JP2003175976A - 部品の包装箱、及び梱包箱 - Google Patents

部品の包装箱、及び梱包箱

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JP2003175976A
JP2003175976A JP2001375531A JP2001375531A JP2003175976A JP 2003175976 A JP2003175976 A JP 2003175976A JP 2001375531 A JP2001375531 A JP 2001375531A JP 2001375531 A JP2001375531 A JP 2001375531A JP 2003175976 A JP2003175976 A JP 2003175976A
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JP2001375531A
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Toru Akiyama
透 秋山
Akira Sekiguchi
晃 関口
Makoto Watanabe
誠 渡邉
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡スチロールの成形包装(箱)材は、部品
の配置空間に合わせた独自の形態を有しているために専
用の成形用金型が必要になってコスト高に成り、使用後
の処理で、廃棄やリサイクルのための運搬効率が悪いこ
とに加え、焼却排煙の有害性から環境への影響を無視出
来ないという問題点を有していることから環境に優しい
包装(箱)材を提供する。 【解決手段】 本発明の部品の包装箱は、保持基板と本
体部とを有する部品を収納する部品の包装箱であって、
段ボール紙から成る外側、内側枠体とを備え、外側枠体
は、第1底壁、第1、第2側壁、第1蓋壁を有し、内側
枠体は、第1係合孔を有する第2底壁と、第2係合孔を
有する第2蓋壁とを有し、第2蓋壁を折り曲げて、第2
係合孔内に本体部を挿入し、保持基板を第2蓋壁によっ
て保持し、折り曲げられた第1側壁と、第1蓋壁と、第
2側壁とを配設して、外側枠体にて部品を収納したこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品の包装箱、及
び梱包箱に関し、特に、VTR音声録音再生用磁気ヘッ
ドの包装、及び梱包に用いて好適な部品の包装箱、及び
梱包箱に関する。
【0002】
【従来の技術】保持基板上に保持された本体部を有する
磁気ヘッドや、保持基板上に保持された本体部を有する
キーボードスイッチなどの異形状の部品(電気部品)を
包装、及び梱包する包装箱、梱包箱には、衝撃によって
部品(電気部品)に破損を生じないような、所定の耐衝
撃性が要求される。従って、包装箱、及び梱包箱は、発
泡スチロールの成形緩衝材(包装箱)を用いて外部から
の衝撃による部品(電気部品)の破損を防止するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡ス
チロールの成形緩衝材(包装箱)は、電気部品の配置空
間に合わせた独自の形態を有しているために専用の成形
用金型が必要になってコスト高に成り、使用後の処理に
おいて、かさばって廃棄やリサイクルのための運搬効率
が悪いことに加え、焼却排煙の有害性から環境への影響
を無視出来ないという問題点を有している。
【0004】本発明の部品の包装箱、及び梱包箱は、上
述の問題点を解決するもので、その目的は、包装効率が
良好で、対衝撃性に優れ、環境に優しい部品の包装箱、
及び梱包箱を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の部品の包装箱
