JP2003124286A - 工程間搬送システムおよび工程間搬送方法 - Google Patents

工程間搬送システムおよび工程間搬送方法

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JP2003124286A
JP2003124286A JP2001321092A JP2001321092A JP2003124286A JP 2003124286 A JP2003124286 A JP 2003124286A JP 2001321092 A JP2001321092 A JP 2001321092A JP 2001321092 A JP2001321092 A JP 2001321092A JP 2003124286 A JP2003124286 A JP 2003124286A
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浩文 大塚
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良二 尾形
Taichi Yanaru
太一 矢鳴
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前工程の保管棚や次工程の保管棚、台車など
に半製品が滞留することがなく、必要な工程に効率よく
半製品を搬送し供給することができる工程間搬送システ
ムを提供する。 【解決手段】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
イに備えられた保管棚と、これら保管棚を巡回し保管棚
から保管棚へと半製品を搬送する台車とを有し、プロセ
ス装置の稼動状況および保管棚内の半製品の数にもとづ
いて搬送時期を決定することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場において前工
程から次工程へと半製品を搬送する工程間搬送システム
に関し、とくに、各工程に工程内での処理待ちおよび次
工程への搬出待ちのための保管棚(ストッカ)が備えら
れており、半製品を収納したカセットを前工程の保管棚
から次工程の保管棚へと搬送する工程間搬送システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリやマイクロプロセッサとい
った半導体製品は、直径200〜300mm程度の半導
体ウエハ上にトランジスタやコンデンサなどの素子およ
び配線を多数、微細かつ精緻に作り込み、これを各製品
へと切り分けたのち、切り分けた各製品をそれぞれ樹脂
などで封止して製造される。したがって、半導体ウエハ
上への素子や配線の形成は、半導体製品の製造において
きわめて重要であり、多種多様かつ多数の工程によって
行なわれている。
【0003】これらの各工程には、それぞれ専用の製造
装置(以下、プロセス装置という)が使用される。した
がって、前工程のプロセス装置での処理を終えた半導体
ウエハを、次工程のプロセス装置へと搬送するために、
何らかの工程間搬送システムが必要である。
【0004】工程間搬送システムの例を、図1を用いて
説明する。
【0005】一般に、半導体製品の製造工場では、クリ
ーンルーム内にいくつかの小部屋(以下、ベイという)
を設け、各ベイ内にそれぞれ数台のプロセス装置を配置
している。図1の例では、クリーンルーム内に6つのベ
イ(ベイA〜ベイF)が設けられており、各ベイにそれ
ぞれ3〜4台のプロセス装置が備えられている。
【0006】ベイ間の搬送、すなわち工程間搬送を行な
うために、OHS(Over Head Shuttle)8が備えられ
ている。OHS8は、各ベイを循環するように設けられ
た走行レールおよび走行レール上のOHS台車80から
なる。半導体ウエハは、複数枚(たとえば25枚)が1
カセットに収納され、OHS台車80に載せられてベイ
からベイへと運ばれる。なお、OHS台車80には、通
常複数個(たとえば2個)のカセットが積載可能であ
る。
【0007】OHS台車からベイ内で処理すべきカセッ
ト(半導体ウエハ)を受け取り、またOHS台車に処理
済みのカセットを渡すために、各ベイには保管棚(以
下、ストッカという)が備えられている。図1の例で
は、各ベイA〜ベイFにそれぞれ、ストッカA〜ストッ
カFが備えられている。
【0008】工程間搬送の実際を、図2を使用して説明
する。
【0009】プロセス装置11にて処理されるべきカセ
ット(半導体ウエハ)が、OHS台車80に載せられて
ベイAへと運ばれ、ベイAのストッカAに収容される
(図2の矢印101)。ベイA内には、工程内搬送シス
テムが備えられており、このカセットをストッカAから
取り出し、プロセス装置11へと供給する(図2の矢印
102)。プロセス装置11での処理が完了すると、工
程内搬送システムは処理済みのカセットをストッカAに
戻す(図2の矢印103)。
【0010】続いて、処理済みのカセットは次工程へと
運ばれる。ここでは、次工程の処理がプロセス装置53
で行なわれるものとする。OHS8が処理済みのカセッ
トをベイEへと搬送し、ベイEのストッカEへと収納す
る(図2の矢印104)。ベイEの工程内搬送システム
が、このカセットをストッカEから取り出して、プロセ
ス装置53へと供給する(図2の矢印105)。プロセ
ス装置53での処理が完了すると、工程内搬送システム
は処理済みのカセットをストッカEに戻す(図2の矢印
106)。
