JP2003087935A - ジャンクションボックス - Google Patents

ジャンクションボックス

Info

Publication number
JP2003087935A
JP2003087935A JP2001272764A JP2001272764A JP2003087935A JP 2003087935 A JP2003087935 A JP 2003087935A JP 2001272764 A JP2001272764 A JP 2001272764A JP 2001272764 A JP2001272764 A JP 2001272764A JP 2003087935 A JP2003087935 A JP 2003087935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
bus bar
junction box
vertical bus
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001272764A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukitaka Saito
友紀貴 齋藤
Yuji Saka
雄次 阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001272764A priority Critical patent/JP2003087935A/ja
Publication of JP2003087935A publication Critical patent/JP2003087935A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスの小型化、高密度化
を図る。 【解決手段】 ベースモジュール10の内部に短冊状の
縦バスバー13をX方向に狭ピッチで並列していると共
に、縦バスバー13の配置位置のケース外面にキャビテ
ィ16をY方向に多数並設した電線接続ブロック15を
突設する。ベースモジュール10のケースの一部にヒュ
ーズ・リレーモジュール11を搭載し、その絶縁板61
上にヒューズ・バスバー62を固定し、該ヒューズ・バ
スバー62の一端側を入力部63として、その先端を電
源線と接続させる一方、該入力部63の他端より複数の
出力部64を分岐させ、これら出力部64の途中に細幅
としたヒューズ部62aを設けると共に先端を縦バスバ
ー13と接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のジャン
クションボックスに関し、特に、内部回路に用いるバス
バーとして多数並列して収容する短冊状の縦バスバーを
用い、該縦バスバー間のピッチを小さくすると共に、バ
スバーに一体化されたプレート式のヒューズを用いてジ
ャンクションボックスの小型化を図るものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】自動車用のジャンクションボックスは、通
常、図13に示す構成とされている。該ジャンクション
ボックス1は、アッパーケース2とロアケース3の間に
絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバー5A〜5Dを積
層配置している。上記アッパーケース2にはコネクタ収
容部2a、リレー収容部2b、ヒューズ収容部2cを設
け、これら収容部にコネクタ6、リレー7、ヒューズ8
を装着して、これらの端子と上記バスバーから突設した
タブと直接あるいは中継端子を介して接続させている。
また、ロアケース3にもコネクタ収容部3aを設けて、
バスバーのタブ5aを突出してコネクタと接続している
場合もある。
【0004】上記絶縁板4A〜4Eに固定するバスバー
5A〜5Dは導電性金属板を所要の回路形状に打ち抜い
て形成されている。このバスバーと外部回路となるワイ
ヤハーネスの電線端末の端子とはコネクタを介して接続
しており、電線端末の端子をコネクタのキャビテイに挿
入し、このコネクタをジャンクションボックスのケース
外面に形成したコネクタ収容部に嵌合すると、上記バス
バーに形成したタブあるいはタブに接続した中継端子
と、上記コネクタ内の電線端末の端子とが嵌合される。
【0005】上記した絶縁板上にバスバーを平面置きす
る方法に変えて、図14に示すように、導電性金属板を
帯形状とし、回路形状に沿って屈曲させた縦バスバー
5'を用いる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すように、
従来のジャンクションボックスでは、その内部回路とワ
イヤハーネスの外部回路をコネクタを介して接続してい
るため、コネクタとワイヤハーネスとの接続作業が必要
となると共に部品点数が増加する問題がある。
【0007】さらに、上記図13に示すジャンクション
ボックス1では、バスバーを回路形状に打ち抜いて形成
するため回路変更に柔軟に対応できないと共に、回路の
多層化が進みジャンクションボックス1が大型化する問
題がある。また、バスバー材料となる導電性金属板の歩
留まりが非常に悪く、コストアップの要因となる。
【0008】また、図14に示す縦バスバー5'を用い
た場合、導電性金属板を帯形状として用いるため歩留ま
りは向上するが、所要の回路形状にフォーミングして屈
曲させたバスバーは1本づつケース2’内の溝あるいは
