JP2003172351A - 一軸アクチュエータ - Google Patents

一軸アクチュエータ

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JP2003172351A JP2001372786A JP2001372786A JP2003172351A JP 2003172351 A JP2003172351 A JP 2003172351A JP 2001372786 A JP2001372786 A JP 2001372786A JP 2001372786 A JP2001372786 A JP 2001372786A JP 2003172351 A JP2003172351 A JP 2003172351A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑剤供給部材がリニアガイド部の案内レー
ルとボールねじ部のねじ軸との両方に対して適正に接触
していて、前記両部が十分に潤滑される一軸アクチュエ
ータを提供する。 【解決手段】 案内レール11の転動体転動溝11aに
潤滑剤を供給する案内レール用潤滑剤供給部材31と、
案内レール用潤滑剤供給部材31を付勢して転動体転動
溝11aに圧接する案内レール用付勢手段32と、ねじ
軸13の外周面に潤滑剤を供給するねじ軸用潤滑剤供給
部材41と、ねじ軸用潤滑剤供給部材41を付勢してね
じ軸13の外周面に圧接するねじ軸用付勢手段と、をス
ライダ12に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑剤供給部材を
備えた一軸アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】直動案内軸受とねじ式送り装置とを一体
化してなる一軸アクチュエータの潤滑構造としては、例
えば、特開平9−317839号公報に開示のものがあ
る。なお、本明細書においては、説明の便宜上、一軸ア
クチュエータの直動案内軸受の部分をリニアガイド部、
ねじ式送り装置の部分をボールねじ部と称する。上記公
報に記載の一軸アクチュエータにおいては、リニアガイ
ド部の潤滑を行う(すなわち、案内レールに潤滑剤を供
給する)潤滑剤供給部材とボールねじ部の潤滑を行う
(すなわち、ねじ軸に潤滑剤を供給する)潤滑剤供給部
材とが一体に形成されており、この潤滑剤供給部材は案
内レール及びねじ軸に弾性体の付勢力で押し付けられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リニア
ガイド部及びボールねじ部の潤滑を行う潤滑剤供給部材
を一体に形成すると、前記両部の構成部品の有する寸法
誤差等の累積により、リニアガイド部の案内レールとボ
ールねじ部のねじ軸との両方に対して潤滑剤供給部材を
適正に接触させることが困難となるおそれがあった。そ
うすると、リニアガイド部及びボールねじ部の両方を十
分に潤滑することができないおそれがあった。
【0004】また、この潤滑剤供給部材は案内レールの
内側面の転動体転動溝に嵌合して摺接する凸部を備えて
いるが、凸部の形状を転動体転動溝の断面形状と同じゴ
シックアーク状とした場合は、前記構成部品の寸法誤差
等に伴って潤滑剤供給部材が不適切な姿勢で取り付けら
れると、凸部と転動体転動溝とが適正に接触しないとい
う問題が生じるおそれがあった。そこで、本発明は、上
記のような従来の一軸アクチュエータが有する問題点を
解決し、潤滑剤供給部材がリニアガイド部の案内レール
とボールねじ部のねじ軸との両方に対して適正に接触し
ていて、前記両部が十分に潤滑される一軸アクチュエー
タを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成からなる。すなわち、本発
明に係る請求項1の一軸アクチュエータは、軸方向に延
びる転動体転動溝を相対する内側面に有する断面凹字状