【0011】OHS8はこの処理済みのカセットをスト
ッカEから搬出し、次工程のストッカBへと搬送する
(図2の矢印107)。以後同様にして、カセット(半
導体ウエハ)の搬送とプロセス装置での処理とが繰り返
され、半導体製品の製造が進められる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような工程間搬送
システムにおいては、プロセス装置での処理が完了した
カセットがストッカ(たとえばストッカA)に戻される
と同時に、このカセットを次工程(たとえばストッカ
E)へと搬送するよう要請が出される。そして、OHS
台車が走行レール上を巡回してストッカAへと向かい、
このカセットを受け取ってストッカEへと搬送する。
【0013】このとき、ベイE内のプロセス装置で処理
されるべきカセットが多くなっている、あるいはベイE
内のプロセス装置が故障しているなどの理由により、ベ
イEのストッカEが満杯になった場合、つぎにこのスト
ッカEに1カセット分の空きが発生すると、すぐにスト
ッカAからストッカEへの搬送を開始する。したがっ
て、不急でない搬送が発生してより至急度の高い搬送が
妨げられてしまう、OHS台車の積載能力を使い切るこ
とができないなどの事態が生じ、搬送効率が低下すると
いう問題があった。
【0014】また、すでに述べたように、OHS台車は
同時に複数のカセットを搬送することが可能であるが、
搬送の要請はカセット1つごとに出されている。したが
って、タイミングよく2つ目のカセットの処理が終わら
ないかぎり、OHS台車は1つのカセットのみを搬送す
ることになり、やはり搬送効率が低下していた。これを
避けるために、2つ目のカセットの処理完了を待って搬
送要請を出すようにした場合には、すみやかにカセット
が届かないために次工程のプロセス装置に待ち時間が生
じ、プロセス装置の稼働率低下を招くおそれがあった。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明による工程間搬送システムは、プロセス装置
が備えられたベイと、各ベイに備えられた保管棚と、こ
れら保管棚を巡回し保管棚から保管棚へと半製品を搬送
する台車とを有し、プロセス装置の稼動状況および保管
棚内の半製品の数にもとづいて搬送時期を決定すること
を特徴とする。
【0016】また、本発明による工程間搬送システム
は、プロセス装置が備えられたベイと、各ベイに備えら
れた保管棚と、これら保管棚を巡回し保管棚から保管棚
へと半製品を搬送する台車とを有し、さらに半製品の一
時退避用保管棚を有することを特徴とする。
【0017】また、本発明における工程間搬送方法は、
プロセス装置が備えられたベイと、各ベイに備えられた
保管棚と、複数の半製品を積載可能な台車とを有し、該
台車にて、前工程のプロセス装置が属するベイの保管棚
から、次工程のプロセス装置が属するベイの保管棚へと
半製品を搬送する工程間搬送システムにおいて、次工程
のプロセス装置の処理終了までの時間と保管棚間の搬送
時間を比較し、前記処理終了までの時間が保管棚間の搬
送時間に等しくなるまで、該台車による搬送を待ち合わ
せ、該待ち合わせ期間に前工程の処理を終えて前工程の
保管棚に集まった半製品を、一括して次工程の保管棚へ
と搬送することを特徴とする。
【0018】また、本発明における工程間搬送方法は、
プロセス装置が備えられたベイと、各ベイに備えられた
保管棚と、複数の半製品を積載可能な台車とを有し、該
台車にて、前工程のプロセス装置が属するベイの保管棚
から、次工程のプロセス装置が属するベイの保管棚へと
半製品を搬送する工程間搬送システムにおいて、次工程
のプロセス装置が稼動していないことを検知した場合、
前工程の処理を完了した半製品を1回だけ前工程の保管
棚から次工程の保管棚へと搬送し、以降の半製品は前工
程の保管棚に留め置くことを特徴とする。
【0019】また、本発明における工程間搬送方法は、
プロセス装置が備えられたベイと、各ベイに備えられた
保管棚と、複数の半製品を積載可能な台車と、半製品の
一時退避のための保管棚とを有し、前記台車にて、前工
程のプロセス装置が属するベイの保管棚から、次工程の
プロセス装置が属するベイの保管棚へと半製品を搬送す
る工程間搬送システムにおいて、次工程のプロセス装置
が稼動していない場合または次工程の保管棚が満杯であ
る場合、これを検知して、次工程の保管棚へと搬送する
半製品を前記一時退避のための保管棚に一時退避させる
ことを特徴とする。
【0020】また、本発明における工程間搬送方法は、
プロセス装置が備えられたベイと、各ベイに備えられた
保管棚と、複数の半製品を積載可能な台車と、半製品の
一時退避のための保管棚とを有し、前記台車にて、前工
程のプロセス装置が属するベイの保管棚から、次工程の
プロセス装置が属するベイの保管棚へと半製品を搬送す
る工程間搬送システムにおいて、次工程の保管棚内の半
製品の数が所定数以上である場合に、次工程の保管棚内
の半製品の数が所定数未満となるまでの時間と、一時退
避のための保管棚を経由する場合と直接次工程の保管棚
へと搬送する場合の搬送時間の差とを比較し、次工程の
保管棚内の半製品の数が所定数未満となるまでの時間の
方が長い場合に、半製品を一時退避のための保管棚へと
搬送することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面を参照して説明する。
【0022】実施の形態1 本発明の一実施の形態を、図1〜図4を使用して説明す
