JP2003246221A - 車両用ルーフ開閉装置 - Google Patents

車両用ルーフ開閉装置

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JP2003246221A
JP2003246221A JP2002047740A JP2002047740A JP2003246221A JP 2003246221 A JP2003246221 A JP 2003246221A JP 2002047740 A JP2002047740 A JP 2002047740A JP 2002047740 A JP2002047740 A JP 2002047740A JP 2003246221 A JP2003246221 A JP 2003246221A
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roof
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Toshio Iwata
敏雄 岩田
Kenichiro Hayashi
健一郎 林
Akihisa Kato
晃久 加藤
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Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバーチブル車のルーフとトランクリッド
等を移動させる機構を小型化し、トランク内にルーフを
格納した時もトランクの間口を広く取ることが可能なル
ーフ開閉装置の提供。 【解決手段】 車両の車室1a上方に装着されるルーフ
パネル2と、その後方側に回動自在に連結されるバック
ウィンドウ3と、ルーフパネル2を車両後方に移動して
バックウィンドウ3と重ね、さらに車両後方に配置され
たトランク60内へ移動させるルーフリンク機構20
と、トランク60を覆うトランクリッド6を車両前方若
しくは後方の少なくとも一方に開閉可能に支持するラゲ
ージリンク機構80と、バックウィンドウ3とトランク
リッド6若しくはラゲージリンク機構80の何れか1つ
とを連結する連結機構7を備えることを特徴とするルー
フ開閉装置10を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバーチブル車
用のルーフ開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置として特開平8−2
44465に記載されているものがある。この装置では
ルーフを支持するルーフリンク機構とラゲージフードを
支持するラゲージリンク機構はそれぞれ駆動装置を備
え、独立した作動をして、コンバーチブル車のルーフを
畳んで車室を外気に開放する時はルーフはトランク内に
格納される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ルーフリンク
機構とラゲージリンク機構は独立して作動するため、そ
れぞれの機構は高い剛性が必要であり、このため機構自
体は大型化し、これに伴い重量も増加し製造コストも高
くなっていた。また、トランク内におけるラゲージリン
ク機構の占める容積が大きくなり、トランク内の荷室空
間が狭くなっていた。
【0004】トランクリッドを開けた時でも、ルーフリ
ンク機構とラゲージリンク機構は別個の機構であるた
め、ルーフリンク機構が支持するルーフは格納時の位置
のままとなる。このため、格納したルーフパネル等とト
ランクの開口縁部からなるトランクの間口が狭くなり、
トランクへの荷物の出し入れが困難であった。
【0005】本発明の課題はコンバーチブル車のルーフ
とトランクリッド等を移動させる機構を小型化し、トラ
ンク内にルーフを格納した時もトランクの間口を広くす
ることが可能となるルーフ開閉装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は特徴事項1に示
すように、「車両の車室上方に装着されるルーフパネル
と、前記車両において該ルーフパネルの後方側に回動自
在に連結されるバックウィンドウと、前記ルーフパネル
を前記車両の後方に移動して前記バックウィンドウと重
ね、さらに前記車両の後方に配置されたトランクの内部
へ前記ルーフパネルと前記バックウィンドウを移動させ