の案内レールと、前記案内レールの内側に軸方向に対し
て平行に配設され螺旋状のねじ溝を外周面に有するねじ
軸と、前記案内レールの転動体転動溝に対向する転動体
転動溝を両側面に有し前記ねじ軸に螺合されたスライダ
と、対向する前記両転動体転動溝の間に転動自在に介在
された複数の転動体と、を備えていて、前記スライダが
前記転動体の転動を介して前記案内レールに沿って相対
移動可能とされた一軸アクチュエータにおいて、前記案
内レールの転動体転動溝に潤滑剤を供給する案内レール
用潤滑剤供給部材と、前記案内レール用潤滑剤供給部材
を付勢して前記案内レールの転動体転動溝に圧接する案
内レール用付勢手段と、前記ねじ軸の外周面に潤滑剤を
供給するねじ軸用潤滑剤供給部材と、前記ねじ軸用潤滑
剤供給部材を付勢して前記ねじ軸の外周面に圧接するね
じ軸用付勢手段と、を前記スライダに設けるとともに、
前記案内レール用潤滑剤供給部材と前記ねじ軸用潤滑剤
供給部材とを別体の部材としたことを特徴とする。
【0006】このように、案内レール用潤滑剤供給部材
とねじ軸用潤滑剤供給部材とを別体とし、それぞれを専
用の付勢手段により案内レールの転動体転動溝又はねじ
軸の外周面に圧接すれば、案内レールの転動体転動溝と
ねじ軸の外周面との両方に対して潤滑剤供給部材を適正
に接触させることが容易となるから、転動体の転動を介
して相対移動するスライダ及び案内レールで構成される
リニアガイド部とねじ軸及びスライダで構成されるボー
ルねじ部との両方の潤滑が、十分且つ安定的に行われ
る。
【0007】また、本発明に係る請求項2の一軸アクチ
ュエータは、請求項1に記載の一軸アクチュエータにお
いて、前記案内レール用潤滑剤供給部材は別体の第1潤
滑剤供給部材と第2潤滑剤供給部材とで構成されるとと
もに、前記第1潤滑剤供給部材及び前記第2潤滑剤供給
部材は1個の案内レール用付勢手段で付勢されていて、
前記第1潤滑剤供給部材が前記案内レールの一方の内側
面の転動体転動溝に圧接され、前記第2潤滑剤供給部材
が他方の内側面の転動体転動溝に圧接されていることを
特徴とする。
【0008】さらに、本発明に係る請求項3の一軸アク
チュエータは、請求項1又は請求項2に記載の一軸アク
チュエータにおいて、前記ねじ軸用潤滑剤供給部材は、
前記ねじ軸の外周面を囲うように配設された複数の潤滑
剤供給部材で構成されるとともに、各潤滑剤供給部材は
前記ねじ軸用付勢手段によって前記ねじ軸に向けて付勢
されていることを特徴とする。さらに、本発明に係る請
求項4の一軸アクチュエータは、請求項1〜3のいずれ
かに記載の一軸アクチュエータにおいて、前記案内レー
ル用付勢手段をばねとし、前記案内レール用潤滑剤供給
部材を付勢している前記ばねの形状は、前記スライダの
外形形状から突出しない形状であることを特徴とする。
【0009】さらに、本発明に係る請求項5の一軸アク
チュエータは、請求項1〜4のいずれかに記載の一軸ア
クチュエータにおいて、前記案内レール用潤滑剤供給部
材に前記案内レールの転動体転動溝に圧接される凸部を
設け、該凸部の形状を単一の円弧状としたことを特徴と
する。凸部の形状を、案内レールの転動体転動溝の断面
形状であるゴシックアーク状とは異なる単一の円弧状と
すれば、凸部と転動体転動溝とを適正に接触させること
が容易となるから、リニアガイド部の潤滑が十分に行わ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る一軸アクチュエータ
の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1
は、本発明の一実施形態である一軸アクチュエータの構
成を示す一部を破断して示した斜視図である。また、図
2は、図1の一軸アクチュエータを軸方向に垂直な面で
破断したときの断面図である。本実施形態の一軸アクチ
ュエータは、転動体15の転動を介して相対移動するス
ライダ12及び案内レール11で構成されるリニアガイ
