JP2003198342A - 電圧比較回路 - Google Patents

電圧比較回路

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JP2003198342A
JP2003198342A JP2001394431A JP2001394431A JP2003198342A JP 2003198342 A JP2003198342 A JP 2003198342A JP 2001394431 A JP2001394431 A JP 2001394431A JP 2001394431 A JP2001394431 A JP 2001394431A JP 2003198342 A JP2003198342 A JP 2003198342A
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Masato Tokuyama
昌人 徳山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐雑音特性を向上させ、所望の動作を実現す
ることができる電圧比較回路を得る。 【解決手段】 変化点検知回路6でコンパレータ2の出
力信号レベル変化点の検知を行い、時間比較回路9は、
タイマー回路7によってカウントされた該出力信号レベ
ル変化点からの経過時間が、時間設定レジスタ8に設定
された時間になると、可変抵抗回路5の抵抗値を切り替
えさせてコンパレータ2のヒステリシス幅を小さくする
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒステリシス特性
を有する電圧比較回路に関するものであり、特にCD−
R/RWの信号処理におけるウォブル信号やRF信号を
扱う回路等に使用され、信号の変化点からの時間帯によ
ってヒステリシス特性を変化させることにより雑音によ
る誤動作を低減させることができる電圧比較回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、一般的なヒステリシス特性を
有する電圧比較回路の例を示した回路図である。図10
において、電圧比較回路100は、コンパレータ10
1、所定の基準電圧Vrを生成して出力する基準電圧発
生回路102、フィードバック抵抗103及びヒステリ
シス幅を設定するための抵抗104で構成されている。
電圧比較回路100は、入力信号Siの立ち上がり時に
は、入力電圧Viが基準電圧Vrにヒステリシス電圧V
hを加算した電圧よりも高くなるとハイ(High)レ
ベルの信号を出力し、入力信号の立ち下がり時には、入
力電圧Viが基準電圧Vrにヒステリシス電圧Vhを差
し引いた電圧よりも低くなるとロー(Low)レベルの
信号を出力する。
【0003】一方、耐雑音特性の向上を目的とした電圧
比較回路の特性改善に関する従来技術として、特開平1
1−248761号公報で、一定期間コンパレータの不
感時間帯を設けるようにしたものが開示されており、特
開平11−340801号公報で、入力信号の立ち上が
り時と立ち下がり時とでヒステリシス特性を選択的に設
定できるものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、微小な振幅の
信号を電圧比較回路で扱う場合、該信号を処理する上で
大きなゲインをかける必要があり、その際にLSIの周
辺及びLSI自身から発生する雑音成分も同様に増幅し
てしまうという問題があった。このような雑音の大きい
信号を電圧比較回路でデジタル信号に2値化すると、電
圧比較回路は、該雑音成分によって、図11で示すよう
に発振を起こしてしまうことがあった。また、入力信号
に対して電圧比較回路が正確に電圧比較を行うために、
電圧比較回路のヒステリシス幅を大きく設定することも
できなかった。なお、図11では、aの波形は入力信号
Siを、bの波形がコンパレータ101の出力信号の波
形を示している。
【0005】図11において、入力信号Siは2.1V
を中心にした正弦波であり、該入力信号Siには雑音が
乗っているものとしている。図10の電圧比較回路10
0ではヒステリシス幅を例えば20mVに固定している
ため、図11において、入力信号Siが2.1V付近で
は、コンパレータ101の出力信号が発振していること
が分かる。これは、入力信号Siの雑音成分が時折ヒス
テリシス幅を超えているためであるが、ヒステリシス幅
を一律に大きくしてしまうと、コンパレータ101にお
ける出力信号の信号レベルの変化点が、ヒステリシス幅
が小さいときよりも遅くなるという問題が発生する。
【0006】一方、電圧比較回路で電圧比較を行う信号
は、周波数fの範囲に、ある程度の幅を持っていること
が多く、このような場合、電圧比較回路の出力変化にお
いても同様であり、電圧比較回路から出力された信号に
おける信号レベルの変化点と変化点との間隔は1/fに
なる。すなわち、電圧比較回路の出力信号における次の
信号レベルの変化点はある程度予測することができる。
このようなことから、電圧比較回路からの出力信号に変
化点がないと思われる期間、マスク又はスレッショルド
電圧を電源電圧VCC又は接地電圧GNDにすること
で、電圧比較回路を不感状態にする方法等が考えられて
いた。
【0007】しかし、このように電圧比較回路が不感状
態である時間帯が存在すると、電圧比較回路の出力信号
