JP2003193840A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003193840A
JP2003193840A JP2001390449A JP2001390449A JP2003193840A JP 2003193840 A JP2003193840 A JP 2003193840A JP 2001390449 A JP2001390449 A JP 2001390449A JP 2001390449 A JP2001390449 A JP 2001390449A JP 2003193840 A JP2003193840 A JP 2003193840A
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pipe
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cooling device
inflow
outflow
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JP2001390449A
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English (en)
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Takao Shiyouho
隆夫 正保
和昭 ▲高▼野
Kazuaki Takano
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械に関し、冷却装置を冷却した冷却空
気を、有機的に効果的に導入してエンジンルーム,エン
ジン等を効果的に冷却し、建設機械を小型化にする。 【解決手段】 冷却装置Rの建設機械Pにおける後方向
の外側部に接続された流入側配管43及び流出側配管4
5と、カウンタウエイト10内に収納されるように配設
されたエアクリーナ41と、流入側配管43,流出側配
管45及び上記エアクリーナ41の配管41Aを収容す
るためにカウンタウエイト10に設けられた配管収容部
60とを備えた建設機械Pであり、エンジン32上記の
左右方向のいずれか一方の側に配設された冷却装置Rを
効果的に冷却した冷却空気を、有機的に効果的に導入し
てエンジンルーム13,エンジン32,過給機40等を
効果的に冷却すると共に建設機械Pの小型化を図るよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラジエータ,オイ
ルクーラ,アフタクーラ,凝縮機等の冷却装置を有する
ホイルローダ,油圧クレーン,ブルドーザ、油圧ショベ
ル,その他の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械には、例えばダム,トンネル,
道路,上下水道等の土砂の掘削作業や建造物等の解体作
業等を行なう油圧ショベルがある。上記油圧ショベル
は、下部走行体,上記下部走行体上に旋回可能に枢支さ
れた上部旋回体,上記上部旋回体の前部に設けられた作
業装置から構成されている。
【0003】上記の上部旋回体には通常作業機のオペレ
ータ室用のキャブが設けられているが、ミニ油圧ショベ
ルには上記キャブがなくオペレータが着席するシートだ
けのものがある。更に、上部旋回体のフレーム上には、
エンジン,油圧ポンプ,冷却装置,バッテリ,コントロ
ールバルブ,燃料タンク,作動油タンク等が設けられて
いる。
【0004】上記建設機械は、上記下部走行体による走
行,上記上部旋回体による旋回,上記作業装置による掘
削等の作業を行なうが、上記の作業は油圧モータ,油圧
シリンダから構成される油圧アクチュエータによって行
なわれる。又、エンジンにより作動する上記油圧ポンプ
により油圧が上記アクチュエータに供給されるように構
成されている。
【0005】又、上記冷却装置としては、エンジンの近
傍の位置し、エンジンからの冷却水を冷却するラジエー
タ、下部走行体、作業装置を動作させるための作動油を
冷却するためのオイルクーラ等の第1冷却装置と、上記
第1冷却装置の上流側に重合するように配設し、エンジ
ンに配設された過給機からの圧縮空気を冷却するアフタ
クーラ等の第2冷却装置を有している。そして、上記第
1冷却装置,第2冷却装置には,それぞれ流入配管、流
出配管が接続され、これらの配管は各冷却装置,エンジ
ンの周囲に配管されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の建設機械である油圧ショベルでは、複数の冷却
装置を配設しているので、上記冷却装置に接続される流
入配管,流出配管などの多くの配管が上記冷却装置,エ
ンジン等の周囲に配設されているので、上記エンジン等
の周囲は、これらの上記配管を配設するためのスペース
が必要である。
【0007】このため、上記カウンタウエイトを後方に
移動して上記エンジンの周囲のスペースを広げようとす
ることも考えられが、上記カウンタウエイトを後方ヘ移
動した分だけ、上記上部旋回体が旋回するとき回転半径
(旋回半径)が大きくなり作業性能が低減する。上記の
ように、上記油圧ショベルでは、できるだけ上記旋回半
径を小さくなるように構成しているから、上記エンジン
の周囲に確保できるスペースに限度がある。
【0008】従って、上記配管を配設するためには、他
の機器の配置の変更や他の機器を小型化にする必要があ
り、組立作業性,メンテナンス作業性の低下,コストの
上昇を増大させることになる。本発明は、上記のような
課題に鑑み創案されたもので、建設機械の前側に作業装
置が設けられたフレームと、上記フレームの上記建設機
械の後側に左右方向に延びる横置きに搭載されたエンジ
ンと、上記作業装置とバランスさせるために上記フレー
ムの後端部に取付られたカウンタウエイトと、上記エン
ジンの上記左右方向の一方側に位置して設けられた冷却
装置と、上記冷却装置の上記建設機械における後方向の
外側部に接続された流入側配管及び流出側配管と、上記
カウンタウエイト内に収納されるように配設されたエア
クリーナと、上記の流入側配管,流出側配管及び上記エ
アクリーナの配管を収容するために上記カウンタウエイ
トに設けられた配管収容部とを備えた建設機械であり、
エンジンの上記の左右方向のいずれか一方の側に配設さ
れた上記冷却装置を効果的に冷却した冷却空気を、有機
的に効果的に導入して上記エンジンルーム,エンジン,
過給機等を効果的に冷却すると共に上記建設機械の小型
化を図り、建設機械の機能を有機的且つ総体的に改良し
た建設機械を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の建設機械は、建設機械の前側に作業装置が設
けられたフレームと、上記フレームの上記建設機械の後
側に左右方向に延びる横置きに搭載されたエンジンと、
上記作業装置とバランスさせるために上記フレームの後
端部に取付られたカウンタウエイトと、上記エンジンの
上記左右方向の一方側に位置して設けられた冷却装置
と、上記冷却装置の上記建設機械における後方向の外側
部に接続された流入側配管及び流出側配管と、上記カウ
ンタウエイト内に収納されるように配設されたエアクリ
ーナと、上記の流入側配管,流出側配管及び上記エアク
リーナの配管を収容するために上記カウンタウエイトに
設けられた配管収容部とを備えたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項2記載の本発明の建設機械は、請求
項1記載の構成において、上記エンジンの吸気用エアク
リーナの配管と上記流入配管及び流出配管とが上記建設
機械における上下方向に並列になるように配設されたこ
とを特徴としている。請求項3記載の本発明の建設機械
は、請求項1又は2記載の構成において、上記冷却装置
に対応する上記カウンタウエイトに設けられ上記の各配
管を収容する配管収容部内に第1及び第2遮蔽部材のう
ちの少なくともいずれか一方を取付けたことを特徴とし
ている。
【0011】請求項4記載の本発明の建設機械は、請求
項1又は2記載の構成において、上記流入側配管及び流
出側配管はアフタクーラの配管であることを特徴として
いる。請求項5記載の本発明の建設機械は、請求項1〜
3のいずれか1項に記載の構成において、上記エンジン
の上記建設機械の左右方向の一方側に位置して設けられ
た第1冷却装置と、上記第1冷却装置に上記左右方向に
重合するように設けられた第2冷却装置と、上記第1冷
却装置の上記建設機械の後方向の外側を通って上記第2
冷却装置に接続された上記流入側配管及び流出側配管と
を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項6記載の本発明の建設機械は、請求
項1〜5のいずれか1項に記載の構成において、複数個
の熱交換器のうちのいずれか2つの熱交換器を左右に並
列に配設した第1冷却装置と、上記第1冷却装置の2つ
の熱交換器のうちの少なくともいずれか一方と上記複数
個の熱交換器のうちの残りの少なくともいずれか1つの
熱交換器からなる第2冷却装置とが重合するように配設
された冷却装置とを有し、上記第1冷却装置の上記建設
機械の後方向の外側部をそれぞれ通って上記第2冷却装
置に接続された上記流入側配管及び流出側配管とを備え
たことを特徴としている。
【0013】請求項7記載の本発明の建設機械は、請求
項1〜6のいずれか1項に記載の構成において、上記冷
却装置の上記建設機械における後側と上記カウンタウエ
イトとの間に配設される上記流入側配管及び流出側配管
の少なくとも一部分を扁平管で構成したことを特徴とし
ている。請求項8記載の本発明の建設機械は、請求項2
又は7記載の構成において、上記の流入配管,流出配管
及びエアクリーナの配管と上記カウンタウエイトの配管