ガイド突起の間に挿入しなければならず、作業手数がか
かると共に、屈曲したバスバー同士が接触しないように
配策するため高密度で配置できない問題がある。
【0009】また、図13および図14に示すジャンク
ションボックスとも、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。更
に、通常ヒューズ8は、図13に示すように、樹脂製の
本体8aの内部に埋設されたヒューズ部から2本のタブ
8bを突出させた別体のものをヒューズ収容部2cに装
着してバスバー5A〜5Dと接続するようにしている。
このため、ヒューズ収容部2cおよびヒューズ8自体が
アッパーケース2の外部に大きく突出し、ジャンクショ
ンボックス1全体の小型化を妨げる要因となっていた。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジャンクションボックス内に収容するバスバーとし
て歩留まりの良い縦バスバーを用い、該縦バスバーを高
密度で配置できるようにすると共に、プレート化したヒ
ューズを用いることにより、ジャンクションボックスの
小型化、高密度化を図ることを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックスの内部回路を、
外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ・リレ
ー接続回路部に分割し、ベース回路部を備えたベースモ
ジュールと、上記ヒューズ・リレー接続回路部を備えた
ヒューズ・リレーモジュールを設け、これらモジュール
を結合してジャンクションボックスを組み立てており、
上記ベースモジュールはケース内部にX方向の短冊状の
縦バスバーを平行配列して収容していると共に、該縦バ
スバーの配置位置のケース外面に、外部電線端末接続用
のキャビティをY方向に多数並設した電線接続ブロック
を複数突設し、上記直交方向に配列される縦バスバーと
電線挿入用のキャビティとをX−Y方向の格子状とし
て、縦バスバーと電線とを所要の交差位置で接続して所
要の回路を形成している一方、上記ベースモジュールの
ケースの一部に上記ヒューズ・リレーモジュールを搭載
し、該ヒューズ・リレーモジュールは絶縁板上にヒュー
ズ・バスバーを固定し、該ヒューズ・バスバーの一端側
を入力部として、その先端を電源線と接続させる一方、
該入力部の他端より複数の出力部を分岐させ、これら出
力部の途中に細幅としたヒューズ部を設けると共に先端
を上記縦バスバーと接続しているジャンクションボック
スを提供している。
【0012】上記ベースモジュールの内部に配列する縦
バスバーは、ベースモジュールのアッパーケースあるい
はロアケース内に並列して設けた溝内に収容保持してお
り、該溝間のピッチを小さくしている。上記溝に収容保
持する縦バスバーは、上記電線接続ブロックのキャビテ
ィ底面を挿通し、該キャビティ内に挿入する上記端子の
挟持片を上方(あるいは/および下方)から上記縦バス
バーを挟持させて接続している。
【0013】ヒューズ・リレーモジュールにおいて、ヒ
ューズは絶縁板上に固定されたヒューズ・バスバーの出
力部の途中にヒューズ部が設けられたプレート式の一体
化されたヒューズとなっている。よって、従来の別体式
のヒューズのように、ケース部分にヒューズ収容部を設
ける必要がなく、ヒューズ自体も外部に突出して配置さ
れないので、ジャンクションボックス全体の小型化に大
きく貢献できる。しかも、各ヒューズはモジュールとし
て一体化されているため、各ヒューズを個別に装着する
必要がなく、ジャンクションボックスの組立作業性の向
上を図ることができる。
【0014】具体的には、上記ヒューズ・バスバーの出
力部先端と上記縦バスバーとの接続は、いずれか一方の
バスバーに圧接スロットを設け、他方のバスバーを圧接
スロットに挿入して圧接接続し、あるいは両端に圧接ス
ロットを設けた中継端子を介して接続している。このた
め、ヒューズ・リレーモジュールをベースモジュールに
組み付けると同時に、ヒューズおよびリレーの各バスバ
ーをベースモジュールの所要の縦バスバーに簡易に接続
することができる。
【0015】上記ヒューズ・バスバーの出力部先端と上
記縦バスバーとは溶接接続してもよい。このようにすれ
ば、バスバー同士の接続のための圧接構造を必要とせ
ず、バスバーの構造を簡素化することができる。
【0016】更に具体的には、上記ヒューズ・バスバー
の入力部の先端にタブを設け、電源線端末に接続した端
子と雌雄嵌合接続している。これにより、ヒューズ・リ
レーモジュールへの外部からの電源供給構造を簡素化す
ることができる。
【0017】さらに、ジャンクションボックスの内部回
路として短冊形状の縦バスバーを用い、ケース内部に並
列配置としているため、導電性金属板の歩留まりを10
0%に出来ると共にフォーミング加工を省略でき、しか
も、ケース内部に一括して自動組み付けを行うことがで
きる。
【0018】また、本発明のジャンクションボックス
は、外部回路と接続されるベース回路部を備えたベース
モジュールと、ヒューズ接続回路部あるいは/およびリ
レー接続回路部を備えたヒューズ・リレーモジュールを
設け、これらモジュールよりジャンクションボックスを
組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー接続