ド部と、ねじ軸13及びスライダ12で構成されるボー
ルねじ部と、これらリニアガイド部及びボールねじ部に
潤滑剤を供給して一軸アクチュエータの潤滑を行う潤滑
剤供給装置25と、を備えている。以下に、その構成を
詳細に説明する。
【0011】軸方向に延びる案内レール11は断面が略
凹字状で、その内側の幅方向の中央部には、断面円弧状
の螺旋状のねじ溝13aを外周面に有するねじ軸13
が、軸方向に対して平行に配設されている。そして、こ
のねじ軸13は、案内レール11の軸方向両端に固定さ
れたサポートユニット17,17によって、正逆両方向
に回転可能に支持されている。また、案内レール11の
内側には直方体状のスライダ12が配されていて、多数
の転動体14を介してねじ軸13に螺合されている。す
なわち、ねじ軸13が挿通されているスライダ12の穴
の内周面には、断面円弧状の螺旋状のねじ溝12aが形
成され、ねじ軸13のねじ溝13aと対向しており、両
ねじ溝12a,13aで形成される断面ほぼ円形の螺旋
状の第一転動体転動路21内には、例えば鋼球からなる
多数の転動体14が転動自在に装填されている。なお、
スライダ12は、スライダ本体12Aと、その軸方向両
端部に着脱可能に取り付けられたエンドキャップ12
B,12Bと、で構成されている。
【0012】さらに、案内レール11の相対する内側面
には、軸方向に延びるゴシックアーク状(断面が中心の
異なる2つの同一円弧を組合せた略V字状)の転動体転
動溝11a,11aが備えられ、また、スライダ12の
両側面には、案内レール11の転動体転動溝11a,1
1aに対向する転動体転動溝12b,12bが備えられ
ており、案内レール11の転動体転動溝11aとスライ
ダ12の転動体転動溝12bとで第二転動体転動路2
2,22が形成されている。
【0013】さらにまた、スライダ12の内部には、第
二転動体転動路22と平行をなして軸方向に貫通する断
面円形の貫通孔からなる転動体戻し路23,23がそれ
ぞれ形成されている。さらに、スライダ12の軸方向両
端に備えられたエンドキャップ12B,12Bには、第
二転動体転動路22とこれに対応する転動体戻し路23
とを連通させる図示されない湾曲路が形成されており、
これら第二転動体転動路22と転動体戻し路23と両端
の前記湾曲路とで、転動体の循環路が形成されている。
この転動体の循環路内には、例えば鋼球からなる多数の
転動体15が転動自在に装填されている。
【0014】ねじ軸13を回転させると、これに螺合す
るスライダ12は、第二転動体転動路22内の転動体1
5の転動を介して軸方向に滑らかに移動する。この移動
時には、第二転動体転動路22内の転動体15は前記循
環路内を転動しつつ無限循環する。このような一軸アク
チュエータのスライダ12の軸方向両端部(エンドキャ
ップ12Bのさらに外側)には、前記リニアガイド部と
前記ボールねじ部とに潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置
25が取り付けられ、さらにその外側にはスライダ12
と案内レール11との間に形成される隙間の開口を密封
するシール装置26が取り付けられている。なお、シー
ル装置26の構成は特に限定されるものではないが、例
えば、弾性変形可能なゴム製部材と、エンドキャップ1
2Bの外形に合わせた略コ字状の金属板からなる芯金
と、を接着等により一体化したもの等が使用できる。
【0015】次に、潤滑剤供給装置25について詳細に
説明する。図3は、潤滑剤供給装置25の構成を説明す
る図であり、図3の(a)はシール装置26の図示を省
略して示した一軸アクチュエータの正面図、図3の
(b)はシール装置26の図示を省略して示したスライ
ダ12部分のみの部分斜視図である。また、図4は、潤
滑剤供給装置25及びシール装置26の図示を省略して
エンドキャップ12Bの端面を図示した一軸アクチュエ
ータの正面図である。
【0016】潤滑剤供給装置25は、案内レール11の