収容部との間に配設され上記配管収容部への流体の還流
を防止するための上記遮蔽部材を備えたことを特徴とし
ている。
【0014】請求項9記載の本発明の建設機械は、請求
項1〜8のいずれか1項に記載の構成において、上記の
冷却装置の外周側壁と上記エンジンカバー又は上記外周
側壁に対向する上記上部旋回体側部材とのうちの少なく
ともいずれか一方に取付けられた遮蔽部材を設けたこと
を特徴としている。請求項10記載の本発明の建設機械
は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記冷却装置の外周側に設けられる第1遮蔽部部材
と上記カウンタウエイトの上記配管収容部に設けられる
第2遮蔽部材とが別体に形成されていることを特徴とし
ている。
【0015】請求項11記載の本発明の建設機械は、請
求項1〜7のいずれか1項に記載の構成において、上記
のエンジン,複数個の冷却装置からなる冷却装置を搭載
した建設機械において、上記複数個の冷却装置のうちの
少なくともいずれかを直列に重合するように配設し、上
記重合する上記冷却装置のうちのいずれか一方の冷却装
置へ給排させる被冷却流体用の配管が上記重合する他方
の冷却装置の側壁を跨ぐように配設される配設部又は上
記冷却装置とカウンタウエイトとの間に配設される配設
部が設けられ、上記配設部を通過する上記配管の少なく
とも一部分が扁平状に形成された扁平部と上記の流入側
配管,流出側配管及び上記エアクリーナ用の配管のうち
の少なくとも一部が上記配管収容部に配設されるように
構成されていることを特徴としている。
【0016】請求項12記載の本発明の建設機械は、請
求項1〜9のいずれか1項に記載の構成において、上記
の流入配管,流出配管上記エアクリーナ用の配管の扁平
形状に形成された上記扁平部の少なくとも一部分が上記
冷却装置の外周側壁と上記カウンタウエイトとの間に配
設されるように構成されていることを特徴としている。
【0017】請求項13記載の本発明の建設機械は、請
求項1,2,5,11のいずれか1項に記載の構成にお
いて、流体用の配管を貫通させると共に2部材間を遮蔽
する遮蔽部材において、上記配管の貫通する貫通孔が2
分割され上記2部材のうちの一方の部材に取付けられる
第1遮蔽部材と、上記分割された他方の部材に取付けら
れる第2遮蔽部材とを備えたことを特徴としている。
【0018】請求項14記載の本発明の建設機械は、請
求項13記載の構成において、上記遮蔽部材を貫通する
上記配管の貫通孔が複数個有するように構成されること
を特徴としている。請求項15記載の本発明の建設機械
は、請求項13又は14記載の構成において、上記2部
材のうちの少なくともいずれか一方の部材に設けられ上
記配管を収容する配管収容部を有し、上記配管収容部内
に上記の第1及び第2遮蔽部材のうちの少なくともいず
れか一方を取付けたことを特徴としている。
【0019】請求項16記載の本発明の建設機械は、請
求項13〜15のいずれか1項に記載の構成において、
上記一方の部材に取付けられ上記他方の部材に対向する
自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有する上記第1
遮蔽部材と、上記他方の部材に取付けられ上記一方の部
材に対向する自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有
する上記第2遮蔽部材とを備え、上記第1及び第2遮蔽
部材が上記貫通方向に互いに重合するようにし配設した
こを特徴としている。
【0020】請求項17記載の本発明の建設機械は、請
求項5又は6記載の構成において、上記第1冷却装置が
アッパタンク及びロアタンクとの間に放熱部を有する複
数個の熱交換器を上記放熱部に流れる冷却空気の流れに
沿って直列に重合するように連結され同一の被冷却流体
が流通する複合熱交換器で構成され、 上記複合熱交換
器の各々熱交換器のアッパタンクを連結する流入連結パ
イプと 上記複合熱交換器の各々の熱交換機のロアタン
クを連結する流出連結パイプとのうち少なくともいずれ
か一方を備えたことを特徴としている。
【0021】請求項18記載の本発明の建設機械は、請
求項17記載の構成において、上記複合熱交換器の上記
アッパタンク及び上記ロアタンクのうちのいずれか一方
の少なくとも1個の連結部材が上記流入連結パイプ,流
出連結パイプのうちの少なくともいずれか一方と兼用さ
れるように構成されていることを特徴としている。請求
項19記載の本発明の建設機械は、請求項17又は18
記載の構成において、上記の流入連結パイプ,流出連結
パイプは、上記複合熱交換器の各々の上記アッパタンク
と上記ロアタンクは、各々の上記アッパタンク及上記ロ
アタンクの上記冷却空気の流れ方向の略中央部に配設さ
れていることを特徴としている。
【0022】請求項20記載の本発明の建設機械は、上
記建設機械の前側に作業装置が設けられるフレームと、
上記作業装置とバランスさせるための上記フレームの後
端部に取り付けられたカウンタウエイトと、上記建設機
械に搭載されたエンジンと、上記エンジンのクランクシ
ャフトの長手方向の両端部のいずれか一方の側の位置し
て設けられた複数個の冷却装置と、上記複数個の冷却装
置のうちのいずれかの冷却装置はアッパタンク及びロア
タンクとの間に放熱部を有する複数個の熱交換器を上記
放熱部に流れる冷却空気の流れに沿って直列に重合する
ように連結され同一被冷却流体が流通するように構成さ
れた複合熱交換器と、上記複合熱交換器の各々のアッパ
タンクを連結する流入連結パイプと 上記複合熱交換器
の各々のロアタンクを連結する流出連結パイプとのうち
少なくともいずれか一方の連結パイプと、上記アッパタ
ンク及び上記ロアタンクのいずれか一方に少なくとも1
個の連結部材を有することを特徴としている。
【0023】請求項21記載の本発明の建設機械は、請
求項17〜20のいずれか1項に記載の構成において、
上記複合熱交換器は、オイルクーラで構成されているこ
とを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の建設機械を油圧ショ
ベルに適用した場合を示すもので、油圧ショベルの側面
を示す概略側面図、図2は図1の2A−2A線に沿う矢
視断面を示す概略説明図、図3は図2の矢印3Aの平面
図を示す概略説明図、図4は図3の4A−4A線に沿う
矢視断面を示す概略説明図、図5は図3の矢印5Aの側
面図を示す概略説明図、図6は図3の流入側配管,流出
側配管の配管状態を示す要部の概略拡大説明図、図7は
図6の流入側配管,流出側配管と配管収容部との相互位
置を示す概略説明図、図8は図3の矢印8Aの斜視図を
示す第1冷却装置のラジエータ側面に取付けられた流入
側配管,流出側配管を部分的に扁平管で構成された状態
を示す概略説明図、図9は図8の扁平管の分解した状態
を示す概略説明図、図10は本発明の上記実施形態の建
設機械の種種の部位に適用されている遮蔽部材を示すも
ので、(A)は2部材間に取付けられた流通管を貫通す
る貫通孔を有する遮蔽部材を示す概略説明図、(B)は
図10(A)遮蔽部材の変形例を示す概略説明図、図1
1は図10のその他の変形例を示す概略説明図、図12
は上記建設機械のカウンタウエイトの斜視図を示す概略
説明図、図13は図12の矢印13YAの側面図を示す
概略説明図、図14は図13の14YA−14YA線に
沿う矢視断面図を示す概略説明図、図15は図14に示
す部分遮蔽部材の概略斜視図、図16は上記本発明の実
施形態の第1冷却装置の変形例の複合熱交換器を示すも
ので、オイルクーラ用の2つの熱交換器が連結された場
合の複合熱交換器の平面図を示す概略説明図、図17は
図16の矢印17Aの側面図を示す概略説明図である。
【0025】図1に示したように、建設機械である、例
えば油圧ショベルPは、上部旋回体2と下部走行体4と
作業装置6とから構成されている。上記の上部旋回体2
の前端部にはオペレータ室用のキャブ8が設けられ、後
端部にはカウンタウエイト10が設けられ、更に上部旋
回体2のフレーム上には、図3,図6に示したように油
圧ショベルPのカウンタウエイト10に於ける前側に冷
却装置室CRとエンジンルーム13とが設けられてい
る。
【0026】上記の上部旋回体2は、図1〜図3に示し
たように構成部材である旋回フレーム5と、旋回フレー
ム5の上記建設機械における前部左側に配設されるキャ
ビン8と、上記センタフレーム12の後側に取り付けら
れたカウンタウエイト10とによって主要の構成をなし
ており、上記旋回体2の上記の前側は掘削作業を行うた
めの上記作業装置6が配設されている。上記の旋回フレ
ーム5は、図に示したように上記油圧ショベルPの前後
方向に略平行に配設された左右のセンタフレーム12,
12と、センタフレーム12,12の左右方向の外側に
配設されたサイドフレーム14,14と、上記の各セン
タフレーム12と各サイドフレーム14とを接続する複
数本のビーム16等によって構成されている。そして旋
回フレーム5の下側にはエンジンカバーのアンダカバー
18により覆われている。
【0027】又、センタフレーム12,12の上記後端
部は、図3,図4に示したように上記油圧ショベルPの
後方に突出し、カウンタウエイト10を支持するカウン
タウエイト10の取付部12aとなっている。又、図
2,図3に示したように上記旋回フレーム5上に設けら
れる機械室,エンジンルーム13等を区画するカバー1
00は、サイドフレーム14,14に沿って上記前後方
向に延設され上向きに配設された側部カバー24,24
と、上記の各側部カバー24の上端部側を覆うように略
水平方向に延設され中央に開口部27Aが形成される上
部カバー26と、この上部カバー26の開口部27Aを
覆うように上部カバー26に開閉自在に設けられたエン
ジンカバー28とにより主要の構成をなしている。そし
