JP2003244820A - バスバー構造体とそれを備えたジャンクションブロック及びそれらの製造方法 - Google Patents

バスバー構造体とそれを備えたジャンクションブロック及びそれらの製造方法

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JP2003244820A
JP2003244820A JP2002038983A JP2002038983A JP2003244820A JP 2003244820 A JP2003244820 A JP 2003244820A JP 2002038983 A JP2002038983 A JP 2002038983A JP 2002038983 A JP2002038983 A JP 2002038983A JP 2003244820 A JP2003244820 A JP 2003244820A
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bus bar
bus
busbar
bars
busbars
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Teruki Hamabayashi
輝樹 濱林
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスバーの層間接続が確実で且つ低コストな
ジャンクションブロックを提供する。 【解決手段】 少なくとも一層のバスバーを屈曲させて
他のバスバーに積層し、各バスバー間を溶接等で接続し
て回路構成を行い、各層のバスバー1〜4の少なくとも
端末部を積層方向に相互に離間させて並列に配置した。
屈曲を行ったバスバー2,4と平板状のバスバー1,3
を交互に積層した。バスバー2を三段階に屈曲させた。
バスバー1〜4の層を平行に及び/又は直交させて配置
した。バスバー1〜4の端末に端子部7を形成した。バ
スバー1〜4の間と外側に絶縁樹脂材6を充填してジャ
ンクションブロック14を構成させた。バスバー長手方
向に複数のプレスパーツを並列に配置し、バスバーの屈
曲位置に対応して各プレスパーツの突出長さを変えて段
差部を形成し、段差部でバスバーに屈曲部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電金属製の複数
本のバスバーを積層し、且つ層間接続して成るバスバー
構造体とそれを備えたジャンクションブロック及びそれ
らの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のバスバー構造体の第一の
形態(一般的な形態)を示すものである。このバスバー
構造体31は、上下二層のバスバー回路32,33を雌
−雌中継端子34で相互に接続させるものである。各層
のバスバー回路32,33は例えば絶縁基板(図示せ
ず)の上に配置され、両バスバー回路32,33の間に
一枚(上層)の絶縁基板が位置する。バスバー回路3
2,33と絶縁基板とでバスバー配線板が構成される。
各バスバー回路32,33は一枚の扁平な導電金属板を
プレス成形金型(図示せず)で打ち抜くことで一時に形
成される。
【0003】各バスバー回路32,33は複数本のバス
バー35〜39で構成され、所要のバスバーにタブ状
(平板状)の雄端子40が一体に折り曲げ形成されてい
る。各絶縁基板には、雄端子を挿通させるスリット状の
孔部が設けられている。上層のバスバー35の下向きの
雄端子40が絶縁基板(図示せず)の孔部を貫通して下
側に突出し、その雄端子が中継端子34を介して下層の
バスバー39の上向きの雄端子40に接続される。これ
により、所要のバスバー同士が層間接続される。中継端
子34は一方と他方とに雌型の弾性接触部34aを有す
るものであり、各弾性接触部34aは基板部34bで連
結されている。
【0004】バスバー構造体31は絶縁基板と共にバス
バー回路組立体として電気接続箱(ジャンクションボッ
クス)内に収容され、例えば上層のバスバー回路36,
37の上向きの雄端子40が、電気接続箱の上部に装着
されたヒューズやリレー等の雄端子(図示せず)に雌−
雌中継端子34を介して接続され、下層のバスバー回路
38,39の下向きの雄端子40が電気接続箱(図示せ
ず)の下部側のコネクタ内に収容されて、外部ワイヤハ
ーネスのコネクタ(図示せず)と接続される。
【0005】図5は、従来のバスバー構造体の第二の形
態(特開昭64−52389号公報)を示すものであ
る。このバスバー構造体41は、バスバー42〜44を
上中下の三層に配置すると共に、上中層の各バスバー4
2,43と上下層の各バスバー42,44の所要部を略
台形状に屈曲させて、その屈曲部45を溶接によって相
互に接続させたものである。各層のバスバー42〜44
