JP2003184008A - コンクリートスラブ上にレール軌道を敷設する方法およびその方法に使用する仮タイプレート - Google Patents

コンクリートスラブ上にレール軌道を敷設する方法およびその方法に使用する仮タイプレート

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レール軌道を敷設する方法を提案する。 【解決手段】 それぞれのタイプレート（５）が、ベー
ス（５１）を含み、そのベース（５１）の下には、アン
カー部材（４）を正確に案内する仮タイプレート（１）
が、配置され、それらのタイプレート（５）上に予め取
り付けられたレール（２）を、コンクリートスラブ
（３）が流し込まれるべき場所の上方に吊り下げる段階
と、レール（２）の位置を調節する段階と、仮タイプレ
ート（１）の高さにまでコンクリートスラブ（３）を流
し込む段階と、レール（２）を持ち上げて、仮タイプレ
ート（１）を取り除く段階と、それらのタイプレート
（５）上に予め取り付けられたレール（２）を、コンク
リートスラブ（３）上のそれらの最終的な位置に正確に
配置して、タイプレート（５）をアンカー部材（４）に
固定する段階と、を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、レール軌道を敷設
する方法に関し、より詳細には、コンクリートスラブ
が、レール軌道のレールを支持するタイプレートを固定
するためのアンカー部材の周囲に流し込まれる、コンク
リートスラブ上にレール軌道を敷設する方法に関する。
本発明は、また、本発明による方法に使用される仮タイ
プレートに関する。
【０００２】
【従来の技術】軌道を敷設すべき場所において、前もっ
て製造されたレールをタイプレート上に直接に配置する
ことによって、地下鉄または路面電車のレール軌道をコ
ンクリートスラブ上に敷設する場合、レールが、締結具
によってレールに固定されたタイプレートとともに、ガ
ントリーによってレールの最終的な位置に吊り下げられ
ることが、現在、この分野において知られている。その
後、コンクリートスラブが、タイプレートの高さにまで
レールの下に流し込まれ、そのコンクリートスラブは、
タイプレートを貫通しかつコンクリートスラブに埋め込
まれた基部を有するねじ付きロッドからなるアンカー部
材を支持する。コンクリートが固まると、タイプレート
は、ねじ付きロッドに取り付けられたナットを締め付け
ることによってコンクリートスラブ上に永続的に固定さ
れ、そのナットが、タイプレートの上面を押さえつけ
る。
【０００３】上述したような種類の敷設方法において
は、後に、ナットをねじ付きロッドに締め付ける時にタ
イプレートが良好に据えつけられているのを保証するた
めに、コンクリートを流し込む時に、ねじ付きロッドを
タイプレートに対して完全に垂直に保持しなければなら
ない。また、コンクリートが固まった後、ナットの締め
付けは、ねじ付きロッドのコンクリート内に埋め込まれ
た部分に張力をかけるので、ねじ付きロッドをコンクリ
ートスラブ内に良好に保持するためには、ねじ付きロッ
ドをタイプレートに堅く取り付けないようにしなければ
ならない。
【０００４】コンクリートを流し込む時に、ねじ付きロ
ッドをタイプレート上に保持し、かつ、ナットを締め付
ける時に、ねじ付きロッドが、タイプレートに対して移
動するのを可能にする弾性部材または可融性部材を使用
することによって、この問題を解決することが、現在、
この分野において知られている。
【０００５】しかしながら、上述したような種類の弾性
部材または可融性部材は、ねじ付きロッドがタイプレー
トに対して正確に垂直になることを保証しないという欠
点を有し、その欠点は、その後にナットを締め付ける時
に、タイプレートの不完全な据え付けをもたらす。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】さらに、本発明の目的
の１つは、レール軌道を敷設する方法を提案することで
あり、その方法は、コンクリートを流し込む時に、アン
カー部材を正確にかつタイプレートに対して垂直に配置
するのを可能にするものであり、また、コンクリートが
固まった後に、ナットを締め付ける時に、タイプレート
に影響されることのないアンカー部材を使用する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このために、本発明は、