て、上記の側部カバー24,上部カバー26には複数本
のスリットで構成される空気流通口24a,26aがそ
れぞれ設けられている。
【0028】又、図2,図3に示したように各センタフ
レーム12の後側に上記の左右方向に延びる横置きに塔
載された原動機である、例えばエンジン32の左側には
冷却ファン34が取付けられ、上記の右側にはエンジン
32によって駆動され、図1に示したように下部走行体
4,作業装置6等に設けられた各アクチュエータに作動
油を供給する油圧ポンプ36が取付けられている。
【0029】又、エンジン32にはターボ過給器40が
設けられ、このターボ過給器40は駆動側のタービン室
がエキゾーストマニホールドと配管39を介してマフラ
M側のエンジン排気管EPに接続されている。そして、
冷却ファン34はエンジン32により回転駆動され、カ
バー100内に上記空気流通口である吸気口24a,2
6a等を介して外気を吸込み、この外気を冷却風として
アフタクーラ44,オイルクーラ46,ラジエータ48
に向け供給するものである。
【0030】又、カバー100内に設けられた冷却装置
Rであるラジエータ48は、冷却ファン34の油圧ショ
ベルPにおける左側に隣接する位置で、図2に示したよ
うに旋回フレーム5のビーム16,16上にボルトBT
止めされている。そして、ラジエータ48はアッパタン
ク48aとロアタンク48bが配管RTを介してエンジ
ン32のウオータジャケットに接続され、これによりエ
ンジン32との間で循環するエンジン冷却水の放熱部H
Tで熱交換して冷却風中に放出し、このエンジン冷却水
を冷却する。
【0031】又、図2,図3に示したように第1冷却装
置R1は、上記のラジエータ48と上記建設機械Pにお
ける前後方向に、並列に配設されて取付けられたオイル
クーラ46で構成されており、このオイルクーラ46
は、図3,図5に示したようにアッパタンク46aが下
部走行体4,作業装置6等の各アクチュエータの戻り配
管46Uに接続され、ロアタンク46bが配管46Lに
より油圧ショベルPの稼動を制御するコントロールバル
ブCVを介して作動油タンクに接続されている。これに
より、オイルクーラ46は作動油の熱を放熱部HTで放
出することによって、この作動油を冷却するものであ
る。
【0032】又、ラジエータ48及びオイルクーラ46
からなる第1冷却装置R1の上記建設機械Pにおける、
左側に設けられた第2冷却装置R2としてのアフタクー
ラ44は、図2に示したように建設機械Pにおける上記
後側(カウンタウエイト10側)の下方に位置する流入
側タンク43Tと、上方に位置する流出側タンク45T
と、各タンク間に設けられ、複数本の細管,放熱フィン
からなる放熱部HTとによって構成されている。又上記
流入側タンク43Tには、流入パイプ43aが流入ホー
ス43hを介してエンジン32側に延びてターボ過給器
40に接続されている。更に流出側タンク45Tには,
流出パイプ45aが流出ホース45hを介してエンジン
32のインテークマニホールドに接続されている。
【0033】又、アフタクーラ44の流入側配管43及
び流出側配管45は、カウンタウエイト10に上記配管
の少なくとも一部分を収納できる配管収容部60が配設
されている。そして流入側及び流出側配管43,45は
建設機械Pにおける上下方向に並列になるように配設さ
れており、従来の建設機械Pの前後方向に流入側及び流
出側配管43,45を並列に配設した場合に比較して少
なくとも上記配管一本分の直径の長さを短縮することが
でき、又上記配管43、45を収納した場合の上記配管
の2本分の直径の長さを無くすことができるので、上記
の上部旋回体2の旋回半径を短くなり建設機械Pをコン
パクトに構成することができる。
【0034】更に、エンジン32の吸気用のエアクリー
ナ41が、図3に示したように建設機械Pのカウンタウ
エイト10内に配設され、流入側及び流出側配管43,
45の上方を通過してターボ過給器40に接続されてい
る配管41Aと上記流入側配管43及び流出側配管45
と建設機械Pの上下方向に、図3に示したように配設さ
れており、従来装置のように、上記各々の配管43,4
5,エアクリーナの配管41Aを建設機械Pの前後方向
に並列に配設する場合に比較して略1/3の長さにで
き、上部旋回体2の回転半径を小さくできる。
【0035】又、図3〜図5に示したように、カウンタ
ウエイト10に設けられた凹部形状に構成される上記の
種々の配管が収納される配管収容部60と、配管収容部
60に少なくと一部分が入るように配設されたエンジン
32の吸気用のエアクリーナ41とが設けられ、エアク
リーナ41のエレメント41Eが配管収容部60から挿
脱できるように構成されている。
【0036】更に、エアクリーナ41は配管収容部60
内に出入り可能に又は着脱可能に構成されており、通常
使用時における上記冷却装置Rの冷却空気の冷却空気通
路(導入通路)を上記エアクリーナ41が塞ぎ冷却空気
の流通抵抗が増大しないように構成されている。又、本
実施形態では、図3,図6,図7に示したように油圧シ
ョベルPのカウンタウェイト10で構成され、カウンタ
ウェイト10に設けられた配管収容部60にエアクリー
ナ41が配設されている。
【0037】次に、上記したエアクリーナ41をカウン
タウェイト10に設けられた配管収容部60内への取付
構造を説明するが、配管収容部60内には、図3,図5
〜図7に示したようにエアクリーナ41を移動するため
の可動手段Hが設けられおり、この可動手段Hは、カウ
ンタウェイト10の配管収容部60内の軸74により枢
支され配管収容部60内に出入り可能に構成された移動
板76が設けられ、移動板76に図示しない適宜の固定
手段によりエアクリーナ41が取付けられている。
【0038】そして、通常使用時には可動手段Hによ
り、移動板76が軸74を中心に回動せしめてエアクリ
ーナ41の少なくとも一部分が配管収容部60内に入る
ように配設され、エレメント41Eの交換等の整備,点
検時には、エアクリーナ41のエレメント41Eの挿脱
口が、例えば少なくとも上記のエレメント41Eを抜き
出しやすい部位まで移動せしめて容易に交換ができるよ
うに構成されている。
【0039】又、可動手段Hは必ずしも必要なものでは
なく、上記の配管収容部60内にエアクリーナ41を収
納した状態でエレメント41が挿脱できる状態に構成す
れば、可動手段Hを設ける必要がなくなる。そして、上
記のように配設されたエアクリーナ41からエンジン3
2へ接続される吸気ホースであるエアクリーナ41の配
管41Aは、カウンタウエイト10内に配設して上記冷
却空気の流通抵抗にならないようにすれば、更に冷却効
率を向上することができる。
【0040】そして、アフタクーラ44は、オイルクー
ラ46,ラジエータ48の油圧ショベルPにおける前後
方向の長さよりも長くなるように形成され、流入側タン
ク43Tの流入パイプ43aと流出側タンク45Tの流
出パイプ45aはオイルクーラ46,ラジエータ48の
上記後方向の外側に配置されるようにして流入パイプ4
3a,流出パイプ45aを、アフタクーラ44の冷却空
気の流通側の面の各々の流入タンク43T,流出タンク
45Tに接続し油圧ショベルPの左右方向に向けて取付
けられるようにしてもよい。この構成により流入パイプ
43a,流出パイプ45aは、アフタクーラ44の後側
で突出する部分が少なくとも減少するので、上記上部旋
回体2旋回半径を少なくすることができる。又、図5に
示したようにアフタクーラ44は流入側及び流出側タン
ク43T,45Tに設けられたブラケット43b、45
bを介してラジエータ48,オイルクーラ46にボルト
BT止めされている。
【0041】そして、アフタクーラ44はエンジン32
のターボ過給器40によって圧縮された空気を流入ホー
ス43hを介して流入側タンク43T内に流入させて放
熱部HTに流通させることにより、この圧縮空気を冷却
し、流出側タンク45Tから流出ホース45hを介して
エンジン32のインテイクマニホールドに供給されるも
のである。
【0042】上記の、図2に示した実施形態では、配管
収容部60がある場合を説明したが、カウンタウエイト
10に配管収容部60を備えない通常のカウンタウエイ
ト10の前面側に上記配管43,45,エアクリーナの
配管41Aを配設してもよい。即ち、エンジン32のタ
ーボ過給器40とアフタクーラ44とを接続する流入ホ
ース43hは、一端側がターボ過給器40の従動側のタ
ービン室に接続されており、他端側が流入側タンク43
Tの流入パイプ43aに接続されている。そして流入ホ
ース43hはラジエータ48,オイルクーラ46の油圧
ショベルPにおける後側の外側を通るように配設され、
その少なくとも一部分はカウンタウエイト10に形成さ
れた配管収容部60であるホース収容部60内に収容さ
れている。
【0043】又、アフタクーラ44とエンジン32とを
接続する流出配管45であるこの流出ホース45hは一
端が流出側タンク45Tの流出パイプ45aに接続さ
れ、他端側がエンジン32のインテイクマニホールドに
接続されている。そして、流出ホース45hは流入ホー
ス43hの同一側に位置してラジエータ48の油圧ショ
ベルPにおける後側の外側を通るように配設されてい
る。
【0044】そして、流入ホース43h,流出ホース4
5h及びエアクリーナの配管41Aは、ラジエータ48
の上記前後方向の上記の外側を通るように構成されてい
るので、従来装置のラジエータ48、オイルクーラ46
の上側に配設されていた流入ホース43h,流出ホース
45h等の部材がなくなることにより、ラジエータ4
8、オイルクーラ46,アフタクーラ44等からなる冷
却装置R全体の高さが低くすることができるので、そし
て図2に示したようにエアクリーナ41及びその配管4
1Aはアフタクーラ44の上部とラジエータ48の上部
