JP2003195809A - El表示装置とその駆動方法および情報表示装置 - Google Patents
El表示装置とその駆動方法および情報表示装置Info
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Landscapes
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Abstract
画素構成により駆動用TFTの補償を行い、ばらつきの
少ない良好な画像を実現する。また、駆動用TFTの補
償方法を改善し走査線数の多い大型パネル駆動を実現す
る。 【解決手段】 駆動用TFT1つとスイッチング素子4
つとゲート制御信号線3本と蓄積容量2つを有する画素
構成を用いる。ゲート制御信号線3本を操作しTFT1
7aのゲート電位を接地電位に近づけてTFT17aに
電流を流させる。その後、スイッチング素子17eを非
導通にしTFT17aへの電流がゲート電位をTFT1
7aの閾値電圧まで押し上げTFT17aの特性のばら
つきを補償する。また、TFT17aの補償時間改善の
ためソース信号線11にEL電源線と同等の電圧Vdd
を印加しゲートドライバ18より全て又は複数ラインを
同時駆動させて駆動用TFTに対し同時補償を行う。
Description
の駆動方法、さらにそれらを使用した情報処理(表示)
装置・端末に関するものである。
供給する電源線と駆動用の薄膜トランジスタ、駆動用ト
ランジスタを駆動するための電荷を保持する蓄積容量、
前記蓄積容量に電圧を記憶させるためのスイッチング素
子と素子を操作するゲート信号線を有している。スイッ
チング素子を切り替えることによりソース信号線に流れ
る電圧を任意の画素の蓄積容量に記憶させ、電源線の電
圧を駆動用薄膜トランジスタにより電流に変化させEL
素子を発光させていた。
ランジスタ素子やEL素子の特性のばらつきが画面に表
示され、画面の均一性が極めて悪いという問題があっ
た。
トランジスタとEL素子の特性のばらつきにより、表示
パネルの明るさの均一性が極めて悪いという問題があ
る。
により駆動用薄膜トランジスタのゲート電位をトランジ
スタの閾値電圧にあげることで、駆動用薄膜トランジス
タの特性のばらつきを抑える。また、EL素子に関して
もEL素子の容量をEL素子の閾値電圧まで充電するこ
とによりEL素子の特性のばらつきを抑える。
容易にまたは作図を容易にするため、省略や拡大縮小し
た箇所がある。たとえば、図1の回路ブロックでは説明
に必要な部分のみを図示している。また、同一番号また
は記号を付した箇所は同一の材料あるいは機能もしくは
動作を有するものである。
高表示品質であり、更に薄型化が可能な表示パネルとし
て、複数の有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子
をマトリックス状に配列して構成される有機EL表示パ
ネルが注目されている。
透明電極が形成されたガラス板(アレイ基板)上に、電
子輸送層、発光層、正孔輸送層などからなる少なくとも
1層の有機機能層(EL層)、及び金属電極(反射膜)
が積層されたものである。透明電極(画素電極)の陽極
(アノード)にプラス、金属電極(反射膜)の陰極(カ
ソード)にマイナスの電圧を加え、このように透明電極
及び金属電極間に直流を印加することにより、有機機能
層(EL層)が発光する。良好な発光特性を期待するこ
とのできる有機化合物を有機機能層に使用することによ
って、EL表示パネルが実用に耐え得るものになってい
る。
図を図1に示す。画像表示パネルは映像信号を入力する
ためのソースドライバ18部と入力された映像信号を表
示するためのゲートドライバ19部で構成される。ソー
スドライバ18部では水平同期信号HDにあわせて階調
データに変換された1ライン分の映像信号を各ソース信
号線11に流す。
ジスタ(以後、TFTと呼ぶ)17aの特性のばらつき
に関する補正を行うためのゲート信号線12aと映像信
号を画素に書きこむためのゲート信号線12b、入力さ
れた映像信号を保持して有機EL素子16を点灯し続け
るためのゲート信号線12cの三種類のゲート信号線を
操作することにより画素にソース信号線11に流れる映
像信号を書きこみ、有機EL素子16を発光させる。
は駆動用のTFT17aと4つのスイッチング素子とし
てのTFT17b、17c、17d、17eとそのTF
Tを操作するゲート信号線12、それと有機EL素子1