るルーフリンク機構と、トランクを覆うトランクリッド
を車体前方若しくは後方の少なくとも一方に開閉可能に
支持するラゲージリンク機構と、前記バックウィンドウ
と前記トランクリッド若しくは前記ラゲージリンク機構
の何れか1つとを連結する連結手段を備えることを特徴
とするルーフ開閉装置」を構成したことである。
【0007】上記の構成によれば、車両のルーフパネル
をトランクに格納して車室を外気に開放する場合、ルー
フリンク機構によりルーフパネルとバックウィンドウは
重ねられ、トランクの内部の方へ移動される。一方、ラ
ゲージリンク機構によりトランクリッドが開けられる。
このルーフリンク機構とラゲージリンク機構の連動によ
り、開口したトランク内にルーフパネル及びバックウィ
ンドウが格納される。この時、連結手段によりルーフリ
ンク機構とラゲージリンク機構はバックウィンドウ、ま
たはバックウィンドウとトランクリッドを介して連結さ
れた状態で作動する。連結手段によりルーフリンク機構
及びラゲージリンク機構全体で分担して、それぞれの機
構の例えば捻れ方向等への剛性を確保することができ
る。連結手段により、ルーフリンク機構、ラゲージリン
ク機構が別個に作動する場合と比較して、それぞれの機
構の剛性を低く設定してもよく、ラゲージリンク機構を
小型化することが可能になり、トランク内の荷室空間を
広くすることができる。
【0008】また、トランク内にルーフパネル及びルー
フリンク機構が格納された状態でトランクリッドを開け
る場合、トランクリッドは車両の上方への回動し、トラ
ンクリッドの移動に伴いラゲージリンク機構の一部も車
両上方へ移動する。連結手段によりバックウィンドウと
トランクリッド若しくはラゲージリンク機構は連結され
ているため、トランクリッドの車両上方への回動に連動
してバックウィンドウも上方に移動する。
【0009】さらに、バックウィンドウと重ねられて共
にトランク内に格納されているルーフパネル等も共に上
方に移動する。以上の作動により、格納したルーフパネ
ル、バックウィンドウ等の縁部とトランクの開口縁部か
らなる、いわゆるトランクの間口を広くすることがで
き、トランクへの荷物の出し入れを容易且つ円滑に行う
ことが可能となる。
【0010】より好ましくは特徴事項2に示すように、
「前記連結手段は互いに回転可能に連結された複数の連
結部材からなり、前記複数の部材の少なくとも1つは前
記バックウィンドウに回転可能に連結され、残りの部材
のうち少なくとも1つは前記トランクリッド若しくは前
記ラゲージリンク機構の何れか1つに回転可能に連結さ
れることを特徴とする、特徴事項1に記載のルーフ開閉
装置」を構成したことである。
【0011】上記の構成により、バックウインドウの回
転移動と及び直線移動を複合してできる。
【0012】さらに、特徴事項3に示すように、「前記
連結手段は一端が前記バックウィンドウに回動自在に連
結された第1連結部材と、一端が前記第1連結部材の他
端に回動自在に連結され、他端が前記トランクリッドに
回動自在に連結された第2連結部材とからなることを特
徴とする、特徴事項2に記載のルーフ開閉装置」とする
とよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態であるルーフ
開閉装置10の構成を添付した図1、図2、図5及び図
7に基づいて以下に説明する。
【0014】図1は本発明に関るルーフ開閉装置10を
備える車両1の側面図である。図1に示されるように、
車両1の客室1aの上方にはルーフパネル2が装着され
る。ルーフパネル2の車両1の後方(図1の右方、以下、
車両後方)側にはバックウィンドウ3、ルーフパネル2
の車両1の前方(図1の左方、以下、車両前方)側にフロ
ントウィンドウ4がある。フロントウィンドウ4は車体
5に固定されている。また、図1ではルーフパネル2の
車両前方側の端部とフロントウィンドウ4の車両後方側
端部は互いに当接する状態を示しているが、これらの間
には図示しないシール部材が配設され、ルーフパネル2
とフロントウィンドウの間の水密性が保たれている。ま
た、ルーフパネル2とバックウィンドウ3の間も同様
に、図示しないシール部材が配設され水密性が保たれて
いる。
【0015】バックウィンドウ3とルーフパネル2は、
後述するように車両用ルーフ開閉装置10によって図1
に示す位置から車両後方へ移動することができる構成と