の間には絶縁板46が配置されて、溶接部以外でのバス
バー相互の短絡が防止されている。
【0006】図6は、従来のバスバー構造体の第三の形
態(特開平3−243317号公報)を示すものであ
る。このバスバー構造体51は、一枚の扁平矩形状の導
電金属板にプレスでスリット状の切れ目を並列に入れて
複数のバスバー52を並列に形成すると共に、各バスバ
ー52を略波型に屈曲させつつ、各バスバー52の前後
端部を略L字状に折り曲げて、前後端部に雄型の端子部
53を形成したものである。
【0007】各バスバー52は前後の端子部53や中間
の所要部を除いて絶縁樹脂材54で表裏を覆われてい
る。絶縁樹脂材54の形成は上下の樹脂成形金型(図示
せず)を用いて射出成形によって行われる。複数のバス
バー52と絶縁樹脂材54とでバスバー回路組立体55
が構成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先ず上
記第一の形態のバスバー構造体31(図4)にあって
は、上下のバスバー回路同士を中継端子34の弾性接触
部34aで物理的に接続させるために、経時的に弾性接
触部34aのばね力が低下したり、車両等の強い振動が
加わった場合に、電気的接続の信頼性が低下するという
問題があった。
【0009】また、各層のバスバー回路32,33の製
造は、一枚の矩形状の導電金属板を成形金型で一時に打
ち抜いて行うために、上層のバスバー回路用の成形金型
と下層のバスバー回路用の成形金型が必要で、層数が増
すに従ってさらに異なる形状の成形金型が必要になり、
金型コストが高くつくという問題があった。また、各層
のバスバー回路32,33の間に接続用の中継端子34
が位置するために、構造が肥大化し、複数層のバスバー
回路組立体を収容する電気接続箱が大型化するという問
題があった。
【0010】また、上記第二の形態のバスバー構造体4
1(図5)にあっては、溶接によって上下層又は上中層
のバスバー42〜44の接続の信頼性は向上するもの
の、各層のバスバー42〜44の形状に合わせた成形金
型が必要であり、多大な金型コストがかかるという問題
があった。また、各層のバスバー間に絶縁板46を配置
する関係で溶接(接続)箇所が限定され、所望の接続形
態を得ることが難しいという問題もあった。
【0011】また、上記第三の形態のバスバー構造体5
1(図6)にあっては、複数の並列なバスバー52を一
時に打ち抜き形成するために、異なる形態のバスバー回
路毎に異なる形態の成形金型が必要となり、多くの金型
コストが必要になると共に、樹脂材54があるために、
バスバー回路を複数層に配置することが困難で、たとえ
積層できたとしても、上下層のバスバー回路同士の接続
が面倒であるという問題や、バスバー回路の表裏の絶縁
樹脂材54の厚みでバスバー回路組立体(55)が肥大
化しやすいという問題があった。
【0012】本発明は、上記した各バスバー構造体の問
題点に鑑み、各層のバスバーの電気的接続の信頼性を高
めることは勿論のこと、複数層ないし多数層のバスバー
回路を容易に形成及び接続することができ、また、ジャ
ンクションボックスやジャンクションブロックに適用し
た際にこれらを小型化することができ、しかもバスバー
の打ち抜き・曲げ用の金型のコストを低く抑えることの
できるバスバー構造体とそれを備えたジャンクションブ
ロック及びそれらの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るバスバー構造体は、少なく
とも一層のバスバーを屈曲させて他のバスバーに積層
し、各バスバー間を溶接等で接続して回路構成を行うバ
スバー構造体において、各層のバスバーの少なくとも端
末部を積層方向に相互に離間させて並列に配置したこと
を特徴とする。上記構成により、従来の端子同士の面接
触による接続に較べて、バスバー相互の接続が強力に行
われ、且つ接続部の電気抵抗が低減され、経時的にも振
動に対しても電気的接続の信頼性が高まる。また、各層
のバスバーの端末部を並列に配置したことで、各層のバ
スバーに相手側回路等の複数の端子部を容易に且つ確実
に接続させることができる。
【0014】請求項2に係るバスバー構造体は、請求項
1記載のバスバー構造体において、屈曲を行ったバスバ
ーと、屈曲を行わない平板状のバスバーとを交互に積層
したことを特徴とする。上記構成により、一方のバスバ
ーの屈曲部と他方の平板状のバスバーとが請求項1記載
の溶接手段で相互に接続される。屈曲部内のスペースで
溶接作業が容易化する。そして、屈曲したバスバーを挟
んで二本の平板状のバスバーが屈曲部の高さ寸法分離間
して位置する。平板状と屈曲状の二種類のバスバーを交
互に積層することで、回路構造が簡素化、小型化、低コ
スト化され、且つ多数層の積層が容易となる。また、複
数層のバスバーを等ピッチで並列に配置することが可能