6aと二つのコンデンサ14a、14b、そしてEL電
源線15aとソース信号線11によって構成されてい
る。TFT17は素子の種類によっても変わるが、ここ
では素子につながるゲート信号線12がHiで非導通、
Lowで導通となる。
て説明する。選択行ではゲート信号線12からTFT1
7b、17c、17d、17eが導通する信号を印加す
る。この時、ソース信号線11にはEL電源線と同じ電
圧Vddを印加する。これにより、コンデンサ14には
Vddと同等の電荷が蓄積され、1001の電位は接地
電位に限りなく近い値になる。1001の電位が接地電
位に近い値になることによりTFT17aのゲート電位
Vgsはマイナス方向に振れている。よって、TFT1
7aはEL電源線15から供給される電圧に応じた電流
を有機EL素子16に印加する。これにより、有機EL
素子16が有する容量が充電される。この作業により、
EL素子の閾値電圧のばらつきが補償される。
FT17b、17eを非導通にする信号を印加する。こ
の時点で1001の電位は限りなく接地電位に近い状態
にあることからTFT17aはEL電源線15から供給
される電圧に対して電流を流し、TFT17aが電流を
流さなくなるまで1001の電位を押し上げる。この時
点でTFT17aのゲート電位VgsはTFT17aの
閾値電圧Vthになっていると考えられ、1001の電
位は(Vdd−Vth)となっている。
TFT17c、17dを非導通にし、TFT17bを導
通状態にする信号を印加する。そして、ソース信号線に
流れる電圧をVdataとすることにより、コンデンサ
14aには{Vdata−(Vdd−Vth)}の電
圧、14bにはVdataの電圧と同等の電荷が蓄積さ
れることになる。
bを非導通にし、17eを導通にする信号を印加する。
一般的にTFTのドレイン電流IdはId=β(Vgs
−Vth)2とあらわすことができる。この時点でコン
デンサ14aには{Vdata−(Vdd−Vth)}
の電圧と等しい電荷が蓄積されている。よって、TFT
17aのゲート電位Vgs={Vdata−(Vdd−
Vth)}となり、これによりドレイン電流IdはId
=β(Vdata−Vdd)2とあらわすことができ
る。よって、有機EL素子16に印加される電流値Id
にはTFT17aの閾値電圧Vthは影響を与え無いこ
とが証明され、これにより駆動用TFTの特性のばらつ
きが補償される。
容量とすることが好ましい。他の構成として、TFTの
チャンネル容量を用いる構成も例示される。つまり、コ
ンデンサ14を別途設けず、TFT17aのチャンネル
幅Wと一定以上の大きさとする構成である。
止する観点、表示動作を安定化させるための観点からは
このように別途コンデンサを構成するほうが好ましい。
なお、コンデンサ14の大きさは、0.2pF以上2p
F以下とすることがよく、中でも0.4pF以上1.2
pF以下とすることがよい。
非表示領域におおむね形成することが好ましい。一般的
に、フルカラー有機ELを作成する場合、有機EL層を
メタルマスクによるマスク蒸着で形成するため有機EL
層の形成位置にマスク位置ずれが発生する。位置ずれが
発生すると各色の有機EL層が重なる危険性がある。そ
のため、各色の隣接する画素間の非表示領域は10μ以
上離れなければならない。この部分は発光に寄与しない
部分となる。したがって、コンデンサ14をこの領域に
形成することは開口率向上のために有効な手段となる。
になる。まず、期間35aでは水平同期信号HD31a
に対応してゲート制御信号32a、33aが立ち下が
る。水平同期信号HD31aが印加される前からゲート
制御信号34aはLow状態になっているのでこの時点
で三本のゲート制御信号がLow状態となり、TFT1
7b、17c、17d、17eは導通状態となる。期間
35aの間にTFT17aのゲート電位Vgsはマイナ
ス方向へと振れ、TFT17aはEL電源線15から供
給される電圧に応じて電流を流すようになる。
a、34aが立ち上がり、TFT17b、17eが非導
通状態となる。期間35bの間、TFT17aはEL電
源線15から供給される電圧に応じて電流を流す。流れ
た電流はTFT17aにまわりこみ、TFT17aが電
流を流さなくなるまでTFT17aのゲート電位を押し
上げる。これにより、TFT17aのゲート電位はTF
T17aの閾値電圧Vthと同等のものとなる。
aが立ち上がり、33a、34aが立ち下がることによ