は、保持基板と保持基板上に保持された本体部とを有す
る部品を収納する部品の包装箱であって、一枚の段ボー
ル紙から成り、折り曲げて形成された外側枠体と、一枚
の段ボール紙から成り、折り曲げて形成された内側枠体
とを備え、外側枠体は、第1底壁と、対向する一対の第
1、第2側壁と、第1蓋壁とを有し、内側枠体は、複数
個の第1係合孔を有する第2底壁と、複数個の第2係合
孔を有する第2蓋壁とを有し、外側枠体の第1底壁上に
内側枠体の第2底壁を固着して、第2底壁の第1係合孔
に部品の保持基板を挿入可能として、第2蓋壁を第2底
壁に対して折り曲げて、第2蓋壁の第2係合孔内に部品
の本体部を挿入可能として第2蓋壁を第2底壁上に積層
し、保持基板を第2蓋壁によって保持し、第1底壁の端
部から折り曲げられた第1側壁、第1側壁の端部から折
り曲げられた第1蓋壁、第1蓋壁の端部から折り曲げら
れた第2側壁をそれぞれ配設して、外側枠体によって内
側枠体と部品とを収納できることである。かかる構成に
よって、保持基板を有する部品を、段ボール紙を折り曲
げた内側枠体と段ボール紙を折り曲げた外側枠体とによ
って容易に収納でき、環境に優しい部品の包装箱を提供
することが出来る。
【0006】また、本発明の部品の包装箱は、積層され
た第1底壁と第2底壁と第2蓋壁とには、略中央部に貫
通する少なくとも1個の貫通孔が形成され、第1底壁の
両端部からそれぞれ折り曲げられた一対の第1側壁、各
第1側壁の端部からそれぞれ折り曲げられた一対の第1
蓋壁、各第1蓋壁の端部からそれぞれ折り曲げられた一
対の第2側壁をそれぞれ配設し、第2側壁の端部には、
少なくとも1個の突出部が形成され、それぞれの突出部
が貫通孔内に挿入され、第2側壁の端部が第2蓋壁の上
面に当接したことである。かかる構成によって、外側枠
体の一対の第1側壁と一対の第2側壁とによって、包装
箱の耐衝撃性を向上させることが出来、且つ、第2側壁
によって、内側枠体の第2蓋壁を確実に第2底壁に当接
することができるように配設出来る。
【0007】また、本発明の部品の包装箱は、第2底壁
の1個の第1係合孔と、第2蓋壁の1個の第2係合孔と
に、複数個の部品を配設したことである。かかる構成に
よって、包装箱の部品を収納するスペースを充分確保す
ることが出来、よって部品の収納効率を向上することが
出来る。
【0008】また、本発明の部品の包装箱は、部品が、
ビデオテープレコーダ音声録音再生用磁気ヘッドである
ことである。かかる構成によって、ビデオテープレコー
ダ音声録音再生用磁気ヘッドを容易に確実に包装できる
包装箱を提供することが出来る。
【0009】また、本発明の梱包箱は、部品の包装箱
が、包装箱の外側枠体の第1底壁、又は第1蓋壁がそれ
ぞれ対向するように複数個積層され、外箱内に収納した
ことである。かかる構成によって、包装箱を収納した外
箱の耐衝撃性が、包装箱の外側枠体の第1底壁、第1蓋
壁、第1側壁、及び第2側壁によって増強され、従来に
ない耐衝撃性を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の部品の包装箱、及
び梱包箱について、図面を用いて説明する。図1は、本
発明の部品の包装箱の実施の形態を示す折り曲げられる
前の分解平面図、図2は、本発明の部品の包装箱の実施
の形態を示す平面図、図3は、図2の3−3線における
断面図、図4は、図2の4−4線における断面図、図5
は、本発明の部品の包装箱に係わる部品としてのビデオ
テープレコーダ音声録音再生用磁気ヘッドを示す正面
図、図6は、図5の側面図、図7は、本発明の梱包箱の
実施の形態を示す上蓋が折り曲げられる前の斜視図、図
8は、本発明の部品の包装箱を折り曲げて形成する方法
を説明する第1説明図、図9は、本発明の部品の包装箱
を折り曲げて形成する方法を説明する第2説明図であ
