JP2003200231A - タンデムプレスラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置 - Google Patents

タンデムプレスラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置

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JP2003200231A JP2001400849A JP2001400849A JP2003200231A JP 2003200231 A JP2003200231 A JP 2003200231A JP 2001400849 A JP2001400849 A JP 2001400849A JP 2001400849 A JP2001400849 A JP 2001400849A JP 2003200231 A JP2003200231 A JP 2003200231A
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク搬送軌跡のティーチングが容易にで
き、ワーク搬送速度を高速化でき、またワークを直接前
工程プレスから次工程プレスに搬送できるタンデムプレ
スラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置を提供す
る。 【解決手段】 ワーク搬送方向に平行に配置された少な
くとも一対又は一本のリフトビーム(13)を上下方向に移
動させる第1の工程と、前記各リフトビーム(13)の長手
方向に沿って、少なくとも1つのキャリア(15)を移動さ
せると共に、互いに対向する左右一対のキャリア(15,1
5) 間に横架し、かつワーク保持可能なワーク保持手段
(18)を有するクロスバー(17)を前記キャリア(15)に対し
てキャリア移動方向にオフセットさせる第2の工程とを
有し、前記第1の工程及び前記第2の工程を同時に又は
単独で行ってクロスバー(17)の昇降及びワーク搬送方向
の往復動をさせることにより、ワークを次工程へ順次搬
送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台のプレスを
ワーク搬送方向に一列に設置したタンデムプレスライン
のワーク搬送方法及びワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、タンデムプレスラインの各プ
レス間のワーク搬送方法及びワーク搬送装置には、ロボ
ット方式又はローダ・アンローダ方式などがある。ロボ
ット方式は、各プレス間に設置した多関節形搬送ロボッ
トにより前工程プレスのワークを搬出すると共に、次工
程プレスに搬入している。多関節構造を利用しているの
で、次工程へのワークの搬入姿勢を容易に変更すること
ができる。また、ワークの搬出、搬入の軌跡を金型に合
わせて設定できる。
【0003】また、ローダ・アンローダ方式は、各プレ
ス本体のワーク送り方向の上流側側面に設置したローダ
と、下流側側面に設置したアンローダとをそれぞれ備え
ている。ローダ及びアンローダは例えばリンク構造の複
数のアームを有しているが、構造上、ワークを直接次工
程プレスに搬送できないので、ローダとアンローダの間
にシャトルフィーダ等の中間台車を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の搬送装置には、次のような問題がある。ロボット方
式においては、ロボットが多関節構造を有しているた
め、ワーク搬送軌跡をティーチングする際に、関節の動
きが急激にならないように、すなわち各関節軸を駆動し
ているサーボモータを急加速しないように、ロボット手
首や各アームの姿勢を考慮してティーチングする必要が
あり、このためティーチング時間が長くかかる。したが
って、ティーチングに熟練を要することから、経験の浅
い作業者にとってはティーチングが非常に困難であり、
作業性が低下するという問題がある。また、ワーク搬送
時に金型やプレス等の他装置と干渉しないようにするた
めに、複数の駆動軸を同時に制御して直線補間駆動して
いるが、この際に、搬送速度がロボットの各軸速度の内
の最も遅い速度に制限されてしまう為、ロボット全体の
ワーク搬送速度を高速化できず、生産速度を上げられな
いという問題もある。またローダ・アンローダ方式の場
合、ローダ及びアンローダがそれぞれプレス上、下流側
面に設置され、さらに、シャトルフィーダ等の中間台車
が各プレス間に設置されるため、装置が大掛かりとな
り、大きな設置スペースが必要となるうえ、コストが嵩
むという問題が生じる。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなさ
れ、ワーク搬送軌跡のティーチングが短時間で容易にで
き、ワーク搬送速度を高速化でき、またワークを直接前
工程プレスから次工程プレスに搬送できるタンデムプレ
スラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、ワーク搬送方向に沿
って複数台のプレスを設置したタンデムプレスラインの
ワーク搬送方法において、ワーク搬送方向に平行に、か
つワーク搬送方向に対し左右に配置された少なくとも一
対のリフトビームを上下方向に移動させる第1の工程
と、前記各リフトビームの長手方向に沿って、少なくと
も1つのキャリアを移動させると共に、互いに対向する
左右一対のキャリア間に横架し、かつワーク保持可能な
ワーク保持手段を有するクロスバーを前記キャリアに対
してキャリア移動方向にオフセットさせる第2の工程と
を有し、前記第1の工程及び前記第2の工程を同時に又
は単独で行ってクロスバーの昇降及びワーク搬送方向の
往復動をさせることにより、ワークを次工程へ順次搬送
する方法としている。
【0007】第1発明によると、ワーク搬送方向に対し
左右に配置されたリフトビームを上下動させる工程と、
各リフトビームの長手方向に沿ってキャリアを移動さ
せ、ワーク保持手段を有するクロスバーを該キャリアに
対してキャリア移動方向にオフセットさせる工程とを、
同時に又は単独で行って、ワーク保持手段を昇降と搬送
方向の直交する2つの方向に移動させるので、ワーク搬
送軌跡が作業者に直感的に分かり易い。このため、昇
降、搬送方向の各ストロークをティーチしたり、データ
設定したりする作業が容易で、短時間で済む。また、初
心者の作業者でもティーチングが容易にできるので、作
業性が非常に良い。さらに、直交する2つの制御軸の速
度は互いに独立して設定できるので、ワーク搬送速度を
各駆動軸モータの有する能力の最大速度まで上げること
ができ、手動操作時の作業性及びプレスライン生産速度
を向上できる。また、リフトビームの両端部を隣接する
プレスの金型近傍に位置させることにより、又は、ワー
ク保持手段を有するクロスバーをキャリアに対してキャ
