JP2003107321A - 望遠レンズの合焦装置 - Google Patents

望遠レンズの合焦装置

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JP2003107321A
JP2003107321A JP2001301873A JP2001301873A JP2003107321A JP 2003107321 A JP2003107321 A JP 2003107321A JP 2001301873 A JP2001301873 A JP 2001301873A JP 2001301873 A JP2001301873 A JP 2001301873A JP 2003107321 A JP2003107321 A JP 2003107321A
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動による合焦操作とオートフォーカス機構
が連動可能な望遠レンズ系を、複雑な機構や光学系を必
要とすることなく低コストで実現する。 【構成】 2以上のレンズ群を有する望遠レンズにおい
て、2つのレンズ群の光軸方向の絶対位置及び相対位置
の双方を変化させる、独立して操作可能な2つの合焦機
構を設けた望遠レンズの合焦装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、望遠レンズの合焦装置に関し、
特にオートフォーカス機構を有するカメラに組合せて使
用するのに適する望遠レンズの合焦装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】オートフォーカス機構を有
するカメラに使用する撮影レンズは、AFモジュールに
よって検出された焦点位置情報を基に、モータやギア列
等の組合せによって構成されるレンズ移動機構を作動さ
せることによって光学系全体、もしくは一部のレンズ群
を光軸方向に移動させる合焦機構をもつ。
【0003】特に望遠レンズ系では光学系が大きく重く
なるため、一部のレンズ群を移動させる、いわゆるイン
ナーフォーカス機構を採用することで、合焦のために移
動させるレンズ群を軽量化し、レンズ移動機構のモータ
やギアに加わる負担を軽減しているものがある。
【0004】従来のオートフォーカス機構に採用されて
いるAFモジュールは撮影レンズの焦点外れ量の大小を
検出するものであり、撮影レンズを合焦させるために必
要なレンズ移動量を直接求めることはできないため、レ
ンズ移動機構とAFモジュールを同時に作動させること
でレンズ移動量に対する焦点外れ量の変化を検出し、最
適なレンズ移動量を求めている。
【0005】しかし光学系の焦点距離が長くなるほどレ
ンズ移動量に対する焦点外れ量の変化が大きくなって、
AFモジュールの検出能力を越えてしまうことがある。
このため従来の望遠レンズ系とオートフォーカス機構の
組合せでは、最適なレンズ移動量を検出できずに合焦不
能になる場合がある。
【0006】また、装置の小型化のためにはオートフォ
ーカス機構を駆動するモータも小型化する必要があり、
モータの駆動トルクが小さくなる。このため合焦のため
に移動させるレンズ群も小型化が必要であり、特に光学
系の焦点距離が長い望遠レンズ系では光学系の一部を移
動させるインナーフォーカス機構によって、移動レンズ
群の重量を軽減しなくてはならない。しかしインナーフ
ォーカス機構は光学系が複雑化し、コストが高くつくと
いう問題がある。
【0007】
【発明の目的】本発明は、これら従来の望遠レンズ系の
問題に鑑みてなされたものであり、手動による合焦操作
とオートフォーカス機構が連動可能な望遠レンズ系を、
複雑な機構や光学系を必要とすることなく低コストで実
現することを目的とする。
【0008】
【発明の概要】本発明は、2以上のレンズ群を有する望
遠レンズにおいて、2つのレンズ群の光軸方向の絶対位
置及び相対位置の双方を変化させる、独立して操作可能
な2つの合焦機構を設けたことを特徴としている。この
構成によれば、2つの合焦機構を、手動合焦機構とオー
トフォーカス機構に適用できるため、クラッチ等の複雑
な機構を必要としない。
【0009】本発明による望遠レンズの合焦装置は、レ
ンズ構成に関係なく、2以上のレンズ群をフォーカスレ
ンズ群として機能させることができるレンズ系一般に適
用可能である。具体的には例えば、正レンズと負レンズ
の組合せからなる正のパワーの第1レンズ群と、同じく
正レンズと負レンズの組合せから成る正のパワーの第2
レンズ群との組合せによって構成されるペッツバールタ
イプに適用できる。ペッツバールタイプの光学系は画角
が狭いという欠点はあるものの、比較的少ない構成枚数
で良好な性能が得られることから、望遠レンズ系等に使
用されている。
【0010】本発明は、その一態様では、ペッツバール
タイプの光学系から成る望遠レンズ系において、手動に
よる合焦機構によって全系、第1群、第2群のいずれか
を移動させて大まかに合焦させ、さらに手動合焦機構と
は独立した電動によるオートフォーカス機構によって第
1レンズ群もしくは第2レンズ群のいずれかを移動させ
て正確に合焦させるものである。
【0011】またこの構成によれば、オートフォーカス
機構によるレンズ移動を微小で済ませることができるた
め、AFモジュールによる焦点外れ量の検出精度も向上
する。
【0012】更にこの構成によれば、第1レンズ群と第
