JP2003134313A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2003134313A
JP2003134313A JP2001328874A JP2001328874A JP2003134313A JP 2003134313 A JP2003134313 A JP 2003134313A JP 2001328874 A JP2001328874 A JP 2001328874A JP 2001328874 A JP2001328874 A JP 2001328874A JP 2003134313 A JP2003134313 A JP 2003134313A
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JP2001328874A
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English (en)
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Satoshi Morimoto
智 森本
Kazumi Irie
一視 入江
Mitsuharu Yoshimoto
光晴 芳本
Makoto Higuchi
誠 樋口
Takeshi Kishimoto
健 岸本
Naoya Okamura
尚哉 岡村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラーモードと白黒モードを切り替えるモード
切替手段を具備してなる画像読取装置において,カラー
モードでの高画質化と,白黒モードでの高速化を両立す
る画像読取装置を提供すること。 【解決手段】原稿をカラー画像として読み取るカラーモ
ードと読み取り原稿を白黒画像として読み取る白黒モー
ドを切り替えるモード切替手段を具備してなる画像読取
装置において,上記モード切替手段によって切り替える
モードに応じて,原稿の読取速度を切り替える速度切替
手段を具備してなることを特徴とする画像読取装置とし
て構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,カラーモードと白
黒モードとを切り替えるモード切替手段を具備してなる
画像読取装置に係り,特に上記モード切替に応じて,読
み取り原稿の読取速度を切り替える画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】読み取り原稿の画素情報をデジタルデー
タに変換し,コンピュータ等に出力する装置として,ス
キャナ等の画像読取装置が広く用いられている。ここ
で,上記画像読取装置には,読み取り原稿を白黒画像デ
ータとして読み取る白黒モードと,読み取り原稿をカラ
ー画像データとして読み取るカラーモードと,上記カラ
ーモードと上記白黒モードとを切り替えるモード切替手
段とを具備してなるものが開発されている。これによ
り,ユーザは,上記モード切替手段によるモードの切り
替えに応じて,読み取り原稿から白黒画像データ,或い
はカラー画像データを取得することが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来公
知の画像読取装置においては,上記モード切替手段によ
るモードの切り替えに拘わらず,読み取り速度が一定で
ある。このため,カラーモードに対して望まれる取り込
みデータの高画質化を実現するために読み取り速度を遅
く設定すると,白黒モードに対して望まれる高速化を阻
害する。逆も同様であり,白黒モードに対して望まれる
高速化を実現するために読取速度を早く設定すると,カ
ラーモードで取得される画像データが低画質なものとな
る。そこで,本発明は上記課題に鑑みて成されたもので
あり,その目的とするところは,カラーモードと白黒モ
ードを切り替えるモード切替手段を具備してなる画像読
取装置において,カラーモードでの高画質化と,白黒モ
ードでの高速化を両立する画像読取装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,原稿をカラー画像として読み取るカラーモ
ードと読み取り原稿を白黒画像として読み取る白黒モー
ドを切り替えるモード切替手段を具備してなる画像読取
装置において,上記モード切替手段によって切り替える
モードに応じて,原稿の読取速度を切り替える速度切替
手段を具備してなることを特徴とする画像読取装置とし
て構成されている。このように構成することによって,
カラーモード,及び白黒モードの各モードに応じた最適
な読み取り速度での画像の読み取りが可能となり,カラ
ーモードでの高画質化と,白黒モードでの高速化を両立
できる。
【0005】また,上記読み取り原稿の原稿面を照明す
ると共に,該原稿面より反射された反射光を光電変換す
る光電変換手段と,該光電変換手段によって得られる電
気信号を所定のオフセット,及びゲインに応じて増幅す
る増幅手段とを更に具備してなる画像読取装置であっ
て,上記モード切替手段によるモードの切り替えに応じ
て,上記増幅手段のオフセット,及びゲインの設定値を
再設定しても良い。ここで,原稿の読取速度が切り替わ
ると,上記光電変換手段において原稿からの反射光を光
電変換し,電荷を蓄積する時間が変化するために,該光
電変換手段で得られる電気信号の出力信号レンジが変化