り、TFT17b、17eが導通状態となりTFT17
c、17dが非導通状態となる。ここでソース信号線1
1に実データVdataを流すことにより、コンデンサ
14aに{Vdata−(Vdd−Vth)}と同等の
電荷が蓄積される。
期間35dに入るとゲート信号線33aが立ち上がり、
TFT17bが非導通状態となる。TFT17aはコン
デンサ14aに蓄積された電荷に応じて有機EL素子1
6に電流を流し、有機EL素子16を発光させる。35
dの期間に他の行が選択され、他の行に同様に映像信号
が入力されることにより画像表示装置として駆動する。
構成している。Pチャンネルは多少NチャンネルのTF
Tに比較してモビリティが低いが、耐圧が大きくまた劣
化も発生しにくいので好ましい。しかし、本発明は有機
EL素子16の構成をPチャンネルで構成することのみ
に限定するものではない。Nチャンネルのみで構成して
もよい。また、NチャンネルとPチャンネルの両方を用
いて構成してもよい。
述の実施の形態1に対し、さらに機能を付加したもので
ある。
RTのように電子銃で線表示の集合として画像を表示す
るディスプレイとは表示方法が基本的に異なる点にも課
題があることである。つまり、EL表示装置では、1F
(1フィールドあるいは1フレーム)の期間の間は、画
素に書き込んだ電流(電圧)を保持する。そのため、動
画表示を行うと表示画像の輪郭ボケが発生するという課
題が発生する。
機EL素子16に電流を流し、他の期間(1F(N−
1)/N)は電流を流さない。この駆動方法を実施し画
面の一点を観測した場合を考える。この表示状態では1
Fごとに画像データ表示、黒表示(非点灯)が繰り返し
表示される。つまり、画像データ表示状態が時間的に飛
び飛び表示(間欠表示)状態となる。動画データ表示
を、この間欠表示状態でみると画像の輪郭ボケがなくな
り良好な表示状態を実現できる。つまり、CRTに近い
動画表示を実現することができる。また、間欠表示を実
現するが、回路のメインクロックは従来と変わらない。
したがって、回路の消費電力が増加することもない。
データ(電圧)は液晶層に保持される。したがって、黒
挿入表示を実施しようとすると液晶層に印加しているデ
ータを書き換える必要がある。そのため、ソースドライ
バ18の動作クロックを高くし、画像データと黒表示デ
ータとを交互にソース信号線11に印加する必要があ
る。したがって、黒挿入(黒表示などの間欠表示)を実
現しようとすると回路のメインクロックをあげる必要が
ある。また、時間軸伸張を実施するための画像メモリも
必要になる。
画素構成では、画像データはコンデンサ14に保持され
ている。このコンデンサ14の端子電圧に対応する電流
を有機EL素子16に流す。したがって、画像データは
液晶表示パネルのように光変調層に保持されているので
はない。
をオンオフさせるだけで有機EL素子16に流す電流を
制御するものである。つまり、有機EL素子16に流れ
る電流Iwをオフしても、画像データはそのままコンデ
ンサ14の保持されている。したがって、次のタイミン
グでTFT17dなどをオンさせ、有機EL素子16に
電流を流せば、その流れる電流は前に流れていた電流値
と同一となる。本発明では黒挿入(黒表示などの間欠表
示)を実現しようとすると際においても回路のメインク
ロックをあげる必要がない。また、時間軸伸張を実施す
る必要もないため、画像メモリも不要である。また、有
機EL素子16は電流を印加してから発光するまでの時
間が短く高速応答である。そのため、動画表示に適し、
さらに間欠表示を実施することにより従来のデータ保持
型の表示パネル(液晶表示パネル、EL表示パネルな
ど)の問題である動画表示の問題を解決できる。
35dにおいて図4に示すように、ゲート制御信号44
aを期間35dの1/2の時間で立ち上げることによ
り、EL素子の発光時間は発光期間である45dと非発
光期間である45eに分かれる。この場合、発光期間4
5dは期間35dの1/2であることから平均輝度も1
/2に減少するが、これは発光期間45dでの発光輝度
が2倍になるように期間45cでのVdataを変化さ
せてやると平均輝度は所定のものとなる。
る期間(約1F)の1/NだけN倍の輝度でオンさせ、
他の期間(N−1)/Nはオフさせれば、1F全体の平
均輝度は所定の輝度となる。この表示状態は、CRTが
電子銃で画面を走査しているのと近似する。異なる点
は、画像を表示している範囲が画面全体の1/N(全画