2レンズ群とで合焦のためのレンズ移動量を分担してお
り、第1レンズ群もしくは第2レンズ群のいづれかひと
つのレンズ群を移動させる従来の合焦機構よりもそれぞ
れのレンズ群の移動量は少なくて済むため、第1レンズ
群と第2レンズ群との間隔変化による性能変化が少な
い。したがって、従来のインナーフォーカス機構のよう
な複雑な光学系は必要無く、従来のペッツバールタイプ
と同様の光学系を使用することができる。
【0013】本発明による望遠レンズの合焦機構は、一
つの具体的な構成では、物体側から順に、第1レンズ群
と第2レンズ群より構成され、2つの合焦機構が第1レ
ンズ群と第2レンズ群のそれぞれを独立に光軸方向に移
動させる。
【0014】この態様では、次の条件式(1)を満足す
ることが好ましい。 (1)0.4<|TI/TII|<2.5 但し、 TI;無限遠からある有限撮影距離までの合焦に要する
第1レンズ群の移動量、 TII;無限遠から前記有限撮影距離までの合焦に要する
第2レンズ群の移動量、 である。
【0015】また、次の条件式(2)を満足することが
好ましい。 (2)0.15<DI-II /f<0.7 但し、 DI-II;第1レンズ群と第2レンズ群との無限遠物点に
合焦時の間隔、 f;全系の焦点距離、 である。
【0016】第1レンズ群と第2レンズ群は、具体的に
はそれぞれ正レンズと負レンズの組合せより構成され
る。このとき、次の条件式(3)、(4)を満足するこ
とが好ましい。 (3)|SCI /SC|<0.8 (4)20<νIp−νIn 但し、 SCI;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1
/(fi*νi))の第1レンズ群中での総和、 SC;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1/
(fi*νi))の全系での総和、 νIp;第1レンズ群の正レンズのアッベ数、 νIn;第1レンズ群の負レンズのアッベ数、 である。
【0017】2つの合焦機構の一方は、手動操作によっ
てレンズを光軸方向に移動させる手動合焦機構であり、
他方は電気的手段によってレンズを光軸方向に移動させ
る電動合焦機構とすることができる。この手動合焦機構
は第1レンズ群または第2レンズ群に適用することがで
き、電動合焦機構は第2レンズ群または第1レンズ群に
適用することができる。
【0018】本発明による別の望遠レンズの合焦装置
は、同じ、物体側から順に第1レンズ群と第2レンズ群
から構成され、2つの合焦機構の一方によって全系を光
軸方向に移動させ、他方によって第1レンズ群を独立に
光軸方向に移動させる。
【0019】この態様では、次の条件式(5)を満足す
ることが好ましい。 (5)0.2<|TA /TI |<1.5 但し、 TA;無限遠からある有限撮影距離までの合焦に要する
全系の移動量、 TI;無限遠から前記有限撮影距離までの合焦に要する
第1レンズ群の移動量、 である。この望遠レンズの合焦装置は更に、上述した条
件式(2)から(4)(新条件式番号(6)から(8))を
満足することが好ましい。
【0020】本発明によるさらに別の望遠レンズの合焦
装置は、同じ、物体側から順に第1レンズ群と第2レン
ズ群から構成され、2つの合焦機構の一方によって全系
を光軸方向に移動させ、他方によって第2レンズ群を独
立に光軸方向に移動させる。
【0021】この態様では、次の条件式(9)を満足す
ることが好ましい。 (9)0.2<|TA /TI |<1.5 但し、 TA;無限遠からある有限撮影距離までの合焦に要する
全系の移動量、 TI;無限遠から前記有限撮影距離までの合焦に要する
第2レンズ群の移動量 である。この望遠レンズの合焦装置は更に、上述した条
件式(2)から(4)(新条件式番号(10)から(1
2))を満足することが好ましい。
【0022】本発明による望遠レンズの合焦装置は、上
述のように、レンズ構成を問わずに適用できる。3群の
具体例では、物体側から順に、正の第1レンズ群、負の
第2レンズ群及び正の第3レンズ群からなる系におい
て、2つの合焦機構により、第1レンズ群と第3レンズ
群をそれぞれ光軸方向に移動させる。あるいは、第1レ
ンズ群と第2レンズ群をそれぞれ光軸方向に移動させ
る。
【0023】望遠レンズ系を物体側から順に第1レンズ
群と第2レンズ群とで構成する場合、第1レンズ群と第
2レンズ群はそれぞれ、正のレンズ群から構成すること
ができ、このとき、次の条件式(13)を満足すること
が好ましい。 (13)0.2<|TA /TI |<0.8
【0024】
【発明の実施形態】図1は本発明による望遠レンズの合
焦装置の第一の実施形態を示している。この装置の望遠
レンズ系は、物体側から順に、正の第1レンズ11と負
の第2レンズ12の貼り合せによって構成される正の第
1レンズ群1と、正の第3レンズ21と負の第4レンズ
22とで構成される正の第2レンズ群2とによって構成
されている。第4レンズ22より像側には、ローパスフ
ィルターや赤外カットフィルターなどのフィルター3
(1枚として図示)が位置し、更にCCD撮像素子5の
パッケージ前面にはカバーガラス4が固定されている。
これらの部材は鏡筒40の内側に保持され、CCD撮像
素子5は鏡筒40の像側端部に固定されている。
【0025】第1レンズ群1は第1レンズ群枠20に保
持され、第1レンズ群枠20はヘリコイド機構25によ
って鏡筒40に保持されている。従って第1レンズ群1
