JP2003226182A - 自動車用内装部品の取付構造及び取付方法 - Google Patents

自動車用内装部品の取付構造及び取付方法

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JP2003226182A JP2002156239A JP2002156239A JP2003226182A JP 2003226182 A JP2003226182 A JP 2003226182A JP 2002156239 A JP2002156239 A JP 2002156239A JP 2002156239 A JP2002156239 A JP 2002156239A JP 2003226182 A JP2003226182 A JP 2003226182A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用内装部品及びクリップのいずれもが
ボディパネルとの間で着脱が容易であり,かつ取付強度
が高い自動車用内装部品の取付構造及び取付方法を提供
すること。 【解決手段】 固定部2のクリップ挿入穴23にクリッ
プ3の係合部33を係合させて,クリップ3がアシスト
グリップ1に係合されている。アシストグリップ1は,
クリップ3の第1掛止爪31をボディパネル4の裏側面
402に掛止すると共に,クリップ3の第2掛止爪32
をボディパネル4の表側面401に掛止してボディパネ
ル4に取り付けられている。また,固定部2のキャップ
21が閉じられることにより,クリップ3における後端
間隙部303には押圧栓22が嵌入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車の室内に取り付けられる
自動車用内装部品の取付構造及び取付方法に関する。
【0002】
【従来技術】自動車の室内に取り付けられる自動車用内
装部品として,例えば,自動車の座席に座った人の姿勢
を支えるために用いられるアシストグリップがある。図
23に示すごとく,アシストグリップ9を自動車のボデ
ィパネル4に取り付ける取付方法の一例として,アシス
トグリップ1の両端に設けた固定部92にビス95を介
してクリップ93を固定すると共に,該クリップ93を
ボディパネル4に設けたパネル穴41に係合することに
よって,アシストグリップ9をボディパネル4に取り付
ける取付方法がある。
【0003】この取付方法においては,先端部901に
おいてのみ連なる左右一対の脚部930を有しており,
この一対の脚部930を後端において折り重ねて設けた
折り重ね部939を有する形状のクリップ9を用いる。
また,上記折り重ね部939には,係合穴933が設け
てある。また,上記脚部930のそれぞれには,上記ボ
ディパネル4に設けたパネル穴41に挿入した際に該ボ
ディパネル4の裏側面402に掛止する第1掛止爪93
1を設けている。また,後端の折り重ね部939には,
上記ボディパネル4の表側面401に掛止する第2掛止
爪932を設けている。
【0004】そして,アシストグリップ9をボディパネ
ル4に取り付けるに当たっては,まず,上記クリップ9
3をビス95を介してアシストグリップ9の固定部92
に固定する。このとき,上記ビス95は,上記固定部9
2に設けた貫通穴922を貫通させ,ネジ部951を上
記クリップ93の係合穴933に螺合させる。
【0005】次いで,上記クリップ93をパネル穴41
に挿入して,第1掛止爪931及び第2掛止爪932を
上記ボディパネル4のパネル穴41の周縁部に掛止させ
る。これにより,上記クリップ93を固定したアシスト
グリップ9がボディパネル4に取り付けられる。そし
て,上記アシストグリップ9の固定部92に,上記ビス
95を表面から覆うようにして上記キャップ921を取
り付ける。
【0006】こうして,上記アシストグリップ9を上記
クリップ93を介してボディパネル4に取り付けてい
る。また,上記取付方法においては,メンテナンスのと
きなどには,上記クリップ93からビス95を外して,
アシストグリップ9をボディパネル4から取り外してい
る。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記クリップ
93は,外すことを考慮していない嵌め殺しタイプのク
リップであるため,上記アシストグリップ9をボディパ
ネル4から取り外したときには,このクリップ93がボ
ディパネル4に残ったままとなる。そのため,クリップ
93の取り替えが必要になったとき等には,上記クリッ
プ93を壊して無理やりに取り外す必要があり,この作
業が困難である。
【0008】また,上記のごとく,上記クリップ93は
ビス95を介して上記アシストグリップ9に固定する。
そのため,アシストグリップ9をボディパネル4との間
で着脱するときに,毎回ビス95を着脱する必要があ
り,この作業に手間がかかる。また,上記ビス95と上
記クリップ93との係合は,上記ネジ部951における
一対のネジ山955とクリップ93の係合穴933の周
縁部との間の掛止により行われている。そのため,例え
ば,上記アシストグリップ9に大きな荷重が加わったと
きには,上記クリップ93の係合穴933の周縁部にお
いて板厚方向に対して荷重が加わる。そのため,クリッ
プ93に変形が生じやすく,上記アシストグリップ9の
取付方法では強度的にあまり優れない。
【0009】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,自動車用内装部品及びクリップのいずれ
もがボディパネルとの間で着脱が容易であり,かつ取付
強度が高い自動車用内装部品の取付構造及び取付方法を
提供しようとするものである。
【0010】
【課題の解決手段】第1の発明は,ボディパネルにクリ
ップを介して取り付けられた自動車用内装部品の取付構
造において,上記クリップは,先端部においてのみ連な
る左右一対の脚部を有しており,該脚部には,上記ボデ
ィパネルに設けたパネル穴の近傍に掛止する掛止部と,
上記自動車用内装部品に設けたクリップ挿入穴の周縁部
に係合する係合部とを有しており,上記クリップの先端
部を,上記自動車用内装部品のクリップ挿入穴及び上記
ボディパネルのパネル穴に挿入して,該パネル穴の近傍
に上記クリップの掛止部を掛止させると共に,上記クリ