る。
【0023】図1に示すように、本実施の形態の工程間
搬送システムは、プロセス装置が配置されたベイA〜F
と、各ベイに備えられたストッカA〜Fと、これらスト
ッカを巡回するOHS8とからなる。通常OHS8は複
数のOHS台車80を備えており、半導体ウエハを収納
したカセットを積載してストッカ間の搬送を行なう。さ
らに工程間搬送システムには、システムの動作を制御す
るためにホストコンピュータが備えられている。
【0024】図3に示すように、ホストコンピュータ1
00には、OHSコントローラ180、ストッカコント
ローラ110およびプロセス装置コントローラ120が
接続されている。OHSコントローラ180は、OHS
台車80の走行を制御するために使用される。ストッカ
コントローラ110は、各ストッカにそれぞれ設けられ
ており、搬入や搬出といったストッカの動作を制御する
とともに、ストッカに搬入あるいはストッカから搬出さ
れたカセット(半導体ウエハ)の情報をホストコンピュ
ータ100へと伝達する。プロセス装置コントローラ1
20は、各プロセス装置にそれぞれ設けられており、プ
ロセス装置の稼動・非稼動や処理の状況を把握し、必要
に応じてホストコンピュータ100へと伝達する。
【0025】ホストコンピュータ100は、これらスト
ッカコントローラおよびプロセス装置コントローラから
の情報により、各カセットの所在および処理の状況を確
認することができる。したがって、各カセットについて
あらかじめ工程フロー(どの処理をどういう順序でおこ
なうのか)をデータベースに記憶しておくことにより、
ホストコンピュータ100は、つぎにカセットをどのプ
ロセス装置へと搬送すればよいのかを知ることができ、
OHSコントローラを介してOHS台車を制御し、カセ
ットを所定のストッカへと搬送することが可能である。
なお、工程フローを、バーコードや磁気カード、表面の
凹凸などによって各カセットに記録しておき、これをス
トッカで読み取ってカセットの次の搬送先をホストコン
ピュータに伝えるようにすることも可能である。
【0026】つぎに、本実施の形態の工程間搬送システ
ムの動作を、図4のフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、ここでは、半導体ウエハ(カセット)が図2
に示した工程、すなわち、まずプロセス装置11で処理
され、続いてプロセス装置53で処理されるものとして
説明を行なう。またこの場合、カセットはストッカAか
らストッカEへと搬送されるため、以下の説明では、ス
トッカAをFromストッカとも呼び、ストッカEをT
oストッカとも呼ぶ。
【0027】まず、プロセス装置11での処理を完了し
たカセットが、ストッカAに戻される。ストッカAのス
トッカコントローラからホストコンピュータ100へ
と、カセットが戻った旨の情報が伝達される。情報を受
け取ったホストコンピュータ100は、ステップS10
1にて、次工程のプロセス装置53が稼動しているか否
かを、プロセス装置コントローラ120に問い合わせ
る。なお、プロセス装置コントローラ120が、プロセ
ス装置53の稼動・非稼動についての情報をあらかじめ
伝達し、これをホストコンピュータ100が記憶してお
くようにしてももちろんよい。
【0028】プロセス装置53が稼動していない場合、
このカセットを搬送してもストッカE内に滞留するだけ
で意味がない。そこで、このカセットをFromストッ
カ(ストッカA)内で待機させておく(ステップS10
2)。
【0029】一方、プロセス装置53が稼動している場
合、ホストコンピュータ100は、プロセス装置53で
現在実行中の処理作業が、いつ完了するのかを確認する
(ステップS103)。
【0030】続いて、ホストコンピュータ100は、ス
トッカAからストッカEまでの搬送所要時間を割り出
し、ステップS103で確認したプロセス装置53の処
理完了までの時間と比較する(ステップS104)。な
お、ストッカAからストッカEまでの搬送所要時間に
は、ストッカAからの搬出とOHS台車80への積載、
ストッカEまでの移動、およびストッカEでの荷下ろし
とストッカEへの搬入の時間が含まれる。さらに、OH
Sコントローラ180を通じてOHS台車80の現在位
置を把握し、ストッカAまでの所要時間を割り出して、
搬送所要時間に加えてもよい。
【0031】処理完了までの時間が搬送所要時間よりも
短い場合、ホストコンピュータ100はこのカセットを
すぐに搬送するように指示を出す(ステップS10
5)。OHS台車80がカセットをストッカEへと搬送
する。
【0032】処理完了までの時間が搬送所要時間よりも
長い場合には、ホストコンピュータ100は、処理完了
までの時間が搬送所要時間に等しくなるまで、このカセ
ットをFromストッカ内で待機させる(ステップS1
06)。
【0033】この待機期間中に、ベイA内のプロセス装
置11,12,13で処理中であったほかのカセット
が、処理を終えてストッカAに戻される場合がある。こ
のあらたに処理を終えたカセットが、つぎにベイE内の
プロセス装置にて処理される予定である場合、ホストコ
ンピュータ100は、待機中であったカセットとこのあ
らたなカセットとを一括してToストッカ、すなわちス
トッカEに搬送するよう指示を出す(ステップS10
7)。OHS台車80が、これらのカセットをストッカ
Eへと搬送する。
【0034】なお、OHS台車80が3つ、あるいはそ
れ以上のカセットを積載することができる場合には、さ