リア移動方向にオフセットさせることにより、ワークを
直接前工程プレスから次工程プレスに搬送できるので、
シャトルフィーダ等のプレス間台車が不要となり、ライ
ンの小型化及びコスト低減を図れる。
【0008】第2発明は、ワーク搬送方向に沿って複数
台のプレスを設置したタンデムプレスラインのワーク搬
送方法において、プレス加工域外で、ワーク搬送方向に
平行に、かつワーク搬送方向に対し左右方向の略中央に
配置された少なくとも一本のリフトビームを上下方向に
移動させる第1の工程と、前記各リフトビームの長手方
向に沿って、少なくとも1つのキャリアを移動させると
共に、ワーク保持可能なワーク保持手段を有するサブキ
ャリアを前記キャリアに設けたガイドに沿ってキャリア
移動方向に移動させて前記キャリアに対してオフセット
させる第2の工程とを有し、前記第1の工程及び前記第
2の工程を同時に又は単独で行ってワーク保持手段の昇
降及びワーク搬送方向の往復動をさせることにより、ワ
ークを次工程へ順次搬送する方法としている。
【0009】第2発明によると、前記リフトビームをワ
ーク搬送方向に対し左右方向の略中央位置に1本設けて
もよく、この場合でも上記第1発明と同様の効果を奏す
る。すなわち、本発明においては、各ワーク搬送装置に
対するリフトビームの本数は限定されない。
【0010】第3発明は、ワーク搬送方向に沿って複数
台のプレスを設置したタンデムプレスラインのワーク搬
送装置において、ワーク搬送方向に平行に、かつワーク
搬送方向に対し左右に配置され、上下動自在とされた少
なくとも一対のリフトビームと、前記各リフトビームの
長手方向に沿って移動自在とされた少なくとも1つのキ
ャリアと、前記キャリアに設けたガイドに沿ってキャリ
ア移動方向に移動自在とされたサブキャリアと、互いに
対向する左右一対のサブキャリア間に横架し、ワーク保
持可能なワーク保持手段を有するクロスバーとを備えた
構成としている。
【0011】第3発明によると、ワーク搬送方向に平行
に設けた左右一対のリフトビームを上下方向に駆動し、
このリフトビームに沿って移動自在とされたキャリア
と、このキャリアにワーク搬送方向(キャリア移動方向)
に移動自在に設けたサブキャリアとを、ワーク搬送方向
に駆動することにより、サブキャリアに横架したクロス
バーに設けたワーク保持手段を直交する2方向(昇降及
び搬送方向)に移動できる。このため、昇降、搬送方向
の各ストロークをティーチしたり、データ設定したりす
る作業が容易で、短時間で済む。また、初心者の作業者
でもティーチングが容易にできるので、作業性が非常に
良い。さらに、直交する2つの制御軸の速度は互いに独
立して設定できるので、ワーク搬送速度を各駆動軸モー
タの有する能力の最大速度まで上げることができ、手動
操作時の作業性及びプレスライン生産速度を向上でき
る。また、リフトビームの両端部を隣接するプレスの金
型近傍に位置させることにより、又は、ワーク保持手段
を有するクロスバーをキャリアに対してキャリア移動方
向にオフセットさせることにより、ワークを直接前工程
プレスから次工程プレスに搬送できるので、シャトルフ
ィーダ等のプレス間台車が不要となり、ラインの小型化
及びコスト低減を図れる。
【0012】また第4発明は、第3発明において、前記
一対のリフトビームと、該一対のリフトビームに上流側
又は下流側で隣接する他の一対のリフトビームとの近接
位置は、ワーク搬送方向における各加工工程略中心、又
は、加工工程略中心とアイドル工程略中心に設けられた
構成としている。
【0013】第4発明によると、第3発明の効果に加え
て、上流側又は下流側で隣接する他の一対のリフトビー
ムとの近接位置を、ワーク搬送方向における加工工程略
中心、又は加工工程略中心及びアイドル工程(ワーク種
別に応じて必要時に設けられる)略中心に設けたため、
リフトビームに沿って移動するキャリアの移動方向にサ
ブキャリアをオフセット可能としたことと相俟って、加
工ステーションの金型中心位置と次工程の加工ステーシ
ョンの金型中心位置との間、又は、加工ステーションの
金型中心位置とプレス間のアイドル工程(中間パネル受
台等)中心位置との間のワーク搬送が確実にできる。し
たがって、金型やワークの加工状態に最適なワーク搬送
が可能なタンデムプレスラインを構成できる。
【0014】第5発明は、ワーク搬送方向に沿って複数
台のプレスを設置したタンデムプレスラインのワーク搬
送装置において、プレス加工域外に、ワーク搬送方向に
平行に、かつワーク搬送方向に対し左右に配置され、上
下動自在とされた少なくとも一対のリフトビームと、前
記各リフトビームの長手方向に沿って移動自在とされた
少なくとも1つのキャリアと、前記キャリアに設けたガ
イドに沿ってキャリア移動方向に移動自在とされたサブ
キャリアと、互いに対向する左右一対のサブキャリア間
に横架し、ワーク保持可能なワーク保持手段を有するク
ロスバーとを備えた構成としている。
【0015】第5発明によると、少なくとも一対のリフ
トビームを、プレス加工域外に、すなわちスライドや金
型等との干渉の無いプレス間エリア内に昇降自在に設け
てもよく、この場合でもキャリアとサブキャリアのワー
ク搬送方向への移動によりクロスバーをキャリアつまり
リフトビームに対してオフセットさせるため、直交する
2方向(昇降及び搬送方向)への移動により加工ステー
ションの金型中心位置にワーク搬送が確実にできる。こ
れにより、第3発明と同様の効果が得られる。
【0016】また第6発明は、第5発明において、少な
くとも一組の隣接するプレス間にアイドル工程を付設
し、前記隣接するプレスの一方と前記アイドル工程との
間、及び前記アイドル工程と前記隣接するプレスの他方
との間に、ワーク搬送方向に平行に、かつワーク搬送方
向に対し左右に配置され、互いに単独で上下動自在とさ
れたそれぞれ一対のリフトビームを設け、前記各一対の
リフトビームに、それぞれ前記キャリア、サブキャリア
及びクロスバーを設けた構成としている。
【0017】第6発明によると、隣接するプレス間にワ
ークに応じて必要時にアイドル工程(中間パネル受台
等)を設置した場合でも第5発明を適用可能であり、プ
レスとアイドル工程間に、上下動自在なリフトビーム
と、該リフトビームの長手方向に移動自在なキャリア、
サブキャリア及びクロスバーとを設けることにより、前
記第5発明と同様の効果を奏する。これにより、様々な
ライン構成に対応できる。
【0018】第7発明は、ワーク搬送方向に沿って複数
台のプレスを設置したタンデムプレスラインのワーク搬
送装置において、プレス加工域外に、ワーク搬送方向に
平行に、かつワーク搬送方向に対し左右方向の略中央に
配置され、上下動自在とされた少なくとも一本のリフト
ビームと、前記リフトビームの長手方向に沿って移動自
在とされた少なくとも1つのキャリアと、前記キャリア
に設けたガイドに沿ってキャリア移動方向に移動自在と