コンクリートスラブが、レール軌道のレールを支持する
タイプレートを固定するためのアンカー部材の周囲に流
し込まれる、コンクリートスラブ上にレール軌道を敷設
する方法を提供する。
【０００８】本発明によれば、この方法は、それぞれの
永続的なタイプレートが、ベースを含み、そのベースの
下には、永続的なタイプレートのアンカー部材を正確に
案内する仮タイプレートが配置され、それらの永続的な
タイプレート上に予め取り付けられたレールを、コンク
リートスラブが流し込まれるべき場所の上方に吊り下げ
る段階と、レールの位置を調節して、仮タイプレートの
底板を、レールを支持する永続的なタイプレートが配置
されるべき位置に正確に移動させる段階と、仮タイプレ
ートの高さにまでコンクリートスラブを流し込む段階
と、レールを持ち上げて、仮タイプレートを取り除く段
階と、それらのタイプレート上に予め取り付けられたレ
ールを、コンクリートスラブ上に正確に配置して、永続
的なタイプレートをアンカー部材に固定する段階と、を
含むことを特徴とする。
【０００９】本発明のもう１つの特徴によれば、仮タイ
プレートは、永続的なタイプレートのベースにあるぴっ
たりと合った開口内に係合するガイドブッシュを含み、
そのガイドブッシュは、仮タイプレートの裏面を越えて
突き出た部分を有するねじ付きロッドからなるアンカー
部材を収容するぴったりと合った内腔を含む。
【００１０】本発明のさらなる特徴によれば、仮タイプ
レートを取り除いた後、スペーサが、永続的なタイプレ
ートの開口内に、すなわち、ねじ付きロッドの周囲に配
置され、前記スペーサは、永続的なタイプレートの開口
内に挿入される円筒形部分を備えた本体を有し、その円
筒形部分の外径が永続的なタイプレートの開口の径にぴ
ったりと合ったものであることによって、タイプレート
をコンクリートスラブ上に正確に配置し、本体の円筒形
部分は、ねじ付きロッドの径にぴったりと合う内腔を含
む。
【００１１】本発明のさらなる特徴によれば、レール
は、レールを望みの位置に正確に移動させるガントリー
によって、流し込まれるべきスラブの上方に吊り下げら
れる。
【００１２】さらに、本発明は、上述した敷設方法によ
ってコンクリートスラブ上にレール軌道を敷設する時
に、レール軌道のレールを支持する永続的なタイプレー
トの下に配置されるようになされた仮タイプレートを提
供し、その仮タイプレートは、それが、タイプレートに
ある嵌合開口内に挿入されるガイドブッシュを含み、前
記ガイドブッシュは、コンクリートスラブ内に埋め込ま
れるために仮タイプレートの裏面を越えて突き出た部分
を有するロッドからなるタイプレートのアンカー部材を
収容するぴったりと合った内腔を含むことを特徴とす
る。
【００１３】特定の実施形態においては、本発明による
仮タイプレートは、単独でまたは技術的に実現可能なあ
らゆる組み合わせで以下のいずれかの特徴を有してもよ
い。すなわち、仮タイプレートが、ガイドブッシュを収
容する開口を備えたプレートからなる本体を含む。
【００１４】ガイドブッシュが、プレートの開口の縁に
形成された相補的な凹部内に挿入される肩を含み、前記
肩は、同軸のアバットメントを構成する。
【００１５】ロッドが、ガイドブッシュから突き出たね
じ付きの上部を有し、前記ロッドをタイプレートに垂直
方向に係止するナットを収容する。
【００１６】ロッドが、ねじ付きの上部の下に、ガイド
ブッシュが滑り動くのを防止するアバットメントを提供
する部分的なくびれを有する。
【００１７】添付された図面を参照して以下で説明され
る本発明の特定の、かつ限定するものではない一実施形
態から本発明の目的、態様、および、利点をより良く理
解することができる。
【００１８】図面をわかりやすくするために、本発明を
理解するのに必要な構成要素しか図示しない。全図面を
通して、同じ構成要素は、同じ符号を有する。
【００１９】
【発明の実施の形態】図１および図２は、本発明による
仮タイプレート１の特定の一実施形態を示す。これらの
図面に示されるように、仮タイプレート１は、多数のベ
ント１０を有する長方形の金属プレートで形成された本
体１１を含み、ベント１０は、金属プレート１１の上面
および下面に通じている。
【００２０】また、プレート１１は、プレート１１の対
角線の両側端部に２つの開口１２を有する。開口１２
は、ガイドピン１３を収容し、そのガイドピン１３は、
開口１２の直径に合致する外径と、図１および図２には
図示しないぴったりと合ったねじ付きロッド４を収容す