となり、バスバーの端部をコネクタ化することで、コネ
クタ接続が可能となる。
【0015】請求項3に係るバスバー構造体は、請求項
1又は2記載のバスバー構造体において、バスバーを三
段階に屈曲させたことを特徴とする。上記構成により、
例えばバスバーの端部と第一の屈曲部(凸部)の頂部と
第二の屈曲部(凹部)の底部とがそれぞれ積層方向に異
なる高さで位置し、第一の屈曲部が一方の平板状のバス
バーと溶接接続され、第二の屈曲部が他方の平板状のバ
スバーと溶接接続され、バスバーの端部は両平板状のバ
スバーの中間に位置する。これにより、各バスバーの端
部が等ピッチで配置され、端部すなわち端子部への外部
端子等の接続性が高まり、コネクタ化も容易となる。
【0016】請求項4に係るバスバー構造体は、請求項
1〜3の何れか1項に記載のバスバー構造体において、
バスバーの層を平行に及び/又は直交させて配置したこ
とを特徴とする。上記構成により、平行なバスバーによ
って、相手側機器や相手側端子等に対するバスバー長手
方向の接続が行われ、直交したバスバー部分によって各
バスバーの層間接続が行われる。バスバーが直交するこ
とで、バスバー相互の接続が最短距離で行われ、電気抵
抗の無駄な増加が防止され、且つ層間のバスバーの結合
強度がアップする。
【0017】請求項5に係るバスバー構造体は、請求項
1〜4の何れか1項に記載のバスバー構造体において、
バスバーの端末に端子部を形成したことを特徴とする。
上記構成により、バスバーの端子部が相手側の雌型の端
子等にスムーズに挿入接続される。各バスバーの端子部
を並列に配置することで、例えばコネクタ成され、ワイ
ヤハーネス等の相手側コネクタを一括して接続可能とな
る。
【0018】請求項6に係るバスバー構造体は、請求項
1〜5の何れか1項に記載のバスバー構造体において、
バスバーを複数段で且つ複数列に配置したことを特徴と
する。上記構成により、バスバー構造体の回路数が増
し、多くの接続回路に対応可能となる。請求項7に係る
バスバー構造体は、請求項1〜6の何れか1項に記載の
バスバー構造体において、前記各層のバスバーを超音波
溶着で接続したことを特徴とする。上記構成により、バ
スバーの溶け過ぎが防止され、接続が正確に行われる。
【0019】請求項8に係るジャンクションブロック
は、請求項1〜7の何れか1項に記載のバスバー構造体
を備えることを特徴とする。上記構成により、上記請求
項1〜7記載のバスバー構造体におけると同様な作用効
果がジャンクションブロックにおいて奏せられる。
【0020】請求項9に係るジャンクションブロック
は、請求項8記載のジャンクションブロックにおいて、
各バスバーの間及び外側に絶縁樹脂材を充填して成るこ
とを特徴とする。上記構成により、複数層のバスバーと
絶縁樹脂材とでコンパクトなジャンクションブロックが
簡単に構成される。そして、絶縁樹脂材が各バスバーの
表裏面及び両側面に密着し、バスバーが外部の水滴や塵
あるいは干渉等から安全に保護・絶縁される。端子部を
絶縁樹脂材の外部に突出(露出)させることで、外部と
の電気的接続が容易化する。また、従来の絶縁板を用い
ないから、バスバーの層間接続位置の自由度が高まり、
多数層の層間接続が容易化すると共に、ジャンクション
ブロックが小型化される。
【0021】請求項10に係るバスバー回路体の製造方
法は、複数のバスバーを積層し、且つ相互に接続させる
バスバー構造体の製造方法において、バスバー長手方向
に複数のプレスパーツを並列に配置し、バスバーの屈曲
位置に対応して各プレスパーツの突出長さを変えて段差
部を形成し、該段差部でバスバーに屈曲部を形成し、次
いで所要のバスバーを積層することを特徴とする。上記
構成により、例えば上側の所要のプレスパーツを下向き
に長く突出させ、下側の対向するプレスパーツを上側の
プレスパーツの突出寸法分だけ短く凹ませ、上下のプレ
スパーツで平板状のバスバーを押圧することで、バスバ
ーに凸状の屈曲部を形成することができる。例えば複数
のプレスパーツを同一な大きさ・形状に形成し、プレス
パーツの突出量を変化させることで、あるいは複数のプ
レスパーツを同じ幅で異なる長さに形成することで、あ
らゆる屈曲形態のバスバーに対応することができる。
【0022】請求項11に係るバスバー回路体の製造方
法は、請求項10記載のバスバー構造体の製造方法にお
いて、各層のバスバーを相互に溶着接続することを特徴
とする。上記構成により、請求項1記載のバスバー構造
体の作用効果と同様にバスバーが低抵抗で強固に層間ジ
ョイント接続され、例えば電源電流が各バスバーを経て
相手側の電装品や機器等に供給される。あるいは複数の
ヒューズ等のマイナス回路が各バスバーを経て車体等に
アース接続される。
【0023】請求項12に係るジャンクションブロック