ップの係合部を,上記クリップ挿入穴の周縁部に係合さ
せることにより,上記ボディパネルに上記自動車用内装
部品が取り付けられており,上記クリップにおける上記
一対の脚部の後端部の間に形成された後端間隙部には,
該後端間隙部が縮小することを防止するための押圧栓が
嵌入されており,該押圧栓及び上記クリップの後端部は
キャップにより覆われていることを特徴とする自動車用
内装部品の取付構造にある(請求項1)。
【0011】本発明の取付構造においては,上記係合部
及び掛止部を設けた一対の脚部を有する上記クリップを
用いて,上記自動車用内装部品を上記ボディパネルに取
り付けている。すなわち,本発明の取付構造において
は,上記クリップの掛止部が上記ボディパネルにおける
パネル穴の近傍に掛止すると共に,上記クリップの係合
部が上記自動車用内装部品のクリップ挿入穴の周縁部に
係合することにより,上記掛止部と上記係合部との間に
上記自動車用内装部品の一部及び上記ボディパネルを挟
み込んでいる。
【0012】そして,上記クリップにおける後端間隙部
には,上記押圧栓が嵌入されており,上記後端間隙部が
縮小しないようになっている。そのため,上記クリップ
の係合部が上記自動車用内装部品のクリップ挿入穴の周
縁部から外れることがなく,この係合部の係合状態を安
定して維持することができる。また,上記後端間隙部が
縮小することがないので,上記クリップの掛止部が上記
ボディパネルのパネル穴の近傍から外れることがなく,
この掛止部の掛止状態を安定して維持することができ
る。
【0013】そのため,上記クリップと上記自動車用内
装部品とは上記押圧栓によって一体化され,上記自動車
用内装部品は上記ボディパネルに安定して取り付けられ
た状態が得られる。それ故,本発明の取付構造によれ
ば,上記自動車用内装部品の上記ボディパネルに対する
高い取付強度を得ることができる。
【0014】また,上記押圧栓と上記クリップの後端部
とは,上記キャップにより覆われている。そのため,こ
のキャップにより,自動車用内装部品の外観の意匠性を
向上させることができると共に,押圧栓が上記後端間隙
部から脱落することを防止することができる。
【0015】また,本発明においては,上記自動車用内
装部品を上記ボディパネルに取り付ける際には,上記ク
リップを取り付けた自動車用内装部品をワンタッチで上
記ボディパネルに取り付けることができる。そのため,
自動車用内装部品をボディパネルに取り付ける際に,作
業性が悪い状態においてビスを回す作業がなく,取付の
作業を簡単に行うことができる。
【0016】また,例えばメンテナンスのときなど,上
記自動車用内装部品を取り外す必要があるときには,上
記押圧栓を抜き出した後,上記クリップは,その一対の
脚部における後端部をつまむことによって,上記後端間
隙部を縮小させるようにして弾性変形させることができ
る。そのため,上記クリップの掛止部を上記パネル穴の
近傍より外して,上記自動車用内装部品及び上記クリッ
プのいずれもを上記ボディパネルより取り外すことがで
きる。それ故,本発明の取付構造によれば,上記自動車
用内装部品及びクリップのいずれもが上記ボディパネル
との間で着脱が容易である。
【0017】第2の発明は,ボディパネルへの自動車用
内装部品の取付方法において,先端部においてのみ連な
る左右一対の脚部を有しており,該脚部には,上記ボデ
ィパネルに設けたパネル穴の近傍に掛止する掛止部と,
上記自動車用内装部品に設けたクリップ挿入穴の周縁部
に係合する係合部とを有するクリップを準備し,上記自
動車用内装部品のクリップ挿入穴に上記クリップの先端
部を挿入してその係合部を上記周縁部に係合させ,上記
クリップの掛止部を上記ボディパネルのパネル穴の近傍
に掛止して該ボディパネルに上記自動車用内装部品を取
り付け,上記クリップにおける上記一対の脚部の後端部
の間に形成された後端間隙部に,該後端間隙部が縮小す
ることを防止するための押圧栓を嵌入し,該押圧栓及び
上記クリップの後端部をキャップにより覆うことを特徴
とする自動車用内装部品の取付方法にある(請求項
9)。
【0018】本発明の自動車用内装部品の取付方法にお
いては,従来のようにビスを用いていない。そのため,
上記クリップを上記自動車用内装部品との間で着脱する
ことが容易であり,このクリップにより自動車用内装部
品を上記ボディパネルとの間で着脱することも容易であ
る。それ故,本発明の取付方法によれば,自動車用内装
部品及びクリップのいずれもがボディパネルとの間で着
脱が容易である。また,本発明の取付方法により得られ
た取付構造においては,上記クリップと上記押圧栓との
組み合わせにより,上記自動車用内装部品の上記ボディ
パネルに対する高い取付強度を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】上記第1の発明である自動車用内
装部品の取付構造においては,上記ボディパネルの表側
面には内装パネルが配置されており,上記自動車用内装
部品における上記ボディパネルと対向する対向面には,
上記クリップ挿入穴に連通する貫通穴を有する補強板が
配置されており,かつ該補強板には上記ボディパネルに
当接するボディ当接部が設けてあり,上記クリップの先
端部は上記補強板の貫通穴にも挿入してあり,上記自動
車用内装部品の対向面は上記内装パネルに当接している
と共に,上記補強板の上記ボディ当接部は上記ボディパ
ネルに当接していることが好ましい(請求項2)。
【0020】この場合には,上記自動車用内装部品は,
上記対向面を上記内装パネルに当接させると共に上記補
強板の上記ボディ当接部を上記ボディパネルに当接させ
て,上記ボディパネル及び上記内装パネルに取り付けら
れている。つまり,上記自動車用内装部品は,上記内装
パネルと上記ボディパネルとのいずれに対しても当接し
ている。そのため,上記自動車用内装部品が上記内装パ
ネル及び上記ボディパネルに対してぐらついてしまうこ
とを防止することができる。
【0021】それ故,この場合には,上記押圧栓の上記
後端間隙部への嵌入並びに上記対向面の上記内装パネル
への当接及び上記ボディ当接部の上記ボディパネルへの
当接により,上記自動車用内装部品の上記ボディパネル
及び上記内装パネルに対する取付強度を向上させること
ができる。
【0022】また,上記クリップにおける上記各脚部に