されたサブキャリアと、前記サブキャリアに設けられた
ワーク保持可能なワーク保持手段とを備えた構成として
いる。
【0019】すなわち、第7発明は、第5発明における
ワーク搬送方向に対し左右に設けた少なくとも1対のリ
フトビームの代わりに、左右方向の略中央に少なくとも
一本のリフトビームを配置した構成であり、このよう場
合でも第5発明と同様の効果が得られると共に、ワーク
搬送装置の構成をシンプルにしてコンパクト化できる。
【0020】また第8発明は、第7発明において、少な
くとも一組の隣接するプレス間にアイドル工程を付設
し、前記隣接するプレスの一方と前記アイドル工程との
間、及び前記アイドル工程と前記隣接するプレスの他方
との間に、ワーク搬送方向に平行に、かつワーク搬送方
向に対し左右方向の略中央に配置され、互いに単独で上
下動自在とされたそれぞれ一本のリフトビームを設け、
前記各一本のリフトビームに、それぞれ前記キャリア、
サブキャリア及びワーク保持手段を設けた構成としてい
る。
【0021】第8発明によると、隣接するプレス間にア
イドル工程(中間パネル受台等)を設置した場合でも第
7発明を適用可能であり、プレスとアイドル工程間に、
上下動自在なリフトビームと、該リフトビームの長手方
向に移動自在なキャリア、サブキャリア及びクロスバー
とを設けることにより、前記第7発明と同様の効果を奏
する。これにより、様々なライン構成に対応できる。
【0022】第9発明は、第3発明〜第8発明のいずれ
かにおいて、前記リフトビームの長手方向に沿ってキャ
リアを移動させるキャリア駆動手段が、リニアモータで
あることを特徴としている。
【0023】第9発明によると、キャリア駆動手段とし
てリニアモータを使用するので、キャリアをコンパクト
な構成にでき、ワーク搬送装置の小型化と重量軽減化が
できる。これにより、リフトビーム及びキャリアを高速
化できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の第1実施形態に係るタン
デムプレスラインのワーク搬送装置の正面図である。図
2、図3は、それぞれ図1で示すタンデムプレスライン
の平面図及び側面図である。図4は、ワーク搬送装置の
キャリア及びサブキャリアの正面図であり、図5は図4
のA−A断面図である。図6は、キャリア及びサブキャ
リア部の作動説明図である。
【0026】先ず、タンデムプレスライン1について説
明する。図1〜図3において、複数(本実施形態では4
台)のプレス2A、2B、2C、2Dがそれぞれ離間し
て配設されており、各プレス2A、2B、2C、2Dに
は加工ステーションW1、W2,W3、W4を備えてい
る。ワーク11が左側のプレス2Aから右側のプレス2
Dに順次搬送されるものとし、以後、図中の左側を上
流、右側を下流と呼ぶ。前記複数台のプレス2A〜2D
と、最上流側のプレス2Aの上流側に配設された材料供
給装置9と、最下流側のプレス2Dの下流側に配設され
た製品搬出装置19と、各プレス間に配設された後述の
ワーク搬送装置とにより、タンデムプレスライン1を構
成している。
【0027】各プレス2A〜2Dは、本体フレームであ
るアプライト7と、クランク機構、エキセン機構、リン
ク機構等の機械式駆動力伝達機構(図示せず)、又は油
圧式シリンダや電動サーボモータによる直動型駆動力伝
達機構(図示せず)等が内蔵された上部フレーム8と、
アプライト7に上下動自在に支承され、前記上部フレー
ム8内の駆動力伝達機構に連結され、上金型(図示せ
ず)が取り付けられるスライド4と、下金型(図示せ
ず)が取り付けられるボルスタ5が設けられたベッド6
とを備えている。
【0028】コントローラ3はコンピュータ装置や高速
演算プロセッサ等を用いた高速演算処理装置を主体とし
て構成されており、各プレス2A〜2Dの上部フレーム
8内に設けた前記駆動力伝達機構を制御してそれぞれの
スライド4を同期させて又は単独で駆動し、またこれら
のスライド4に同期させてワーク搬送装置10を制御す
るものである。
【0029】以下に、第1実施形態に係るワーク搬送装
置について詳述する。ワーク搬送装置は、図1、図2に
示すように、各搬送エリアT1〜T5に配置された5つ
のワーク搬送装置101〜105で構成されている。材
料供給装置9上のワークを加工ステーションW1に搬送
するために、プレス2Aの上流側にワーク搬送装置10
1が配設されている。加工ステーションW1からW4へ
順次搬送するために、隣接するプレス2A〜2D間にそ
れぞれワーク搬送装置102,103,104が配設さ
れている。そして、加工ステーションW4で加工された
ワークを製品搬出装置19上まで搬送するために、プレ
ス2Dの下流側にワーク搬送装置105が配設されてい
る。
【0030】図3に示すように、それぞれのワーク搬送
装置101〜105には、ワーク搬送方向に沿って、か
つスライドモーションと干渉しないように搬送方向に対
し左右に離間して、一対のリフトビーム13,13が配
設されている。また各リフトビーム13は、プレス2A
〜2Dのアプライト7に昇降自在に支承されている。す
なわち、各リフトビーム13の上方のアプライト7に
は、リフト駆動手段40として、リフト軸サーボモータ
14が支持部材141を介して装着されている。このサ
ーボモータ14の出力軸には図示しないピニオンが取着
され、このピニオンと噛合するラックが鉛直方向に刻設
されたロッド142がアプライト7に上下動自在に装着
されており、このロッド142の下端部に前記リフトビ
ーム13が取着されている。
【0031】上記各リフト軸サーボモータ14はコント
ローラ3に接続されており、コントローラ3からの制御
信号により所定のフィーダモーションに基づき制御され
る。なお、本実施形態では、一本のリフトビーム13を
2個のサーボモータ14,14で昇降させるが、リフト
ビーム13を無理なく安定した状態で昇降できる構成で
あれば、サーボモータ14を1個、又は3個以上備えて
いてもよく、サーボモータ14の個数やリフトビーム1
3との連結構造等は、実施にあたって任意に決められて
よい。
【0032】また、各リフトビーム13の下部には、キ
ャリア15がリフトビーム13の長手方向に沿って移動
自在に取り付けられており、このキャリア15とリフト
ビーム13との間にはキャリア15を移動させるキャリ
ア駆動手段としてのリニアモータ16(図5参照)が配
設されている。さらに、キャリア15の下部にはサブキ
ャリア30がリフトビーム13の長手方向に沿って移動
自在に取り付けられ、対向する左右1対のサブキャリア
30,30間には、ワーク保持手段としてのバキューム
カップ装置18が装着されたクロスバー17が横架され
ている。このバキュームカップ装置18は、ワーク11
を所定数箇所で吸着可能としている。
【0033】図1、図2に示すように、ワーク搬送装置
101のリフトビーム13は、材料供給装置9上のワー
クセットの所定の位置まで上流側に突出するように配置