転動体転動溝11aに潤滑剤を供給する案内レール用潤
滑剤供給部材31と、案内レール用潤滑剤供給部材31
を付勢して案内レール11の転動体転動溝11aに圧接
する案内レール用付勢手段32と、ねじ軸13の外周面
に潤滑剤を供給するねじ軸用潤滑剤供給部材41と、ね
じ軸用潤滑剤供給部材41を付勢してねじ軸13の外周
面に圧接するねじ軸用付勢手段(図3には図示されな
い)と、で構成されている。
【0017】ねじ軸用潤滑剤供給部材41は、2個の半
円筒形潤滑剤供給部材51,51(詳細な構造は、図5
の(a)及び(b)の拡大図を参照)で構成されてい
て、半円筒形潤滑剤供給部材51の内面51aがねじ軸
13の外周面をほぼ覆うように、エンドキャップ12B
の端面の中央部に設けられた円形穴19に挿入されてい
る。そして、半円筒形潤滑剤供給部材51の周りに取り
付けられた前記ねじ軸用付勢手段により、半円筒形潤滑
剤供給部材51はねじ軸13に向けて付勢されていて、
半円筒形潤滑剤供給部材51の内面51aがねじ軸13
の外周面に圧接されている。
【0018】図5に示すように、半円筒形潤滑剤供給部
材51の外面51bには凹部53が設けられていて、半
円筒形潤滑剤供給部材51を円形穴19に挿入する際に
は、円形穴19の内面に設けられた突起19aを凹部5
3にはめ合わせて装着してあるので、ねじ軸13の回転
によって半円筒形潤滑剤供給部材51がねじ軸13の周
りを回転することが防止される。なお、本実施形態にお
いては、ねじ軸用潤滑剤供給部材41は2個の部材で構
成されていたが、ねじ軸13の外周面を覆うように装着
されるならば、3個以上の部材で構成しても差し支えな
い。
【0019】前記ねじ軸用付勢手段の構成は、半円筒形
潤滑剤供給部材51をねじ軸13に向けて付勢すること
ができるならば特に限定されるものではないが、例え
ば、図6に示すようなガータースプリング61が好適に
用いられる。すなわち、ガータースプリング61の両端
を連結して環状とし、2個の半円筒形潤滑剤供給部材5
1,51で形成される略円筒形のねじ軸用潤滑剤供給部
材41の外周を囲うように取り付ければ、ガータースプ
リング61の弾性力によって、ねじ軸13の外周面に向
いた付勢力をねじ軸用潤滑剤供給部材41に付与するこ
とができる。
【0020】ガータースプリング61を取り付ける際に
は、半円筒形潤滑剤供給部材51の外面51bに半環状
の(外面51bの円弧に沿った)溝54を設け、この溝
54にガータースプリング61をはめ込むことが好まし
い。そうすれば、ガータースプリング61の装着位置が
ずれて付勢力が変化したり、ガータースプリング61が
ねじ軸用潤滑剤供給部材41から外れたりすることを防
止できる。半円筒形潤滑剤供給部材51は、例えば、低
分子量ポリエチレン(三菱油化株式会社製PZ50U)
16質量%及び超高分子量ポリエチレン(三井化学株式
会社ミペロンXM220)9質量%からなる樹脂に、潤
滑剤であるパラフィン系鉱油(日本石油株式会社製FB
KRO100)75質量%を含有させた樹脂組成物を、
射出成形したもの等が好適である。
【0021】半円筒形潤滑剤供給部材51がねじ軸13
の外周面に圧接されると、半円筒形潤滑剤供給部材51
に含有される潤滑剤が徐々にしみ出し、接触しているね
じ軸13の外周面に自動的且つ継続的に供給されて、ボ
ールねじ部の潤滑が行われる。そのため、外部からグリ
ースや潤滑油を供給しなくても、長期間にわたって安定
した潤滑が自動的に行われる。潤滑剤のしみ出しに伴っ
て半円筒形潤滑剤供給部材51自体は徐々に収縮する
が、前記ねじ軸用付勢手段によってねじ軸13に向けて
付勢されているから、ねじ軸13の外周面への圧接は確
実に維持される。なお、半円筒形潤滑剤供給部材51の
内面51aは、ねじ軸13のねじ溝13aにも接触させ
て差し支えない。
【0022】一方、案内レール用潤滑剤供給部材31
は、図3に示すように、別体の第1潤滑剤供給部材31
Aと第2潤滑剤供給部材31Bとで構成されていて、エ
