JP5262489B2 - タイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
図1は、タイヤ/内部構造体組立体の回転軸を通る子午断面を示す断面図である。図2は、タイヤの内部に内部構造体を配置した例を示す模式図である。タイヤ/内部構造体組立体100は、タイヤ1の内部に内部構造体10を配置して構成される。タイヤ1の子午断面には、カーカス2、ベルト3、ベルトカバー4、ビードコア5が現れている。タイヤ1は、母材であるゴムを、強化材であるカーカス2、ベルト3、あるいはベルトカバー4等の補強コードによって補強した複合材料の構造体である。ここで、カーカス2、ベルト3、ベルトカバー4等の、金属繊維や有機繊維等のコード材料で構成される層を、コード層という。
図7−2に、本実施形態に係る組立体シミュレーション方法によって、組立体モデル100Mを回転させた結果を示す。図7−2の縦軸は回転角速度ω、横軸は組立体モデル100Mの回転を開始してからの経過時間tである。図7−2の実線は、組立体モデル100Mを構成するタイヤモデル1Mの回転角速度ω1であり、一点鎖線は、組立体モデル100Mを構成する内部構造体モデル10Mの回転角速度ω2である。経過時間t=t2で、回転角速度差Δωの絶対値は許容範囲に入り、内部構造体モデル10Mは、タイヤモデル1Mと同じ回転角速度で回転していると見なせる。本実施形態において、t2は0.3秒であり、本実施形態に係る組立体シミュレーション方法によれば、静止状態の内部構造体モデル10Mが、タイヤモデル1Mと同じ回転角速度で回転するまでの時間を大幅に短縮できる。次に、本実施形態に係る組立体モデルの作成方法を説明する。
図8−1は、タイヤの内部に内部構造体を配置する前における内部構造体とタイヤとの関係を示す子午断面図である。図8−2は、タイヤの内部に内部構造体を配置した後における内部構造体の実際の形状を示す子午断面図である。組立体モデル100Mを作成するにあたっては、図1、図2に示すタイヤ/内部構造体組立体100を構成するタイヤ1の内部に配置された吸音機能を有する内部構造体10の変形状態を再現する必要がある。通常、内部構造体10は、タイヤ1の内部に配置され、タイヤ1の内面と接触してタイヤ1とともに回転する。しかしながら、設計段階において、内部構造体10はタイヤ1の内部に配置した後の形状ではないので、内部構造体10をタイヤ1の内部に配置した後の形状や変形状態は、設計段階の仕様からは得られない。
1M タイヤモデル
10 内部構造体
10M 内部構造体モデル
15M 装着具モデル
20M 路面モデル
50 タイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション装置(組立体シミュレーション装置)
50m 記憶部
50p 処理部
51 モデル作成部
52 解析部
53 条件判定部
59 入出力部
60 端末装置
61 入出力装置
62 表示装置
100 タイヤ/内部構造体組立体
100M 組立体モデル
Claims (5)
- タイヤと当該タイヤの内部に配置される内部構造体とを組み合わせたタイヤ/内部構造体組立体を解析モデル化して、コンピュータで解析可能な組立体モデルを作成する手順と、
当該組立体モデルを構成するタイヤモデルと内部構造体モデルとの間に相対変位が生じないとした第1の条件で、前記組立体モデルの回転軸を中心として当該組立体モデルを回転させる手順と、
前記第1の条件で前記組立体モデルを回転させてから所定の時間が経過した場合、前記タイヤモデルと前記内部構造体モデルとの間に相対変位が生じてもよいとした第2の条件で、前記組立体モデルの回転軸を中心として当該組立体モデルを回転させる手順と、
前記組立体モデルの物理量を取得する手順と、
を含むことを特徴とするタイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法。 - 前記第1の条件及び前記第2の条件においては、前記タイヤモデルと前記内部構造体モデルとの間の摩擦係数を所定の値に設定し、
前記第2の条件における前記タイヤモデルと前記内部構造体モデルとの間の摩擦係数は、前記第1の条件における前記タイヤモデルと前記内部構造体モデルとの間の摩擦係数よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法。 - 前記第1の条件における前記タイヤモデルと前記内部構造体モデルとの間の摩擦係数は1よりも大きい値であり、
前記第2の条件における前記タイヤモデルと前記内部構造体モデルとの間の摩擦係数は1以下の値であることを特徴とする請求項2に記載のタイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法。 - 前記組立体モデルを作成する手順においては、
前記タイヤ及び前記内部構造体を解析モデル化してコンピュータで解析可能なタイヤモデル及び内部構造体モデルを作成するとともに、前記タイヤモデルの内部に前記内部構造体モデルを配置する際に用いる、コンピュータで解析可能な装着具モデルを作成する手順と、
前記装着具モデルを前記内部構造体モデルに接触させ、かつ前記装着具モデルを前記タイヤモデルの内部に向かって移動させることによって、前記内部構造体モデルを前記タイヤモデルの内部に収める手順と、
前記装着具モデルと前記内部構造体モデルとの接触を解除する手順と、
前記内部構造体モデルと前記タイヤモデルとの接触を設定する手順と、
を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の組立体シミュレーション方法をコンピュータに実行させることを特徴とするタイヤ/内部構造体組立体のシミュレーション用コンピュータプログラム。
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