JP2003118328A - タイヤの転がり抵抗予測方法 - Google Patents

タイヤの転がり抵抗予測方法

Info

Publication number
JP2003118328A
JP2003118328A JP2001315695A JP2001315695A JP2003118328A JP 2003118328 A JP2003118328 A JP 2003118328A JP 2001315695 A JP2001315695 A JP 2001315695A JP 2001315695 A JP2001315695 A JP 2001315695A JP 2003118328 A JP2003118328 A JP 2003118328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
strain
rolling resistance
model
history
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001315695A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Ueda
勝彦 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2001315695A priority Critical patent/JP2003118328A/ja
Publication of JP2003118328A publication Critical patent/JP2003118328A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単にタイヤの転がり抵抗を予測する。 【解決手段】 コンピュータを用いてタイヤの転がり抵
抗性能を予測するタイヤの転がり抵抗性能予測方法であ
る。ゴム材と、カーカス、ベルトを含む繊維材と、非伸
張性のビードコアとがタイヤ周方向に同一断面形状で連
続しかつ有限要素法で取り扱い可能なるタイヤモデルを
設定するステップS1と、予め定めた条件でタイヤモデ
ルを路面モデルに接地させるステップS2と、タイヤモ
デルの一のタイヤ断面に現れる各要素について、歪の履
歴を計算するステップS3と、この歪の履歴から得られ
る歪の最大振幅と、その要素の材料特性と、該要素の初
期体積とからタイヤモデルの全エネルギーロスを計算し
かつこの全エネルギーロスをタイヤモデルの周長で除す
ことにより転がり抵抗を得るステップS4とを含むこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的簡易にタイ
ヤの転がり抵抗をコンピュータを用いて予測しうるタイ
ヤの転がり抵抗予測方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
地球環境資源の有効な利用を図るために、車両の燃費の
向上が臨まれている。これはタイヤについても例外では
なく、従来より、転がり抵抗の小さなタイヤが種々研究
されている。従来、タイヤの転がり抵抗性能の評価は、
タイヤを実際に試作しかつ試験を行うことによって行わ
れている。しかしながら、これらの方法では、試作タイ
ヤを製造するため又試作タイヤの試験を行なうために多
大の時間、費用、労力を必要とする。従って、開発効率
のさらなる向上が望まれている。
【0003】本発明では、このような実状に鑑み案出な
されたもので、実際にタイヤを試作することなく、転が
り抵抗を比較的簡易に予測することができ、タイヤの開
発を能率化するのに役立つタイヤの転がり抵抗予測方法
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、コンピュータを用いてタイヤの転がり抵抗
を予測するタイヤの転がり抵抗予測方法であって、ゴム
材と、カーカス、ベルトを含む繊維複合材と、非伸張性
のビードコアとがタイヤ周方向に同一断面形状で連続し
かつ数値解析が可能な要素でモデル化されたタイヤモデ
ルを設定するステップと、予め定めた境界条件に基づい
てタイヤモデルを路面モデルに接地させるステップと、
前記タイヤモデルの一のタイヤ子午線断面に現れる各要
素について、該タイヤモデルが1回転したときの歪の履
歴を計算するステップと、各要素について、前記歪の履
歴から得られる歪の最大振幅と、その要素の材料特性
と、該要素の初期体積とからエネルギーロスを計算する
ステップと、各要素のエネルギーロスの総和である全エ
ネルギーロスをタイヤモデルの周長で除すことにより転
がり抵抗を得るステップとを含むことを特徴としてい
る。
【0005】また請求項2記載の発明は、前記ゴム材を
モデル化した要素は、タイヤ子午線方向、タイヤ周方向
及びタイヤ子午線方向と直角な厚さ方向における垂直歪
とせん断歪との履歴が計算されることを特徴とする請求
項1記載のタイヤの転がり抵抗予測方法である。
【0006】また請求項3記載の発明は、前記繊維複合
材をモデル化した要素は、タイヤ子午線方向及びタイヤ
周方向における垂直歪の履歴が計算されることを特徴と
する請求項1又は2記載のタイヤの転がり抵抗予測方法
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1には、本発明の転がり抵抗予測
方法を実施するためのコンピュータ装置1が示されてい
る。このコンピュータ装置1は、本体1aと、入力手段
としてのキーボード1b、マウス1cと、出力手段とし
てのディスプレイ装置1dとから構成されている。本体
1aには、図示していないが、演算処理装置(CP
U)、ROM、作業用メモリー、磁気ディスクなどの大