なっている。これによって、バックウィンドウ3とルー
フパネル2をトランクリッド6が覆うトランク60内へ
格納して、図5に示すように車両1の車室1aを外気に
開放した状態にできる構成になっている。
【0016】図1に示すように、車両用ルーフ開閉装置
10はルーフパネル2とバックウィンドウ3を移動させ
るルーフリンク機構20を備え、ルーフリンク機構20
はバックウィンドウ3を車両1の幅方向(図1の紙面に
垂直方向、以下、車幅方向)両側で車体5に支持する一
対のリンク31を有している。
【0017】リンク31の上端部は枢軸32によりバッ
クウィンドウ3に対し回転可能に結合され、下端部は枢
軸33により、車体5に対し回転可能に結合されてい
る。枢軸33は減速機構34を介してモータ35により
正転または逆転されるようになっている。さらに、リン
ク31は枢軸33と一体に回動するように互いに固定さ
れているため、モータ35による枢軸33の駆動によ
り、リンク31は車両前方側または車両後方側へ回動す
る構成になっている。
【0018】バックウィンドウ3の車幅方向両側の内側
は、車両前方側の端部から後方側端部にかけて延びる案
内溝36が配設されている。案内溝36内にはシュー2
6が摺動可能に嵌め込まれている。シュー26にはスラ
イダ25が回転可能に連結されている。図1に示すスラ
イダ25の上端には、ルーフパネル2に固定されたブラ
ケット24の先端がピン25aにより係止されている。
【0019】また、バックウィンドウ3の車両前方側の
端部には車両前方へ突き出すブラケット37が固定され
ている。ブラケット37の先端部には枢軸23が回転可
能に挿通されている。枢軸23にはリンク22が一体に
回動するように互いに固定されている。バックウィンド
ウ3の車両前方側の端部にはモータ28と減速機構29
が配設されており、枢軸23は減速機構29を介してモ
ータ28により正転または逆転されるようになってい
る。従って、モータ28による枢軸23の駆動により、
リンク22は車両前方側または車両後方側へ回動する構
成となっている。
【0020】リンク22の車両前方端には長孔22aが
設けられ、ルーフパネル2に固定される枢軸21が回転
可能に挿通され、リンク22はルーフパネル2に対し回
動可能に連結されている。
【0021】ルーフパネル2は車室1a上方に配置され
た図1の状態では、その車両前方端が図示しないロック
機構によってフロントウィンドウ4に強固に係止され
る。
【0022】次に、車両用ルーフ開閉装置10が有する
もう一つの主要な機構、バックウィンドウ3の後方に位
置するトランクリッド6を開閉可能に支持するラゲージ
リンク機構80の構成について図1に基づき以下に説明
する。ラゲージリンク機構80は、トランクリッド6の
下方、トランク60の車幅方向両側の内側に配置されて
いる。ラゲージリンク機構80は車幅方向に配設され、
車両前後方向に延びる一対のアーム81を有している。
アーム81の車両後方側端部にはリンク92、93の一
端がそれぞれ回動自在に連結されている。また、リンク
92、93の他端はそれぞれ車体5に固定されたアンダ
ベース91に回動自在に連結されており、アーム81は
車体に対して車両後方側の端部を上下方向に移動しつ
つ、該端部を中心として回動するようになっている。
【0023】アーム81の中間部下方にはリンク84が
その上端部で回転可能に連結されている。リンク84の
下端部はクランク85の一端と回転可能に連結されてい
る。更にクランク85の他端は車体5に固定されたブラ
ケットに回転可能に連結されている。クランク85は減
速機構86を介して、正転及び逆転するモータ87によ
り図1の時計回りまたは反時計回り方向に回転可能とな
っている。特にクランク85が反時計回り方向に回転す
ると、リンク84はクランク85により押し上げられ
る。そしてアーム81はその車両後方側の端部が持ち上
げられるとともに、その車両後方端側の部を中心に時計
回り方向に回動する構成になっている。
【0024】アーム81の車両前方側の端部には、リン
ク82、83の一端がそれぞれ枢軸82a、83aを中
心として回転可能になるよう連結されている。一方、リ
ンク82、83の他端もトランクリッド6にそれぞれ枢
軸82b、83bを中心として回転可能になるよう連結
されている。さらに、アーム81の車両前方側の端部下
側にはブラケット81aが形成され、図1には図示しな