面を1とする)点灯している点である(CRTでは、点
灯している範囲は1画素行(厳密には1画素)であ
る)。
図5に示すように表示パネル50の上から下に移動す
る。本発明では、1F/Nの期間の間だけ、有機EL素
子16に電流が流れ、他の期間(1F・(N−1)/
N)は電流が流れない。したがって、画像は間欠表示と
なる。しかし、人間の目には残像により画像が保持され
た状態となるので、全画面が均一に表示されているよう
に見える。
示51、黒表示(非点灯)52が繰り返し表示される。
つまり、画像データ表示状態が時間的に飛び飛び表示
(間欠表示)状態となる。液晶表示パネル(本発明以外
のEL表示パネル)では、1Fの期間、画素にデータが
保持されているため、動画表示の場合は画像データが変
化してもその変化に追従することができず、動画ボケと
なっていた(画像の輪郭ボケ)。しかし、本発明では画
像を間欠表示するため、画像の輪郭ボケがなくなり良好
な表示状態を実現できる。つまり、CRTに近い動画表
示を実現することができるのである。
に非点灯であるから、液晶表示パネルを間欠表示した場
合のように、コントラスト低下もない。また、図1に示
すようにTFT17dをオンオフ操作するだけで、間欠
表示を実現することができる。これは、コンデンサ14
に画像データがメモリされているためである。つまり、
各画素に、画像データが1Fの期間中は保持されてい
る。この保持されている画像データに相当する電流を有
機EL素子16に流すか否かをTFT17dの制御によ
り実現しているのである。
はソースドライバ18の動作クロックに比較して十分に
遅いため、回路のメインクロックが高くなるということ
はない。また、Nの値の変更も容易である。
フィールド目では画面の上から下方向とし、次の第2フ
ィールド目では画面の下から上方向としてもよい。さら
に、1フィールド目では画面の上から下方向とし、一旦
全画面を黒表示(非点灯)52とした後、次の第2フィ
ールド目では画面の下から上方向としてもよい。
補償にかかる時間である。TFT17aのばらつきの補
償は期間35a、35bで行われている。期間35aで
TFT17aのゲート電位Vgsを接地電位に落とすの
は数μsecで完了すると考えられる。次に、期間35
bにおいてTFT17aが流す電流によってゲート電位
VgsをTFT17aの閾値電圧Vthまで押し上げる
時間は図10に示すようにVgsのゲート電位の上昇と
ともにTFT17aを流れる電流値Iは減少していくの
で、ゲート電位Vgsが閾値電圧Vthにまで達するに
は時間がかかると考えられる。例えば、動画を60Hz
で表示すると1ラインの補償と映像信号の書きこみに1
00μsecの時間がかかり、160ラインまでしか書
きこむことができない。このことからこの駆動方法では
走査線の数が増えると対応できないことがわかる。
方法とは別の制御信号をゲート信号線に与えることによ
りTFT17aのばらつきの補償時間の問題を解決す
る。
初に位置する期間65aは図3の期間35a、35bに
相当するものでTFT17aのばらつきを補償する期間
である。
ゲート制御信号に期間35a、35bと同様の駆動を行
い、ソース信号線11はEL電源線と同等の電圧Vdd
を印加する。この作業により全ての画素におけるTFT
17aのばらつきを一度に補償することが可能である。
御信号61bを立ち下げる。これにより選択行のTFT
17bが導通状態となる。選択行のTFT17bが導通
状態になった後にソースラインに選択行の画素に表示さ
せたい映像信号を流すと選択行のコンデンサ14aに映
像信号に応じた電荷が蓄えられる。
る。期間65dは次の選択行の映像信号入力期間に当
り、期間65bと同様に選択行のゲート制御信号62b
が立ち下がりTFT17bが導通状態となる。TFT1
7bが導通状態になった後に選択行の画素に表示させた
い映像信号をソース信号線11に流すことにより選択行
のコンデンサ14aに映像信号に応じた電荷が蓄えられ
る。この操作を繰り返すことにより、すべての画素に映
像信号を入力する。
つながるゲート制御信号が立ち上がり、TFT17dに
つながるゲート制御信号が立ち下がる。これにより、各
画素はソース信号線11に流れる電圧が変化しても影響
を受けず、画素に書きこまれた映像信号に応じた電流を
EL素子に印加し、発光させる。つまり、最初の選択行
でこの動作を説明するとゲート制御信号61bが立ち上
がり、61cが立ち下がる。これにより、TFT17b
