JP2003230495A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2003230495A
JP2003230495A JP2002030164A JP2002030164A JP2003230495A JP 2003230495 A JP2003230495 A JP 2003230495A JP 2002030164 A JP2002030164 A JP 2002030164A JP 2002030164 A JP2002030164 A JP 2002030164A JP 2003230495 A JP2003230495 A JP 2003230495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一体感のある外観性を確保するとともにいろ
いろな吐水形態を楽しむことができ、さらに施工しやす
いシャワー装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 上下方向に略同径の1本のパイプを延設
してなり、かつ、このパイプ内には、給水管と給湯管か
らの湯水を混合する湯水混合部と、この湯水混合部から
湯水混合部の上方に配置した吐水部まで連通する通水路
とを備えたことを特徴とするシャワー装置とした。これ
により、主として1本の縦長のパイプ内に湯水混合部な
らびに吐水部を形成することができる。そのため、従来
のように、湯水混合部と他の吐水部とが別々に配置した
り、湯水混合部が横方向に長く延設し、吐水部が縦方向
に長く延設して外観が複雑形状となることもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャワー装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室やシャワールーム等で設置さ
れるシャワー装置には、湯水混合栓本体から可撓性のシ
ャワーホースを分岐し、このシャワーホース先端にシャ
ワーノズルを設けたものがある。そして、湯水混合栓に
設けたカランもしくはシャワーノズルのいずれかを選択
して吐水する構成となっている。この従来のシャワー装
置では、シャワーホースが床に垂れ下がり、洗体したと
きの湯水やあか等が床を流れるときにシャワーホースに
付着するため、シャワーホースが汚れてしまうおそれが
あった。また、シャワーホースが使用時に床に垂れ下が
った状態となるので邪魔となるおそれもあった。
【0003】そのため、このシャワーホースが床に垂れ
下がらず、またシャワー装置の使用勝手を向上させた技
術として、実開平2−112758号がある。このシャ
ワー装置は、給水管と給湯管が同高さに壁から取り出さ
れ、それに湯水混合栓が接続されている。そして、この
湯水混合栓の裏面側から給湯管を立ち上げてトップシャ
ワーヘッドとハンドシャワーヘッドに分岐する分岐部を
横方向に延設して、この分岐部にそれぞれのシャワーヘ
ッドへの吐水流量調整つまみを設けている。このよう
に、湯水混合栓から立ち上げた給湯管の途中からハンド
シャワーヘッドに連通するシャワーホースを分岐してい
るため、シャワーホースが床に垂れ下がるおそれが低減
されるのである。また、この従来技術のシャワー装置に
おいては、ハンドシャワーだけでなく、トップシャワー
もできるだけ、いろいろなシャワー形態を楽しむことが
できる。
【0004】また、いろいろなシャワー形態を楽しめる
シャワー装置としては、実開昭63−197488号が
ある。このシャワー装置は、給水管と給湯管が同高さに
壁から取り出され、それに湯水混合栓が接続されてい
る。そして、この湯水混合栓の裏面側にハンドシャワー
ノズルに連通したシャワーホースを接続し、さらに湯水
混合栓から立ち上げた給湯管に対して横方向にボディシ
ャワー装置を設けている。そして、このボディーシャワ
ー装置からもシャワーを吐水することができるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のシャワーホースの床への垂れ下がりに対して配慮した
シャワー装置やいろいろなシャワー形態を持つシャワー
装置は、湯水混合栓からの立ち上げ給湯管(垂直方向に
配置)に対して、湯水混合栓、分岐部やボディーシャワ
ー装置など(水平方向に配置)がクロスして配置されて
おり、シャワー装置として一体感がなく、また、外観形
状が複雑となり清掃性が悪いといった問題点がある。
【0006】また、外観性を向上させたシャワー装置と
して、実開平6−66484号のように、シャワーパネ
ル内に給湯管や機能部等を組み込んだ隠蔽タイプのもの