の製造方法は、請求項10又は11記載のバスバー構造
体の製造方法で製造したバスバー構造体の各バスバーの
間及び外側に絶縁樹脂材を充填し、各バスバーの端部を
端子部として該絶縁樹脂材の外側に突出させて、ジャン
クションブロックを構成させることを特徴とする。上記
構成により、請求項9記載のジャンクションブロックの
作用効果と同様に構造が小型化されると共に、絶縁樹脂
材が各バスバーの表裏面及び両側面に密着し、バスバー
が外部の水滴や塵あるいは干渉等から安全に保護・絶縁
される。端子部を絶縁樹脂材の外部に突出させること
で、外部との電気的接続が容易化する。また、従来の絶
縁板を用いないから、バスバーの層間接続位置の自由度
が高まり、多数層の層間接続が容易化すると共に、構造
がコンパクト化する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係
るバスバー構造体とそれを備えたジャンクションブロッ
ク及びそれらの製造方法の一実施形態を示すものであ
る。
【0025】このバスバー構造体5は、図1(a)〜
(c)の如く導電金属製の複数組のバスバー1〜4を用
いて、図2の如く複数層に積層した状態に溶接接続した
ものであり、各層のバスバー1〜4間及び上下層のバス
バー1,4の外面側を絶縁樹脂材6で埋めて、各バスバ
ー1〜4の両端部を雄型の端子部7として絶縁樹脂材6
の外側に突出させている。各バスバー1〜4の材質は溶
接性の良い銅合金が好ましい。
【0026】図1(a)の如く、最上層のバスバー1は
真直(ストレート)な略短冊状ないし略帯状に形成さ
れ、全長に渡って平坦部12を有している。各バスバー
1の幅は同一で且つ長さも同一である。板厚は各層のバ
スバー1〜4の全てについて共通である。
【0027】図1(b)の如く、上から二層目の各バス
バー2は要部を略矩形波状に屈曲されており、屈曲形状
はバスバー2の中でも各種に相違している。図1(a)
の最上層のバスバー1に対して図1(b)のバスバー2
を直交して配置することも可能であるが、図2の実施形
態では各層のバスバー1〜4を平行に配置している。こ
れは第二層のバスバー2に限らず、最下層のバスバー4
についても同様である。
【0028】図1(b)における一形態のバスバー
1,24は二つの上向きの凸部(屈曲部)8,8と一つ
の下向きの凸部(屈曲部)9とを有し、他の形態のバス
バー22,24は一つの上向きの凸部(屈曲部)8と一つ
の下向きの凸部(屈曲部)9とを有している。
【0029】図2の如く、二つの上向きの凸部8,8の
間に一つの下向きの凸部9が位置し、二つの上向きの凸
部8,8は水平方向に両端側の雄型の端子部7に続いて
いる。各端子部7は上向きの凸部8と下向きの凸部9と
の高さ方向中間において水平に位置している。一方の上
向きの凸部8は下向きの凸部9に続き、下向きの凸部9
は他方の上向きの凸部8に続いている。
【0030】各端子部7は、上向きの凸部8の上辺部8
aと下向きの凸部9の下辺部9aとに平行に位置してい
る。各上向きの凸部8は、水平な上辺部8aと垂直な前
後の辺部8bとを有し、下向きの凸部9は、水平な下辺
部9aと垂直な前後の辺部9bとを有し、下向きの凸部
9の前後の辺部9bは、上向きの凸部8の内側の辺部8
bと同一垂直面で一体に続いている。内側の垂直な辺部
8b,9bを合わせた長さは外側の垂直な辺部8bの長
さの二倍である。
【0031】バスバー2は積層方向に三段階に屈曲され
ている。すなわち、バスバー2の端末部と上向きの凸部
8の上辺部8aと下向きの凸部9の下辺部9aとで高さ
が三段階になっている。上辺部8aと前後の辺部8bと
は直交し、下辺部9aと前後の辺部9bとは直交してい
る。二つの上向きの凸部8,8と中間の下向きの凸部9
との間に水平な連結辺部(図示せず)を形成することも
可能である。
【0032】図2の形態では説明の便宜上、バスバー1
〜4の積層方向を上下と定義し、バスバー1〜4の長手
方向を前後と定義している。本発明のバスバー構造体5
の形態はこれに限るものではなく、例えばバスバー1〜
4の積層方向を左右又は前後としてもよく、バスバー1
〜4の長手方向を上下としてもよい。すなわち、方向は
使用形態によって適宜規定される。
【0033】図1(b)において、一つの上向きの凸部
8と一つの下向きの凸部9とを有するバスバー22,23
は、上向きの凸部8の垂直な外側の辺部8bから直交し
て水平に続く雄型の端子部7と、下向きの凸部9の垂直
な外側の辺部9bから直交して水平に続く雄型の端子部
7とを有し、上向きの凸部8と下向きの凸部9とは例え
ば回転対称に位置し、各凸部8,9の外側の辺部8b,
9bは同じ長さで垂直に位置し、各凸部8,9の内側の
辺部10(8bと9bを合わせたもの)は垂直な同一平
面で外側の辺部8b,9bの二倍の長さで連続して位置
している。
【0034】この形態は、例えば図2で二つの上向きの