が非導通となりTFT17dが導通状態になり選択行の
EL素子に電流が印加され、発光する。これが期間65
cにあたる。以上の駆動方法により、TFT17aの補
償を十分に行う駆動が可能である。
T17aの補償を行うため、その間は全ての画素は発光
することができない。そのため、最終選択行の画素の発
光期間65eはTFT17aの補償期間65aと全画素
の映像信号の書きこみ時間にあたる65fを除く期間し
かなく、ライン61とライン63では発光時間が異なり
表示パネルの明るさにばらつきがでる恐れがある。その
解決方法としては期間65cのように最終選択行の発光
期間と発光時間を同等のものとすることや、発光時間の
違いをソース信号線に印加する電圧値を変えることで補
うことができる。
償する二つ目の駆動方法について説明を行う。この駆動
方法は複数のラインのTFT17aを一度に補償し、補
償された複数のラインのEL素子を同時に点灯させる駆
動方法である。図7では2ラインを同時に補償し、点灯
させる仕組みについて説明しているが本発明はそれに限
るものではない。
aにおいてライン71とライン72を期間35aと同じ
ように操作することにより、ライン71とライン72の
TFT17aを同時に補償する。期間75aが終了する
と各ゲート制御信号71a、72aが立ち上がり、71
bが立ち下がることにより、ライン72の画素がソース
信号線11の電圧の変化に影響されなくなる。そこで、
ライン71に書きこみたい電圧をソース信号線11に流
すことによりライン71の画素にのみ所望の映像信号を
書きこむことができる。これが期間75bにあたる。
1bが立ち上がり、72bが立ち下がる。これにより、
ライン71の画素がソース信号線11の電圧の変化に影
響されなくなる。そこで、ライン72に書きこみたい電
圧をソース信号線11に流すことによりライン71の画
素にのみ所望の映像信号を書きこむことができる。これ
が期間75cにあたる。期間75cが終了するとゲート
制御信号72bが立ち上がり、ゲート制御信号71c、
72cが立ち下がる。これにより、ライン71、72に
書きこまれた映像信号に応じて、ライン71、72の各
画素の有機EL素子16が発光する。これが期間75d
にあたる。
ラインずつ前述と同様の作業を行っていくことにより表
示パネルに映像を表示することが可能である。この駆動
方法では各ラインの発光の時間は全て同じになるため、
ラインごとに明るさのばらつきが出ることはない。ま
た、この駆動方法は1F内でまとめて補償するラインの
数を全て同じにする必要はない。まとめて補償するライ
ン数を1F内で変えた場合、まとめたライン数の違いに
より明るさに違いが現れるが発光時間、印加する電圧を
変えることにより明るさの補償をすればよい。
ち、少なくとも1つの形態を用いた表示装置に復調装
置、アンテナ91、ボタン94を取り付け、筐体93で
もって携帯情報端末にしたものである。
装置に使用する場合、ドライバICを表示パネルの一辺
に実装することが好ましい(なお、このように一辺にド
ライバICを実装する形態を3辺フリー構成(構造)と
呼ぶ。従来は、表示領域のX辺にゲートドライバICが
実装され、Y辺にソースドライバICが実装されてい
た)。画面の中心線が表示装置の中心になるように設計
し易く、また、ドライバICの実装も容易となるからで
ある。なお、ゲートドライバ回路を高温ポリシリコンあ
るいは低温ポリシリコン技術などで3辺フリーの構成で
作製してもよい(つまり、図1のゲートドライバとソー
スドライバのうち、少なくとも一方をポリシリコン技術
で基板に直接形成する)。
は、表示色数よりも低消費電力化が優先される。表示色
数を増加させる回路の動作周波数が高くなる、あるいは
有機EL素子16に印加する電圧(電流)波形の変化が
多くなるなどの理由から、消費電力が増加する。したが
って、あまり表示色数を多くすることはできない。この
課題に対して、本発明は画像データを誤差拡散処理ある
いはディザ処理を行って画像を表示する。
していないが、筐体の裏側にCCDカメラを備えてい
る。CCDカメラで撮影した画像やデータは即時に表示
パネル92の表示画面に表示できる。CCDカメラの画
像データは24ビット(1670万色)、18ビット
(26万色)、16ビット(6.5万色)、12ビット
(4096色)、8ビット(256色)をキー入力(ボ
タン94)で切り替えることができる。
拡散処理を行って表示する。つまり、CCDカメラから