されている。搬送エリアT2〜T4にそれぞれ対応する
ワーク搬送装置102、103、104の各リフトビー
ム13の長手方向の端部は、それぞれの上流側及び下流
側の加工ステーションW1〜W4の略中央位置まで突出
するようにして、リフトビーム13のワーク搬送方向長
さは、隣接する加工ステーションW1〜W4の中心間の
距離よりも若干短く設定されている。尚、リフトビーム
13のワーク搬送方向長さは、隣接する加工ステーショ
ンW1〜W4の中心間の距離に略等しく設定されてもよ
い。また、ワーク搬送装置105のリフトビーム13の
長さは、最終プレス加工工程からのワークを搬出する製
品搬出装置19の所定位置まで下流側に突出するように
設定されている。
【0034】図5に示すように、リフトビーム13の下
部には長手方向に連続した鍔状のガイド部131が突設
されており、このガイド部131にキャリア15の上部
が係止して長手方向に移動自在となっている。リフトビ
ーム13とキャリア15の間にはキャリア駆動手段とし
てのリニアモータ16が配設されており、このリニアモ
ータ16のリフトビーム側構成部分16Bはリフトビー
ム13の下面に装着され、キャリア側構成部分16Aは
上記リフトビーム側構成部分16Bと対面するキャリア
15の部位に装着されている。キャリア側構成部分16
A及びリフトビーム側構成部分16Bはコントローラ3
からの制御信号により制御され、両者間の相対運動によ
ってキャリア15を移動させている。なお、リニアモー
タ16は、キャリア側構成部分16Aに一次コイルが、
リフトビーム側構成部分16Bに一次コイルと対向する
ように二次導体又は二次永久磁石が設けられている。リ
フトビーム側構成部分16Bに一次コイルを、キャリア
側構成部分16Aに二次導体又は二次永久磁石を設けて
もよい。
【0035】また、図4、図5に示すように、本実施形
態でのキャリア15の下部には、サブキャリア30が長
手方向に移動自在に設けられている。サブキャリア30
は、キャリア15の下部に取り付けられ、かつワーク搬
送方向に沿ったガイド溝31Aを有する所定長さのベー
スプレート31と、ベースプレート31の長手方向の一
端側下面に設けられたサーボモータ32と、ベースプレ
ート31の他端側下面に設けられたエンコーダ33と、
一端部が前記サーボモータ32の出力軸に第1のカップ
リング34aを介して連結され、他端部がエンコーダ3
3に第2のカップリング34bを介して連結され、かつ
ベースプレート31に回動自在に支持されたシャフト3
4と、シャフト34の外面に刻設された雄ねじ部34A
に螺合し、かつベースプレート31の前記ガイド溝31
Aに摺動自在に嵌合された可動ブロック35とを備えて
いる。対向する1対のサブキャリア30の可動ブロック
35に、前記クロスバー17の端部が連結されている。
【0036】次に、図6によりサブキャリア30の作動
を説明する。サーボモータ32を制御してシャフト34
を回動させると、これに螺合した可動ブロック35はガ
イド溝31Aに沿って摺動する。各リフトビーム13に
おいて、キャリア15がリフトビーム13の中央部より
もワーク搬送方向の上流側にあるときは、可動ブロック
35をキャリア15の中央部よりも上流側に移動させる
ことにより(例えば図6中に実線で示したキャリア15
A、クロスバー17Aを参照)、クロスバー17に取り
付けられたバキュームカップ装置18を加工ステーショ
ンW1〜W4の中心位置又は材料供給装置9上のワーク
セットの所定位置まで移動させる。反対に、キャリア1
5がリフトビーム13の中央部よりもワーク搬送方向の
下流側にあるときは、可動ブロック35をキャリア15
の中央部よりも下流側に移動させることにより(図6中
に二点鎖線で示したキャリア15B、クロスバー17B
を参照)、バキュームカップ装置18を加工ステーショ
ンW2〜W4の中心位置又は製品搬出装置19上のワー
クセットの所定位置まで移動させる。
【0037】このように、クロスバー17及びバキュー
ムカップ装置18がキャリア15に対してワーク搬送方
向にオフセットされるので、加工ステーションW1〜W
4の金型に応じて、又は材料供給装置9、製品搬出装置
19の仕様に応じて、ワーク11を金型の中心位置や、
材料供給装置9上又は製品搬出装置19上の所定位置で
保持又は解放し、確実に搬送できる。なお、この際のオ
フセット量の制御は、エンコーダ33により検出される
サブキャリア30の位置信号に基づき、コントローラ3
がサーボモータ32の回転角度を制御することで行われ
る。
【0038】図1、図2により、以上のような構成のワ
ーク搬送装置101〜105によるワーク11の搬送方
法を説明する。各ワーク搬送装置101〜105は同様
に作動する。各ワーク搬送装置101〜105は、各リ
フトビーム13を上下方向に駆動することにより、キャ
リア15、サブキャリア30及びクロスバー17を介し
てバキュームカップ装置(以後ワーク保持手段と呼ぶ)
18を昇降する。また、キャリア15をリフトビーム1
3の長手方向に沿って駆動し、サブキャリア30をこの
キャリア移動方向にオフセットさせることにより、クロ
スバー17及びワーク保持手段18をワーク搬送方向に
移動させる。このような昇降とワーク搬送方向との2つ
の直交する駆動軸を同時に又は単独で制御することによ
り、ワーク保持手段18の移動軌跡つまりワーク搬送軌
跡を制御できる。各プレス2A〜2Dのスライド4及び
該加工ステーションの金型と干渉しないように、各ワー
ク搬送装置101〜105の送りモーション(昇降と搬
送方向)のストローク及びタイミングが予め設定されて
おり、コントローラ3はこの送りモーションに基づいて
昇降及び搬送方向の駆動を制御している。
【0039】通常の送りモーションは、まず、スライド
4が下死点近傍で下降しているときには、各搬送エリア
T1〜T5の搬送方向略中央の待機位置に待機し、スラ
イド4が下死点を過ぎて上昇行程に入ったら、リフトビ
ーム13の昇降と、キャリア15及びサブキャリア30
の搬送方向移動の駆動を行って、上流側の加工ステーシ
ョン、材料供給装置9又はアイドル工程(詳細は後述す
る)に移動してワークを保持し、次に、再びリフトビー
ム13の昇降と、キャリア15及びサブキャリア30の
搬送方向移動の駆動を行って、下流側の加工ステーショ
ン、製品搬出装置19又はアイドル工程に移動してワー
クを置く。この時点になると、スライド4が下降行程に
入っているので、待機位置に戻って待機する。以上のサ
イクルをスライド4の昇降モーションに同期させて繰り
返す。
【0040】次に、第1実施形態による効果を説明す
る。本実施形態に係るワーク搬送装置101〜105
は、昇降自在なリフトビーム13と、該リフトビーム1
3の長手方向(ワーク搬送方向)に移動自在なキャリア
15及びサブキャリア30とを備えているため、ワーク
搬送を直交座標系で制御することができるので、ワーク