が本来の変化する時点が不感の時間帯になると、電圧比
較回路の出力信号において、本来あるべき変化点が欠落
してしまい、その影響が後段の回路に現れるという問題
があった。
【0008】本発明は、前記のような問題を解決するた
めになされたものであり、入力信号の変化点がないと思
われる時間帯においてはヒステリシス幅を大きくし、入
力信号の変化点付近ではヒステリシス幅を通常の低い状
態に戻すようにして、耐雑音特性を向上させ、所望の動
作を実現することができる電圧比較回路を得ることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電圧比較
回路は、所定の基準電圧と入力信号の電圧とを比較し、
該比較結果を示す2値の信号を出力する、ヒステリシス
特性を有した電圧比較回路において、前記基準電圧と入
力信号の電圧とを比較して、該比較結果を示す2値の信
号を出力する電圧比較部と、入力される制御信号に応じ
て該電圧比較部におけるヒステリシス幅の切り替えを行
うヒステリシス幅切替部と、前記電圧比較部の出力信号
レベルの変化点を検知する変化点検知部と、該変化点検
知部が変化点を検知するたびに、該変化点からの経過時
間を測定して順次出力する経過時間測定部と、所定の時
間が設定された時間設定部と、前記経過時間測定部から
の経過時間が該時間設定部に設定された所定の時間以上
になると、ヒステリシス幅切替部に対して所定の制御信
号を出力して前記ヒステリシス幅を切り替えさせる時間
比較部とを備えるものである。
【0010】具体的には、前記ヒステリシス幅切替部
は、時間比較部から所定の制御信号が入力されている
間、ヒステリシス幅が小さくなるように切り替えるよう
にした。
【0011】また、前記経過時間測定部から出力される
経過時間から前記電圧比較部における出力信号レベルの
変化点間の周期を検出する変化点周期検出部を備え、該
変化点周期検出部は、該検出した変化点間の各周期の平
均値から所定の方法で算出した時間を、変化点検知部が
前記変化点を検出するたびに前記時間設定部に更新して
設定するようにしてもよい。
【0012】また、この発明に係る電圧比較回路は、所
定の基準電圧と入力信号の電圧とを比較し、該比較結果
を示す2値の信号を出力する、ヒステリシス特性を有し
た電圧比較回路において、前記基準電圧と入力信号の電
圧とを比較して、該比較結果を示す2値の信号を出力す
る電圧比較部と、入力される制御信号に応じて該電圧比
較部におけるヒステリシス幅の切り替えを行うヒステリ
シス幅切替部と、前記電圧比較部の出力信号レベルの変
化点を検知する変化点検知部と、該変化点検知部が変化
点を検知するたびに、該変化点からの経過時間を測定し
て順次出力する経過時間測定部と、異なる所定の時間が
それぞれ設定された複数の時間設定部と、前記経過時間
測定部からの経過時間が対応する時間設定部に設定され
た所定の時間になると、ヒステリシス幅切替部に対して
それぞれ所定の制御信号を出力して前記ヒステリシス幅
の切り替えを行わせる複数の時間比較部とを備えるもの
である。
【0013】具体的には、前記ヒステリシス幅切替部
は、各時間比較部から入力される各制御信号に応じて、
ヒステリシス幅を段階的に小さくなるように切り替える
ようにした。
【0014】また、前記経過時間測定部から出力される
経過時間から対応する電圧比較部の出力信号レベルにお
ける変化点間の周期をそれぞれ検出する各変化点周期検
出部を備え、該各変化点周期検出部は、該検出した変化
点間の各周期の平均値からそれぞれ所定の方法で算出し
た時間を対応する前記各時間設定部にそれぞれ設定する
ようにしてもよい。
【0015】一方、電圧比較部の出力信号を遅延させて
出力する信号遅延部を備えるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 第1の実施の形態.図1は、本発明の第1の実施の形態
における電圧比較回路の例を示したブロック図である。
図1の電圧比較回路1は、入力端子INから入力された
入力信号Siの電圧と所定の基準電圧Vrとの電圧比較
を行い、該比較結果を示す2値の信号を内部回路(図示
せず)に出力すると共に、I/Oセルをなすバッファ回
路12を介して出力端子OUTに出力するものである。
【0017】図1において、電圧比較回路1は、コンパ
レータ2と、所定の基準電圧Vrを生成して出力する基
準電圧発生回路3と、コンパレータ2に対してフィード
バック回路を形成する抵抗4と、入力された制御信号に
応じて抵抗値を切り替える、ヒステリシス幅の調整を行
うための可変抵抗回路5とを備えている。更に、電圧比
較回路1は、コンパレータ2の出力信号における信号レ
ベルの変化点を検知する変化点検知回路6と、タイマー
回路7と、所定の時間情報が設定された時間設定レジス
タ8と、タイマー回路7からの出力される経過時間情報
と時間設定レジスタ8に設定された時間情報とを比較し
て該比較結果を出力する時間比較回路9と、コンパレー
タ2の出力信号を遅延して出力する遅延回路10とを備
えている。なお、コンパレータ2は電圧比較部を、可変
抵抗回路5(厳密には抵抗4も含む)はヒステリシス幅
切替部を、タイマー回路7は経過時間測定部を、時間設
定レジスタ8は時間設定部をそれぞれなしている。
【0018】入力信号Siは、可変抵抗回路5を介して
コンパレータ2の非反転入力端に入力され、コンパレー
タ2の出力端と非反転入力端との間に抵抗4が接続され