の画像データが内蔵メモリの容量以上の時は、誤差拡散
処理などを実施し、表示色数を内蔵メモリの容量以下と
なるように画像処理を行う。
つの形態を用いた表示装置101に映像信号入力106
と映像信号処理回路104をとりつけ、筐体107でも
ってテレビにしたものである。
ルム(保護板でもよい)で被覆している。これは、表示
パネル92の表面に物体があたって破損することを防止
することが1つの目的である。保護フィルムの表面には
AIRコートが形成されており、また、表面をエンボス
加工することにより表示パネル92に外の状況(外光)
が写り込むことを抑制している。
などを散布することにより、一定の空間が配置されるよ
うに構成されている。また、保護フィルムの裏面に微細
な凸部を形成し、この凸部で表示パネル92と保護フィ
ルム間に空間を保持させる。このように空間を保持する
ことにより保護フィルムからの衝撃が表示パネル92に
伝達することを抑制する。
アルコール、エチレングリコールなどの液体、あるいは
ゲル状のアクリル樹脂、あるいはエポキシなどの固体樹
脂などの光結合剤を配置または注入することも効果があ
る。界面反射を防止できるとともに、前記光結合剤が緩
衝材として機能するからである。
フィルム(板)、ポリプロピレンフィルム(板)、アク
リルフィルム(板)、ポリエステルフィルム(板)、P
VAフィルム(板)などが例示される。その他、エンジ
ニアリング樹脂フィルム(ABSなど)を用いることが
できることは言うまでもない。また、強化ガラスなど無
機材料からなるものでもよい。保護フィルムを配置する
かわりに、表示パネル92の表面をエポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、アクリル樹脂で0.5mm以上2.0mm
以下の厚みでコーティングすることも同様の効果があ
る。また、これらの樹脂表面にエンボス加工などをする
ことも有効である。
材料の表面をフッ素コートすることも効果がある。表面
についた汚れを洗剤などで容易にふき落とすことができ
るからである。また、保護フィルムを厚く形成し、フロ
ントライトと兼用してもよい。
ワイド表示ディスプレイでもよい。解像度は1280×
768ドット以上にすることが好ましい。ワイド型とす
ることにより、DVD映画やテレビ放送など、横長表示
のタイトルや番組をフルスクリーンで楽しむことができ
る。表示パネルの明るさは300cd/m2(カンデラ
/平方メートル)、さらには500cd/m2(カンデ
ラ/平方メートル)にすることが好ましい。また、イン
ターネットや通常のパソコン作業に適した明るさ(20
0cd/m2)で表示できるように切り替えスイッチを
設置している。
用方法により、最適に画面の明るさにすることができ
る。さらに動画を表示しているウインドウだけを500
cd/m2にして、その他の部分は200cd/m2にす
る設定も用意している。テレビ番組をディスプレイの隅
に表示しておいて、メールをチェックするといった使い
方にも柔軟に対応する。スピーカーはタワー型の形状に
なり、前方向だけではなく、空間全体に音が広がるよう
に設計されている。
ビデオカメラ、プロジェクター、立体テレビ、プロジェ
クションテレビなどに適用できる。また、ビューファイ
ンダ、携帯電話のモニター、PHS、携帯情報端末およ
びそのモニター、デジタルカメラおよびそのモニターに
も適用できる。
ディスプレイ、直視モニターディスプレイ、ノートパー
ソナルコンピュータ、ビデオカメラ、電子スチルカメラ
にも適用できる。また、現金自動引き出し機のモニタ
ー、公衆電話、テレビ電話、パーソナルコンピュータ、
腕時計およびその表示装置にも適用できる。
ケットゲーム機器およびそのモニター、表示パネル用バ
ックライトあるいは家庭用もしくは業務用の照明装置な
どにも適用あるいは応用展開できることは言うまでもな
い。照明装置は色温度を可変できるように構成すること
が好ましい。これは、RGBの画素をストライプ状ある
いはドットマトリックス状に形成し、これらに流す電流
を調整することにより色温度を変更できる。また、広告
あるいはポスターなどの表示装置、RGBの信号器、警
報表示灯などにも応用できる。
ネルは有効である。RGBのドットマトリックスを光源
として、対象物に光を照射し、画像を読み取る。もちろ
ん、単色でもよいことは言うまでもない。また、アクテ
ィブマトリックスに限定するものではなく、単純マトリ