らにつぎのカセットが処理を終えるのを待ってもよい。
また、ステップS106における待機期間中に、つぎの
カセットの処理が終わらなかった場合および処理は終わ
ったが搬送先のストッカが異なる場合には、OHS台車
はステップS107にて、待機中であった1個のカセッ
トをストッカEへと搬送する。
【0035】以上述べたように、本実施の形態では、次
工程のプロセス装置の処理完了時間を確認し、これにも
とづいて、前工程での処理を終えたカセットをすぐに搬
送する必要があるかどうか判断している。
【0036】したがって、カセットが届かないためにプ
ロセス装置に待ち時間が生じるといった事態を生じるこ
となく、カセットをなるべく長くFromストッカ内に
待機させることができ、この待機時間中に集まったカセ
ットを一括して搬送することにより、搬送効率を向上さ
せることができる。
【0037】ところで、すでに述べたように、OHS8
は通常、複数のOHS台車80を備えている。そこで、
ホストコンピュータはこれら複数のOHS台車80のな
かから、最寄りのOHS台車をFromストッカへと向
かわせる、すなわち最も短時間でFromストッカへ到
達できるOHS台車を搬送に使用する。そして、最寄り
のOHS台車が予約済み、つまりカセットを積載してT
oストッカへと向かっている、あるいはカセットを受け
取るために他のFromストッカへと向かっている場合
には、つぎに近いOHS台車を搬送に使用する。
【0038】また、OHS8が内回りと外回りなどの2
系統の走行レールを有している場合や、走行レールに分
岐や合流などが設けられている場合など、Fromスト
ッカからToストッカまでの経路が複数ある場合もあ
る。このような場合には、Fromストッカ経由Toス
トッカまでの経路が最短となるようなOHS台車を選択
し、搬送に使用すればよい。
【0039】実施の形態2 前工程での処理を終えたカセットを次工程へと搬送しよ
うとしたときに、次工程のストッカが満杯で搬送が不可
能な場合が考えられる。そこで本実施の形態では、この
ようなカセットを一時的に保管するために、一時退避ス
トッカを設けたことを特徴とする。
【0040】本実施の形態の工程間搬送システムを、図
5および6を使用して説明する。
【0041】図5に示すように、本実施の形態の工程間
搬送システムは、各ベイA〜FのストッカA〜Fのほか
に、さらに一時退避ストッカ70を備えている。
【0042】本実施の形態の工程間搬送システムにおけ
る工程間搬送を、図6を使用して説明する。
【0043】プロセス装置11にて処理されるべきカセ
ット(半導体ウエハ)が、OHS台車80に載せられて
ベイAへと運ばれ、ベイAのストッカAに収容される
(図6の矢印101)。ベイA内には、工程内搬送シス
テムが備えられており、このカセットをストッカAから
取り出し、プロセス装置11へと供給する(図6の矢印
102)。プロセス装置11での処理が完了すると、工
程内搬送システムは処理済みのカセットをストッカAに
戻す(図6の矢印103)。
【0044】続いて、プロセス装置53での処理のた
め、OHS8が処理済みのカセットをベイEへと搬送し
ようとする(図6の矢印104)。このとき、何らかの
原因でベイEのストッカEが満杯である場合、OHS8
はカセットを一時退避ストッカ70へと一時退避させる
(図6の矢印104a)。そののち、ストッカE内のカ
セット数が減少し満杯でなくなると、OHS8は一時退
避ストッカ70へと退避させていたカセットを、ストッ
カEへと搬送する(図6の矢印104b)。
【0045】ベイEの工程内搬送システムが、このカセ
ットをストッカEから取り出して、プロセス装置53へ
と供給する(図6の矢印105)。プロセス装置53で
の処理が完了すると、工程内搬送システムは処理済みの
カセットをストッカEに戻す(図6の矢印106)。
【0046】OHS8はこの処理済みのカセットをスト
ッカEから搬出し、次工程のストッカBへと搬送する
(図6の矢印107)。以後同様にして、カセット(半
導体ウエハ)の搬送とプロセス装置での処理とが繰り返
され、半導体製品の製造が進められる。
【0047】以上述べたように本実施の形態では、カセ
ットを一時退避させるためのストッカを設け、次工程の
ストッカが満杯である場合には、この一時退避用のスト
ッカにカセットを搬送するようにした。したがって、O
HS台車80上に荷下ろしのできないカセットが残るこ
とがなく、OHS台車を有効に活用して搬送効率を高め
ることが可能である。また、次工程への搬送待ちのカセ
ットが前工程に滞留することがなく、前工程のストッカ
における搬入・搬出の作業を妨げることもない。
【0048】なお、あるベイのストッカが満杯になり、
このベイ内のプロセス装置で処理を終えたカセットをス
トッカに戻すことができなくなった場合、つぎのカセッ
トをプロセス装置に供給することができなくなるため、
一切の処理ができなくなり致命的な状態となる。そこ
で、図7に示すように、各ストッカを搬出用エリア10
aおよび共用エリア10bに分け、搬出用エリア10a
をベイ内のプロセス装置から戻ってくるカセットのため
に確保しておく。一方、共用エリア10bには、前工程
から送られてきた処理待ちのカセット、およびプロセス
装置から戻った処理済みのカセットの両者を入れておく
ことが可能である。なお、図7では処理済みのカセット
をハッチングにて示した。このような、搬出用エリアと
共用エリアとを有するストッカの場合においては、共用
