JP2003101721A - 画像形成装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体

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JP2003101721A
JP2003101721A JP2001290437A JP2001290437A JP2003101721A JP 2003101721 A JP2003101721 A JP 2003101721A JP 2001290437 A JP2001290437 A JP 2001290437A JP 2001290437 A JP2001290437 A JP 2001290437A JP 2003101721 A JP2003101721 A JP 2003101721A
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Takeshi Moriyama
剛 森山
Takayuki Fujii
隆行 藤井
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Canon Inc
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファクシミリ通信手段を含む複数の画像デー
タ入力手段を有し、入力された画像データに応じた画像
を用紙上に形成する画像形成装置において、画像形成し
て排出した用紙の束の仕分け、特にファクシミリ受信で
画像形成した用紙の束の仕分けを容易に行なえるように
する。 【解決手段】 画像形成装置の用紙後処理装置におい
て、画像形成装置本体で画像形成した用紙の搬入が終了
したとき、動作モードがファックスモード(ステップS
201)で、デフォルト仮綴じモードが設定されている
場合(S202)、用紙が2枚以上で30枚以下ならば
仮綴じするものと断定し(S203)、綴じ処理部(ス
テイプラ)の2つのアンビルを開き(S204)、ステ
イプルする(S206)。アンビルが開いているのでス
テイプル針の両側の足が外側に曲がり、針の取り外しが
容易な仮綴じがなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
で画像データを受信するファクシミリ通信手段を含む複
数の画像データ入力手段を有し、この画像データ入力手
段により入力された画像データに応じた画像を用紙上に
形成する画像形成装置、その制御方法、及びその制御プ
ログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な
記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記の種類の画像形成装置とし
て、原稿の画像を読み取ってその画像を用紙上に形成
(プリント)するコピー(複写)機能と、ファクシミリ
通信で画像データを受信してその画像データに応じた画
像を用紙上に形成するファクシミリ機能と、ホストコン
ピュータとのデータ通信で文書ファイルなどのコードデ
ータ或いは画像データを受信してそのデータに応じた画
像を用紙上に形成するプリンタ機能を兼ね備えた複合機
の画像形成装置が知られている。
【0003】このような画像形成装置の従来の構成で
は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能のそ
れぞれでプリントした用紙を同一の排出トレイ上に排出
する構成の場合、異なる機能のそれぞれでプリントした
用紙の束が重なったときの用紙の束の仕分けに便利なよ
うに、各機能毎にプリントした用紙の排出トレイ上に排
出して積載する位置をずらすという方法が採られてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
では、同一の排出トレイ上に異なる機能でプリントされ
た用紙の束が多数積載された場合、その後の仕分けが面
倒であるという問題がある。例えば、その場合に、ユー
ザーが同一の排出トレイ上の複数の用紙の束を取り出す
際に、用紙の束の機能毎の積載位置のずれに気づかずに
同時に複数の機能の用紙の束を掴んで取り出してしま
い、用紙の束の区切りが分からなくなってしまう可能性
もある。
【0005】また、特にファクシミリ受信のプリントの
場合、コピー機能やプリンタ機能でのプリントの場合に
比べて、プリントした用紙の束が排出トレイ上に積載さ
れたままになる場合が多いが、複数回の受信でプリント
した用紙の束が重なって積載されたときには、同一機能
のため1回の受信毎に積載位置がずらされないので、1
回の受信毎の区切りがわかりにくく、仕分けが面倒であ
るという問題があった。
【0006】そこで、本発明の課題は、この種の画像形
成装置において、プリントして排出した用紙の束の仕分
け、特にファクシミリ受信でプリントした用紙の束の仕
分けをユーザー(操作者)が容易に行なえるようにする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、ファクシミリ通信で画像データを
受信するファクシミリ通信手段を含む複数の画像データ
入力手段を有し、該画像データ入力手段により入力され
た画像データに応じた画像を用紙上に形成する画像形成
装置において、画像を形成した複数枚の用紙を綴じ部材
により所定の第1の綴じ方法、又は該第1の綴じ方法よ
りも綴じ部材の取り外しが容易な第2の綴じ方法で綴じ
る綴じ処理手段と、前記ファクシミリ通信手段により画
像データを受信して該画像データに応じた画像を複数枚
の用紙上に形成したときに、該複数枚の用紙を前記第2
の綴じ方法で綴じるように前記綴じ処理手段を制御する
制御手段を有する構成を採用した。
【0008】また、この構成に対応する画像形成装置の
制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュ
ータにより読み取り可能な記憶媒体の構成を採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を説明する。ここでは、複写機能、ファクシミリ
機能およびプリンタ機能を兼ね備えた複合機としての画
像形成装置の実施形態を示す。なお、実施形態の装置で
画像形成(プリント)に使用する用紙の材質は一般的な
紙に限らず、合成紙、フィルムなどでもよい。
【0010】[画像形成装置の全体構成]図1は実施形
態の画像形成装置の全体構成を示す断面図である。ここ
に示す画像形成装置本体50の上部には、原稿の画像を
読み取って画像データに変換する画像読取手段であるリ
ーダ部100が設けられている。図示していないが、リ
ーダ部10の手前側には、本装置の操作と各種の表示を
行なうための操作・表示部が設けられている。また、リ
ーダ部100上には、原稿を1枚ずつリーダ部100に
給送する循環式の自動原稿送り装置(以下、RDFと略
す)300が搭載されている。
【0011】また、リーダ部100の下には、複数種類
の用紙カセット204,205が装着され、プリント命
令に応じて画像データに応じた画像を用紙上に形成(プ
リント)する画像形成手段であるプリンタ部200が設
けられている。
【0012】また、本体50の片側には、ファクシミリ
通信あるいは不図示の外部のホストコンピュータとのデ
ータ通信などを行なうための外部I/F(インターフェ
ース)装置3が付設されており、リーダ部100と電気
的に接続されている。
【0013】さらに、本体50には、プリントされて本
体50から排出された用紙の束に対して、ステイプル針
で綴じる綴じ処理やソート処理などの後処理を行なう用
紙後処理装置400が連結されている。以下、これらの
各部の詳細を説明する。
【0014】[リーダ部100とプリンタ部200の機
械的構成]まず、リーダ部100とプリンタ部200の
機械的構成について図1により説明する。図1に示すリ
ーダ部100の機械的構成では、その上に搭載されたR
DF300の駆動により、それにセットされた原稿の束
から原稿が順次1枚ずつプラテンガラス102上に搬送
される。原稿がガラス102上の所定位置へ搬送される
と、スキャナユニット104のランプ103が点灯し、
スキャナユニット104が移動して原稿を走査する。原
稿の反射光による画像がミラー105,106,10
7,レンズ108を介してイメージセンサのCCD10
9上に結像される。そして、原稿の画像がCCD109
により光電変換され、その信号に各種の信号処理がなさ
れて画像信号が生成され、プリンタ部200に入力され
る。
【0015】プリンタ部200に入力された画像信号
は、レーザを有する露光制御部201で変調されたレー
ザ光の光信号に変換され、その光信号が感光体202を
照射する。それにより感光体202上に静電潜像が形成
され、その潜像が現像器203によってトナー像として
現像される。これとタイミングを合せて、用紙を積載し
た上段カセット204もしくは下段カセット205から
用紙が感光体202に搬送され、転写部206で感光体
202上のトナー像が用紙に転写される。転写されたト
ナー像は定着部207で用紙に定着され、その後用紙は
排紙ローラ208により本体50の外部に排出される。
そして、排出された用紙に対して、用紙後処理装置40
0で予め指定された動作モードに応じて、綴じ処理など
が行われる。
【0016】なお、順次読み込む原稿の画像を用紙の両
面にプリントする場合は、定着部207で片面(表面)