ンドキャップ12Bの端面に固定された取付板34を介
してエンドキャップ12Bに取り付けられている。な
お、第1潤滑剤供給部材31A及び第2潤滑剤供給部材
31Bは、半円筒形潤滑剤供給部材51と同じ樹脂組成
物を射出成形したものである。
【0023】取付板34の固定,位置決め方法は特に限
定されるものではなく、ねじ止め,接着等の慣用の固着
手段を用いることができるが、エンドキャップ12Bの
端面の肉ヌスミ部の形状を利用して固定,位置決めする
ことも可能である。すなわち、取付板34のエンドキャ
ップ12Bの端面に対向する面に、肉ヌスミ部(凹部)
の形状に対応する凸部を設ければ、該凸部を肉ヌスミ部
にはめ込んで固定することができる。
【0024】また、第1潤滑剤供給部材31A及び第2
潤滑剤供給部材31Bの取付板34への取付方法も特に
限定されるものではないが、図3に示すように、一方に
凸部、他方に該凸部の形状に対応する凹部を設け、凸部
を凹部にはめ込んで取り付けることができる。図3の例
では、取付板34に円形の凸部34aを設け、第1潤滑
剤供給部材31A及び第2潤滑剤供給部材31Bに円形
の凹部31aを設けてある。
【0025】ここで、第1潤滑剤供給部材31A及び第
2潤滑剤供給部材31Bの形状について説明する。両滑
剤供給部材31A,31Bは取付板34よりも厚さが薄
い平板状で、取付板34に固定するための前述の凹部3
1aと、案内レール用付勢手段32と接触する付勢力作
用部31bと、案内レール11の転動体転動溝11aに
嵌合して摺接する凸部31cと、を有している。そし
て、付勢力作用部31bは、凸部31cとは反対側、す
なわち案内レール11の幅方向中央部に向くように設け
られている。
【0026】また、案内レール用付勢手段32は第1潤
滑剤供給部材31A及び第2潤滑剤供給部材31Bの間
に介在され、付勢力作用部31bにおいて両潤滑剤供給
部材31A,31Bと接している。そして、第1潤滑剤
供給部材31A及び第2潤滑剤供給部材31Bをそれぞ
れが対向する転動体転動溝11aに向けて付勢して、各
凸部31cを対向する転動体転動溝11aに圧接してい
る。案内レール用付勢手段32の構成は、両潤滑剤供給
部材31A,31Bを案内レール11の転動体転動溝1
1aに向けて付勢することができるならば特に限定され
るものではないが、例えば、図7に示すような断面略コ
字状に形成した板ばね35が好適に用いられる。板ばね
35の両端部35aを切欠き状の付勢力作用部31bに
挿入して取り付ければ、板ばね35の弾性力によって、
転動体転動溝11aに向いた付勢力を両潤滑剤供給部材
31A,31Bに付与することができる。
【0027】なお、板ばね35は、装着されていない状
態では図7に示すように底板部35bが湾曲している
が、装着時には底板部35bが平坦状となるようなって
いるので、スライダ12の外形形状から板ばね35の一
部が突出して問題を生じることはない。第1潤滑剤供給
部材31A及び第2潤滑剤供給部材31Bの凸部31c
が転動体転動溝11aに圧接されると、第1潤滑剤供給
部材31A及び第2潤滑剤供給部材31Bに含有される
潤滑剤が徐々にしみ出し、案内レール11の転動体転動
溝11aに自動的且つ継続的に供給されて、リニアガイ
ド部の潤滑が行われる。そのため、外部からグリースや
潤滑油を供給しなくても、長期間にわたって安定した潤
滑が自動的に行われる。潤滑剤のしみ出しに伴って両潤
滑剤供給部材31A,31B自体は徐々に収縮するが、
案内レール用付勢手段32によって転動体転動溝11a
に向けて付勢されているから、転動体転動溝11aへの
圧接は確実に維持される。
【0028】なお、両潤滑剤供給部材31A,31Bと
取付板34とを、前述のように円形の凸部34aと凹部
31aとをはめ込んで固定したので、両潤滑剤供給部材
31A,31Bはこの固定部分を中心に回転可能となっ
ている。そうすると、付勢力が付与された際には、てこ