(第1レンズ群枠20)は、回転させると光軸方向に移
動する。また第2レンズ群2は第2レンズ群枠30に保
持され、第2レンズ群枠30はヘリコイド機構35によ
って鏡筒40に保持されている。従って第2レンズ群2
(第2レンズ群枠30)は回転させると光軸方向に移動
する。
【0026】第1レンズ群枠20の外周部には手動操作
部材(合焦リング)54が固定されている。この手動操
作部材54を手動で回転すると、ヘリコイド機構25に
よって鏡筒40に保持された第1レンズ群枠20が光軸
方向に移動し、第1レンズ群1が光軸方向に移動するこ
とで合焦操作がなされる。
【0027】第2レンズ群枠30の像側端部には平ギア
61が設けられており、平ギア61にはピニオンギア6
2が螺合されている。このピニオンギア62は、モータ
64の出力軸63によって回転駆動される。AFモジュ
ールによって検出されたレンズ移動量を基にモータ64
が回転すると、ヘリコイド機構35によって鏡筒に保持
された第2レンズ群枠30が光軸方向に移動し、第2レ
ンズ群2が光軸方向に移動することで合焦操作がなされ
る。つまり、2つの合焦機構によって、第1レンズ群1
と第2レンズ群2の絶対位置及び相対位置が変化して合
焦動作がなされる。
【0028】条件式(1)ないし(4)は、以上のよう
に、2つの合焦機構によって第1レンズ群1と第2レン
ズ群2を独立して光軸方向に可動としたペッツバールタ
イプの望遠レンズ系における好ましい条件である。
【0029】条件式(1)は、合焦時の第1レンズ群と
第2レンズ群の移動量を規定することで、オートフォー
カスの精度と手動による合焦操作の操作性を最適化する
ためのものである。条件式(1)の下限を超えると、第2
レンズ群の移動量に対する焦点外れ量の変動が大きくな
りすぎ、図1の構成ではモータ64の僅かな回転によっ
て焦点外れ量が大きく変動するため、オートフォーカス
機構による合焦が困難になる。また条件式(1)の上限を
超えると、第1レンズ群の移動量に対する焦点外れ量の
変動が大きくなりすぎ、図1の構成では合焦操作ハンド
ル54の僅かな回転によって焦点外れ量が大きく変動す
るため、手動による合焦操作が困難になる。
【0030】条件式(2)は、第1レンズ群と第2レンズ
群との距離を最適化することで、第1レンズ群と第2レ
ンズ群の移動空間を確保すると共に、望遠レンズ系全長
の大型化を避けるための条件である。条件式(2)の下限
を超えると、第1レンズ群と第2レンズ群との距離が小
さくなりすぎ、双方のレンズ群が同時に移動するのに必
要な空間を確保できなるなる。また条件式(2)の上限を
超えると、望遠レンズ系の全長が大きくなりすぎる。
【0031】条件式(3)は、第1レンズ群単独で色収差
を補正することで、合焦操作による移動によって第1レ
ンズ群と第2レンズ群との位置関係が変化しても色収差
の変動を抑えるための条件である。条件式(3)の上限を
超えると、合焦操作によって色収差が変動してしまう。
【0032】条件式(4)は、条件式(3)で色補正作用を
規定された第1レンズ群において、正レンズと負レンズ
のアッベ数の差を大きくすることで、正レンズと負レン
ズのパワーを大きくすることなく良好に色収差を補正す
るための条件である。条件式(4)の下限を超えると、良
好な色補正を得るためには第1レンズ群の正レンズと負
レンズのパワーを大きくしなくてはならなくなり、高次
の球面収差やコマ収差が過剰に発生して良好な性能が得
られなくなる他、レンズの偏芯等による収差変動が大き
くなるため高い加工精度が必要となってコスト高にな
る。
【0033】図2は本発明による望遠レンズの合焦装置
の第二の実施形態を示している。この装置の望遠レンズ
系は、第一の実施形態のそれと同じである。この第二の
実施形態では、固定鏡筒40の物体側に可動鏡筒10が
可動鏡筒ヘリコイド機構15を介して支持されている。
第2レンズ群2は、この可動鏡筒10に一体に形成され
た第2レンズ群枠30に保持されている。
【0034】第1レンズ群1は第1レンズ群枠20に保
持され、この第1レンズ群枠20は第1レンズ群ヘリコ
イド機構25によって可動鏡筒10に支持されている。
従って、固定鏡筒40に対して可動鏡筒10を回転させ
ると、第1レンズ群1と第2レンズ群2の全体(全系)
が光軸方向に移動し、可動鏡筒10に対して第1レンズ
群枠20を回転させると、第1レンズ1が単独で光軸方
向に移動する。
【0035】可動鏡筒10の外周部には手動操作部材
(リング)54が固定されている。この手動操作部材5
4を手動で回転すると、可動鏡筒ヘリコイド機構15に
よって固定鏡筒に保持された可動鏡筒10が回転し、第
1レンズ群1と第2レンズ群2とが同時に光軸方向に移
動することで合焦操作がなされる。
【0036】第1レンズ群枠20の像側端面には平ギア
61が形成され、平ギア61にはピニオンギア62が螺
合されている。、ピニオンギア62はモータ64の出力
軸63によって回転駆動される。AFモジュールによっ
て検出されたレンズ移動量を基にモータ64が回転する
と、第1レンズ群ヘリコイド機構25によって可動鏡筒
10に保持された第1レンズ群枠20が回転し、第1レ
ンズ群1が光軸方向に移動することで合焦操作がなされ
る。つまり、2つの合焦機構によって、第1レンズ群1
と第2レンズ群2の絶対位置及び相対位置が変化して合
焦動作がなされる。
【0037】条件式(5)ないし(8)は、以上のよう
に、2つの合焦機構によって、第1レンズ群1と第2レ