容量記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスクの
ドライブ1a1、1a2などの記憶装置を適宜具えてい
る。そして、前記大容量記憶装置には後述する方法を実
行するための処理手順(プログラム)が記憶されてい
る。好適には、EWSなどが用いられる。
【0008】図2には、本実施形態の処理手順の一例が
示されており、以下順に説明する。先ず本実施形態で
は、ゴム材と、カーカス、ベルトを含む繊維複合材と、
非伸張性のビードコアとがタイヤ周方向に同一断面形状
で連続しかつ数値解析が可能な要素からなるタイヤモデ
ルを設定する処理を行う(ステップS1)。数値解析が
可能とは、例えば有限要素法、有限体積法、差分法又は
境界要素法といった数値解析法にて取り扱い可能なこと
を意味し、本例では有限要素法を採用したものを例示す
る。
【0009】図3は、タイヤモデル2の一例を3次元上
に視覚化して表し、図4にはタイヤ回転軸を含むタイヤ
子午線断面を示す。タイヤモデル2は、解析しようとす
るタイヤを有限個の小さな要素2a、2b、2c…に分
割してモデル化されることにより、前記コンピュータ装
置1にて取り扱い可能な数値データとなる。具体的に
は、各要素2a、2b、2c…の節点座標値、形状、材
料特性、例えば密度、弾性率、損失正接又は減衰係数な
どが定義される。各要素2a、2b、2c…には、例え
ば2次元平面としての三角形ないし四角形の膜要素、3
次元要素としては、複雑な形状を表現するのに適した4
面体ソリッド要素が好ましい。但し、これ以外にも5面
体ソリッド要素、6面体ソリッド要素などを用いること
もでき、いずれもコンピュータで処理可能な要素が用い
られる。
【0010】本例ではタイヤを構成するゴム材とビード
コアとは、3次元形状のソリッド要素e1でモデル化さ
れる。ゴム材をモデル化した要素は、例えば超粘弾性材
料として定義しうる。一方、ビードコア5は表面が剛を
なし実質的に変形不能なソリッド要素として取り扱うこ
とができる。また図5に示すように、タイヤを構成して
いる繊維複合材、例えばベルトプライ、カーカスプラ
イ、バンドプライ等は、コード配列体cを例えば四辺形
の膜要素5a、5bに、またコード配列体cを内外から
被覆しているトッピングゴムtについてはソリッド要素
5c〜5eにそれぞれモデル化し、これらを厚さ方向に
積層した複合シェル要素5としてモデル化しうる。膜要
素5a、5bには、例えばコードc1の直径に等しい厚
さと、コードc1の配列方向(直線にて示す)とこれと
直交する方向とにおいて剛性の異なる異方性とが定義さ
れる。なお、各要素は、各ゴム、コード材などの弾性係
数(縦弾性係数、横弾性係数)、コード、ゴムの複素弾
性率、損失正接tanδ、ビードコアの弾性率などに基
づき材料特性が定義される。
【0011】また本例のタイヤモデル2は、トレッド面
が溝を有しない平滑面として構成されたものを例示する
がこれに限定されるものではない。また、このようなタ
イヤモデル2は、本実施形態では、前記タイヤ子午線断
面において先ず図4に示す2次元断面形状を特定し、こ
れを図7に示すように、そのタイヤ回転軸の回りに周方
向に回転させかつ所定の周方向長さsで等分に単位化す
ることにより、比較的簡単に3次元形状としてモデル化
することができる。これにより、タイヤモデル2は、タ
イヤ周方向に同一断面形状が連続することとなる。
【0012】次に本実施形態では、予め定めた境界条件
に基づいてタイヤモデル2を路面モデル14に接地させ
る処理を行う(ステップS2)。いわゆる接地シミュレ
ーションであって、本例では、図6に示すように、タイ
ヤモデル2を回転させることなく静止した状態で路面モ
デル14に接地させかつ縦荷重Pを作用させるものを示
す。
【0013】設定される境界条件としては、例えば装着
リムによるリム組み条件、充填される内圧、仮想のタイ
ヤ回転軸に作用する軸荷重、路面摩擦係数などに基づい
た各種の条件が含まれる。
【0014】前記リム組みされた状態をタイヤモデル2
でシミュレートするためには、剛表面でモデル化したタ
イヤモデル2のビードコアcを変位させ、ビード巾Wが
リム巾に等しくなるように調節するか、もしくはタイヤ
モデル2のリム接触域b、bを移動不能に拘束して前記
タイヤモデル2のビード部の巾Wをリム巾に等しく強制
変位させること等で行いうる。リム接触域bは装着され
るリムの寸法に応じて定められる。このときタイヤモデ
ル2の仮想のタイヤ回転軸CLと前記リム接触域bとの
間の相対距離r1が常に一定となるようにする。
【0015】またタイヤモデル2に内圧を充填した状態
をシミュレートするには、図6に示すように、タイヤモ
デル2のタイヤ内腔面にタイヤ内圧に相当する等分布荷
重wが作用するように条件を与える。また、タイヤモデ
ル2に縦荷重Pを負荷するには、前記仮想のタイヤ回転
軸CL又は路面モデル14から路面と垂直な垂直荷重P
が作用するように条件を与える。なおタイヤモデル2と
路面モデル14との間の摩擦係数は、走行する路面に応
じた値を定義する。これにより、リム組みされかつ所定
の内圧を充填されたタイヤが所定の縦荷重で路面に押し
つけられている接地状況をタイヤモデル2、路面モデル
14を用いてシミュレーションしうる。なおこの他に、
必要によりスリップ角、キャンバー角などが設定でき
る。
【0016】タイヤモデル2が前記境界条件により路面
モデル14に接地されると、タイヤモデル2を構成する
各要素、具体的にはゴム材を表しているソリッド要素や
コード材を表している膜要素5a、5bは、内圧と縦荷
重及び路面からの反力によって歪を受ける。各要素に作
用する歪は、例えばx軸、y軸及びz軸(図3、図4に
示す)の全体座標系において、それぞれ引張、圧縮方向