との間のスペース(高さの差の部位)を通過するように
構成されており、ラジエータ48,オイルクーラ46の
上側の形状を、図2に示した略平面板状のエンジンカバ
ー28のように単純な形状にすることができる。
【0045】又、図2に示したように上記ラジエータ4
8,オイルクーラ46のうちの少なくといずれか一方の
冷却装置R1の外周側の側壁と、上記エンジンカバー2
8又は上記外周側の側壁に対向する上部旋回体2の構成
部材(上部旋回体の床部材から立設されるフレームやカ
ウンタウエイト10等の構成部材)とのうちの少なくと
もいずれか一方に取付けられた一方側の遮蔽部材GSが
設けられており、上記冷却装置Rを通った冷却流体が上
流側に逆流しないようになっている。又、図8に示した
ように、例えば冷却装置Rの外周側壁の1つである後側
の外周側壁と上部旋回体2の構成部材、例えばカウンタ
ウエイト10の前面との間に配設される上側遮蔽部材G
Sは、接着材,両面接着部材,ボルト止め等の取付手段
FSで取付けられている。
【0046】そして、エンジンカバー28内面に設けら
れた上側遮蔽部材GSは、図2に示したようにラジエー
タ48の上側からホース等が取り除かれることにより、
エンジンカバー28の下側に単純な形状を有する平板形
状に形成されている。これにより、エンジンカバー28
を開閉したときには、上側遮蔽部材GSをラジエータ4
8に沿って密着させて冷却風の上流側への再循環を効果
的に防止できる上に、接触などによる損傷に対する耐久
性を高めることができる。
【0047】又、この遮蔽部材GSは、後述の図10〜
図15により説明するように、図3に示した上記実施形
態の場合にも適用して同様の作用効果を奏することがで
きる。又、そして本実施形態の場合には、旋回フレーム
5の油圧ショベルPにおける後端部に取付けられたカウ
ンタウエイト10は、図4に示したように中空の密閉構
造をなすウエイトカバー33と、ホース収容部60を形
成するホース収容箱31と、ウエイトカバー33内に充
填された重量調整材49とにより構成されている。又、
カウンタウエイト10の外殻であるウエイトカバー33
は、図4に示したように、彎曲した後面部33A,上面
部33B,下面部33C,左側面部33D,右側面部3
3Eによって前側に開口する箱上に形成された箱体31
の前側開口を閉塞するように、箱体31に溶接された蓋
板37とによって主要構成をなしている。
【0048】又、ウエイトカバー33の左右に離間し
て、箱体31の下面部33Cと蓋板37とにわたって溶
接された一対のセンタフレーム嵌合箱12c,12c
は、油圧ショベルPにおける前側と下側に向け開口する
直方体状の空間を構成している。そして、各センターフ
レーム嵌合箱12c,12cにより形成された直方体状
の空間には、センタフレーム12のウエイト取付部12
aが嵌合し、一体的にボルトBT止めされている。
【0049】又、蓋板37の中間高さ位置から上側かけ
て設けられたホース収容箱31aは、後面28A,下面
28C,左側面28D,右側面28E,上側面28Bか
らなり、蓋板37に設けられた開口37aにそれぞれ溶
接され、ホース収容箱31aを構成している。これによ
り、ホース収容箱31aは、箱体31との間に前側に向
けて開口し、上記左右方向に延びる横長の配管収容部と
してのホース収容部60を構成している。
【0050】そして、ホース収容部60は、エンジン3
2のターボ過給器40とアフタクーラ44とを接続する
流入ホース43h,流出ホース45h,流入パイプ43
a,流出パイプ45a,又エアクリーナの配管41A等
の少なくとも一部分を収容することにより、カウンタウ
エイト10を油圧ショベルPにおける後方に移動させる
ことなく、流入ホース43hをラジエータ48,オイル
クーラ46の上記の後方向の外側に設けることを可能と
している。又、ウエイトカバー33の内部に充填された
重量調整材49は、例えば鉄屑,コンクリート,バッテ
リ等からなり、これらの充填量,充填割合は作業装置6
の型式等によって適宜設定されるものである。
【0051】又、上記の遮蔽部材GSについて説明する
と、例えば、図10に示したように2部材である一方の
部材102及び他方の部材104の間で当接するよう
に、それぞれ上記両部材にボルトBTにより取付けられ
た第1遮蔽部材GS1、第2遮蔽部材GS2が設けられ
ている。上記遮蔽部材は流通管の貫通孔110が2分割
され上記流通管である配管を挟持するように配設されて
いる。
【0052】上記流通管である配管を貫通させると共に
2部材間を遮蔽する遮蔽部材GSにおいて、上記流通管
を貫通させる貫通孔110が2分割され上記2部材10
2,104のうちのいずれか一方の部材に取付けられる
第1遮蔽部材GS1と、上記2分割された他方の部材に
取付けられる第2遮蔽部材GS2を備えているので、上
記の2部材102,104のうちの一方の部材に第1及
び第2の遮蔽部材GS1,GS2のいずれか一方と上記
流通管を取付けた後,他方の部材に取付けられた上記他
方の遮蔽部材GSを容易に取付けることができ、遮蔽性
能を向上することができる。
【0053】上記遮蔽部材GSを貫通する上記配管(流
通管)の貫通孔110が複数個有するように構成しても
よく、上記遮蔽部材GSは上記流通管の位置決めがで
き、組立て,分解時等が容易になり整備性を向上するこ
とができる。又、上記2部材102,104のうちの少
なくともいずれか一方の部材に設けられ流通管である配
管を収容する配管収容部60を有し、上記配管収容部6
0内に上記第1及び第2遮蔽部材GS1,GS2のうち
の少なくともいずれか一方を取付けることができるの
で、上記流通管の位置決めができ、組立て,分解時等が
容易になり整備性を向上することができる。
【0054】又、図11に示した、その他の変形例は、
上記一方の部材102に取付けられ上記他方の部材に対
向する自由端106に上記流通管が挿入できる切欠き1
06aを有する上記第1遮蔽部材GS1と、上記他方の
部材104に取付けられ上記一方の部材に対向する自由
端108に上記流通管が挿入できる切欠き108aを有
する上記第2遮蔽部材GS2とを備えており、上記第1
及び第2遮蔽部材GS1,GS2が上記貫通方向に互い
に重合するように配設するようにすれば、上記の遮蔽部
材GS1、GS2の重合により、更に強固に遮蔽性を向
上することができる。
【0055】又、図12に示した部分遮蔽部材GSPが
カウンタウエイト10に適用した場合である、図12,
図13に示したカウンタウエイト10の凹部状に形成さ
れた配管収容部60に、接着剤,両面テープ,ボルト止
め等の取付手段FSで取付られている。図14,図15
に示したように部分遮蔽部材GSPは外形が台形状に構
成され対応個所に上記取付手段FSにより取付けられて
いる。
【0056】又、図8,図9示したように偏平部は上記
とは異なる他の部位に設けられる、図5に示した凝縮器
71の配管に使用しても上記と同様の作用効果を奏する
ことができるものであるが、以下アフタクーラ44の配
管について説明する。即ち、アフタクーラ44の配管4
3P,45Pは、図8,図9に示したように、アフタク
ーラ44の上記配管43P,45Pが、図10〜15に
示したようにウレタンゴム,ガラスウール等の弾性力の
ある遮蔽部材GSを貫通し上記の冷却装置Rの上流側か
ら下流側に跨って配設される冷却装置Rの側部に設けら
れる配設部PLを上記配管が通過する上記配管43P,
45Pの一部を扁平部PLに構成している。この扁平部
は、図8,図9に示したように扁平管55(扁平管部5
5a,55b)に形成して、この扁平管55の外形寸法
の厚みを略上記の円形状の流入及び流出パイプ43a,
45aの直径Dよりも小さくなるように構成している。
【0057】そして、図8,図9に示す扁平管55は、
ラジエータ48の側面の近傍に配設し、本実施形態では
ラジエータ48の側部又はカウンタウエイト10の配管
収容部60に設けられた上記の配設部PLに上記遮蔽部
材GSである第2遮蔽部材GS2,ボルトBK1,ナッ
トBK2で構成される取付手段FSによりラジエータ4
8の側部に取付けられている。
【0058】上記第1冷却装置R1の建設機械Pにおけ
る前側は、エンジンルーム13の前側隔壁ERF,アン
ダカバー18,エンジンカバー28,上記の冷却装置R
との間に上記の遮蔽部材GSが配設されている。又、第
1遮蔽部材GS1及び第2遮蔽部材GS2は一体に構成
してもよく、2分割型にして、そのいずれか一方の半分
を、例えば上記のカウンタウエイト10に設けられるホ
ース収容部60に上記のように取付手段FSにより配設
するようにしてもよい。
【0059】又、図9に示したように上記分割された配
管の端部のそれぞれの上記扁平管部55a,55bに嵌
合され上記両扁平管部55a,55bを連結する扁平管
継手57が設けられている。又、上記の両扁平管部55
a,55bは、一端部が上記分割されたそれぞれの円筒
状の配管43P,45Pの管状の端部に嵌合され他端部
が上記扁平管形状に形成されるように異形ジョイント5
5A,55Bとして構成してもよい。上記扁平管55
a,55bは流入パイプ43a,流出パイプ45a又は
流入ホース43h,流出ホース45hで構成してもよ
い。
【0060】そして、扁平管55を上記複数の冷却装置
のいずれかの建設機械Pにおける後方の側部と上記油圧
ショベルの上部旋回体の上記構成部材の,例えばカウン
タウエイト10とのうちの少なくともいずれか一方に、
図8,図9に示したように着脱自在の取付手段FSを介
して着脱自在に取付けられる。従って、上記実施形態で
は、図9に示したように異形ジョイント55A,55B
を介して略円形状の配管43P,45Pとを連結される
ように構成されているので、これにより上記デットスペ
ースが寸法h1からh2に減少できる。そして、図2の
場合には配管43P,45Pがラジエータ18の片側だ