にトナー像を定着された用紙を排紙ローラ208まで搬
送した後、用紙を逆送りし、搬送方向切り替え部材20
9と搬送ローラ211を介して再給紙用の用紙積載部2
10に搬送する。次の原稿がプラテンガラス102上に
給送されたら、前述のプロセスと同様にして原稿の画像
が読み取られ、それに応じたトナー像が感光体202上
に形成されるが、用紙は再給紙用の用紙積載部210か
ら感光体202へ給紙され、その用紙の裏面にトナー像
が転写されるので、結局、同一の用紙の表面と裏面に2
ページの原稿の画像をプリントすることができる。
【0017】[RDF(循環式自動原稿送り装置)30
0の機械的構成]次に、RDF300の機械的構成を図
2により説明する。図2に示すRDF300の機械的構
成では、原稿トレイ310上にセットされる不図示の原
稿の束から原稿を順次1枚ずつリーダ部100に給送し
た後に原稿トレイ310上に戻す給送機構が設けられて
いる。その機構は、半月ローラ331、分離搬送ローラ
332、レジストローラ335、全面ベルト336、搬
送大ローラ337、排紙ローラ340、フラッパ34
1、リサイクルレバー342、及び後述する図17に示
す分離モータ、搬送モータ、ベルトモータなどの各種モ
ータやソレノイドやクラッチなどの駆動手段、および給
紙センサ、反転センサ、排紙センサ等の各種センサ、ス
イッチ、検知手段から構成されている。
【0018】半月ローラ331と分離搬送ローラ332
は、分離モータの駆動により回転して、原稿トレイ31
0上の原稿束の最下部から原稿を1枚づつ分離して送り
出す。また、レジストローラ335と全面ベルト336
は、ベルトモータの駆動により回転して、分離して送り
出された原稿を原稿パスa,bを通してプラテンガラス
102上の原稿パスcにおける走査位置まで搬送する。
また、搬送大ローラ337は、原稿の走査の終了後、搬
送モータの駆動により回転してプラテンガラス102上
の原稿を原稿パスcから原稿パスeに搬送する。原稿パ
スeに搬送された原稿は、排紙ローラ340により原稿
トレイ310上に戻される。
【0019】また、リサイクルレバー342は、原稿束
の全部の一循環を検知するもので、原稿給送開始時に原
稿束の上に載せられ、原稿が順次給送され、最終原稿の
後端がリサイクルレバー342を抜ける時にリサイクル
レバー342が自重で落下し、それにより原稿束の全部
の一循環が検知される。
【0020】また、両面原稿の給送時には、原稿を一旦
原稿パスa,bから原稿パスcに導き、原稿の片面(表
面)の走査が終了した後、搬送大ローラ337を回転
し、フラッパ341を切り換えることで原稿の先端を原
稿パスdに導き、次いでレジストローラ335により原
稿パスbを通し、この後全面ベルト336で原稿をプラ
テンガラス102上に搬送して停止することで原稿の表
裏を反転させている。すなわち、原稿パスc〜d〜bの
経路で表裏を反転させている。
【0021】また、原稿束の原稿を1枚づつ原稿パスa
〜b〜c〜d〜eを通して、リサイクルレバー342に
より一循環したことが検知されるまで搬送することによ
って、原稿の枚数をカウントすることができる。
【0022】[用紙後処理装置400の機械的構成]次
に、図3〜図9により、用紙後処理装置400の機械的
構成について説明する。図3に示すように、用紙後処理
装置400の本体402の片側(画像形成装置本体側)
には、画像形成装置本体から排出された用紙を搬入する
ための搬入口404が設けられ、その内側には搬入ロー
ラ対405が設けられている。搬入ローラ対405は不
図示の搬入モータの駆動により回転して、画像形成装置
本体から排出された用紙を本体402内に搬入し、仮収
納トレイユニット406に送る。
【0023】仮収納トレイユニット406は、仮収納ト
レイ408、可動ストッパ409、綴じ処理部410、
用紙束押し出し部411、用紙束押さえ部412から構
成される。
【0024】搬入ローラ対405により用紙は仮収納ト
レイ408上に送られる。仮収納トレイ408の端部に
設けられた可動ストッパ409は、不図示のステッピン
グモータにより駆動されて、仮収納トレイ408に対し
垂直または平行になるよう動作し、垂直になった時は仮
収納トレイ408上に用紙を溜められるようになり、平
行になった時は仮収納トレイ408の延長となって用紙
束を不図示の搬出モータにより回転される搬出ローラ対
407により本体402外の排出トレイ403上へ排出
する際の搬送路となる。
【0025】綴じ処理部410は、仮収納トレイ408
上の用紙の束をステイプル針で綴じるステイプル処理を
行うステイプラとして構成されている。綴じ処理部41
0は、図4に示すように構成されており、コの字形のス
テイプル針451の束を保持し、その束の先頭のステイ
プル針451を束から分離して押圧する不図示の押圧部
材を有する昇降可能な針止め452を有する。この針止
め452を上方から不図示の押圧手段により押下し、上
記押圧部材により束の先頭のステイプル針451を束か
ら分離して押下し、その両側の足を下方に配置された2
つのアンビル453上に置かれた不図示の用紙の束に刺
し通して、2つのアンビル453のそれぞれに形成され
た溝453aに押し付け、溝453aに沿わせて曲げる
ことにより、用紙の束を綴じる。
【0026】ここで、2つのアンビル453は、不図示
の移動手段により、図5のように互いに接した閉じた位
置と、図7のように互いに離間した開いた位置に移動可
能になっている。ステイプル処理時に図5のように2つ
のアンビル453が閉じていれば、図6のようにステイ
プル針451の両側の足が内側に曲げられ、用紙P(簡
単のため1枚のみ図示)の束がステイプラによる通常の
方法で綴じられる(以下、これを通常綴じという)。ま
た、ステイプル処理時に図7のように2つのアンビル4
53が開いていれば、図8のようにステイプル針451
の両側の足が外側に曲げられ、用紙Pの束が通常綴じの
場合よりもステイプル針451の取り外しが容易なよう
に綴じられる(以下、これを仮綴じという)。
【0027】このように、綴じ処理部410は通常綴じ
とともに仮綴じを行なえるように構成されている。ま
た、綴じ処理部410は、用紙の綴じ位置を自在に変え
られるように、不図示のモータにより移動されるように
なっている。
【0028】再び図3において、用紙束押し出し部41
1は、可動式ストッパ409が仮収納トレイ408に対
し平行になった時に、仮収納トレイ408上の用紙束を
排出トレイ403へ排出できるように、用紙束を排出ロ
ーラ対407まで押し出すよう不図示のモータにより駆
動される。
【0029】また、用紙束押さえ部412は、図9に符
号412a,412bで示すように仮収納トレイ408
の用紙送り方向に沿った両側に設けられ、綴じ処理部4
10によるステイプル時、および排出トレイ403上へ
用紙Pの束を排出する際に、用紙Pの束のずれが生じな
いように用紙Pの束の両側を押さえる。用紙束押さえ部
412a,412bは、不図示のステッピングモータよ
り、用紙Pの幅方向に移動可能であり、その移動量は用
紙幅に応じて制御される。
【0030】以上のような用紙後処理装置400の構成
により、画像形成装置本体から順次排出されるプリント
済みの用紙を搬入口404から搬入ローラ対405によ
り順次搬入して仮収納トレイ408上に溜めて束に積載
し、綴じ処理部410により通常綴じ又は仮綴じした
後、搬出ローラ対407により排出トレイ403上に排
出することができる。
【0031】[操作・表示部124の構成]次に、画像
形成装置本体50においてリーダ部100の手前側に設
けられる操作・表示部124の構成を図10〜図13に
より説明する。
【0032】図10に示すように、操作・表示部124
には、各種の入力キー群とともにLCD(液晶ディスプ
レイ)501が設けられる。LCD501は、表面が透
明なタッチパネルで構成され、各種のメッセージを表示
するとともに、各種入力キーを表示し、そのキーの表示
部分を押すことにより、そのキーの入力を行なえるよう
になっている。
【0033】入力キー群の内で、502はテンキーであ
り、複写枚数を設定するとき等の数値入力のために押
す。503は複写開始キー(コピースタートキー)であ
り、複写を開始するときに押す。504はストップキー
であり、複写動作を途中でストップするときに押す。ま
た、507はコピーモードキーであり、これを押すこと
により、コピーモードとなり、LCD501に図10に
示した以下のキー505,506,508,510,5
11等を含む画面が表示され、この画面上でコピーに関
する各種の設定を行なうことができる。
【0034】505は複写濃度キーであり、複写濃度を
手動で調節するときに押す。506はAEキーであり、
原稿の濃度に応じて、複写濃度を自動的に調節するとき
に、またはAE(自動濃度調節)を解除して濃度調節を
マニュアル(手動)に切り換えるときに押す。508は
カセット選択キー(用紙選択キー)であり、用紙の給紙
源として上段カセット204または下段カセット205
を選択するときに押す。また、RDF300に原稿が載
っているときには、このキー508によりAPS(自動
用紙選択)が選択できる。APSが選択されたときに
は、原稿と同じ大きさの用紙のカセットが自動選択され
る。
【0035】また、510は用紙後処理装置400の動
作モードを選択するキーであり、このキー510を押す
とLCD501上に図11に示す画面が表示される。こ
の画面上でキー513〜517のいずれかを押すことに
より、動作モードとして、プリント済みの用紙を1部ず