る。
【0011】この本発明の部品の包装箱の実施の形態の
各部材について部品が電気部品のひとつであるビデオテ
ープレコーダ(VTR)音声録音再生用磁気ヘッドであ
るもので説明する。図1に示すように、VTR音声録音
再生用磁気ヘッド1は、金属平板から成り、略三角形状
である保持基板1aと、保持基板1a上に保持され、外
方(上方)に突出し、上面が多角形(例えば、略五角
形)である本体部1bとを有している。また、本体部1
b(図5、図6参照)には、音声録音再生用コア部1c
と、コントロールコア部1dと、消去用コア部1eと、
複数本の端子1fとが、シールドケースのそれぞれ適宜
個所に配設されている。
【0012】外側枠体2は、一枚の段ボール紙から成
り、プレス加工によって形成されると共に、折り曲げら
れて形成され、矩形の第1底壁2aと、第1底壁2aの
対向する一対の両端部からそれぞれ折り曲げられて第1
底壁2aから前方に垂直に形成される対向する一対の第
1側壁2bと、各第1側壁2bの端部からそれぞれ折り
曲げられて第1底壁2aと平行に形成される一対の第1
蓋壁2cと、各第1蓋壁2cの端部からそれぞれ折り曲
げられて第1蓋壁2cから後方に垂直に形成される対向
する一対の第2側壁2dとを有している。
【0013】また、第1底壁2aの略中央部には、貫通
する矩形の複数個(例えば、2個)の貫通孔2eが形成
され、この複数個の貫通孔2eは、同一直線上に配設さ
れている。また、各第2側壁2dの端部には、第2側壁
2dと同一平面上に延設された複数個(例えば、2個)
の突出部2fがそれぞれ形成されている。
【0014】この各突出部2fは、第1底壁2aの貫通
孔2e内に挿入されて各突出部2fが貫通孔2e内に係
止されている。
【0015】内側枠体3は、一枚の段ボール紙から成
り、プレス加工によって形成されると共に、折り曲げら
れて形成され、矩形の第2底壁3aと、第2底壁3aの
ひとつの端部から折り曲げられて第2底壁3a上に積層
された矩形の第2蓋壁3bとを有している。
【0016】また、第2底壁3aには、貫通する複数個
(例えば、80個)の第1係合孔3cが所定の個所に形
成され、この各第1係合孔3cは、略三角形であって、
対向して配設された2個を一組として5行×8列である
ように配列されている。また、第2底壁3aの略中央部
には、貫通する矩形の複数個(例えば、2個)の貫通孔
3dが同一直線(列の方向)上に配設され、形成されて
いる。
【0017】また、第2蓋壁3bには、貫通する複数個
(例えば、80個)の第2係合孔3eが所定の個所に形
成され、この各第2係合孔3eは、多角形(例えば、略
五角形)であって、対向して配設された2個を一組とし
て5行×8列であるように配列されている。また、第2
蓋壁3bの略中央部には、貫通する矩形の複数個(例え
ば、2個)の貫通孔3fが同一直線(列の方向)上に配
設され、形成されている。
【0018】そして、この各第2係合孔3eと、各第1
係合孔3cとはそれぞれ対向する位置に配設され、第2
係合孔3eの大きさが、第1係合孔3cの大きさよりも
小さく形成されている。このことから、第2蓋壁3bの
一部分が第1係合孔3cの一部分を覆うように、第2蓋
壁3bを第2底壁3a上に積層している。
【0019】また、この状態のとき、第2底壁3aの各
貫通孔3dと、第2蓋壁3bの各貫通孔3fとはそれぞ
れ対向した位置に配設されている。
【0020】次に、前述の部品(電気部品)の包装箱の
組立について、図8、図9を用いて説明する。先ず、外
側枠体2を構成する第1底壁2aと、一対の第1側壁2
bと、一対の第1蓋壁2cと、一対の第2側壁2dとは
折り曲げられることなく、全体が略平板状に配設される
と共に、第1底壁2a上には内側枠体3の第2底壁3a
が積層・固着(例えば、接着材による接着)され、内側