の垂直歪εx 、εy 、εz 、及び各方向のせん断方向の
歪εxy、εyz、εzxとして計算できる。各歪の計算は有
限要素法を用い前記コンピュータ装置1で行われる。こ
のように有限個の要素からなるモデルに各種の境界条件
を与え、その系全体の力、変位、歪などの情報を取得す
る有限要素法の手順については、公知の例に従い、また
アプリケーションソフトを用いて行うことができる。
【0017】次に本実施形態では、タイヤモデル2の一
のタイヤ子午線断面に現れる各要素について、該タイヤ
モデル2が1回転したときの歪の履歴を計算する処理を
行う(ステップS3)。「タイヤモデル2の一のタイヤ
断面に現れる各要素」とは、図4に現れる全ての要素を
意味している。また「歪の履歴」とは、図8(A)に示
すように、例えばゴム材をモデル化した一つの要素2f
について説明すれば、タイヤモデル2が路面モデル14
を1回転(θ=0〜360°)する間にこの要素2fが
受ける歪の変化を連続的に記録したものである。図8
(B)には、横軸にタイヤモデルの回転角、縦軸に歪の
大きさを取って歪の履歴の一例を示している。
【0018】タイヤは転動によって各部が動き、内部抵
抗力が生じるとともに、見かけの剛性が変化するため、
タイヤの転がり抵抗をより正確にシミュレーションする
ため場合には、歪の履歴をタイヤモデル2を実際に転動
させる転動シミュレーションを行って計算することが望
ましいが、これでは計算時間が大となり易い。そこで、
本実施形態では、タイヤモデル2が路面モデル14に静
的に接地した状態で受ける歪をタイヤが負荷転動してい
るときに受ける動的な歪と実質的に等しいものとして仮
定し、静的な計算結果から本来、動的な転がり抵抗を簡
易的にかつ迅速に予測するものを示している。
【0019】図8(A)のように、静的にタイヤモデル
2を路面モデル14に接地させたとき、例えば前記要素
2fにはある歪が作用する。一方、この要素2fとタイ
ヤ周方向の一方側で順次隣り合う要素2g、2h…にも
おのおの歪が作用している。ここで、本実施形態のタイ
ヤモデル2は、タイヤ周方向長さが等しい要素が等分に
配されかつ同一断面形状が連続するようモデル化されて
いる。従って、例えば要素2fとタイヤ周方向で隣り合
う要素2gが受ける歪は、タイヤモデルが1要素分回転
し要素2fが当該要素2gの位置へ移動したときに受け
る歪と実質的に等しいものとみなすことができ、また図
8(A)の状態で、要素2gが受ける歪は、タイヤモデ
ル2が2要素分回転し前記要素2fが当該要素2gの位
置へ移動したときに受ける歪と実質的に等しいものとみ
なすことができる。このような仮定に基づいて、タイヤ
モデル2の静的な接地シミュレーションからでも、各要
素についての歪の履歴を、タイヤ周方向で連続する他の
要素の歪を参照することによって擬似的に計算すること
ができる。なお、より高速のコンピュータ装置1を用い
るとき、タイヤモデル2を微少角度毎に回転させ、或い
は転動させて歪の履歴を求めることもできる。
【0020】また、各要素の歪の履歴は、本例では前記
x軸、y軸及びz軸の全体座標系の歪ではなくタイヤ座
標系を基準とした歪の履歴として計算している。例えば
図7に示すように、タイヤ座標系を基準とした場合、ゴ
ム材等を表す1つのソリッド要素2fについては、タイ
ヤ子午線方向に沿う垂直歪ε11、タイヤ周方向に沿う垂
直歪ε22、タイヤ子午線方向と直角な厚さ方向に沿う垂
直歪ε33、図9(A)〜(C)に示すようにタイヤ子午
線方向にせん断変形するせん断歪ε12、タイヤ周方向に
せん断変形するせん断歪ε23及び前記厚さ方向にせん断
変形するせん断歪ε31との合計6つの歪に分けて考え
る。また、繊維複合材をモデル化した膜要素5a、5b
については、本実施形態では、図10に示すように、タ
イヤ子午線方向に沿う垂直歪ε11及びタイヤ周方向に沿
う垂直歪ε22の2つの歪に分けて考え、前記厚さ方向に
沿う垂直歪ε33は実質的に小さいため無視して考え、ま
たせん断歪は生じない。なお、このようなタイヤ座標系
の歪は、先に全体座標系の歪を求めてこれを変換しても
良く、また直接計算しても良い。
【0021】図11、図12には、このようにして得ら
れたトレッドゴムの一部を表した要素2fについての歪
の履歴の一例を示す。図11(A)〜(C)、及び図1
2(A)〜(C)には、図4の領域aで示すトレッドゴ
ムを表す1要素の歪の履歴を上記6成分に変換して示し
ている。図のグラフは、縦軸に歪、横軸にはタイヤ回転
角(0〜360゜)を示し、180゜の位置を接地中心
としている。また図13(A)、(B)には、図4の領
域bで示すバンドプライの1要素の歪の履歴を示してい
る。このような歪の履歴は、図4の断面に現れる全ての
要素について計算されかつ記憶される。
【0022】次に本実施形態では、ゴム材をモデル化し
た全ての要素について、6方向の歪の履歴それぞれにつ
いて、図11〜12に示すように、歪の最大値と最小値
との差である歪の最大振幅ε11m 、ε22m 、ε33m 、ε
12m 、ε23m 及びε31m を計算する。また全ての膜要素
については、図13に示すように、前記歪の履歴に基づ
いてタイヤ周方向歪ε11及びタイヤ軸方向歪ε22の2方
向について歪の最大値と最小値との差である歪の最大振
幅ε11m 及びε22m をそれぞれ計算する。これらの値は
逐次計算されかつ記憶される。
【0023】次に本実施形態では、前記各要素につい
て、歪の履歴から得られる歪の最大振幅Eijmと、その要
素の材料特性と、該要素の初期体積とからタイヤモデル
が1回転した際に要するエネルギーロスを計算する(ス
テップS4)。また各要素のエネルギーロスの総和であ
る全エネルギーロス(Le)をタイヤモデル2の周長で