する。このため,上記モード切替手段によるモードの切
り替えに応じて,上記増幅手段のオフセット,及びゲイ
ンの設定値を再設定することによって,上記モード切替
手段によるモードの切り替えに拘わらず,上記増幅手段
で得られる電気信号の出力信号レンジを合わせることが
可能となり,上記増幅手段下流における信号処理の利便
に優れる。
【0006】また,上記読み取り原稿の原稿面を照明す
ると共に,該原稿面より反射された反射光を光電変換す
る光電変換手段と,該光電変換手段によって得られる電
気信号を所定のオフセット,及びゲインに応じて増幅す
る増幅手段と,該増幅手段によって得られる電気信号を
デジタルデータに変換するA/D変換手段と,該A/D
変換手段によって得られるデジタルデータを補正テーブ
ルに応じて補正するシェーディング補正手段とを更に具
備してなる画像読取装置であって,上記モード切替手段
によるモードの切り替えに応じて,上記シェーディング
補正手段の補正テーブルを再設定しても良い。ここで,
上述同様に,原稿の読取速度を切り替えると,上記光電
変換手段で得られる電気信号の出力信号レンジが変化す
る。即ち,該電気信号のデジタル変換後に上記シェーデ
ィング補正手段に入力されるデジタルデータが変化す
る。このため,上記モード切替手段によるモードの切り
替えに応じて,シェーディング補正手段の上記補正テー
ブルを再設定することによって,上記モード切替手段に
よるモードの切り替えに拘わらず,各モード毎に最適な
補正処理を行うことが可能となる。
【0007】また,上記オフセット,及びゲイン,或い
は上記補正テーブルを再設定する際,予め記憶されてい
る設定値,或いは補正テーブルを用いても良い。このよ
うに構成することによって,上記モード切替手段による
モードの切り替えを行う度にプリスキャンを実施し,上
記設定値,或いは上記補正テーブルを再設定する場合に
較べて,著しく処理速度が向上し,操作性が向上する。
【0008】また,上記モード切替手段によるモードの
切り替えに応じて,上記増幅手段のオフセット,及びゲ
インを切り替える前後で,上記A/D変換手段における
ダイナミックレンジが不変であっても良い。このように
構成することによって,上記モード切替手段によるモー
ドの切り替えに拘わらず,上記A/D変換手段の下流に
設けられてなる上記シェーディング補正手段において補
正の基準とするデータを同一とすることが可能となる。
このため,予め記憶されるべき上記補正テーブルが,カ
ラーモード,及び白黒モード共通となるため,上記補正
テーブルのためのメモリが省略可能となり,コスト面に
優れる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照しながら,本
発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の
理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本
発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を
限定する性格のものではない。ここに,図1は本発明の
第1の実施の形態に係る画像読取装置の動作を示す図,
図2は本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置の
動作を示す図,図3は本発明の第3の実施の形態に係る
画像読取装置の動作を示す図,図4は本発明の第4の実
施の形態に係る画像読取装置の動作を示す図である。
【0010】図1を用いて,本発明の実施の形態に係る
画像読取装置Aの概略構成の一例を説明する。原稿1か
ら画像データと読み取る画像読取装置Aは,光源部2
と,イメージセンサ3と,増幅手段4と,A/D変換手
段5と,シェーディング補正手段6と,操作部7と,制
御部8とを具備して概略構成されている。ここで,原稿
1は,画像の読み取りに先立って,原稿面が光源部2,
或いはイメージセンサ3に対向するように,不図示の原
稿台上に載置され,光源部2からの照射される照明光に
より照明されるものとする。また,光電変換手段である
イメージセンサ3は,CCD等の電荷蓄積型のセンサ素
子を,主走査方向にライン状に多数並べたデバイスであ
って,原稿1からの反射光を光電変換することによって
電荷として蓄積し,クロック発生部9からの駆動クロッ
ク毎に電気信号として増幅手段4に順次出力する機能を
有する。また,増幅手段4は,入力された電気信号を所
定のオフセット,及びゲインに応じて増幅した後,A/
D変換手段5に出力する。また,A/D変換手段5は,
入力された電気信号をA/D変換し,量子化したデジタ
ルデータをシェーディング補正手段6に入力する。ま
た,シェーディング補正手段6は,入力されたデジタル
データを所定の補正テーブルに応じて補正し,上記イメ
ージセンサ3の上記センサ素子間の感度ばらつき,或い
は原稿面の照度むらを補正した後,画像データとして出
力する。また,モード切替手段である操作部7は,原稿
をカラー画像として読み取るカラーモードと,読み取り
原稿を白黒画像として読み取る白黒モードとを,切り替
えると共に,各種設定を操作,入力する機能を有する。
また,制御部8は,クロック発生部9と,不図示のMP
U,記憶装置,及びその周辺機器を具備して構成され,
該記憶装置に記憶されている制御プログラムに従って,