枠体3の第2蓋壁3bが第2底壁3aに対して折り曲げ
られることなく、第2底壁3aと第2蓋壁3bとが略平
板状に配設されている。
【0021】この第1底壁2aへの第2底壁3aの固着
の際、貫通孔2eと、貫通孔3fとは対向した位置に配
設される。また、この固着によって、第2底壁3aの各
第1係合孔3cの一方の開放端部が第1底壁2aによっ
て塞がれた状態に配設される。
【0022】次に、各VTR音声録音再生用磁気ヘッド
1の保持基板1aを内側枠体3の第2底壁3aの各第1
係合孔3c内にそれぞれ載置する。次に、第2底壁3a
のひとつの端部から略平板状に配設された第2蓋壁3b
を折り曲げて第2底壁3a上を覆うように配設し、この
とき、第2蓋壁3bの各第2係合孔3e内にVTR音声
録音再生用磁気ヘッド1の本体部1bがそれぞれ挿通さ
れる。
【0023】このように各第2係合孔3e内に本体部1
bが挿通された後、第2蓋壁3bが第2底壁3a上に当
接されて配設される。この状態のとき、保持基板1aの
外周縁部を挟み込むように第2蓋壁3bの一部によって
確実に保持するように配設される。また、第2底壁3a
への第2蓋壁3bの当接の際、貫通孔3dと、貫通孔3
fとは対向した位置に配設される。これによって、第1
底壁2aの貫通孔2eと、第2底壁3aの貫通孔3d
と、第2蓋壁3bの貫通孔3fとは、あたかも、それぞ
れがひとつの貫通孔4(図4参照)であるように配設さ
れる。
【0024】次に、外側枠体2の第1底壁2aの両端部
からそれぞれ折り曲げて、第1底壁2aと直交する一対
の第1側壁2bをそれぞれ配設し、次に、各第1側壁2
bの端部からそれぞれ折り曲げて、各第1側壁2bと直
交する一対の第1蓋壁2cをそれぞれ配設し、次に、各
第1蓋壁2cの端部からそれぞれ折り曲げて、各第1蓋
壁2cと直交する一対の第2側壁2dをそれぞれ配設す
る。
【0025】そして、一対の第2側壁2dのそれぞれ2
個の突出部2fを第1底壁2aの各貫通孔2eと第2底
壁3aの各貫通孔3dと第2蓋壁3bの各貫通孔3fと
によって形成された各貫通孔4内(図4参照)に挿入す
る。この各貫通孔4内への各突出部2fの挿入は、いわ
ゆる圧入であって、各突出部2fが各貫通孔4内に係止
される。この状態のとき、第2側壁2dの端部が第2蓋
壁3bの上面に当接(図3参照)して配設される。これ
によって、第2蓋壁3bが第2底壁3a上に確実に当接
された状態で積層・配置されている。
【0026】また、このとき、外側枠体2の第1蓋壁2
cが各VTR音声録音再生用磁気ヘッド1の本体部1b
の上面側を覆うように配設される。このようにして、外
側枠体2によって内側枠体3とVTR音声録音再生用磁
気ヘッド1とを収納した包装箱(図2参照)が組み立て
られる。
【0027】図7に示すように、外箱5は、段ボール紙
から成り、折り曲げられて形成され、矩形の底壁5a
と、底壁5aの各外周端から前方に垂直に延設され、四
方を囲む側壁5bと、各側壁5bからそれぞれ延設され
た4枚の折り曲げ片から成る上壁5cとを有している。
また、底壁5aと側壁5bと上壁5cとによって収納部
5dが形成されている。
【0028】この外箱5の収納部5d内に、一方の対向
する側壁5bに対して前記外側枠体2の前記第1底壁2
a、及び/又は前記第1蓋壁2cがそれぞれ対向するよ
うに複数個積層された状態で収納・配設されている。即
ち、一方の対向する側壁5b内に第1底壁2a、及び/
又は第1蓋壁2cが一方の対向する側壁5bと平行に配
設されている。この平行に配設された第1底壁2a、及
び/又は第1蓋壁2cや、積層された第1側壁2b、及
び/又は第2側壁2dによって、外箱5の側方向、及び
上下方向からの耐衝撃性が一層向上する。
【0029】次に、部品(電気部品)の包装箱を外箱内
に収納した梱包箱の組立について図7を用いて説明す