いダンパ88(図7)の一端が回転可能に連結されてい
る。ダンパ88の他端はトランクリッド6の車両前方側
内面に一体的に設けられたブラケット61に回転可能に
連結されている。ダンパ88は既知の高圧ガスが封入さ
れ、その軸方向に伸びるように作動する装置である。図
7に示すようにダンパ88はトランクリッド6を開ける
際に、アーム81のブラケット81aとトランクリッド
6のブラケット61を離間し、トランクリッド6をアー
ム81から持ち上げて開ける方向に付勢する構成になっ
ている。
【0025】本発明の主要部である連結機構7の構成に
ついて図1及び図2に基づき以下に述べる。連結機構7
はバックウィンドウ3の下端部に対して枢軸73を中心
に回転可能に一端部71aが連結された第1リンク71
と、第1リンクの他端部71bに対して枢軸74を中心
に回転可能に一端部が連結され、他端部はトランクリッ
ド6のブラケット61に対して枢軸75を中心に回転可
能に連結された第2リンク72から構成される。図1に
示すように、第1リンク71は略L字形状の板状部材で
あり、第2リンク72は第1リンク71に比べて短い直
線状の板状部材である。図1のA−A部分の断面図であ
る図2に示すように、第1リンク71の他端部71b及
び第2リンク72の端部72aに形成された孔に枢軸7
4が挿通されている。枢軸74の一方端部は端部72a
に固定するようにカシメ加工され、第1リンク71と第
2リンク72が互いに枢軸74を中心として回転可能に
連結される構成である。
【0026】第2リンク72の端部72aには図1の車
両後方側、図2の紙面奥方側に制止部72bが一体的に
形成されている。制止部72bは端部72に対して直角
に折り曲げ形成された部分である。図1及び図2に示す
ように制止部72aの下端は第2リンク72の端部72
aより下方に延びるように形成されている。このため、
第1リンク71が枢軸74を中心に第2リンク72に対
して図1の反時計回り方向に回動する際、第1リンク7
1は他端部71bの側面(図1の下側の側面)が第2リ
ンクの制止部72bに当接するまで第2リンク72に対
して回動するようになっている。
【0027】第2リンク72の他端部及びトランクリッ
ド6のブラケット61の先端部では、それぞれに形成さ
れた貫通孔に枢軸75が挿通されている。枢軸75の一
方端はカシメ加工され第2リンク72に固定されてお
り、枢軸75を中心として第2リンクとブラケット61
は互いに回転可能に連結されている。ブラケット61は
図2に示すように、断面が略L字形状の板状部材であり
先端部に対して折り曲げられたベース部はトランクリッ
ド6の内側に接着または溶着されている。
【0028】本発明の実施形態である車両用ルーフ開閉
装置10の作動における、連結機構7の作動について図
3乃至7に基づき以下に説明する。なお、以下の各モー
タの作動タイミング及び駆動量、駆動スピード等は図示
しないコントローラにより制御されるものとする。
【0029】最初に、ルーフパネル2及びバックウィン
ドウ3をトランク60内に格納する作動について図3乃
至6に基づいて以下に説明する。まず、ラゲージリンク
機構80により、図3に示すようにトラックリッド6が
車両前方に向かって開かれる(以下この作動を前開き作
動と呼ぶ)。アーム81はモータ87によりリンク8
4、クランク85、減速機構86を介して駆動され、リ
ンク91、92に連結された車両後方側端部を中心に図
1及び図3の時計回り方向へ回動する。これによりトラ
ンクリッド6は前開き作動する。
【0030】上記のトランクリッド6の開放作動よりや
や遅れて、移動機構20により、図3に示すようにルー
フパネル2を後方にバックウィンドウ3と重なるよう移
動される。このときモータ28はリンク22を図2の時
計回り方向に回転させる。これに伴い、案内溝36内を
摺動するシュー26とこれに連結するスライダ25に導
かれてルーフパネル2は車両後方側へ移動し、図4に示
されるルーフパネル2とバックウィンドウ3が重なった
状態になる。
【0031】上記のバックウィンドウ3に対するルーフ
パネル2の移動と同時に、図3に示すスライダ25と案
内溝36の作用により、バックウィンドウ3の車両後方
側端部は持ち上げられる。これにより、バックウィンド
ウ3に連結された第1リンク71の一端部71aも持ち
上げられる。一方、トランクリッド6の前開きに伴い、