もある。しかしながら、このシャワー装置の場合、設置
スペースを確保しなければならないこと、また、設置す
る室内空間が狭くなってしまうこと、さらには、壁に固
定するために壁の強度を確保しなければならず大掛かり
な施工が伴なってしまうこと、等の問題がある。
【0007】そこで、本発明では上記の問題点を解決す
るため、一体感のある外観性を確保するとともにいろい
ろな吐水形態を楽しむことができ、さらに施工しやすい
シャワー装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明
の請求項1では、上下方向に略同径の1本のパイプを延
設してなり、かつ、このパイプ内には、給水管と給湯管
からの湯水を混合する湯水混合部と、この湯水混合部か
ら湯水混合部の上方に配置した吐水部まで連通する通水
路とを備えたことを特徴とするシャワー装置とした。
【0009】これにより、主として1本の縦長のパイプ
内に湯水混合部ならびに吐水部を形成することができ
る。そのため、従来のように、湯水混合部と他の吐水部
とが別々に配置したり、湯水混合部が横方向に長く延設
し、吐水部が縦方向に長く延設して外観が複雑形状とな
ることもないため、一体感のある外観性を確保すること
ができ、また、清掃しやすく、総合的に使用者に快適性
を提供することができる。また、縦長としたので、設置
スペースを小さくすることができる。さらに、室内側だ
けの施工で設置することができるので、短時間にしかも
簡単に設置工事が行なえ、設置コストの削減を図ること
ができる。
【0010】本発明の請求項2では、前記パイプ内径
は、湯水混合部の外径と略同一であることを特徴とする
シャワー装置とした。
【0011】これにより、シャワー装置本体の外観をよ
り一体感ある形状にまとめることができる。
【0012】本発明の請求項3では、前記吐水部は、湯
水混合部の下方に配置し、湯水混合部から吐水部までの
通水路をパイプ外側に設けたことを特徴とするシャワー
装置とした。
【0013】これにより、湯水混合部の上下に吐水部を
容易に形成することができる。特に、湯水混合部の下方
に周方向に回転する温度調整ハンドルを設けた場合にお
いても、使用者側から見るパイプの形状を略同一径とし
て外観を一体的に見せて、かつ、湯水混合部の下方に吐
水部を形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明をよ
り具体的に説明する。図1に本発明のシャワー装置1の
外観図を示す。このシャワー装置1は、上下方向に伸び
延設する1本のパイプ6に対して、湯水混合部7と複数
の吐水部を備えている。そして、このパイプ6は、全長
に亘り、ほぼ同一径の外観形状としており、かつ、内径
は湯水混合部7の外径と略同一径としている。図1のシ
ャワー装置1においては、吐水部は、カラン2とハンド
シャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4から構成さ
れている。そして、湯水混合部7を挟んで、下方にカラ
ン2を設置し、上方にハンドシャワーノズル3とヘッド
シャワーノズル4とを設置している。湯水混合部7の下
方に温度調整ハンドル8を設け、さらにその下にカラン
2が設置している。そして、湯水混合部7の上方には、
シャワー用流量調整ハンドル10が設けられている。な
お、湯水混合部7の横には、フック23を膨出して設け
ている。図2は、図1のシャワー装置1を浴室のカウン
ター22上に設置した場合の使用状態図を示している。
なお、図示しないが、浴室の洗い場やシャワールームの
床から立ち上げるようにしてもよい。
【0015】図3のシャワー装置1においては、吐水部
は、ボディシャワーノズル5とハンドシャワーノズル3
とヘッドシャワーノズル4から構成されている。そし
て、湯水混合部7の上方に吐水部は位置するように構成
されている。図3のシャワー装置1においては、シャワ
ールームなどの立って使用する場合に好適と言える。
【0016】次に、図4は、給水管と給湯管の接続部1
7、18から流れてきた湯水が湯水混合部7で適温に混
合されて、この湯水混合部7から各吐水部までの通水経
路を示している。図4では、壁から給水管と給湯管を室
内に取込んだ場合を示しているが、床から給水管と給湯
管を立ち上げた場合も同様である。まず、給水管と給湯
管の接続部17、18から供給された湯水は、湯水混合
部7で混合される。また、この湯水混合部7の下方に隣
接して配置した温度調整ハンドル8を周方向に回転させ
て湯温を調整する。この湯水混合部7で適温になった湯
水は、各吐水部2、3、4、5の流量調整弁まで各通水
路A、B、Cを経由して送られる。つまり、湯水混合部
