
ートである。
【図4】EV値、シャッタースピード、及び絞り値の対
応関係を表すプログラム線を示す線図である。
【図5】EV値、シャッタースピード、及び絞り値の対
応関係を表すプログラム線を示す線図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ 15 ファインダ 22 制御部 24b 液晶駆動回路 30 撮像デバイス 42 メモリ 46 ディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 FB03 FB04 FB21 FB22 FB23 FB24 FB28 GA51 HA11 JA07 ZA02 5C022 AA13 AB12 AB15 AB17 AC42 AC52 5C052 GA02 GB06 GD05 GE08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定めた複数の少なくとも明るさに関
    連する撮影条件で撮影可能なカメラにおいて、 前記複数の撮影条件のうち何れかの撮影条件で撮影した
    時の撮影回数を前記撮影条件毎に各々カウントするカウ
    ント手段と、 前記カウント値に基づいて前記カウント値の分布を求
    め、該求めた分布から前記撮影条件の傾向として主要な
    撮影条件範囲を求める演算手段と、 前記主要な撮影条件範囲内で且つ前記予め定めた複数の
    撮影条件以外の特定撮影条件を定め、該定めた特定撮影
    条件を前記撮影条件として撮影可能に制御する制御手段
    と、を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記撮影条件は、シャッタースピード及
    び絞り値の少なくとも一方であることを特徴とする請求
    項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体の測光結果に基づいて定められる
    露出値と前記撮影条件との予め定めた対応関係を記憶し
    たルックアップテーブルをさらに備え、 前記制御手段は、前記特定撮影条件を前記撮影条件とし
    て前記ルックアップテーブルに追加することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載のカメラ。
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