エリアが満杯であるか否かによって、カセットを一時退
避ストッカに搬送するかどうかを決定すればよい。
【0049】また、本実施の形態では、専用の一時退避
ストッカ70を設けた例を説明したが、各ベイA〜Fの
ストッカのうちの1つ、あるいはいくつかを一時退避ス
トッカとして兼用するようにしてもよい。この場合、兼
用するストッカを前もって決めておき、このストッカ内
の共用エリアの一部分を、一時退避のためのスペースと
して確保しておくようにするとよい。また、各時刻、す
なわち一時退避ストッカへの搬送を行なう時点で、空き
の多いストッカを割り出し、このストッカ内の空きスペ
ースを一時退避ストッカとして利用するようにしてもよ
い。
【0050】さらに、次工程たとえばベイEのプロセス
装置51,52,53,54が異なる処理を行なう場合
も考えられる。このような場合、プロセス装置51,5
2,54で処理されるべきカセットによってストッカE
が満杯になっていると、プロセス装置53で処理される
べきカセットを搬入することができず、プロセス装置5
3に待ち時間が生じることになる。そこで、のような状
態を生じさせないために、次工程のストッカに常にある
程度の空きを残しておくことが考えられる。このような
場合には、次工程、すなわちストッカE内のカセット数
にある上限値を設けておき、この上限値にを基準にして
満杯か否かを判断するようにすればよい。
【0051】また、以上の説明では、次工程のストッカ
が満杯になっている場合に、カセットを一時退避ストッ
カへと搬送するようにしているが、次工程のプロセス装
置が稼動していない場合に、カセットを一時退避ストッ
カへと搬送するようにしてもよい。非稼動のプロセス装
置にて処理されるべきカセットがストッカに滞留し、他
のプロセス装置にて処理されるべきカセットの搬入を妨
げることがなくなる。
【0052】実施の形態3 いずれかのプロセス装置が故障やメンテナンスのために
長時間稼動を停止した場合、このプロセス装置で処理さ
れるべきカセット(半導体ウエハ)がToストッカやF
romストッカに大量に滞留し、ほかのカセットの搬送
を妨げるおそれがある。そこで本実施の形態では、この
ようなカセットを一時的に保管するために、一時退避ス
トッカを設けたことを特徴とする。
【0053】本実施の形態の工程間搬送システムを、図
5および図8を使用して説明する。
【0054】図5に示すように、本実施の形態の工程間
搬送システムは、各ベイA〜FのストッカA〜Fのほか
に、さらに一時退避ストッカ70を備えている。
【0055】つぎに、本実施の形態の工程間搬送システ
ムの動作を、図8のフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、ここでも、前記実施の形態1,2と同様、半
導体ウエハ(カセット)が、まずプロセス装置11で処
理され、続いてプロセス装置53で処理されるものとし
て説明を行なう。
【0056】プロセス装置11での処理を終えたカセッ
トがストッカAに戻されると、ストッカAのストッカコ
ントローラからホストコンピュータ100へと、カセッ
トが戻った旨の情報が伝達される。情報を受け取ったホ
ストコンピュータ100は、次工程のプロセス装置53
が稼動しているか否かを、プロセス装置コントローラに
問い合わせる(ステップS201)。
【0057】プロセス装置53が稼動している場合、こ
のカセットをToストッカ(ストッカE)へと搬送する
(ステップS202)。ホストコンピュータ100がO
HS台車80を制御して、カセットをストッカEへと搬
送する。このとき前記実施の形態1(図5)のステップ
S103以降を実施して、すぐに搬送するのか、Fro
mストッカ内にしばらく待機させるのかを判断するとよ
い。
【0058】一方、プロセス装置53が稼動していない
場合、このカセットをストッカEへと搬送しても意味が
ない。また、プロセス装置53と同じベイE内では、別
のプロセス装置51,52,54が稼動している。した
がって、プロセス装置53で処理されるべきカセットが
ストッカEへと搬送され、そこで滞留した場合、プロセ
ス装置51,52,54で処理されるべきカセットの搬
入を妨げてしまうおそれがある。そこで、このカセット
をFromストッカ(ストッカA)内で待機させておく
ことにする。
【0059】しかし、ストッカの収容能力には限りがあ
り、さらに、前工程から送られてくるカセットおよびプ
ロセス装置11,12,13での処理を終え戻ってくる
カセットのために、一定数の空きを確保しておかなけれ
ばならない。そこで、ホストコンピュータ100はFr
omストッカ内のカセット数の計測を行ない(ステップ
S203)、あらかじめ定めた所定数との比較を行なう
(ステップS204)。
【0060】Fromストッカ内のカセット数がこの所
定数を下回っている場合、ホストコンピュータ100
は、ToストッカであるストッカEにカセットがあるか
どうかを確認する(ステップS205)。
【0061】Toストッカにカセットがない場合、ホス
トコンピュータ100は、カセットを1個、Toストッ
カへと搬送するよう指示を出す(ステップS206)。
OHS台車がカセットをストッカEに搬送し、プロセス
装置53の稼動再開に備える。なお、このときOHS台
車の最大積載量分のカセット(たとえば2個)をToス
トッカに搬送するようにして、搬送効率を高めてもよ
い。
【0062】一方、Toストッカにカセットがある場
合、これ以上カセットを送り込む必要はない。したがっ
