JP2568405Y2 - 2軸サーボ駆動搬送装置 - Google Patents

2軸サーボ駆動搬送装置

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JP2568405Y2
JP2568405Y2 JP1993073500U JP7350093U JP2568405Y2 JP 2568405 Y2 JP2568405 Y2 JP 2568405Y2 JP 1993073500 U JP1993073500 U JP 1993073500U JP 7350093 U JP7350093 U JP 7350093U JP 2568405 Y2 JP2568405 Y2 JP 2568405Y2
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井上貢
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Aida Engineering Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はプレス機械に設けた複数
の加工ステージへ順次ワークを搬送する為に用いる2軸
サーボ駆動搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来用いられていた装置は、例えば実開
平4−80626号公報で公知となったものがある。こ
の装置はプレス機械本体の上流側及び下流側に従動機構
及び駆動機構を設置し、これらの従動機構及び駆動機構
をエコライザーロッドで連動させ、かつリフトモータで
同期して上下動するリフトキャリアをそれぞれ設け、こ
れらのリフトキャリアに取り付けられたフィードモータ
によりワーク搬送方向へ往復動されるフィードバーを摺
動自在に支承した構成を有し、フィードバーにもうけた
フィンガのワーク保持手段によりワークを吸着し、各加
工ステーションへ順次搬送するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の従来装置は、フ
ィードバーとこれに往復動を与えるフィードモータとを
リフトキャリアに載せたまま、このリフトキャリアにリ
フトモータで上下動を与える構成の為、上下動における
移動総重量が大きく運動の慣性力が大きい為、高速で動
作させることが困難でプレスラインの高速化が出来な
い。また上下動を行うリフトキャリア上に設けたフィー
ドモータには、各部の振動が伝達される為、フィードモ
ータの耐振性に問題が起き易い等の欠点があり、これに
伴って送り動作の停止位置精度が低下すると言う問題も
あった。
【0004】本考案の目的は上述の欠点を除き、フィー
ドバーと共に運動する可動部の重量を低減させ、プレス
ラインの高速化を図ると共に、停止位置精度及び各部の
耐振性を向上させる事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成する為
の本考案の構成は、フィードバーに上下動を与えるリフ
ト用サーボモータと、フィードバーにワーク搬送方向の
往復動を与えるフィード用サーボモータとを独立して固
定部、即ちフレームまたは床面上に設置し、リフト用サ
ーボモータでフィードバーのワーク搬送方向上流側と下
流側とに設けたリフトユニットのブロックを同期して上
下動させ、これらのブロックに往復動自在に支持し、フ
ィード駆動ユニットに内装され、フィード用サーボモー
タでワーク搬送方向に往復動を与えられるスライダーと
フィードバーの一端とを上下動自在に連絡する。
【0006】
【作用】上述の構成により駆動されるフィードバーは、
上下動及びワーク搬送方向の往復動とも、これらの運動
を与えるリフト用サーボモータ及びフィード用サーボモ
ータの重量に影響される事がなく、最小限の重量で運動
する事が出来るので慣性力が小さく、プレスラインを高
速化する事が可能である。従ってリフト用サーボモータ
及びフィード用サーボモータが受ける振動を低減させる
事も容易となり、また停止位置精度も向上出来る。
【0007】
【実施例】図1〜図6において本考案の実施例の構造を
説明する。図1において、プレス機械(1)の近傍に、
ワーク搬送方向の上流側にディスタックフィーダ
(2)、下流側にフィード駆動ユニット(3)を設置
し、またプレス機械(1)の上流側と下流側とにリフト
ユニット(4A)、(4B)を固設し、フィードバー
(5)に搬送動作を与え、ディスタックフィーダ(2)
から取り出したブランク材(図示せず)を1枚ずつアイ
ドルステージI1、I2、I3を経て金型W1、W2、W3、
W4、W5へ、さらに取り出し位置H1へと順に搬送す
る。フィードバー(5)には搬送ピッチ、即ちアイドル
ステージ及び金型の間隔で吸着具(図示せず)を設けて
いる。リフトユニット(4A)、(4B)はエコライズ
軸(6)で連結され、プレス機械(1)の下流側側面に
固設したリフト用サーボモータ(7)で同期して駆動さ
れ、フィードバー(5)を水平に保持したまま上下動さ
せる。フィード駆動ユニット(3)にはフィードバー
(5)の一端と上下動自在に連結され、フィードバー
(5)に所要のワーク搬送方向の往復動を与える駆動機