除すことにより転がり抵抗を得る処理を行う(ステップ
S5)。
【0024】前記全エネルギーロスLeは、下記式
(1)のように、全てのゴム材の要素のエネルギーロス
の総和Le1と、全ての繊維複合材の要素のエネルギー
ロスの総和Le2との和として計算できる。 Le=Le1+Le2 …(1) 従って、下記式(2)のように、タイヤモデル2の転が
り抵抗RRは、タイヤモデル2が1回転に要した全エネ
ルギーロスをこのタイヤモデル2の周長で除すことによ
り計算できる。 RR=Le/2πr …(2) (ただし「r」はタイヤモデル2の初期半径とする)
【0025】また、エネルギーロスの計算手法の基本的
な概念は、図14に示すようなばねB、ダンパDを並列
に有するフォークト(Voigt )モデルを基に考えること
ができる。図15には、各辺の長さをa1、a2、a3
とした6面体ソリッド要素exを例示しており、いまこ
の要素exの一辺a1に周期的なz軸方向の変位xが生
じるものとする。該要素exは変位xが生じることでこ
の変位の速度に比例した内部抵抗力(内力)が生じ、こ
の内力からエネルギーロスを求めることができる。
【0026】図14において、ばねBとダンパDに生じ
る変位xによる内力Fは、歪がサインカーブになると仮
定し下記式(3)で表すことができる。 F=kx+η・(dx/dt) …(3) ここで、バネ定数k、粘性係数ηを次のようにおくと内
力Fは下記式(4)のように表すことができる。変位:
x=a1・ε・sin ωt バネ定数:k=a2 ・a3 ・G’/a1 、 粘性係数:η=a2 ・a3 ・G”/(a1 ・ω) (ただし、G’は動的弾性率、G”は損失弾性率、εは
z軸方向の歪、ωは振動数である。 F=a2・a3・G'・ε・ sin ωt+ a2・a3・G"・ε・ cos ωt …(4)
【0027】よって、この要素exにおいてz軸方向の
歪によって生じる全エネルギーロスHxは、下記の式
(5)の如く、上記式(4)を0〜(2π/ω)の範囲
で積分することにより得ることができる。 Hx=∫F・dx =a2・a3・ε∫(G’sin ωt+G”cos ωt)・(dx/dt)・ dt …(5) (ただし、t=0〜2π/ω)
【0028】上記式(5)を解くと下記式(6)が得ら
れる。 Hx=π・a1・a2・a3・ε2 ・G” …(6) ここで、「a1・a2・a3 」は、要素exの初期体積Vに
他ならず、また損失弾性率G”と損失正接tanδ、動
的弾性率G’との関係 tanδ=G”/G’ より、式(6)は、下記式(7)のように変換すること
ができる。 Hx=π・ V・ tanδ・ G’ε2 ・ …(7)
【0029】ここで、tanδ、G’はいずれも要素e
xがモデル化された材料によって特定される材料特性で
あるから、歪εを受ける要素exで消費される全エネル
ギーロスは、該歪εと、要素exの材料特性(tan
δ、G’)と、該要素exの初期体積Vとから簡単に計
算しうることが判る。
【0030】本実施形態では、このような定式化に基づ
き下記式(8)に示すように、動的弾性率G’に垂直歪
については縦弾性係数E0 を、せん断歪については横弾
性係数G0 を用いるとともに、各ソリッド要素について
はそれぞれ6方向のエネルギーロスを計算し、これらを
全要素について総和することにより、全てのゴム材の要
素についてのエネルギーロスの総和Le1を計算するこ
ととしている。なお前記式(7)における歪εは片振幅
であるが、本実施形態では歪の最大振幅(最大と最小の
差)を用いているため全体を4で除すこととしている。
また、本例のタイヤモデル2はタイヤ周方向に等分割さ
れているため、前記エネルギーロスLe1は、一のタイ
ヤ子午線断面に現れるソリッド要素の全てのエネルギー
ロスが計算できれば、この和をタイヤ周方向の分割数倍
することで容易に計算しうる。
【数1】
【0031】同様に、全ての膜要素のそれぞれについて
も、下記式(9)の如く歪の最大振幅ε11m 及びε22m
のそれぞれに弾性係数と損失正接を乗じかつそれらを総
和することによりタイヤモデル2の1回転中に生じる全
ての各膜要素のエネルギーロスの総和Le2を計算する
ことができる。前記エネルギーロスLe2も、一のタイ
ヤ子午線断面に現れる膜要素の全てのエネルギーロスが
計算できれば、この和をタイヤ周方向の分割数倍するこ
とで容易に計算しうる。
【数2】
【0032】なお式(9)において、E1,E2は、換
算ヤング率が用いられる。図16(A)に示すように、
膜要素5a(又は5)は、材料座標系において、コード
材の方向mと、膜要素に沿うこれと直角な方向nとにお
いて、弾性率が異なる異方性を有しているため、前記方
向mの縦弾性率Emと、前記方向nの縦弾性率Enとは
複合則に従って定められる。図16(B)に示すよう
に、膜要素5aのモデル化前のプライ中に占めるコード
材c1の体積分率をφ、コード材c1の縦弾性率をE
f、トッピングゴムtの縦弾性率をErとすると、複合
則により、前記各方向m、nの縦弾性率Em、Enは、
下記式(10)、(11)により求めることができる。 Em=Ef・φ+Er(1−φ) …(10) En=(Ef・Er)/{Ef(1−φ)+Erφ} …(11)
【0033】そして、本実施形態では、この各縦弾性率
Em、Enを、タイヤ座標系の子午線方向と周方向とに
変換したものを換算ヤング率E1 、E2 として用いてい
る。
【0034】このように、本実施形態の転がり抵抗予測
方法では、上記コンピュータ装置1を用いてタイヤの転
がり抵抗の予測が比較的簡単に行えるため、実際にタイ
ヤを試作することなく解析しようとするタイヤの大凡の
転がり抵抗を予測しうる。また歪の履歴も静的な接地シ
ミュレーションから擬似的に計算しているため、精度を