ックスでもよい。色温度を調整できるようにすれば画像
読み取り精度も向上する。
機EL表示装置は有効である。EL表示装置(バックラ
イト)のRGBの画素をストライプ状あるいはドットマ
トリックス状に形成し、これらに流す電流を調整するこ
とにより色温度を変更でき、また、明るさの調整も容易
である。その上、面光源であるから、画面の中央部を明
るく、周辺部を暗くするガウス分布を容易に構成でき
る。また、R、G、B光を交互に走査する、フィールド
シーケンシャル方式の液晶表示パネルのバックライトと
しても有効である。また、バックライトを点滅しても黒
挿入することにより動画表示用液晶表示パネルのバック
ライトとしても用いることができる。
複数、もしくは全てのラインで同時に行うことにより十
分な補償時間を設けることができ、結果として駆動用ト
ランジスタの補償を十分に行うことができる。これによ
り、本発明の駆動方法を用いた表示パネル、表示装置等
は、高画質、良好な動画表示性能、画面面内の均一表示
を実現でき、また走査線数の多い大型のパネルでも駆動
が可能となる。
源を示した図
グを示した図
ングを示した図
償する駆動方法のゲート制御信号のタイミングを示した
図
償する駆動方法のゲート制御信号のタイミングを示した
図
んだ携帯情報端末の図
んだテレビを示した図
電流値Iの関係を示す図
Claims (9)
- 【請求項1】 EL素子と、 前記EL素子に印加する電流を制御するトランジスタ素
子と、 前記EL素子に流れる電流を遮断する第1のスイッチン
グ素子と、 前記トランジスタのゲート・ドレイン間をショートする
ための第2のスイッチング素子と、 前記トランジスタのゲート・ソース間に存在する第1の
蓄積容量と、 ソース・前記蓄積容量間をショートするための第3のス
イッチング素子と、 画素を選択するための第4のスイッチング素子と、 第4のスイッチング素子と第1の蓄積容量の間の電位を
保持する第2の蓄積容量とを具備することを特徴とする
EL表示装置。 - 【請求項2】 EL素子と、前記EL素子に印加する電
流を制御するトランジスタ素子と、前記EL素子に流れ
る電流を遮断する第1のスイッチング素子と、前記トラ
ンジスタのゲート・ドレイン間をショートするための第
2のスイッチング素子と、前記トランジスタのゲート・
ソース間に存在する蓄積容量においてソース・蓄積容量
間をショートするための第3のスイッチング素子と、画
素を選択するための第4のスイッチング素子と画素に映
像信号を伝達する信号線を有するEL表示装置におい
て、 EL表示装置の画素の前記第1のスイッチング素子と第
2のスイッチング素子と第3のスイッチング素子と第4
のスイッチング素子を制御することによって、前記EL
素子の容量の充電と前記トランジスタを駆動状態にする
ための第1の期間と、 EL表示装置の第1のスイッチング素子を制御すること
により駆動用トランジスタのゲート電位を駆動用トラン
ジスタの閾値電圧にするための第2の期間と、 EL表示装置の第2のスイッチング素子と第3のスイッ
チング素子を制御することにより前記信号線に流れる映
像信号を前記蓄積容量に記憶させる第3の期間と、 EL表示装置の第1のスイッチング素子と、第4のスイ
ッチング素子を制御することにより前記蓄積容量に記憶
させた映像信号に応じた電流をEL素子に流す第4の期
間を有することを特徴としたEL表示装置の駆動方法。 - 【請求項3】 第4の期間において第1のスイッチング
素子を制御することによりEL素子に流れる電流を遮断
することを特徴とする請求項2記載のEL表示装置の駆
動方法。 - 【請求項4】 EL素子と、前記EL素子に印加する電
流を制御するトランジスタ素子と、前記EL素子に流れ
る電流を遮断する第1のスイッチング素子と、前記トラ
ンジスタのゲート・ドレイン間をショートするための第
2のスイッチング素子と、前記トランジスタのゲート・
ソース間に存在する蓄積容量においてソース・蓄積容量
間をショートするための第3のスイッチング素子と、画
素を選択するための第4のスイッチング素子と画素に映
像信号を伝達する信号線を有するEL表示装置におい
て、 EL表示装置の画素の前記第1のスイッチング素子と第
2のスイッチング素子と第3のスイッチング素子と第4
のスイッチング素子を制御することによって、前記EL
素子の容量の充電と前記トランジスタを駆動状態にする
ための第1の期間と、 EL表示装置の第1のスイッチング素子を制御すること