構を内装している。リフト用サーボモータ(7)はプレ
ス機械(1)の側面に防振材を介して固設し、またフィ
ード駆動ユニット(3)に設ける後述フィード用サーボ
モータ(18)も要すれば防振材を介して取り付け、プ
レス機械(1)作業時の振動によるサーボモータ(1
8)の損傷を防止する。
【0008】図2及び図3において、フィード駆動ユニ
ット(3)に内装した駆動機構を示している。フィード
駆動ユニット(3)には図2のようにワーク搬送方向を
向けて上下2本のガイド軸(8)、(8)を設け、これ
らのガイド軸(8)、(8)に案内されたスライダー
(9)には上下方向のガイド棒(10)を設ける。フィ
ードバー(5)の一端にはワーク搬送方向と直交する水
平方向を軸として回転自在の上、下各2本のローラ(1
1)を設け、このローラ(11)をガイド棒(10)に
外接するようにし、フィードバー(5)をスライダー
(9)にワーク搬送方向の移動を規制し、かつ上下動自
在に連結する。ガイド軸(8)、(8)の左右両端部上
方には、ワーク搬送方向と直交する水平方向を軸として
回転自在のテンションプーリー(12)及び駆動プーリ
ー(13)を設け、これらに架け渡したタイミングベル
ト(14)とスライダー(9)をベルトクランプ(1
5)で固定している。駆動プーリー(13)の軸(1
6)の他端には、図3のようにプーリー(17)を固設
し、このプーリー(17)とフィード駆動ユニット
(3)に設けたフィード用サーボモータ(18)のプー
リー(19)とをタイミングベルト(20)で連結して
いる。従ってフィード用サーボモータ(18)を制御し
て所要の正逆回転を与えれば、スライダー(9)等を介
してフィードバー(5)に上下動を自在としてワーク搬
送方向に所要の往復動を与える事が出来る。なお、フィ
ード駆動ユニット(3)にプレス機械(1)の振動が強
く伝達する場合は、フィード用サーボモータ(18)を
防振材を介して装着する。
【0009】図4において、プレス機械(1)のワーク
搬送方向上流側に設けた従動側リフトユニット(4A)
を示している。このリフトユニット(4A)はリフトユ
ニット(4B)側からエコライズ軸(6)によって駆動
される。エコライズ軸(6)の左端に連結されたラック
(21)はリフトユニット(4A)に案内されてワーク
搬送方向に往復動自在である。リフトユニット(4A)
にはラック(21)とかみ合うピニオン(22)を、ワ
ーク搬送方向と直交する水平方向を向けて回転自在に設
け、このピニオン(22)をリフトユニット(4A)に
上下動自在に設けたリフト用ラック(23)とかみ合っ
ている。リフト用ラック(23)と平行にワーク搬送方
向に離れてピニオン(22)の反対側にガイドピン(2
4)をリフトユニット(4A)に上下動自在に設け、リ
フト用ラック(23)とガイドピン(24)の上端にフ
ィードバー(5)をワーク搬送方向に摺動自在に支持し
たブロック(25)を固設している。従って図4におい
てエコライズ軸(6)が右方向に移動するとラック(2
1)、ピニオン(22)及びリフト用ラック(23)を
介してブロック(25)が上昇し、逆に左方向に移動す
るとブロック(25)が下降し、これらの動作によりフ
ィードバー(5)にリフト、ダウン運動を与える事が出
来る。
【0010】図示5(A)、(B)において、駆動側の
リフトユニット(4B)を示している。リフトユニット
(4B)にワーク搬送方向の往復動自在として設けた駆
動ラック(26)にはエコライズ軸(6)の右端が連結
されている。リフトユニット(4B)にワーク搬送方向
と直交する水平方向を向けて回転自在に設けた駆動ピニ
オン(27)と駆動ラック(26)とがかみ合ってい
る。また駆動ピニオン(27)にはリフトユニット(4
B)に上下動自在に設けたリフト用ラック(28)がか
み合っている。リフト用ラック(28)と平行に、かつ
ワーク搬送方向に離れて駆動ピニオン(27)の反対側
には、リフトユニット(4B)に上下動自在のガイドピ
ン(29)を設け、リフト用ラック(28)とガイドピ
ン(29)との上端にはフィードバー(5)をワーク搬
送方向に摺動自在に支持したブロック(30)を固設し
ている。従って図5(A)において駆動ピニオン(2
7)が右回転するとリフト用ラック(28)を介してブ
ロック(30)が上昇し、逆に左回転するとブロック
(30)が下降し、これらの動作によりフィードバー
(5)にリフト、ダウン運動を与える事が出来る。また
駆動ピニオン(27)の正逆回転で駆動ラック(2
6)、エコライズ軸(6)を介して従動側のリフトユニ
ット(4A)を同期して動作させ、フィードバー(5)
を水平に保持したままリフト、ダウン運動させる事が出
来る。駆動ピニオン(27)の後端部には図5(B)の
ようにプーリー(31)を固設している。
【0011】図6において、リフトユニット(4B)の
プーリー(31)をリフト用サーボモータ(7)に連結
した態様を示している。リフト用サーボモータ(7)は
プーリー(32)をプーリー(31)に対応させてプレ
ス機械(1)の側面に防振材(図示せず)を介して固定
し、プーリー(31)とプーリー(32)をタイミング
ベルト(33)で連結している。従ってリフト用サーボ
モータ(7)を制御して所要の正逆回転を与えれば、プ