ンズ群2の全系と、第1レンズ群1とを光軸方向に可動
としたペッツバールタイプの望遠レンズ系における好ま
しい条件である。
【0038】条件式(5)は、合焦時の全系と第2レンズ
群の移動量を規定することで、オートフォーカスの精度
と手動による合焦操作の操作性を最適化するための条件
である。条件式(5)の下限を超えると、全系の移動量に
対する焦点外れ量の変動が大きくなりすぎ、図2の構成
では合焦操作リング54の僅かな回転によって焦点外れ
量が大きく変動するため、手動による合焦操作が困難に
なる。また条件式(5)の上限を超えると、第1レンズ群
の移動量に対する焦点外れ量の変動が大きくなりすぎ、
図2の構成ではモータ64の僅かな回転によって焦点外
れ量が大きく変動するため、オートフォーカス機構によ
る合焦が困難になる。
【0039】条件式(6)ないし(8)は、条件式
(2)ないし(4)に対応しているので、説明を省略す
る。
【0040】図3は本発明による望遠レンズの合焦装置
の第三の実施形態を示している。この装置の望遠レンズ
系は、第一の実施形態のそれと同じである。この第三の
実施形態では、固定鏡筒40の物体側に可動鏡筒10が
可動鏡筒ヘリコイド機構15を介して支持されている。
第1レンズ群1は、この可動鏡筒10に一体に形成され
た第1レンズ群枠20に保持されている。
【0041】第2レンズ群2は第2レンズ群枠30に保
持され、この第2レンズ群枠30は第2レンズ群ヘリコ
イド機構35によって可動鏡筒10に支持されている。
従って、固定鏡筒40に対して可動鏡筒10を回転させ
ると、第1レンズ群1と第2レンズ群2の全体(全系)
が光軸方向に移動し、可動鏡筒10に対して第2レンズ
群枠30を回転させると、第2レンズ群2が単独で光軸
方向に移動する。
【0042】可動鏡筒10の外周部には手動操作部材
(リング)54が固定されている。この手動操作部材5
4を手動で回転すると、可動鏡筒ヘリコイド機構15に
よって固定鏡筒40に保持された可動鏡筒10が回転
し、第1レンズ群1と第2レンズ群2とが同時に光軸方
向に移動することで合焦操作がなされる。
【0043】第2レンズ群枠30の物体側端面には平ギ
ア61が形成され、平ギア61にはピニオンギア62が
螺合されている。ピニオンギア62はモータ64の出力
軸63によって回転駆動される。AFモジュールによっ
て検出されたレンズ移動量を基にモータ64が回転する
と、第2レンズ群ヘリコイド機構35によって可動鏡筒
10に保持された第2レンズ群枠30が回転し、第2レ
ンズ群2が光軸方向に移動することで合焦操作がなされ
る。つまり、2つの合焦機構によって、第1レンズ群1
と第2レンズ群2の絶対位置及び相対位置が変化して合
焦動作がなされる。
【0044】条件式(9)ないし(12)は、以上のよう
に、2つの合焦機構によって、第1レンズ群1と第2レ
ンズ群2の全系と、第2レンズ群2とを光軸方向に可動
としたペッツバールタイプの望遠レンズ系における好ま
しい条件である。
【0045】条件式(9)は、合焦時の全系と第2レンズ
群の移動量を規定することで、オートフォーカスの精度
と手動による合焦操作の操作性を最適化するための条件
である。条件式(9)の下限を超えると、第2レンズ群の
移動量に対する焦点外れ量の変動が大きくなりすぎ、図
3の構成ではモータ64の僅かな回転によって焦点外れ
量が大きく変動するため、オートフォーカス機構による
合焦が困難になる。また条件式(9)の上限を超えると、
全系の移動量に対する焦点外れ量の変動が大きくなりす
ぎ、図3の構成では合焦操作リング54の僅かな回転に
よって焦点外れ量が大きく変動するため、手動による合
焦操作が困難になる。
【0046】条件式(10)ないし(12)は、条件式
(2)ないし(4)に対応しているので、説明を省略す
る。
【0047】次に以上のペッツバールタイプの望遠レン
ズの合焦装置についての具体的な実施例を示す。諸収差
図中、d線、g線、c線は球面収差により示される色収
差と倍率色収差であり、Sはサジタル、Mはメリディオ
ナル、Wは入射角(°)、Hは軸上光束の入射高さ、Y
は像高である。また、数値データ中のFNo.はFナンバ
ー、fは焦点距離、FBはバックフォーカス、Rは曲率半
径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、Ndはd線の屈折
率、νdはアッベ数を示す。以下の実施例1ないし4
は、2つの合焦機構で、第1レンズ群と第2レンズ群を
それぞれ光軸方向に移動させる態様、全系と第1レンズ
群を光軸方向に移動させる態様、及び全系と第2レンズ
群を光軸方向に移動させる態様のいずれも可能である。
【0048】「実施例1」図4は本発明による望遠レン
ズ系の第1の実施例のレンズ構成図、図5は実施例1の
無限遠合焦時の諸収差図、表1は数値データである。図
6、図7、図8はそれぞれ、実施例1のレンズ構成にお
いて、全体、第1レンズ群、第2レンズ群を移動させる
ことにより撮影倍率−0.02倍としたときの諸収差図
である。
【0049】