さほど低下させることなくコンピュータの計算処理時間
の大幅な短縮化を図ることができる。
【0035】またコード材c1については、圧縮と引張
ではモジュラスが異なる特性、すなわちバイモジュラス
を持つ場合がある。この場合、全ての膜要素エネルギー
ロスの総和Le2は、上記式(9)に代えて下記式(1
2)を用いることもできる。この場合、さらに予測精度
を向上するのに役立つ。なお式(12)の符号「A」は
圧縮比(引張方向の剛性/圧縮方向の剛性)を示す。
【数3】
【0036】なお従来、例えば図17(A)、(B)に
示すように、タイヤモデルの全体座標系のx、y軸方向
の各全歪エネルギーを求め、これを加算して同図(C)
のようなエネルギーの総和から転がり抵抗の計算を試み
たものも提案されている。しかしながら、この方法で
は、波形が互いに逆になっているような歪の和(dWx
+dWy)を取ると、互いに相殺されて歪エネルギーの
総和での振幅dWtは小さくなってしまう。これに対し
て、本実施形態では、歪をタイヤ座表系に関する上記各
6成分ないし2成分にそれぞれ分けて考え、かつそれぞ
れ歪の最大振幅を用いてエネルギーロスを個々の要素毎
に計算した後に総和しているため、より正確な計算を行
うことができる。
【0037】また図18に示すように、タイヤモデル2
に内圧を充填すると、例えばある要素には初期応力σ1
が生じる。走行ないし荷重によって応力がσ2に変化し
たとき、該走行ないし荷重により生じたエネルギーロス
は、ハッチングにて示す三角形部分A1であるのに、単
に歪のエネルギー差からエネルギーロスを計算すると、
矩形部分A2を加えた台形部分のエネルギーロスが見積
もられてしまうため好ましくない。本実施形態では、歪
の最大振幅というパラメータを用いることにより、上記
の不具合を是正しうる。
【0038】なお空気入りタイヤの転がり抵抗には、タ
イヤが回転して進行することにより発生する空気抵抗、
タイヤと路面との間の間の接地部に生じる摩擦抵抗、タ
イヤ構成部材、すなわち、ゴム、コード補強材のヒステ
リシスロスによる抵抗が関連している。前記空気抵抗
は、速度にもよるが、大凡、全転がり抵抗の1〜3%と
小さいため本発明ではこのような空気抵抗は無視して取
り扱っている。
【0039】
【実施例】タイヤサイズが225/65R16の空気入
りタイヤAないしEについて、本発明を用いて転がり抵
抗を予測した。本実施例では、トレッドパターンを形成
していないプレーンなタイヤモデルで実験を行った。ま
た、比較のために、実タイヤを用いて転がり抵抗を計測
した(比較例)。図19には、これらの結果を示すが、
実施例と比較例とは、良い相関が見られた。
【0040】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明で
は、コンピュータを用いてタイヤの転がり抵抗を予測す
ることにより、実際にタイヤを試作しかつ実験する工程
を低減させることができ、タイヤの開発効率を向上する
のに役立つ。またタイヤモデルは、ゴムをモデル化した
ゴム要素とコード材をモデル化したコード要素とを含ん
で設定されるため、精度良く複合材としてのエネルギー
ロスを計算でき、指標として十分に有効性を有する転が
り抵抗を予測しうる。また、個々の要素について歪の最
大振幅からエネルギーロスを求め、これらを総和してい
るため、各方向で歪が相殺されることがなく、精度良く
ゴムのエネルギーロスを計算しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシミュレーション方法を実施するため
のコンピュータ装置の構成図である。
【図2】本発明のシミュレーション方法の処理手順の一
例を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態で用いたタイヤモデルの斜視図であ
る。
【図4】その断面図である。
【図5】繊維複合材の要素へのモデル化を示す概念図で
ある。
【図6】タイヤモデルのリム組み条件を例示する断面図
である。
【図7】タイヤモデルの部分斜視図及びその1要素の拡
大図である。
【図8】(A)はタイヤモデルの接地シミュレーション
の側面図、(B)は歪の履歴を説明するグラフである。
【図9】ソリッド要素の歪を説明する要素の斜視図であ
る。
【図10】膜要素の歪を説明する要素の斜視図である。
【図11】(A)〜(C)は、トレッドゴムをモデル化
した1のソリッド要素の歪の履歴を示すグラフである。
【図12】(A)〜(C)は、トレッドゴムをモデル化
した1のソリッド要素の歪の履歴を示すグラフである。
【図13】(A)〜(B)は、バンドプライをモデル化
した1の膜要素の歪の履歴を示すグラフである。
【図14】フォークトモデルの概念図である。
【図15】エネルギーロスを説明するためのソリッド要
素の斜視図である。
【図16】(A)は膜要素の換算ヤング率を説明するた
めの斜視図、(B)はその拡大断面図である。
【図17】(A)〜(C)は歪エネルギーを示すグラフ
である。
【図18】応力と歪の関係を示すグラフである。
【図19】本発明の実施例を示すグラフである。
【符号の説明】
2 タイヤモデル 2a、2b… 要素 e1 ソリッド要素 5a、5b 膜要素

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータを用いてタイヤの転がり抵抗
    を予測するタイヤの転がり抵抗予測方法であって、 ゴム材と、カーカス、ベルトを含む繊維複合材と、非伸
    張性のビードコアとがタイヤ周方向に同一断面形状で連
    続しかつ数値解析が可能な要素でモデル化されたタイヤ
    モデルを設定するステップと、 予め定めた境界条件に基づいてタイヤモデルを路面モデ