けに配設されているので、更に両側に配設する場合の半
分の長さ、即ちh2/2の長さのデッドスペースに減少
させることができる。又、上記配管43P,45Pも上
記扁平管で構成するようにしてもよい。
【0061】本実施形態の油圧ショベルPは上記のよう
に構成されているので、エンジン32により油圧ポンプ
36を駆動することにより、油圧ポンプ36から下部走
行体4,作業装置6の各アクチュエータに圧油を供給
し、下部走行体4を走行させたり、作業装置6を作動さ
せ土砂の掘削作業を行なうものである。一方、エンジン
32の運転時には、エンジン32によって冷却ファン3
4が回転駆動され吸気口24,26のスリット24a,
26aから外部の空気を冷却風としてカバー100内に
吸込み、この冷却風をアフタクーラ44,オイルクーラ
46,ラジエータ48に供給し、吸入空気,作動油,エ
ンジン冷却水を冷却し、上部カバー26,アンダカバー
18の排出口18c,26b等から排出される。
【0062】又、ラジエータ48を通過して高温となっ
た冷却風は、その一部がラジエータ48の上側,下側,
左右側を通って上流側に回り込もうとするが、上記の遮
蔽部材GSが高温の冷却風の回り込みを防止する。この
ときに、上側遮蔽部材GSはラジエータ48の上側に密
着しているから、冷却風が逆流して再循環するのを効果
的に防止することができる。
【0063】上記のように、本実施形態によれば、エン
ジン32とアフタクーラ44とを接続する流入ホース4
3h,流出ホース45hを、ラジエータ48,オイルク
ーラ46の油圧ショベルPにおける後方向に外側を通じ
て配設されているから、従来装置のラジエータ48、オ
イルクーラ46の上側に配設されていた上記の流入及び
流出ホースを取り除くことができる。
【0064】これにより、冷却装置全体の高さを小さく
することができ、冷却装置装置を覆うカバー100のエ
ンジンカバー28を低くすることができるから、キャビ
ン8からの後方視界を良好にすることができ、作業性を
向上することができる。又ラジエータ48に対応してエ
ンジンカバー28内に設けられた上側の遮蔽部材GSの
形状を単純な形状にすることができるから、上記上側の
遮蔽部材GSをラジエータ48に沿って密着させること
ができ、冷却風の再循環を効果的に確実に防止して、ラ
ジエータ48、オイルクーラ46、アフタクーラ44に
よる冷却効率を向上することができ、上側の遮蔽部材G
Sを単純な形状とすることで製造コストを低減できる上
に、損傷等に対する耐久性を向上することができる。
【0065】一方、エンジン32とアフタクーラ44と
を接続する流入ホース43h,流出ホース45hがラジ
エータ48,オイルクーラ46の上記の後方向の外側を
通して配設したので、流入ホース43h,流出ホース4
5hがラジエータ48、オイルクーラ46から上記前後
方向に突出する。しかし、上記本実施形態では、上記後
側に突出した流入ホース43h,流出ホース45h等の
上記配管又はエアクリーナの配管41Aを、カウンタウ
エイト10に形成された配管収容部であるホース収容部
60内に収容することができるから、カウンタウエイト
10を後方に移動することなく、流入ホース43hを配
設するためのスペースを確保することができ、流入ホー
ス43h,流出ホース45h又はエアクリーナの配管4
1Aを余裕を持って配管することができる。
【0066】この結果、カウンタウエイト10の後退に
よる旋回半径の増大を防止でき、油圧ショベルPの作業
性能を向上せしめることができる。又その他の機器を余
裕をもってレイアウトすることができるから、組立て作
業性及びメンテナンス作業性を向上できる上に、製造コ
ストを低減することができる。なお、上記実施形態で
は、第2冷却装置R2としてのアフタクーラ44を例に
あげて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば第2
交換器R2として空気調整装置のコンデンサ71等を適
用してもよい。
【0067】又、本実施形態では、カウンタウエイト1
0は中空の密閉構造をなすウエイトカバー33と,ウエ
イトカバ−33内に充填された重量調整材49等によっ
て構成し、上記のウエイトカバー33にホース収容箱3
1を溶接することによりホース収容部60を形成した場
合を例に挙げて説明したが、本発明これに限らず、例え
ばカウンタウエイト10が鋳造によって成型された一体
物である場合には、成型の段階でホース収容部60を設
けるようにすればよい。
【0068】又、上記の本実施形態では、流入ホース4
3hをカウンタウエイト10に形成したホース収容60
内に収容するものとして説明したが、エンジン32の向
きが左右方向が反対方向に向けて配設する場合でも上記
と同様の作用効果を奏することができる。又、上記実施
形態では、図2に示したようにカウンタウエイト10の
前側に横置きに配設されたエンジン32の、建設機械P
における左方向に設けられた上記の前後方向に並設され
たラジエータ48,オイルクーラ46を分離して、分離
したオイルクーラ46をキャブ8と上記のラジエータ4
8との間に配設し,このオイルクーラ46に重合するよ
うにオイルクーラ用冷却ファンを配設するような場合で
も、上記実施形態と同様にコンパクトに上記建設機械P
を作ることができる。
【0069】又、本発明の上記実施形態の第1冷却装置
R1のオイルクーラ46は上記に限られるものではな
く,例えば図16,図17に示した変形例のように第1
及び第2熱交換器461,462を連結パイプ46U
P,46LPにより連結された複合熱交換器460で構
成してもよい。即ち、先ず上記変形例を、図16,図1
7について説明するが、図16は本発明の複合熱交換器
は複数個の冷却装置であるラジエータ,オイルクーラ,
アフタクーラ等を組合わされて使用された場合の複合合
熱交換器である。
【0070】この複合熱交換器460は、図16,図1
7に示したように、上記建設機械に搭載されるラジエー
タ48,オイルクーラ46,アフタクーラ46等の種々
の組合せや、各々の単体で上記冷却装置として使用され
るものであるが、本実変形例では、例えば上記複合熱交
換器460は、2つの熱交換器である二つのオイルクー
ラ46の第1オイルクーラ461と第2オイルクーラ4
62で構成されている。
【0071】又、上記複合熱交換器460の第1及び第
2オイルクーラ461,462の各々のアッパタンク,
ロアタンク46UT,46LTの略中央部が流入連結パ
イプ,流出連絡パイプ46UP,46LPにより溶接,
蝋付け,リベット止め,ボルト止め等の結合手段により
接続され、更に配管を介して建設機械Pの作動用油圧を
制御するコントロールバルブCVを備えている。
【0072】即ち、上記の複合熱交換器460は、図1
6,図17に示したように アッパタンク46UT及び
ロアタンク46LTとの間に放熱部HTを有する複数個
の、本変形例では2個の第1及び第2熱交換器461,
462を上記放熱部HTを流れる冷却空気の流れに沿っ
て直列に重合するように連結されるように配設されてい
る。この複合熱交換器460の各々のアッパタンク46
UTを連結する流入連結パイプ46UPと複合熱交換器
460の各々のロアタンク46LTを連結する流出連結
パイプ46LPとのうち少なくともいずれか一方の連結
パイプとを備えているものでもよいが、本変形例の図1
6,図17に示した場合では流入連結パイプ46UP,
流出連結パイプ46LPが配設された複合熱交換器46
0である。
【0073】又、上記アッパタンク46UT及び上記ロ
アタンク46LTの各々に配設されているる流入連結パ
イプ46UP,流出連結パイプLPの他にそれぞれ少な
くとも1個の連結部材JTが配設され、上記の第1及び
第2熱交換器461,462が片持支持構造にならない
ように強固な複合熱交換器460を構成するようにして
もよい。
【0074】又、上記アッパタンク46UT及び上記ロ
アタンク46LTのそれぞれに配設される少なくとも1
個の連結部材JTが上記流入連結パイプ46UP,流出
連結パイプ46LPのうちいずれか一方と兼用されよう
に構成すれば、上記アッパタンク側は連結パイプのみで
よく、連結部材JTを節約してコストを低減することが
できる。
【0075】又、上記複合熱交換器460の各々の上記
アッパタンク46UTと上記ロアタンク46LTは、各
々の上記アッパタンク46UT及上記ロアタンク46L
Tの上記冷却空気の流れ方向の略中央部に上記連結部材
JTと兼用するように配設して連結部材JTを省き、且
つアッパタンク側が熱交換器の片持支持にならないよう
にコストの低減を図っている。
【0076】そして、上記変形例では、例えば上記複合
熱交換器460は、オイルクーラ46で構成されてお
り、上記複合熱交換器460の略中央部CTに流入連結
パイプ46UP及び流出連絡パイプ46LPに接続され
る配管により建設機械Pの作動用油圧を制御するコント
ロールバルブCVに短絡できるように構成している。即
ち、図示しないオイルポンプにより供給される作動油
は、図16,図17に示したように種々のアクチュエー
タで作業を行ない、温度が上昇した作動油が配管P1を
介してコントロールバルブCVを介して配管46U,流
入連結パイプ46UPに接続され第1及び第2熱交換器
461,462のアッパタンク46UTに供給され、上
記放熱部HTで冷却空気により冷却され第1及び第2熱
交換器461,462のロアタンクLTに流れ、流出連
結パイプ46LPを介して流出配管46LPによりコン
トロールバルブCV,配管SE,オイルポンプOPを経
て作動油タンクHTKに戻るように構成され上記行程を
繰り返して上記作業を行なっている。
【0077】従って、上記変形例は上記のように構成さ
れているので、上記の複合熱交換器460の第1及び第
2オイルクーラ461,462の各々のアッパタンク4
6U,ロアタンク,46LTの略中央部CTが流入連結