【表1】 FNo. = 1:4.0 f = 37.10 W = 4.4 FB = 0.50 面NO. R D Nd νd 1 20.276 2.500 1.51633 64.1 2 -20.958 1.200 1.60342 38.0 3 316.548 D3 - - 4 11.057 1.500 1.51633 64.1 5 26.198 1.887 - - 6 9.813 1.200 1.60342 38.0 7 6.500 D7 - - 8 ∞ 2.350 1.51633 64.1 9 ∞ 5.200 - - 10 ∞ 1.000 1.51633 64.1 11 ∞ - - - ( 無限遠合焦時 全系移動時 第1群移動時 第2群移動時 ) M 0.00 -0.02 -0.02 -0.02 D3 11.140 11.140 12.531 9.570 D7 11.992 12.734 11.992 13.562 FB 0.50 0.50 0.50 0.50
【0050】「実施例2」図9は本発明による望遠レン
ズ系の第2の実施例の無限遠合焦時の諸収差図、表2は
数値データである。レンズ構成は図4と同様である。図
10、図11、図12はそれぞれ、実施例2のレンズ構
成において、全体、第1レンズ群、第2レンズ群を移動
させることにより撮影倍率−0.02倍としたときの諸
収差図である。
【0051】
【表2】 FNo. = 1:4.0 f = 37.13 W = 4.4 FB = 0.50 面NO. R D Nd νd 1 21.595 2.500 1.51633 64.1 2 -25.986 1.200 1.62004 36.3 3 147.545 D3 - - 4 11.467 1.500 1.51633 64.1 5 30.126 2.000 - - 6 9.019 1.200 1.62004 36.3 7 6.500 D7 - - 8 ∞ 2.350 1.51633 64.1 9 ∞ 5.200 - - 10 ∞ 1.000 1.51633 64.1 11 ∞ - - - ( 無限遠合焦時 全系移動時 第1群移動時 第2群移動時 ) M 0.00 -0.02 -0.02 -0.02 D3 12.118 12.118 14.195 10.976 D7 13.091 13.834 13.091 14.233 FB 0.50 0.50 0.50 0.50
【0052】「実施例3」図13は本発明による望遠レ
ンズ系の第3の実施例の無限遠合焦時の諸収差図、表3
は数値データである。レンズ構成は図4と同様である
が、第1レンズ群の正レンズと負レンズが貼り合わされ
ていない点が先の実施例と異なる。図14、図15、図
16はそれぞれ、実施例3のレンズ構成において、全
体、第1レンズ群、第2レンズ群を移動させることによ
り撮影倍率−0.02倍としたときの諸収差図である。
【0053】
【表3】 FNo. = 1:4.0 f = 37.11 W = 4.4 FB = 0.50 面NO. R D Nd νd 1 20.400 2.500 1.49700 81.6 2 -17.175 0.200 - - 3 -16.637 1.200 1.54072 47.2 4 117.829 D4 - - 5 11.196 1.500 1.58913 61.2 6 30.676 2.000 - - 7 10.819 1.200 1.56732 42.8 8 6.500 D8 - - 9 ∞ 2.350 1.51633 64.1 10 ∞ 5.200 - - 11 ∞ 1.000 1.51633 64.1 12 ∞ - - - ( 無限遠合焦時 全系移動時 第1群移動時 第2群移動時 ) M 0.00 -0.02 -0.02 -0.02 D4 10.000 10.000 11.864 8.781 D8 12.987 13.729 12.987 14.206 FB 0.50 0.50 0.50 0.50
【0054】「実施例4」図17は本発明による望遠レ
ンズ系の第4の実施例の無限遠合焦時の諸収差図、表4
は数値データである。レンズ構成は図4と同様である
が、実施例3と同様に、第1レンズ群の正レンズと負レ
ンズは貼り合わされていない。図18、図19、図20
はそれぞれ、実施例4のレンズ構成において、全体、第
1レンズ群、第2レンズ群を移動させることにより撮影
倍率−0.02倍としたときの諸収差図である。
【0055】
【表4】 FNo. = 1:4.0 f = 37.06 W = 4.4 FB = 0.50 面NO. R D Nd νd 1 18.637 2.500 1.49700 81.6 2 -16.820 0.200 - - 3 -16.253 1.200 1.54072 47.2 4 341.443 D4 - - 5 11.454 1.500 1.58913 61.2 6 23.116 1.167 - - 7 10.328 1.200 1.56732 42.8 8 6.500 D8 - - 9 ∞ 2.350 1.51633 64.1 10 ∞ 5.200 - - 11 ∞ 1.000 1.51633 64.1 12 ∞ - - - ( 無限遠合焦時 全系移動時 第1群移動時 第2群移動時 ) M 0.00 -0.02 -0.02 -0.02 D4 14.581 14.581 15.695 12.397 D8 9.074 9.815 9.074 11.258 FB 0.50 0.50 0.50 0.50
【0056】各実施例の各条件式に対する値を表5に示
す。条件式(1)、(5)、(9)は撮影倍率−0.0
2倍における計算値である。