つページを揃えて排出するソート、各ページ毎にプリン
ト枚数ずつ仕分けして排出するグループ、ソートした上
にステイプル(通常綴じ)して排出するステイプルソー
ト、孔あけして排出するパンチ、あるいは仮綴じして排
出する仮綴じを選択することができる。なお、ステイプ
ルソート515あるいは仮綴じキー517を押してステ
イプルソートあるいは仮綴じを選択すると、用紙をステ
イプル針で綴じる綴じ位置を選択して指定する画面(例
えば仮綴じの場合は後述の図13)が表示され、その画
面上で綴じ位置を選択して指定できる。
【0036】また、511は応用モードキーであり、こ
れを押すことにより、例えば、綴じ代設定、写真モー
ド、多重処理、ページ連写、2in1モード等の各種の応
用モードの設定を行なうことができる。
【0037】一方、509は、ファックスモードキーで
あり、これを押すことにより、ファックスモードとな
り、LCD501に図12に示す画面が表示され、この
画面上でファクシミリ機能に関する各種の設定を行なう
ことができる。例えば、ファクシミリ送信を行なう場合
は、RDF300に送信原稿をセットし、図12の画面
上でキー518,519,520を押して送信する画像
の解像度、濃度、画質を設定し、テンキー502で送信
相手のファクシミリの電話番号を入力すればファクシミ
リ送信を行なうことができる。
【0038】また、この画面上で仮綴じ設定キー521
を押すことにより、ファクシミリ受信前に予め設定する
モードであって、ファクシミリ受信して受信した画像デ
ータに応じた画像を複数枚の用紙上に形成したときに、
この複数枚の用紙を仮綴じするモード(以下、デフォル
ト仮綴じモードという)を設定することができる。この
キー521を押すと図13に示す画面が表示され、この
画面上でシングルキー522あるいはダブルキー523
を選択して押すことにより、ファクシミリ受信した画像
をプリントした用紙をステイプル針で仮綴じする仮綴じ
位置を選択することができる。この選択がなされると、
選択された方のキー522あるいは523が網掛け表示
され、デフォルト仮綴じモードの設定が完了する。
【0039】また、図10において、512はユーザー
モードキーであり、本画像形成装置の設定をユーザが変
更する場合に使用する。ユーザが変更できる設定は、例
えば、本画像形成装置に対する設定を自動的にクリアす
るまでの時間や、リセットキーを押下した際のモードの
既定値の設定等である。
【0040】[画像形成装置全体の制御系の構成]次
に、図14は、画像形成装置全体の制御系の構成を示
し、特に外部I/F装置3の制御系の構成を詳細に示す
ブロック図である。
【0041】図14において、1,2,900及び10
00は、図1におけるリーダ部100、プリンタ部20
0、RDF300及び用紙後処理装置400のそれぞれ
の制御装置(コントロール部)であり、それぞれの要部
なので、以下、リーダ部1,プリンタ部2,RDF90
0,用紙後処理装置1000と略称する。リーダ部1に
RDF900が接続され、プリンタ部2に用紙後処理装
置1000が接続される。そして、リーダ部1に対して
プリンタ部2と外部I/F装置3が接続される。これら
はバスあるいはシリアル通信等により信号、データのや
りとりを行い、同期をとって動作する。
【0042】ここで、リーダ部1からRDF900に送
信するデータは、RDF900にセットされた原稿の給
紙を促す給紙信号、図1中のプラテンガラス102上の
原稿の排紙を促す排紙信号および原稿の給排紙の形態を
決める給排紙モードなどのデータである。
【0043】またプリンタ部2から用紙後処理装置10
00に送信するデータは、動作モード、綴じ処理信号、
用紙サイズ、タイミング信号等のデータである。そして
動作中には、外部I/F装置3のどの機能を使った動作
なのかを示すデータが、リーダ部1ないしプリンタ部2
からRDF900ないし用紙後処理装置1000に送信
される。
【0044】また、外部I/F装置3は、画像データを
格納するハードディスク41を備えて画像データのファ
クシミリ送受信を行うファックス部4、原稿の画像デー
タを光磁気ディスクなどの記憶手段に書き込んでファイ
リング(保存)し、その画像データを必要に応じて読み
出すファイル部5、外部のコンピュータ11とのインタ
ーフェイスを行うコンピュータI/F部7、コンピュー
タ11から送信されたプリントすべき文書ファイルなど
のコードデータを画像データに展開するフォーマッタ部
8、リーダ部1からの画像データを一時的に蓄積した
り、コンピュータ11から送られてきた画像データを一
時的に蓄積するための画像メモリ部9、およびこれらの
各部の制御、画像データの転送制御、画像データの信号
処理などを行なうコア部10からなる。
【0045】このような構成のもとに、コピーモードで
コピーを行なう時には、RDF900により順次給送さ
れる原稿の画像データがリーダ部1により読み取られて
プリンタ部2に出力され、その画像データに応じた画像
が用紙にプリントされる。
【0046】なお、リーダ部1により読み取られた画像
データをコア部10で処理してファイル部5に転送して
ファイリング(保存)しておき、必要に応じてファイル
部5からコア部10に転送して処理し、リーダ部1を介
してプリンタ部2に出力してプリントすることもでき
る。
【0047】また、プリンタ機能で、外部のコンピュー
タ11からプリントすべき文書ファイルなどのコードデ
ータをコンピュータI/F部7により受信した場合は、
コア部10の制御により、そのコードデータがフォーマ
ッタ部8に転送されて画像データに展開され、コア部1
0で処理された後、リーダ部1を介してプリンタ部2に
転送される。そしてプリンタ部2によりその画像データ
に応じた画像が用紙にプリントされる。
【0048】また、コンピュータ11から展開の必要の
ない画像データそのものをコンピュータI/F部7によ
り受信した場合は、コア部10の制御により、その画像
データが画像メモリ部9に転送されて格納された後、コ
ア部10で処理されてリーダ部1を介してプリンタ部2
に転送される。そしてプリンタ部2によりその画像デー
タに応じた画像が用紙にプリントされる。
【0049】また、リーダ部1により読み取った原稿の
画像データをコア部10で処理して画像メモリ部9に格
納した後、コンピュータI/F部7に転送してコンピュ
ータ11に送信することもできる。
【0050】また、ファックスモードでファクシミリ送
信を行なう場合は、RDF900により給送される送信
原稿の画像データが順次リーダ部1により読み取られて
コア部10で処理された後、ファックス部4に転送され
る。そしてファックス部4で一度ハードディスク41に
格納された後、電話回線12を介して送信相手に送信さ
れる。
【0051】また、ファクシミリ受信時には、電話回線
12からの画像データがファックス部4により受信され
て一度ハードディスク41に格納された後、コア部10
に転送されて処理され、リーダ部1を介してプリンタ部
2に転送され、その画像データに応じた画像が用紙にプ
リントされる。
【0052】コピー時、コンピュータ11からのデータ
のプリント時、ファイル部5に保存した画像データのプ
リント時、及びファクシミリ受信した画像データのプリ
ント時のいずれにおいても、プリンタ部2によりプリン
トした用紙に対して、用紙後処理装置1000により先
述のように設定された後処理がなされる。特に、ファク
シミリ受信時に予めデフォルト仮綴じモードが設定され
ている場合は、ファクシミリ受信した画像データが複数
枚の用紙にプリントされたときに、その用紙が仮綴じさ
れる。
【0053】[リーダ部(制御装置)1の回路構成]次
に、リーダ部(制御装置)1の回路構成とその動作につ
いて図15により説明する。
【0054】スキャナユニット104に照射された原稿
の反射光による画像が図15のリーダ部1の回路構成に
おけるCCD109で光電変換され、レッド,グリー
ン,ブルーの各色の電気信号に変換される。その各色の
電気信号は増幅器110R,110G,110BでA/
D変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅された
後、A/D変換器111でA/D変換される。A/D変
換器111の出力信号は、シェーディング回路112に
入力され、ここでランプ103の配光ムラやCCD10
9の感度ムラに対応して補正される。シェーディング回
路112の出力信号は、Y信号・色検出回路113およ
び外部I/F切り替え回路119に入力される。
【0055】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号に対して下記の式の演算
処理を行い、Y信号を得る。
【0056】Y=0.3R+0.6G+0.1Bさら
に、R,G,Bの信号を7つの色に分離し、各色に対す
る信号を出力する。Y信号生成・色検出回路113の出
力信号は、変倍・リピート回路114に入力される。変
倍・リピート回路114は入力信号に対して主走査方向
の変倍を行う(副走査方向の変倍はスキャナユニット1
04の走査スピードにより行なわれる)。また変倍・リ
ピート回路114は、同一の画像信号を複数回出力する
ことが可能である。輪郭・エッジ強調回路115は、変
倍・リピート回路114の出力信号の高周波成分を強調
することにより、画像のエッジを強調し、輪郭情報を得
る。輪郭・エッジ強調回路115の出力信号はマーカエ
リア判定・輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・