パイプ46UP,流出連絡パイプ46LPにより接続さ
れるか、又は流入連結パイプ46UP,流出連絡パイプ
46LPと連結部材JTと共に連結されているので、上
記放熱部HTや上記アッパタンク46UT及上記びロア
タンク46LTが片持支持にならず強固な支持構造にな
り、耐久性が向上し且つ上記コントロールバルブCVに
できるだけ近接して接続できるのコストを低減すること
ができる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳述したように、請求項1記載の
本発明の建設機械によれば、建設機械の前側に作業装置
が設けられたフレームと、上記フレームの上記建設機械
の後側に左右方向に延びる横置きに搭載されたエンジン
と、上記作業装置とバランスさせるために上記フレーム
の後端部に取付られたカウンタウエイトと、上記エンジ
ンの上記左右方向の一方側に位置して設けられた冷却装
置と、上記冷却装置の上記建設機械における後方向の外
側部に接続された流入側配管及び流出側配管と、上記カ
ウンタウエイト内に収納されるように配設されたエアク
リーナと、上記の流入側配管,流出側管及び上記エアク
リーナの吸気配管を収容するために上記カウンタウエイ
トに設けられた配管収容部とを備えているので、上記カ
ウンタウエイトを後方ヘ移動させることなく、この配管
を余裕をもって配設することができる。
【0079】これにより、上記カウンタウエイトの後退
による旋回半径の増大を防止でき、この油圧ショベルの
作業性能を向上することができる。又他の機器を余裕を
もってレイアウトすることができるから、組立て作業
性,メンテナンスの作業性を向上できる上、製造コスト
を低減することができる。請求項2記載の本発明の建設
機械によれば、請求項1記載の構成において、上記エン
ジンの吸気用のエアクリーナの配管と上記の流入配管及
び流出配管とが上記建設機械における上下方向に並列に
なるように配設されているので、請求項1の効果に加
え、上記カウンタウエイトの後退による旋回半径の増大
を防止でき、この油圧ショベルの作業性能を向上するこ
とができる。又他の機器を余裕をもってレイアウトする
ことができるから、組立て作業性,メンテナンスの作業
性を向上できる上、製造コストを低減することができ
る。上記建設機械の上部旋回体の回転半径の長さが小さ
くなり、狭い工事現場での作業が容易になる。
【0080】請求項3記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1又は2記載の構成において、上記冷却装置
に対応する上記カウンタウエイトに設けられ上記の各配
管を収容する配管収容部内に第1及び第2遮蔽部材のう
ちの少なくともいずれか一方を取付けたので、請求項1
又は2の効果に加え、上記の配管の位置決め,配管作
業,遮蔽性能を向上することができる。又上記カウンタ
ウエイトを後方ヘ移動させることなく、この配管を余裕
をもって配設することができる。
【0081】請求項4記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1又は3記載の構成において、上記の流入側
配管及び流出側配管はアフタクーラの配管であるので、
請求項1又は3の効果に加え、上記アフタクーラの冷却
効率を向上することができる。請求項5の記載の本は発
明の建設機械によれば、請求項1〜3のいずれか1項に
記載の構成において、上記エンジンの上記建設機械の左
右方向の一方側に位置して設けられた第1冷却装置と、
上記第1冷却装置に上記左右方向に重合するように設け
られた第2冷却装置と、上記第1冷却装置の上記建設機
械の後方向のいずれか一方の外側を通って上記第2冷却
装置に接続された上記の流入側配管及び流出側配管とを
備えているので、請求項1〜3のいずれかの効果に加
え、上記ラジエータ,オイルクーラ等の第1冷却装置、
アフタクーラ等の第2冷却装置に冷却風を流通させるこ
とにより、これらの冷却装置を冷却することができる。
【0082】請求項6の記載の本は発明の建設機械によ
れば、請求項1〜5のいずれか1項に記載の構成におい
て、複数個の熱交換器のうちのいずれか2つの熱交換器
を左右に並列に配設した第1冷却装置と、上記第1冷却
装置の2つの熱交換器のうちの少なくともいずれか一方
と上記複数個の熱交換器のうちの残りの少なくともいず
れか1つの熱交換器からなる第2冷却装置とが重合する
ように配設された冷却装置とを有し、上記第1冷却装置
の上記建設機械の後方向の外側部をそれぞれ通って上記
第2冷却装置に接続された上記の流入側配管及び流出側
配管とを備えているので、請求項1〜5のいずれかの効
果に加え、上記のラジエータ,オイルクーラ等の第1冷
却装置、アフタクーラ,凝縮器等の第2冷却装置で冷却
風を流通させることにより、これらの冷却装置を冷却す
ることができる。
【0083】又、上記カウンタウエイトに設けられた配
管収容部内に収容することができるから上記カウンタウ
エイトを後方ヘ移動させることなく、この配管を余裕を
もって配設することができる。これにより、上記カウン
タウエイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、こ
の油圧ショベルの作業性能を向上することができる。又
他の機器を余裕をもってレイアウトすることができるか
ら、組立て作業性及びメンテナンスの作業性を向上でき
る上、製造コストを低減することができる。
【0084】請求項7の記載の本は発明の建設機械によ
れば、請求項1〜6のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記冷却装置の上記建設機械における後側と上記カ
ウンタウエイトとの間に配設される上記の流入側配管及
び流出側配管の少なくとも一部分を扁平管で構成したの
で、請求項1〜6のいずれかの効果に加え、上記カウン
タウエイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、こ
の油圧ショベルの作業性能を向上することができる。又
上記の流入配管及び流出配管が上記扁平管にした分だけ
上記建設機械の前後方向の長さを短くでき,コンパクト
に製造することができるのでコストの低減を図ることが
できる。
【0085】請求項8の記載の本は発明の建設機械によ
れば、請求項2又は7記載の構成において、上記の流入
側配管,流出側配管及びエアクリーナの配管と上記カウ
ンタウエイトの配管収容部との間に配設され上記配管収
容部への流体の還流を防止するための遮蔽部材を備えて
いるので、請求項2又は7の効果に加え、上記冷却装置
を冷却して高温になった冷却風が上記配管収容部の上記
遮蔽部材により上流側への還流を防止するため、効果的
な冷却を行なうことができる。
【0086】請求項9の記載の本は発明の建設機械によ
れば、請求項1〜8のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記の冷却装置の外周側壁と上記エンジンカバー又
は上記外周側壁に対向する上記上部旋回体側部材とのう
ちの少なくともいずれか一方に取付けられた遮蔽部材を
設けたので、請求項1〜8のいずれかの効果に加え、上
記冷却装置を冷却して高温になった冷却風が上記配管収
容部の上記遮蔽部材により上流側への還流を防止するた
め、効果的な冷却を行なうことができる。
【0087】請求項10記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1〜7のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記冷却装置の外周側に設けられる第1遮蔽部部材
と上記カウンタウエイトの上記配管収容部に設けられる
第2遮蔽部材とが別体に形成されているので、請求項1
〜7のいずれかの効果に加え、必要に応じて上記遮蔽部
材を別体に構成して冷却効果を増大させると共に,上記
遮蔽部材の着脱を容易にしてシール性能とシール状況の
調整を向上させることができる。
【0088】請求項11の記載の本は発明の建設機械に
よれば、請求項1〜7のいずれか1項に記載の構成にお
いて、上記のエンジン,複数個の冷却装置からなる冷却
装置を搭載した建設機械において、上記複数個の冷却装
置のうちの少なくともいずれかを直列に重合するように
配設し、上記重合する上記冷却装置のうちのいずれか一
方の冷却装置へ給排させる被冷却流体用の配管が上記重
合する他方の冷却装置の側壁を跨ぐように配設される配
設部又は上記冷却装置とカウンタウエイトとの間に配設
される配設部が設けられ、上記配設部を通過する上記配
管の少なくとも一部分が扁平状に形成された扁平部と上
記の流入側配管,流出側配管及びエアクリーナの配管の
うちの少なくとも一部が上記配管収容部に配設されるよ
うに構成されているので、請求項1〜7のいずれかの効
果に加え、上記冷却装置の配管の直径が低減された上記
扁平部により上記冷却装置の配設スペースが低減でき,
上記建設機械をコンパクトに構成することができる。
【0089】請求項12の記載の本は発明の建設機械に
よれば、請求項1〜9のいずれか1項に記載の構成にお
いて、上記の流入配管,流出配管の上記扁平部の少なく
とも一部分が上記冷却装置の外周側壁と上記カウンタウ
エイトとの間に配設されるように構成されているので、
請求項1〜9のいずれかの効果に加え、上記カウンタウ
エイトの後退による旋回半径の増大を防止でき、この油
圧ショベルの作業性能を向上することができる。又他の
機器を余裕をもってレイアウトすることができるから、
組立て作業性及びメンテナンスの作業性を向上できる
上、製造コストを低減することができる。
【0090】請求項13記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1,2,5,11のいずれか1項に記載の構