【表5】 実施例 1 実施例 2 実施例 3 実施例 4 条件式(1) 0.886 1.819 1.528 0.510 条件式(2) 0.300 0.326 0.269 0.393 条件式(3) 0.136 0.405 0.467 0.227 条件式(4) 26.1 27.8 34.4 34.4 条件式(5) 0.533 0.357 0.398 0.665 条件式(9) 0.473 0.650 0.609 0.339 TI = 1.391 2.077 1.864 1.114 TII = -1.570 -1.142 -1.219 -2.184 TA = 0.742 0.743 0.742 0.741 f = 37.102 37.131 37.110 37.056 SCI = 0.0000 -0.0001 -0.0001 -0.0001 SC = -0.0003 -0.0003 -0.0003 -0.0003 各実施例は各条件式を満足しており、諸収差も比較的よ
く補正されている。
【0057】図21、図22は、本発明を3群タイプの
望遠レンズに適用した実施形態を示している。この実施
形態のレンズ系は、物体側から順に、正の第1レンズ群
71、負の第2レンズ群72及び正の第3レンズ群73
からなっている。
【0058】図21の実施形態では、第2レンズ群72
が固定鏡筒74に固定されており、第1レンズ群71
は、固定鏡筒74に螺合された第1レンズ群枠75に固
定されている。また第3レンズ群73は、固定鏡筒74
内に相対移動自在に嵌めた第3レンズ群枠76に固定さ
れており、固定鏡筒74の外周には回転操作環77が回
動自在に嵌まっている。この第3レンズ群枠76から径
方向に突出させた駆動ピン78は、固定鏡筒74の直進
案内溝79及び操作環77のリード溝80に嵌まってい
る。従って、第1レンズ群枠75を固定鏡筒74に対し
て回転させると、第1レンズ群71が光軸方向に移動し
て合焦動作がなされる。また操作環77を回転させる
と、第3レンズ群73が光軸方向に移動して合焦動作が
なされる。つまり、2つの合焦機構によって、第1レン
ズ群71と第3レンズ群73の絶対位置及び相対位置が
変化して合焦動作がなされる。
【0059】図22の実施形態では、第3レンズ群73
が固定鏡筒74に固定されており、第2レンズ群72
が、固定鏡筒74内に相対移動自在に嵌めた第2レンズ
群枠81に固定されている。この第2レンズ群枠81か
ら径方向に突出させた駆動ピン82は、固定鏡筒74の
直進案内溝79及び操作環77のリード溝83に嵌まっ
ている。従って、この実施形態では、第1レンズ群枠7
5を固定鏡筒74に対して回転させると、第1レンズ群
71が光軸方向に移動して合焦動作がなされ、操作環7
7を回転させると、第2レンズ群72が光軸方向に移動
して合焦動作がなされる。つまり、2つの合焦機構によ
って、第1レンズ群71と第2レンズ群72の絶対位置
及び相対位置が変化して合焦動作がなされる。
【0060】勿論、第1レンズ群枠75または操作環7
7の回転操作の一方は電動操作機構によって行うことが
できるから、図1ないし図3の実施形態と同様に、手動
による合焦操作とオートフォーカス機構を連動させるこ
とができる。
【0061】
【発明の効果】本発明の望遠レンズの合焦装置は、2つ
の合焦機構を持つので、複雑な機構や光学系を必要とす
ることなく、手動による合焦操作とオートフォーカス機
構を低コストで連動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による望遠レンズの合焦装置の第一の実
施形態を示す縦断面図である。
【図2】同第二の実施形態を示す縦断面図である。
【図3】同第三の実施形態を示す縦断面図である。
【図4】図1ないし図3の合焦装置に用いる望遠レンズ
系の一例を示すレンズ構成図である。
【図5】図4の望遠レンズ系の実施例1の無限遠物点に
対する諸収差図である。
【図6】図5の望遠レンズ系の全体を移動させることに
より撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図である。
【図7】図5の望遠レンズ系の第1群を移動させること
により撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図8】図5の望遠レンズ系の第2群を移動させること
により撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図9】図4の望遠レンズ系の実施例2の無限遠物点に
対する諸収差図である。
【図10】図9の望遠レンズ系の全体を移動させること
により撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図11】図9の望遠レンズ系の第1群を移動させるこ
とにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図12】図9の望遠レンズ系の第2群を移動させるこ
とにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図13】図4の望遠レンズ系の実施例3の無限遠物点
に対する諸収差図である。
【図14】図13の望遠レンズ系の全体を移動させるこ
とにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図15】図13の望遠レンズ系の第1群を移動させる
ことにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図で
ある。
【図16】図13の望遠レンズ系の第2群を移動させる
ことにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図で
ある。
【図17】図4の望遠レンズ系の実施例4の無限遠物点
に対する諸収差図である。
【図18】図17の望遠レンズ系の全体を移動させるこ
とにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図であ
る。
【図19】図17の望遠レンズ系の第1群を移動させる
ことにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図で
ある。
【図20】図17の望遠レンズ系の第2群を移動させる
ことにより撮影倍率−0.02倍とした時の諸収差図で
ある。
【図21】本発明による望遠レンズの合焦装置の第四の
実施形態を示す縦断面図である。
【図22】同第五の実施形態を示す縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/36 G02B 7/04 A H04N 5/225 E 5/232 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 CA11 2H044 BA06 BD02 BE02 DA01 DB01 DB02 DD02 DD13 EF01 EF05 2H087 KA01 KA03 LA02 MA09 PA03 PA04 PA05 PA17 PA18 PB04 PB06 QA02 QA06 QA07 QA14 QA22 QA25 QA26 QA37 QA41 QA45 QA46 RA42 RA43 5C022 AB22 AC54 AC74

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上のレンズ群を有する望遠レンズに
    おいて、2つのレンズ群の光軸方向の絶対位置及び相対
    位置の双方を変化させる、独立して操作可能な2つの合
    焦機構を設けたことを特徴とする望遠レンズの合焦装
    置。
  2. 【請求項2】 前記望遠レンズは、物体側から順に、第
    1レンズ群と第2レンズ群からなっており、上記2つの
    合焦機構は、この第1レンズ群と第2レンズ群のそれぞ
    れを独立して光軸方向に移動させるレンズ移動機構であ
    る請求項1記載の望遠レンズの合焦装置。
  3. 【請求項3】 次の条件式(1)を満足する請求項2記
    載の望遠レンズの合焦装置。 (1)0.4<|TI/TII|<2.5 但し、 TI;無限遠からある有限撮影距離までの合焦に要する
    第1レンズ群の移動量、 TII;無限遠から前記有限撮影距離までの合焦に要する
    第2レンズ群の移動量。
  4. 【請求項4】 次の条件式(2)を満足する請求項2ま
    たは3に記載の望遠レンズの合焦装置。 (2)0.15<DI-II /f<0.7 但し、 DI-II;第1レンズ群と第2レンズ群との無限遠物点に
    合焦時の間隔、 f;全系の焦点距離。
  5. 【請求項5】 前記第1レンズ群と第2レンズ群は、そ
    れぞれ正レンズと負レンズの組合せより構成され、次の
    条件式(3)、(4)を満足する請求項2ないし4のい
    ずれか1項記載の望遠レンズの合焦装置。 (3)|SCI /SC|<0.8 (4)20<νIp−νIn 但し、 SCI;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1
    /(fi*νi))の第1レンズ群中での総和、 SC;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1/
    (fi*νi))の全系での総和、 νIp;第1レンズ群の正レンズのアッベ数 νIn;第1レンズ群の負レンズのアッベ数。
  6. 【請求項6】 前記2つの合焦機構の一方は、手動操作
    によってレンズを光軸方向に移動させる手動合焦機構で
    あり、他方は電気的手段によってレンズを光軸方向に移
    動させる電動合焦機構である請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の望遠レンズの合焦装置。
  7. 【請求項7】 前記手動合焦機構は前記第1レンズ群に
    適用され、前記電動合焦機構は前記第2レンズ群に適用
    されている請求項6に記載の望遠レンズの合焦装置。
  8. 【請求項8】 前記電動合焦機構は前記第1レンズ群に
    適用され、前記手動合焦機構は前記第2レンズ群に適用
    されている請求項6に記載の望遠レンズの合焦装置。
  9. 【請求項9】 前記望遠レンズは、物体側から順に、第
    1レンズ群と第2レンズ群からなっており、前記2つの
    合焦機構は、全系を光軸方向に移動させる全系移動機構
    と、第1レンズ群を光軸方向に移動させる機構である請
    求項1記載の望遠レンズの合焦装置。
  10. 【請求項10】 次の条件式(5)を満足する請求項9
    記載の望遠レンズの合焦装置。 (5)0.2<|TA /TI |<1.5 但し、 TA;無限遠からある有限撮影距離までの合焦に要する
    全系の移動量、 TI;無限遠から前記有限撮影距離までの合焦に要する
    第1レンズ群の移動量。
  11. 【請求項11】 次の条件式(6)を満足する請求項9