    ルに接地させるステップと、 前記タイヤモデルの一のタイヤ子午線断面に現れる各要
    素について、該タイヤモデルが1回転したときの歪の履
    歴を計算するステップと、 各要素について、前記歪の履歴から得られる歪の最大振
    幅と、その要素の材料特性と、該要素の初期体積とから
    エネルギーロスを計算するステップと、 各要素のエネルギーロスの総和である全エネルギーロス
    をタイヤモデルの周長で除すことにより転がり抵抗を得
    るステップとを含むことを特徴とするタイヤの転がり抵
    抗予測方法。
  2. 【請求項2】前記ゴム材をモデル化した要素は、タイヤ
    子午線方向、タイヤ周方向及びタイヤ子午線方向と直角
    な厚さ方向における垂直歪とせん断歪との履歴が計算さ
    れることを特徴とする請求項1記載のタイヤの転がり抵
    抗予測方法。
  3. 【請求項3】前記繊維複合材をモデル化した要素は、タ
    イヤ子午線方向及びタイヤ周方向における垂直歪の履歴
    が計算されることを特徴とする請求項1又は2記載のタ
    イヤの転がり抵抗予測方法。
JP2001315695A 2001-10-12 2001-10-12 タイヤの転がり抵抗予測方法 Pending JP2003118328A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315695A JP2003118328A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 タイヤの転がり抵抗予測方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001315695A JP2003118328A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 タイヤの転がり抵抗予測方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003118328A true JP2003118328A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19133819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001315695A Pending JP2003118328A (ja) 2001-10-12 2001-10-12 タイヤの転がり抵抗予測方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003118328A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005059800A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Bridgestone Corp 路面状態推定方法及び路面状態推定装置
JP2006018454A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ挙動シミュレーション方法
JP2006175937A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤのシミュレーション方法
JP2007131209A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Bridgestone Corp タイヤの数値解析モデルとその作成方法、及び、タイヤの転がり抵抗の解析方法とその数値解析モデル
JP2008296708A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの性能予測方法及びタイヤの性能予測用コンピュータプログラム、並びにタイヤの設計方法
JP2009163513A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの評価方法及びタイヤの評価用コンピュータプログラム
JP2010033446A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 粘弾性体のシミュレーション方法
JP2010033427A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 粘弾性体のシミュレーション方法およびシミュレーション装置
JP2010030519A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 構造体のシミュレーション方法および装置
JP2010243370A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 環状構造体の振動解析方法及び環状構造体の振動解析用コンピュータプログラム
JP2010249527A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの転がり抵抗評価方法、それを用いたタイヤ評価システム及びタイヤの転がり抵抗評価プログラム
JP2011051531A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤのシミュレーション方法およびこれを実行可能なプログラム
JP2011069657A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Bridgestone Corp タイヤ性能シミュレーション方法、タイヤ性能シミュレーション装置、及びタイヤ性能シミュレーションプログラム