の原理によって両潤滑剤供給部材31A,31Bが前記
固定部分を中心に回転して、凸部31cが案内レール1
1の転動体転動溝11aに好適に圧接される。
【0029】また、凸部31cの形状は、図8の(a)
に示すような単一の円弧状とすることが好ましく、そう
すれば、リニアガイド部の潤滑が十分に行われる。その
理由を以下に説明する。両潤滑剤供給部材31A,31
Bは、一軸アクチュエータを構成する各部品の寸法誤差
の累積により、不適切な姿勢で取り付けられるおそれが
ある(例えば、傾斜して取り付けられる)。そのような
場合に、凸部31cの形状が転動体転動溝11aの断面
形状と同じゴシックアーク状であると、図8の(b)に
示すように、凸部31cが転動体転動溝11aに適正に
接触しない場合がある。つまり、図8の(b)において
は、転動体転動溝11aの一方の肩のみに接触してお
り、○印で示した機能上接触する必要がある部分(転動
体15と接触する部分)には接触していない。
【0030】しかしながら、凸部31cの形状が単一の
円弧状であれば、両潤滑剤供給部材31A,31Bが不
適切な姿勢で取り付けられたとしても、図8の(a)に
示すように、凸部31cと転動体転動溝11aとが○印
で示した機能上接触する必要がある部分において適正に
接触する。以上説明したように、本実施形態の一軸アク
チュエータは、案内レール用潤滑剤供給部材31とねじ
軸用潤滑剤供給部材41とを別体とし、それぞれを専用
の付勢手段により案内レール11の転動体転動溝11a
又はねじ軸13の外周面に圧接したので、案内レール1
1の転動体転動溝11aとねじ軸13の外周面との両方
に対して両潤滑剤供給部材31,41を適正に接触させ
ることが容易となって、リニアガイド部とボールねじ部
との両方の潤滑が十分且つ安定的に行われる。また、上
記のような潤滑構造は簡易な構成であるので、優れた潤
滑性能を有する一軸アクチュエータを安価に製造するこ
とができる。
【0031】なお、本実施形態は本発明の一例を示した
ものであって、本発明は本実施形態に限定されるもので
はない。例えば、案内レール用潤滑剤供給部材31やね
じ軸用潤滑剤供給部材41の形状は上記のものに限定さ
れるものではなく、本発明の目的が達成されるものであ
ればどのような形状でもよい。また、半円筒形潤滑剤供
給部材51,第1潤滑剤供給部材31A,及び第2潤滑
剤供給部材31Bは、前述のような樹脂組成物に限ら
ず、潤滑剤を含有するゴム,樹脂,又は多孔質体を成形
することにより構成することができる。
【0032】以下に、本発明において使用可能な潤滑剤
を含有するゴム又は樹脂について詳細に説明する。潤滑
剤を含有するゴム又は樹脂としては、ポリエチレン,ポ
リプロピレン,ポリブチレン,ポリメチルペンテン等の
基本的に同じ化学構造を有するポリオレフィン系のゴム
又は樹脂の群から選定したゴム又は樹脂に、潤滑剤とし
てポリα−オレフィン油のようなパラフィン系炭化水素
油、ナフテン系炭化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニ
ルエーテル油のようなエーテル油、フタル酸エステル,
トリメリット酸エステルのようなエステル油等の何れか
を混合して加熱溶融した後、所定の型に注入して加圧し
ながら冷却固化させて成形したものが好ましい。なお、
酸化防止剤,錆止め剤,摩耗防止剤,あわ消し剤,極圧
剤等の各種の添加剤を、予め加えてもよい。
【0033】上記の潤滑剤を含有するゴム又は樹脂の組
成比は、全質量に対してポリオレフィン系のゴム又は樹
脂20〜90質量%、潤滑剤80〜10質量%とするこ
とが好ましい。ポリオレフィン系のゴム又は樹脂が20
質量%未満の場合は、シールとして必要な硬さ,強度等
が得られない。また、ポリオレフィン系のゴム又は樹脂
が90質量%を超える場合(潤滑剤が10質量%未満の
場合)は、潤滑剤の供給量が少なくなり、一軸アクチュ
エータに潤滑不良が生じるおそれがある。
【0034】上記のゴム又は樹脂は、基本構造は同じで
