JP2003109836A - トランスおよびトランスの巻線方法 - Google Patents

トランスおよびトランスの巻線方法

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JP2003109836A
JP2003109836A JP2001303195A JP2001303195A JP2003109836A JP 2003109836 A JP2003109836 A JP 2003109836A JP 2001303195 A JP2001303195 A JP 2001303195A JP 2001303195 A JP2001303195 A JP 2001303195A JP 2003109836 A JP2003109836 A JP 2003109836A
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Japan
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winding
transformer
wires
bobbin
wire
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JP2001303195A
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Tsugio Takeda
次夫 武田
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤの巻き乱れが起こらない、かつ磁束の
リーケージを低減したトランスの巻線方法を得る。 【解決手段】 ボビンに、一次巻線と二次巻線を形成す
るトランスの巻線方法において、前記一次側のワイヤ1
aと、前記二次側のワイヤ1bを、あらかじめ撚りなが
ら巻き、巻線間隔を密着させることを特徴とするトラン
スの巻線方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてxDSL
回線、その他の回線用に使用されるのに好適なトランス
およびトランスの巻線方法である。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスおよびトランスの巻線方
法について説明する。図4は、従来のトランスの巻線方
法の説明図である。図4にて、ボビン31は、回転する
冶具41に配置され、ボビン31の円周面に、第1のワ
イヤ2aと、第2のワイヤ2bとが平行に巻かれてい
る。図6の第1のワイヤ2aと、第2のワイヤ2bと
で、トランスの一次巻線が形成され、さらに、他の2本
のワイヤを平行に巻き(図示していない)ニ次巻線が形
成されるものである。
【0003】従来のトランスは、先の図6の、一次巻線
とニ次巻線が形成されたボビンと、その中空部に配置し
た磁性体コアとでトランスを形成するものである。磁性
体コアは、その形状を、コの字型、あるいはEI型、あ
るいはポット型とするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のトランスは、平
行巻き(バイファイラ巻き)を行っているので、巻き乱
れが生じやすい。このワイヤの巻き乱れによって、磁束
のリーケージが起こり、トランスとしての性能低下をま
ねいていた。
【0005】従って、本発明の目的は、ワイヤの巻き乱
れが起こらない、かつ磁束のリーケージを低減したトラ
ンスおよびトランスの巻線方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるトランスの
巻線方法は、 ボビンに、ワイヤを2本同時に巻き一次
巻線を形成し、またワイヤを2本同時に巻き二次巻線を
形成するトランスの巻線方法において、前記一次巻線用
の2本のワイヤをあらかじめ、撚りながら前記ボビンに
巻いて一次巻線を形成し、また前記二次巻線の2本のワ
イヤをあらかじめ、撚りながら巻いてニ次巻線を形成し
てなるトランスの巻線方法であり、また、このトランス
の巻線方法によるボビンと磁性体コアとでトランスを形
成するものである。
【0007】即ち、本発明は、ボビンに、一次巻線と二
次巻線を形成するトランスの巻線方法において、前記一
次巻線のワイヤと、前記二次巻線のワイヤを、あらかじ
め撚りながら巻くトランスの巻線方法である。
【0008】また、本発明は、ボビンに、ワイヤを2本
同時に巻き一次巻線を形成し、またワイヤを2本同時に
巻き二次巻線を形成するトランスの巻線方法において、
前記一次巻線用の2本のワイヤをあらかじめ、撚りなが
ら前記ボビンに巻いて一次巻線を形成し、また前記二次
巻線の2本のワイヤをあらかじめ、撚りながら巻いてニ
次巻線を形成するトランスの巻線方法である。
【0009】また、本発明は、ボビンと、前記ボビンに
巻かれた2本のワイヤからなる一次巻線と、前記ボビン
に巻かれた2本のワイヤからなる二次巻線と、前記ボビ
ンの中空部に配置された磁性材料コアとで構成されるト
ランスにおいて、前記一次巻線は、ワイヤ2本が撚り線
となり巻かれており、また前記二次巻線は、ワイヤ2本
が撚り線となり巻かれたトランスである。
【0010】また、本発明は、前記2本のワイヤからな
る一次巻線の、ワイヤ間に電子部品が接続され、前記2
本のワイヤからなるニ次巻線の、ワイヤ間に他の電子部
品が接続されたトランスである。
【0011】また、本発明は、前記のいずれかのトラン
スは、一次巻線は通信端末に接続され、二次巻線は、x
DSL回線に接続されるトランスである。
【0012】また、本発明は、前記のいずれかのトラン
スは、エコーキャンセラ用トランスとして通信回線に接
続されるトランスである。
【0013】
【実施例】本発明の実施例によるトランスおよびトラン
スの巻線方法について、以下に説明する。
【0014】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よるトランスの巻線方法の説明図である。図1にて、ボ