ブラケット61に連結された第2リンク72も持ち上げ
られる。この結果、図3に示すように、第1リンク71
と第2リンク72は、各枢軸73、74、75が概略直
線上配列された状態になる。このとき、第1リンク71
の他端部71bの側面(図1の下側の側面)が第2リン
ク72の制止部72bに当接する。
【0032】端部71bが制止部72bに当接した状態
では、第1リンク71と第2リンク72は枢軸74で屈
曲しなくなって一つのリンクのように剛体化する。この
結果、ルーフリンク機構20とラゲージリンク機構80
はバックウィンドウ3とトランクリッド6を介してしっ
かり連結される。このように、第1リンク71及び第2
リンク72等からなる連結機構7によりルーフリンク機
構20及びラゲージリンク機構80は互いに連結されて
支持されるため、例えばそれぞれの機構の捻れ方向等へ
の剛性を確保することができる。連結機構7により、ル
ーフリンク機構20、ラゲージリンク機構80が別個に
作動する場合と比較して、それぞれの機構の剛性を低く
設定してもよく、ラゲージリンク機構80を小型化する
ことが可能になり、トランク60内の荷室空間を広くす
ることができる。
【0033】図5に示すように、さらにルーフリンク機
構20により、重ねられたルーフパネル2とバックウィ
ンドウ3はトランクリッド6の下方、トランク60内へ
移動される。この時、剛体化した第1リンク71と第2
リンク72からなるリンク機構7によりトランクリッド
6はバックウィンドウ3に下方に引かれることで、ラゲ
ージリンク機構80はルーフリンク機構20に案内さ
れ、2つの機構全体で剛性を保ちつつ作動する。具体的
には、リンク31はモータ35の駆動により、図5の時
計回り方向へ回動される。また、モータ87に駆動さ
れ、アーム81は反時計回り方向に回動される。この
時、バックウィンドウ3の車両後方側端部とトランクリ
ッド6は剛体化した第1リンク71と第2リンク72に
より連結されているため、トランクリッド6はバックウ
ィンドウ3に下方に引かれるように案内される。このと
きも、ルーフリンク機構20とラゲージリンク機構80
は2つの機構全体で剛性を保ちつつ作動する。
【0034】以上述べた作動により、ルーフ開閉装置1
0はトランクリッド6を前開き作動させて、図6に示す
ようにルーフパネル2及びバックウィンドウ3をトラン
ク60内に格納する。
【0035】次に、図6に示すルーフ開閉装置10のル
ーフパネル2及びバックウィンドウ3をトランク60内
に格納した状態において、トランクリッド6を車両後方
に向かって開ける作動(以下この作動を後ろ開き作動と
呼ぶ)をした場合の、連結機構7の作動ついて図6及び
図7に基づいて以下に説明する。
【0036】トランクリッド6を後ろ開き作動とは、図
6に示すトランク60内に荷物等を出し入れするため
に、図7に示すようにトランクリッド6の車両後方端部
を持ち上げる作動をすることである。トランクリッド6
の車両後方端部を上方に持ち上げると、アーム81の車
両前方側の端部に連結されたリンク82、83によりト
ランクリッド6は車両前方側の端部を中心として図7の
反時計回り方向に回動する。この時、ダンパ88に付勢
され、トランクリッド6はアーム81に対して持ち上げ
られ、後ろ開きする。
【0037】連結機構7により、上述のトランクリッド
6の後ろ開き作動に連動して、トランク60内に格納さ
れているルーフパネル2及びバックウィンドウ3が上方
に移動する。即ち、トランクリッド6の後ろ開き作動
(図7の反時計回り方向の回動)に伴い、トランクリッ
ド6のブラケット61は車両上方に移動する。これに伴
い、ブラケット61に他端部を連結された第2リンク7
2も上方に持ち上げられる。この時、一端を第2リンク
の他端部に連結された第1リンク71は、第2リンク7
2に対して枢軸74を中心にして図7の反時計回り方向
に回動する。そして第1リンク71の他端部71bの側
面(図1の下側の側面)が第2リンク72の制止部72
bに当接する。この状態で第1リンク71と第2リンク
72は剛体化する。枢軸75を支点にして、略L字形状
の第1リンク71が梃子のように作動し、作用点である
一端部71aが上方に持ち上げられ、バックウィンドウ
3及びルーフパネル2が図7の仮想線が示す位置から実
線に示す位置まで上方に持ち上げられる。
【0038】上述の連結機構7作動によって、格納した