あるがその平均分子量が異なっており、1×103 〜5
×106 の範囲のものを用いることができる。その中
で、平均分子量1×103 〜1×106 という比較的低
分子量のものと、1×106 〜5×106 という超高分
子量のものとを、単独又は必要に応じて混合して用いる
ことが好ましい。潤滑剤を含有するゴム又は樹脂の機械
的強度を向上させるため、上述のポリオレフィン系のゴ
ム又は樹脂に、以下のような熱可塑性樹脂や熱硬化性樹
脂を添加してもよい。
【0035】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド樹脂,
ポリカーボネート樹脂,ポリブチレンテレフタレート樹
脂,ポリフェニレンサルファイド樹脂,ポリエーテルス
ルホン樹脂,ポリエーテルエーテルケトン樹脂,ポリア
ミドイミド樹脂,ポリスチレン樹脂,ABS樹脂等があ
げられる。また、熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエ
ステル樹脂,尿素樹脂,メラミン樹脂,フェノール樹
脂,ポリイミド樹脂,エポキシ樹脂等があげられる。
【0036】これらの樹脂は、単独又は2種以上混合し
て用いることができる。さらに、ポリオレフィン系のゴ
ム又は樹脂とそれ以外の樹脂とを、より均一な状態で分
散させるために、必要に応じて適当な相溶化剤を加えて
もよい。このような潤滑剤を含有するゴム又は樹脂の成
形には、射出成形法を用いることが好ましい。さらに、
本実施形態においては、案内レール11の転動体転動溝
11aは片側1条であったが、片側2条以上の一軸アク
チュエータに対しても本発明を適用できることは勿論で
ある。
【0037】さらに、本実施形態においては、リニアガ
イド部の転動体がボールの場合を説明したが、転動体が
ころの場合でも本発明を適用できる。また、スライダ1
2を駆動するねじ式送り装置としてボールねじ機構を採
用したが、ボールを介在させないねじ式送り装置を採用
することも可能である。さらに、潤滑剤供給装置25は
スライダ12の軸方向両端部に取り付けてあるものを説
明したが、必ずしも両端に取り付ける必要はなく、一軸
アクチュエータの使用態様に応じてスライダ12の一方
の端部のみに取り付けてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明の一軸アクチュエ
ータは、案内レール用潤滑剤供給部材とねじ軸用潤滑剤
供給部材とを別体とし、それぞれを専用の付勢手段によ
り案内レールの転動体転動溝又はねじ軸の外周面に圧接
したので、案内レールの転動体転動溝とねじ軸の外周面
との両方に対して潤滑剤供給部材を適正に接触させるこ
とが容易となって、リニアガイド部とボールねじ部との
両方の潤滑が十分且つ安定的に行われる。
【0039】特に、請求項5の一軸アクチュエータは、
案内レール用潤滑剤供給部材に設けられた転動体転動溝
に圧接される凸部の形状を単一の円弧状としたので、凸
部と転動体転動溝とを適正に接触させることが容易とな
って、リニアガイド部の潤滑が十分に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である一軸アクチュエータ
の構成を示す一部を破断して示した斜視図である。
【図2】図1の一軸アクチュエータの断面図である。
【図3】図1の一軸アクチュエータに備えられた潤滑剤
供給装置の構成を説明する図である。
【図4】エンドキャップの端面を説明するため潤滑剤供
給装置及びシール装置を省略して示した図1の一軸アク
チュエータの正面図である。
【図5】半円筒形潤滑剤供給部材の構造を説明する拡大
図である。
【図6】ガータースプリングを示す拡大図である。
【図7】装着されていない状態の板ばねの形状を示す拡
大図である。
【図8】案内レールの転動体転動溝に圧接される凸部の
形状、及び凸部と転動体転動溝との接触状態を説明する
部分拡大図である。