JP2011169734A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Bridgestone Corp 放射音予測方法
JP2011173555A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの転がり抵抗を予測する方法および解析する方法と、タイヤの転がり抵抗を予測する予測装置および解析する装置
JP2012002756A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Bridgestone Corp 放射音予測装置、放射音予測方法、及びプログラム
JP2012078252A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ性能予測方法、その装置及びプログラム
JP2013003851A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム材料のシミュレーション方法
JP2013007709A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Bridgestone Corp タイヤ性能シミュレーション方法、タイヤ性能シミュレーション装置、及びタイヤ性能シミュレーションプログラム
JP2015044490A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 住友ゴム工業株式会社 タイヤのシミュレーション方法
JP2016051391A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 住友ゴム工業株式会社 タイヤのシミュレーション方法及びタイヤの製造方法
JP2016066324A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 横浜ゴム株式会社 タイヤのシミュレーション方法、タイヤ性能評価方法およびタイヤ
KR102070335B1 (ko) * 2018-11-26 2020-01-29 금호타이어 주식회사 타이어 회전저항 예측방법

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4554176B2 (ja) * 2003-08-19 2010-09-29 株式会社ブリヂストン 路面状態推定方法
JP2005059800A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Bridgestone Corp 路面状態推定方法及び路面状態推定装置
JP2006018454A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ挙動シミュレーション方法
JP4710261B2 (ja) * 2004-06-30 2011-06-29 横浜ゴム株式会社 タイヤ挙動シミュレーション用処理装置の動作方法
JP2006175937A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤのシミュレーション方法
JP4608306B2 (ja) * 2004-12-21 2011-01-12 住友ゴム工業株式会社 タイヤのシミュレーション方法
JP2007131209A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Bridgestone Corp タイヤの数値解析モデルとその作成方法、及び、タイヤの転がり抵抗の解析方法とその数値解析モデル
JP2008296708A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの性能予測方法及びタイヤの性能予測用コンピュータプログラム、並びにタイヤの設計方法
JP2009163513A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの評価方法及びタイヤの評価用コンピュータプログラム
JP2010033446A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 粘弾性体のシミュレーション方法
JP2010030519A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 構造体のシミュレーション方法および装置
JP2010033427A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Yokohama Rubber Co Ltd:The 粘弾性体のシミュレーション方法およびシミュレーション装置
JP2010243370A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The 環状構造体の振動解析方法及び環状構造体の振動解析用コンピュータプログラム
JP2010249527A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの転がり抵抗評価方法、それを用いたタイヤ評価システム及びタイヤの転がり抵抗評価プログラム
JP2011051531A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤのシミュレーション方法およびこれを実行可能なプログラム