る。先ず、外箱5の底壁5aと側壁5bと上壁5cとに
よって形成された収納部5d内に、開放された上壁5c
側から、外箱5の一方の対向する側壁5bに対して包装
箱を構成する外側枠体2の第1底壁2a、及び/又は第
1蓋壁2cがそれぞれ対向するように順次、複数個積層
された状態に収納する。
【0030】このようにして、複数個の部品の包装箱
が、この外箱5内に収納されると、外側枠体2の第1底
壁2a、及び/又は第1蓋壁2cが外箱5の一方の対向
する側壁5bとそれぞれ平行に配設された状態で収納さ
れる。次に、開放された4片(枚)の上壁5cを折り曲
げられることによって外箱5の上面側を覆うように蓋を
する。
【0031】次に、本発明の部品(電気部品)の包装箱
に係わる内部枠体の第2の実施の形態について、図面を
用いて説明する。図10は、本発明の部品(電気部品)
の包装箱に係わる内部枠体の第2の実施の形態を示す平
面図である。
【0032】図10に示すように、内側枠体6は、一枚
の段ボール紙から成り、プレス加工によって形成される
と共に、折り曲げられて形成され、矩形の第2底壁6a
と、第2底壁6aのひとつの端部から折り曲げられて第
2底壁6a上に積層された矩形の第2蓋壁6bとを有し
ている。
【0033】また、第2底壁6aには、貫通する複数個
(例えば、40個)の第1係合孔6cが所定の個所に形
成され、この各第1係合孔6cは、略矩形であって、5
行×8列であるように配列されている。また、第2底壁
6aの略中央部には、貫通する矩形の複数個(例えば、
2個)の貫通孔6dが同一直線(列の方向)上に配設さ
れ、形成されている。
【0034】また、第2蓋壁6bには、貫通する複数個
(例えば、10個)の第2係合孔6eが所定の個所に形
成され、この各第2係合孔6eは、矩形であって、5行
×2列であるように配列されている。また、第2蓋壁6
bの略中央部には、貫通する矩形の複数個(例えば、2
個)の貫通孔6fが同一直線(列の方向)上に配設さ
れ、形成されている。
【0035】そして、この各第2係合孔6eと、各第1
係合孔6cとはそれぞれ対向する位置に配設され、第2
係合孔6eの短手方向の長さ寸法:L1が、第1係合孔
6cの長手方向の長さ寸法:L2よりも小さく(L1<
L2)形成されている。このことから、第2蓋壁6bの
一部分が第1係合孔6cの一部分を覆うように、第2蓋
壁6bを第2底壁6a上に積層している。
【0036】また、ひとつの第2係合孔6eは、複数個
(例えば、4個)の第1係合孔6cと対向するように配
設されている。そして、この内側枠体6の第2底壁6a
は、前記外側枠体2(図1参照)の第1底壁2a上に例
えば、接着などの適宜手段にて固着されている。この固
着によって、第2底壁6aの各第1係合孔6cの一方の
開放端部が第1底壁2aによって塞がれた状態に配設さ
れる。
【0037】そして、この各第1係合孔6c内には、図
示していないが複数個(例えば、2個)の部品(電気部
品)の保持基板が並設されて配設され、各部品(電気部
品)の本体部が第2蓋壁6bのひとつの第2係合孔6e
内に挿通されて配設されている。そして、第2蓋壁6b
の一部が各部品(電気部品)の複数個の各保持基板の外
周縁部を挟み込むように配設して、複数個の各保持基板
を確実に保持している。
【0038】なお、上述の部品(電気部品)の実施の形
態として部品(電気部品)がビデオテープレコーダ(V
TR)音声録音再生用磁気ヘッドであるものについて説
明したが、部品は、これに限定されず、例えば、保持基
板上に保持されたキーボードスイッチなどの如く、保持
基板と該保持基板上に保持された本体部とを有する電気
部品であれば良く、更に、保持基板と該保持基板上に保
持された本体部とを有する機構(機械)部品などの部品
であれば良い。
【0039】また、上述の部品の包装箱の実施の形態と