搬送時の移動軌跡や姿勢が直感的にわかり易く、金型や
プレス機械等の他装置との干渉チェックが容易にでき
る。したがって、リフトビーム13、キャリア15及び
サブキャリア30の各ストロークのティーチングやデー
タ設定作業が非常に容易に、短時間でできる。このた
め、ティーチング経験の浅い作業者でも容易にティーチ
ングができ、作業性が良い。各制御軸(昇降及び搬送方
向)はそれぞれ直線駆動されるので、それぞれの制御用
のサーボモータ14、キャリア駆動手段(本実施形態で
はリニアモータ16)及びサーボモータ32は同時制御
時の速度制限を受けることなく最大速度で制御できる。
これにより、ワーク搬送速度を各モータの有する能力の
最大速度に設定可能であり、タンデムプレスラインの生
産速度を高めることができる。
【0041】また、各ワーク搬送装置毎に、リフトビー
ム13の昇降ストロークと、キャリア15及びサブキャ
リア30の各送りストロークとをそれぞれ個別に調整可
能としているため、各ワーク搬送装置毎の送りストロー
クと昇降ストロークで形成する送りモーションの駆動タ
イミングを変えることができることにより、装着する金
型に見合った金型干渉曲線を設定できる。さらに、各加
工ステーション毎の原点位置(フィードレベル)を装着
する金型に見合った位置に変えることができる。これに
より、金型に見合った干渉曲線を工程毎に設定できるタ
ンデムプレスラインのワーク搬送装置が得られる。
【0042】さらに、サブキャリア30の移動をキャリ
ア15の移動と同時にオフセットさせることにより、大
きい送りストロークを短時間に得ることができるので、
タンデムプレスラインの生産速度を高めることができ
る。キャリア15の駆動手段としてリニアモータ16を
用いたので、キャリア15を小型化及び軽量化でき、キ
ャリア15及びサブキャリア30の移動速度を高速化で
きる。なお、本発明の課題を解決する手段として、上記
キャリア駆動手段はリニアモータ16に限定されるもの
ではなく、他のサーボモータでも構わない。また、サブ
キャリア30の駆動装置は、上記送りねじ機構に限定さ
れるものではなく、ラック、ピニオン機構のような他の
機構であってもよい。さらに、サーボモータのようなサ
ブキャリア自身の駆動源を有さなくても、例えばプーリ
とベルトを使用して、キャリアの移動に従動してサブキ
ャリアを移動させるようにしてもよい。
【0043】図7は、第1実施形態に係る他の実施態様
を示す図であり、図7により他の実施態様のワーク搬送
装置について説明する。この実施態様に係るタンデムプ
レスラインにおいては、隣接する加工ステーションW1
〜W4間の中間に中間パネル受台P1〜P3等のアイド
ル工程を設置している。本実施態様のワーク搬送装置
は、各搬送エリアT1〜T5に配置された8つのワーク
搬送装置101、102Aと102B、〜104Aと1
04B、105で構成されている。材料供給装置9上の
ワークを加工ステーションW1に搬送するために、プレ
ス2Aの上流側にワーク搬送装置101が配設されてい
る。また、加工ステーションW1〜W4へ順次搬送する
ために、搬送エリアT2には、中間パネル受台P1と、
プレス2Aの下流側に配置したワーク搬送装置102A
と、プレス2Bの上流側に配置したワーク搬送装置10
2Bとを設け、搬送エリアT3には、中間パネル受台P
2と、プレス2Bの下流側に配置したワーク搬送装置1
03Aと、プレス2Cの上流側に配置したワーク搬送装
置103Bとを設け、搬送エリアT4には、同様にして
中間パネル受台P3と、該中間パネル受台P3を挟んで
プレス2C及びプレス2Dの間に配置したワーク搬送装
置104A、104Bとをそれぞれ設けている。そし
て、加工ステーションW4で加工されたワークを製品搬
出装置19上まで搬送するために、プレス2Dの下流側
にワーク搬送装置105が配設されている。
【0044】なお、以下では、これらのワーク搬送装置
101〜105に関し、第1実施形態において説明した
ワーク搬送装置101〜105と異なる構成について説
明する。図7に示すように、搬送エリアT2〜T4に対
応するワーク搬送装置102Aと102B、〜104A
と104Bでの各リフトビーム13の長手方向の一端部
は、加工ステーションW1〜W4の略中央位置まで突出
するように、また他端部は、各中間パネル受台P1〜P
3の略中央位置まで突出するように構成されている。そ
して、各リフトビーム13のワーク搬送方向の長さは、
加工ステーションW1〜W4の中央から各中間パネル受
台P1〜P3の中央位置までの長さよりも若干短くなる
ように、設けられている。
【0045】上記実施態様によると、昇降と搬送方向と
の互いに独立した直交2軸を制御しているため、前記第
1実施形態と同様の効果を奏する。なおここでは、この
効果の説明は割愛する。さらに、工程毎の送りモーショ
ンのタイミングを変えることができることに加えて、隣
接するプレス間に設置した中間パネル受台にワーク反転
機構や旋回機構等を備えることにより、工程間でのワー
ク11の反転又は半旋回等の姿勢変更が容易にできる。
【0046】次に、図8〜図10に基づいて第2実施形
態に係るワーク搬送装置について説明する。なお、以下
の実施形態では、第1実施形態で説明した構成要素と同
じ要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。図8
は、第2実施形態に係るタンデムプレスラインのワーク
搬送装置の正面図であり、図9及び図10はそれぞれ図
8の平面図及び側面図である。ワーク搬送装置は、各搬
送エリアT1〜T5に配置された5つのワーク搬送装置
201〜205で構成されている。材料供給装置9、プ
レス2A〜2D及び製品搬出装置19がワーク搬送方向
に直列に配列して設置されており、これらの装置の間
に、それぞれワーク搬送装置201,202,203,
204,205が配設されている。
【0047】これらのワーク搬送装置201〜205に
関し、第1実施形態において説明したワーク搬送装置1
01〜105と異なる構成について以下に説明する。各
ワーク搬送装置201〜205には、タンデムプレスラ
インの略中央にワーク搬送方向に沿ってスライドモーシ
ョンと干渉しないように水平方向に配置された一本のリ
フトビーム13と、リフトビーム13を上下方向に駆動
するリフト駆動手段40とが備えられている。ワーク搬
送装置201のリフトビーム13は、上流側端部を材料
供給装置9の手前近傍に位置させ、下流側端部をプレス
2Aのボルスタ5の端面とスライド4の端面とで形成さ
れる加工区域の手前近傍に位置させて設けられている。
また、搬送エリアT2〜T4に対応するワーク搬送装置
202、203、204の各リフトビーム13は、上流
側及び下流側の端部をそれぞれ加工ステーションW1〜
W4の加工区域の手前近傍に位置させて配置されてい
る。ワーク搬送装置205のリフトビーム13は、上流
側端部を加工ステーションW4の加工区域の手前近傍に