るようになされた内腔とを有する。
【００２１】図３に示されるように、ガイドブッシュ１
３は、それらの基部に、肩２０を有し、その肩２０は、
ガイドブッシュが仮タイプレート１の裏面から開口１２
の中へ挿入される時に、プレート１１の裏面にある嵌合
凹部内に嵌め込まれる。
【００２２】円筒形のワッシャーからなるスプレッダ１
４が、ガイドブッシュ１３を取り囲んでプレート１１の
上面に配置され、ガイドブッシュ１３の外径よりもわず
かに大きい内腔を含む。
【００２３】プレート１１の外周は、段１５を有し、そ
の段１５の端部は、プレート１１の裏面へ向かって斜め
に切断されており、プレート１１の長手方向側面にある
段１５の上縁は、プレート１１の裏面をなす平面に対し
て傾斜している。
【００２４】また、仮タイプレート１は、抜き取りハン
ドル１６を含み、仮タイプレート１を掴むのを容易にす
る。
【００２５】次に、図４から図６までの図面を参照し
て、上述した仮タイプレート１の使用方法および本発明
による敷設方法を説明する。
【００２６】図４に示されるように、ガントリー６が、
コンクリートスラブ３が流し込まれるべき部分の上方に
２つのレール２を吊り下げる。２つのレール２は、電動
式ビーム６２に結合されたクランプ６１によって吊り下
げられ、その電動式ビーム６２は、ガントリー６上を垂
直方向に滑り動き、２つのレール２を望みの位置まで正
確に移動させる。図５、図６、および、図７からより詳
細にわかるように、２つのレール２は、締結具９によっ
てタイプレート５に結合され、タイプレート５は、一般
的には、弾性材料であり、かつ、有利には、電気絶縁材
料から製造された図７に示されるベースプレート２０の
ような中間物を介してコンクリートスラブ３を押さえつ
けるようになされた実質的に一枚板の金属プレートから
なるベース５１を含む。
【００２７】上述したような仮タイプレート１が、それ
ぞれのタイプレート５の下に配置され、それによって、
仮タイプレート１によって支持されるガイドブッシュ１
３は、ベース５１にある嵌合開口５２内に係合し、ベー
ス５１の裏面は、仮タイプレート１によって支持される
スプレッダ１４の上部を押さえつけ、それによって、空
間が、ベース５１の裏面と仮タイプレート１のプレート
１１の上面との間に形成される。仮タイプレート１は、
タイプレート５をコンクリートスラブ３にアンカー固定
する部材によって、タイプレート５の下のこの位置に保
持され、ここでは、その部材は、ガイドブッシュ１３内
に挿入され、かつ、それらの上部に、止めナット１８を
取り付けられたねじ付きロッド４からなり、ねじ付きロ
ッド４は、ガイドブッシュ１３の内腔の直径よりもわず
かに小さい直径を有し、かつ、部分的なくびれ４１を有
し、そのくびれ４１上には、ガイドブッシュ１３の底面
を押さえつけるワッシャー１７が配置される。このよう
に配置されたねじ付きロッド４は、仮タイプレート１の
裏面から長く突き出た部分を有し、その長く突き出た部
分は、コンクリートの中に埋め込まれることを意図した
ものである。
【００２８】コンクリートスラブ３を流し込む前に、仮
タイプレート１の裏面は、型枠剥離オイルを塗られ、そ
して、敷設すべき軌道のレール２を支持するタイプレー
ト５の支持面の予定された位置へ仮タイプレート１の裏
面を移動させるために、ガントリー６のビーム６２が、
動かされる。
【００２９】その後、図４に鎖線で輪郭が示されるコン
クリートスラブ３が、仮タイプレート１の高さにまで、
プレート１１の底面から突き出たねじ付きロッド４の部
分を取り囲んで流し込まれる。その後、コンクリート３
の上面が、平らにされ、それによって、コンクリート表
面が、仮タイプレート１の端部にある段１５の斜面につ
ながり、その斜面は、表面水を適切に排水するのに必要
な水平面に対するコンクリートスラブ３の勾配が存在す
ることを意味する。
【００３０】コンクリートスラブ３を固まらせるための
乾燥時間が経過すると、ねじ付きロッド４に取り付けら
れたナット１８が、取り外され、そして、タイプレート
５に予め取り付けられていたレール２が、ガントリー６
によって持ち上げられる。その後、仮タイプレート１
が、ガイドブッシュ１３およびスプレッダ１４とともに
取り除かれ、ハンドル１６は、仮タイプレート１を除去
するのを容易にする。
【００３１】その後、図７に示される電気絶縁スペーサ
１９が、タイプレート５の開口５２内に配置され、その
絶縁スペーサ１９は、開口５２内に挿入される円筒形の