ている。また、コンパレータ2の反転入力端には、基準
電圧発生回路3からの基準電圧Vrが入力され、コンパ
レータ2は、非反転入力端に入力された電圧Viと基準
電圧Vrとの電圧比較を行い、該比較結果に応じた2値
の信号を出力する。変化点検知回路6は、コンパレータ
2の出力信号の信号レベルが変化したことを検知すると
所定の変化点検知信号Saをタイマー回路7に出力す
る。
【0019】一方、コンパレータ2の出力信号を変化点
検知回路6の入力信号としているのに対して、その他の
内部回路やバッファ回路12等には遅延素子等によって
構成された遅延回路10で信号の変化点を故意に遅らせ
ている。このようにすることにより、コンパレータ2自
身の出力信号レベルの変化によって発生するデジタル雑
音に対して、可変抵抗回路5による抵抗値の切り替えの
方を早く行うようにし、該デジタル雑音が発生する時間
帯におけるコンパレータ2のヒステリシス幅を大きくす
ることで誤動作を回避することができる。
【0020】次に、タイマー回路7は、カウンタで構成
されており、該変化点検知信号Saが入力されると、経
過時間情報を示したカウンタのカウント値を初期値、例
えば0にリセットした後、カウントを開始する。タイマ
ー回路7は、カウント値を時間比較回路9に常時出力し
ており、時間比較回路9は、タイマー回路7からのカウ
ント値が時間設定レジスタ8に格納されている値になる
と、所定の制御信号SCを可変抵抗回路5に出力する。
可変抵抗回路5は、入力された制御信号SCに応じて抵
抗値を変え、コンパレータ2のヒステリシス幅を変化さ
せる。
【0021】図2は、可変抵抗回路5の回路例を示した
図である。図2において、可変抵抗回路5は、スイッチ
15及び抵抗16,17で形成されており、スイッチ1
5と抵抗16の直列回路と抵抗17が並列に接続されて
おり、該並列回路は、入力端子INとコンパレータ2の
非反転入力端との間に接続されている。スイッチ15
は、オンすると導通状態になりオフすると遮断状態にな
る。例えば、抵抗16の抵抗値がRaであり、抵抗17
の抵抗値が9×Raとすると、スイッチ15のオン又は
オフによってコンパレータ2のヒステリシスの幅を10
倍に変化させることができる。
【0022】このような構成において、コンパレータ2
は、基準電圧Vrに対して入力電圧Viが大きいとハイ
(High)レベルの信号を、基準電圧Vrに対して入
力電圧Viが小さいとロー(Low)レベルの信号を出
力する。次に、変化点検知回路6は、コンパレータ2の
出力信号がローレベルからハイレベルへ、又はハイレベ
ルからローレベルへ信号レベルが変化したかどうかを検
出する。
【0023】変化点検知回路6は、コンパレータ2の出
力信号の変化点を検知するとタイマー回路7に対して所
定の変化点検知信号Saを出力する。タイマー回路7
は、該変化点検知信号Saが入力されるとカウンタをリ
セットして0に戻してからカウントアップを開始する。
なお、タイマー回路7において、動作の基準となるのは
所定の周波数のクロック信号、又は入力信号Siに対し
て正比例の関係にあるクロック信号であり、設定値も含
めて時間情報とは基準となるクロックを単位とする値で
ある。
【0024】時間設定レジスタ8は、時間情報設定を外
部のCPU(図示せず)等から任意に行うことができ、
コンパレータ2のヒステリシス幅の変更タイミングが設
定される。時間比較回路9においては、タイマー回路7
から出力されるコンパレータ2の出力信号レベルの変化
からの経過時間Tを示す時間情報と、時間設定レジスタ
8に設定された時間Tsを示す時間情報とを比較し、該
経過時間Tが設定時間Tsになると、可変抵抗回路5に
所定の制御信号SCを出力する。可変抵抗回路5は、該
制御信号SCが入力されると、スイッチ15がオンして
導通状態となり、抵抗17に抵抗16が並列に接続され
る。このため、図2の場合、可変抵抗回路5の抵抗値が
1/10となり、コンパレータ2のヒステリシス幅は1
0倍になる。
【0025】図3は、図1及び図2で示した電圧比較回
路1の動作例を示した図であり、実線で示したaの波形
が入力信号Siを、実線で示したbの波形がコンパレー
タ2の出力波形を、1点鎖線で示したcの波形がコンパ
レータ2のヒステリシス幅の変化をそれぞれ示してい
る。図3では、入力信号Siは2.1Vを中心にした正
弦波であり、該入力信号Siには雑音が乗っているもの
とし、ヒステリシス幅は20mVと200mVの2通り
にしている。
【0026】図3から分かるように、コンパレータ2の
出力信号レベルが変化すると、直ちにヒステリシス幅が
200mVに切り替わり、耐雑音特性を向上させてコン
パレータ2の出力信号の発振を防止している。コンパレ
ータ2の出力信号レベル変化点からタイマー回路7によ
る経過時間のカウントが行われ、所定の時間経過すると
ヒステリシス幅を20mVに戻して次の信号レベルの変
化点に備える。このように、ヒステリシス幅を20mV
に固定した図11の従来の電圧比較回路における各波形
と比較して、コンパレータ2の出力信号が発振しておら
ず、信号レベルの変化点が遅れることなく耐雑音特性が
向上していることが分かる。
【0027】ここで、前記説明では、時間設定レジスタ
8及び時間比較回路9を1つずつ備えた場合を例にして
して説明したが、図4で示すように、時間設定レジスタ
及び時間比較回路をそれぞれ複数設けるようにしてもよ
い。なお、図4では、時間設定レジスタ及び時間比較回