ビン3は、回転する冶具4に配置され、ボビン3の円周
面に、一次側のワイヤ1aと、二次側のワイヤ1bとが
撚りながら巻かれて、巻線間隔を密着させている。図2
は、本発明の実施例1によるトランスの配線図である。
【0015】上記のトランスの巻線方法により、一次巻
線内、あるいはニ次巻線内の電磁的な結合状態が改善さ
れるものである。これによって、リーケージインダクタ
ンスを低減することができる。また、一次巻線、ニ次巻
線内の巻き乱れによる線路長差がなくなるという効果も
出る。
【0016】図3は、本発明の実施例1によるトランス
の巻線方法により形成されるトランスの構成図である。
図3(a)は、正面図であり、図3(b)は、側面図で
ある。図のごとく、本トランスの巻線方法により巻かれ
たコイル7が、ボビン3に形成され、このボビン7の中
空部に、磁性体コア6aと6bとが付き合わされてい
る。
【0017】(実施例2)図4は、本発明の実施例2に
よるトランスの巻線方法の説明図である。図4にて、ボ
ビン3は、回転する冶具4に配置され、ボビン3の円周
面に、2本の一次側のワイヤ1c、1dとが撚りながら
巻かれて、巻線間隔を密着させている。また、それら巻
線の上に2本の二次側のワイヤ1e、1fとが撚りなが
ら巻かれて、巻線間隔を密着させている。
【0018】上記のトランスの巻線方法により、一次巻
線の同一回路内、あるいはニ次巻線の同一回路内の電磁
的な結合状態が改善されるものである。これによって、
リーケージインダクタンスを低減することができる。ま
た、一次巻線の同一回路内、あるいはニ次巻線の同一回
路内の巻き乱れによる線路長差がなくなるという効果も
出る。
【0019】図5は、本発明の実施例2によるトランス
の使用方法の説明図である。図5(a)は、トランスの
回路図およびコンデンサの接続例を示す図であり、図5
(b)は、xDSL回線の1つの方式であるADSL回
線への接続例を示す図である。図5(a)の場合は、コ
ンデンサを外付けにて接続しているが、場合によって
は、直結しても良い。この選択は、使用者にて実施する
ものである。
【0020】また、本発明のトランスは、ISDN回線
などにおいて、エコーキャンセラ用トランスとして利用
することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ワイヤの巻き乱
れが起こらない、かつ磁束のリーケージを低減したトラ
ンスおよびトランスの巻線方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるトランスの巻線方法の
説明図。
【図2】本発明の実施例1によるトランスの配線図。
【図3】本発明の実施例1によるトランスの構造図。図
3(a)は正面図、図3(b)は側面図。
【図4】本発明の実施例2によるトランスの巻線方法の
説明図。
【図5】本発明の実施例2によるトランスの使用方法の
説明図。図5(a)は、トランスの回路図およびコンデ
ンサの接続例を示す図、図5(b)は、ADSL回線へ
の接続例を示す図。
【図6】従来のトランスの巻線方法の説明図。
【符号の説明】
1a,1c,1d 一次側のワイヤ 1b,1e,1f ニ次側のワイヤ 3,31 ボビン 4,41 冶具 5,51 ピン 6a,6b 磁性体コア 7 コイル 2a 第1のワイヤ 2b 第2のワイヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに、一次巻線と二次巻線を形成す
    るトランスの巻線方法において、前記一次巻線のワイヤ
    と、前記二次巻線のワイヤを、あらかじめ撚りながら巻
    き、巻線間隔を密着させることを特徴とするトランスの
    巻線方法。
  2. 【請求項2】 ボビンに、ワイヤを2本同時に巻いて一
    次巻線を形成し、またワイヤを2本同時に巻いて二次巻
    線を形成するトランスの巻線方法において、前記一次巻
    線用の2本のワイヤを、あらかじめ撚りながら前記ボビ
    ンに巻いて一次巻線を形成し、また前記二次巻線の2本
    のワイヤを、あらかじめ撚りながら巻いてニ次巻線を形
    成し、それぞれの巻線間隔を密着させることを特徴とす
    るトランスの巻線方法。
  3. 【請求項3】 ボビンと、前記ボビンに巻かれた一次巻
    線と、前記ボビンに巻かれた二次巻線と、前記ボビンの
    中空部に配置された磁性材料コアとで構成されるトラン
    スにおいて、前記一次巻線と二次巻線は、それぞれのワ
    イヤが撚り線となり、巻線間隔が密着したことを特徴と
    するトランス。
  4. 【請求項4】 ボビンと、前記ボビンに巻かれた2本の
    ワイヤからなる一次巻線と、前記ボビンに巻かれた2本
    のワイヤからなる二次巻線と、前記ボビンの中空部に配
    置された磁性材料コアとで構成されるトランスにおい
    て、前記一次巻線は、ワイヤ2本が撚り線となり巻かれ
    ており、また前記二次巻線は、ワイヤ2本が撚り線とな
    り巻かれており、それぞれの巻線間隔が密着したことを
    特徴とするトランス。
  5. 【請求項5】 前記2本のワイヤからなる一次巻線の、
    前記ワイヤ間に電子部品が接続され、前記2本のワイヤ
    からなるニ次巻線の、前記ワイヤ間に他の電子部品が接
    続されたことを特徴とする請求項4に記載のトランス。
  6. 【請求項6】 前記一次巻線が通信端末に接続され、二
    次巻線が、xDSL回線に接続されることを特徴とする
    請求項3ないし5のいずれかに記載のトランス。
  7. 【請求項7】 エコーキャンセラ用トランスとして通信
    回線に接続されることを特徴とする請求項3ないし5の
    いずれかに記載のトランス。
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