成において、上記冷却装置に対応する上記カウンタウエ
イトに設けられ上記の各配管を収容する配管収容部内に
第1及び第2遮蔽部材のうちの少なくともいずれか一方
を取付けたので、請求項1,2,5,11の効果に加
え、上記第1遮蔽部材及び第2遮蔽部材により上記の2
部材,配管,遮蔽部材の取付け及び分解並びにそのメン
テナンスが容易になり遮蔽効果を向上することができ
る。
【0091】請求項14記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項13記載の構成において、上記遮蔽部材を貫
通する上記配管の貫通孔が複数個有するように構成され
ているので、請求項13記載の構成において、請求項1
3の効果に加え、上記配管の間隔が維持できると共に、
位置決めができ遮蔽性能を向上せしめ、上記配管の配設
作業の効率化ができる。
【0092】請求項15記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項13又は14記載の構成において、上記2部
材のうちの少なくともいずれか一方の部材に設けられ上
記配管を収容する配管収容部を有し、上記配管収容部内
に上記の第1及び第2遮蔽部材のうちの少なくともいず
れか一方を取付けたので、請求項13又は14の効果に
加え、更に作業性,遮蔽の効果を向上させることができ
る。
【0093】請求項16記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項5又は6記載の構成において、上記一方の部
材に取付けられ上記他方の部材に対向する自由端に上記
配管が挿入できる切欠きを有する上記第1遮蔽部材と、
上記他方の部材に取付けられ上記一方の部材に対向する
自由端に上記配管が挿入できる切欠きを有する上記第2
遮蔽部材とを備え、上記の第1及び第2遮蔽部材の上記
貫通方向が互いに重合するように配設したので、請求項
5又は6の効果に加え、上記の第1及び第2遮蔽部材の
上記貫通方向が互いに重合することにより、更に上記配
管の位置決めがよくなり、且つ強固に遮蔽性能を向上す
ることができる。
【0094】請求項17記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項5又は6記載の構成において、上記第1冷却
装置がアッパタンク及びロアタンクとの間に放熱部を有
する複数個の熱交換器を上記放熱部に流れる冷却空気の
流れに沿って直列に重合するように連結され同一の被冷
却流体が流通する複合熱交換器で構成され、上記複合熱
交換器の各々の熱交換器のアッパタンクを連結する流入
連結パイプと 上記複合熱交換器の各々のロアタンクを
連結する流出連結パイプとのうち少なくともいずれか一
方とを備えているので、請求項5又は6記載の構成にお
いて、上記の複数個の熱交換器が上記の流入連結パイプ
と流出連結パイプで連結される強固な支持構造を構成と
なり耐久性が向上する。
【0095】又、複合熱交換器は複数個の熱交換機で構
成されているので、上記放熱部から見た表面の形状の大
きさが、単体の熱交換器の上記表面形状の大きさに比較
して小さくでき、コンパクトに構成することができる。
従って上記複合熱交換器を配設する場合に設計的な自由
度を拡大することができる。請求項18記載の本発明の
建設機械よれば、請求項17記載の構成において、上記
複合熱交換器の上記アッパタンク及び上記ロアタンクの
うちのいずれか一方の少なくとも1個の連結部材が上記
流入連結パイプ,流出連結パイプのうちの少なくともい
ずれか一方と兼用されるように構成されているので、請
求項17の効果に加え、上記の流入連結パイプ及び流出
連結パイプが上記連結部材と兼用され、上記連結部材が
節約できコストを低減することができる。
【0096】請求項19記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項17又は18記載の構成において、上記の流
入連結パイプ,流出連結パイプは、各々の上記アッパタ
ンク及上記ロアタンクの上記冷却空気の流れ方向に対す
る略中央部の位置に配設されているので、請求項17又
は18の効果に加え、上記の複合熱交換器の上記複数個
の熱交換器の各々の上記のアッパタンク及びロアタンク
の略中央部が流入連結パイプ,流出連結パイプにより接
続される構成となり、上記のアッパタンク及びロアタン
クの略中央部が上記両連結パイプのそれぞれで支持し
て、上記アッパタンク及上記びロアタンクが片持支持に
ならず強固な支持構造になり、耐久性が向上し且つコス
トを低減することができる。
【0097】請求項20記載の本発明の建設機械によれ
ば、上記建設機械の前側に作業装置が設けられるフレー
ムと、上記作業装置とバランスさせるための上記フレー
ムの後端部に取り付けられたカウンタウエイトと、上記
建設機械に搭載されたエンジンと、上記エンジンのクラ
ンクシャフトの長手方向の両端部のいずれか一方の側の
位置して設けられた複数個の冷却装置と、上記複数個の
冷却装置のうちのいずれかの冷却装置はアッパタンク及
びロアタンクとの間に放熱部を有する複数個の熱交換器
を上記放熱部に流れる冷却空気の流れに沿って直列に重
合するように連結され同一被冷却流体が流通するように
構成された複合熱交換器と、上記複合熱交換器の各々の
アッパタンクを連結する流入連結パイプと 上記複合熱
交換器の各々のロアタンクを連結する流出連結パイプと
のうち少なくともいずれか一方の連結パイプと、上記ア
ッパタンク及び上記ロアタンクのいずれか一方に少なく
とも1個の連結部材を有するので、上記の複数個の熱交
換器が上記の流入連結パイプと流出連結パイプからの一
方で連結される強固な支持構造を構成となり耐久性が向
上する。又上記複合熱交換器の採用により上記建設機械
の前後方向の長さが短縮され,上記カウンタウエイトの
後退させることなく上部旋回体の回転半径を小さくする
ことができる。
【0098】請求項21記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項17又は20のいずれか1項に記載の構成に
おいて、上記複合熱交換器は、オイルクーラで構成され
ているので、請求項17又は20の効果に加え、上記建
設機械の作動油の冷却を効果的に行ない、円滑な作業が
でき、作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械を油圧ショベルに適用した場
合を示すもので、油圧ショベルの側面を示す概略側面図
である。
【図2】図1の2A−2A線に沿う矢視断面を示す概略
説明図である。
【図3】図2の矢印3Aの平面図を示す概略説明図であ
る。
【図4】図3の4A−4A線に沿う断面を示す概略説明
図である。
【図5】図3の矢印5Aの側面図を示す概略説明図であ
る。
【図6】図3の流入側配管,流出側配管の配管状態を示
す要部の概略拡大説明図である。
【図7】図6の流入側配管,流出側配管と配管収容部と
の相互位置を示す概略説明図である。
【図8】図3の矢印8Aの斜視図を示す第1冷却装置の
ラジエータ側面に取付けられた流入側配管,流出側配管
を部分的に扁平管で構成された状態を示す概略説明図で
ある。
【図9】図8の扁平管の分解した状態を示す概略説明図
である。
【図10】本発明の遮蔽部材を示すもので、(A)は2
部材間に取付けられた流通管を貫通する貫通孔を有する
遮蔽部材を示す概略説明図、(B)は図10(A)遮蔽
部材の変形例を示す概略説明図である。
【図11】図10のその他の変形例を示す概略説明図で
ある。
【図12】建設機械のカウンタウエイトの斜視図を示す
概略説明図である。
【図13】図12の矢印13YAの側面図を示す概略説
明図である。
【図14】図13の14YA−14YA線に沿う矢視断
面図を示す概略説明図である。
【図15】図14に示す部分遮蔽部材の概略斜視図であ
る。
【図16】本発明の実施形態の第1冷却装置の変形例の
複合熱交換器を示すもので、オイルクーラ用の2つの熱
交換器が連結された場合の複合熱交換器の平面図を示す
概略説明図である。
【図17】図16の矢印17Aの側面図を示す概略説明
図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体 4 下部走行体 5 旋回フレーム 6 作業装置 8 キャビン 10 カウンタウエイト 12 センタフレーム 12a 取付部 14 サイドフレーム 16 ビーム 24 側部カバー 26 上部カバー 28 エンジンカバー 31 箱体 31a ホース収容箱 32 エンジン 33 ウエイトカバー 34 冷却ファン 36 油圧ポンプ 37 蓋板 37a 開口 40 ターボ過給器 41 エアクリーナ 41A エアクリーナのエレメント 43 流入側配管 43a 流入パイプ 43h 流入ホース 43T 流入側タンク 44 アフタクーラ 45 流出側配管 45a 流出パイプ 45h 流出ホース 45T 流出側タンク 46 オイルクーラ 46a オイルクーラのアッパタンク 46b オイルクーラのロアタンク 48 ラジエータ 48a ラジエータのアッパタンク 48b ラジエータのロアタンク 49 重量調整材 55 扁平管 60 配管収容部(ホース収容部) 71 凝縮器 100 カバー 102 一方の部材 104 他方の部材 106 自由端 106a 切欠き 108a 切欠き 108 自由端 110 貫通孔 CR 冷却装置室 FS 取付手段 GS 遮蔽部材 GS1 第1遮蔽部材 GS2 第2遮蔽部材 HT 放熱部 P 建設機械 R 冷却装置 R1 第1冷却装置 R2 第2冷却装置

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の前側に作業装置が設けられた
    フレームと、上記フレームの上記建設機械の後側に左右