部分を備えた本体を有しかつ、その円筒形部分の内径お
よび外径は、ガイドブッシュ１３の内径および外径と同
じであり、すなわち、円筒形部分の内径および外径は、
それぞれ、開口５２およびねじ付きロッド４の径にぴっ
たりと合う。さらに、スペーサ１９は、上部に、締付ナ
ットが押さえつけるフランジを有し、オプションとし
て、図示しないばねが、ナットとスペーサ１９のフラン
ジとの間に挿入され、スペーサ１９の高さは、そのスペ
ーサ１９が、開口５２内に挿入された時に、そのスペー
サ１９が、タイプレート５の裏面から突き出ないような
高さである。
【００３２】その後、弾性材料ベースプレート２０をベ
ース５１の裏面の下に挿入した後、それらのタイプレー
ト５上に予め取り付けられたレール２が、再度、降ろさ
れ、そのベースプレート２０は、ねじ付きロッドと同軸
の複数の孔を有する。有利には、電気絶縁体でありさえ
すればよい補足のベースプレート２１が、上述したベー
スプレート２０の下に配置され、この組み合わせが、コ
ンクリートスラブ３から突き出たねじ付きロッド４をベ
ースプレート２０、２１およびタイプレート５の開口５
２内に配置された絶縁スペーサ１９の内腔に挿入するこ
とによって、コンクリートスラブ３と接触した状態にさ
れる。この操作の間、ガイドブッシュ１３の半径寸法と
ほぼ同じ半径寸法を有する絶縁スペーサ１９が、存在す
るために、タイプレート５は、それらの最終的な位置に
自動的にかつ正確に配置される。
【００３３】その後、タイプレート５が、従来の方法
で、ねじ付きロッド４にねじ込まれたナット１８によっ
て固定され、ナット１８は、中間物である絶縁スペーサ
１９のフランジを介して、タイプレート５の上面を押さ
えつける。
【００３４】本発明による仮タイプレートを使用するこ
とによって、上述したような種類の敷設方法は、ガイド
ブッシュがねじ付きロッドを良好に案内するおかげで、
タイプレートのアンカーとなるねじ付きロッドを正確に
かつ垂直に配置することができる。さらに、仮タイプレ
ートを取り除いた後、ガイドブッシュと同じような鋳型
を備えた絶縁スペーサを取り付けることが、余分な調節
作業を必要とせずに、タイプレートをコンクリートスラ
ブ上に正確に配置することを保証する。
【００３５】当然ながら、本発明は、ただ単に例として
説明および図示した実施形態に決して限定されるもので
はなく、とりわけ、様々な構成要素の配置について、あ
るいは、技術的に同等なものと置き換えることによっ
て、本発明の権利範囲を逸脱することなく変更すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による仮タイプレートの特定の一実施形
態の上面図である。
【図２】図１に示される仮タイプレートの側面図であ
る。
【図３】図１の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った仮タイプレー
トの詳細断面図である。
【図４】本発明による敷設方法を実施する装置の全体図
である。
【図５】図４に示されるレールの一方の拡大図であり、
本発明による敷設方法の特定の一実施形態に基づいた仮
タイプレートを備える。
【図６】仮タイプレートをレールを支持するための永続
的なタイプレートに結合する手段の詳細図である。
【図７】永続的なタイプレートをコンクリートスラブ上
に取り付けた後のその永続的なタイプレートの部分断面
側面図である。
【符号の説明】
１ 仮タイプレート ２ レール ３ コンクリートスラブ ４ アンカー部材 ５ タイプレート ６ ガントリー ９ 締結具 １０ ベント １１ 金属プレート １２ 開口 １３ ガイドブッシュ １４ スプレッダ １５ 段 １６ 抜き取りハンドル １７ ワッシャー １８ ナット １９ 電気絶縁スペーサ ２０、２１ ベースプレート ４１ くびれ ５１ ベース ５２ 嵌合開口 ６１ クランプ ６２ 電動式ビーム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コンクリートスラブ（３）が、レール軌
    道のレール（２）を支持するタイプレート（５）を固定
    するためのアンカー部材（４）の周囲に流し込まれる、
    コンクリートスラブ（３）上にレール軌道を敷設する方
    法であって、前記方法は、それぞれのタイプレート
    （５）が、ベース（５１）を含み、そのベース（５１）
    の下には、ベース（５１）にあるぴったりと合った開口