凸部8,8の一方を削除して、一方の端子部7を直接下
向きの凸部9の垂直な辺部9bに直交させた形態に類似
する。勿論、バスバー2の形態はこれに限らず、例えば
一つの上向きの凸部8と一つの下向きの凸部9との間に
水平な連結辺部(図示せず)を形成してもよい。
【0035】図1(c)の如く、図2の上から三層目の
各バスバー3は図1(a)のバスバー1と同様に真直な
略短冊状ないし帯状に形成され、全長に渡って平坦部1
2を有している。各層の各バスバー1〜4の全長(展開
長さではなく加工長さ)は全て同じである。
【0036】図1(d)の最下層のバスバー4は、図1
(b)の上から二層目のバスバー2に類似して矩形波形
の上向き及び下向きの各一つの凸部8,9を有するもの
(4 2〜44)や、図2の最下層のバスバー4の如く上向
きの一つの凸部8と、凸部8の前後両側に続く水平部1
1と、水平部11と一体の雄型の端子部7とで構成され
るもの(41)等が用いられる。
【0037】図1(b)と類似のバスバー42〜44につ
いては詳細な説明を省略する。図2の最下層のバスバー
4は長手方向中央に上向きの凸部8を有し、凸部8は水
平な上辺部8aと前後両側の垂直な辺部8bとで成り、
前後の各辺部8bは水平な辺部11に続き、水平な辺部
11は端子部7に真直に続いている。最下層のバスバー
4の垂直な辺部8bを上から二層目のバスバー2の外側
の垂直な辺部8bと同一の長さ設定して、各バスバー1
〜4の端子部7のピッチを同一にすることも可能であ
る。
【0038】図1(a)〜図1(d)の各バスバー1〜
4の端子部7はバスバー端末部と同一形状に図示してい
るが、図2の形態において端子部7はバスバー端末部よ
りも少し薄肉で且つ少し幅狭に形成されている。端子部
7の形状はバスバー1〜4の大きさ(太さ及び板厚)や
相手側の雌端子(図示せず)の大きさや形状に応じて適
宜設定される。バスバー1〜4の幅と板厚が相手側の雌
端子に対して良好な接触状態を発揮し得る形態であれ
ば、各端子部7の幅や板厚はバスバー1〜4と同じでも
使用可能である。ただし、雌端子への雄側の端子部7の
挿入性を考慮して、端子部7の先端は略半円状ないし円
弧状ないし略ハの字状に成形しておくのが好ましい。
【0039】図2の如く、複数層の各バスバー1〜4は
その凸部8,9と平坦部12とを超音波金属溶着(溶着
部ないし溶接部を符号13で示す)によって接続させ
る。これにより、バスバー構造体5が構成される。次い
で端子部7の先端側半部を残して絶縁樹脂材6でバスバ
ー構造体5を覆う。これにより全体としてジャンクショ
ンブロック14が構成される。
【0040】図2の形態では、最上層の真直なバスバー
1の平坦部12の下面に上から第二層のバスバー2の前
後二つの上向きの各凸部8の上辺部8aが溶着され、上
から二層目のバスバー2の下向きの凸部9の下辺部9a
が上から三層目の真直なバスバー3の平坦部12の上面
に溶着され、上から三層目のバスバー3の平坦部12の
下面が最下層のバスバー4の上向きの凸部8の上辺部8
aに溶着されている。上から二層目のバスバー2の下向
きの凸部9と上から三層目のバスバー3と最下層のバス
バー4の上向きの凸部8とは同時に一体的に溶着されて
いる。
【0041】例えば各層のバスバー1〜4の端子部7の
ピッチ(間隔)Pを等しく設定することで、例えば外部
ワイヤハーネス(図示せず)のコネクタの雌型の端子
(図示せず)に各端子部7を同時にコネクタ接続するこ
とができる。この場合、端子部7の周りの絶縁樹脂材6
が雄型のコネクタハウジングとして作用する。全ての端
子部7を等ピッチに設定しなくとも、四本の端子部7を
二本づつ二つの相手側コネクタ(図示せず)に接続させ
ることも可能である。勿論、各バスバー1〜4の端子部
7に、各電線(図示せず)の端末に接続した雌型の端子
を直接接続したり、各端子部7に電線(図示せず)の導
線部を溶接で接続したり、他の外部バスバー(図示せ
ず)を雌−雌中継端子(図示せず)等で接続したりする
ことも可能である。
【0042】なお、上から二層目のバスバー2を上下反
転させて、長手方向中央の上向きの凸部9とその前後両
側の二つの下向きの凸部8,8として配置し、最上層の
バスバー1に中央の凸部9を溶接し、上から三層目のバ
スバー3に二つの下向きの凸部8,8を溶接することも
可能である。また、上から二層目のバスバー2と同形状
のバスバーを最下層のバスバーとして使用したり、最下
層のバスバー4を上下反転して最上層のバスバーとし、
上から二層目に真直なバスバー1を配置して、最上層の
バスバー4の下向きの凸部8と上から二層目の真直なバ
スバー1とを溶接することも可能である。
【0043】その他、図2の形態に限らず種々の形態の
バスバーを相互に溶接接続可能である。溶接方法は超音
波溶着に限らず、スポット抵抗溶接やレーザビーム溶接