マスキング・トリミング回路117に入力される。
【0057】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれたマー
カ部分を読み取り、マーカの輪郭情報を生成する。パタ
ーン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117
は、前記マーカの輪郭情報から画像の太らせやマスキン
グやトリミングを行い、さらにY信号生成・色検出回路
113からの色検出信号によりパターン化を行う。
【0058】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117の出力する画像信号(画像データ)は、
レーザドライバ回路118に入力され、プリンタ部2の
露光制御部201のレーザを駆動するための信号に変換
される。レーザドライバ118の出力信号により露光制
御部201のレーザが駆動されてレーザ光の光信号を感
光体202に照射し、前述のように画像形成が行われ
る。
【0059】一方、外部I/F切替え回路119は、リ
ーダ部1から画像データを外部I/F装置3に出力する
場合、パターン化・太らせ・マスキング・トリミング回
路117からの画像データを外部I/F装置3に接続さ
れるコネクタ120に出力する。また、外部I/F装置
3からの画像データをリーダ部1に入力してプリンタ部
2でプリントする場合、外部I/F切替え回路119は
コネクタ120を介して外部I/F装置3から入力され
る画像データをY信号生成・色検出回路113に入力す
る。
【0060】上述の各画像信号処理は、CPU122の
制御、指示のもとに行われる。その際にCPU122に
よって設定された値に応じてエリア生成回路121が各
画像信号処理に必要な各種のタイミング信号を生成す
る。CPU122は、ROM1221に格納された制御
プログラムに従ってリーダ部1の全体を制御し、また、
RAM1222をワークエリアとして用いて各種の処理
を行なう。さらにCPU122は、内蔵されている通信
機能を用いて外部I/F装置3との通信を行う。
【0061】また、サブCPU123は、ROM123
1に格納された制御プログラムに従って前述した操作・
表示部124の制御を行うと共に、内蔵されている通信
機能を用いて外部I/F装置3との通信を行う。また、
サブCPU123は、RAM1232をワークエリアと
して用いて各種の処理を行なう。操作・表示部124の
操作で設定された各種モードや数値の情報はRAM12
32に記憶される。その情報には前述したデフォルト仮
綴じモードの設定情報も含まれる。
【0062】[外部I/F装置3のコア部10の構成]
次に、外部I/F装置3のコア部10の構成の詳細を図
16のブロック図により説明する。
【0063】図16に示すコア部10のコネクタ131
は、リーダ部1のコネクタ120とケーブルで接続され
る。コネクタ131には、4種類の信号が入出力され
る。信号187は8ビット多値の画像データの画像信号
(ビデオ信号)、信号185は画像信号の伝送を制御す
る制御信号、信号181はコア部10の全体を制御する
CPU133がリーダ部1内のCPU122と通信を行
う信号、信号182はCPU133がリーダ部1内のサ
ブCPU123と通信を行う信号である。信号181と
信号182は、通信用IC132で通信プロトコル処理
されてCPUバス183を介してCPU133に通信情
報を伝達する。
【0064】信号187を伝達する信号ラインは、双方
向の画像信号ラインであり、これを介してリーダ部1か
らの画像信号187をコア部10で受け取ることや、コ
ア部10から画像信号187をリーダ部1に出力するこ
とが可能である。
【0065】双方向の画像信号187はバッファ140
により片方向の信号188及び170に分離される。信
号188は、リーダ部1から入力された8ビット多値の
画像信号であり、次段のLUT変換部141に入力され
る。LUT変換部141では、リーダ部1からの画像信
号の値をルックアップテーブルにより所望の値に変換す
る。LUT変換部141からの出力信号189は2値化
回路142とセレクタ143に入力される。2値化回路
142には、多値の画像信号189を固定のスライスレ
ベルで2値化する単純2値化機能、スライスレベルが注
目画素の回りの画素の値から変動する変動スライスレベ
ルによる2値化機能、および誤差拡散法による2値化機
能を有する。2値化された情報は「0」のとき「OO
H」、「1」のとき「FFH」の多値信号に変換され、
次段のセレクタ143に入力される。セレクタ143
は、LUT変換部141からの信号、または2値化回路
142の出力信号を選択して出力する。セレクタ143
からの出力信号190は、セレクタ144に入力され
る。セレクタ144は、ファックス部4,ファイル部
5,コンピュータI/F部7,フォーマッタ部8,画像
メモリ部9からの出力画像信号をそれぞれコネクタ13
5,136,137,138,139を介してコア部1
0に入力した信号194と、セレクタ143の出力信号
190とをCPU133の指示により選択して出力す
る。セレクタ144の出力信号191は、回転回路14
5とセレクタ146に入力される。回転回路145は入
力した画像信号による画像を+90度、−90度、ある
いは+180度回転する機能を有する。回転回路145
は、リーダ部1から入力された画像信号を2値化回路1
42で2値化した信号をリーダ部1からの画像信号とし
て記憶する。そしてCPU133からの指示により記憶
した画像信号の情報を回転して読み出す。セレクタ14
6は、回転回路145の出力信号192と、回転回路1
45の入力信号191のどちらかを選択し、画像信号1
93として、ファックス部4とのコネクタ135、ファ
イル部5とのコネクタ136、コンピュータI/F部7
とのコネクタ137、フォーマッタ部8とのコネクタ1
38、画像メモリ部9とのコネクタ139とセレクタ1
47に出力する。
【0066】画像信号193の信号ラインは、コア部1
0からファックス部4,ファイル部5,コンピュータI
/F部7,フォーマッタ部8,画像メモリ部9へ画像デ
ータの転送を行う同期式8ビットの片方向画像信号バス
である。信号194の信号ラインは、ファックス部4,
ファイル部5,コンピュータI/F部7,フォーマッタ
部8,画像メモリ部9からコア部10へ画像データの転
送を行う同期式8ビットの片方向画像信号バスである。
この信号193と信号194の同期式バスの制御を行っ
ているのがバス制御回路134であり、その出力信号1
86によって制御を行う。
【0067】コネクタ135〜139は、双方向で16
ビットのCPUバス184によりCPU133に接続さ
れ、CPUバス184を介して非同期式によるデータ・
コマンドのやり取りが行なわれる。ファックス部4,フ
ァイル部5,コンピュータI/F部7,フォーマッタ部
8,画像メモリ部9とコア部10との間の情報の伝送
は、前記の2つの信号193,194を伝送する画像信
号バスとCPUバス184によって可能である。
【0068】ファックス部4,ファイル部5,コンピュ
ータI/F部7,フォーマッタ部8,画像メモリ部9か
らの信号194は、セレクタ144とセレクタ147に
入力される。セレクタ144は、CPU133の指示に
より信号194を次段の回転回路145に出力する。
【0069】セレクタ147は、信号193または信号
194をCPU133の指示により選択して出力する。
セレクタ147の出力信号195は、パターンマッチン
グ部148とセレクタ149,151に入力される。パ
ターンマッチング部148は、信号195に対して予め
決められたパターンとのパターンマッチングを行い、パ
ターンが一致した場合、予め決められた多値の信号を信
号196として出力する。パターンマッチングで一致し
なかった場合は、信号195をそのまま信号196とし
て出力する。
【0070】セレクタ149は、信号195又は信号1
96をCPU133の指示により選択して出力する。セ
レクタ149の出力信号197は、次段のLUT変換部
150に入力される。LUT変換部150は、プリンタ
部2に画像データを出力する際に、ルックアップテーブ
ルを用いて信号197をプリンタの特性に合わせて変換
する。
【0071】セレクタ151は、LUT変換部150の
出力信号198又は信号195をCPU133の指示に
より選択して出力する。セレクタ151の出力信号は次
段の拡大回路152に入力される。
【0072】拡大回路152は、CPU133からの指
示によりX方向とY方向に独立に拡大倍率を設定して拡
大処理を行なう。拡大方法は、1次の線形補間方法であ
る。拡大回路152の出力信号(画像データの画像信
号)170は、バッファ140に入力される。
【0073】バッファ140に入力された画像信号17
0は、CPU133の指示により双方向信号187とな
りコネクタ131を介しプリンタ部2に送られ、画像信
号170の画像データに応じた画像がプリントアウトさ
れる。
【0074】次に、コア部10の動作を説明する。
【0075】a.ファクシミリ送信時のコア部10の動
作 ファックス部4に画像データを出力してファクシミリ送
信する場合、まずCPU133は、通信IC132を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1では、この命令に応じて
スキャナユニット104が原稿をスキャンして画像デー
タを読み取り、コネクタ120へ出力する。その画像デ