    （５２）内に係合するガイドブッシュ（１３）を含む仮
    タイプレート（１）が、配置され、そのガイドブッシュ
    （１３）が、仮タイプレート（１）の裏面を越えて突き
    出た部分を有するねじ付きロッド（４）からなるアンカ
    ー部材を収容するぴったりと合った内腔を含み、それら
    のタイプレート（５）上に予め取り付けられたレール
    （２）を、コンクリートスラブ（３）が流し込まれるべ
    き場所の上方に吊り下げる段階と、 レール（２）の位置を調節して、仮タイプレート（１）
    の底板を、レール（２）を支持するタイプレート（５）
    が配置されるべき位置に正確に移動させる段階と、 仮タイプレート（１）の高さにまでコンクリートスラブ
    （３）を流し込む段階と、 レール（２）を持ち上げて、仮タイプレート（１）を取
    り除く段階と、 それらのタイプレート（５）上に予め取り付けられたレ
    ール（２）を、コンクリートスラブ（３）上に正確に配
    置して、タイプレート（５）をアンカー部材（４）に固
    定する段階と、 を含むことを特徴とする、レール軌道を敷設する方法。
  2. 【請求項２】 仮タイプレート（１）を取り除いた後、
    スペーサ（１９）が、タイプレート（５）の開口（５
    ２）内に、すなわち、ねじ付きロッド（４）の周囲に配
    置され、前記スペーサ（１９）が、開口（５２）内に挿
    入される円筒形部分を備えた本体を有し、その円筒形部
    分の外径が開口（５２）の径にぴったりと合ったもので
    あることによって、タイプレート（５）をコンクリート
    スラブ（３）上に正確に配置し、前記円筒形部分が、ね
    じ付きロッド（４）の径にぴったりと合う内腔を含むこ
    とを特徴とする、請求項１に記載のレール軌道敷設方
    法。
  3. 【請求項３】 前記レール（２）が、レール（２）を望
    みの位置に正確に移動させるガントリー（６）によっ
    て、流し込まれるべきスラブ（３）の上方に吊り下げら
    れることを特徴とする、請求項１または２に記載のレー
    ル軌道敷設方法。
  4. 【請求項４】 請求項１から３のいずれか一項に記載の
    方法によってコンクリートスラブ（３）上にレール軌道
    を敷設する時に、レール軌道のレール（２）を支持する
    タイプレート（５）の下に配置されるようになされたも
    のであり、コンクリートスラブ（３）を流し込む時に、
    タイプレート（５）の下に配置され、その後、コンクリ
    ートが固まった時に、取り除かれる仮タイプレート
    （１）であって、前記仮タイプレート（１）が、タイプ
    レート（５）にある嵌合開口（５２）内に挿入されるガ
    イドブッシュ（１３）を含み、前記ガイドブッシュ（１
    ３）が、コンクリートスラブ（３）内に埋め込まれるた
    めに仮タイプレート（１）の裏面を越えて突き出た部分
    を有するロッドからなるタイプレート（５）のアンカー
    部材（４）を収容するぴったりと合った内腔を含むこと
    を特徴とする、仮タイプレート（１）。
  5. 【請求項５】 前記仮タイプレート（１）が、ガイドブ
    ッシュ（１３）を収容する開口（１２）を備えたプレー
    ト（１１）からなる本体を含むことを特徴とする、請求
    項４に記載の仮タイプレート。
  6. 【請求項６】 ガイドブッシュ（１３）が、プレート
    （１１）の開口（１２）の縁に形成された相補的な凹部
    内に挿入される肩（２０）を含み、前記肩（２０）が、
    同軸のアバットメントを構成することを特徴とする、請
    求項５に記載の仮タイプレート。
  7. 【請求項７】 前記ロッド（４）が、ガイドブッシュ
    （１３）から突き出たねじ付きの上部を有し、前記ロッ
    ド（４）をタイプレート（５）に垂直方向に係止するナ
    ット（１８）を収容することを特徴とする、請求項４か
    ら６のいずれか一項に記載の仮タイプレート。
  8. 【請求項８】 前記ロッド（４）が、ねじ付きの上部の
    下に、ガイドブッシュ（１３）が滑り動くのを防止する
    アバットメントを提供する部分的なくびれ（４１）を有
    することを特徴とする、請求項７に記載の仮タイプレー
    ト。
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