路を3つずつ備えた場合を例にして示しており、図1と
同じものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略す
ると共に図1との相違点のみ説明する。図4における図
1との相違点は、図1の時間設定レジスタ8の代わりに
3つの時間設定レジスタ8a〜8cを、図1の時間比較
回路9の代わりに3つの時間比較回路9a〜9cを備え
ると共に、これに伴って図1の可変抵抗回路5の回路構
成を変えて可変抵抗回路5aとしたことにある。なお、
可変抵抗回路5aはヒステリシス幅切替部をなし、時間
設定レジスタ8a〜8cはそれぞれ時間設定部をなす。
【0028】図4における電圧比較回路1は、コンパレ
ータ2と、基準電圧発生回路3と、抵抗4と、入力され
た制御信号に応じて抵抗値を変える、ヒステリシス幅の
調整を行うための可変抵抗回路5aと、変化点検知回路
6と、タイマー回路7と、それぞれ所定の時間情報が設
定された時間設定レジスタ8a〜8cと、タイマー回路
7から出力される経過時間情報と対応する時間設定レジ
スタ8a〜8cに設定された時間情報とを比較して該比
較結果を出力する時間比較回路9a〜9cと、遅延回路
10とを備えている。
【0029】タイマー回路7は、カウント値を時間比較
回路9a〜9cにそれぞれ常時出力しており、各時間比
較回路9a〜9cは、タイマー回路7からのカウント値
が対応する時間設定レジスタ8a〜8cに格納されてい
る値になると、所定の制御信号SCa〜SCcを可変抵
抗回路5aにそれぞれ出力する。可変抵抗回路5aは、
入力された制御信号SCa〜SCcに応じて抵抗値を変
え、コンパレータ2のヒステリシスを変化させる。
【0030】図5は、可変抵抗回路5aの回路例を示し
た図である。図5において、可変抵抗回路5aは、スイ
ッチ21〜23及び抵抗24〜27で形成されており、
スイッチ21と抵抗25の直列回路、スイッチ22と抵
抗26の直列回路、スイッチ23と抵抗27の直列回
路、及び抵抗24がそれぞれ並列に接続されており、該
並列回路は、入力端子INとコンパレータ2の非反転入
力端との間に接続されている。スイッチ21〜23は、
オンすると導通状態になりオフすると遮断状態になる。
【0031】例えば、抵抗24及び25の抵抗値をそれ
ぞれ8×Rにし、抵抗26の抵抗値を4×Rとし、抵抗
27の抵抗値を2×Rとし、スイッチ21、22及び2
3の順にスイッチをオンすることにより、8R、4R、
2R、1Rの4通りの抵抗値を選択することができる。
また、このように順にスイッチをオンさせることによ
り、同時にスイッチをオン又はオフさせる回数を最小に
することができ、抵抗値を変更するときに、可変抵抗回
路5aの抵抗値が乱れることを防止できコンパレータ2
のヒステリシス幅の乱れを防止できるという利点があ
る。このように可変抵抗回路5aにおける抵抗の選択を
行うことにより、可変抵抗回路5aの抵抗値が1Rのと
きを基準にすると、コンパレータ2のヒステリシス幅を
時間帯ごとに1倍、2倍、4倍、8倍に変化させること
ができる。
【0032】ここで、時間設定レジスタ8aには所定時
間T1を示す時間情報が、時間設定レジスタ8bには所
定時間T2を示す時間情報が、時間設定レジスタ8cに
は所定時間T3を示す時間情報がそれぞれ設定されてお
り、所定時間T1〜T3の関係は、T1<T2<T3で
あるとする。この場合、まず、時間比較回路9aは、タ
イマー回路7からの時間情報が所定時間T1を示すと、
スイッチ21をオンさせて導通状態にする。次に時間比
較回路9bは、タイマー回路7からの時間情報が所定時
間T2を示すと、スイッチ22をオンさせて導通状態に
する。次に、時間比較回路9cは、タイマー回路7から
の時間情報が所定時間T3を示すと、スイッチ23をオ
ンさせて導通状態にする。
【0033】図6は、図4及び図5で示した電圧比較回
路1の動作例を示した図であり、実線で示したaの波形
が入力信号Siを、実線で示したbの波形がコンパレー
タ2の出力波形を、1点鎖線で示したcの波形がコンパ
レータ2のヒステリシス幅の変化をそれぞれ示してい
る。図6では、入力信号Siは2.1Vを中心にした正
弦波であり、該入力信号Siには中心値2.1V付近に
雑音が乗るものとし、ヒステリシス幅は50mV、10
0mV、200mV及び400mVの4通りにしてい
る。
【0034】図6において、タイマー回路7からの時間
情報が所定時間T1を示すまでは、可変抵抗回路5aの
スイッチ21〜23はそれぞれオフして遮断状態であ
り、このときのヒステリシス幅は400mVである。次
に、タイマー回路7からの時間情報が所定時間T1を示
すと、時間比較回路9aは、スイッチ21をオンさせて
導通状態にすることから、ヒステリシス幅は200mV
に低下する。次に、タイマー回路7からの時間情報が所
定時間T2を示すと、更に時間比較回路9bがスイッチ
22をオンさせて導通状態にすることから、ヒステリシ
ス幅は100mVに低下する。
【0035】次に、タイマー回路7からの時間情報が所
定時間T3を示すと、更に時間比較回路9cがスイッチ
23をオンさせて導通状態にすることから、ヒステリシ
ス幅は50mVに低下する。コンパレータ2の出力信号
レベルが変化すると、タイマー回路7からの時間情報が
0にリセットされるため、時間比較回路9a〜9cは、
対応するスイッチ21〜23をオフさせて遮断状態にす
ることから、ヒステリシス幅は再び400mVになり、