ータはコネクタ120から接続ケーブルを介して外部I
/F装置3のコネクタ131に入力され、信号187と
して多値8ビットのラインを通ってバッファ140に入
力される。バッファ回路140はCPU133の指示に
より、入力された双方向の信号187を片方向の信号1
88としてLUT変換部141に出力する。LUT変換
部141ではリーダ部1からの画像信号187の画像デ
ータをルックアップテーブルを用いて所望の値に変換す
る。これにより、例えば原稿の下地を飛ばすことなどが
可能である。LUT変換部141の出力信号189は次
段の2値化回路142に入力される。2値化回路142
は8ビット多値信号である信号189を2値化し、その
値が「0」の場合は「OOH」、「1」の場合は「FF
H」と2つの多値の信号に変換する。2値化回路142
の出力信号は、セレクタ143,144を介し回転回路
145またはセレクタ146に入力される。回転回路1
45の出力信号192もセレクタ146に入力され、セ
レクタ146は、信号191,192のどちらかを選択
して出力する。その信号の選択は、CPU133がCP
Uバス184を介してファックス部4と通信を行なって
決定する。セレクタ146からの出力信号193、すな
わち画像データの信号は、コネクタ135を介してファ
ックス部4に送られ、ファックス部4から送信相手にフ
ァクシミリ送信される。
【0076】b.ファクシミリ受信時のコア部10の動
作 次に、ファクシミリ受信時には、ファックス部4で受信
した画像データがコネクタ135を介して信号194と
してコア部10に入力され、セレクタ144及び147
に入力される。プリンタ部2にファクシミリ受信した画
像データを回転して出力する場合には、CPU133の
指示により、セレクタ144に入力された信号194を
回転回路145で回転処理し、その出力信号192をセ
レクタ146,147を介して信号193としてパター
ンマッチング部148に入力する。ファックス受信した
画像データをそのままプリンタ部2に出力する場合に
は、CPU133の指示により、セレクタ147に入力
した信号194をパターンマッチング部148に入力す
る。
【0077】パターンマッチング部148は、ファクシ
ミリ受信した画像のガタガタを滑らかにする機能を有す
る。パターンマッチングされた信号196は、セレクタ
149を介してLUT変換部150に入力される。LU
T変換部150は、ファクシミリ受信した画像をプリン
タ部2に所望の濃度で出力するために、CPU133が
ルックアップテーブルを変更可能となっている。LUT
変換部150の出力信号198は、セレクタ151を介
して拡大回路152に入力される。拡大回路152は、
2つの値(OOH,FFH)を有する8ビット多値の信
号192に対して1次の線形補間法による拡大処理を行
う。そして拡大回路152からの8ビット多値の画像デ
ータの信号170がバッファ140とコネクタ131を
介してリーダ部1に送られる。
【0078】リーダ部1では、図15の構成において、
コア部10からの画像データの信号をコネクタ120を
介し外部I/F切り替え回路119に入力する。外部I
/F切り替え回路119は、その画像データの信号をY
信号生成・色検出回路113に入力する。Y信号生成・
色検出回路113からの出力信号は、114〜118の
各部で前述したような処理を施された後、プリンタ部2
に出力され、用紙上に画像形成が行われる。
【0079】c.ファイル部5への画像データ出力動作 次に、リーダ部1で原稿の画像データを読み取り、その
画像データをファイル部5に出力する場合のコア部10
の動作について説明する。
【0080】この場合、ファクシミリ送信時と同様に、
CPU133が通信IC132を介してリーダ部1のC
PU122と通信を行い、原稿スキャン命令を出す。こ
れにより、ファクシミリ送信時と同様に、リーダ部1で
原稿の画像データが読み取られ、その画像データの信号
がリーダ部1からコネクタ131を介して信号187と
してコア部10に入力され、さらにバッファ140によ
って片方向の信号188とされる。多値8ビットの信号
である信号188はLUT変換部141によって所望の
信号に変換される。LUT変換部141の出力信号18
9、即ち多値8ビットの画像データの信号は、セレクタ
143,144,146を介してコネクタ136からフ
ァイル部5へ出力され、ファイル部5のディスクに格納
される。
【0081】すなわち、ファイル部5への出力の場合、
通常はファクシミリ送信時と異なり、2値化回路142
および回転回路145の機能を用いず、画像データを8
ビット多値のままファイル部5に転送する。但し、CP
U133のCPUバス184を介してのファイル部5と
の通信により特別に2値化信号のファイリングを行なう
場合には、2値化回路142ないし回転回路145の機
能を使用する。
【0082】d.ファイル部5からの画像データの入力
動作 次にファイル部5から画像データを入力してプリンタ部
2に出力する場合の動作を説明する。
【0083】ファイル部5からの画像データは、コネク
タ136を介して信号194としてセレクタ144又は
147に入力される。8ビット多値でファイリングされ
た画像データの場合はセレクタ147に、2値でファイ
リングされた画像データの場合はセレクタ144又は1
47に入力することが可能である。2値の画像データの
その後の処理はファクシミリ受信時と同様であるため説
明を略す。
【0084】多値のファイリングの場合、セレクタ14
7からの出力信号195をセレクタ149を介してLU
T変換部150に信号197として入力する。LUT変
換部150では、CPU133の指示により、所望のプ
リント濃度に合わせたルックアップテーブルを用いて信
号195(197)の画像データを変換する。LUT変
換部150からの出力信号198は、セレクタ151を
介して拡大回路152に入力される。拡大回路152に
よって所望の拡大率に拡大された8ビット多値の画像デ
ータの信号170は、バッファ140、コネクタ131
を介してリーダ部1へ送られ、ファクシミリ受信時と同
様にリーダ部1からプリンタ部2に出力され、用紙上に
画像形成が行われる。
【0085】e.コンピュータI/F部7による外部コ
ンピュータとの通信動作 次に、コンピュータI/F部7による外部コンピュータ
との通信動作について説明する。前述のように、コンピ
ュータI/F部7は、外部I/F装置3に接続される外
部のコンピュータ11とのインターフェースを行う。コ
ンピュータI/F部7は、SCSI,RS232C,セ
ントロニクス系等の複数のインターフェースを有し、こ
れらを介してコンピュータ11とのデータ通信を行なう
ことができる。すなわち、コア部10のCPU133は
コンピュータI/F部7を介してコンピュータ11とデ
ータ通信を行なえる。そのデータ通信でコンピュータ1
1からの各種データがコンピュータI/F部7により受
信され、コネクタ137とCPUバス184を介しCP
U133に入力される。CPU133は、入力されたデ
ータの内容に応じて各種の制御を行う。
【0086】f.フォーマッタ部8に関わるコア部10
の動作 次に、フォーマッタ部8に関わるコア部10の動作につ
いて説明する。フォーマッタ部8は、上述のコンピュー
タI/F部7により外部のコンピュータ11から受信し
た文書ファイルなどのコードデータを画像データに展開
する機能を有する。CPU133は、コンピュータI/
F部7からCPUバス184を介して送られてきたコン
ピュータ11からのデータがフォーマッタ部8で画像デ
ータに展開すべきコードデータであると判断すると、そ
のデータをコネクタ138を介しフォーマッタ部8に転
送する。フォーマッタ部8は、転送されたデータから文
字や図形などの画像データをメモリ上に展開する。
【0087】フォーマッタ部8で展開した画像データを
プリンタ部2に出力してプリントする場合は、フォーマ
ッタ部8から画像データの信号がコネクタ138を介し
て2つの値(OOH,FFH)を有する多値の信号19
4として入力される。信号194は、セレクタ144及
びセレクタ147に入力される。CPU133の指示に
よりセレクタ144および147が制御され、以後、前
述したファクシミリ受信の場合と同様にして画像データ
の信号が処理されてリーダ部1に送られ、リーダ部1か
らプリンタ部2に出力されて用紙に画像がプリントされ
る。
【0088】g.画像メモリ部9を介した外部コンピュ
ータへの画像データ出力動作次に、リーダ部1から画像
データを入力して画像メモリ部9に格納した後に外部の
コンピュータ11へ送信する場合のコア部10の動作に
ついて説明する。この場合、まずCPU133が通信I
C132を介してリーダ部1のCPU122と通信を行
い、原稿スキャン命令を出す。リーダ部1は、この命令
に応じて原稿をスキャンして原稿の画像データを読み取
り、外部I/F装置3のコア部10に送る。コア部10
のコネクタ131から入力された多値8ビットの画像デ
ータの信号187はバッファ140を介して信号188
としてLUT変換部141に送られ、前述のように変換
される。LUT変換部141の出力信号189は、セレ
クタ143,144,146,コネクタ139を介して
画像メモリ部9へ送られ、その信号189(193)の
多値8ビットの画像データが画像メモリ部9に格納され
る。
【0089】その後、画像メモリ部9から画像データが
CPUバス184を介してPCU133に送られる。C
PU133は、その画像データをコンピュータI/F部