JP2011069657A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Bridgestone Corp タイヤ性能シミュレーション方法、タイヤ性能シミュレーション装置、及びタイヤ性能シミュレーションプログラム
JP2011169734A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Bridgestone Corp 放射音予測方法
JP2011173555A (ja) * 2010-02-25 2011-09-08 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤの転がり抵抗を予測する方法および解析する方法と、タイヤの転がり抵抗を予測する予測装置および解析する装置
JP2012002756A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Bridgestone Corp 放射音予測装置、放射音予測方法、及びプログラム
JP2012078252A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤ性能予測方法、その装置及びプログラム
JP2013003851A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム材料のシミュレーション方法
JP2013007709A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Bridgestone Corp タイヤ性能シミュレーション方法、タイヤ性能シミュレーション装置、及びタイヤ性能シミュレーションプログラム
JP2015044490A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 住友ゴム工業株式会社 タイヤのシミュレーション方法
JP2016051391A (ja) * 2014-09-01 2016-04-11 住友ゴム工業株式会社 タイヤのシミュレーション方法及びタイヤの製造方法
JP2016066324A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 横浜ゴム株式会社 タイヤのシミュレーション方法、タイヤ性能評価方法およびタイヤ
KR102070335B1 (ko) * 2018-11-26 2020-01-29 금호타이어 주식회사 타이어 회전저항 예측방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003118328A (ja) タイヤの転がり抵抗予測方法
JP3224089B2 (ja) ホイールのドラム耐久評価方法
JP4469172B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
EP1580673B1 (en) Method and apparatus for estimating tire/wheel performance by simulation
JP3892652B2 (ja) タイヤ解析モデルの作成方法
JP4608306B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP4621271B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP3927080B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP3431818B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法
JP5493439B2 (ja) タイヤの転がり抵抗評価方法、それを用いたタイヤ評価システム及びタイヤの転がり抵抗評価プログラム
JPH11153520A (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びその装置
JP3431817B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法
JP5284686B2 (ja) タイヤモデル作成方法、タイヤモデル作成装置、及びタイヤモデル作成プログラム
JP3314082B2 (ja) タイヤ有限要素モデルの作成方法
JP4318971B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びタイヤ設計方法
JP4326177B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP4275991B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法及びタイヤ設計方法
JP5786289B2 (ja) タイヤのシミュレーション方法及びタイヤのシミュレーション用コンピュータプログラム
JP2003294586A (ja) タイヤのシミュレーション方法
JP2006232138A (ja) タイヤ挙動シミュレーション方法
JP5262489B2 (ja) タイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法及びコンピュータプログラム
JP6312975B2 (ja) タイヤの耐久性評価方法及びこれを用いた設計方法
JP3363442B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法
JP3305705B1 (ja) タイヤの走行シミュレーション方法
JP3363443B2 (ja) タイヤ性能のシミュレーション方法