ルーフパネル2及びバックウィンドウ3等の縁部とトラ
ンク60の開口縁部からなる、いわゆるトランク60の
間口(図7の矢印が示す範囲B)を広くすることがで
き、トランク60への荷物の出し入れを容易且つ円滑に
行うことが可能となる。
【0039】
【発明の効果】上記構成及び作動から明らかなように、
コンバーチブル車のルーフとトランクリッド等を移動さ
せる機構を小型化し、トランク内にルーフを格納した時
もトランクの間口を広く取ることが可能なルーフ開閉装
置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である車両用ルーフ開閉装置
においてルーフパネル及びバックウィンドウが車両客室
の上方及び後方にセットされた状態を示す側面図であ
る。
【図2】図1の矢視Aが示す断面図である。
【図3】トランクリッドが前開き作動し、ルーフパネル
がバックウィンドウに重ねられる経過を示す側面図であ
る。
【図4】トランクリッドが前開き作動し、ルーフパネル
がバックウィンドウに重ねられた状態を示す側面図であ
る。
【図5】ルーフパネル及びバックウィンドウがルーフリ
ンク機構によりトランク内へ移動する経過を示す側面図
である。
【図6】ルーフパネル及びバックウィンドウがトランク
内に格納された状態を示す側面図である。
【図7】トランクリッドが後ろ開き作動し、連結機構に
よりトランクリッドに連動してバックウィンドウ及びル
ーフパネルが上方に持ち上げられた状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
2 ルーフパネル 3 バックウィンドウ 6 トランクリッド 7 連結機構(連結手段) 20 ルーフリンク機構 60 トランク 80 ラゲージリンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 25/12 B62D 25/12 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室上方に装着されるルーフパネ
    ルと、 前記車両において該ルーフパネルの後方側に回動自在に
    連結されるバックウィンドウと、 前記ルーフパネルを前記車両の後方に移動して前記バッ
    クウィンドウと重ね、さらに前記車両の後方に配置され
    たトランクの内部へ前記ルーフパネルと前記バックウィ
    ンドウを移動させるルーフリンク機構と、 トランクを覆うトランクリッドを車体前方若しくは後方
    の少なくとも一方に開閉可能に支持するラゲージリンク
    機構と、 前記バックウィンドウと前記トランクリッド若しくは前
    記ラゲージリンク機構の何れか1つとを連結する連結手
    段を備えることを特徴とするルーフ開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記連結手段は互いに回転可能に連結さ
    れた複数の連結部材からなり、前記複数の部材の少なく
    とも1つは前記バックウィンドウに回転可能に連結さ
    れ、残りの部材のうち少なくとも1つは前記トランクリ
    ッド若しくは前記ラゲージリンク機構の何れか1つに回
    転可能に連結されることを特徴とする、特徴事項1に記
    載のルーフ開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は一端が前記バックウィン
    ドウに回動自在に連結された第1連結部材と、 一端が前記第1連結部材の他端に回動自在に連結され、
    他端が前記トランクリッドに回動自在に連結された第2
    連結部材とからなることを特徴とする、特徴事項2に記
    載のルーフ開閉装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005100052A1 (ja) 2004-04-14 2005-10-27 The Yokohama Rubber Co., Ltd. タイヤ状態検出装置
WO2008003294A1 (de) * 2006-07-03 2008-01-10 Webasto Ag Ablegbares fahrzeugdach

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