て、ホストコンピュータ100は搬送の指示を出さず、
カセットをFromストッカ内に待機させておく(ステ
ップS207)。
【0063】プロセス装置11にて次のカセットの処理
が終わると、このカセットについても同様にステップS
201からの手順が実行される。このとき、まだプロセ
ス装置53が稼動を開始していないとすれば、このカセ
ットもFromストッカ内で待機することになる(ステ
ップS207)。このようにして、徐々にFromスト
ッカ内のカセットの数が増加する。その結果、ステップ
S204にて、Fromストッカ内のカセット数が所定
数を越えたと判断された場合、ホストコンピュータ10
0は、1カセットあるいはOHS台車1台分のカセット
を、一時退避ストッカ70へと搬送するよう指示を出す
(ステップS208)。
【0064】そののち、プロセス装置53が稼動を開始
すると、この一時退避ストッカからToストッカである
ストッカEへとカセットが搬送される。
【0065】以上述べたように本実施の形態では、次工
程のプロセス装置が稼動していない場合には、1カセッ
トのみを次工程のストッカに搬送し、残りのカセットは
前工程のストッカにて待機させる。そして前工程のスト
ッカ内のカセットが所定数を越えた場合に、このカセッ
トを一時退避ストッカへと搬送する。
【0066】したがって、プロセス装置の稼動待ちのカ
セットで次工程のストッカが満杯になることがなく、同
じストッカを利用するほかのプロセス装置へのカセット
の供給が妨げられることがない。また、少なくとも1カ
セットを次工程のストッカへと搬送しておくため、プロ
セス装置の稼動開始後すみやかにカセットを供給し、処
理を開始することが可能である。さらに、一時退避スト
ッカを利用することにより、前工程のストッカが満杯に
なることがなく、他工程からのカセットの搬入や、プロ
セス処理を終えたカセットの搬出に支障をきたすことが
ない。また、一時退避ストッカの利用は、前工程のスト
ッカのカセットが所定数をこえた場合に限られるため、
前工程のストッカから次工程のストッカへの直接搬送を
極力多くして、搬送効率の向上をはかることができる。
【0067】なお、本実施の形態では、専用の一時退避
ストッカ70を設けた例を説明したが、各ベイのストッ
カ10,20,30,40,50,60のうちの1つ、
あるいはいくつかを一時退避ストッカとして兼用するよ
うにしてもよい。この場合、兼用するストッカを前もっ
て決めておき、このストッカ内のスペースの一部分を、
一時退避のためのスペースとして確保しておくようにす
るとよい。また、各時刻、すなわち一時退避ストッカへ
の搬送を指示する時点で、空きの多いストッカを割り出
し、このストッカ内の空きスペースを一時退避ストッカ
として利用するようにしてもよい。
【0068】また、上述のステップS205において
は、ToストッカであるストッカEにカセットがあるか
どうかだけを確認し、ストッカE内のカセットがどのプ
ロセス装置で処理されるものなのかについては確認を行
なっていない。しかし、ステップS205にて、ストッ
カE内のカセットについて、そのカセットがどのプロセ
ス装置で処理されるものなのかを確認し、たとえばプロ
セス装置53にて処理されるべきカセットがストッカE
内にない場合には、ほかのカセットの有無にかかわら
ず、Fromストッカからカセットを搬送するようにし
てもよい。すべてのプロセス装置について、最低1個の
カセットが確保されることになり、プロセス装置の稼動
開始後すみやかにカセットを供給し、処理を開始するこ
とが可能である。
【0069】実施の形態4 前工程での処理を終えたカセットを次工程へと搬送しよ
うとしたときに、次工程のストッカが満杯で搬送が不可
能な場合が考えられる。そこで本実施の形態は、次工程
のストッカの空き状況、および空きができるまでの時間
を勘案して、搬送を行なうことを特徴とする。
【0070】本実施の形態の工程間搬送システムを、図
5および図9を使用して説明する。
【0071】図5に示すように、本実施の形態の工程間
搬送システムは、各ベイA〜FのストッカA〜Fのほか
に、さらに一時退避ストッカ70を備えている。
【0072】つぎに、本実施の形態の工程間搬送システ
ムの動作を、図9のフローチャートを参照しつつ説明す
る。なお、ここでも、前記実施の形態1,2,3と同
様、半導体ウエハ(カセット)が、まずプロセス装置1
1で処理され、続いてプロセス装置53で処理されるも
のとして説明を行なう。
【0073】プロセス装置11での処理を終えたカセッ
トがストッカAに戻されると、ストッカAのストッカコ
ントローラからホストコンピュータ100へと、カセッ
トが戻った旨の情報が伝達される。情報を受け取ったホ
ストコンピュータ100は、次工程のプロセス装置53
が稼動しているか否かを、プロセス装置コントローラに
問い合わせる(ステップS301)。
【0074】プロセス装置53が稼動していない場合、
このカセットをストッカEへと搬送しても意味がない。
そこで、このカセットをFromストッカ(ストッカ
A)内で待機させておくことにする(ステップS30
2)。なお、すでに述べたようにストッカの収容能力に
は限りがあるので、前記実施の形態2(図7)のステッ
プS203以降にしたがって、このカセットを一時退避
ストッカに搬送するのか、Fromストッカに残すのか
を判断するとよい。
【0075】一方、プロセス装置53が稼動している場
合、ホストコンピュータ100は、Toストッカである