しては、外側枠体の第1底壁の略中央部に貫通孔を形成
し、この貫通孔に一対の第2側壁の各突出部が前記貫通
孔内に挿入される構成について説明したが、これに限定
されず、外側枠体の第1底壁のひとつの端部から折り曲
げられたひとつの第1側壁、第1側壁のひとつの端部か
ら折り曲げられたひとつの第1蓋壁、第1蓋壁のひとつ
の端部から折り曲げられたひとつの第2側壁をそれぞれ
配設して、外側枠体によって内側枠体と部品とを収納し
た構成であっても良い。
【0040】また、上述の部品の包装箱の第1の実施の
形態としては、内側枠体の第2底壁の1個の第1係合孔
と、第2蓋壁の1個の第2係合孔とに、1個の電気部品
を配設したが、これに限定されず、互いに対向する1個
の第1係合孔と、1個の第2係合孔とに複数個の部品を
いっしょに並設して配設し、部品の収納効率を向上させ
るようにしても良いことは勿論である。
【0041】また、上述の部品の包装箱の実施の形態と
しては、第2底壁の1個の第1係合孔を略三角形状と
し、第2蓋壁の1個の第2係合孔を略五角形状とした
が、第1、第2係合孔の形状は、これに限定されず、部
品の形状に対応して適宜の形状とすることが出来る。
【0042】
【発明の効果】本発明の部品の包装箱は、保持基板と保
持基板上に保持された本体部とを有する部品を収納する
部品の包装箱であって、一枚の段ボール紙から成り、折
り曲げて形成された外側枠体と、一枚の段ボール紙から
成り、折り曲げて形成された内側枠体とを備え、外側枠
体は、第1底壁と、一対の第1、第2側壁と、第1蓋壁
とを有し、内側枠体は、第1係合孔を有する第2底壁
と、第2係合孔を有する第2蓋壁とを有し、外側枠体の
第1底壁上に内側枠体の第2底壁を固着して、第2底壁
の第1係合孔に部品の保持基板を挿入可能として、第2
蓋壁を第2底壁に対して折り曲げて、第2蓋壁の第2係
合孔内に部品の本体部を挿入可能として第2蓋壁を第2
底壁上に積層し、保持基板を第2蓋壁によって保持し、
第1底壁の端部から折り曲げられた第1側壁、第1側壁
の端部から折り曲げられた第1蓋壁、第1蓋壁の端部か
ら折り曲げられた第2側壁をそれぞれ配設して、外側枠
体によって内側枠体と部品とを収納できることによっ
て、保持基板を有する部品を、段ボール紙を折り曲げた
内側枠体と段ボール紙を折り曲げた外側枠体とによって
容易に収納でき、環境に優しい部品の包装箱を提供する
ことが出来る。
【0043】また、本発明の部品の包装箱は、部品が、
ビデオテープレコーダ音声録音再生用磁気ヘッドである
ことによって、ビデオテープレコーダ音声録音再生用磁
気ヘッドを容易に確実に包装できる包装箱を提供するこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品の包装箱の実施の形態を示す折り
曲げられる前の分解平面図である。
【図2】本発明の部品の包装箱の実施の形態を示す平面
図である。
【図3】図2の3−3線における断面図である。
【図4】図2の4−4線における断面図である。
【図5】本発明の部品の包装箱に係わる部品としてのビ
デオテープレコーダ音声録音再生用磁気ヘッドを示す正
面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】本発明の梱包箱の実施の形態を示す上蓋が折り
曲げられる前の斜視図である。
【図8】本発明の部品の包装箱を折り曲げて形成する方
法を説明する第1説明図である。
【図9】本発明の部品の包装箱を折り曲げて形成する方
法を説明する第2説明図である。
【図10】本発明の部品の包装箱に係わる内部枠体の第
2の実施の形態を示す平面図である
【符号の説明】