位置させ、下流側端部を製品搬出装置19の上方の所定
位置に位置させて設けられている。
【0048】図8、図10に示すように、リフト駆動手
段40は、各搬送エリアT1〜T5内の上流側と下流側
に立設された4本の柱部材143を備え、左右1対の柱
部材143,143間に第1支持部材144,144が
架設されている。上流側及び下流側の第1支持部材14
4,144間には搬送方向に沿って第2支持部材41が
設けられ、さらに両第1支持部材144,144間には
それぞれ鉛直方向にガイド部材47,47が設けられて
いる。第2支持部材41の搬送方向略中央部には、サー
ボモータ42が出力軸を鉛直方向に向けて取着されてい
る。このサーボモータ42の出力軸にはウォームギアボ
ックス43内に設けたウォームギア(図示せず)が取着
されており、サーボモータ42の出力軸方向を前記ウォ
ームギアボックス43内のウォームギアでワーク搬送方
向に変換している。この変換されたウォーム出力軸の両
側には、中間軸46,46が連結されている。また、中
間軸46,46の端部にはピニオン45,45が取着さ
れている。
【0049】一方、前記両ガイド部材47,47にはそ
れぞれリフトバー44,44が上下方向に摺動自在に設
けられている。このリフトバー44,44の外面には長
手方向にラックが刻設されており、このラックと前記ピ
ニオン45,45が噛合している。そしてリフトバー4
4,44の下端部間には、リフトビーム13が搬送方向
に平行に取着されている。このように、サーボモータ4
2の回転動力がピニオン45及びラックを介して2本の
リフトバー44,44に伝達されてこれを昇降させ、リ
フトビーム13を上下方向に駆動するようにしている。
サーボモータ42は、コントローラ3により所定のフィ
ーダモーションに基づいて制御される。尚、本実施例で
は、リフト駆動手段として1個のサーボモータとウォー
ムギアボックスを組み合わせた構成にしているが、第1
実施形態に示したような2個のリフト軸サーボモータ1
4,14を用いて構成してもよい。
【0050】各リフトビーム13に長手方向に移動自在
に設けられたキャリア15と、キャリア15の下部に同
じくリフトビーム13の長手方向に移動自在に設けられ
たサブキャリア30とは第1実施形態と同一構成であ
り、ここでの説明は省く。また、サブキャリア30に
は、リフトビーム13の長手方向に対し左右方向に突出
してクロスバー17が設けられており、クロスバー17
にはワーク保持手段18(バキュームカップ装置等)が
設けられている。
【0051】第2実施形態によると、昇降と搬送方向の
直交する2つの駆動軸を制御しているので、その効果は
前記第1実施形態と同様であり、ここでの詳細説明は省
く。各ワーク搬送装置201〜205は、搬送方向に対
し左右方向略中央にリフトビーム13を1本備えている
ので、構成がシンプルで、コンパクト化でき、コスト及
び設置スペースの面で有利である。各リフトビーム13
は各プレスのスライド4や金型と干渉しないように加工
区域外に配置されているが、サブキャリア30をキャリ
ア15に対してキャリア移動方向にオフセットさせるこ
とにより、クロスバー17及びワーク保持手段18をリ
フトビーム13の端部よりも外方にオーバーさせること
ができる。このため、金型に確実にワークを搬送するこ
とができる。
【0052】図11により、第2実施形態の他の実施態
様に係るワーク搬送装置について説明する。図11にお
いて、隣接するプレス2A〜2D間には中間パネル受台
P1〜P3を設置しており、プレス2Aの上流側には材
料供給装置9を、プレス2Dの下流側には製品搬出装置
19を設置している。材料供給装置9、プレス2A〜2
D、中間パネル受台P1〜P3及び製品搬出装置19の
それぞれの隣接する装置間には8つのワーク搬送装置2
01,202A,202B、〜204A,204B,2
05が配設されている。それぞれのワーク搬送装置20
1〜205は、第2実施形態と同様に、タンデムプレス
ラインのワーク搬送方向に対し左右の略中央にワーク搬
送方向に沿ってスライドモーションと干渉しないように
水平方向に配置された一本のリフトビーム13と、該リ
フトビーム13を上下に駆動するリフト駆動手段(図示
せず)とを備えている。各リフト駆動手段の構成は前記
同様である。
【0053】これらのワーク搬送装置201〜205に
関し、第2実施形態で説明したワーク搬送装置201〜
205と異なる構成について説明する。図11に示すよ
うに、搬送エリアT2〜T4に対応するワーク搬送装置
202A,202B、〜204A,204Bの各リフト
ビーム13は、長手方向のプレス近傍端部を各加工ステ
ーションW1〜W4の加工区域よりも手前に位置させ、
他端部を各中間パネル受台P1〜P3の略中央位置まで
突出させて配置されている。各リフトビーム13に長手
方向に移動自在に設けられたキャリア15と、キャリア
15の下部に同じくリフトビーム13の長手方向に移動
自在に設けられたサブキャリア30とは第1実施形態と
同一構成である。また、サブキャリア30には、リフト
ビーム13の長手方向に対し左右方向に突出してクロス
バー17が設けられている。
【0054】上記実施態様によると、昇降と搬送方向の
直交する2つの駆動軸を制御しているため、前記第1実
施形態と同様の効果を奏する。また、隣接するプレス間
に設置した中間パネル受台を設けたことにより、前述の
図7に示した実施態様の構成と同様の効果が得られる。
さらに、搬送方向に対し左右方向略中央にリフトビーム
13を1本備えたため、第2実施形態と同様の効果を奏
する。
【0055】次に、図12に基づいて、別の実施態様に
係るワーク搬送装置について説明する。ワーク搬送装置
は、各搬送エリアT1〜T5に配置された5つのワーク
搬送装置301〜305を備えている。これらのワーク
搬送装置301〜305に関し、第1実施形態で説明し
たワーク搬送装置101〜105と異なる構成について
説明する。材料供給装置9、プレス2A〜2D及び製品
搬出装置19のそれぞれの隣接する装置間に、ワーク搬
送装置301,302,303,304,305がそれ
ぞれ配設されている。これらのワーク搬送装置301〜
305には、ワーク搬送方向に沿ってスライドモーショ
ンと干渉しないように水平方向に配置された一対のリフ
トビーム13と、各リフトビーム13を上下方向に駆動
するリフト駆動手段(図示せず)とが備えられている。
各リフト駆動手段は、第1実施形態の構成と同様であ
る。
【0056】ワーク搬送装置301のリフトビーム13
は、上流側端部を材料供給装置9の手前近傍に位置さ
せ、下流側端部をプレス2Aのボルスタ5の端面とスラ
イドの端面とで形成される加工区域の手前近傍に位置さ
せて設けられている。また、搬送エリアT2〜T4に対
応するワーク搬送装置302、303、304の各リフ
トビーム13は、上流側及び下流側の端部をそれぞれ加