回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュー
ル、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変更
に容易に対応することができる。逆に、外部電線との接
続回路のみが変更される場合には、ベースモジュールの
縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけでよ
いため、この場合にも回路変更に容易に対応することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図4は自動車用ワイヤハーネスに
接続されるジャンクションボックス100を示し、10
はベースモジュール、11はヒューズ・リレーモジュー
ル、18はECUケースである。
【0020】上記ベースモジュール10はアッパーケー
ス12とロアケース14とからなるケース内部に図2に
示すようにX方向の短冊状の縦バスバー13を多数並列
状態で収容している。上記縦バスバー13はベース回路
を構成し、アッパーケース12に設けた電線接続ブロッ
ク15の各キャビティ16に、図5に示すように、電線
Wの端子20を直接挿入して上記縦バスバー13と直接
接続している。このベースモジュール10のロアケース
14の一側にヒューズ・リレーモジュール11を搭載し
ている。
【0021】詳しくは、ベースモジュール10は、図1
および図2に示す上面形状とし、図3に示す下面形状と
している。上面の一側には、長さ方向の略全長にわたっ
て複数の電線接続ブロック15を平行列で突設してお
り、各列の電線接続ブロック15は端子挿入部となるキ
ャビティ16をY方向に多数並設している。また、上記
電線接続ブロック15の一方側に複数のコネクタ収容部
17を突設している。
【0022】アッパーケースの内面は、図6に概略的に
示すように、多数並設する縦バスバー13を固定するた
めの溝12aを多数並設しており、狭幅で等ピッチとし
ている。これら各溝12aは、電線接続ブロック15の
キャビティ16の底面開口およびコネクタ収容部17の
底面開口を挟んで連続させて、各溝12aに縦バスバー
13を挿入して位置決め保持している。なお、上記縦バ
スバー13を位置決め保持する溝はロアケース側にも設
けてもよい。
【0023】上記各溝12aに挿入固定する縦バスバー
13は、連続した一枚の短冊状の縦バスバー13−1
と、これを分断して複数枚の縦バスバー13−2を隙間
をあけて連続させたものとがある。図7はECUケース
18とロアケース14を省略して下方から見た図である
が、上記X方向に配置する縦バスバー13と上記Y方向
に並設するキャビティ16に挿入する電線端末の端子2
0とはX−Y方向の格子状に配置され、所要位置で縦バ
スバー13と端子20とを接続して、所要の回路を構成
している。
【0024】ヒューズ・リレーモジュール11は、図2
に示すように、リレーモジュール設置部22とケース2
5および両者の間に配置されたプレートヒューズ60か
ら構成している。上記ヒューズ・リレーモジュール設置
部22とケース25との間には、図8に示すようにリレ
ー用バスバー40を設置し、該リレー用バスバー40に
は上向きに屈折した端子部40aを備え、図9に示すよ
うに、端子部40aの圧接スロット40a−1を縦バス
バー13に圧接接続させて、ベースモジュール10の内
部回路の縦バスバー13とリレー用バスバー40とを接
続している。
【0025】上記プレートヒューズ60は、図11
(A)(B)に示すように、絶縁板61上にヒューズ・
バスバー62をY方向に多数並設して固定し、ヒューズ
・バスバー62の間隔をベースモジュール10の縦バス
バー13の間隔に対応させるようにしている。そして、
ヒューズ・バスバー62の一側端は互いに連結すると共
に、電源の入力部63として、その先端を電源コネクタ
と接続させるための電源用タブ63aを立ち上げてコネ
クタ収容部23に導入し、電源線端末に接続した端子T
と雌雄嵌合接続を可能としている。一方、ヒューズ・バ
スバー62の複数に分岐する他端方は出力部64とし、
この出力部64の途中経路には、亜鉛合金からなり、所
要の電流値以上の過電流が通電したときに溶断する細幅
のヒューズ部62aを一体的に設けている。絶縁板61
には、ヒューズ部62aの対応個所に貫通孔61aを形
成し、ヒューズ部62aが絶縁板61に直接接触しない
ようにしている。そして、出力部64の先端部は、絶縁
板61の端部および中途位置から反対面側に屈曲して突
出させると共に、圧接スロット64aを形成して、ベー
スモジュール10の所要の縦バスバー13と圧接接続可
能としている。なお、縦バスバー13と圧接接続するた
めの圧接スロットは、図12(A)に示すように、縦バ
スバー13の先端を立ち上げて、そこに圧接スロット6
4bを形成するようにしてもよい。さらに、図12
(B)に示すように、ヒューズ・バスバー62と縦バス
バー13との間に、両端に圧接スロット65a、65b
を備えた中継端子65を介して両者間を圧接接続するよ
うにしてもよい。この場合、中継端子65を用いること
で、離れた位置の縦バスバー13との接続が可能とな
り、回路変更の対応の自由度を増すことができる。ま
た、縦バスバー13とヒューズ・バスバー62を面合わ
せしてスポット溶接等により溶接するようにしてもよ
い。
【0026】上記各キャビティ16に挿入する電線端末
に圧着された端子20は、図5に示すように、一対の挟