により前記トランジスタのゲート電位を駆動用トランジ
スタの閾値電圧にするための第2の期間と、 任意の画素の第2のスイッチング素子と第3のスイッチ
ング素子を制御することにより前記信号線に流れる映像
信号を画素に記憶させることを目的とした第3の期間
と、 任意の第1のスイッチング素子と第4のスイッチング素
子を制御することにより画素に記憶させた映像信号に応
じた電流をEL素子に流す第4の期間を有することを特
徴としたEL表示装置の駆動方法。 - 【請求項5】 請求項4の第3の期間で映像信号線に流
す電流量を制御し、第4の期間において第1のスイッチ
ング素子を制御することでEL素子に電流が流れる時間
を制御することを特徴とするEL表示装置の駆動方法。 - 【請求項6】 EL素子と、前記EL素子に印加する電
流を制御するトランジスタ素子と、前記EL素子に流れ
る電流を遮断する第1のスイッチング素子と、前記トラ
ンジスタのゲート・ドレイン間をショートするための第
2のスイッチング素子と、前記トランジスタのゲート・
ソース間に存在する蓄積容量においてソース・蓄積容量
間をショートするための第3のスイッチング素子と、画
素を選択するための第4のスイッチング素子と画素に映
像信号を伝達する信号線を有するEL表示装置におい
て、 任意の複数のラインにおいて前記第1のスイッチング素
子と第2のスイッチング素子と第3のスイッチング素子
と第4のスイッチング素子を制御することによって前記
EL素子の容量の充電と前記トランジスタを駆動状態に
するための第1の期間と、 前記指定の複数のラインの第1のスイッチング素子を制
御することにより前記トランジスタのゲート電位を駆動
用トランジスタの閾値電圧にするための第2の期間と、 前記指定の複数のラインの第2のスイッチング素子と第
3のスイッチング素子を制御することにより前記信号線
に流れる映像信号を画素に記憶させることを目的とした
第3の期間と、 前記指定の複数のラインの第1のスイッチング素子と第
4のスイッチング素子を制御することにより画素に記憶
させた映像信号に応じた電流をEL素子に流す第4の期
間を有することを特徴としたEL表示装置の駆動方法。 - 【請求項7】 第3の区間で映像信号線に流す電流量を
制御し、第4の区間において第1のスイッチング素子を
制御することでEL素子に電流が流れる時間を制御する
ことを特徴とする請求項6記載のEL表示装置の駆動方
法。 - 【請求項8】 EL素子と、前記EL素子に印加する電
流を制御するトランジスタ素子と、前記EL素子に流れ
る電流を遮断する第1のスイッチング素子と、前記トラ
ンジスタのゲート・ドレイン間をショートするための第
2、第3のスイッチング素子と、画素を選択するための
第4のスイッチング素子と前記第1、第2、第3、第4
のスイッチング素子を制御するゲートドライバ回路と画
素に映像信号を伝達する信号線と映像信号を設定するソ
ースドライバ回路を有するEL表示パネルとアンテナ
と、 音声復調回路と、 キー入力回路を具備する携帯情報端末。 - 【請求項9】 請求項1または請求項2または請求項4
または請求項6のいずれかに記載のEL表示装置と、 映像信号処理回路と、 印加電圧調整手段を具備することを特徴とする情報表示
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001399938A JP2003195809A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | El表示装置とその駆動方法および情報表示装置 |
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JP2001399938A JP2003195809A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | El表示装置とその駆動方法および情報表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
JP2001399938A Withdrawn JP2003195809A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | El表示装置とその駆動方法および情報表示装置 |
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