    方向に延びる横置きに搭載されたエンジンと、上記作業
    装置とバランスさせるために上記フレームの後端部に取
    付られたカウンタウエイトと、上記エンジンの上記左右
    方向の一方側に位置して設けられた冷却装置と、上記冷
    却装置の上記建設機械における後方向の外側部に接続さ
    れた流入側配管及び流出側配管と、上記カウンタウエイ
    ト内に収納されるように配設されたエアクリーナと、上
    記の流入側配管,流出側配管及び上記エアクリーナの配
    管を収容するために上記カウンタウエイトに設けられた
    配管収容部とを備えたことを特徴とする、建設機械。
  2. 【請求項2】 上記エンジンの吸気用のエアクリーナの
    配管と上記の流入配管及び流出配管とが上記建設機械に
    おける上下方向に並列になるように配設されたことを特
    徴とする、請求項1記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 上記冷却装置に対応する上記カウンタウ
    エイトに設けられ上記の各配管を収容する配管収容部内
    に第1及び第2遮蔽部材のうちの少なくともいずれか一
    方を取付けたことを特徴とする、請求項1又は2記載の
    建設機械。
  4. 【請求項4】 上記の流入側配管及び流出側配管はアフ
    タクーラの配管であることを特徴とする、請求項1又は
    2記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 上記エンジンの上記建設機械の左右方向
    の一方側に位置して設けられた第1冷却装置と、上記第
    1冷却装置に上記左右方向に重合するように設けられた
    第2冷却装置と、上記第1冷却装置の上記建設機械の後
    方向の外側を通って上記第2冷却装置に接続された上記
    の流入側配管及び流出側配管とを備えたことを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 複数個の熱交換器のうちのいずれか2つ
    の熱交換器を左右に並列に配設した第1冷却装置と、上
    記第1冷却装置の2つの熱交換器のうちの少なくともい
    ずれか一方と上記複数個の熱交換器のうちの残りの少な
    くともいずれか1つの熱交換器からなる第2冷却装置と
    が重合するように配設された冷却装置とを有し、上記第
    1冷却装置の上記建設機械の後方向の外側部をそれぞれ
    通って上記第2冷却装置に接続された上記の流入側配管
    及び流出側配管とを備えたことを特徴とする,請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 上記冷却装置の上記建設機械における後
    側と上記カウンタウエイトとの間に配設される上記の流
    入側配管及び流出側配管の少なくとも一部分を扁平管で
    構成したことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1
    項に記載の建設機械。
  8. 【請求項8】 上記の流入配管,流出配管及びエアクリ
    ーナの配管と上記カウンタウエイトの配管収容部との間
    に配設され上記配管収容部への流体の還流を防止するた
    めの遮蔽部材を備えたことを特徴とする、請求項2又は
    7記載の建設機械。
  9. 【請求項9】 上記の冷却装置の外周側壁と上記エンジ
    ンカバー又は上記外周側壁に対向する上記上部旋回体側
    部材とのうちの少なくともいずれか一方に取付けられた
    遮蔽部材を設けたことを特徴とする、請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載の建設機械。
  10. 【請求項10】 上記冷却装置の外周側に設けられる第
    1遮蔽部部材と上記カウンタウエイトの上記配管収容部
    に設けられる第2遮蔽部材とが別体に形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    建設機械。
  11. 【請求項11】 上記のエンジン,複数個の冷却装置か
    らなる冷却装置を搭載した建設機械において、上記複数
    個の冷却装置のうちの少なくともいずれかを直列に重合
    するように配設し、上記重合する上記冷却装置のうちの
    いずれか一方の冷却装置へ給排させる被冷却流体用の配
    管が上記重合する他方の冷却装置の側壁を跨ぐように配
    設される配設部又は上記冷却装置とカウンタウエイトと
    の間に配設される配設部が設けられ、上記配設部を通過
    する上記配管の少なくとも一部分が扁平状に形成された
    扁平部と上記の流入側配管,流出側配管及び上記エアク
    リーナの配管のうちの少なくとも一部が上記配管収容部
    に配設されるように構成されていることを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の建設機械。
  12. 【請求項12】 上記の流入配管,流出配管上記エアク
    リーナ用の配管の扁平形状に形成された上記扁平部の少
    なくとも一部分が上記冷却装置の外周側壁と上記カウン
    タウエイトとの間に配設されるように構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    建設機械。
  13. 【請求項13】 流体用の配管を貫通させると共に2部
    材間を遮蔽する遮蔽部材において、上記配管を貫通させ
    る貫通孔が2分割され、2分割された部分の一方を有し
    上記2部材のうちの一方の部材に取付けられる第1遮蔽
    部材と、上記2分割された部分の他方を有し上記の部材
    のうちの他方の部材に取付けられる第2遮蔽部材とを備
    えたことを特徴とする、請求項1,2,5,11のいず
    れか1項に記載の建設機械。
  14. 【請求項14】 上記遮蔽部材を貫通する上記配管の貫
    通孔が複数個有するように構成されることを特徴とす
    る、請求項13記載の建設機械。
  15. 【請求項15】 上記2部材のうちの少なくともいずれ
    か一方の部材に設けられ上記配管を収容する配管収容部
    を有し、上記配管収容部内に上記の第1及び第2遮蔽部
    材のうちの少なくともいずれか一方を取付けたことを特
    徴とする、請求項13又は14記載の建設機械。
  16. 【請求項16】 上記一方の部材に取付けられ上記他方
    の部材に対向する自由端に上記配管が挿入できる切欠き
    を有する上記第1遮蔽部材と、上記他方の部材に取付け
    られ上記一方の部材に対向する自由端に上記配管が挿入
    できる切欠きを有する上記第2遮蔽部材とを備え、上記
    第1及び第2遮蔽部材が上記貫通方向に互いに重合する
    ようにし配設したこを特徴とする、請求項13〜15の
    いずれか1項に記載の建設機械。
  17. 【請求項17】 上記第1冷却装置がアッパタンク及び
    ロアタンクとの間に放熱部を有する複数個の熱交換器を
    上記放熱部に流れる冷却空気の流れに沿って直列に重合
    するように連結され同一の被冷却流体が流通する複合熱
    交換器で構成され、上記複合熱交換器の各々のアッパタ
    ンクを連結する流入連結パイプと上記複合熱交換器の各
    々のロアタンクを連結する流出連結パイプとのうち少な
    くともいずれか一方を備えたことを特徴とする、請求項
    5又は6記載の建設機械。
  18. 【請求項18】 上記複合熱交換器上記のアッパタンク
    及び上記ロアタンクのうちのいずれか一方の少なくとも
    1個の連結部材が上記流入連結パイプ,流出連結パイプ
    のうちの少なくともいずれか一方と兼用されるように構
    成されていることを特徴とする、請求項17記載の建設
    機械。
  19. 【請求項19】 上記の流入連結パイプ,流出連結パイ
    プは、上記複合熱交換器の各々の上記アッパタンクと上
    記ロアタンクは、各々の上記アッパタンク及上記びロア
    タンクの上記冷却空気の流れ方向の略中央部に配設され
    ていることを特徴とする、請求項17又は18記載の建
    設機械。
  20. 【請求項20】 上記建設機械の前側に作業装置が設け
    られるフレームと、上記作業装置とバランスさせるため
    の上記フレームの後端部に取り付けられたカウンタウエ
    イトと、上記建設機械に搭載されたエンジンと、上記エ
    ンジンのクランクシャフトの長手方向の両端部のいずれ
    か一方の側の位置して設けられた複数個の冷却装置と、
    上記複数個の冷却装置のうちのいずれかの冷却装置はア
    ッパタンク及びロアタンクとの間に放熱部を有する複数
    個の熱交換器を上記放熱部に流れる冷却空気の流れに沿
    って直列に重合するように連結され同一被冷却流体が流
    通するように構成された複合熱交換器と、上記複合熱交
    換器の各々のアッパタンクを連結する流入連結パイプと
    上記複合熱交換器の各々のロアタンクを連結する流出連
    結パイプとのうち少なくともいずれか一方の連結パイプ
    と、上記アッパタンク及び上記ロアタンクのいずれか一
    方に少なくとも1個の連結部材を有することを特徴とす
    る、建設機械。
  21. 【請求項21】 上記複合熱交換器は、オイルクーラで
    構成されていることを特徴とする、請求項17〜20の
    いずれか1項に記載の建設機械。
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