持片20aを備え、縦バスバー13を端子20の一対の
挟持片20aにより挟持して接続している。また、該端
子20には芯線バレル20bと挟持片20aとの間の位
置に係止凹部20cを設けている。
【0027】上記アッパーケース12に設けたコネクタ
収容部17には、図10(A)(B)に示すように、電
線端末の端子を挿入係止したコネクタ30を嵌合し、コ
ネクタ30の外側のロック爪30aとコネクタ収容部1
7の内壁のロック爪17aとをロック結合している。コ
ネクタ30には縦バスバー挿通溝30bを設けて縦バス
バー13をコネクタ内に挿通させ、コネクタ内の端子3
1を縦バスバー13に挟持させて接続している。
【0028】上記アッパーケースと嵌合するロアケース
14には、図1、2、3に示すように、アッパーケース
12との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモジュー
ル設置部22を突設している。このヒューズ・リレーモ
ジュール設置部22にはコネクタ収容部23を突設する
と共に、端子穴24を設けている。このヒューズ・リレ
ーモジュール設置部22の下部にヒューズ・リレーモジ
ュール11のケース25を組み付けている。該ケース2
5に端子穴24に嵌合する端子収容部26を上向きに突
出すると共に、下向きにリレー収容部27、ヒューズ収
容部28を突設している。
【0029】さらに、ベースモジュール10の下部にE
CUケース18を組みつけ、該ECUケース18の内部
にプリント基板55を収容し、該プリント基板55の導
体をベースモジュール10側に延在するバスバー40と
接続させている。
【0030】上記構成からなるジャンクションボックス
100では、縦バスバー13をアッパーケース12とロ
アケース14内に並列配置して収容してベースモジュー
ル10を組み立てており、このベースモジュール10に
対して、並列させた電線Wの端子20を、アッパーケー
ス12の電線接続ブロック15のキャビテイ16に直接
的に一括挿入するだけで縦バスバー13に接続させるこ
とができる。また、ワイヤハーネス端末のコネクタ30
もコネクタ収容部17に嵌合させるだけで、コネクタ3
0内の端子31を縦バスバー13に接続させることがで
きる。
【0031】また、太物電線である電源線やアース線
は、ベースモジュール10のキャビティ16を通して内
部回路である縦バスバー13と直接接続するのではな
く、ヒューズ・リレーモジュール11のコネクタ収容部
23にてヒューズ・バスバー62を介して縦バスバー1
3と接続するので、ベースモジュール10のキャビティ
16に挿入される電線は細物電線のみとなり、縦バスバ
ー13と圧接する端子20は小寸法のものばかりである
ので、縦バスバー13を挟ピッチで、かつ、等ピッチで
並列させることができる。
【0032】更に、ヒューズはプレートヒューズ60と
してヒューズ・リレーモジュール11内に組み込まれて
いるので、別体のヒューズを必要とせず、ヒューズを受
け入れるためのヒューズ収容部をケースに設ける必要も
ない。したがって、ジャンクションボックス100の小
型化および内部回路の高密化を図ることができると共
に、縦バスバー13が等ピッチであることにより、コネ
クタ収容部17の配置転換等の仕様変更が発生しても、
電線に接続したコネクタ30のバスバー挿通溝30bの
ピッチも変える必要がなく、コネクタの共用化を図るこ
とができる。
【0033】上記構成のジャンクションボックス100
では、各電線Wと縦バスバー13との接続位置さえ変更
すれば回路変更を容易に行うことができる。かつ、ベー
スモジュール10とヒューズ・リレーモジュール11と
を分離し、ヒューズ・リレーモジュール11のヒューズ
・バスバー62を縦バスバー13と接続させているた
め、ベース回路と外部電線との接続形態の変更があるだ
けの場合にはヒューズ・リレーモジュール11を共用す
ることができる。同様に、ヒューズ・リレーモジュール
11のヒューズ接続回路のみ変更がある場合にはベース
モジュール10を共用することができる。
【0034】なお、上記太物電線である電源線およびア
ース線等は、コネクタを使用することなく、その大寸の
端子を直接ヒューズ・リレーモジュール11に設けたキ
ャビティに挿入して上記バスバーと接続してもよい。ま
た、本発明は上記実施形態に限定されず、太物電線であ
る電源線およびアース線をベースモジュールに端子接続
しないことで、縦バスバーを等ピッチかつ挟ピッチで配
置することができればよく、電源線およびアース線と縦
バスバーとの接続はバスバー以外の導電材で行ってもよ
い。さらに、ヒューズ・リレーモジュールは一体化せず
に、分割して形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスでは、ヒューズ部がヒューズ
・バスバーの経路中に一体的に組み込まれたプレートヒ
ューズを用いたので、別体のヒューズを装着するための
ヒューズ収容部をケースに設ける必要がなく全体の小型
化およびケース表面の部品の配列の自由度を向上するこ
とができる。また、ヒューズ・リレーモジュールとして
ベースモジュールに組み付けるのみでヒューズを組み込
むことができるので、従来のように別体のヒューズを単
体で装着するものに比し、その組付作業性を向上するこ
とができる。
【0036】また、全電線の殆どを構成する細物電線を
ジャンクションボックス内の縦バスバーにコネクタレス
で接続することができ、部品点数および作業工数の削減