やハンダ付けやロー付け等、種々の溶接方法が可能であ
る。超音波溶着は上下の超音波ホーン(図示せず)で二
枚ないし三枚のバスバーを挟んで横方向に超音波振動さ
せることで容易に行うことができる。スポット抵抗溶接
も同様に上下の電極(図示せず)で二枚ないし三枚のバ
スバーを強く挟んで短時間で簡単に行うことができる。
溶接以外にリベット止め等で接続させることも無論可能
である。
【0044】複数層のバスバー1〜4をその凸部8,9
と平坦部12又は凸部8,9同士で溶接して層間接続さ
せてバスバー回路体すなわちバスバー構造体5を構成す
る。そして、同一のあるいは各種形態のバスバー回路体
を図1のように横方向に並列に配置して、樹脂成形金型
(図示せず)内にセットし、絶縁樹脂材6を成型金型内
に充填して図2のようなジャンクションブロック14を
製造する。
【0045】ここで、同じ層の所要なバスバー同士(例
えば1と1)を短い連結バスバー(図示せず)で相互に
溶接接続することも可能である。また、複数列(複数
群)のバスバー回路体ではなく一列のバスバー回路体を
絶縁樹脂材6でモールドすることも無論可能である。絶
縁樹脂材6は熱可塑性又は熱硬化性の樹脂材を使用可能
である。樹脂材6に代えてセラミック等の絶縁材を用い
ることも可能である。複数層のバスバー構造体5を絶縁
性の樹脂材6等で囲むことで、各バスバー1〜4が絶縁
されると共に外部の水分や塵等から保護されて、簡単に
且つ低価格でジャンクションブロック14が製造され
る。
【0046】図3は、上記各バスバー1〜4の製造方法
の一実施形態すなわちバスバー構造体5の製造方法の一
過程を示すものである。この製造方法は、短冊状ないし
帯板状の細長で且つ平坦なバスバー材である導電金属板
16を複数の長方形状ないし矩形状のプレスパーツ17
で上下からプレスして所望の形状に屈曲させるものであ
る。
【0047】各プレスパーツ17は金属材で硬質に形成
され、正方形ないし長方形状の平坦な先端面(押圧面)
17aを有している。複数のプレスパーツ17を並列に
密着させて上型18と下型19とが構成されている。上
型18と下型19とを左右両側に横型として水平に配置
し、バスバー材である導電金属板16を垂直にセットす
ることも可能である。
【0048】各プレスパーツ17は例えば全て同一の大
きさ・形状に形成され、加工するバスバー形態に応じて
先端面17aの位置(突出長さ)を変えて配置し、基部
側をベース(図示せず)に固定する。あるいは、三種類
程度ないしそれ以上の種類の長さ違いのプレスパーツ1
7を用意し、加工するバスバー16の凸部(屈曲部)2
0や凹部(屈曲部)21あるいは他の段付き状の屈曲部
22の位置に応じて上下に長いプレスパーツ(例えば1
1)と短いプレスパーツ(例えば172)とを対向して
配置し、所望の形状にバスバー16を屈曲加工する。
【0049】図3の形態のバスバー16においては、上
向きの凸部20に対応して上型18のプレスパーツ17
4を隣接のプレスパーツ171,175より短くし、ある
いは隣接のプレスパーツ171,175より短いプレスパ
ーツ173を用い、下型19のプレスパーツ174を上型
18のプレスパーツ173の凹んだ分だけ長くし、ある
いは長いプレスパーツ174を用いて、上下型18,1
9に段差部23を構成させている。また、凸部20に続
く一方の平坦部24に対応して上型18のプレスパーツ
171を長くし、あるいは長いプレスパーツ171を用
い、下型19のプレスパーツ172をその分短くし、あ
るいは短いプレスパーツ172を用いて、上下型18,
19に段差部23を構成させている。また、凸部20に
続く中央の平坦部25に対応して、複数(図3で二つ)
の同じ長さのプレスパーツ175〜178を上下とも並列
に配置している。また、平坦部25に続くクランク状の
屈曲部22に対応して、上型のプレスパーツ179を短
くし、あるいは短いプレスパーツ179を用い、下型の
プレスパーツ1710をその分長くし、あるいは長いプレ
スパーツ1710を用いて、上下型18,19に段差部2
3を構成させている。
【0050】下向きの凸部(例えば図2の符号9)を形
成する場合は、上向きの凸部20とは逆に、上型18の
プレスパーツ17を長くし、下型19のプレスパーツ1
7をその分(上型18のプレスパーツ17が突出した寸
法分だけ)短くする。このように、各プレスパーツ17
の突出長さを変えることで、上下の凸部20や他の屈曲
部22を容易に形成することができる。
【0051】バスバー16の前後両側の端子部7の加工
は、例えば同様のプレスパーツ17でバスバー16の前
後端部を圧縮してバスバー16の板厚よりも薄く加工し
たり、あるいは他のプレス型(図示せず)で円弧状等の
所要形状に切断する等の方法で行うことができる。
【0052】なお、図3において各プレスパーツ17を