前記のような動作が繰り返される。このように、図6に
おいて、ヒステリシス幅を固定した図11の従来の電圧
比較回路における各波形と比較すると、入力信号Siの
中心値付近で大きな雑音が乗っている場合においても、
コンパレータ2の出力信号が発振せず、信号レベルの変
化点が遅れることなく耐雑音特性が向上していることが
分かる。
【0036】このように、本第1の実施の形態における
電圧比較回路は、コンパレータ2の出力信号の信号レベ
ル変化点から所定の時間が経過するまではコンパレータ
2のヒステリシス幅を大きくし、該所定の時間が経過し
た後はコンパレータ2のヒステリシス幅が小さくなるよ
うにした。このため、コンパレータ2の出力信号レベル
が変化しないと思われる期間は、コンパレータ2のヒス
テリシス幅を大きくすることができると共に、コンパレ
ータ2の出力信号レベルが変化すると思われる期間は、
コンパレータ2のヒステリシス幅を小さくすることがで
き、出力信号レベルの変化点が遅れることなく耐雑音特
性を向上させることができる。
【0037】第2の実施の形態.前記第1の実施の形態
では、時間設定レジスタにあらかじめ所定時間を示す時
間情報を設定するようにしたが、コンパレータ2の出力
信号レベルが変化する周期を所定の回数測定して平均値
を算出し、該算出した周期を示す時間情報を期間設定レ
ジスタに更新設定するようにしてもよく、このようにし
たものを本発明の第2の実施の形態とする。
【0038】図7は、本発明の第2の実施の形態におけ
る電圧比較回路の例を示したブロック図である。なお、
図7では、図1と同じものは同じ符号で示しており、こ
こではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説
明する。図7における図1との相違点は、図1の時間設
定レジスタ8を時間情報の設定が自由に行うことができ
る時間設定レジスタ51に置き換えると共に、タイマー
回路7から出力される経過時間情報が0にリセットされ
る周期を所定の回数検出して記憶し、該検出した各周期
の平均値から所定の方法で算出した時間情報を期間設定
レジスタ51に設定する変化点周期検出回路52を備え
たことにあり、これに伴って、図1の電圧比較回路1を
電圧比較回路50にしたことにある。
【0039】図7の電圧比較回路50は、コンパレータ
2と、基準電圧発生回路3と、抵抗4と、可変抵抗回路
5と、変化点検知回路6と、タイマー回路7と、時間情
報の設定を行うことができる時間設定レジスタ51とを
備えている。更に、図7の電圧比較回路50は、タイマ
ー回路7から出力される経過時間情報が0にリセットさ
れる周期を所定の回数検出して記憶し、該検出した各周
期の平均値を算出し更に該平均値から所定の方法で算出
した時間情報を時間設定レジスタ51に設定する変化点
周期検出回路52と、タイマー回路7からの出力される
経過時間情報と時間設定レジスタ51に設定された時間
情報とを比較して該比較結果を示す制御信号SCを出力
する時間比較回路9と、遅延回路10とを備えている。
【0040】変化点検知回路6は、コンパレータ2の出
力信号の変化点を検出するとタイマー回路7、時間設定
レジスタ51及び変化点周期検出回路52に対してそれ
ぞれ所定の変化点検知信号Saを出力する。変化点周期
検出回路52は、該変化点検知信号Saが入力される
と、内蔵するシフトレジスタをシフトさせると共に、該
シフトレジスタに格納された各周期の平均値を算出し更
に該平均値から所定の方法で算出した時間情報を時間設
定レジスタ51に常時出力する。時間設定レジスタ51
は、該変化点検出信号Saが入力されると、変化点周期
検出回路52から出力された該時間情報が設定される。
【0041】タイマー回路7は、経過時間を示したカウ
ント値を時間比較回路9及び変化点周期検出回路52に
それぞれ常時出力しており、変化点周期検出回路52
は、タイマー回路7から出力されるカウント値が初期値
にリセットされる間隔、すなわちコンパレータ2の出力
信号レベルが変化する周期を検出して格納し、所定の回
数格納した該周期の平均値を算出し、該平均値から所定
の方法で算出した時間情報を時間設定レジスタ51に設
定する。時間比較回路9は、タイマー回路7からの経過
時間情報を示すカウント値が時間設定レジスタ51に格
納されている値になると、所定の制御信号SCを可変抵
抗回路5に出力する。
【0042】図8は、変化点周期検出回路52の内部構
成例を示したブロック図である。なお、図8では、変化
点周期検出回路52は、コンパレータ2からの出力信号
レベルが変化する周期を4回記憶し、該記憶した4回の
周期を平均した値を時間設定レジスタ51に設定する場
合を例にして示している。図8において、変化点周期検
出回路52は、タイマー回路7から出力されるカウント
値が初期値にリセットされる間隔を示す時間情報、すな
わち、タイマー回路7から出力されるカウント値を格納
して出力するシフトレジスタを形成する4つのフリップ
フロップFF1〜FF4と、各フリップフロップFF1
〜FF4から出力された各カウント値の平均値を算出
し、更に該平均値から所定の方法で算出した時間情報を
時間設定レジスタ51に出力する演算回路55とで構成
されている。
【0043】変化点検知回路6からの変化点検知信号S
aが入力されると、フリップフロップFF1は、タイマ
ー回路7から入力されるカウント値を格納し、フリップ