を図ることができる。さらに、ジャンクションボックス
の内部回路として短冊形状の縦バスバーを用いているた
め、導電性金属板の歩留まりを100%に出来ると共に
フォーミング加工を省略でき、しかも、ケース内部に一
括して自動組み付けを行うことができる。
【0037】さらに、ジャンクションボックスの内部回
路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ
接続回路部あるいは/およびリレー接続回路部に分割
し、ベース回路部を備えたベースモジュールと、上記ヒ
ューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールあるいは
/および上記リレー接続回路部を備えたリレーモジュー
ルを設け、これらモジュールよりジャンクションボック
スを組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュ
ール、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変
更に容易に対応することができる。逆に、外部電線との
接続回路のみが変更される場合には、ベースモジュール
の縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけで
よいため、この場合にも回路変更に容易に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るジャンクションボッ
クスの上面側からみた斜視図である。
【図2】 図1のジャンクションボックスの分解斜視図
である。
【図3】 図1のジャンクションボックスの下方側から
見た斜視図である。
【図4】 図1のジャンクションボックスの正面図であ
る。
【図5】 電線端末の端子とバスバーの接続状態を示す
斜視図である。
【図6】 アッパーケースの内面側に縦バスバーを取り
付ける状態を示す斜視図である。
【図7】 ジャンクションボックスの内部を下方側から
見た回路接続状態を示す概略図である。
【図8】 ジャンクションボックスの要部断面図であ
る。
【図9】 バスバーと縦バスバーとの接続状態を下方側
から見た要部斜視図である。
【図10】 (A)は電線が接続されたコネクタの斜視
図、(B)はコネクタをジャンクションボックスのコネ
クタ収容部に嵌合した状態の断面図である。
【図11】 (A)はプレートヒューズを示す斜視図、
(B)は縦バスバーとの接続状態を示す図である。
【図12】 (A)(B)はプレートヒューズと縦バス
バーとの接続形態の変形例を示す斜視図である。
【図13】 従来のジャンクションボックスの斜視図で
ある。
【図14】 縦バスバーの斜視図である。
【符号の説明】
100 ジャンクションボックス 10 ベースモジュール 11 ヒューズ・リレーモジュール 12 アッパーケース 12a 溝 13 縦バスバー 14 ロアケース 15 電線接続ブロック 16 キャビテイ 17 コネクタ収容部 18 ECUケース 20 端子 20c 係止凹部 22 ヒューズ・リレーモジュール設置部 25 ケース 30 コネクタ 30b バスバー挿通溝 40 リレー用バスバー 60 プレートヒューズ 61 絶縁板 62 ヒューズ・バスバー 62a ヒューズ部 63 入力部 64 出力部 64a、64b 圧接スロット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスの内部回路を、
    外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ・リレ
    ー接続回路部に分割し、ベース回路部を備えたベースモ
    ジュールと、上記ヒューズ・リレー接続回路部を備えた
    ヒューズ・リレーモジュールを設け、これらモジュール
    を結合してジャンクションボックスを組み立てており、 上記ベースモジュールはケース内部にX方向の短冊状の
    縦バスバーを平行配列して収容していると共に、該縦バ
    スバーの配置位置のケース外面に、外部電線端末接続用
    のキャビティをY方向に多数並設した電線接続ブロック
    を複数突設し、 上記直交方向に配列される縦バスバーと電線挿入用のキ
    ャビティとをX−Y方向の格子状として、縦バスバーと
    電線とを所要の交差位置で接続して所要の回路を形成し
    ている一方、 上記ベースモジュールのケースの一部に上記ヒューズ・
    リレーモジュールを搭載し、該ヒューズ・リレーモジュ
    ールは絶縁板上にヒューズ・バスバーを固定し、該ヒュ
    ーズ・バスバーの一端側を入力部として、その先端を電
    源線と接続させる一方、該入力部の他端より複数の出力
    部を分岐させ、これら出力部の途中に細幅としたヒュー
    ズ部を設けると共に先端を上記縦バスバーと接続してい
    るジャンクションボックス。
  2. 【請求項2】 上記ヒューズ・バスバーの出力部先端と
    上記縦バスバーとの接続は、いずれか一方のバスバーに
    圧接スロットを設け、他方のバスバーを圧接スロットに
    挿入して圧接接続し、あるいは両端に圧接スロットを設
    けた中継端子を介して接続している請求項1に記載のジ
    ャンクションボックス。
  3. 【請求項3】 上記ヒューズ・バスバーの出力部先端と