バスバー横断方向に長く形成し、扁平な矩形状の導電金
属板をそのプレスパーツ17で屈曲加工した後、所要の
幅に切断して複数の同一形状のバスバー16を得ること
も可能である。何れにしろ、加工するバスバー16の仕
様に応じて複数のプレスパーツ17を組み合わせて上下
の成形型18,19を構成することで、プレスパーツ1
7の初期投資のみの少ないコストで、あらゆる形態のバ
スバーを形成することができる。これにより、図1
(b)や図1(d)に示すバスバー2,4を容易に且つ
低コストで製造することができ、図2のジャンクション
ブロック14の製造が容易化、低コスト化される。図1
(a)(c)のバスバー1,3は、プレスパーツ17を
用いる前の段階で一枚の導電金属板を短冊状に切断する
ことで製造される。
【0053】なお、図2のジャンクションブロック14
におけるバスバー構造体5は四層に限らず少なくとも二
層、あるいは四層以上の多層に構成させてもよい。この
際、図2の如く一層おきフラットで真直なバスバー1,
3を配置してもよく、あるいは、真直なバスバー1,3
と上から二層目と四層目の屈曲したバスバー2,4を適
宜組み合わせて積層してもよい。また、各層は必ずしも
接続する必要はなく、層間接続した複数種のバスバー回
路体を並列に配置してもよい。また、各層のバスバー1
〜4の少なくとも端末部を積層方向に相互に離間させて
並列に配置した構成とは別に(独立して)、屈曲を行っ
たバスバー2,4と屈曲を行わない平板状のバスバー
1,3とを交互に積層した構成を採用したり、バスバー
2を三段階に屈曲させた構成を採用したり、バスバー1
〜4の層を平行に及び/又は直交させて配置した構成を
採用したり、バスバー1〜4の端末に端子部7を形成し
た構成を採用したり、バスバー1〜4を複数段で且つ複
数列に配置した構成を採用したり、各層のバスバーを超
音波溶着で接続した構成を採用したり、これらのバスバ
ー構造体5を備えるジャンクションブロック14を採用
したり、各バスバー1〜4の間及び外側に絶縁樹脂材6
を充填して成るジャンクションブロック14を採用した
りすることも有効である。
【0054】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、従来の端子同士の面接触による接続に較べて、接続
が強固に且つ低抵抗で行われるから、車両の振動等に対
する電気的接続の信頼性が高まり、車両用のジャンクシ
ョンボックスやジャンクションブロックに最適となる。
また、従来の中継端子を層間に配置しないから、構造が
小型化される。さらに、各層のバスバーの端末部に相手
側回路等の複数の端子部を容易に且つ確実に接続するこ
とができ、接続の作業性と信頼性が向上する。
【0055】請求項2記載の発明によれば、平板状と屈
曲状の二種類のバスバーを交互に積層することで、バス
バー回路構造が簡素化、小型化、低コスト化される。ま
た、バスバー屈曲用の成形金型コストも低減される。ま
た、バスバーを多数層に積層することが容易となり、接
続回路数の増加に対応可能となる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、例えばバス
バーの端部と一方の屈曲部と他方の屈曲部とがそれぞれ
積層方向に異なる高さで位置し、一方の屈曲部を一方の
平板状のバスバーと溶接し、他方の屈曲部を他方の平板
状のバスバーと溶接して、バスバーの端部は両平板状の
バスバーの中間に位置することで、各バスバーの端部が
等ピッチないしそれに近い間隔で配置され、端部すなわ
ち端子部への外部端子等の接続性が高まり、コネクタ化
も容易となる。これにより、相手側回路の接続作業性が
向上する。
【0057】請求項4記載の発明によれば、真直な一方
のバスバーに他方のバスバーを直交(屈曲)させて層間
接続することで、バスバー相互の接続が最短距離で行わ
れ、且つ層間のバスバーの結合強度もアップし、層間接
続の信頼性が高まる。請求項5記載の発明によれば、バ
スバーの端子部を相手側の雌型の端子等にスムーズに挿
入接続することができ、接続作業性が向上する。また、
各バスバーの端子部を並列に配置すれば、コネクタとし
て使用でき、さらに接続作業性が向上する。
【0058】請求項6記載の発明によれば、バスバー構
造体の回路数が増し、多くの接続回路に対応可能とな
り、ジャンクションブロックへの適用性が一層高められ
る。請求項7記載の発明によれば、電気的接続の信頼性
が向上し、且つ作業工数が低減される。請求項8記載の
発明によれば、請求項1〜7記載の発明におけると同様
な効果が奏せられる。
【0059】請求項9記載の発明によれば、絶縁樹脂材
によって各バスバーが外部の水滴や塵あるいは干渉等か
ら安全に保護・絶縁されるから、ジャンクションブロッ
クとしての信頼性が高まる。また、従来の絶縁板を用い