フロップFF2は、フリップフロップFF1に格納され
ているカウント値を格納する。同様に、フリップフロッ
プFF3は、フリップフロップFF2に格納されている
カウント値を格納し、フリップフロップFF4は、フリ
ップフロップFF3に格納されているカウント値を格納
する。このようにして、シフトレジスタをなす各フリッ
プフロップFF1〜FF4は、格納するカウント値をシ
フトさせる。一方、フリップフロップFF1〜FF4に
格納されている各カウント値は、演算回路55にそれぞ
れ常時出力され、演算回路55は、入力された各カウン
ト値から算出した時間情報を時間設定レジスタ51に常
時出力する。
【0044】時間設定レジスタ51は、変化点検知回路
6からの変化点検知信号Saが入力されると、演算回路
55からの時間情報を格納し、コンパレータ2のヒステ
リシス幅の変更タイミングが設定される。時間比較回路
9においては、タイマー回路7から出力されるコンパレ
ータ2の出力信号レベルの変化からの経過時間Tを示す
時間情報と、時間設定レジスタ8に設定された時間Ts
を示した時間情報とを比較し、該経過時間Tが設定時間
Tsになると、可変抵抗回路5に所定の制御信号SCを
出力する。図7及び図8で示した電圧比較回路50の動
作例を示した図は、図3と同様であり、図11の従来の
電圧比較回路における各波形と比較して、コンパレータ
2の出力信号が発振しておらず、入力信号Siの周波数
が変化した場合においても、信号レベルの変化点が遅れ
ることなく耐雑音特性を向上させることができる。
【0045】ここで、前記説明では、時間設定レジスタ
51及び時間比較回路9を1つずつ備えた場合を例にし
てして説明したが、本第2の実施の形態においても、図
9で示すように、時間設定レジスタ及び時間比較回路を
それぞれ複数設けるようにしてもよい。なお、図9で
は、時間設定レジスタ及び時間比較回路を3つずつ備え
た場合を例にして示しており、図3又は図7と同じもの
は同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に
図7との相違点のみ説明する。
【0046】図9における図7との相違点は、図7の時
間設定レジスタ51の代わりに3つの時間設定レジスタ
51a〜51cを、図7の変化点周期検出回路52の代
わりに3つの変化点周期検出回路52a〜52cを、図
7の時間比較回路9の代わりに3つの時間比較回路9a
〜9cを備えると共に、これに伴って図7の可変抵抗回
路5を図5の可変抵抗回路5aに置き換えたことにあ
る。
【0047】図9における電圧比較回路50は、コンパ
レータ2と、基準電圧発生回路3と、抵抗4と、可変抵
抗回路5aと、変化点検知回路6と、タイマー回路7
と、それぞれ所定の時間情報が設定された時間設定レジ
スタ51a〜51cと、タイマー回路7から出力される
経過時間情報が0にリセットされる周期を所定の回数検
出して記憶し、該検出した各周期の平均値を算出し更に
該平均値から所定の方法で算出した時間情報を対応する
時間設定レジスタ51a〜51cに設定する変化点周期
検出回路52a〜52cとを備えている。更に、電圧比
較回路50は、タイマー回路7から出力される経過時間
情報と対応する時間設定レジスタ51a〜51cに設定
された時間情報とを比較して該比較結果を出力する時間
比較回路9a〜9cと、遅延回路10とを備えている。
【0048】変化点検知回路6は、コンパレータ2の出
力信号の変化点を検出するとタイマー回路7、時間設定
レジスタ51a〜51c及び変化点周期検出回路52a
〜52cに対してそれぞれ所定の変化点検知信号Saを
出力する。変化点周期検出回路52a〜52cは、図8
で示した変化点周期検出回路52と同じ回路構成をな
し、該変化点検知信号Saが入力されると、それぞれ内
蔵するシフトレジスタをシフトさせると共に、該シフト
レジスタに格納された各周期の平均値を算出し更に該平
均値からそれぞれ所定の方法で算出した時間情報を対応
する時間設定レジスタ51a〜51cにそれぞれ常時出
力する。時間設定レジスタ51a〜51cは、該変化点
検出信号Saが入力されると、対応する変化点周期検出
回路52a〜52cから出力された該時間情報がそれぞ
れ設定される。
【0049】タイマー回路7は、経過時間を示したカウ
ント値を時間比較回路9a〜9c及び変化点周期検出回
路52a〜52cにそれぞれ常時出力しており、変化点
周期検出回路52a〜52cは、タイマー回路7から出
力されるカウント値が初期値にリセットされる間隔、す
なわちコンパレータ2からの出力信号レベルが変化する
周期をそれぞれ検出して格納し、所定の回数格納した該
各周期の平均値を算出し該平均値からそれぞれ所定の方
法で算出した時間情報を対応する時間設定レジスタ51
a〜51cにそれぞれ設定する。
【0050】時間比較回路9a〜9cは、タイマー回路
7からの経過時間情報を示すカウント値が対応する時間
設定レジスタ51a〜51cに格納されている値になる
と、所定の制御信号を可変抵抗回路5aに出力する。な
お、時間設定レジスタ51aには所定時間T1を示す時
間情報が、時間設定レジスタ51bには所定時間T2を
示す時間情報が、時間設定レジスタ51cには所定時間
T3を示す時間情報がそれぞれ設定される。図9で示し
た電圧比較回路50の動作例を示した図は、図6と同様
であり、図11の従来の電圧比較回路における各波形と
比較すると、入力信号Siの中心値付近で大きな雑音が