ストッカEに、空きがあるかどうかを確認する(ステッ
プS303)。
【0076】Toストッカに空きがある場合、ホストコ
ンピュータ100は、このカセットをToストッカへと
搬送するよう指示する(ステップS304)。
【0077】Toストッカに空きがない場合、ホストコ
ンピュータ100は、Toストッカに空きができるまで
の時間を割り出し、これを所定の時間と比較する(ステ
ップS305)。ここで所定の時間とは、一時退避スト
ッカ経由の搬送時間と、直接搬送を行なった場合の搬送
時間の差であり、すなわち[(Fromストッカから一
時退避ストッカまでの搬送時間)+(一時退避ストッカ
からToストッカまでの搬送時間)−(Fromストッ
カからToストッカまでの搬送時間)]である。
【0078】比較の結果、Toストッカに空きができる
までの時間の方が長い場合、ホストコンピュータ100
は、このカセットをToストッカへと搬送するよう指示
する(ステップS306)。ホストコンピュータ100
がOHS台車80を制御して、カセットを一時退避スト
ッカへと搬送する。
【0079】一方、比較の結果、Toストッカに空きが
できるまでの時間の方が短い場合、ホストコンピュータ
100は搬送の指示を出さず、カセットをFromスト
ッカ内に待機させておく(ステップS307)。
【0080】そののち、ホストコンピュータ100は、
ストッカコントローラからの情報あるいはストッカコン
トローラへの照会によって、Toストッカに空きができ
たかどうかを確認し(ステップS308)、空きができ
た場合に、カセットをToストッカへと搬送するよう指
示を出す(ステップS309)。
【0081】以上述べたように、本実施の形態では、T
oストッカに空きができるまでの時間を確認したうえ
で、カセットを一時退避ストッカに搬送するのか、Fr
omストッカで待機させるのかを決めている。このた
め、カセットを一時退避ストッカへと送り出した直後に
Toストッカに空きが生じるといった事態を回避するこ
とができ、最短の時間でToストッカにカセットを搬送
することが可能となる。したがって、搬送時間の短縮に
よって半導体製品の製造に要する時間を短縮することが
でき、また搬送効率を向上させることが可能である。
【0082】なお、OHS台車80が複数(たとえば2
個)のカセットを積載可能である場合には、Toストッ
カに2カセット分の空きがあるかどうか、また2カセッ
ト分の空きができるまでの時間はどれくらいかによっ
て、カセットをToストッカに搬送するのか、一時退避
ストッカに搬送するのか、あるいはFromストッカで
待機させるのかを決めてもよい。OHS台車の積載能力
を使い切ることが可能になり、搬送効率をさらに向上さ
せることが可能になる。
【0083】また、Toストッカに常にある程度の空き
を残しておきたい場合も考えられる。このような場合に
は、Toストッカ内のカセット数にある上限値を設けて
おき、この上限値に対して空きがあるのか、空きができ
るまでの時間はどれくらいかを判断すればよい。
【0084】以上の実施の形態1〜4では、主としてO
HS台車が分岐や合流のない環状の走行レール上を走行
する例を説明したが、走行レールに分岐や合流を設けた
場合や複数の走行レールが並行して設けられている場合
にも、本発明の工程間搬送システムおよび工程間搬送方
法が適用可能である。また、カセットをストッカAから
ストッカEへと搬送する例を説明したが、他のストッカ
間の搬送についても本発明の工程間搬送システムおよび
工程間搬送方法が適用可能であることはいうまでもな
い。
【0085】
【発明の効果】本発明によれば、カセットが届かないた
めにプロセス装置に待ち時間が生じるといった事態を生
じることなく、カセットをなるべく長く前工程のストッ
カ内に待機させることができ、この待機時間中に集まっ
たカセットを一括して搬送することにより、搬送効率を
向上させることができる。
【0086】また、本発明によれば、次工程への搬送待
ちのカセットがOHS台車上や前工程に滞留することが
なく、OHS台車を有効に活用して搬送効率を高めるこ
とができるとともに、前工程のストッカにおける搬入・
搬出の作業を妨げることもない。
【0087】さらに、本発明によれば、プロセス装置の
稼動待ちのカセットで次工程のストッカが満杯になるこ
とがなく、同じストッカを利用するほかのプロセス装置
へのカセットの供給が妨げられることがない。また、次
工程のストッカに常に1カセットが確保されているた
め、プロセス装置の稼動開始後すみやかにカセットを供
給しすることが可能である。さらに、一時退避ストッカ
経由の冗長な経路を極力利用しないようにして、搬送効
率の向上をはかることができる。
【0088】さらに、本発明によれば、前工程のストッ
カから次工程のストッカへの直接の搬送と一時退避スト
ッカを経由する搬送とから、最適な搬送経路を選択する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 工程間搬送システムを説明するための図であ
る。
【図2】 工程間搬送を説明するための図である。
【図3】 本発明の工程間搬送システムにおいて、ホス
トコンピュータと各種コントローラの関係を説明する図
である。
【図4】 本発明の一実施の形態における工程間搬送方
法を説明するフローチャートである。
【図5】 本発明の工程間搬送システムを説明するため
の図である。
【図6】 本発明の一実施の形態における工程間搬送方
法を説明する図である。
【図7】 ストッカの構成を説明する図である。