工ステーションW1〜W4の加工区域の手前近傍に位置
させて配置されている。ワーク搬送装置305のリフト
ビーム13は、上流側端部を加工ステーションW4の加
工区域の手前近傍に位置させ、下流側端部を製品搬出装
置19の上方の所定位置に位置させて設けられている。
【0057】本実施態様によると、送り方向と昇降方向
との直交する2つの駆動軸を制御しているため、前記第
1実施形態と同様の効果を奏する。
【0058】次に図13により、さらに他の実施態様に
係るワーク搬送装置を説明する。図13において、隣接
するプレス2A〜2D間には中間パネル受台P1〜P3
を設置しており、プレス2Aの上流側には材料供給装置
9を、プレス2Dの下流側には製品搬出装置19を設置
している。ワーク搬送装置は、各搬送エリアT1〜T5
に配置された8つのワーク搬送装置301,302A,
302B,〜304A,304B,305を備えてい
る。これらのワーク搬送装置301〜305に関し、第
1実施形態で説明したワーク搬送装置101〜105と
異なる構成について説明する。
【0059】材料供給装置9、プレス2A〜2D、中間
パネル受台P1〜P3及び製品搬出装置19のそれぞれ
の隣接する装置間には8つのワーク搬送装置301〜3
05が配設されている。それぞれのワーク搬送装置30
1〜305は、タンデムプレスラインのワーク搬送方向
に沿ってスライドモーションと干渉しないように水平方
向に配置された一対のリフトビーム13と、該リフトビ
ーム13を上下に駆動するリフト駆動手段(図示せず)
とを備えている。各リフト駆動手段の構成は前記同様で
ある。
【0060】ワーク搬送装置301のリフトビーム13
は、上流側端部を材料供給装置9の上方の所定位置に位
置させ、下流側端部をプレス2Aのボルスタ5の端面と
スライドの端面とで形成される加工区域の手前近傍に位
置させて設けられている。また、搬送エリアT2〜T4
に対応するワーク搬送装置302A〜304Bの各リフ
トビーム13は、プレス側の一端部を加工ステーション
W1〜W4の加工区域の手前近傍に位置させ、中間パネ
ル受台側の他端部を各中間パネル受台P1〜P3の略中
央位置まで突出させて設けられている。さらに、ワーク
搬送装置305のリフトビーム13は、上流側端部を加
工ステーションW4の加工区域の手前近傍に位置させ、
下流側端部を製品搬出装置19の上方の所定位置に位置
させて設けられている。
【0061】各リフトビーム13に長手方向に移動自在
に設けられたキャリア15と、キャリア15の下部に同
じくリフトビーム13の長手方向に移動自在に設けられ
たサブキャリア30と、対向する1対のサブキャリア3
0間に横架されたクロスバー17とは第1実施形態と同
一構成であり、ここでの説明は省く。
【0062】本実施態様においても、昇降と搬送方向の
直交する2つの駆動軸を制御しているため、前記第1実
施形態と同様の効果が得られ、また、隣接するプレス間
にアイドル工程を設けたことにより、前述の図7に示し
た実施態様の構成と同様の効果が得られる。
【0063】以上説明したように、本発明によれば以下
の効果が得られる。ワーク搬送装置は、昇降とワーク搬
送方向の直交する2つの駆動軸でワークを搬送する構成
を備えたため、ワーク搬送軌跡が作業者に直感的に分か
り易くなり、また前記2つの駆動軸は互いに独立に速度
設定できて同時制御時でも他方の速度によって制限を受
けることがないので、各駆動軸のストロークやタイミン
グのティーチングやデータ設定作業が容易にできる。し
たがって、初心者でも容易にティーチングやデータ設定
作業ができるので、作業性を大幅に向上できる。2つの
駆動軸は互いに独立に速度設定できるので、各駆動用モ
ータの有する能力の最大速度に設定可能となり、ワーク
搬送速度を最大限に高速化して生産速度を高めることが
できる。さらに、リフトビームを隣接するプレスの金型
間に設けることにより、1台のワーク搬送装置で一つの
金型から次工程の金型に直接ワーク搬送できるので、中
間のアイドル工程が不要となり、タンデムプレスライン
をシンプルに、コンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るワーク搬送装置の
正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】ワーク搬送装置のキャリア及びサブキャリアの
正面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】キャリア及びサブキャリアの作動説明図であ
る。
【図7】第1実施形態の他の実施態様に係るワーク搬送
装置の平面図である。
【図8】第2実施形態のワーク搬送装置の正面図であ
る。
【図9】図8の平面図である。
【図10】図8の側面図である。
【図11】第2実施形態の他の実施態様に係るワーク搬
送装置の平面図である。
【図12】第2実施形態の他の実施態様に係るワーク搬
送装置の平面図である。
【図13】第2実施形態の他の実施態様に係るワーク搬
送装置の平面図である。
【符号の説明】
1…タンデムプレスライン、2…プレス(2A,2B,
2C,2D)3…コントローラ、4…スライド、5…ボ
ルスタ、6…ベッド、7…アプライト、9…材料供給装
置、10(101〜105、102A,102B〜10
4A,104B,201〜205,202A,202B
〜204A,204B,301〜305,302A,3
02B〜304A,304B)…ワーク搬送装置、11
…ワーク、13…リフトビーム、14…リフト軸サーボモ
ータ、15…キャリア、16…リニアモータ、17…ク
ロスバー、18…バキュームカップ装置、19…製品搬
出装置、30…サブキャリア、31…ベースプレート、
32…モータ、33…エンコーダ、34…シャフト、3
5…ブロック、40…リフト駆動手段、41、141…
支持部材、42…サーボモータ、42…ウォームギヤボ
ックス、44…リフトバー、45…ピニオン、46…中
間軸、W1,W2,W3,W4…加工ステーション、T
1,T2,T3,T4…搬送エリア、P1,P2,P3
…中間パネル受台。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E090 AA01 AB01 BA02 BA03 EA01 EB01 EC01 FA02 FA05 HA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク搬送方向に沿って複数台のプレス
    を設置したタンデムプレスラインのワーク搬送方法にお
    いて、 ワーク搬送方向に平行に、かつワーク搬送方向に対し左
    右に配置された少なくとも一対のリフトビーム(13,13)
    を上下方向に移動させる第1の工程と、 前記各リフトビーム(13)の長手方向に沿って、少なくと
    も1つのキャリア(15)を移動させると共に、互いに対向