設けたそれぞれの上記掛止部は,上記ボディパネルのパ
ネル穴に挿入して該ボディパネルの裏側面に掛止する第
1掛止爪と,上記ボディパネルの表側面に掛止する第2
掛止爪とからなることが好ましい(請求項3)。この場
合には,上記クリップにおける第1掛止爪及び第2掛止
爪が上記ボディパネルを挟み込むことによって,上記自
動車用内装部品の取付強度を一層向上させることができ
る。
【0023】また,上記押圧栓は,上記キャップの裏面
側に一体的に形成されていることが好ましい(請求項
4)。この場合には,上記キャップを自動車用内装部品
との間で着脱することにより,上記押圧栓の嵌入及び取
外しを行うことができる。そのため,押圧栓の嵌入,取
外しが容易になる。
【0024】また,上記キャップは,上記クリップ係合
部にヒンジ部を介して一体的に形成されていることが好
ましい(請求項5)。この場合には,上記ヒンジ部を中
心に上記キャップを回動させることにより,該キャップ
を自動車用内装部品との間で着脱することができる。そ
のため,上記キャップを自動車用内装部品に着脱するこ
とが容易になる。また,上記キャップ及び押圧栓が自動
車用内装部品より離れることがないので,キャップ及び
押圧栓を紛失させてしまうことがほとんどなくなる。
【0025】また,上記自動車用内装部品は,アシスト
グリップとすることができる(請求項6)。この場合に
は,上記自動車用内装部品の優れた取付構造を上記アシ
ストグリップにおいて実現することができる。
【0026】また,上記アシストグリップは,本体部
と,該本体部の両端に回動可能に配設された固定部とよ
りなり,該固定部が上記クリップ挿入穴を有しているこ
とが好ましい(請求項7)。この場合には,上記固定部
のクリップ挿入穴にクリップを係合し,上記アシストグ
リップは当該固定部を介して上記ボディパネルに取り付
けられることができる。そのため,上記アシストグリッ
プを,上記ボディパネルに対して回動可能に取り付ける
ことができる。
【0027】また,上記押圧栓は,上記クリップにおけ
る上記一対の脚部の後端部同士の間に差し込む複数の板
状片よりなることが好ましい(請求項8)。この場合に
は,上記押圧栓に,上記クリップの後端間隙部が縮小す
ることを防止する機能を容易に付加することができると
共に,上記押圧栓の軽量化を行うことができる。また,
この場合には,上記キャップの表面にヒケ(成形時にお
ける成形材料の収縮等によって発生する歪み)が発生す
ることを防止することができる。
【0028】また,上記第2の発明である自動車用内装
部品の取付方法においては,上記クリップにおける上記
各脚部に設けたそれぞれの上記掛止部は,上記ボディパ
ネルのパネル穴に挿入して該ボディパネルの裏側面に掛
止する第1掛止爪と,上記ボディパネルの表側面に掛止
する第2掛止爪とからなることが好ましい(請求項1
0)。この場合には,上記クリップにおける第1掛止爪
及び第2掛止爪が上記ボディパネルを挟み込むことによ
って,上記自動車用内装部品の取付強度を一層向上させ
ることができる。
【0029】また,上記押圧栓は,上記キャップの裏面
側に一体的に形成されており,上記キャップにより上記
押圧栓及び上記クリップの後端部を覆うと同時に上記押
圧栓の上記後端間隙部への嵌入を行うことが好ましい
(請求項11)。この場合には,上記キャップを自動車
用内装部品との間で着脱することにより,上記押圧栓の
嵌入及び取外しを行うことができる。そのため,押圧栓
の嵌入,取外しが容易になる。
【0030】また,上記キャップは,上記クリップ係合
部にヒンジ部を介して一体的に形成されており,該ヒン
ジ部を中心に上記キャップを回動させることにより上記
押圧栓及び上記クリップの後端部を覆うことが好ましい
(請求項12)。この場合には,上記ヒンジ部を中心に
上記キャップを回動させることにより,該キャップを自
動車用内装部品との間で着脱することができる。そのた
め,上記キャップを自動車用内装部品に着脱することが
容易になる。また,上記キャップ及び押圧栓が自動車用
内装部品より離れることがないので,キャップ及び押圧
栓を紛失させてしまうことがほとんどなくなる。
【0031】また,上記自動車用内装部品は,アシスト
グリップとすることができる(請求項13)。この場合
には,上記自動車用内装部品の優れた取付方法を上記ア
シストグリップにおいて実現することができる。
【0032】また,上記アシストグリップは,本体部
と,該本体部の両端に回動可能に配設された固定部とよ
りなり,該固定部が上記クリップ挿入穴を有しているこ
とが好ましい(請求項14)。この場合には,上記固定
部のクリップ挿入穴にクリップを係合し,上記アシスト
グリップは当該固定部を介して上記ボディパネルに取り
付けられることができる。そのため,上記アシストグリ
ップを,上記ボディパネルに対して回動可能に取り付け
ることができる。
【0033】また,上記押圧栓は,上記クリップにおけ
る上記一対の脚部の後端部同士の間に差し込む複数の板
状片よりなることが好ましい(請求項15)。この場合
には,上記押圧栓に,上記クリップの後端間隙部が縮小
することを防止する機能を容易に付加することができる
と共に,上記押圧栓の軽量化を行うことができる。ま
た,この場合には,上記キャップの表面又は上記第2ク
ッションの表面にヒケ(成形時における成形材料の収縮
等によって発生する歪み)が発生することを防止するこ
とができる。
【0034】また,上記自動車用内装部品の取付構造及
び取付方法は,上記自動車用内装部品として,上記アシ
ストグリップ以外にも種々の内装部品を適用することが
できる。例えば,サンバイザー,コートフック,レジス
タ,ルームランプ等の天井に組み込まれる内装部品等に
適用することができる。
【0035】
【実施例】以下に,図面を用いて本発明の実施例につき
説明する。 (実施例1)図1,図2に示すごとく,本例における自
動車用内装部品1の取付構造においては,ボディパネル
4にクリップ3を介して自動車用内装部品1を取り付け
ている。上記クリップ3は,先端部301においてのみ
連なる左右一対の脚部30を有している。また,この左
右一対の脚部30のそれぞれには,上記ボディパネル4
に設けたパネル穴41(クリップ3を挿入するための
穴)に挿入した際に該ボディパネル4の裏側面402に