7の上方のパイプ6内において、カラン2用の通水路A
と、ボディシャワーノズル5用の通水路Cと、ハンドシ
ャワーノズル3及びヘッドシャワーノズル4用の通水路
Bとに通水路を3分岐されている。また、ボディシャワ
ーノズル5を設けたパイプ6部において、ボディシャワ
ーノズル5用の通水路Cと、ハンドシャワーノズル3及
びヘッドシャワーノズル4用の通水路Bとの2経路が設
けられている。そして、各流量調整弁を開くことで、そ
れに連通した吐水部から吐水が開始される。なお、ハン
ドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4との吐水
においては、切替えハンドル11により、どちらか一方
を選択するようにしている。図5乃至図6に示したよう
に、湯水混合部7ならびに各吐水部、さらに各吐水部
2、3、4、5、への通水路A、B、Cは、ユニットと
して形成している。このように各ユニットにて構成され
ているため、必要な吐水部だけを選択して湯水混合部7
に接続することができる。そのため、図1のように、吐
水部としてカラン2とハンドシャワーノズル3とヘッド
シャワーノズル4を選択したり、図3のように、吐水部
としてボディシャワーノズル5とハンドシャワーノズル
3とヘッドシャワーノズル4を選択したり、使用者の好
みによって吐水部を選択して簡単に組み立てることがで
きるのである。
【0017】次に、図5乃至図9を用いて、湯水混合部
7と各吐水部の具体的な構成を説明する。図5は、図3
のA部分に相当するシャワー装置の側断面図を示してい
る。湯水混合部7は、サーモスタット混合栓の湯水混合
部7と同様に構成されている。給水管と給湯管の接続部
17、18が上下方向(縦方向)にパイプ6に配置され
ている。さらに、この湯水混合部7を長手方向が縦向き
になるようにパイプ6内に配置している。また、この湯
水混合部7の外径とパイプ6との内径を略同一としてい
る。そして、このパイプ6の全長の径をほぼ変えること
なく、1本のパイプ6を形成している。なお、1本のパ
イプ6とは、途中で継ぎ足しをしたものも含む。このシ
ャワー装置1においては、各ユニット毎に構成し、それ
を各パイプ6に組み付け、それらのパイプ6をさらに縦
方向に積み上げて1つのシャワー装置1を構成してい
る。
【0018】さて、給水管および給湯管の接続部17、
18から湯水は、黒矢印で示すように、湯水混合部7に
送られて適温になり、さらに湯水混合部7の上方に位置
する吐水部へと送られる。なお、湯温調整は、湯水混合
部の下方に設けた温度調整ハンドル8を周方向に回転さ
せて行なう。図8は、湯と水が湯水混合部7に流れて混
合され、各吐水部へ通水する通水経路を示している。湯
水混合部7の上方に位置する吐水部(ハンドシャワーノ
ズル3、ヘッドシャワーノズル4、ボディシャワーノズ
ル5)へはパイプ6の内部の通水路B、Cを経由して送
られ、湯水混合部7の下側の吐水部(カラン2)へは、
パイプ6裏に配置した通水路(通水管)Aを経由して送
られる。なお、図3においては、カラン2を設けていな
いので、このカラン2への通水路Aを塞いでおく。図9
は、サーモスタットによる自動温度調整機構の概略を示
している。図示するように、Ni−Ti合金などの形状
記憶合金バネ21とバイアスバネ22との釣り合いによ
り、バルブ19を制御して、湯水の混合比を調整してい
る。
【0019】次に、吐水部について説明する。吐水部
は、カラン2、ハンドシャワーノズル3、ヘッドシャワ
ーノズル4、ボディシャワーノズル5などから構成する
ことができる。まずカラン2について説明する。図1に
示すように、カラン2は、湯水混合部7の下方でかつシ
ャワー装置1本体のパイプ6から前方に膨出するように
設けている。このカラン2の先端には、流量調整ハンド
ル9を有している。この流量調整ハンドル9に連動して
シリンダ弁などの流量調整弁(図示せず)が開閉し、吐
水・止水をおこなうことができる。このようにカラン2
の先端に流量調整ハンドル9を設けているため、風呂椅
子に座って流量調整ハンドル9に楽な姿勢でアプローチ
しカラン2からの吐水を行なうことができる。なお、こ
のカラン2からの吐水の温度調整は、上方に設置した湯
水混合部7にて行なわれる。そして、湯水混合部7から
の通水は、図4に示すように、パイプ6の背面の外側に
配置した固定部16内に設けた通水路(通水管)Aによ
り行なう。なお、このカラン2は、水平に膨出させて
も、斜めに膨出させてもよく、また、膨出させる長さも
自由に変更してもよい。
【0020】次に、図6、7を用いて、湯水混合部7よ
りも上方に位置する吐水部(ボディシャワーノズル5と
ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノズル4)に
ついて説明する。まず、ボディシャワーノズル5につい
て説明する。ボディシャワーノズル5は、立った状態
で、上半身の縦方向の広範囲に吐水を行なうためのもの
である。そのため、図3に示すようにこのボディシャワ
ーノズル5は、パイプ6の中間部である切替えハンドル
11とシャワーノズル用流量調整ハンドル10との間の
前方に上下に複数の吐水口5aを形成することで構成さ
れている。図6には、湯水混合部7からの湯水がボディ
シャワーノズル5まで通水する通水路を示す。なお、白
矢印がその流れ方向を示している。図6(B)の横断面
図に示すように、シャワーノズル用流量ハンドル10
(流量調整弁10a)を回避してその外周に形成された
通水路10bを通って、ボディシャワー用流量調整ハン
ドル14(流量調整弁14a)に通水される。なお、各
流量調整弁10a、14aは、シリンダ弁から構成され
ている。そして、ボディシャワー用流量調整ハンドル1
4(流量調整弁14a)を経由して、ボディシャワーノ
ズル5へと通水される。
【0021】次に、ハンドシャワーノズル3とヘッドシ
ャワーノズル4からの吐水について説明する。図1乃至
3に示すように、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャ
ワーノズル4は、切替えハンドル11にて切り替える可
能としている。そして、シャワーノズル用流量調整ハン
ドル10にて吐水流量を調整する。このシャワーノズル
用流量調整ハンドル10は、湯水混合部7の上方に隣接
して配置しているので、風呂椅子に座った状態でハンド
シャワーノズル3からの吐水を行ないたい場合に、楽な
姿勢でシャワーノズル用流量調整ハンドル10を操作す
ることができ、また、立った状態でも操作しやすい位置
にある。なお、ハンドシャワーノズル3は、パイプ6か
ら膨出して設けたフック23に引っ掛けておくことが可
能である。
【0022】シャワー装置1本体のパイプ6の中間部に
おける側方に分岐金具12を設けて、この分岐金具12
にシャワーホース13の一端を接続し、そのシャワーホ
ース13の他端をハンドシャワーノズル3に接続してい
る。このハンドシャワーノズル3には、複数の吐水形態
が選択できるように吐水切替操作部を有している。ま
た、ハンドシャワーノズル3には、止水・吐水を行なう
操作ボタン3aが握手部に設けられている。
【0023】一方、ヘッドシャワーノズル4は、シャワ
ー装置1本体のパイプ6の上端に設けられいる。なお、
このヘッドシャワーノズル4は、パイプ6に対して、回
転自在に配置してもよい。また、ヘッドシャワーノズル
4は、内部に大きく3つの吐水群15を配置しており、
この吐水群15は、すべて同じ吐水形態としても、ま
た、すべて異なる吐水形態としてもよい。さらに、この
吐水形態を1つずつ選択できるようにしてもよく、さら
には、ここの吐水群の吐水方向を変えられるようにして
もよい。
【0024】なお、シャワー装置1本体のパイプ6の中
間部(分岐金具12を設けた場所)の前方に切替えハン
ドル11を設けている。そして、この切替えハンドル1
1により、ハンドシャワーノズル3とヘッドシャワーノ
ズル4からの吐水の切替えを行なう。そして、この切替
えハンドル11は、引っ張ることで、弁体11aが後か
ら前に(図では左から右に)動き、通水経路を切り替え
て、ハンドシャワーノズル3からヘッドシャワーノズル
4へと吐水を切り替える構成となっている。そして、ダ
イバーター機構を用いることで、一旦止水したときに
は、必ずハンドシャワーノズル3から吐水するようにし
ている。これにより、パイプ6内に溜まった冷たい停滞
水をヘッドシャワーノズル4から不用意に吐水するおそ
れがない。この切替えハンドル11のダイバーター機構
について、図7に基づき説明する。この切替えハンドル
11の引っ張ることでヘッドシャワーノズル4への通水
状態とするが、このとき水圧がかかっているため、弁体
11aはハンドシャワーノズル3の通水路を塞いだ状態
(図では弁体が右側に位置した状態)で維持される。し
かしながら、止水すると、水圧が下がり、ばね11bの
弾性力により、弁体11aが前から後ろへ(図では右か
ら左へ)と動き通水路を切り替えられるのである。
【0025】次に、図6乃至7に基づき、ハンドシャワ
ーノズル3とヘッドシャワーノズル4への通水路につい
て説明する。図6中の黒矢印がハンドシャワーノズル3
とヘッドシャワーノズル4への通水路の流れを示してい
る。まず、図5の湯水混合部7で適温となった湯水が図
6の下方から流れ、シャワーノズル用流量調整ハンドル