7に転送する。コンピュータI/F部7は、転送された
画像データを前述の3種類のインターフェース(SCS
I,RS232C,セントロニクス)のうちで適当なイ
ンターフェイスでコンピュータ11に送信する。
【0090】h.画像メモリ部9を介した外部コンピュ
ータからの画像データ入力動作次に、外部のコンピュー
タ11から画像データを入力して画像メモリ部9に格納
した後、プリンタ部2に出力する場合の動作について説
明する。この場合、まずコンピュータI/F部7が外部
のコンピュータ11からの8ビット多値の画像データを
受信してコア部10のCPU133に転送する。コア部
10のCPU133は、転送されたデータが画像データ
に展開すべきコードデータではなく画像データそのもの
と判断すると、その画像データを画像メモリ部9に転送
し、格納する。
【0091】その後、画像メモリ部9から8ビット多値
の画像データが信号194としてセレクタ144,14
7に転送される。CPU133の指示によりセレクタ1
44および147が制御され、以後、前述したファクシ
ミリ受信の場合と同様にして画像データの信号が処理さ
れてリーダ部1に送られ、リーダ部1からプリンタ部2
に出力されて用紙に画像がプリントされる。
【0092】[RDF300の制御装置900の構成]
次に、RDF300の制御装置900の回路構成を図1
7により説明する。図17に示すように、制御装置90
0は、CPU901、ROM902、RAM903、出
力ポート904、入力ポート905等を備えており、R
OM902には制御プログラムが格納され、RAM90
3には入力データや作業用データが記憶される。また出
力ポート904には前述した分離モータ911,搬送モ
ータ912,ベルトモータ913等の各種モータ、ソレ
ノイドやクラッチなどのRDF300の各機構の駆動手
段がドライバ01〜015を介して接続され、入力ポー
ト905には先述した給紙センサ921,反転センサ9
22,排紙センサ923〜925等の各種センサ、スイ
ッチ、検知手段が接続されている。
【0093】CPU901はROM902に格納された
制御プログラムに従って、各部を制御し、給紙動作を行
なう。また、CPU901はシリアルインターフェイス
機能を備えており、リーダ部1のCPU122とシリア
ル通信を行い、リーダ部1との間で制御データの授受を
行なう。RDF900からリーダ部1に送信されるデー
タは、原稿のプラテンガラス102上への給紙完了を示
す給紙完了信号等である。
【0094】[用紙後処理装置400の制御装置100
0の構成]次に、用紙後処理装置400の制御装置10
00の回路構成を図18のブロック図により説明する。
用紙後処理装置400の制御装置1000は、図18に
示すように、CPU1001、ROM1002、RAM
1003、入出力ポート1004等を備えており、RO
M1002には制御プログラムが格納され、RAM10
03には入力データや作業用データが記憶される。また
入出力ポート1004には先述した搬入モータや搬出モ
ータなどの用紙後処理装置400の各機構の駆動源であ
るモータやソレノイドなどのモータ類1005及び各種
センサやスイッチ等のセンサ類1006が接続されてい
る。
【0095】CPU1001はROM1002に格納さ
れた制御プログラムに従って各部を制御し、リーダ部1
00の操作・表示部124の操作で指定された用紙の後
処理動作を行なう。また、CPU1001はシリアルイ
ンターフェイス機能を備えており、プリンタ部2の不図
示のCPUとシリアル通信を行って、プリンタ部2から
の信号に応じて各部を制御する。リーダ部100の操作
・表示部124の操作による用紙の後処理の指定情報
や、コピーモード、ファックスモード、プリンタモー
ド、デフォルト仮綴じモードなどの各種モードの設定情
報などは、操作・表示部124を制御するサブCPU1
23からプリンタ部2のCPUを介してCPU1001
に伝達される。
【0096】[ステイプルモードの設定動作]次に、ス
テイプルモードの設定動作、すなわち前述した通常綴じ
と仮綴じのモードの設定動作について説明する。
【0097】まず、コピーモードの場合におけるステイ
プルモードの設定動作について、その設定の制御手順を
示す図19のフローチャートにより説明する。図19の
制御は、リーダ部1の操作・表示部124を制御するサ
ブCPU123がROM1231に格納された制御プロ
グラムに従って行ない、前述した図10に示したLCD
501のコピーモードの設定画面上の排紙処理キー51
0が押されて、図11の画面が表示された状態で行なわ
れる。
【0098】この場合、まずステップS401で図11
の画面上のステイプルソートキー515が押されたか判
定し、押された場合は、ステップS403でLCD50
1に不図示の綴じ位置指定画面を表示させ、ユーザー
(操作者)に綴じ位置を選択して指定させ、それが終了
したら、ステップS402で通常綴じモードを設定す
る。すなわち、通常綴じモードの設定情報と、指定され
た綴じ位置の情報をRAM1232に記憶する。
【0099】一方、ステップS401でステイプルソー
トキー515が押されていない場合は、ステップS40
4で仮綴じキー517が押されたか判定し、押されてい
ない場合はステップS401に戻る。仮綴じキー517
が押された場合は、ステップS405で前述した図13
に示した綴じ位置指定画面をLCD501に表示させ、
シングルキー522またはダブルキー523によりユー
ザに綴じ位置を選択して指定させる。それが終了した
ら、ステップS406で仮綴じモードを設定する。すな
わち、仮綴じモードの設定情報と、指定された綴じ位置
の情報をRAM1232に記憶する。そしてステイプル
モードの設定を終了する。
【0100】このようにしてコピーモードで通常綴じモ
ードあるいは仮綴じモードを設定することができる。な
お、このモードの設定情報と指定された綴じ位置の情報
は、サブCPU123からプリンタ部200の不図示の
CPUを介して用紙後処理装置400のCPU1001
に通知される。
【0101】また、ファックスモードでは、前述のよう
にファクシミリ受信時にプリントした用紙を仮綴じする
デフォルト仮綴じモードを設定することができる。すな
わち、前述のように、図10の操作・表示部124のフ
ァックスモードキー509を押して、LCD501に図
12のファックスモードの設定画面を表示させ、この画
面上で仮綴じ設定キー521を押して図13の綴じ位置
指定画面を表示させ、更にこの画面上でシングルキー5
22又はダブルキー523を押して綴じ位置を指定する
ことにより、デフォルト仮綴じモードが設定される。こ
の設定の制御もサブCPU123がROM1231に格
納された制御プログラムに従って行なうことは勿論であ
る。デフォルト綴じモードの設定情報も用紙後処理装置
400のCPU1001に通知される。
【0102】また、プリンタモードの場合、すなわち、
前述のように図14中の外部のコンピュータ11が本装
置に文書ファイルなどのコードデータあるいは画像デー
タを送信してプリントさせる場合は、コンピュータ11
が本装置をプリンタとして駆動するためのドライバソフ
トの制御により、コンピュータ11のディスプレイの画
面上でキーボードやマウスなどの操作により通常綴じ、
あるいは仮綴じモードの設定及び綴じ位置の指定を行な
うことができる。
【0103】[用紙の綴じ動作の制御]次に、用紙後処理
装置400で用紙を綴じるステイプルを行う場合の同装
置400のCPU1001の制御動作について図20〜
図22のフローチャートにより説明する。これらのフロ
ーチャートで示される制御手順の制御プログラムがRO
M1002に格納され、CPU1001により実行され
る。ROM1002は、本発明に係る画像形成装置の制
御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可
能な記憶媒体の実施形態に相当する。
【0104】まず図20は、ステイプルを行なう場合の
制御のメインルーチンを示している。ここでは、まずス
テップS101において、プリンタ部200からのプリ
ント済みの用紙の排出を通知する用紙排出信号の有無を
確認し、信号有りの場合には前述した図3中の仮収納ト
レイ408上に用紙が溜められるように可動ストッパ4
09を立てる(ステップS102)。そして用紙を搬入
するため、搬入ローラ対405を回転駆動する搬入モー
タをオンにする(ステップS103)。これによりプリ
ンタ部200から順次排出されたプリント済みの用紙が
搬入され、仮収納トレイ408上に移動され、溜められ
る。
【0105】次に、ステップS104において一まとめ
に綴じるべき複数枚の用紙がすべて仮収納トレイ408
上に移動され溜められたかどうかを検知し、溜められた
ら搬入モータをオフにする(ステップS105)。
【0106】次に、ステップS106において、綴じ処
理部410を駆動し、仮収納トレイ408上に溜められ
た複数枚の用紙を通常綴じ又は仮綴じする綴じ動作処理
を行う。その詳細は図21で後述する。
【0107】綴じ動作処理が終了したら、仮収納トレイ
408上の綴じられた用紙の束を排出トレイ403上に
搬出するため、搬出ローラ対407を回転駆動する搬出
モータをオンにし(ステップS107)、可動ストッパ
409を寝かせ(ステップS108)、用紙束押し出し
部411により用紙の束を排出トレイ403方向に押し
出す(ステップS109)。そして、ステップS110
で用紙束の排出トレイ403上への排出が終了したかど