掛止する第1掛止爪31と,上記ボディパネル4の表側
面401に掛止する第2掛止爪32と,上記自動車用内
装部品1に設けたクリップ挿入穴23の周縁部に係合す
る係合部33とが設けてある。
【0036】また,上記取付構造においては,上記自動
車用内装部品1のクリップ挿入穴23の周縁部に上記ク
リップ3の係合部33を係合させて,該クリップ3が自
動車用内装部品1に係合されている。また,自動車用内
装部品1は,上記クリップ3の上記第1掛止爪31及び
第2掛止爪32を上記ボディパネル4に掛止して該ボデ
ィパネル4に取り付けられている。
【0037】また,上記クリップ3において,上記一対
の脚部30の後端部302の間に形成された後端間隙部
303には,該後端間隙部303が縮小することを防止
するための押圧栓22が嵌入されている。また,この押
圧栓22及び上記クリップ3の後端部302はキャップ
21により覆われている。
【0038】なお,本例においては,上記後端間隙部3
03の間の間隔が縮小する方向を縮小方向又は内側方
向,上記後端間隙部303の間の間隔が拡大する方向を
拡大方向又は外側方向ということにする。
【0039】以下に,これを詳説する。図3に示すごと
く,本例においては,上記自動車用内装部品1は,自動
車の座席に座った人の姿勢を支えるために用いられるア
シストグリップ1である。また,本例におけるアシスト
グリップ1は,本体部11と,該本体部11の両端に配
設された固定部2とにより構成されている。また,この
固定部2は,アシストグリップ1に対して回動可能に取
り付けられている。また,アシストグリップ1は,上記
本体部11において,上記固定部2を配設する部分には
凹状の配設部12を有している。
【0040】図4に示すごとく,本例においては,固定
部2にクリップ3を係合するため,上記クリップ挿入穴
23は固定部2に設けてある。上記固定部2は,上記ク
リップ3を固定する土台部20と該土台部20の端部か
ら立設した立設部26を有している。この立設部26に
は,アシストグリップ1の配設部12に固定部2を係合
するための一対の軸受部261を有している。また,上
記土台部20には,上記クリップ挿入穴23と上記キャ
ップ21を土台部20に対して固定するための固定ノッ
チ232を有している。
【0041】本例においては,上記押圧栓22は,上記
キャップ21の裏面側201に立設させて,このキャッ
プ21に一体的に形成されている。キャップ21は,固
定部2において,上記立設部26が位置する側とは反対
側の端部に設けたヒンジ部25を介して一体的に設けら
れている。また,キャップ21は,このヒンジ部25を
回転の中心にして,上記土台部20に対して回転できる
ようになっている。また,上記キャップ21には,上記
土台部20に設けた固定ノッチ232に係合する突起部
211を有している。こうして,キャップ21は,固定
ノッチ232と突起部211との係合により,上記土台
部20に対して固定できるようになっている。
【0042】そして,図5に示すごとく,固定部2は,
上記一対の軸受部261にダンパー262又はスプリン
グ263を介して軸264を挿入し,この軸264をア
シストグリップ1に設けた軸穴に挿入して,アシストグ
リップ1に取り付けられる。こうして,上記アシストグ
リップ1は,上記固定部2により上記ボディパネル4に
対して回動ができるようになっている。
【0043】図6,図7に示すごとく,上記クリップ3
は,1枚の板金を折り曲げ加工して形成されており,上
記第1掛止31爪及び第2掛止爪32は,この板金から
外側方向に向けて切り開いて形成されている。このクリ
ップ3は,折り曲げの真ん中部分を先端部301として
構成されている。また,クリップ3は,一対の傾斜面か
らなるガイド部35と,このガイド部35から延長して
形成されると共に一対の平行な平面からなる平行部36
と,該平行部36から外側方向に約90°折り曲げ加工
された係合片部331とを有している。そして,上記係
合部33は,上記係合片部331と,この係合片部33
1及び上記第2掛止爪32によって囲まれて形成された
係合凹部321とにより形成されている。また,係合片
部331の先端は,さらに90°折り曲げられている。
【0044】上記第1掛止爪31,第2掛止爪32は,
上記平行部36に形成されている。そして,上記第2掛
止爪32は,上記第1掛止爪31よりも後端部302側
に形成されており,第1掛止爪31及び第2掛止爪32
は,上記平行部36から外側方向に向けて突出して形成
されている。また,上記第1掛止爪31と第2掛止爪3
2との間の間隔は,上記ボディパネル4を表裏両側から
掛止することができるように,上記ボディパネル4の板
厚と略同一の間隔に形成されている。
【0045】上記クリップ3を固定部2に係合したとき
には,上記係合部33における係合凹部321は,上記
固定部2の土台部20に設けたクリップ挿入穴23に当
接する。また,係合凹部321の幅は,上記クリップ挿
入穴23の深さと略同一の幅に形成されている。上記の
ごとく,クリップ3の脚部30は,上記先端部301に
おいてのみ連なっており,上記後端部302においては
開口している。そのため,上記クリップ3は,上記一対
の係合片部331を上記内側方向に向けてつまむことに
より,内側方向,即ち縮小方向に弾性変形ができるよう
になっている。
【0046】図1,図2に示すごとく,本例において
は,上記アシストグリップ1の固定部2における上記ボ
ディパネル4と対向する側の対向面202には,上記固
定部2のボディパネル4への取付強度を向上させるため
の補強板28が設けてある。本例では,この補強板28
は金属でできており,上記対向面202に設けた凹部2
71内に少なくともその一部が配置されている。また,
補強板28は,上記固定部2に設けたクリップ挿入穴2
3に連通する貫通穴282を有しており,上記クリップ
3はクリップ挿入穴23及び貫通穴282に挿入されて
いる。
【0047】また,固定部2は,この固定部2を上記ボ
ディパネル4に当接させるために,上記対向面202の
一部に,この対向面202より突出したボディ当接部2
72を有している。そして,上記補強板28は,この補
強板28に設けた組付穴281に上記ボディ当接部27
2を挿入配置して,上記固定部2に組み付けられてい
る。