【符号の説明】
11 案内レール 11a 転動体転動溝 12 スライダ 13 ねじ軸 13a ねじ溝 15 転動体 25 潤滑剤供給装置 31 案内レール用潤滑剤供給部材 31A 第1潤滑剤供給部材 31B 第2潤滑剤供給部材 31c 凸部 32 案内レール用付勢手段 35 板ばね 41 ねじ軸用潤滑剤供給部材 51 半円筒形潤滑剤供給部材 61 ガータースプリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に延びる転動体転動溝を相対する
    内側面に有する断面凹字状の案内レールと、前記案内レ
    ールの内側に軸方向に対して平行に配設され螺旋状のね
    じ溝を外周面に有するねじ軸と、前記案内レールの転動
    体転動溝に対向する転動体転動溝を両側面に有し前記ね
    じ軸に螺合されたスライダと、対向する前記両転動体転
    動溝の間に転動自在に介在された複数の転動体と、を備
    えていて、前記スライダが前記転動体の転動を介して前
    記案内レールに沿って相対移動可能とされた一軸アクチ
    ュエータにおいて、 前記案内レールの転動体転動溝に潤滑剤を供給する案内
    レール用潤滑剤供給部材と、前記案内レール用潤滑剤供
    給部材を付勢して前記案内レールの転動体転動溝に圧接
    する案内レール用付勢手段と、前記ねじ軸の外周面に潤
    滑剤を供給するねじ軸用潤滑剤供給部材と、前記ねじ軸
    用潤滑剤供給部材を付勢して前記ねじ軸の外周面に圧接
    するねじ軸用付勢手段と、を前記スライダに設けるとと
    もに、 前記案内レール用潤滑剤供給部材と前記ねじ軸用潤滑剤
    供給部材とを別体の部材としたことを特徴とする一軸ア
    クチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記案内レール用潤滑剤供給部材は別体
    の第1潤滑剤供給部材と第2潤滑剤供給部材とで構成さ
    れるとともに、前記第1潤滑剤供給部材及び前記第2潤
    滑剤供給部材は1個の案内レール用付勢手段で付勢され
    ていて、前記第1潤滑剤供給部材が前記案内レールの一
    方の内側面の転動体転動溝に圧接され、前記第2潤滑剤
    供給部材が他方の内側面の転動体転動溝に圧接されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の一軸アクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ねじ軸用潤滑剤供給部材は、前記ね
    じ軸の外周面を囲うように配設された複数の潤滑剤供給
    部材で構成されるとともに、各潤滑剤供給部材は前記ね
    じ軸用付勢手段によって前記ねじ軸に向けて付勢されて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の一
    軸アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記案内レール用付勢手段をばねとし、
    前記案内レール用潤滑剤供給部材を付勢している前記ば
    ねの形状は、前記スライダの外形形状から突出しない形
    状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の一軸アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記案内レール用潤滑剤供給部材に前記
    案内レールの転動体転動溝に圧接される凸部を設け、該
    凸部の形状を単一の円弧状としたことを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載の一軸アクチュエータ。
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