上記操作部7によって設定されたモードに応じて,前記
クロック発生部9からの駆動クロックを切り替える速度
切り替え機能を有すると同時に,読み取り速度に合わせ
た上記各部の制御機能を有する。上記制御部8は,更
に,上記増幅手段4のオフセット,及びゲインの設定
値,及び上記シェーディング補正手段6の補正テーブル
の記憶し,読み出す機能を有する。
【0011】次に,図1に示す本発明の第1の実施の形
態に係る画像読取装置Aの動作を説明して,本発明の理
解に供する。上記したように該画像読取装置Aは,上記
操作部7によってユーザが設定したモードの切り替えに
応じて,制御部8に記憶されているイメージセンサ3の
駆動クロックをカラーモード駆動クロックと,白黒モー
ド駆動クロックとの間で任意に切り替え切り替え可能で
ある。これにより,カラーモード,及び白黒モードの各
モードに応じた最適な読み取り速度での画像の読み取り
が可能となり,カラーモードでの高画質化と,白黒モー
ドでの高速化を両立できる。
【0012】次に,図2に示す本発明の第2の実施の形
態に係る画像読取装置Bの動作を説明する。該画像読取
装置Bは,上記操作部7によってユーザが設定したモー
ドの切り替えに応じて,制御部8に記憶されているイメ
ージセンサ3の駆動クロックをカラーモード駆動クロッ
クと,白黒モード駆動クロックとの間で任意に切り替え
ると共に,モードの切り替えがなされた際,或いは原稿
の読み取り前に実施されるプリスキャン時に上記増幅手
段4のオフセット,及びゲインの設定値,及びシェーデ
ィング補正手段6の補正テーブルの再設定を実施する。
ここで,イメージセンサ3の駆動クロックが切り替わる
と,原稿1からの反射光を,イメージセンサ3で光電変
換し,電荷を蓄積する時間が変化し,該イメージセンサ
3で得られる電気信号の出力信号レンジが変化する。こ
のため,該画像読取装置Bは,上記操作部7によるモー
ドの切り替えがなされた際に,上記増幅手段4の上記オ
フセット,及びゲインの設定値が設定し直されるので,
上記操作部7によるモードの切り替えに拘わらず,上記
増幅手段4で得られる電気信号の出力信号レンジを合わ
せることが可能となり,上記増幅手段4下流における信
号処理の利便に優れる。また,シェーディング補正手段
6についても同様であり,イメージセンサ3の駆動クロ
ックが切り替わると,該イメージセンサ3で得られる電
気信号の出力信号レンジが変化する。即ち,該電気信号
のデジタル変換後に上記シェーディング補正手段6に入
力されるデジタルデータが変化する。このため,該画像
読取装置Bは,上記操作部7によるモードの切り替えが
なされた際に,各モード毎に最適な上記補正テーブルを
用いることが可能となり,上記操作部7によるモードの
切り替えに拘わらず,解像度の高い画像データを取得す
ることが可能となる。
【0013】次に,図3に示す本発明の第3の実施の形
態に係る画像読取装置Cの動作を説明する。該画像読取
装置Cでは,上記操作部7によってユーザが設定したモ
ードの切り替えに応じて,制御部8に記憶されているイ
メージセンサ3の駆動クロックをカラーモード駆動クロ
ックと,白黒モード駆動クロックとの間で任意に切り替
えると共に,上記増幅手段4のオフセット,及びゲイ
ン,或いはシェーディング補正手段6の補正テーブル
を,予め制御部8に記憶されている各モードに応じた設
定値,或いは補正テーブルを用いて再設定する。上述し
た通り,イメージセンサ3の駆動クロックの切り替えに
拘わらず,高い解像度の画像データを取得するために
は,上記増幅手段4のオフセット,及びゲインの設定
値,或いはシェーディング補正手段6の補正テーブルを
再設定する必要がある。そこで,該画像読取装置Cは,
各モードにおける最適なオフセット,及びゲインの設定
値,或いは補正テーブルを予め制御部8に記憶しておく
ことによって,上記操作部7によって設定されたモード
に応じて上記設定値,或いは上記補正テーブルを上記制
御部8から読み出すだけで,最適なオフセット,及びゲ
インの設定値,或いは補正テーブルを速やかに再設定可
能である。従って,上記操作部7によるモードの切り替
る度にプリスキャンを実施し,上記増幅手段4の上記オ
フセット,及びゲインの設定値,或いは上記補正テーブ
ル再設定する構造である上述の画像読取装置Bと較べ
て,画像データの解像度を低下させること無く,処理速
度の著しい向上を実現可能であり,画像読取装置として
の操作性に優れる。ここで,予め制御部8に記憶されて
いる各モードにおける最適なオフセット,及びゲインの
設定値,或いは補正テーブルは,該画像読取装置Cの主
電源を投入する際にプリスキャンを実施し,記憶してお
けば良い。
【0014】次に,図4に示す本発明の第4の実施の形
態に係る画像読取装置Dの動作を説明する。該画像読取
装置Dは,上記操作部7によってユーザが設定したモー
ドの切り替えに応じて,制御部8に記憶されているイメ
ージセンサ3の駆動クロックをカラーモード駆動クロッ
クと,白黒モード駆動クロックとの間で任意に切り替え
ると共に,上記増幅手段4のオフセット,及びゲイン
を,予め制御部8に記憶されている設定値を用いて再設
定する構造であって,更に上記増幅手段4のオフセッ
ト,及びゲインの設定値を,上記増幅手段4のオフセッ
ト,及びゲインが再設定される前後で,上記A/D変換
手段5におけるダイナミックレンジが不変となるように
調整している。上述した通り,イメージセンサ3の駆動