【0048】また,本例においては,上記ボディパネル
4の表側面401には,意匠性を考慮した内装パネル5
が配置されている。そして,上記アシストグリップ1
は,上記対向面202を上記内装パネル5に当接させる
と共に上記ボディ当接部272を上記ボディパネル4に
当接させて,上記ボディパネル4及び上記内装パネル5
に取り付けられている。
【0049】次に,上記アシストグリップ1をボディパ
ネル4に取り付ける方法について説明する。まずは,図
8に示すごとく,上記アシストグリップ1に組み付けた
固定部2に対してクリップ3を固定する。このとき,ク
リップ3は,上記一対の係合片部331を摘むことによ
り,上記後端間隙部303を縮小させるようにして,上
記内側方向に弾性変形させる。
【0050】そして,図9に示すごとく,上記クリップ
3のガイド部35をクリップ挿入穴23を通過させ,上
記係合片部331を摘んでいた状態を離して,上記弾性
変形を元に戻す。このとき,上記クリップ挿入穴23の
周縁部にクリップ3の係合部33が係合すると共に,ク
リップ挿入穴23に上記係合凹部321が当接して,ク
リップ3が固定部2に取り付けられる。なお,上記固定
部2にクリップ3を取り付けるときには,固定部2のキ
ャップ21はヒンジ部25を介して回転させて開けた状
態にしておく。
【0051】次いで,上記固定部2に固定したクリップ
3を有するアシストグリップ1を内装パネル5を組み付
けた状態のボディパネル4に対して取り付ける。このと
き,上記クリップ3のガイド部35を上記ボディパネル
4に設けたパネル穴41に挿入させる。そして,ガイド
部35が,パネル穴41に当接して,一対の脚部30が
上記内側方向に弾性変形する。
【0052】そして,図10に示すごとく,クリップ3
の第1掛止爪31がパネル穴41を通過した後,上記内
側方向への弾性変形が元に戻る。そして,上記第1掛止
爪31がボディパネル4の裏側面402に掛止すると共
に第2掛止爪32がボディパネル4の表側面401に掛
止して,アシストグリップ1がボディパネル4に取り付
けられる。こうして,アシストグリップ1を簡単にボデ
ィパネル4に取り付けることができる。
【0053】なお,上記クリップ3のガイド部35をボ
ディパネル4のパネル穴41に挿入するとき,クリップ
3の係合片部331を摘むことによってクリップ3を弾
性変形させてもよい。この場合には,上記パネル穴41
にクリップ3を挿入することが容易になる。また,上記
ボディパネル4にアシストグリップ1を取り付けるとき
には,固定部2のキャップ21はヒンジ部25を介して
回転させて開けた状態にしておく。
【0054】次いで,図1に示すごとく,上記固定部2
に設けたキャップ21を上記ヒンジ部25を中心にして
回転して閉じる。このとき,上記クリップ3の後端間隙
部303に,上記キャップ21の裏面側201に設けた
押圧栓22が嵌入される。こうして,上記クリップ3
は,キャップ21に覆われて,上記アシストグリップ1
のボディパネル4への取付が完了する。
【0055】本例の取付構造においては,上記押圧栓2
2の存在によって,上記後端間隙部303の間が縮小す
ることを防止することができ,上記脚部30の係合部3
3とクリップ挿入穴23の周縁部との係合状態を安定的
に維持することができる。また,上記クリップ3は,ボ
ディパネル4を表側面401及び裏側面402の両側面
から挟み込んで,ボディパネル4に取り付けることがで
きる。また,上記押圧栓22により,上記後端間隙部3
03が縮小しないようになっている。そのため,左右の
脚部30の間隔が縮小して上記第1掛止爪31及び第2
掛止爪32の掛止が外れることを防止することができ
る。
【0056】また,上記後端間隙部303に押圧栓22
が嵌入されたときには,上記クリップ3は,上記押圧栓
22により上記拡大方向に押圧される。そして,クリッ
プ3の係合凹部321は,上記固定部2のクリップ挿入
穴23に密着することができる。そのため,例えば,上
記アシストグリップ1に大きな荷重が加わったときで
も,上記クリップ3は,この荷重を上記密着状態である
面接触で受け止めることができ,ほとんど変形をするこ
とがない。
【0057】また,上記のごとく,上記固定部2は,上
記対向面202を上記内装パネル5に当接させると共に
上記ボディ当接部272を上記ボディパネル4に当接さ
せて,上記ボディパネル4及び上記内装パネル5に取り
付けられている。つまり,上記アシストグリップ1は,
上記内装パネル5と上記ボディパネル4とのいずれに対
しても当接している。そのため,上記アシストグリップ
1が上記内装パネル5及び上記ボディパネル4に対して
ぐらついてしまうことを防止することができる。それ
故,本例の取付構造によれば,上記アシストグリップ1
の上記ボディパネル4及び上記内装パネル5に対する取
付強度を向上させることができる。
【0058】また,本例の取付構造においては,従来用
いていたようなビスは一切用いていない。そのため,ク
リップ3をアシストグリップ1との間で着脱することが
容易である。
【0059】また,本例の取付構造においては,上記キ
ャップ21を開けることにより,上記押圧栓22が上記
後端間隙部303から外れて,上記クリップ3が縮小す
る方向に弾性変形できるようになる。そのため,メンテ
ナンスの場合などには,上記係合片部331を摘むこと
によって上記クリップ3を弾性変形させて,容易に上記
アシストグリップ1をボディパネル4から取り外すこと
ができる。また,この場合には,上記弾性変形をさせる
ことにより,クリップ3自体をボディパネル4から取り
外すことも容易である。それ故,本例のアシストグリッ
プ1の取付構造によれば,アシストグリップ1及びクリ
ップ3のいずれもがボディパネル4との間で着脱が容易
である。
【0060】また,上記押圧栓22と上記クリップ3の
後端部302とは,上記キャップ21により覆われてい
る。そのため,このキャップ21により,アシストグリ
ップ1の外観の意匠性を向上させることができる。ま
た,キャップ21を固定部2の土台部20に対して固定
することにより,押圧栓22が上記後端間隙部303か
ら脱落することを防止することができる。
【0061】なお,本例においては,上記押圧栓22は
上記キャップ21と一体的に設けた。これに対し,図1
1に示すごとく,押圧栓22とキャップ21とはそれぞ