    上記縦バスバーとは溶接接続している請求項1に記載の
    ジャンクションボックス。
  4. 【請求項4】 上記ヒューズ・バスバーの入力部の先端
    にタブを設け、電源線端末に接続した端子と雌雄嵌合接
    続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    のジャンクションボックス。
JP2001272764A 2001-09-07 2001-09-07 ジャンクションボックス Abandoned JP2003087935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272764A JP2003087935A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 ジャンクションボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001272764A JP2003087935A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 ジャンクションボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003087935A true JP2003087935A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19098079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001272764A Abandoned JP2003087935A (ja) 2001-09-07 2001-09-07 ジャンクションボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003087935A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102361398A (zh) * 2011-10-24 2012-02-22 中达电通股份有限公司 直流电源***
JP2017055524A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 東芝電波プロダクツ株式会社 バスバー中継端子集合体
CN108011203A (zh) * 2017-11-01 2018-05-08 王亚苹 一种高压线分线路可开合连线件

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102361398A (zh) * 2011-10-24 2012-02-22 中达电通股份有限公司 直流电源***
JP2017055524A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 東芝電波プロダクツ株式会社 バスバー中継端子集合体
CN108011203A (zh) * 2017-11-01 2018-05-08 王亚苹 一种高压线分线路可开合连线件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6887084B2 (en) Electrical connection box and method for producing it
US6712623B2 (en) Junction box
JPH1127829A (ja) 電気接続箱
JP2003087935A (ja) ジャンクションボックス
JP2003087943A (ja) ジャンクションボックス
JP2003079027A (ja) ジャンクションボックス
JP2004328959A (ja) 自動車用リレーボックス
JP3888089B2 (ja) ジャンクションボックス
JP2003070126A (ja) ジャンクションボックス
JP3501056B2 (ja) 電気接続箱
JP2003079031A (ja) ジャンクションボックス
JP2003111243A (ja) ジャンクションボックス
JP2003070131A (ja) ジャンクションボックスおよび該ジャンクションボックスのケース成形方法
JP3985476B2 (ja) ジャンクションボックス
JP2003087942A (ja) ジャンクションボックスと電線の接続構造
JP3900868B2 (ja) ジャンクションボックス
JP3994908B2 (ja) 自動車用電気接続箱
JP2003070125A (ja) ジャンクションボックス
JP2002369340A (ja) 電気接続箱および該電気接続箱の組立方法
JP2003070127A (ja) ジャンクションボックスおよび該ジャンクションボックスの形成方法
JPH0583828A (ja) ブスバーの回路変更方法
JP2003070132A (ja) ジャンクションボックス
JP2003079032A (ja) ジャンクションボックス
JP3085208B2 (ja) 電気接続箱
JP2000125444A (ja) 回路板および該回路板を収容している電気接続箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040511

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060612