    する左右一対のキャリア(15,15) 間に横架し、かつワー
    ク保持可能なワーク保持手段(18)を有するクロスバー(1
    7)を前記キャリア(15)に対してキャリア移動方向にオフ
    セットさせる第2の工程とを有し、 前記第1の工程及び前記第2の工程を同時に又は単独で
    行ってクロスバー(17)の昇降及びワーク搬送方向の往復
    動をさせることにより、ワークを次工程へ順次搬送する
    ことを特徴とするタンデムプレスラインのワーク搬送方
    法。
  2. 【請求項2】 ワーク搬送方向に沿って複数台のプレス
    を設置したタンデムプレスラインのワーク搬送方法にお
    いて、 プレス加工域外で、ワーク搬送方向に平行に、かつワー
    ク搬送方向に対し左右方向の略中央に配置された少なく
    とも一本のリフトビーム(13)を上下方向に移動させる第
    1の工程と、 前記各リフトビーム(13)の長手方向に沿って、少なくと
    も1つのキャリア(15)を移動させると共に、ワーク保持
    可能なワーク保持手段(18)を有するサブキャリア(30)を
    前記キャリア(15)に設けたガイドに沿ってキャリア移動
    方向に移動させて前記キャリア(15)に対してオフセット
    させる第2の工程とを有し、 前記第1の工程及び前記第2の工程を同時に又は単独で
    行ってワーク保持手段(18)の昇降及びワーク搬送方向の
    往復動をさせることにより、ワークを次工程へ順次搬送
    することを特徴とするタンデムプレスラインのワーク搬
    送方法。
  3. 【請求項3】 ワーク搬送方向に沿って複数台のプレス
    を設置したタンデムプレスラインのワーク搬送装置にお
    いて、 ワーク搬送方向に平行に、かつワーク搬送方向に対し左
    右に配置され、上下動自在とされた少なくとも一対のリ
    フトビーム(13,13) と、 前記各リフトビーム(13)の長手方向に沿って移動自在と
    された少なくとも1つのキャリア(15)と、 前記キャリア(15)に設けたガイドに沿ってキャリア移動
    方向に移動自在とされたサブキャリア(30)と、 互いに対向する左右一対のサブキャリア(30,30) 間に横
    架し、ワーク保持可能なワーク保持手段(18)を有するク
    ロスバー(17)とを備えたことを特徴とするタンデムプレ
    スラインのワーク搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のタンデムプレスライン
    のワーク搬送装置において、 前記一対のリフトビーム(13,13) と、該一対のリフトビ
    ーム(13,13) に上流側又は下流側で隣接する他の一対の
    リフトビーム(13,13) との近接位置は、ワーク搬送方向
    における各加工工程略中心、又は、加工工程略中心とア
    イドル工程略中心に設けられたことを特徴とするタンデ
    ムプレスラインのワーク搬送装置。
  5. 【請求項5】 ワーク搬送方向に沿って複数台のプレス
    を設置したタンデムプレスラインのワーク搬送装置にお
    いて、 プレス加工域外に、ワーク搬送方向に平行に、かつワー
    ク搬送方向に対し左右に配置され、上下動自在とされた
    少なくとも一対のリフトビーム(13,13) と、 前記各リフトビーム(13)の長手方向に沿って移動自在と
    された少なくとも1つのキャリア(15)と、 前記キャリア(15)に設けたガイドに沿ってキャリア移動
    方向に移動自在とされたサブキャリア(30)と、 互いに対向する左右一対のサブキャリア(30,30) 間に横
    架し、ワーク保持可能なワーク保持手段(18)を有するク
    ロスバー(17)とを備えたことを特徴とするタンデムプレ
    スラインのワーク搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のタンデムプレスライン
    のワーク搬送装置において、 少なくとも一組の隣接するプレス間にアイドル工程(P1)
    を付設し、 前記隣接するプレス(2A,2B)の一方と前記アイドル工程
    (P1)との間、及び前記アイドル工程(P1)と前記隣接する
    プレス(2A,2B)の他方との間に、ワーク搬送方向に平行
    に、かつワーク搬送方向に対し左右に配置され、互いに
    単独で上下動自在とされたそれぞれ一対のリフトビーム
    (13,13) を設け、 前記各一対のリフトビーム(13,13) に、それぞれ前記キ
    ャリア(15)、サブキャリア(30)及びクロスバー(17)を設
    けたことを特徴とするタンデムプレスラインのワーク搬
    送装置。
  7. 【請求項7】 ワーク搬送方向に沿って複数台のプレス
    を設置したタンデムプレスラインのワーク搬送装置にお
    いて、 プレス加工域外に、ワーク搬送方向に平行に、かつワー
    ク搬送方向に対し左右方向の略中央に配置され、上下動
    自在とされた少なくとも一本のリフトビーム(13)と、 前記リフトビーム(13)の長手方向に沿って移動自在とさ
    れた少なくとも1つのキャリア(15)と、 前記キャリア(15)に設けたガイドに沿ってキャリア移動
    方向に移動自在とされたサブキャリア(30)と、 前記サブキャリア(30,30) に設けられたワーク保持可能
    なワーク保持手段(18)とを備えたことを特徴とするタン
    デムプレスラインのワーク搬送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のタンデムプレスライン
    のワーク搬送装置において、 少なくとも一組の隣接するプレス(2A,2B)間にアイドル
    工程(P1)を付設し、 前記隣接するプレス(2A,2B)の一方と前記アイドル工程
    (P1)との間、及び前記アイドル工程(P1)と前記隣接する
    プレス(2A,2B)の他方との間に、ワーク搬送方向に平行
    に、かつワーク搬送方向に対し左右方向の略中央に配置
    され、互いに単独で上下動自在とされたそれぞれ一本の
    リフトビーム(13)を設け、 前記各一本のリフトビーム(13)に、それぞれ前記キャリ
    ア(15)、サブキャリア(30)及びワーク保持手段(18)を設
    けたことを特徴とするタンデムプレスラインのワーク搬
    送装置。
  9. 【請求項9】 前記リフトビーム(13)の長手方向に沿っ
    てキャリア(15)を移動させるキャリア駆動手段が、リニ
    アモータ(16)であることを特徴とする請求項3〜8のい
    ずれかに記載のタンデムプレスラインのワーク搬送装
    置。
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