【図8】 本発明の一実施の形態における工程間搬送方
法を説明するフローチャートである。
【図9】 本発明の一実施の形態における工程間搬送方
法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6 ベイ、10,20,30,4
0,50,60 ストッカ、70 一時退避ストッカ、
11〜13,21〜23,31〜33,41〜44,5
1〜54,61〜63 プロセス装置、8 OHS、8
0 OHS台車、100 ホストコンピュータ、110
ストッカコントローラ、120 プロセス装置コント
ローラ、180 OHSコントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 浩文 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 尾形 良二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 矢鳴 太一 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 Fターム(参考) 3F022 AA08 BB09 EE05 HH00 LL12 MM05 MM07 MM11 MM51 NN51 NN55 5F031 CA02 DA17 GA58 NA02 PA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
    イに備えられた保管棚と、これら保管棚を巡回し保管棚
    から保管棚へと半製品を搬送する台車とを有する工程間
    搬送システムであって、プロセス装置の稼動状況および
    保管棚内の半製品の数にもとづいて搬送時期を決定する
    工程間搬送システム。
  2. 【請求項2】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
    イに備えられた保管棚と、これら保管棚を巡回し保管棚
    から保管棚へと半製品を搬送する台車とを有する工程間
    搬送システムであって、さらに半製品の一時退避用保管
    棚を有する工程間搬送システム。
  3. 【請求項3】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
    イに備えられた保管棚と、複数の半製品を積載可能な台
    車とを有し、該台車にて、前工程のプロセス装置が属す
    るベイの保管棚から、次工程のプロセス装置が属するベ
    イの保管棚へと半製品を搬送する工程間搬送システムに
    おいて、次工程のプロセス装置の処理終了までの時間と
    保管棚間の搬送時間を比較し、前記処理終了までの時間
    が保管棚間の搬送時間に等しくなるまで、該台車による
    搬送を待ち合わせ、該待ち合わせ期間に前工程での処理
    を終えて前工程の保管棚に集まった半製品を、一括して
    次工程の保管棚へと搬送する工程間搬送方法。
  4. 【請求項4】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
    イに備えられた保管棚と、複数の半製品を積載可能な台
    車とを有し、該台車にて、前工程のプロセス装置が属す
    るベイの保管棚から、次工程のプロセス装置が属するベ
    イの保管棚へと半製品を搬送する工程間搬送システムに
    おいて、次工程のプロセス装置が稼動していないことを
    検知した場合、前工程の処理を終えた半製品を1回だけ
    前工程の保管棚から次工程の保管棚へと搬送し、以降の
    半製品は前工程の保管棚に留め置く工程間搬送方法。
  5. 【請求項5】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
    イに備えられた保管棚と、複数の半製品を積載可能な台
    車と、半製品の一時退避のための保管棚とを有し、前記
    台車にて、前工程のプロセス装置が属するベイの保管棚
    から、次工程のプロセス装置が属するベイの保管棚へと
    半製品を搬送する工程間搬送システムにおいて、次工程
    のプロセス装置が稼動していない場合または次工程の保
    管棚が満杯である場合、それを検知し、次工程の保管棚
    へと搬送する半製品を、前記一時退避のための保管棚に
    一時退避させる工程間搬送方法。
  6. 【請求項6】 プロセス装置が備えられたベイと、各ベ
    イに備えられた保管棚と、複数の半製品を積載可能な台
    車と、半製品の一時退避のための保管棚とを有し、前記
    台車にて、前工程のプロセス装置が属するベイの保管棚
    から、次工程のプロセス装置が属するベイの保管棚へと
    半製品を搬送する工程間搬送システムにおいて、次工程
    の保管棚内の半製品の数が所定数以上である場合に、次
    工程の保管棚内の半製品の数が所定数未満となるまでの
    時間と、一時退避のための保管棚を経由する場合と直接
    次工程の保管棚へと搬送する場合の搬送時間の差とを比
    較し、次工程の保管棚内の半製品の数が所定数未満とな
    るまでの時間の方が長い場合に、半製品を一時退避のた
    めの保管棚へと搬送する工程間搬送方法。
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