乗っている場合においても、コンパレータ2の出力信号
が発振せず、入力信号Siの周波数が変化した場合にお
いても、信号レベルの変化点が遅れることなく耐雑音特
性を向上させることができる。
【0051】このように、本第2の実施の形態における
電圧比較回路は、前記第1の実施の形態の電圧比較回路
に対して、コンパレータ2の出力信号レベルが変化する
周期を検出して格納し、所定の回数格納した該周期の平
均値を算出して該平均値から所定の方法で算出した時間
情報を対応する時間設定レジスタに設定する変化点周期
検出回路を設けるようにした。このため、入力信号Si
の周波数が変化した場合においても、前記第1の実施の
形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】前記の説明から明らかなように、本発明
の電圧比較回路によれば、電圧比較部の出力信号におけ
る信号レベル変化点からの経過時間が所定の時間以上に
なると、電圧比較部のヒステリシス幅を例えば小さくな
るように切り替えるようにした。このことから、電圧比
較結果が変化しないであろう時間帯においては、電圧比
較部のヒステリシス幅を大きくし、電圧比較結果が変化
する時間帯においては、電圧比較部のヒステリシス幅を
小さくすることができるため、小さなヒステリシス幅を
有した耐雑音性に優れた特性を得ることができ、出力信
号レベルの変化点が遅れることなく耐雑音特性を向上さ
せることができる。
【0053】また、電圧比較部の出力信号レベルにおけ
る変化点間の各周期の平均値から所定の方法で算出した
時間を、電圧比較部における出力信号レベルの変化点を
検出するごとに時間設定部に更新して設定するようにし
た。このことから、入力信号の周波数が変化した場合に
おいても、出力信号レベルの変化点が遅れることなく耐
雑音特性を向上させることができる。例えば、光ディス
ク装置においてCAV(各速度一定)制御が行われる場
合のウォブル信号を考えると、光ピックアップが内周か
ら外周へ移動すると徐々に周波数が高くなってくる。こ
のような場合の周波数の変化はゆるやかであるので、直
前の変化点の周期を基にしてヒステリシス幅の変更タイ
ミングの時間設定を自動的に更新することができ、入力
信号に対する耐雑音特性を向上させることができる。
【0054】また、本発明の電圧比較回路によれば、電
圧比較部の出力信号における信号レベル変化点からの経
過時間に応じて、電圧比較部のヒステリシス幅を例えば
小さくなるように切り替えるようにした。このことか
ら、各時間帯におけるヒステリシス幅を細かく設定する
ことができ、例えば大きな雑音の発生時間帯がはっきり
している場合において、その時間帯におけるヒステリシ
ス幅を大きくすることで、耐雑音特性を向上させること
ができると共に、電圧比較結果が変化する時間帯ではヒ
ステリシス幅を小さくすることができ、小さなヒステリ
シス幅を有した耐雑音性に優れた特性を得ることがで
き、出力信号レベルの変化点が遅れることなく耐雑音特
性を向上させることができる。
【0055】また、電圧比較部の出力信号レベルにおけ
る変化点間の各周期の平均値からそれぞれ所定の方法で
算出した各時間を、電圧比較部における出力信号レベル
の変化点を検出するごとに対応する各時間設定部にそれ
ぞれ更新して設定するようにした。このことから、入力
信号の周波数が変化した場合においても、出力信号レベ
ルの変化点が遅れることなく耐雑音特性を向上させるこ
とができる。例えば、光ディスク装置においてCAV
(各速度一定)制御が行われる場合のウォブル信号を考
えると、光ピックアップが内周から外周へ移動すると徐
々に周波数が高くなってくる。このような場合の周波数
の変化はゆるやかであるので、直前の変化点の周期を基
にしてヒステリシス幅の変更タイミングの時間設定を自
動的に更新することができ、入力信号に対する耐雑音特
性を向上させることができる。
【0056】一方、電圧比較部の出力信号を遅延させて
出力する信号遅延部を備えることにより、ヒステリシス
幅切替部によるヒステリシス幅の切り替えのタイミング
に対して、内部回路や外部回路に出力する信号の信号レ
ベル変化点を相対的に遅くすることができる。このた
め、電圧比較部からデジタル雑音が発生する時間帯にお
いて、該時間帯の直前にヒステリシス幅が大きくなるよ
うに切り替えることができ、一瞬の大きなデジタル雑音
等に対しても耐雑音特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における電圧比較
回路の例を示したブロック図である。
【図2】 図1の可変抵抗回路5の回路例を示した図で
ある。
【図3】 図1及び図2で示した電圧比較回路1の動作
例を示した図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における電圧比較
回路の他の例を示したブロック図である。
【図5】 図4の可変抵抗回路5aの回路例を示した図
である。
【図6】 図4及び図5で示した電圧比較回路1の動作
例を示した図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態における電圧比較
回路の例を示したブロック図である。
【図8】 図7の変化点周期検出回路52の内部構成例
を示したブロック図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態における電圧比較