    または10に記載の望遠レンズの合焦装置。 (6)0.15<DI-II /f<0.7 但し、 DI-II;第1レンズ群と第2レンズ群との無限遠物点に
    合焦時の間隔、 f;全系の焦点距離。
  12. 【請求項12】 前記第1レンズ群と第2レンズ群は、
    それぞれ正レンズと負レンズの組合せより構成され、次
    の条件式(7)、(8)を満足する請求項9ないし11
    のいずれか1項に記載の望遠レンズの合焦装置。 (7)|SCI /SC|<0.8 (8)20<νIp−νIn 但し、 SCI;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1
    /(fi*νi))の第1レンズ群中での総和、 SC;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1/
    (fi*νi))の全系での総和、 νIp;第1レンズ群の正レンズのアッベ数、 νIn;第1レンズ群の負レンズのアッベ数。
  13. 【請求項13】 前記2つの合焦機構の一方は、手動操
    作によってレンズを光軸方向に移動させる手動合焦機構
    であり、他方は電気的手段によってレンズを光軸方向に
    移動させる電動合焦機構である請求項9ないし12のい
    ずれか1項に記載の望遠レンズの合焦装置。
  14. 【請求項14】 前記手動合焦機構は前記全系に適用さ
    れ、前記電動合焦機構は前記第1レンズ群に適用されて
    いる請求項13に記載の望遠レンズの合焦装置。
  15. 【請求項15】 前記電動合焦機構は前記全系に適用さ
    れ、前記手動合焦機構は前記第1レンズ群に適用されて
    いる請求項13に記載の望遠レンズの合焦装置。
  16. 【請求項16】 前記望遠レンズは、物体側から順に、
    第1レンズ群と第2レンズ群からなっており、前記2つ
    の合焦機構は、全系を光軸方向に移動させる全系移動機
    構と、第2レンズ群を光軸方向に移動させる機構である
    請求項1記載の望遠レンズの合焦装置。
  17. 【請求項17】 次の条件式(9)を満足する請求項1
    6記載の望遠レンズの合焦装置。 (9)0.2<|TA /TI |<1.5 但し、 TA;無限遠からある有限撮影距離までの合焦に要する
    全系の移動量、 TI;無限遠から前記有限撮影距離までの合焦に要する
    第2レンズ群の移動量。
  18. 【請求項18】 次の条件式(10)を満足する請求項
    16または17に記載の望遠レンズの合焦装置。 (10)0.15<DI-II /f<0.7 但し、 DI-II;第1レンズ群と第2レンズ群との無限遠物点に
    合焦時の間隔、 f;全系の焦点距離。
  19. 【請求項19】 前記第1レンズ群と第2レンズ群は、
    それぞれ正レンズと負レンズの組合せより構成され、次
    の条件式(11)、(12)を満足する請求項16ない
    し18のいずれか1項に記載の望遠レンズの合焦装置。 (11)|SCI /SC|<0.8 (12)20<νIp−νIn 但し、 SCI;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1
    /(fi*νi))の第1レンズ群中での総和、 SC;各レンズの焦点距離とアッベ数の積の逆数(1/
    (fi*νi))の全系での総和、 νIp;第1レンズ群の正レンズのアッベ数、 νIn;第1レンズ群の負レンズのアッベ数。
  20. 【請求項20】 前記2つの合焦機構の一方は、手動操
    作によってレンズを光軸方向に移動させる手動合焦機構
    であり、他方は電気的手段によってレンズを光軸方向に
    移動させる電動合焦機構である請求項16ないし19の
    いずれか1項に記載の望遠レンズの合焦装置。
  21. 【請求項21】 前記手動合焦機構は前記全系に適用さ
    れ、前記電動合焦機構は前記第2レンズ群に適用されて
    いる請求項20に記載の望遠レンズの合焦装置。
  22. 【請求項22】 前記電動合焦機構は前記全系に適用さ
    れ、前記手動合焦機構は前記第2レンズ群に適用されて
    いる請求項20に記載の望遠レンズの合焦装置。
  23. 【請求項23】 前記望遠レンズは、物体側から順に、
    正の第1レンズ群、負の第2レンズ群及び正の第3レン
    ズ群からなっており、前記2つの合焦機構は、第1レン
    ズ群を光軸方向に移動させる機構と、第3レンズ群を光
    軸方向に移動させる機構である請求項1記載の望遠レン
    ズの合焦装置。
  24. 【請求項24】 前記望遠レンズは、物体側から順に、
    正の第1レンズ群、負の第2レンズ群及び正の第3レン
    ズ群からなっており、前記2つの合焦機構は、第1レン
    ズ群を光軸方向に移動させる機構と、第2レンズ群を光
    軸方向に移動させる機構である請求項1記載の望遠レン
    ズの合焦装置。
  25. 【請求項25】 前記望遠レンズは、物体側から順に、
    正の第1レンズ群と正の第2レンズ群からなっており、
    次の条件式(13)を満足する請求項9または16記載
    の望遠レンズの合焦装置。 (13)0.2<|TA /TI |<0.8
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