うかを判別し、終了していれば搬出モータをオフにし
(ステップS111)、その後、ステップS101へ戻
り、ステップS101以下の処理を繰り返す。
【0108】次に、上記図20のステップS106で行
なわれる綴じ動作処理の詳細を図21のフローチャート
により説明する。
【0109】図21の綴じ動作処理では、まずステップ
S201において、画像形成装置本体50から(直接に
はプリンタ部2から)用紙後処理装置1000のCPU
1001に伝達される現在の動作モード(コピーモー
ド、プリンタモード、或いはファックスモード)を判断
する。
【0110】この判断の結果、ファックスモードの場合
には、前述したデフォルト仮綴じモードが設定されてい
るか判断し(ステップS202)、設定されていなけれ
ば、そのまま綴じ動作を行なわずに図20のメインルー
チンに戻ってステップS107に進む。
【0111】また、デフォルト仮綴じモードが設定され
ていれば、ステップS203に進み、仮収納トレイ40
8上の用紙の枚数により、仮綴じ処理を実行するか否か
判断する。この判断処理は、図22のフローチャートの
手順で行ない、まず仮収納トレイ408上の用紙枚数が
2枚以上かどうか判断し(ステップS301)、2枚未
満、即ち1枚だけならばステップS304に進み、仮綴
じ処理を実行しないものと断定する。また、用紙が2枚
以上ならば、ステップS302に進み、用紙枚数が所定
枚数、例えば綴じ処理部410の最大綴じ可能枚数で一
例として30枚以下かどうか判断し、その枚数より多け
ればステップS304に進み、仮綴じ処理を実行しない
ものと断定する。また、所定枚数以下ならば、ステップ
S303に進み、仮綴じ処理を実行するものと断定す
る。
【0112】このように、仮収納トレイ408上の用紙
(ファクシミリ受信した画像データによる画像をプリン
トした用紙)の枚数が2枚以上で例えば30枚以下なら
ば仮綴じ処理を実行するものと断定し、1枚だけ或いは
30枚より多ければ仮綴じ処理を実行しないものと断定
する。そして、仮綴じ処理を実行しないものと断定した
場合は図21のステップS203からそのまま図21の
ステップS107に進む。また、仮綴じ処理を実行する
ものと断定した場合はステップS203からステップS
204に進む。
【0113】ステップS204では、前述の図7のよう
に2つのアンビル453を開く。次に、ステップS20
5で、綴じ処理部410を指定された綴じ位置に移動
し、ステップS206でステイプルを行う。
【0114】次に、ステップS207で綴じ処理部41
0を元の位置に戻した後、図20のメインルーチンにリ
ターンし、ステップS107に進む。
【0115】一方、ステップS201の判断の結果、動
作モードがコピーモードかプリンタモードの場合、ステ
ップS208に進み、通常綴じ処理を実行するか否か判
断する。この判断は、通常綴じモードが設定され、且つ
前述のように仮収納トレイ408上の用紙枚数が2枚以
上で例えば30枚以下か否かで判断する。
【0116】そして、実行するものと断定した場合はス
テップS209で図5のように2つのアンビル453を
閉じ、その後、前述したステップS205に進んで、ス
テップS205〜S207の処理を行なう。
【0117】また、通常綴じ処理を実行しないものと断
定した場合は、ステップS210に進み、仮綴じ処理を
実行するか否か判断する。この判断は、仮綴じモードが
設定され、且つ前述のように仮収納トレイ408上の用
紙枚数が2枚以上で例えば30枚以下か否かで判断す
る。
【0118】そして、実行するものと断定した場合は、
前述したステップS204に進んで、ステップS204
〜S207の処理を行なう。また、実行しないものと断
定した場合は、綴じ動作を行なわず、そのまま図20の
メインルーチンにリターンしてステップS107に進
む。
【0119】以上のような制御によれば、ファックス部
4で画像データをファクシミリ受信して、プリンタ部2
00で画像データに応じた画像を用紙にプリントして用
紙排紙処理装置400に排出したときに、デフォルト仮
綴じモードが設定されており、且つプリントした用紙の
枚数が2枚以上で例えば30枚以下ならば、その用紙の
束が仮綴じされる。また、コピーモード或いはプリンタ
モードでプリントアウトした時に、通常綴じモード或い
は仮綴じモードが設定され、且つプリントした用紙の枚
数が2枚以上で例えば30枚以下ならば、その用紙の束
が通常綴じ或いは仮綴じされる。
【0120】すなわち、本実施形態によれば、デフォル
ト仮綴じモードを設定しておけば、ファクシミリ受信し
て画像データのプリントアウトを行なったときに、プリ
ントアウトした用紙の枚数が2枚以上で例えば30枚以
下ならば自動的にその用紙の束が仮綴じされる。従っ
て、ファックス機能でプリントアウトした用紙と、コピ
ー機能或いはプリンタ機能でプリントアウトした用紙の
束が重なった場合の機能別の用紙の仕分け、或いは複数
回分のファクシミリ受信でプリントアウトされた用紙の
束が重なった場合の1回の受信毎の用紙の仕分けを容易
に行なうことができる。特に、コピー機能とプリンタ機
能のプリントアウトの用紙の束は通常綴じするものとす
れば、機能別の仕分けを更に容易に行なうことができ
る。また、仮綴じでは、綴じた用紙の束からステイプル
針を取り外すことが容易であるので、綴じた用紙の束を
必要に応じてばらす場合に、その作業を容易に行なえ
る。
【0121】なお、仮綴じは、例えばクリップなどのス
テイプル針以外の綴じ部材を用いて行なってもよい。ま
た、ファックス、コピー、プリンタの各機能に応じて用
紙の束の綴じる位置を変えることにより、機能別の用紙
の仕分けを更に容易にすることができる。また、綴じた
用紙の束を排出する排出トレイを複数設け、それぞれを
各機能別の専用排出トレイとする(機能別に排出する排
出トレイを異なるものとする)ことにより、さらに機能
別の用紙の仕分けを容易にすることができる。
【0122】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ファクシミリ通信で画像データを受信するフ
ァクシミリ通信手段を含む複数の画像データ入力手段を
有し、該画像データ入力手段により入力された画像デー
タに応じた画像を用紙上に形成する画像形成装置におい
て、画像を形成した複数枚の用紙を綴じ部材により所定
の第1の綴じ方法、又はこの第1の綴じ方法よりも綴じ
部材の取り外しが容易な第2の綴じ方法で綴じる綴じ処
理手段を有し、ファクシミリ通信手段により画像データ
を受信して画像データに応じた画像を複数枚の用紙上に
形成したときに、その複数枚の用紙を前記第2の綴じ方
法で綴じるようにしたので、画像を形成して排出した用
紙の束の仕分け、特にファクシミリ受信で画像を形成し
た用紙の束の仕分けをユーザーが容易に行なうことがで
きる。また、ファクシミリ受信で画像を形成した用紙の
束は、綴じ部材の取り外しが容易な前記第2の方法で綴
じられるので、その綴じられた用紙の束を必要に応じて
ばらす場合に、その作業を容易に行なえるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における画像形成装置の全体
の機械的構成を示す概略的な断面図である。
【図2】同装置のRDF(循環式自動原稿送り装置)の
機械的構成を示す概略的な断面図である。
【図3】同装置の用紙後処理装置の要部の機械的構成を
示す概略的な断面図である。
【図4】用紙後処理装置の綴じ処理部の機械的構成を示
す斜視図である。
【図5】綴じ処理部のアンビルの閉じた状態とステイプ
ル針を示す斜視図である。
【図6】アンビルの閉じた状態でなされる通常綴じの様
子を示す側面図である。
【図7】アンビルが開いた状態とステイプル針を示す斜
視図である。
【図8】アンビルが開いた状態でなされる仮綴じの様子
を示す側面図である。
【図9】用紙後処理装置の仮収納トレイユニット上に用
紙の束が揃えて溜められた様子を示す側面図である。
【図10】画像形成装置の操作・表示部のキー配置など
を示す上面図である。
【図11】操作・表示部の表示パネルに表示される排紙
処理の設定画面を示す説明図である。
【図12】ファックスモードの設定画面を示す説明図で
ある。
【図13】仮綴じ位置の指定画面を示す説明図である。
【図14】画像形成装置全体の制御系の構成を示し、特
に外部I/F装置の構成を詳しく示すブロック図であ
る。
【図15】画像形成装置のリーダ部の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図16】外部I/F装置のコア部の回路構成の詳細を
示すブロック図である。
【図17】RDFの制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図18】用紙後処理装置の制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図19】コピーモードでのステイプルモードの設定に
関わる制御手順を示すフローチャート図である。
【図20】用紙後処理装置でステイプルを行なう場合の
動作の制御のメインルーチンを示すフローチャート図で
ある。
【図21】図20中のステップS106の綴じ動作処理
の詳細を示すフローチャート図である。
【図22】図21中のステップS203の仮綴じ処理を
行なうか否かの判断処理の詳細を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