回路の他の例を示したブロック図である。
【図10】 従来の電圧比較回路の例を示した回路図で
ある。
【図11】 図10で示した電圧比較回路100の動作
例を示した図である。
【符号の説明】
1,50 電圧比較回路 2 コンパレータ 3 基準電圧発生回路 4 抵抗 5,5a 可変抵抗回路 6 変化点検知回路 7 タイマー回路 8,8a〜8c,51,51a〜51c 時間設定レジ
スタ 9,9a〜9c 時間比較回路 10 遅延回路 52,52a〜52c 変化点周期検出回路 55 演算回路 FF1〜FF4 フリップフロップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準電圧と入力信号の電圧とを比
    較し、該比較結果を示す2値の信号を出力する、ヒステ
    リシス特性を有した電圧比較回路において、 前記基準電圧と入力信号の電圧とを比較して、該比較結
    果を示す2値の信号を出力する電圧比較部と、 入力される制御信号に応じて該電圧比較部におけるヒス
    テリシス幅の切り替えを行うヒステリシス幅切替部と、 前記電圧比較部の出力信号レベルの変化点を検知する変
    化点検知部と、 該変化点検知部が変化点を検知するたびに、該変化点か
    らの経過時間を測定して順次出力する経過時間測定部
    と、 所定の時間が設定された時間設定部と、 前記経過時間測定部からの経過時間が該時間設定部に設
    定された所定の時間になると、ヒステリシス幅切替部に
    対して所定の制御信号を出力して前記ヒステリシス幅を
    切り替えさせる時間比較部と、を備えることを特徴とす
    る電圧比較回路。
  2. 【請求項2】 前記ヒステリシス幅切替部は、時間比較
    部から所定の制御信号が入力されている間、ヒステリシ
    ス幅が小さくなるように切り替えることを特徴とする請
    求項1記載の電圧比較回路。
  3. 【請求項3】 前記経過時間測定部から出力される経過
    時間から前記電圧比較部における出力信号レベルの変化
    点間の周期を検出する変化点周期検出部を備え、該変化
    点周期検出部は、該検出した変化点間の各周期の平均値
    から所定の方法で算出した時間を、変化点検知部が前記
    変化点を検出するたびに前記時間設定部に更新して設定
    することを特徴とする請求項1又は2記載の電圧比較回
    路。
  4. 【請求項4】 所定の基準電圧と入力信号の電圧とを比
    較し、該比較結果を示す2値の信号を出力する、ヒステ
    リシス特性を有した電圧比較回路において、 前記基準電圧と入力信号の電圧とを比較して、該比較結
    果を示す2値の信号を出力する電圧比較部と、 入力される制御信号に応じて該電圧比較部におけるヒス
    テリシス幅の切り替えを行うヒステリシス幅切替部と、 前記電圧比較部の出力信号レベルの変化点を検知する変
    化点検知部と、 該変化点検知部が変化点を検知するたびに、該変化点か
    らの経過時間を測定して順次出力する経過時間測定部
    と、 異なる所定の時間がそれぞれ設定された複数の時間設定
    部と、 前記経過時間測定部からの経過時間が対応する時間設定
    部に設定された所定の時間になると、ヒステリシス幅切
    替部に対してそれぞれ所定の制御信号を出力して前記ヒ
    ステリシス幅の切り替えを行わせる複数の時間比較部
    と、を備えることを特徴とする電圧比較回路。
  5. 【請求項5】 前記ヒステリシス幅切替部は、各時間比
    較部から入力される各制御信号に応じて、ヒステリシス
    幅を段階的に小さくなるように切り替えることを特徴と
    する請求項4記載の電圧比較回路。
  6. 【請求項6】 前記経過時間測定部から出力される経過
    時間から対応する電圧比較部の出力信号レベルにおける
    変化点間の周期をそれぞれ検出する各変化点周期検出部
    を備え、該各変化点周期検出部は、該検出した変化点間
    の各周期の平均値からそれぞれ所定の方法で算出した時
    間を対応する前記各時間設定部にそれぞれ設定すること
    を特徴とする請求項4又は5記載の電圧比較回路。
  7. 【請求項7】 電圧比較部の出力信号を遅延させて出力
    する信号遅延部を備えることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6記載の電圧比較回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262686A (ja) * 2005-02-17 2006-09-28 Canon Inc スイッチング電源、スイッチング電源の制御方法、スイッチング電源を備えた電子機器、スイッチング電源を備えた記録装置
US7518963B2 (en) 2004-06-09 2009-04-14 Ricoh Company, Ltd Phase difference detection circuit and optical disk device
JP2015211270A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 株式会社東芝 受信回路及び通信システム

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