れ別体で設けてあっても勿論よい。この場合には,上記
押圧栓22は,上記クリップ3の後端部302から先端
部301に向けて,脚部30と脚部30との間をスライ
ドさせて嵌入するため,先端部301にまで到達するよ
うな長い形状にすることができる。
【0062】また,本例においては,上記クリップ3の
第1掛止爪31は,上記平行部36から切り開いて形成
した。これに対し,図11に示すごとく,第1掛止爪3
1は,上記ガイド部35の後端部において,折り曲げに
より外側方向に突出した突出形状に形成することもでき
る。
【0063】また,本例においては,上記クリップ3
は,1枚の板金より折り曲げることにより形成した。こ
れに対し,図12に示すごとく,クリップ3は,板金3
00とこの板金300の外側に一体的に形成した樹脂部
305とから形成することもできる。また,同図に示す
ごとく,上記第2掛止爪32は,必ずしも両側の脚部3
0に設ける必要はなく,片側の脚部30にのみ設けても
よい。
【0064】(実施例2)本例は,図13に示すごと
く,上記実施例1のアシストグリップ1におけるボディ
当接部272を,上記固定部2に設けるのではなく,上
記補強板28に設けてボディ当接部283とした例であ
る。すなわち,このボディ当接部283は,上記補強板
28を折り曲げることによって形成されている。また,
本例の補強板28は,上記組付穴281を有しておら
ず,上記実施例1の補強板28のように穴明け加工を行
う必要がない。そして,上記金属板28は,上記クリッ
プ3を固定部2のクリップ挿入穴23に挿入すると同時
に上記貫通穴282にも挿入して,固定部2に対する位
置決めがなされている。その他は上記実施例1と同様で
ある。
【0065】本例においても,上記アシストグリップ1
の固定部2は,上記対向面202を上記内装パネル5に
当接させると共に上記補強板28のボディ当接部283
を上記ボディパネル4に当接させて,上記ボディパネル
4及び上記内装パネル5に取り付けられている。つま
り,上記アシストグリップ1は,上記内装パネル5と上
記ボディパネル4とのいずれに対しても当接している。
そのため,上記アシストグリップ1が上記内装パネル5
及び上記ボディパネル4に対してぐらついてしまうこと
を防止することができる。
【0066】それ故,本例の取付構造によれば,上記ア
シストグリップ1の上記ボディパネル4及び上記内装パ
ネル5に対する取付強度を向上させることができる。そ
の他,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0067】(実施例3)本例は,図14,図15に示
すごとく,上記実施例2に示したアシストグリップ1に
おいて,上記クリップ3は,上記第1係止爪32を有し
ておらず,上記第1係止爪31を上記ボディパネル4の
パネル穴41の近傍に掛止する掛止部34とした例であ
る。そして,本例の取付構造においては,上記クリップ
3の掛止部34が上記ボディパネル4におけるパネル穴
41の近傍に掛止すると共に,上記クリップ3の係合部
33が上記アシストグリップ1の固定部2におけるクリ
ップ挿入穴23の周縁部に係合することにより,上記掛
止部34と上記係合部33との間に,上記ボディパネル
4,上記内装パネル5及び上記固定部2の基板部20を
挟み込んでいる。
【0068】また,本例では,上記キャップ21に設け
た押圧栓22の形状に工夫をしている。すなわち,図1
6に示すごとく,本例の押圧栓22は,上記クリップ3
における上記一対の脚部30の後端部302同士の間に
差し込む複数(本例では2つ)の板状片(リブ)221
よりなり,この板状片221は,上記キャップ21の裏
面より立設して設けられている。そのため,上記押圧栓
22に,上記クリップ3の後端間隙部33が縮小するこ
とを防止する機能を容易に付加することができると共
に,上記押圧栓22の軽量化を行うことができる。ま
た,上記押圧栓22を上記板状片221とすることによ
り,上記キャップ21の表面側203に上記ヒケが発生
することを防止することができる。
【0069】なお,本例においては,上記押圧栓22を
有するキャップ21は,上記固定部2とは別体で設けて
ある。また,本例では,上記押圧栓22は,上記クリッ
プ3の係合片部331同士の間に差し込むようになって
おり,上記クリップ3の係合凹部321同士の間には隙
間39を形成するようになっている(図14参照)。な
お,この押圧栓22は,これとは逆に,上記クリップ3
の係合凹部321同士の間に差し込むようになってお
り,上記クリップ3の係合片部331同士の間に隙間を
形成するようになっていても勿論よい。その他は上記実
施例1と同様である。
【0070】なお,図17に示すごとく,上記押圧栓2
2は,上記クリップ3における上記一対の脚部30の後
端部302同士の間に差し込む3つの板状片221より
なっていても勿論よい。また,上記板状片221同士の
間は,補強片(補強リブ)222によって連結されてい
てもよい。この場合には,各板状片221を撓み難くす
ることにより,複数の板状片221による押圧栓22の
強度を向上させることができる。
【0071】上記押圧栓22の他の形態としては,例え
ば,図18に示すごとく,上記押圧栓22は,2つの板
状片221と1つの補強片222とによりH型断面を有
していることができ,また,図19に示すごとく,上記
押圧栓22は,2つの板状片221と2つの補強片22
2とにより環状断面を有していることもできる。また,
図20に示すごとく,上記押圧栓22は,上記キャップ
21の裏面側201において,上記板状片221と,こ
れに交差するようにして立設させた補強片222とによ
り形成してもよい。
【0072】上記アシストグリップ1を上記ボディパネ
ル4に取り付けるに当たっては,上記実施例1と同様に
して,上記アシストグリップ1の固定部2におけるクリ
ップ挿入穴23に上記クリップ3を挿入配置する。そし
て,上記アシストグリップ1の固定部2に取り付けたク
リップ3の先端部301及び掛止部34を上記ボディパ
ネル4のパネル穴41に挿入する。
【0073】そして,上記クリップ3の掛止部34を上
記ボディパネル4の裏側面402におけるパネル穴41
の近傍に掛止させて,上記アシストグリップ1をワンタ
ッチで上記ボディパネル4に取り付けることができる。