1 VTR音声録音再生用磁気ヘッド(部品) 1a 保持基板 1b 本体部 2 外側枠体 2a 第1底壁 2b 第1側壁 2c 第1蓋壁 2d 第2側壁 2e 貫通孔 2f 突出部 3 内側枠体 3a 第2底壁 3b 第2蓋壁 4 貫通孔 5 外箱 5d 収納部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 85/38 BSR B65D 85/38 BSR Fターム(参考) 3E060 AA03 AB01 BA01 BC02 BC04 CC14 CC18 CC19 CC34 CC52 CG23 DA30 EA17 3E066 AA03 AA44 BA05 CA04 FA13 JA01 KA08 NA42 3E085 AA05 AC07 AD02 AD06 3E096 AA09 BA08 CA03 CA11 CB03 CC01 DA03 DA04 DB07 DC01 EA01X FA09 FA40 GA11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保持基板と前記保持基板上に保持された本
    体部とを有する部品を収納する部品の包装箱であっ
    て、、 一枚の段ボール紙から成り、折り曲げて形成された外側
    枠体と、 一枚の段ボール紙から成り、折り曲げて形成された内側
    枠体とを備え、 前記外側枠体は、第1底壁と、対向する一対の第1、第
    2側壁と、第1蓋壁とを有し、 前記内側枠体は、複数個の第1係合孔を有する第2底壁
    と、複数個の第2係合孔を有する第2蓋壁とを有し、 前記外側枠体の前記第1底壁上に前記内側枠体の前記第
    2底壁を固着して、前記第2底壁の前記第1係合孔に前
    記部品の前記保持基板を挿入可能として、前記第2蓋壁
    を前記第2底壁に対して折り曲げて、前記第2蓋壁の前
    記第2係合孔内に前記部品の前記本体部を挿入可能とし
    て前記第2蓋壁を前記第2底壁上に積層し、前記保持基
    板を前記第2蓋壁によって保持し、 前記第1底壁の端部から折り曲げられた前記第1側壁、
    前記第1側壁の端部から折り曲げられた前記第1蓋壁、
    前記第1蓋壁の端部から折り曲げられた前記第2側壁を
    それぞれ配設して、前記外側枠体によって前記内側枠体
    と前記電気部品とを収納できることを特徴とする部品の
    包装箱。
  2. 【請求項2】積層された前記第1底壁と前記第2底壁と
    前記第2蓋壁とには、略中央部に貫通する少なくとも1
    個の貫通孔が形成され、 前記第1底壁の両端部からそれぞれ折り曲げられた一対
    の前記第1側壁、前記各第1側壁の端部からそれぞれ折
    り曲げられた一対の前記第1蓋壁、前記各第1蓋壁の端
    部からそれぞれ折り曲げられた一対の前記第2側壁をそ
    れぞれ配設し、前記第2側壁の端部には、少なくとも1
    個の突出部が形成され、 それぞれの前記突出部が前記貫通孔内に挿入され、前記
    第2側壁の端部が前記第2蓋壁の上面に当接したことを
    特徴とする請求項1記載の部品の包装箱。
  3. 【請求項3】前記第2底壁の1個の前記第1係合孔と、
    前記第2蓋壁の1個の前記第2係合孔とに、複数個の前
    記部品を配設したことを特徴とする請求項1、又は2記
    載の部品の包装箱。
  4. 【請求項4】前記部品が、ビデオテープレコーダ音声録
    音再生用磁気ヘッドであることを特徴とする請求項1、
    2、又は3のいずれかひとつに記載の部品の包装箱。
  5. 【請求項5】請求項1、乃至4記載の前記部品の前記包
    装箱が、前記包装箱の前記外側枠体の前記第1底壁、又
    は前記第1蓋壁がそれぞれ対向するように複数個積層さ
    れ、外箱内に収納したことを特徴とする梱包箱。
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