ーリー(31)を介して前述の駆動ピニオン(27)に
所要の正逆回転を与える事が出来る。なお、リフト用サ
ーボモータ(7)をプレス機械(1)の左側側面に設
け、プーリー(31)をリフトユニット(4A)のピニ
オン(22)の後端に設けて駆動する事も必要に応じて
行う事が可能である。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば次のような効果がある。 1)リフト用サーボモータをプレス機械の側面部に設
け、かつフィード駆動ユニットとフィードバーとの連結
を上下動を自在としてワーク搬送方向だけ駆動出来るよ
うに構成したので、フィードバーと共に運動する可動部
分の重量を最小限とする事が出来る。 2)従って、フィードバーの運動の慣性力が小さいの
で、高速で動作させる事が出来、プレスラインの高速化
を図る事が出来る。 3)フィードバーの運動の伝達に上下動はラックとピニ
オン及び左右動はタイミングベルトを用い、サーボモー
タを微小に制御するのでフィードバーの停止位置制度を
0.1mm程度まで向上させる事が出来る。 4)サーボモータは防振材を介して固定するので耐振性
が向上し、寿命を長く保持する事が出来る。 5)フィードバーの左右動及び上下動はいずれもサーボ
モータで制御するので動作量が可変であり、各種のプレ
ス加工に対応出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるプレスラインの全体構成
を示し、(A)は要部の平面図、(B)は正面図
【図2】フィード駆動ユニットの要部正面図
【図3】フィード駆動ユニットの要部側面図
【図4】従動側のリフトユニットの要部正面図
【図5】駆動側のリフトユニットを示し、(A)は要部
正面図、(B)は要部側面図
【図6】駆動側のリフトユニットとリフト用サーボモー
タとの連結部を示す要部側面図
【符号の説明】
1はプレス機械、2はディスタックフィーダ、3はフィ
ード駆動ユニット、4A、4Bはリフトユニット、5は
フィードバー、6はエコライズ軸、7はリフト用サーボ
モータ、8はガイド軸、9はスライダー、10はガイド
棒、11はローラ、12はテンションプーリー、13は
駆動プーリー、14、20、33はタイミングベルト、
15はベルトクランプ、16は軸、17、19、31、
32はプーリー、18はフィード用サーボモータ、21
はラック、22はピニオン、23、28はリフト用ラッ
ク、24、29はガイドピン、25、30はブロック、
26は駆動ラック、27は駆動ピニオン、である。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本のフィードバー(5)をアドバンスリ
    ターンさせると共に、リフトダウンさせてワークを順次
    搬送する2軸サーボ駆動搬送装置において、フィード用
    サーボモータ(18)で往復移動するタイミングベルト
    (14)を設け、当該タイミングベルト(14)にベル
    トクランプ(15)でスライダ(9)を固定し、スライ
    ダ(9)をガイド軸(8)でタイミングベルト(14)
    の移動方向に案内させ、スライダ(9)にガイド棒(1
    0)を組み込みガイド棒(10)にフィードバー(5)
    をガイド棒(10)に沿って可動に連結し、フィード用
    サーボモータ(18)を往復回転させることによって、
    フィードバー(5)をアドバンスリターンさせることを
    特徴とする2軸サーボ駆動搬送装置。
  2. 【請求項2】前記フィードバー(5)を長手方向に摺動
    自在に支持するブロック(30)を設け、ブロック(3
    0)をリフト用サーボモータ(7)で駆動されるラック
    ピニオン機構によってリフトダウンさせる構造としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の2軸サーボ駆動搬送装
    置。
JP1993073500U 1993-12-22 1993-12-22 2軸サーボ駆動搬送装置 Expired - Lifetime JP2568405Y2 (ja)

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JPH0737437U JPH0737437U (ja) 1995-07-11
JP2568405Y2 true JP2568405Y2 (ja) 1998-04-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0422141U (ja) * 1990-06-11 1992-02-24
JP2667080B2 (ja) * 1992-03-10 1997-10-22 日立造船株式会社 搬送制御装置
JPH0576631U (ja) * 1992-03-10 1993-10-19 日立造船株式会社 トランスファプレス機におけるワーク搬送装置

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JPH0737437U (ja) 1995-07-11

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