その後,上記固定部2に設けたキャップ21を閉じるこ
とにより,上記クリップ3の後端間隙部33に上記キャ
ップ21の押圧栓22(上記複数の板状片221)を嵌
入して,上記アシストグリップ1の取付が完了する。
【0074】また,上記アシストグリップ1を取り外す
必要があるときには,上記実施例1と同様にして,上記
キャップ21を開けた後,上記クリップ3の一対の脚部
30における上記係合片部331をつまむことによっ
て,上記クリップ3の掛止部34を上記パネル穴41の
近傍より外して,上記アシストグリップ1及びクリップ
3のいずれもを上記ボディパネル4より取り外すことが
できる。
【0075】それ故,本例の取付構造によっても,上記
アシストグリップ1及びクリップ3のいずれもが上記ボ
ディパネル4との間で着脱が容易である。その他,本例
においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0076】(実施例4)図21,図22に示すごと
く,本例のアシストグリップ1の取付構造においては,
上記実施例3と同様にして,上記キャップ21に上記板
状片221による押圧栓22を設けている。そして,本
例の押圧栓22は,上記キャップ21の裏面側201か
ら立設させた台座部223に設けてある。上記台座部2
23は,一対の立設部224とこれらの間に掛け渡した
平板部225とより構成することができ,上記キャップ
21に対して傾斜して設けることができる。
【0077】また,上記板状片221は,根元に向かっ
て厚くなる断面積を有していることができる。また,本
例における押圧栓22は,2つの板状片221を補強片
222によって連結してH型断面を有するよう形成した
が,これ以外にも上記実施例3と同様に種々の形態とす
ることができる。その他は上記実施例3と同様である。
【0078】本例のキャップ21によれば,このキャッ
プ21の表面側203に上記ヒケが発生することを一層
効果的に防止することができる。その他,本例において
も,上記実施例3と同様の作用効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,アシストグリップの取付構
造を示す断面説明図。
【図2】実施例1における,アシストグリップの取付構
造を示す図で,図1の断面説明図とは直交する方向にお
ける断面説明図。
【図3】実施例1における,アシストグリップをボディ
パネルに取り付けた状態を示す説明図。
【図4】実施例1における,固定部を示す斜視図。
【図5】実施例1における,アシストグリップへの固定
部及びクリップの配置を示す斜視説明図。
【図6】実施例1における,クリップを示す図で,
(a)正面図,(b)側面図。
【図7】実施例1における,クリップを示す斜視図。
【図8】実施例1における,アシストグリップの取付方
法を示す図で,アシストグリップに設けた固定部にクリ
ップを固定する状態を示す断面説明図。
【図9】実施例1における,アシストグリップの取付方
法を示す図で,クリップを固定したアシストグリップを
ボディパネルに取り付ける状態を示す断面説明図。
【図10】実施例1における,アシストグリップの取付
方法を示す図で,クリップを固定したアシストグリップ
をボディパネルに取り付けた状態を示す断面説明図。
【図11】実施例1における,他のアシストグリップの
取付構造を示す断面説明図。
【図12】実施例1における,他のクリップを示す側面
図。
【図13】実施例2における,アシストグリップの取付
構造を示す断面説明図。
【図14】実施例3における,アシストグリップの取付
構造を示す断面説明図。
【図15】実施例3における,アシストグリップの取付
構造を示す図で,図14の断面説明図とは直交する方向
における断面説明図。
【図16】実施例3における,2つの板状片による押圧
栓を設けたキャップを示す斜視図。
【図17】実施例3における,3つの板状片による押圧
栓を設けたキャップを示す斜視図。
【図18】実施例3における,H型断面を有する押圧栓
を設けたキャップを示す斜視図。
【図19】実施例3における,環状断面を有する押圧栓
を設けたキャップを示す斜視図。
【図20】実施例3における,板状片とこれに交差する
補強片とにより形成した押圧栓を設けたキャップを示す
斜視図。
【図21】実施例4における,アシストグリップの取付
構造を示す断面説明図。
【図22】実施例4における,立設部にH型断面を有す
る押圧栓を設けたキャップを示す斜視図。
【図23】従来例における,アシストグリップの取付構
造を示す断面説明図。
【符号の説明】
1...アシストグリップ(自動車用内装部品), 2...固定部, 21...キャップ, 22...押圧栓, 221...板状片, 222...補強片, 23...クリップ挿入穴, 272...ボディ当接部, 28...補強板, 283...ボディ当接部, 3...クリップ, 30...脚部, 303...後端間隙部, 31...第1掛止爪, 32...第2掛止爪, 33...係合部, 34...掛止部, 4...ボディパネル, 41...パネル穴, 401...表側面, 402...裏側面,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 武司 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 安藤 光 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3B088 DA06 DB01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディパネルにクリップを介して取り付
    けられた自動車用内装部品の取付構造において,上記ク
    リップは,先端部においてのみ連なる左右一対の脚部を
    有しており,該脚部には,上記ボディパネルに設けたパ
    ネル穴の近傍に掛止する掛止部と,上記自動車用内装部
    品に設けたクリップ挿入穴の周縁部に係合する係合部と
    を有しており,上記クリップの先端部を,上記自動車用
    内装部品のクリップ挿入穴及び上記ボディパネルのパネ
    ル穴に挿入して,該パネル穴の近傍に上記クリップの掛
    止部を掛止させると共に,上記クリップの係合部を,上