クロックの切り替えに拘わらず,高い解像度の画像デー
タを取得するためには,上記増幅手段4のオフセット,
及びゲインの設定値,或いはシェーディング補正手段6
の補正テーブルを再設定する必要がある。しかし,上記
操作部7によるモードの切り替えに応じて,上記増幅手
段4のオフセット,及びゲインの設定値を切り替える前
後で,上記A/D変換手段5におけるダイナミックレン
ジが不変となるように上記設定値を設定すれば,上記シ
ェーディング補正手段6におけるシェーディング補正の
基準としている白基準データ,及び黒基準データを,上
記操作部7によるモードの切り替えに拘わらず不変とす
ることが可能となる。これにより,上記シェーディング
補正手段6の上記補正テーブルを,上記操作部7による
モードの切り替えに拘わらず共通で使用することが可能
となり,カラーモードと,白黒モードとに対して,各々
補正テーブルを記憶する必要がある上述の画像読取装置
Cと較べて,制御部8で使用されるメモリを1/2とす
ることが可能となり,コスト面に優れる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,原稿を
カラー画像として読み取るカラーモードと読み取り原稿
を白黒画像として読み取る白黒モードを切り替えるモー
ド切替手段を具備してなる画像読取装置において,上記
モード切替手段によって切り替えるモードに応じて,原
稿の読取速度を切り替える速度切替手段を具備してなる
ことを特徴とする画像読取装置として構成されている。
このように構成するので,カラーモード,及び白黒モー
ドの各モードに応じた最適な読み取り速度での画像の読
み取りが可能となり,カラーモードでの高画質化と,白
黒モードでの高速化を両立できる。
【0016】また,上記読み取り原稿の原稿面を照明す
ると共に,該原稿面より反射された反射光を光電変換す
る光電変換手段と,該光電変換手段によって得られる電
気信号を所定のオフセット,及びゲインに応じて増幅す
る増幅手段とを更に具備してなる画像読取装置であっ
て,上記モード切替手段によるモードの切り替えに応じ
て,上記増幅手段のオフセット,及びゲインの設定値を
再設定しても良い。ここで,原稿の読取速度が切り替わ
ると,上記光電変換手段において原稿からの反射光を光
電変換し蓄積する時間が変化するために,該光電変換手
段で得られる電気信号の出力信号レンジが変化する。こ
のため,上記モード切替手段によるモードの切り替えに
応じて,上記増幅手段のオフセット,及びゲインの設定
値を再設定することによって,上記モード切替手段によ
るモードの切り替えに拘わらず,上記増幅手段で得られ
る電気信号の出力信号レンジを合わせることが可能とな
り,上記増幅手段下流における信号処理の利便に優れ
る。
【0017】また,上記読み取り原稿の原稿面を照明す
ると共に,該原稿面より反射された反射光を光電変換す
る光電変換手段と,該光電変換手段によって得られる電
気信号を所定のオフセット,及びゲインに応じて増幅す
る増幅手段と,該増幅手段によって得られる電気信号を
デジタルデータに変換するA/D変換手段と,該A/D
変換手段によって得られるデジタルデータを補正テーブ
ルに応じて補正するシェーディング補正手段とを更に具
備してなる画像読取装置であって,上記モード切替手段
によるモードの切り替えに応じて,上記シェーディング
補正手段の補正テーブルを再設定しても良い。ここで,
上述同様に,原稿の読取速度を切り替えると,上記光電
変換手段で得られる電気信号の出力信号レンジが変化す
る。即ち,該電気信号のデジタル変換後に上記シェーデ
ィング補正手段に入力されるデジタルデータが変化す
る。このため,上記モード切替手段によるモードの切り
替えに応じて,シェーディング補正手段の上記補正テー
ブルを再設定することによって,上記モード切替手段に
よるモードの切り替えに拘わらず,各モード毎に最適な
補正処理を行うことが可能となる。
【0018】また,上記オフセット,及びゲイン,或い
は上記補正テーブルを再設定する際,予め記憶されてい
る設定値,或いは補正テーブルを用いても良い。このよ
うに構成するので,上記モード切替手段によるモードの
切り替えを行う度にプリスキャンを実施し,上記設定
値,或いは上記補正テーブルを再設定する場合に較べ
て,著しく処理速度が向上し,操作性が向上する。
【0019】また,上記モード切替手段によるモードの
切り替えに応じて,上記増幅手段のオフセット,及びゲ
インを切り替える前後で,上記A/D変換手段における
ダイナミックレンジが不変であっても良い。このように
構成するので,上記モード切替手段によるモードの切り
替えに拘わらず,上記A/D変換手段の下流に設けられ
てなる上記シェーディング補正手段において補正の基準
とするデータを同一とすることが可能となる。このた
め,予め記憶されるべき上記補正テーブルが,カラーモ
ード,及び白黒モード共通となるため,上記補正テーブ
ルのためのメモリが省略可能となり,コスト面に優れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の動作を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装置
の動作を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る画像読取装置