10に流れ込む。このシャワーノズル用流量調整ハンド
ル10を操作させて、流量調整弁10aを開くことによ
り、この流量調整弁10aよりも上方へ位置している切
替えハンドル11まで通水する。なお、図16(B)の
構造と同様に、ボディシャワー用流量調整ハンドル14
(流量調整弁14a)を避けてその外周に通水路を形成
し、さらにボディシャワーノズル5の後側に通水路11
dを形成して、切替えハンドル11まで通水路を形成し
ている。図7は、ハンドシャワーノズル3へ通水されて
いる状態である。黒矢印がハンドシャワーノズル3への
通水路の流れである。また、白矢印は、ヘッドシャワー
ノズル4への通水路の流れである。なお、図1乃至図3
では、切替えハンドル11の側方に分岐金具12を設け
ているが、図7に示すように、切替えハンドル11より
も上方に分岐金具12を設けてもよく、また分岐金具1
2をパイプ6の背面の外側に配置してもよい。
【0026】次に、このシャワー装置1の固定構造につ
いて説明する。シャワー装置1本体のパイプ6は、上方
と湯水混合部7で固定部16により固定している。上方
の固定部16は、分岐金具12よりも上方として、壁に
固定している。湯水混合部7での固定部16は、壁給水
の場合は、接続部17、18を給水管および給湯管に接
続することで行なう。また、床給水の場合は、上方の固
定と同様の固定16で壁に固定する。
【0027】なお、上述した湯水混合部は、サーモスタ
ット機構を採用した例を挙げて説明したが、従来のシン
グルレバーカートリッジを逆さにして上述と同様にパイ
プ内に配置して、湯水混合部の下方に流量調整兼温度調
整ハンドルを配置し、湯水混合部の上方に吐水部を配置
してシャワー装置を構成してもよい。
【0028】
【発明の効果】以上により、一体感のある外観性を確保
するとともにいろいろな吐水形態を楽しむことができ、
さらに施工しやすいシャワー装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の一実施の形態であるシャワー装置の
外観図を示す。
【図2】図1のシャワー装置をカウンター上に設置した
使用状態図を示す。
【図3】本件発明の他の実施の形態であるシャワー装置
の外観図を示す。
【図4】図1の配管経路図を示す。
【図5】図3のA部分に相当するシャワー装置の側断面
図を示す。
【図6】図3のB部分に相当するシャワー装置の側断面
図を示す。
【図7】図3のC部分に相当するシャワー装置の側断面
図を示す。
【図8】図5の湯水の流れを示す。
【図9】図5の湯水の温度調整機構を示す。
【符号の説明】
1 シャワー装置 2 カラン 3 ハンドシャワーノズル 4 ヘッドシャワーノズル 5 ボディシャワーノズル 6 パイプ 7 湯水混合部 8 温度調整ハンドル 9 カラン用流量調整ハンドル 10 シャワーノズル用流量調整ハンドル 11 シャワー切替えハンドル 12 分岐金具 13 シャワーホース 14 ボディシャワー用流量調整ハンドル 15 吐水口 16 固定部 17 給水管の接続部 18 給湯管の接続部 19 バルブ 20 バイアスバネ 21 形状記憶合金バネ 22 カウンター 23 フック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清藤 義弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA02 FA11 2D060 BA01 BB01 BF01 BF09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に略同径の1本のパイプを延設
    してなり、かつ、このパイプ内には、給水管と給湯管か
    らの湯水を混合する湯水混合部と、この湯水混合部から
    湯水混合部の上方に配置した吐水部まで連通する通水路
    とを備えたことを特徴とするシャワー装置。
  2. 【請求項2】 前記パイプ内径は、湯水混合部の外径と
    略同一であることを特徴とするシャワー装置。
  3. 【請求項3】 前記吐水部は、湯水混合部の下方に配置
    し、湯水混合部から吐水部までの通水路をパイプ外側に
    設けたことを特徴とするシャワー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006175062A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 San-Ei Faucet Mfg Co Ltd シャワ装置
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