    記クリップ挿入穴の周縁部に係合させることにより,上
    記ボディパネルに上記自動車用内装部品が取り付けられ
    ており,上記クリップにおける上記一対の脚部の後端部
    の間に形成された後端間隙部には,該後端間隙部が縮小
    することを防止するための押圧栓が嵌入されており,該
    押圧栓及び上記クリップの後端部はキャップにより覆わ
    れていることを特徴とする自動車用内装部品の取付構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ボディパネルの
    表側面には内装パネルが配置されており,上記自動車用
    内装部品における上記ボディパネルと対向する対向面に
    は,上記クリップ挿入穴に連通する貫通穴を有する補強
    板が配置されており,かつ該補強板には上記ボディパネ
    ルに当接するボディ当接部が設けてあり,上記クリップ
    の先端部は上記補強板の貫通穴にも挿入してあり,上記
    自動車用内装部品の対向面は上記内装パネルに当接して
    いると共に,上記補強板の上記ボディ当接部は上記ボデ
    ィパネルに当接していることを特徴とする自動車用内装
    部品の取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記クリップ
    における上記各脚部に設けたそれぞれの上記掛止部は,
    上記ボディパネルのパネル穴に挿入して該ボディパネル
    の裏側面に掛止する第1掛止爪と,上記ボディパネルの
    表側面に掛止する第2掛止爪とからなることを特徴とす
    る自動車用内装部品の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記押圧栓は,上記キャップの裏面側に一体的に形成さ
    れていることを特徴とする自動車用内装部品の取付構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記キャップは,上記クリップ係合部にヒンジ部を介し
    て一体的に形成されていることを特徴とする自動車用内
    装部品の取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
    上記自動車用内装部品は,アシストグリップであること
    を特徴とする自動車用内装部品の取付構造。
  7. 【請求項7】 請求項6において,上記アシストグリッ
    プは,本体部と,該本体部の両端に回動可能に配設され
    た固定部とよりなり,該固定部が上記クリップ挿入穴を
    有していることを特徴とする自動車用内装部品の取付構
    造。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
    上記押圧栓は,上記クリップにおける上記一対の脚部の
    後端部同士の間に差し込む複数の板状片よりなることを
    特徴とする自動車用内装部品の取付構造。
  9. 【請求項9】 ボディパネルへの自動車用内装部品の取
    付方法において,先端部においてのみ連なる左右一対の
    脚部を有しており,該脚部には,上記ボディパネルに設
    けたパネル穴の近傍に掛止する掛止部と,上記自動車用
    内装部品に設けたクリップ挿入穴の周縁部に係合する係
    合部とを有するクリップを準備し,上記自動車用内装部
    品のクリップ挿入穴に上記クリップの先端部を挿入して
    その係合部を上記周縁部に係合させ,上記クリップの掛
    止部を上記ボディパネルのパネル穴の近傍に掛止して該
    ボディパネルに上記自動車用内装部品を取り付け,上記
    クリップにおける上記一対の脚部の後端部の間に形成さ
    れた後端間隙部に,該後端間隙部が縮小することを防止
    するための押圧栓を嵌入し,該押圧栓及び上記クリップ
    の後端部をキャップにより覆うことを特徴とする自動車
    用内装部品の取付方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において,上記クリップにお
    ける上記各脚部に設けたそれぞれの上記掛止部は,上記
    ボディパネルのパネル穴に挿入して該ボディパネルの裏
    側面に掛止する第1掛止爪と,上記ボディパネルの表側
    面に掛止する第2掛止爪とからなることを特徴とする自
    動車用内装部品の取付方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において,上記押圧
    栓は,上記キャップの裏面側に一体的に形成されてお
    り,上記キャップにより上記押圧栓及び上記クリップの
    後端部を覆うと同時に上記押圧栓の上記後端間隙部への
    嵌入を行うことを特徴とする自動車用内装部品の取付方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか一項におい
    て,上記キャップは,上記クリップ係合部にヒンジ部を
    介して一体的に形成されており,該ヒンジ部を中心に上
    記キャップを回動させることにより上記押圧栓及び上記
    クリップの後端部を覆うことを特徴とする自動車用内装
    部品の取付方法。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれか一項におい
    て,上記自動車用内装部品は,アシストグリップである
    ことを特徴とする自動車用内装部品の取付方法。
  14. 【請求項14】 請求項13において,上記アシストグ
    リップは,本体部と,該本体部の両端に回動可能に配設
    された固定部とよりなり,該固定部が上記クリップ挿入
    穴を有していることを特徴とする自動車用内装部品の取
    付方法。
  15. 【請求項15】 請求項9〜14のいずれか一項におい
    て,上記押圧栓は,上記クリップにおける上記一対の脚
    部の後端部同士の間に差し込む複数の板状片よりなるこ
    とを特徴とする自動車用内装部品の取付方法。
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