1 リーダ部の制御装置 2 プリンタ部の制御装置 3 外部I/F装置 4 ファックス部 5 ファイル部 7 コンピュータI/F部 8 フォーマッタ部 9 画像メモリ部 10 コア部 11 外部のコンピュータ 100 リーダ部 122 リーダ部のCPU 123 サブCPU 124 操作・表示部 133 コア部のCPU 200 プリンタ部 300 RDF(循環式自動原稿送り装置) 400 用紙後処理装置 403 排出トレイ 406 仮収納トレイユニット 408 仮収納トレイ 410 綴じ処理部(ステイプラ) 451 ステイプル針 452 針止め 453 アンビル 507 コピーモードキー 509 ファックスモードキー 501 LCD 510 排紙処理キー 515 ステイプルソートキー 517 仮綴じキー 521 仮綴じ設定キー 522 シングルキー 523 ダブルキー 1001 用紙後処理装置のCPU 1002 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 GA08 3F108 GA03 GB01 HA02 HA32 5C062 AA02 AB35 AC10 AE15 AF09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信で画像データを受信す
    るファクシミリ通信手段を含む複数の画像データ入力手
    段を有し、該画像データ入力手段により入力された画像
    データに応じた画像を用紙上に形成する画像形成装置に
    おいて、 画像を形成した複数枚の用紙を綴じ部材により所定の第
    1の綴じ方法、又は該第1の綴じ方法よりも綴じ部材の
    取り外しが容易な第2の綴じ方法で綴じる綴じ処理手段
    と、 前記ファクシミリ通信手段により画像データを受信して
    該画像データに応じた画像を複数枚の用紙上に形成した
    ときに、該複数枚の用紙を前記第2の綴じ方法で綴じる
    ように前記綴じ処理手段を制御する制御手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ファクシミリ通信手段により画像デ
    ータを受信して該画像データに応じた画像を複数枚の用
    紙上に形成したときに該複数枚の用紙を前記第2の綴じ
    方法で綴じるモードを前記ファクシミリ通信手段による
    画像データの受信前に予め設定するモード設定手段を有
    し、 前記制御手段は、前記ファクシミリ通信手段により画像
    データを受信して該画像データに応じた画像を複数枚の
    用紙上に形成したとき、前記モード設定手段により予め
    前記モードが設定されている場合に、前記第2の綴じ方
    法で前記複数枚の用紙を綴じるように前記綴じ処理手段
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ファクシミリ通信
    手段により画像データを受信して該画像データに応じた
    画像を複数枚の用紙上に形成したとき、前記モード設定
    手段により予め前記モードが設定されており、且つ前記
    画像を形成した用紙の枚数が複数で所定枚数以下の場合
    に、前記第2の綴じ方法で前記複数枚の用紙を綴じるよ
    うに前記綴じ処理手段を制御することを特徴とする請求
    項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記モード設定手段は、画像形成装置の
    操作部からの入力に応じて前記モードを設定することを
    特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記綴じ処理手段が前記綴じ部材で複数
    枚の用紙を綴じる際の前記綴じ部材による綴じ位置を指
    定する綴じ位置指定手段を有することを特徴とする請求
    項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記綴じ処理手段は、前記綴じ部材とし
    てコの字形のステイプル針を用いて複数枚の用紙を綴じ
    るステイプラであって、前記第1の綴じ方法では前記ス
    テイプル針の両側の足を内側に曲げ、前記第2の綴じ方
    法では前記ステイプル針の両側の足を外側に曲げて前記
    複数枚の用紙を綴じるように構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ファクシミリ通信で画像データを受信す
    るファクシミリ通信手段を含む複数の画像データ入力手
    段を有し、該画像データ入力手段により入力された画像
    データに応じた画像を用紙上に形成する画像形成装置で
    あって、画像を形成した複数枚の用紙を綴じ部材により
    所定の第1の綴じ方法、又は該第1の綴じ方法よりも綴
    じ部材の取り外しが容易な第2の綴じ方法で綴じる綴じ
    処理手段を有する画像形成装置の制御方法において、 前記ファクシミリ通信手段により画像データを受信して
    該画像データに応じた画像を複数枚の用紙上に形成した
    ときに、該複数枚の用紙を前記第2の綴じ方法で綴じる
    ように前記綴じ処理手段を制御することを特徴とする画
    像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ファクシミリ通信手段により画像デ
    ータを受信して該画像データに応じた画像を複数枚の用
    紙上に形成したとき、該複数枚の用紙を前記第2の方法
    で綴じるモードが予め設定されている場合に、前記第2
    の綴じ方法で前記複数枚の用紙を綴じるように前記綴じ
    処理手段を制御することを特徴とする請求項7に記載の
    画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記ファクシミリ通信手段により画像デ
    ータを受信して該画像データに応じた画像を複数枚の用
    紙上に形成したとき、該複数枚の用紙を前記第2の方法
    で綴じるモードが予め設定されており、且つ前記画像を
    形成した用紙の枚数が複数で所定枚数以下の場合に、前
    記第2の綴じ方法で前記複数枚の用紙を綴じるように前
    記綴じ処理手段を制御することを特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 ファクシミリ通信で画像データを受信
    するファクシミリ通信手段を含む複数の画像データ入力
    手段を有し、該画像データ入力手段により入力された画
    像データに応じた画像を用紙上に形成する画像形成装置
    であって、画像を形成した複数枚の用紙を綴じ部材によ
    り所定の第1の綴じ方法、又は該第1の綴じ方法よりも
    綴じ部材の取り外しが容易な第2の綴じ方法で綴じる綴
    じ処理手段を有する画像形成装置の制御プログラムを格
    納したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体にお
    いて、 前記ファクシミリ通信手段により画像データを受信して
    該画像データに応じた画像を複数枚の用紙上に形成した
    ときに、該複数枚の用紙を前記第2の綴じ方法で綴じる
    ように前記綴じ処理手段を制御するための制御プログラ
    ムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記ファクシミリ通信手段により画像
    データを受信して該画像データに応じた画像を複数枚の
    用紙上に形成したとき、該複数枚の用紙を前記第2の方
    法で綴じるモードが予め設定されている場合に、前記第
    2の綴じ方法で前記複数枚の用紙を綴じるように前記綴
    じ処理手段を制御するための制御プログラムを格納した
    ことを特徴とする請求項10に記載の記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記ファクシミリ通信手段により画像
    データを受信して該画像データに応じた画像を複数枚の
    用紙上に形成したとき、該複数枚の用紙を前記第2の方
    法で綴じるモードが予め設定されており、且つ前記画像
    を形成した用紙の枚数が複数で所定枚数以下の場合に、
    前記第2の綴じ方法で前記複数枚の用紙を綴じるように
    前記綴じ処理手段を制御するための制御プログラムを格
    納したことを特徴とする請求項10に記載の記憶媒体。
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US8215630B2 (en) 2009-06-03 2012-07-10 Sharp Kabushiki Kaisha Device preventing punching and stapling at same location

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US8215630B2 (en) 2009-06-03 2012-07-10 Sharp Kabushiki Kaisha Device preventing punching and stapling at same location

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