ないから、バスバーの層間接続位置の自由度が高まり、
多数層の層間接続が容易化すると共に、構造がコンパク
ト化される。
【0060】請求項10記載の発明によれば、複数のプ
レスパーツを共用化して異なる形状のバスバーを形成す
ることができるから、種類の異なるバスバーやバスバー
構造体ごとに屈曲用の異なる成形金型を用意する必要が
なく、金型コストが大幅に低減される。請求項11記載
の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が奏
せられる。請求項12記載の発明によれば、請求項9記
載の発明と同様の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明に係るバスバー構造
体を構成する各層のバスバーを順に示す斜視図である。
【図2】同じく本発明に係るバスバー構造体の一実施形
態を示す縦断面図である。
【図3】バスバーすなわちバスバー構造体の製造方法の
一実施形態の一過程を示す要部側面図である。
【図4】従来のバスバー構造体の第一の形態を示す分解
斜視図である。
【図5】従来のバスバー構造体の第二の形態を示す側面
図である。
【図6】従来のバスバー構造体の第三の形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1〜4,16 バスバー 5 バスバー構造体 6 絶縁樹脂材 7 端子部 8,9,20 凸部(屈曲部) 13 溶着部 14 ジャンクションブロック 17 プレスパーツ 22 屈曲部 23 段差部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一層のバスバーを屈曲させて
    他のバスバーに積層し、各バスバー間を溶接等で接続し
    て回路構成を行うバスバー構造体において、各層のバス
    バーの少なくとも端末部を積層方向に相互に離間させて
    並列に配置したことを特徴とするバスバー構造体。
  2. 【請求項2】 屈曲を行ったバスバーと、屈曲を行わな
    い平板状のバスバーとを交互に積層したことを特徴とす
    る請求項1記載のバスバー構造体。
  3. 【請求項3】 バスバーを三段階に屈曲させたことを特
    徴とする請求項1又は2記載のバスバー構造体。
  4. 【請求項4】 バスバーの層を平行に及び/又は直交さ
    せて配置したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1
    項に記載のバスバー構造体。
  5. 【請求項5】 バスバーの端末に端子部を形成したこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のバスバ
    ー構造体。
  6. 【請求項6】 バスバーを複数段で且つ複数列に配置し
    たことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の
    バスバー構造体。
  7. 【請求項7】 前記各層のバスバーを超音波溶着で接続
    したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載
    のバスバー構造体。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか1項に記載のバス
    バー構造体を備えることを特徴とするジャンクションブ
    ロック。
  9. 【請求項9】 各バスバーの間及び外側に絶縁樹脂材を
    充填して成ることを特徴とする請求項8記載のジャンク
    ションブロック。
  10. 【請求項10】 複数のバスバーを積層し、且つ相互に
    接続させるバスバー構造体の製造方法において、バスバ
    ー長手方向に複数のプレスパーツを並列に配置し、バス
    バーの屈曲位置に対応して各プレスパーツの突出長さを
    変えて段差部を形成し、該段差部でバスバーに屈曲部を
    形成し、次いで所要のバスバーを積層することを特徴と
    するバスバー回路体の製造方法。
  11. 【請求項11】 各層のバスバーを相互に溶着接続する
    ことを特徴とする請求項10記載のバスバー構造体の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載のバスバー構
    造体の製造方法で製造したバスバー構造体の各バスバー
    の間及び外側に絶縁樹脂材を充填し、各バスバーの端部
    を端子部として該絶縁樹脂材の外側に突出させて、ジャ
    ンクションブロックを構成させることを特徴とするジャ
    ンクションブロックの製造方法。
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