の動作を示す図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る画像読取装置
の動作を示す図。
【符号の説明】
A …画像読取装置 B …画像読取装置 C …画像読取装置 D …画像読取装置 E …画像読取装置 1 …原稿 2 …光源部 3 …イメージセンサ 4 …増幅手段 5 …A/D変換手段 6 …シェーディング補正手段 7 …操作部 8 …制御部 9 …クロック発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/407 H04N 1/40 101A 1/46 1/46 C (72)発明者 芳本 光晴 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 (72)発明者 樋口 誠 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 (72)発明者 岸本 健 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 (72)発明者 岡村 尚哉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AB01 AB04 BB01 DA01 DA04 DB01 5C072 AA01 BA03 BA19 EA05 FB08 FB12 FB15 FB19 TA10 UA02 UA05 UA06 UA11 WA04 5C077 LL04 MP01 MP08 PP06 PP11 PP12 PQ08 PQ12 PQ23 SS01 TT06 5C079 HA11 LA11 LA31 NA05 NA15 PA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取り原稿をカラー画像として読み取
    るカラーモードと読み取り原稿を白黒画像として読み取
    る白黒モードを切り替えるモード切替手段を具備してな
    る画像読取装置において,上記モード切替手段によるモ
    ードの切り替えに応じて,原稿の読取速度を切り替える
    速度切替手段を具備してなることを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】 上記読み取り原稿の原稿面を照明すると
    共に,該原稿面より反射された反射光を光電変換する光
    電変換手段と,該光電変換手段によって得られる電気信
    号を所定のオフセット,及びゲインに応じて増幅する増
    幅手段とを更に具備してなる画像読取装置であって,上
    記モード切替手段によるモードの切り替えに応じて,上
    記増幅手段のオフセット,及びゲインの設定値を再設定
    する請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 上記読み取り原稿の原稿面を照明すると
    共に,該原稿面より反射された反射光を光電変換する光
    電変換手段と,該光電変換手段によって得られる電気信
    号を所定のオフセット,及びゲインに応じて増幅する増
    幅手段と,該増幅手段によって得られる電気信号をデジ
    タルデータに変換するA/D変換手段と,該A/D変換
    手段によって得られるデジタルデータを補正テーブルに
    応じて補正するシェーディング補正手段とを更に具備し
    てなる画像読取装置であって,上記モード切替手段によ
    るモードの切り替えに応じて,上記シェーディング補正
    手段の補正テーブルを再設定する請求項1に記載の画像
    読取装置。
  4. 【請求項4】 上記オフセット,及びゲイン,或いは上
    記補正テーブルを再設定する際,予め記憶されている設
    定値,或いは補正テーブルを用いてなる請求項2あるい
    は3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 上記モード切替手段によるモードの切り
    替えに応じて,上記増幅手段のオフセット,及びゲイン
    を再設定する前後で,上記A/D変換手段におけるダイ
    ナミックレンジが不変である請求項2〜4のいずれかに
    記載の画像読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006211467A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Katsuragawa Electric Co Ltd 画像読取の補正方法およびこの方法を用いた画像読取装置
JP2008244900A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Kyocera Mita Corp 画像読取装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006211467A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Katsuragawa Electric Co Ltd 画像読取の補正方法およびこの方法を用いた画像読取装置
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